この記事のまとめ
- 自己分析・企業研究・選考対策・スケジュール管理の4つの観点から転職活動を見直そう
- 転職活動がうまくいかない人に効果的な対処法14選を解説
- 最短で転職を成功させたい人は幅広い求人をチェックすることが重要
意を決して転職活動を始めたものの、「内定が一つも出ない」あるいは「書類選考すら通らない」と良い結果が出ずに行き詰まってしまった人もいるのではないでしょうか。また、「転職したいけど何から手をつければ良いかわからない」と、そもそも転職活動の勝手がわからずうまく行動に移せない人もいると思います。
転職活動を進めていくうえで思い通りにいかないことは多々あります。うまくいかないことが続くとどうしても自信を失いがちですが、転職についてネットで検索している時点で、あなたが懸命に取り組んでいることは間違いありません。自分の頑張りを認め、そのうえで状況を好転させられる方法を前向きに実践しましょう。
キャリアアドバイザーの谷所さん、田邉さん、平井さんと、転職活動がうまくいかないときの原因と対処法を解説していきます。
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焦りは厳禁! 転職がうまくいかないときは落ち着いて状況を整理しよう
転職活動がうまくいかないときこそ焦りは厳禁です。自分が置かれている状況に冷静に向き合いましょう。うまくいかない原因は必ずあります。自分の活動を振り返り突き止めましょう。
記事ではまず、転職活動の難関ポイントを取り上げます。そして、転職活動がうまくいかない原因を4つに分けて解説。それぞれに該当する人の特徴と対処法をセットで説明していくので、自分の状況に合うものを見つけて参考にしてください。
「今すぐにでも内定が欲しい!」という人に向けて、内定獲得に近づく方法も伝授します。自分の置かれている状況を整理しながら、転職活動を確実に前に進めていきましょう。
実際、転職活動でつまずいている人は多くいます。活かせる職務能力を考慮せずに、企業の知名度や企業規模を優先して企業選択をおこなう人はなかなか採用につながりません。
そのほか「自分に合う企業ではない」と考えて応募に慎重になる人や、内定をもらっても「本当にこの企業でいいのか」と考え内定を辞退する人は、転職活動が長引いてしまうケースもあります。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
何がうまくいかない? 転職活動の難関ポイント
何がうまくいかない? 転職活動の難関ポイント
- 求人の数が少ない
- 志望企業の応募条件に自分の経験やスキルが当てはまらない
- 新卒の時とは違い一緒に活動を進められる人がいない
- 志望企業の選考を通過できず転職活動が長引いている
- 現職との両立が難しく転職活動に集中できない
転職活動がうまくいかないと「うまくいっていないのは自分だけなのかな」「自分がだめだからうまくいかないのかな」と不安になりますよね。しかし、転職活動にはあらゆる難関ポイントがあるので、うまくいかないことがあっても珍しくはありません。
まずは、どの難関ポイントでつまずいているのかを明らかにし、課題に応じた対策を立てましょう。5つの難関ポイントを解説するので、自分に共通するものを見つけてください。
求人の数が少ない
20代で転職活動をしている人にとって、新卒時の就職活動はまだ記憶に新しいですよね。新卒の就職活動と比較したときに、中途採用の求人は少ないと感じている人もいるでしょう。実際、新卒は毎年採用していても、中途採用は不定期でしか実施しない企業も多くあります。
新卒採用は4月入社を前提とし、前年の3月に各企業一斉に情報を解禁します。一方、中途採用の多くは社員の退職や事業の拡大など必要人員が発生したときに募集をかけるので、選考がスタートするタイミングは企業によって異なります。
よって、中途採用の求人数は時期によって変動が生じるため、それも理由となって、「求人が少ない」と悩む求職者が多く存在するのです。
志望企業の応募条件に自分の経験やスキルが当てはまらない
せっかく興味を惹かれる求人を見つけたのに、応募資格や応募条件を見てがっかりした経験はありませんか。
中途採用では一定の経験値やスキルを持った人員のみを求めている企業も数多く存在します。このような企業の求人では「社会人経験4年以上」や「法人営業経験3年以上」のように記載し、応募者を限定しています。
特に第二新卒の人や、未経験の業種にチャレンジしたいと考えている人は、このような募集条件をクリアできないケースが多々あるでしょう。入社意欲があっても、応募すらできずに悔しい想いをしている人は多いのではないでしょうか。
- 応募条件をすべてクリアしなければ、エントリーできないのでしょうか。
クリアしていない条件が1~2点のみなら問い合わせてみよう
設定されている応募条件や応募資格に合致していない点が複数以上あると厳しいですが、1~2点なら、問い合わせてみてはどうでしょうか。
まず、募集要項と企業情報をよく読んで、応募条件や資格が設定されている意図を推測します。
次に応募資格・条件を満たしていない点について、代替となる経験や知識を確認します。
たとえば、「営業経験3年」に対して2年しかないが、これだけの売上実績がある。「管理職経験」はないが、リーダーとして10人のマネジメント経験がある、などです。
このように考えてみて、条件や資格を満たしていないが代替できる経験や実績があれば、問い合わせてみると良いでしょう。
新卒の時とは違い一緒に活動を進められる人がいない
新卒の就活は同級生と一緒に進めることができたと思います。億劫に感じたときも、一緒に取り組む人がいたために頑張れたという人も多いのではないでしょうか。
一方で転職は誰もがすることではなく、転職を決意するタイミングも人それぞれです。説明会や転職関係のイベントに参加しようとしても、一人で参加するしかないというケースが多くなります。「一人で参加するのは緊張する」「気が引ける」というようにハードルが高くなる人も多いでしょう。
また、情報を共有できる人もほとんどいないため、わからないことがあっても気軽に相談できる人がいない、悩みや不安を共有できる人がいない、というように行き詰まっている人もいるでしょう。
志望企業の選考を通過できず転職活動が長引いている
やりたい仕事や行きたい業界が決まって、該当する求人が見つかっても、肝心の選考を突破できないケースも当然あります。
「複数の企業に書類を送ったのにすべて見送られた」「最終面接まで進んだのに落とされて振り出しに……」というように状況は人によってさまざまですが、志望企業の内定が獲得できずに、当初予定していたよりも転職活動が長引いてしまうことは珍しくありません。
現職との両立が難しく転職活動に集中できない
中途採用の選考を受ける人の中には、仕事を続けながら転職先を探している人もいます。
この場合、在職中の会社での仕事が生活のメインになるので、転職活動に割ける時間は限られたものになります。朝から夕方まで働いた後に、家に帰ってから求人を探したり、選考対策をするのは体力的にも大変なものです。
また、フルタイムで働いているとなると、面接の日程を調整するのも簡単ではありません。現在の仕事と両立しながら転職活動を進めていくことに、大きなストレスを感じている人もいるのではないでしょうか。
- 仕事が忙しくて、転職活動と両立できそうにありません。先に退職した方が良いでしょうか。
なるべく在職中に転職先を決めるのがおすすめ
できれば在職中の転職活動をおすすめします。退職すれば転職活動の時間はできますが、すぐに決まるとは限らず、転職先が決まらないとブランク期間が長くなるだけでなく、経済面の不安などから妥協して転職することになるかもしれません。
在職中の応募者に対して、面接時間を夜や休日に設定するなど配慮してくれる企業もあり、オンラインでの面接を実施する企業であれば時間を効率的に使えます。
面接は終日かかるものではないので、半日有休を取って対応することもできるでしょう。
まずは在職中に転職活動をしてみて、どうしても両立が難しいようならば退職してから転職してはいかがでしょうか。
特に注意! 転職がスムーズに進みにくい傾向にある人の特徴
特に注意! 転職がスムーズに進みにくい傾向にある人の特徴
- 転職回数が多い
- 前職を早期離職している
- 即戦力となるスキルがない
選考を突破できないケースが続くと、「自分はほかの求職者に比べて劣っているのかな」と自信をなくしてしまう人もいますよね。しかし、選考で落ちたとしてもあなた自身の人柄が否定されているわけではありません。
ただし、選考に失敗しやすい求職者の特徴は存在します。ここで解説する特徴に該当する人は、転職活動を進めていくうえで経歴が弱点となることが多々あるでしょう。
該当する求職者は少なくないので、しっかり確認して挽回を図りましょう。
3分でできる適職診断! あなたはどのタイプ?
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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転職回数が多い
現代では転職に珍しさはなくなりつつあるものの、職を転々としている人に対しては信頼がおけないと考える採用担当者は少なくありません。
具体的には、20代ですでに3社以上経験がある人は、「社会人に求められる忍耐力が備わっていないのでは」「どの会社でも長続きしないのでは」と判断されてしまう可能性が高いのです。
転職回数が多いと、人事は早期に離職をしてしまうのではないかと懸念してしまいます。やはり採用や育成にコストがかかるため、コストを回収できるほどの期間働いて会社に貢献してくれると判断されなければ採用するメリットが薄れてしまいます。
仕事が続かなくて悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。続かない人の特徴と対策をまとめています。
仕事が続かない人の11の特徴|辞め癖をつけない・なくす方法も解説
前職を早期離職している
採用した社員の早期離職は、担当者がもっとも避けたいことといえます。人員を一人採用するにも多大なコストがかかるため、その分長期的に働いて社の売り上げに貢献してほしいと考えるのです。しかも、万一すぐに離職されると、その人が担うはずだったポジションを一から募集して採用することになり、さらにコストがかかります。
採用担当者としては、前職を早期離職した経歴がある応募者を見て、自社でも早期離職するリスクを想定せずにはいられないでしょう。
ただ、早期離職はそれほど珍しいことではありません。前職の風土に染まり切っていないという点で、早期離職者の採用に積極的な企業も多くあります。
早期離職者はどうしても、「またすぐに辞めるのでは」との懸念を持たれてしまいます。企業側の懸念をいったん受け入れたうえで、退職理由と志望理由を丁寧に説明し、理解を得る必要があります。
即戦力となるスキルがない
新卒採用と中途採用の大きな違いは、職務に直接的に活かせる経験やスキルを求めているかという点です。新卒で入社する社員は、当然正社員として働いた経験がないことが前提なので、一定の研修や教育期間を設けて、一戦力として育てていきます。
一方中途採用では、経験者を採用して即戦力としての活躍を求めているケースが一般的です。経験者であれば、新卒と比べて教育に割くリソースを削減できるのがメリットとなります。
しかし、異なる職種や業界からの転職や、前職でスキルを身に付ける前に転職する場合は、採用しても一から教育が必要となります。中途採用で求めている人材には一致しないため、転職がスムーズに進みにくいのです。
ただ、すべての企業が即戦力を求めているわけではありません。中途で未経験者や第二新卒を採用し、新卒と同じように育てていく方針の企業も多いため、自分が伸ばしたいスキルとマッチした企業を中心に志望するのが良いでしょう。
なぜうまくいかない? 転職活動の明暗を分ける4大要素
転職活動がうまくいかない人の中には、「自分の何がいけないのだろう」「これ以上何をすれば良いのだろう」というように、改善したくても自分のどこに問題があるのかよくわかっていないという人もいるでしょう。
そのような人は、以下の4つの観点から自分の転職活動をチェックしてみてください。
転職活動の明暗を分ける4大要素
- 自己分析
- 企業研究
- 選考対策
- スケジュール管理
これら4つの要素すべてで不足がなければ、転職活動で望む結果が得やすくなります。何を改善するべきかはわかっているという人も、もしかすると自覚していること以外にも改善の余地があるかもしれません。この機会に原因を一つひとつチェックし、自分がやるべき対処法をピックアップしていきましょう。
上記の4つの中では、自己分析がもっとも不足している人が多いと思われます。転職では求められている人材が明確なことが多いので、転職をして何を叶えたいのか、自分の強みは何かといった自己分析をおこない企業にアピールすることが重要です。
転職活動がうまくいかない原因①自己分析ができていない
自己分析は転職活動の基盤を作るために、早い時点で完了させておくのが理想です。自己分析を通して、自分が本当に転職するべきかや、就くべき仕事の種類を見極められます。
それだけでなく、選考でアピールする自分の強みや経験を見出すためにも自己分析は必須です。よって、自己分析が不足していると転職活動がうまくいかないのは必然なのです。
自己分析が不足している人の特徴
「自分のことはよくわかっている」と認識している人も、実は充分に分析できていなかったというケースはよくあります。そのため、「すでに自己分析は完了している」という人も含めて、以下の特徴に該当しないかチェックするようにしてください。
①転職で解決したいことが明確でない
「転職理由を聞かれたときにうまく答えられなかった」という人は、自己分析が不足している可能性が高いでしょう。前職で不満に感じたことを明確にできておらず、転職によって解決したいことがわかっていないケースです。
納得感のある転職理由を作成するには、自己分析を通して転職で解決したいことを明確にする必要があります。
前職での働きぶりや感じていたことを振り返って分析できていない人は、自己分析が不足している可能性が高いでしょう。
転職理由は選考でとても重視されています。こちらの記事で、転職理由の考え方、伝え方を解説しているので参考にしてくださいね。
転職理由の10例文|面接官を納得させて好印象を掴む伝え方を解説
- 面接で「どんなビジネスパーソンを目指していますか」と聞かれましたが、質問の意図がわかりませんでした……。
企業は応募者の労働観や職業観を確かめたい
転職でこの質問をされるのは、これまでの職業経験を踏まえて、自分のビジョンができているのかを確認するためです。
職業経験のない新卒時と比べて、自分の労働観・職業観がどう変わったかを伝えられれば、新卒で就職してからの自分の成長も伝えられます。
企業は新卒とは違う社会人経験者としてのあなたの考えやこれからのビジョンを知り、自社にあった人材かを判断しようとしています。
②自分の強みや弱点が言語化できない
「今のアピールポイントがしっくりきていない……」「本当に自分の強みといえるのかな」と自己アピールの仕方に疑問を持った瞬間がある人もいるのではないでしょうか。
しっくりくる強みや弱点を見出すには、過去を振り返って、エピソードで裏付けできる自分の特性を明らかにする必要があります。自分の強みや弱点が言語化できていない人は、過去の振り返りができていない可能性が高いため、自己分析を見直すべきでしょう。
③向いている仕事がわからない
「興味はあるけど自分に向いている仕事かわからない」「自分に向いている仕事ってなんだろう」と仕事選びに迷いが生じている人も自己分析を見直す必要があります。
転職希望者に多いのが「今の仕事は向いていないと思うから辞めたいものの、何が向いているのかわからない」というケースです。その状態のまま転職活動を始めてしまうと、いくら求人を見てもしっくり来なかったり、自分の適性を企業にアピールできずに選考で結果を出せないことも続くでしょう。
前職で働いた経験も踏まえて、自分に向いている仕事と向いていない仕事を自覚するために、自己分析に取り組みましょう。
向いている仕事がわからないだけでなく、「自分は何に興味があるのか」を言語化できない人も自己分析が不足していると考えられます。些細なことであっても、自分が興味あることであれば、転職先の決定や就職後の働き方でも失敗せずにすみますよ。
自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。
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自己分析が不足している人の対処法
ここまで自己分析が不足している人の特徴について解説してきました。該当している人や思い当たることがあるという人は、ここから解説する対処法を実践しましょう。
転職の際の自己分析では、新卒時とは異なり、働いた期間を含めて振り返る必要があります。仕事を通して見出された強みや弱点は、次の転職先でも自分の特徴として表れる可能性が高いです。そのため、単に選考でのアピール力が高まるだけでなく、自分の強みを活かせる仕事を見極めるという意味でも役立ちます。
対処法を実践して自己分析を完了させましょう。
①就活時の自己分析に頼らず一から分析する
繰り返しになりますが、転職を成功させるためには、社会人期間を含めて自分の行動や思考を振り返る必要があります。学生のときには気付かなかった自分の強みが、仕事を通して発揮されたり、逆に強みだと思っていたことが仕事ではまったく通用しないケースもあるでしょう。
そもそも、新卒の就活時の自己分析が充分ではなかったためにミスマッチが起こり、転職せざるを得なくなっている可能性も考えられます。そのため、新卒時の自己分析には頼らず一から自己分析をするのがおすすめです。
自己分析のやり方は以下の記事で解説しています。新卒向けの記事ですが、手順はほとんど共通しています。前職での出来事を追加して自分のこれまでをトータル的に振り返ってくださいね。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
マインドマップやシートを使った自己分析もおすすめです。自分がやりやすい方法を実践してください。
マインドマップ
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
自己分析シート
簡単15分! 自己分析シートのフォーマット6選
②就活時と現在の心境の変化を整理する
20代の転職希望者は、「新卒の就活時との心境の変化」や、「短期間で離職を決めた理由」を選考で聞かれることが多くあります。
新卒という特権が使える一度きりの機会、しっかり考えて入社を決断したい人が多いはずです。その決心からそれほど期間が経過しないうちに、他社に行く決心をするに至ったのは、何か理由がありますよね。
まずは、新卒時に自分が重視していたことや企業選びの軸としていたことと現在の考えをを比較し、変わった点と変わっていない点を明らかにしましょう。
そして、変わった点について、なぜ変わったのかを突き止めます。働いているときに起きた出来事や自分の言動を振り返り、きっかけを特定しましょう。このようにして、働いているうちに起こった自分の中の変化を明らかにしてください。
③理想の将来像を明確にする
自己分析では過去を振り返るだけでなく、分析できた自分の価値観や強みをもとに将来像も導き出す必要があります。ビジョンが明確になると、企業探しの軸になり、転職活動の進め方がスムーズになります。
たとえば自己分析を通して、自分の強みはリーダーシップ力で、個人プレーよりもチームとして成果を出すことにこだわりたいという価値観があるとわかった場合。将来的に「チームを先導する立場でリーダーシップを発揮したい」というようなビジョンが描き出せます。
3年後、5年後、10年後、20年後、30年後というように、それぞれの時点でありたい姿を決めていくのがおすすめです。選考では、ピンポイントで「5年後のビジョンを教えてください」と質問されることもあるので、将来像は段階を追って立てていくと良いですよ。
さらに、いつまでにリーダー的なポジションになりたいのか、どの程度の人数をまとめたいのか、というように目標を具体化させるには企業研究も必要です。この後解説する企業研究の進め方も参考にしながら、できるだけ具体的なビジョンを完成させましょう。
理想の将来像を実現するためにキャリアを作る、キャリア形成の方法はこちらの記事で解説しています。新卒向けの記事ですが、考え方は共通しているのでぜひ参考にしてください。
キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
自己分析で重要なのは、新卒時に作った自分についてのイメージを、一度白紙に戻して再度自分と向き合うことです。新卒時の自己分析は職業経験のない時点でのものでした。
今度は職業経験を踏まえての自己分析になります。「自分はこういうタイプだ」との考えにとらわれず、職業経験を積んだ自分を分析してみてください。
転職活動がうまくいかない原因②企業研究ができていない
企業研究というとどのような作業を思い浮かべるでしょうか。企業のホームページ(HP)を開いて採用情報を確かめるのも、企業に関する情報を得るという点で企業研究といえます。企業研究は応募する求人を決める時点から始まっているのです。
選考での受け答えから「企業のことをよく調べているな」と感じられる応募者は、入社意欲の高さが伝わり好印象です。
つまり、企業研究を充分におこなうことは、意欲や熱意をアピールするのに欠かせないことなのです。
企業研究が不足している人の特徴
企業研究については、「選考までに間に合わなかった」「選考を予定している複数の企業すべてを不足なくやるのは難しい」と満足いくまでできていない人もいますよね。一方でできる企業研究はすべてやったという人もいるでしょう。
後者の場合も、ここで解説する特徴に一致するときは企業研究が不足している可能性が高いので、対処法を参考にしてさらに企業理解を深めましょう。
①中途採用者に求められている能力がわからない
企業は中途採用者に対して、即戦力として活躍することを期待していると述べました。具体的に求めている能力の種類や求めているスキルのレベルは各企業によって異なります。
各企業が中途採用者に求めている能力を知るためには企業研究が必要です。これまで応募してきた企業が、どのような能力やスキルを求めているかわかっていなかったという人は、企業研究が不足していた可能性が高いでしょう。
②志望動機が書けない
志望動機では、企業で働きたいと考える理由を述べます。エントリー時に入力したり、履歴書に記入して提出したり、面接で質問されて回答することもあります。
よって、志望動機は選考を受けるのであれば必ず用意しておくべきですが、いざ書こうとしても「理由を言語化できない」「そもそも企業のことをよく知らない」と頭を抱えた人も多いでしょう。
企業研究を徹底しておこなえば、企業の魅力をたくさん知れたり、自分の価値観やビジョンと一致する点が見えてくるでしょう。志望動機が書けないということは、企業についての理解が足りていないのが原因として考えられるのです。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活では、限られた選択肢の中から自分に合った仕事を見つけることが重要です。しかし、本当に自分に合った仕事とは何か、見つけるのは簡単ではありませんよね?
そこでおすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの個性や強みに最適な仕事、そして、あなたが就活でアピールできるポイントが分かります。
自分に合った仕事を見つけ、自信を持って就活を進めるためにも、 ぜひ就活を始める前に「適職診断」を試してみてください。
③入社後のビジョンが明確でない
入社後のビジョンを明確化させることも企業研究に取り組む目的です。入社後に自分がかかわる事業、所属する部署の業務内容、こなすべき仕事の内容がわからなければ、入社した後のイメージは漠然としたままです。
「入社後にどんな仕事をするのかよくわかっていない」「どんなキャリアを積めるのだろう」と思う人は、企業研究を通して入社後のビジョンを具体的に描き出す必要があります。
企業研究が不足している人の特徴には、求人情報などから応募企業の社風を見極められていないことも挙げられます。たとえば思ったらすぐチャレンジしてみる社風で、慎重さをアピールしていてはうまくいかないでしょう。
企業研究が不足している人の対処法
企業研究が不足していることがわかっても、具体的に何をやれば良いのかがわからないという人は多いでしょう。企業研究は、ネット上で企業から発信されている情報を最大限活用したうえで、企業との接点を作り、さらに情報を得る流れが効果的です。
選考で高評価を得る手段として企業研究をしてしまいがちですが、入社後納得感を持って働けるよう、本当に自分に合う企業なのかを見極めることが企業研究の真の目的なのです。
その目的を念頭に置きつつ、ここから解説する方法で研究しましょう。
企業研究はノートにまとめて情報を整理するのがおすすめです。こちらは新卒向けの記事ですが、まとめる項目やレイアウトの決め方などは参考になりますよ。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
- 「未経験者歓迎」の求人で、中途採用者にはどのようなスキルが求められていると考えるべきでしょうか。
中途採用者では仕事に対する価値観が求められる
新卒採用のときには仕事をした経験がなかったため、仕事に対する価値観ではなく物事に取り組むときの価値観が重視されていました。
一方で、中途採用では仕事をした経験があるため、どのようなスタンスで仕事に向き合っているかが判断されます。
たとえば、仕事に取り組むうえで「主体的に取り組むか」や「課題を解決しようとするか」などです。企業によっても求める価値観は異なるためリサーチが必要ですよ。
ほかにも、異業種の中途採用では、さまざまな業界で活かせる「論理的な思考力」や「課題解決力」などの「ポータブルスキル」があるかどうかも見られています。
①採用ページを読み込む
募集要項の確認のために企業の採用ページを見る人は多いですが、そのほかの情報までチェックできている人は多くありません。
採用担当者からのメッセージ、社員インタビュー、キャリアパスの例、各採用コースの紹介など掲載されている情報に目を通し、自分なりにまとめたりメモをして、知識として定着させましょう。そうすれば入社後のビジョンを立てたり、志望動機を作成する際に参考になります。
仮に、志望している企業の採用ページにわずかな情報しか掲載されていないときは、同業他社を確認してみましょう。たとえば、社員インタビューで語られている仕事内容ややりがい、活かせるスキルは、同業であれば共通することが多いので、参考になる情報を得られますよ。
採用ページには、人材採用をするときにミスマッチが起きないように情報を掲載しています。入社した後に、入社前に想像していたこととのギャップに悩まず、理想のキャリアを歩むためにも必ずチェックしましょう。
②転職フェアや合同説明会に参加する
転職希望者向けのイベントは全国各地で開催されています。たとえば、マイナビ転職では転職フェアを、都市部だけでなく地方でも開催しています。
新卒のときに合同説明会に参加した人も多いと思いますが、イベントの形式はほぼ同じです。会場内に各企業の出展ブースが設置され、採用担当者や先輩社員と直接話ができます。
採用ページを読んで抱いた疑問や不明点を解消するチャンスです。まずは開催企業のHPで開催日程や出展企業をチェックしましょう。興味がある企業があれば参加を申し込み、開催日までに採用ページなどで下調べを済ませたうえで参加するようにしてくださいね。
③商品やサービスを利用してみる
志望企業と同業他社の商品やサービスを利用して比べるのも、企業理解を深める方法です。特に志望動機が書けなくて困っている人は、志望企業の魅力を見つける有効な手段となります。
たとえばホテルスタッフの仕事に応募するのであれば、実際にホテルを利用してみて、各ホテルごとのサービスの違いに注目してみましょう。予約からチェックアウトまで、スタッフの接客や施設のサービスなどを、従業員、顧客両方の視点を持ってチェックしていきます。
特に接客や販売職、営業職を目指すのであれば、顧客と従業員の両方の視点を持ち商品やサービスを利用することがおすすめです。
以下の記事では、販売職や営業職の仕事内容や向いている人の特徴を解説しています。まずは記事で一般的な情報を把握したうえで、各企業ごとの特徴を調べるのがおすすめですよ。
営業
BtoB営業ってどんな仕事? 魅力から大変な部分までまるごと解説
販売
販売職を徹底調査! 仕事内容から就活を成功させるコツまで紹介
- 法人を相手に事業を展開している企業の商品やサービスについて、情報を入手する方法はありますか。
まずは採用ページを読み込もう
企業のHPに商品やサービスの情報について記載されているので、しっかり読み込んでおくことが大切です。HPで商品やサービスを検索すると、関連するさまざまな情報を得ることもできます。
また、求人情報でも記載されていることがあるので確認をしておきましょう。さらに応募企業と同じ業界の知人などがいれば、商品やサービスについて情報取集をおこなうのも良いでしょう。
④人脈を使ってOB・OGとつながる
OB・OG訪問は社員の本音が聞ける貴重な機会です。具体的な仕事内容や会社の雰囲気など、リアルな話を聞くことができます。
新卒のOB・OG訪問では、キャリアセンターが学生をOB・OGにつなげてくれるケースがよく見られますが、中途の場合、自身の人脈を使ってOB・OGとつながる方法がメインになります。家族や親戚、大学の友人、先輩から志望企業とのつながりを探してみましょう。
また、社会人向けのOB・OG訪問サービスを利用する方法もあります。OB・OG訪問サービスは、OB・OG訪問希望者と登録企業のOB・OGをマッチングするサービスです。志望先の企業がOB・OG訪問に登録している場合は、OB・OGから話を聞ける可能性が高いので積極的に利用しましょう。
一度企業の一員として職務に取り組んだ経験があれば、新卒のときよりも踏み込んだ質問や入社後のギャップをなくすために知っておくべき情報などが思い浮かびやすくなっているはずです。「リアルな話を聞きたい」「ほかの応募者が知らない情報を知って選考で差別化したい」という人は積極的にOB・OG訪問をしましょう。
OB・OG訪問の質問例
- 1日の業務の流れを教えてください。
- 事業部全体でどのような目標を追っていますか?
- 個人ではどのような目標を追っていますか?
- 業界内での御社の立ち位置について教えてください。
- 入社前と比べて仕事にギャップを感じることはありますか?
こちらは新卒向けの記事ですが、参考になる質問例が多数あるので、ぜひチェックしてくださいね。
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介
応募企業のリアルな情報を得るためにも、口コミサイトもうまく使いたいです。利用するときは、必ず複数の口コミサイトに登録し、書き込みを比較して、自分の判断で取捨選択する必要があります。
BtoC企業なら、ショップを利用してみて店舗スタッフの対応レベルから、その会社の実情を推測することもできます。
私はある食品メーカーに応募したとき、ショップに行って商品全種類を購入し、店舗スタッフと仲良くなっていろいろ教えてもらいました。
就活のために店舗見学をしようと考えている学生に向けて、キャリアアドバイザーがアドバイスしています。ぜひ参考にしてください。
転職活動がうまくいかない原因③選考対策ができていない
企業から内定をもらうには、選考対策が不可欠。自己分析を通して見出した自分の強みや、企業研究を通して見つけた企業との相性の良さを効果的にアピールするために必要です。どれだけ企業にマッチする人材であったとしても、選考でそれが伝わらなければ評価してもらえません。
つまり、選考対策が不足していると、転職活動がスムーズに進みにくいといえます。
選考対策が不足している人の特徴
選考対策が不足している人は、自分ではその自覚がないことも多くあります。
ここで解説する内容にあてはまる人は、選考対策不足と考えて、対策を練りましょう。
①そもそも転職活動の進め方がわからない
「自己分析ってどのタイミングですれば良いんだろう」「面接練習っていつすべきなのかな」というように、やるべきこととそのタイミングがあいまいなまま転職活動を進めてしまっていた人は、選考対策について見直す必要があります。
進め方をわかっていなければ、やるべきことをすべてできていない可能性があり、つまり対策不足と考えられるのです。
②中途採用の頻出質問や適切な回答法を知らない
「学生のときに面接を受けたことはあるし特に対策しなくても大丈夫」と思って面接に挑んだ人は、新卒採用と中途採用の面接の違いに驚いたのではないでしょうか。中途採用には、新卒採用にはない頻出質問があります。
よって、選考前に頻出質問とそれに対する回答を用意しておくのが面接対策です。「新卒の就活のときとの面接の違いがよくわかっていない」「聞かれる内容が予想できない」という人は、選考対策が不足しているといえます。
③基本的なビジネスマナーやスキルに自信がない
面接ではマナーを問われることが多く、対策万全な人はビジネスマナーやスキルがしっかりと身に付いています。
対して、それらに自信がない人は、対策不足と考えられます。
転職では、まだ学生であった新卒の就活時以上に厳しくマナーを見られます。自信がないという人は、選考対策を通してマナーを身に付ける必要があるのです。
本気で転職したいと考えていない人は、選考対策が不足します。たとえば会社で嫌なことがあったときは転職したいと考えるものの、しばらくすると転職を先延ばしにしてしまう状況では、選考対策を疎かにするため、応募をしても採用につながりません。
選考対策が不足している人の対処法
大学で就活をしていたときとは違い、キャリアセンターや学内で主催される就活セミナーもない中で、どのように選考対策をすれば良いかわからない人が多いでしょう。
ただ、就活の経験を活かせることもたくさんあります。新卒の就活時に工夫していたことや自分に合うと感じていたやり方で進めつつ、中途採用ならではの質問に対する回答法やアピールするべき内容を加えて、万全な対策をおこないましょう。
①転職活動で必要な対策を把握する
まずは転職活動の大まかな進め方を決めましょう。最初は自己分析からスタートします。同時に、企業や業界研究も進めていくと良いでしょう。自己分析から明らかになった自分の価値観に合っていたり、見出した強みを活かせる仕事を、企業や業界研究で得られた情報と照らし合わせながら絞り込んでいきます。
ある程度絞り込みができたら、自己PRや転職理由といった選考で問われる基本的な質問への回答を用意し始めてください。また、適性検査の受検が必要な場合も多いので、これらの勉強にも時間を割く必要があります。
次に、転職サイトなどで求人を探し、希望する企業の求人が見つかれば、なるべく早く応募を完了させましょう。応募が突然締め切られる可能性があるからです。
面接の日程が決まるまでに、企業研究でさらに情報をキャッチアップしたり、面接練習をするなどして準備をします。
以上のように転職活動は同時進行でさまざまな対策を進めなければなりません。まずは対策すべきことを把握しましょう。
転職活動で必要な対策
- 自己分析
- 企業研究
- 適性検査対策
- 面接練習
適性検査の対策はこちらの記事で紹介しているので、参考にしてください。
適性試験完全ガイド|試験内容から合格必至の勉強方法まで解説
第二新卒の転職活動では、特に自己分析は時間をかけて対策しましょう。退職理由や転職先で実現したいことを言語化せずに転職活動をすると、入社後にミスマッチを感じてしまう可能性があるため注意してください。
②第三者に応募書類を見てもらう
転職サイトを通じて応募している人は、サイト内で個人情報や取得資格と一緒に職務経験や自己PRを入力したのではないでしょうか。スマホやパソコンで入力したとなると、誰かにチェックしてもらう機会は一層なくなりがちです。
しかし、第三者の目を通していない書類では、自分では伝わると思っていた文章が実際はわかりにくくなっていたり、適切な言葉遣いができていないというケースはよくあります。
書類を郵送で提出する場合も、WEB上にアップして提出する場合も、自分だけのチェックではなく、家族や友人など身の周りの人に一度目を通してもらうようにしてくださいね。
気をつけたいのは志望理由です。「自分に合った仕事がしたい」「キャリアアップしたい」などの自分中心の理由では、企業には響きません。
企業が見るのは、「入社後にどんな貢献をしてくれるか」です。その点が伝わる内容になっているか、作成した後に第三者にも確認してもらいましょう。
③面接練習を繰り返す
面接はコミュニケーションの場であり、用意した回答を読み上げる場ではありません。一人での練習で面接官との会話をイメージしながらするのは限界があります。
誰かに面接官役をしてもらいなるべく本番と近い環境でもおこない、面接でのコミュニケーションに慣れていきましょう。
面接練習で意識すべきこと
- 面接官の質問の意図を理解したうえで回答を述べる
- 面接官の話を相槌を打ちながら聞く
- 予想外の質問に対しても落ち着いてその場で答えを出して回答する
特に、頻出質問にはスムーズに答えられるように練習しましょう。面接での頻出質問は以下を参考にしてくださいね。
面接での頻出質問
- 自己PR
- 転職理由
- 志望動機
- 前職(現職)での失敗や挫折の経験
- 仕事をするうえで工夫したこと
- 前職での実績や成果
- 前職に入社を決めた理由
- 転職で何を叶えたいのか
- どんなキャリアを描いているのか
一人でも工夫次第で効果的な面接練習ができます。面接練習の方法はこちらの記事を参考にしてください。
一人でできる面接練習の方法|効果を劇的に高めるコツ6選
回答を一語一句丸暗記してしまうと棒読みになってしまうので、予想質問に対して伝えたい内容をあらかじめ整理したうえで、模擬面接をすると良いでしょう。回答内容から面接官が新たに質問をおこなうような模擬面接が効果的です。
④面接後は自分の回答を振り返る
面接の数をこなすうちに、受け答えがスムーズにできるようになったり、緊張せずに自然体で話せるようになっていく人がほとんどです。ただ、毎回の面接で話した内容をしっかり振り返らなければ、雰囲気に慣れるだけで回答の質は向上しません。
面接後はなるべく記憶が鮮明なうちに、質問内容とそれに対する自分の回答を書き出し、適切だったか、どのように改善するべきか、一つひとつ反省をしましょう。
改めてキャリアアドバイザーなど、就活のプロから意見をもらうことも効果的です。
面接後の振り返り方はこちらの記事でも解説しています。面接結果はとても気になりますが、ほかの企業の面接が控えているのであればそちらに集中するのが大切です。終わった面接は軽く振り返って次に活かしましょう。
面接時間が短い理由は9パターンに分かれる! 不安解消法も伝授
転職活動がうまくいかない原因④スケジュール管理ができていない
新卒の就活では、大学1〜3年の冬にかけてインターンやセミナーに参加し、3年の3月に選考情報が解禁、6月に選考がスタートというように、多くの学生が共通のスケジュールを辿る一方で、転職活動のスケジュールは人によってさまざまです。
よって、自分でスケジュールを管理する能力がより一層問われることになります。前項までで述べたように、転職を成功させるためにはさまざまなタスクを同時にこなしていかなければなりません。日々の生活時間から選考対策や面接に割ける時間を捻出して、着実に転職活動を進めていく必要があります。
スケジュール管理ができていない人の特徴
いざ転職活動を始めてみて、やるべきことの多さに戸惑った人は多いのではないでしょうか。特に仕事を続けながら転職活動を進めていく人は、スケジュール管理でつまずきやすい傾向にあります。
スケジュール管理という点から、自分の転職活動を振り返ってみましょう。
①転職活動の準備に時間を割けない
「応募書類の作成が締切に間に合わなかった」「面接までに企業のことを調べる時間がなかった」というように、時間が足りていないと感じている人は多いですよね。
複数の企業に同時にエントリーした場合は、それだけ準備も多くなり、効率良く対策を進めていく必要があります。転職活動の準備に時間を割けていないという人は、そもそもスケジュール管理を徹底できていない可能性があるのです。
②面接の予定を入れられない
仕事を続けながら転職活動をしている人の中でも、平日出勤で土日休みの人は面接の日程調整がうまくいかないケースが多く見られます。特に転職希望先の企業が土日は営業していない場合、仕事を休んで平日に面接を受けることになりますが、なかなか仕事を休めないという人は多いでしょう。
しかし、そのような人も工夫をすれば面接の予定を入れることが可能です。面接の予定を調整できない人は、そもそもスケジュール管理がうまくいっていないと言える可能性があります。
ほかにも、「転職することが目的」になっている人は、適切なスケジュール管理ができていない印象があります。今すぐに仕事を辞めたい人であっても、タイトな計画を立てるのではなく、適切なスケジュールを立てて転職活動をしましょう。
スケジュール管理ができていない人の対処法
スケジュール管理は、気合いや根性だけではどうにもなりません。まずは自分のスケジュールを可視化して、転職活動を効率的にこなせるよう組み立てていきましょう。
ここから、転職活動のスケジュール管理ができるようになる方法を解説するので、参考にして組み方を習得していきましょう。
①転職エージェントを利用する
転職エージェントは、求人の紹介だけでなく、求職者の転職活動をトータルでサポートするサービスです。進め方はエージェントによって異なりますが、たとえばキャリアパーク! For20’sでは、おおよそ週1回の頻度で面談の時間が設定され、その時間を使って自己分析、企業研究、求人紹介、面接対策というように転職活動が着実に進められていきます。
「次回の面談までに職務経歴書を書きましょう」というように、タイミングに合わせてエージェントが課題を示すので、本番直前でバタバタしたり、やるべきことが漏れてしまうことが少なくなります。求職者の仕事状況も含めてスケジュールにも配慮したサポートを受けることができるのです。
スケジュール管理に悩んでいる人は転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
②応募する求人数を調整する
受ける企業数が多すぎたり少なすぎたりしないよう、求人数を調整することも重要です。
並行して複数の企業の面接を進めていくのは、大変だと感じる人もいますよね。反対に絞り過ぎてしまうと、面接に慣れないまま本命の企業を受けることになり、合格の可能性を下げてしまうことがあります。
なるべく短期間で内定を獲得したいのであれば、少なくとも10社はエントリーするべきだとされています。自分が並行して面接を進められる企業数の見積りを立てたうえで、応募する求人数を決めましょう。
ただ、面接確約の求人だったり、転職サイトを通じて面接オファーが来た場合は、積極的に応募することをおすすめします。面接に慣れたり、さまざまな業界のことを知れるチャンスになりますよ。スケジュール的に厳しいとしても、企業と接触する機会は大事にしてくださいね。
- 複数の企業の選考を同時に進めていくのは、現職の仕事もあるので難しいです。どのように進めていくと良いでしょうか。
できれば数社分同時期にエントリーするのがおすすめ
仕事の状況にもよりますが、できれば興味のある企業へ数社同時期に応募してみてください。同時期に応募することで面接日を集中させることができる場合もありますし、企業を比較検討することも可能になります。
1社ずつ応募していく場合、採用につながらないと時間ばかりかかってしまいます。
一方1社で内定をもらった場合、もっといろいろな企業を見てみたい気持ちになることもあります。数社ずつ同時期に応募して、転職活動を進めると良いでしょう。
③有給休暇を使う
すでに検討した人も多いと思いますが、志望度が高い企業の面接であれば、有給休暇を使い、仕事を休んで面接に参加することをおすすめします。
有給は急な欠勤と異なり、休む理由を伝えなくて良い企業がほとんどです。就業先の企業に「転職希望先で面接を受けるために休みます」というのは、現職で反感を買ってしまうリスクがあるためおすすめはできません。だからといって、体調不良や家族の緊急事態など噓の理由を述べるのは気が引けるという人もいますよね。
有給を使えば、事情を事細かに伝えたり、欠勤分減給になったりすることがないため、心置きなく面接に臨むことができます。
有給も無限に使えるわけではないので、入社する可能性が低い企業であれば、仕事が終わった後の時間帯や休日などで面接が実施できないか、企業側に調整してもらう方向で進めると良いでしょう。ただ、企業側も日程を調整するのは簡単なことではないので、失礼のないように依頼してくださいね。
メールで日程調整を打診するときは、こちらの記事を参考にしてください。
返信次第で悪印象? 書類選考結果の返信メールを例文付きで解説
有休は取得理由を言わなくても良いので、その点は気にしすぎず割り切れます。
いつ休みを希望しても良いように、出社している日になるべく多くのタスクを終わらせる、資料の保管場所は誰が見てもわかるようにしておくなど、休んだときの影響が極力出ないような仕事の仕方を普段から心掛けましょう。
④隙間時間を活用する
転職活動を成功させるためにやり直すと決めたら、それまでとはスイッチを切り替えて、普段目的なく過ごしている隙間時間は転職活動のために活用しましょう。たとえば、電車やバス移動の時間では、スマホで企業の採用ページを確認できます。SNSやYouTubeで、企業が発信している商品や企業内部の紹介を見てみるのも良いでしょう。
また、PORTキャリアでは転職ノウハウを紹介している記事が多数あります。仕事の休憩時間や何かの待ち時間などにチェックしてみると、役に立つこと間違いなしです。
転職がうまくいっていない人に特におすすめの記事はこちらです。新卒向け記事もありますが、自分に合った企業とマッチするうえで重要なことは共通しています。ぜひチェックしてください。
第二新卒の転職必勝法|納得のいくキャリアを見つける3つのコツ
転職のタイミングはいつが正解? 目的に合わせた最適な時期を解説
人生終了ではない! 就活に失敗しても幸せになれる9の逆転法
時間を有効に活用するうえでも、隙間時間で転職ノウハウを紹介している記事を読むことや、求人情報をチェックする時間に充てましょう。
特に初めて転職する人は、新卒採用と中途採用で異なることが多いので、転職ノウハウに関する情報は積極的に収集しておきましょう。
抱え込むのは厳禁! 転職がうまくいかなくてつらいときの心得
抱え込むのは厳禁! 転職がうまくいかなくてつらいときの心得
- 縁がなかったと割り切る
- 自分の良いところに目を向ける
- リフレッシュをして自分を労わる
- 期間を決めて転職活動を休む
選考でお見送りが続くと、「自分って必要とされていないのかな」「何がダメなんだろう」と悶々とした気持ちを抱えてしまいますよね。早く内定をもらわなければと焦りも出る一方で、ネガティブな気持ちをひきずりながら転職活動を進めることになりがちです。
先にも述べたとおり、新卒採用のときとは違って悩みや不安を共有できる相手もいないので、つらい気持ちが余計長引いてしまうことも。自分で転職活動をすると決めた手前、早期離職をすることに後ろめたさもあって、家族を始めとした身近な人にも相談しにくい人は多いのではないでしょうか。
このような気持ちのままでは、正しい判断はできなくなってしまい、転職先が決まったとしてもミスマッチを引き起こすことになりかねません。これまでより良い環境で仕事をするための転職です。転職がうまくいかなくてどうしてもつらいときは、ぜひここで解説する4つの心得を意識するようにしてくださいね。
そもそも転職活動に意欲的になれないという人もいるでしょう。こちらの記事も参考にしてくださいね。
「何もしたくない……」無気力でも納得の道を見つける方法
縁がなかったと割り切る
優れたスキルを持っていたとしても、それが企業が求めているものと合致していなければ、企業にマッチしない人材と判断され、採用を見送られるケースは多くあります。
たとえ志望度が高い企業の選考に落ちてしまったとしても、もっと自分に最適な企業があるのかもしれません。国内だけでも、数百万と多くの企業が存在する中、これから最適な企業に出会う可能性は充分にあります。
これまで受けてきた企業とは縁がなかったと割り切って、さらに自分に合った企業探しに集中しましょう。
- 面接では手応えを感じたのに、お祈りメールが来てとてもショックです。何が悪かったのかもわからなくて、割り切れません。
お祈りメールに一喜一憂せず転職活動をしよう
たしかに、手応えがあったにもかかわらず、選考落ちになるとショックですよね。しかし、転職活動は新卒採用と異なり、1つのポジションに対して1名しか採用しないことがほとんどです。
そのため、どんなに手応えがあったとしても、よりスキルがある人が応募したり内定承諾したりすると、選考落ちになってしまいます。
あなたの面接での受け答えだけが、選考落ちの結果の原因ということではありません。別の企業の面接で活かせる反省がないかを振り返り、反省の振り返り以外には考えすぎないことがおすすめですよ。
自分の良いところに目を向ける
選考で落ちたとしてもそれは人間性や能力が劣っているからではありません。
面接という限られた時間で、かつ独特の緊張感の中で、普段通りの振る舞いをすることは難しいですよね。面接官が評価できるのは、わずかな面接時間と書類に記載された経歴から垣間見えた、応募者のごく一部に過ぎません。よって、応募者の本当の人柄やすべての能力を理解したうえでの不合格という結果ではないのです。
たしかに面接を通して自分の良さを伝えきれなかったという点では力不足だったといえます。その点は反省して次の面接に活かしましょう。ただし、自分のすべてが悪いと思って自信をなくす必要はありません。
ぜひ、自分の良いところに目を向けて、もっと効果的に伝えるにはどうすれば良いのか考えてみましょう。
リフレッシュをして自分を労わる
仕事をしながら転職活動を進める場合、仕事終わりや休みの日を削って活動するしかなく、自由な時間はなかなか取れないですよね。つまり、休みづらくストレスが溜まりやすい環境になるため、疲れが溜まってきたと感じたときは自分を労わることも大事にしてください。
2連休があれば、どちらか一方はリフレッシュの日にして、もう一方は選考対策をするというように、メリハリを付けて過ごすと良いでしょう。
少しの時間でも趣味に没頭したり、軽い運動などをして気分転換をしてくださいね。
こちらの記事では、新卒向けに就活のストレスを解消する方法を解説しています。転職希望者にも効果的な方法が多数あるので、ぜひ参考にしてくださいね。
就活のストレス解消法57選|悩みを根源から断ち切り楽に進める方法
期間を決めて転職活動を休む
「うまくいかないことが多すぎてやる気を失った」という人もいるかもしれません。特に、そもそも転職するべきか決めきれていない中活動している人は、このまま活動を続けるかどうか迷いが生じることもあるでしょう。
そういった場合は、1カ月など期間を決めて転職活動をストップするのも一つの選択肢です。転職は自分にとって本当にベストな選択なのか考える時間としましょう。
定めた期間までに、転職活動を再開するのか、完全に辞めるのか最終判断をしてください。
転職活動を休むときの条件
- 転職することに迷いが生じている
- 選考途中の企業がない
- 経済的に問題がない
転職活動を休む人は、長くても1カ月程度の期間がおすすめです。長期間の休暇をするとビジネス感覚が衰えてしまい、転職先から「即戦力として活躍できないのではないか」と懸念される可能性があるためです。
最短で転職したい人は転職活動の進め方を見直そう
最短で転職したい人は転職活動の進め方を見直そう
- 大手や知名度の高さにこだわらず広く企業を受ける
- 譲れない条件だけでなく妥協できる条件も明確にする
- 早めに行動し空白期間をなるべく作らない
転職活動をストップしようか悩んでいる人がいる一方で、「絶対に転職したい」「なるべく早く内定がほしい」という考えの人もいますよね。すでに前職を退職しているのであれば、経済的にも空白期間はあまり作りたくないものです。
このように最短で転職したい人には、さらに内定獲得の可能性を高める方法があります。まずは応募求人の探し方から見直して、好調な転職活動をスタートさせましょう。
大手や知名度の高さにこだわらず広く企業を受ける
転職活動がうまくいかない原因として、応募する企業の選択肢を自ら狭めているケースが考えられます。今まで応募した求人を振り返ってみてください。大手企業や有名企業を中心にエントリーしていませんか。
「今より大手の企業で働きたい」「良い企業があれば転職したい」といった目的で厳選しているのであればかまいません。しかし、大手や知名度が高い企業は、倍率が高く、実績のある優秀な求職者たちが集まります。その選考を突破するのは簡単ではありません。
そして、自分に合った企業というのは大手や知名度が高い企業以外にも存在する可能性は充分にあります。視野を広げてさまざまな企業を見てみましょう。
以下は中途採用を実施している企業が多い業界や、未経験の受け入れに積極的な職種です。最短で転職したい人はぜひチェックしてくださいね。
最短で転職したい人におすすめの業界・職種
- 人材業界
- 不動産業界
- 営業職
- コールセンター職
- エンジニア職
第二新卒から大手への転職は容易ではありませんが、徹底して対策をおこなえば可能性は充分あります。大手への転職を希望している人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
第二新卒で大手を狙う必勝法! 採用実績のある企業100選も紹介
会社から選ぶより、職種から選んでみてはどうでしょうか。たとえば「大阪 事務 求人」で検索してみると、求人情報が見られます。
求人情報で初めて知った会社でも、希望条件に一致していたら企業研究と業界研究をしっかりおこなって応募してみてください。そのやり方で入社を決めた例はたくさんありますよ。
譲れない条件だけでなく妥協できる条件も明確にする
転職活動でなかなか内定が獲得できない人の中には、条件が多すぎて選択肢が狭まっている可能性もあります。
企業選びで欠かせない条件を列挙するのは大切です。しかし、条件が多すぎたり厳しすぎた場合、人気が高かったり、レベルの高い企業しか選択肢に入らないことになってしまいます。
まずは、これまで掲げてきた条件の中で妥協できるものがないか探してみましょう。
選択肢を広げた結果、内定をもらえる企業の数が増えます。その後、条件をなるべく多くクリアしている企業を選べば良いのです。
本当に譲れない条件は1、2個に絞り、妥協できる条件も明確にしておくことで、スムーズに転職活動を進められるようになりますよ。
仕事に対して理想や希望が高いと仕事が見つからい状況になりやすいです。以下の記事では仕事がみつからない突破口をまとめているので参考にしてみてください。
仕事が見つからない悩みは脱出できる! プロに聞く4つの突破口
- 応募企業を絞りすぎている自覚はあるんですが、妥協するのは不安です……。
応募の段階で厳選するとキャリアの幅を狭める可能性がある
たしかに、妥協をすると思い通りに仕事ができないのではないかと不安になりますよね。
しかし、応募企業を厳選することは、逆に自分のキャリアの幅を狭めてしまう可能性があります。業界や業種についてすべてを把握することは不可能ですし、偏見を抱いているだけで天職の可能性もありますよね。
大切なポイントは「転職先に求める必要最低限な条件は何か」を考えることです。
このポイントを満たす企業であれば大きな失敗をすることはなく、転職活動を通じて自分が実現したいことが叶う企業が見つかる可能性が最大限に広がりますよ。
早めに行動し空白期間をなるべく作らない
前職を退職してから仕事をしていない期間が長くなると、経済的に厳しくなるだけでなく、企業からの評価が下がってしまう傾向があります。何か目的があって空白期間ができていたのであれば企業側も納得できますが、特に何もしていなかった場合、「働く意欲があるのかな」と懸念を持たれてしまいます。
空白期間が長ければ長いほど、転職活動が進めにくくなってしまう可能性は高いといえます。早めの行動を心掛けましょう。
20代は転職市場で強い! 自分の価値を正しく理解しよう
転職活動でうまくいかないことが続くと「スキルや経験がないからかな」「社会人として未熟なうちに転職してもうまくいかないのかな」と思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、若さは転職市場で強力な武器です。
若いということは、ほかの人よりも長い期間、社会人として働き続けられるということです。企業としては多少教育の手間はかかったとしても、長い目で見たときには若い人を採用する方が企業へ貢献してくれる期間が長くなり、メリットは大きいといえます。
それだけ20代に向けられた期待は大きいということです。社会人歴が浅いことを引け目に感じる必要はありません。20代の今、自信を持って転職活動を進めましょう。
社会人になって数年のうちに転職を希望する第二新卒には、採用することに懸念を感じる担当者も多くいますが、アピール次第で好印象を残すことは可能です。こちらの記事を参考にしてください。
第二新卒はやばい? 好印象へイメージチェンジの秘訣を解説
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る20代の転職のメリットについて考えてみよう
20代であれば、キャリアチェンジしたい場合比較的簡単にできます。年齢だけではないものの、年齢が増すにつれてキャリアチェンジが難しくなります。現職でできないやりたい仕事がある場合は、20代で転職すべきでしょう。
20代は、転職をしても新たな環境になじみやすいこともメリットといえます。転職すれば少なからず環境が変わり新たなことを覚えなければいけませんが、20代であれば短期間で習得することができます。
25歳未満の他社のカラーに染まっていない社員を採用したい企業や、戦力として25歳から30歳くらいの求職者を採用したいと考える企業が多く、20代は比較的転職がしやすい年代であることもメリットです。
20代の転職希望者に求められていることを踏まえて転職活動をしよう
基本的なビジネスマナーはしっかり身に付けておきましょう。未経験の職種に就く場合でも、基本的なビジネスマナーを心得ているため、新卒採用と比較をして短期間で戦力として育成できると考えています。
やりたいことを実現したいための転職であれば、仕事へのモチベーションが高いことを期待しています。実務経験が短くても仕事のポテンシャルの高さを求めているのです。
25歳から30歳の即戦力として活躍できる人材を求める企業が多く、実務能力だけでなく、仕事への意欲の高さを期待していることも念頭に置きましょう。
そもそもやりたいことがわからない人は、こちらの記事でやりたいことの見つけ方を解説しているので併せて参考にしてくださいね。
やりたいことがわからない人必見! 隠れた本心を見つける思考・行動
自分が何の仕事をしたいのかわからない人もいると思います。以下の記事では仕事探しのコツやキャリアに関する考えをまとめているので参考にしてみてください。
仕事で何がしたいかわからない人必見|未来を切り拓く1stステップ
転職がうまくいかないときの対処法を実践し自分にマッチする企業の内定をつかもう
転職活動がうまくいかないときに、やみくもに応募を続けても、状況が良くなることはほとんどありません。また、深く考えないまま転職を諦めてはいけません。
転職活動はその後の人生を変える大きな可能性を秘めています。うまくいかないときこそ、落ち着いて状況を整理し、まずは自己分析から振り返るようにしてください。
記事で対処法14選を紹介してきました。自分にとって効果的だと思うものを、これからすぐに実践してください。ここで実践できるかどうかが、最終的な転職活動の明暗を分けると心得て、内定獲得に向けて踏み出しましょう。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る20代の転職がうまくいかない主な原因は企業目線の欠如
20代は労働市場ではまだまだ有利です。それがうまくいっていないと思えるなら、自分の強みと企業が求める人材像とのマッチングがうまくできていないのだと思います。
企業目線で自分の応募書類や面接での受け答えを見直してみましょう。企業が採用する目的は何か、応募者に期待することは何か、懸念することは何か。社会人経験のある20代なら、時間をかけて考えればおのずと見当がつくでしょう。
ツールや相談機関を利用して1人で悩みすぎないようにしよう
加えて企業研究をやり直して、自分がこの企業の採用担当者ならどんな人を採用したいか、仮説を立ててみます。
とても良い分析シートがあります。厚生労働省作成の「書き込んでつくろう、職務経歴書作成のためのワークシート」です。自己分析からできるようになっていて、特に15・16ページのシート6は、企業が求める目線で自分の強みを引き出すワークシートです。ぜひやってみてください。
一人では行き詰まるようなら、ハローワークでも相談にのってくれます。もう一度、がんばってみてください。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細