この記事のまとめ
- 秋採用と春・夏採用では求職者にも違いあり
- 秋採用こそ企業の探し方が重要
- 秋採用ならではの注意点・内定獲得のコツを解説
秋採用は、新卒で入社する最後のチャンスともいえるため、何としてでも内定を勝ち取りたいものです。
しかし、「秋採用で採用されるのは難しいのでは」「春夏採用とは違うのだろうか」などと不安に感じている学生も多いでしょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの加藤さん、若林さん、高尾さんのアドバイスを交えつつ、秋採用を実施している企業の探し方や、内定をつかみ取るためのコツを解説していきます。秋採用の選考を受ける学生は、ぜひ参考にしてください。
【完全無料】
大学3年生(27卒)におすすめ!
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール
1位:自己PR作成ツール
自己PRが思いつかない人は、ツールを活用して自己PRを完成させよう
2位:志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、受かる志望動機を自動で作成します
3位:WEBテスト対策問題集
SPI、玉手箱、TG-WEBなどの頻出問題をこれ1つで効率的に対策できます
4位:面接回答集60選
見るだけでOK!面接でよく聞かれる質問と模範解答をまとめました
5位:逆質問例100選
面接官から「志望度が高い」と思われる逆質問例を厳選しています
【併せて活用したい!】
スキマ時間3分でできる就活診断ツール
①適職診断
たった30秒であなたが受けない方がいい仕事がわかります
②面接力診断
39点以下は要注意!面接を受ける前にあなたの面接力を診断しましょう
秋採用を突破するには特徴を理解することが不可欠!
秋採用を突破するにはまず、春夏採用とは違う秋採用の特徴を理解することが重要です。秋採用と春夏採用に違いがあることは、学生の就職活動状況を見れば明らかです。
内閣府の令和5年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査によると、6月までに約9割の学生が内々定を受けています。つまり、春夏採用が主流であり秋採用はごく一部の学生を獲得するために実施されているといえ、そこに特徴があることは明らかなのです。
そこで、記事の前半で秋採用の特徴、秋採用を実施する企業の意図を解説します。特徴や意図を理解することで、選考の突破口を見出しましょう。後半では、秋採用を実施する企業を見つける方法、選考を突破するための具体的な対策について解説します。この記事で解説した内容を実施し、秋採用からの入社を目指しましょう。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る秋採用は本当に自分に合った会社を見つけやすい時期でもある
秋採用に進む学生は、春夏採用で内定が得られなかったり、どうしても行きたい業界があったりしてチャレンジを続ける人が多い印象です。もちろん、なかには留学をしていたり、公務員試験を受験していた学生もいます。
秋採用に進む学生は「もう後がない」「ほかの人は決まっているのに、どうして自分だけダメなんだろう」と落ち込んでしまうこともあります。実際、弊社のインターン生も長らく内定が得られず、精神的に追い詰められそうになってしまいました。
ですが、秋採用だからといって、落ち込んだり諦める必要はありません。
逆に採用側も「本当に入社してくれる、いい人がほしい」時期ですので、説明会や見学会を春夏採用よりも丁寧に対応してくれる会社も多く、就活生にとっては「本当に自分に合う会社」を見つけやすい時期でもあるのです。
春夏採用時の失敗を振り返り秋採用に活かすことが重要
また、以前落ちてしまった会社でも、再び採用枠を設けているケースもあり、どうしても入りたい会社なら、もう一度挑戦するチャンスもあります。
春夏時期の失敗を振り返り、自分が採用されるためにはどうしたらいいのかを考えて、秋採用に挑みましょう。
時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、自己PRが3分で完成します
自己PRは就活において必ずといっていいほど必要になります。自己PRが曖昧なまま就活がうまくいかなかったという就活生は多くいます。
そこで活用したいのが「自己PR作成ツール」です。これを使えば、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、あなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
作成スタート【無料】
(リーダーシップが強みの場合)
秋採用はいつから? 春・夏・通年採用との違いを確認しよう

秋採用で就職活動を成功させるには秋採用とはどういうものなのか、春・夏・通年採用とはどう違うのかを理解する必要があります。
秋採用とは名前の通り秋から始まる採用のことで、秋採用の前に実施されるものが春採用と夏採用、時期に関係なく採用を実施する場合は通年採用といわれます。
これらは、採用が始まる時期の違い以外にどのような違いがあるのかについて解説します。
こちらの記事で一般的といわれる春・夏採用の流れについて詳しく解説しています。秋採用との違いをより明確にするために、併せて参考にしてください。
関連記事
就活はいつまで続く? 一般的な時期や長期化させない方法を解説
就活がいつまで続くのか不安な人は、まず就活の終了時期を押さえましょう。この記事では一般的な就活スケジュールを紹介します。また納得して就活を終わらせるために実施すべき対策をキャリアコンサルタントが解説しますので参考にしてください。
記事を読む

秋採用とは
秋採用は、一般的に大学4年の夏休み明けの8月末~12月上旬におこなわれる採用のことをいいます。春・夏採用が主流になっていることから、秋採用は実施している企業が比較的少なく、募集人数も少ないといった特徴があります。
秋採用に応募する学生は、春・夏採用で内定を受けていない人ばかりではなく、以下のような学生が集中する傾向にあります。
秋採用に応募する学生の傾向
- 公務員試験の結果を受けて就職活動を開始した
- 海外留学に行っていたので春・夏採用に応募できなかった
- 部活動に専念するため春・夏採用を見送った
- 春・夏採用で内定を受けたがより良い条件の企業を探している
上記のようなさまざまな経歴、目的を持って活動している学生が秋採用に応募してくるのです。しっかりとした対策を取らなければ、内定をつかみ取るのは容易ではないという点を頭に入れておきましょう。
秋採用を成功させるためのスケジュールや対策法をこちらの記事で解説しています。秋採用を攻略するために参考にしてくださいね。
関連記事
9月卒業でも志望企業に挑戦できる! 就活スケジュールや注意点も解説
9月卒業の人向けに就活のスケジュールや対策ポイントを解説しています。就活のプロであるキャリアコンサルタントに卒業が遅れても内定を勝ち取るためのコツを質問しているので、ぜひ確認してみてください。9月卒業になった理由に合わせた対策をして、志望企業から内定をもらいましょう。
記事を読む

春・夏・通年採用とは
春採用は3~5月、夏採用は6~8月におこなわれます。採用活動のピークといわれる時期で、採用活動をおこなう企業数・募集人数・応募数は秋採用時よりも格段に多くなります。
6月時点で約9割の学生が内定を受けていることから、春・夏採用の特に春採用が採用活動の主流であることは明らかです。
通年採用とは、特定した期間で採用活動をするのではなく、年間を通しておこなうことをいいます。中途の人材や多様な人材を獲得する目的で通年採用の形を採る企業も増えてきています。
多くの日本企業が実施している採用のスケジュールは春採用となります。
春採用で埋まらなかった採用枠を補充するための選考が夏採用です。ですので、春採用よりも採用枠が少ないのが特徴です。
なぜ秋採用を実施する? 企業が秋採用をおこなう3つの理由を解説
なぜ秋採用を実施する? 企業が秋採用をおこなう3つの理由を解説
- 目標採用人数に達しなかった
- 採用活動の効率化を図っている
- 通年で採用活動をおこなっている
春・夏採用が主流でおこなわれていて、ほとんどの学生が内定を受けているなかで企業があえて秋採用をおこなうのには明確な意図があります。
企業がどのような理由で秋採用をおこなっているのかを把握できていれば、志望動機や自己PRをそれに合わせてカスタマイズすることもできるでしょう。
ここでは、多くの企業に当てはまるであろう3つの理由を解説するので、少しでも内定に近づけるために参考にしてくださいね。
①目標採用人数に達しなかった
春・夏採用で目標の採用人数を確保できなかった企業は多くの場合、秋採用を実施し人員の補填をおこないます。
目標人数が確保できなかった理由としては、そもそもの応募数が足りていない、採用基準に届く応募者が予定人数に達しなかったの2点が考えられます。
また、春・夏採用で目標の採用人数を確保できていたが、内定辞退が複数あったため追加の採用が必要になるケースも考えられるでしょう。
春夏採用で落ちてしまった会社でも、再び応募することは可能です。実際に、一度落ちた会社でも内定をもらった学生も知っています。
内定をもらうためには、前回なぜ不合格だったのかを分析し、面接の際にしっかりと自分をアピールするのがポイントです。
企業は内定辞退が増えてくると就職活動を再びおこなう可能性があります。こちらの記事で内定辞退率が高い時期について解説しているので、採用状況をチェックするときの参考にしてください。
関連記事
内定辞退はいつまで? データをもとに内定辞退率が高い時期を紹介!
「内定辞退の連絡はいつまでにするべきなのか」と考えている人もいるでしょう。内定辞退の連絡はわかり次第迅速に連絡しましょう。連絡方法は電話がおすすめです。ただ、担当者が電話に出ない場合はメールでも構いません。本記事では電話、メール、手紙の内定辞退に関する例文にキャリアアドバイザーのアドバイスを加えて解説しています。
記事を読む

コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい自己PRを作成することができます。
「自己PR作成ツール」 を使えば、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、あなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
作成スタート【無料】
(リーダーシップが強みの場合)
②採用活動の効率化を図っている
前述したように春・夏採用で企業は一斉に採用活動をスタートします。そうすると、大手の企業や知名度の高い企業に応募者の目が行ってしまい、知名度が低い中小企業などは埋もれてしまう傾向にあるのです。
採用活動にはコストが掛かるものです。採用活動をおこなっても応募者が集まらなければ、掛かったコストは無駄になってしまい効率の悪い採用活動となってしまいます。
そのため、知名度が低い中小企業などは、採用活動をおこなう企業が少ない秋採用を実施することで、採用活動の効率化を図っています。
秋採用では、知名度が低くても業界内で高いシェアを持つ優良企業が存在するため、企業研究が重要です。
大手ばかりに目を向けず、業界内の評価や実績に目を向けることで、隠れた優良企業を見つけるチャンスが広がります。
自分が興味を持った業界や企業のリサーチを徹底することで、自分に合った企業が見つかる可能性が高まります。
③通年で採用活動をおこなっている
通年採用の形を採る企業は時期に関係なく採用活動をおこなうため、秋採用をしている企業に該当します。
通年採用をおこなう背景には、海外へ留学していた学生や既卒者、転職者など就職活動時期が異なる多様な人材の中から自社に合う人材を確保したいという思いがあります。
期間を限定した採用活動では理想とする人材の確保が難しく、より良い人材を求めた結果、通年採用の形を採る企業が増えてきているのです。
少子高齢化による労働人口の減少で、若手の採用に苦戦している企業も年々増え、中小企業を中心に通年採用を導入する企業が増えてきているように感じます。
ただ、通年採用になると入社時期も異なるため、研修制度が一括入社の4月と比べて整っていないのが特徴です。
通年採用している企業の探し方、実際に通年採用を導入している企業をこちらの記事で紹介しています。内定獲得のコツも解説しているので併せて参考にしてください。
関連記事
通年採用企業57社を業界別で紹介! 探し方や内定獲得のコツも解説
この記事では、近年増えつつある通年採用について、導入している具体的な企業の紹介はもちろん、通年採用企業を受けるメリット・デメリットも解説します。キャリアコンサルタントによる企業側の視点も交えた選考対策の方法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事を読む

秋採用が当たり前? 秋採用をおこなうことが多い企業とは
秋採用が当たり前? 秋採用をおこなうことが多い企業とは
- 外資系企業
- ベンチャー企業
- 大手企業の子会社
ここまで解説してきたように春・夏採用をおこなう企業、そこで内定を受ける学生が圧倒的に多いのですが、秋採用を積極的におこなう企業もあります。
採用したい人材の特性や追加で人員が必要になるタイミングによっては、主流である春・夏採用が最適ではないからです。
ここでは、秋採用をおこなうことが多い3つの企業の特徴を解説します。秋採用で応募する企業を探している人は参考にしてくださいね。
- 秋採用をおこなうことが多い企業の特性はわかったのですが、秋採用をおこなうことが多い業界や業種、職種はあるのでしょうか。
秋採用をおこなうことが多いのは人材需要が変化する業種・職種
業界としては、外資系企業、IT業界、ベンチャー企業が代表的です。
外資系企業は、グローバルな採用スケジュールを持っているので、日本の春・夏の採用スケジュールに必ずしも合わせる必要がありません。
また、IT業界やベンチャー企業は、急速な事業拡大などで、採用計画に柔軟性が高く、追加の人材が必要になるタイミングが多いためです。
次に、業種や職種としては、ビジネス職では営業職やマーケティング職、専門職では技術職やエンジニア、データサイエンティストが秋採用の対象となることが多くあります。
企業の成長や顧客ニーズの変動に応じて人材需要が変わりやすいこと、専門スキルを持つ人材は通年で需要が高く、春採用だけでは採用充足が難しいこと、新製品やサービスのリリース時期に合わせて追加で採用がおこなわれることなどが背景にあります。
さらに、通年採用をおこなっている企業は、業界や業種を問わず、秋採用も一環として取り入れることが多いです。
通年採用では、優秀な人材を逃さないように柔軟なスケジュールで採用をおこなっているため、秋採用の枠がある企業も少なくありません。
こちらの記事で業界や企業規模による内定時期の特徴を解説しています。秋採用をおこなう企業の特徴を押さえる参考にしてください。
関連記事
通年採用企業57社を業界別で紹介! 探し方や内定獲得のコツも解説
この記事では、近年増えつつある通年採用について、導入している具体的な企業の紹介はもちろん、通年採用企業を受けるメリット・デメリットも解説します。キャリアコンサルタントによる企業側の視点も交えた選考対策の方法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事を読む

テンプレを活用すれば受かる自己PR文が作れます
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。自己PR作成ツールなら、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、分かりやすいテンプレであなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
自己PR作成ツールを試してみる【無料】
(リーダーシップが強みの場合)
①外資系企業
外資系の企業は秋採用をおこなうことが多い企業の一つです。海外の学校は日本と違い、9月が卒業・年度の始まりとなっていることから、外資系の企業は9月から採用活動を活発化させる傾向にあるのです。
外資系企業の中でもグローバルな人材を採用したいと考える企業は特に、秋採用に力を入れ、9月頃から積極的に採用活動をおこないます。
外資系企業は秋採用に限らず、通年採用を導入している企業も多いので、春・夏採用以外でも入社するチャンスがあります。
一概にはいえませんが、コンサル・金融・製薬・製造系などの業界では、例年秋採用もおこなわれます。
一定の語学力やMBA取得者限定などの求人のほか、新卒向けの求人も出ていますので、就活生向けサイトだけでなく、転職サイトもチェックするのがおすすめです。
外資系企業で働きたいと思っている人は以下の記事を参考にしてください。
外資系と日系の違い
外資系と日系の違いとは? 働く際のメリデメや早期の選考対策も紹介
外資系企業に向いている人の特徴
外資系に向いている人は特別なスキルがある? 企業が求める人材も解説
外資系企業の注意点と魅力
外資系やめとけといわれる理由7選|向いている人の特徴も徹底解説
②ベンチャー企業
ベンチャー企業は日々成長を目指し、新たな事業の展開などにスピード感を持って取り組んでいます。事業に必要な高いレベルのスキルを持った人材を常に求めているため、時期に関係なく採用活動をおこないます。
さらに、ベンチャー企業では急速に会社が成長したり新規事業を立ち上げたりすることも多く、急な人員増や立ち上げた事業に適した人材の確保が必要になることも少なくありません。
そのため、採用活動の時期は関係なく、秋採用・通年採用を導入しているベンチャー企業は多くあるのです。
ベンチャー企業に興味がある人は以下の記事を参考にしてください。
人気のメガベンチャー20社紹介
人気のメガベンチャー20社紹介! 特徴や選考難易度などを解説
ベンチャー企業20社を徹底比較
20社を徹底比較!ベンチャー企業に向いている人の特徴とは?
危ないベンチャー企業の見極め方
「ベンチャー企業=危ない」は本当? 見極めるためのコツを伝授
ベンチャー企業の6つの魅力を解説
ベンチャー企業とは? 他形態にはない6つの魅力を知らないと損!
③大手企業の子会社
意外に思う学生も多いかもしれませんが、大手企業の子会社も秋採用をおこなっていることが多い企業の一つです。
大手企業の子会社は、親会社と採用活動時期をずらす目的で秋採用を導入するケースがほとんどです。内定を出したとしても、親会社からも内定が出ていれば、親会社を選ぶ学生が圧倒的に多く、採用活動が無駄になってしまうからです。
入社したい企業の春・夏採用で内定をもらえなかった人や、気になる大手企業がある人は、その企業の子会社やグループ会社が秋採用をおこなっていないかチェックすると良いでしょう。憧れの企業のグループの社員として働くことができるかもしれません。
大手企業の子会社やグループ会社も秋採用をおこなうケースは多くあります。
親会社の採用で内定を出した学生は親会社を選ぶケースが多いため、子会社は秋採用を導入し、親会社との採用時期をずらすことで効率的に人材を確保する意図があるのです。
そのため、親会社から内定をもらえなかったり、親会社の選考に間に合わなかった場合でも、子会社やグループ会社を通じて同じ企業グループ内でのキャリア形成が可能です。
大手企業の子会社に就職したい人はこちらの記事を参考にしてください。大手企業の子会社の探し方やメリットについて解説しています。
関連記事
大手の子会社に入りたい学生必見! 9つの探し方とメリットを解説
大手子会社の定義を紹介した後、企業グループごとに子会社を一覧で紹介しています。また、キャリアコンサルタントの視点から大手子会社の魅力や向いている人の特徴を解説しています。大手子会社との相性を確認したいという人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
記事を読む

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
応募の前に押さえておこう! 秋採用ならではの注意点を解説
応募の前に押さえておこう! 秋採用ならではの注意点を解説
- 企業数が少なく倍率が高い
- 秋採用に応募した理由を聞かれることが多い
秋採用には特有の応募時に気をつけなければならない点が2つあります。
秋採用は、春・夏採用と異なる特徴を持っています。さらに、春・夏採用で就職活動を終える学生が圧倒的に多いことから、秋採用ならではの注意点が発生するのです。
採用に大きくかかわってくる注意点なので、秋採用に応募し実際に採用試験に進む前に頭に入れておいてくださいね。
企業数が少なく倍率が高い
秋採用は、春・夏採用に比べ採用活動を行う企業数が少ないためどうしても選考倍率が高くなってしまいます。春・夏採用で約9割の学生が内定を受け就活を終えるため、特定の事情や方針がある企業以外は秋採用に乗り出さないのです。
さらに、公務員試験を受けた学生や留学していた学生、部活動に力を入れていた学生など多様な経験を持つ学生が秋採用に集中します。
採用倍率の高さ以外にも、選考が激化する要素があることを認識し、採用試験対策に力をいれましょう。
秋採用に応募した理由を聞かれることが多い
秋採用の面接では「なぜ秋採用の選考を受けているのか」という質問を受けることが多くあります。企業は春・夏採用で就職活動を終了するのが一般的な流れという認識を持っているため、なぜ秋採用の選考を受けているのかは確認しておきたいところなのです。
面接に臨む前に、この質問に対する答えを用意しておき、面接時に明確な理由を伝えましょう。春・夏採用で内定がもらえず秋採用の選考を受けている場合は、ネガティブな理由だけを伝えるのは避けるべきです。
振り返ってどう思ったのか、どういった点を反省し改善したのかなど、失敗から学び改善に向け努力している姿勢が伝わるような回答を考えておいてくださいね。
本当の理由を正直に伝えたからといって評価が下がることはないでしょう。
理由に対して現在はどう考えているのかを振り返り、前向きな意見を伝えるようにしましょう。
嘘の理由を伝えるほうが、面接が進むにつれ、話している内容のつじつまが合わなくなることが多いので、評価が下がってしまう可能性が高いです。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業と低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみよう!
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
大手企業が見つかることも! 秋採用をおこなっている企業の探し方
大手企業が見つかることも! 秋採用をおこなっている企業の探し方
- スカウトサービスを利用する
- 就職エージェントを利用する
- 合同説明会などのイベントに参加する
秋採用を導入している企業は比較的少ない傾向にあるため、秋採用の選考を受ける際は積極的に情報収集をおこなう必要があります。
企業数は少ないですが、大手企業のなかでも秋採用を実施している企業があり、適切な方法で企業探しをおこなえば大手企業の選考を受けられることも十分にあります。
選択肢が多いほど希望する条件に合う企業に就職できる可能性を高めることができるので、上記の3つの方法を実践し、秋採用をおこなっている企業を1社でも多く見つけましょう。
①スカウトサービスを利用する
スカウトサービスとは、企業側から直接求職者に対してアプローチをおこなうサービスです。利用するサービスのページ上に履歴書を登録しておくだけで、興味を持った企業からオファーなどのアプローチを受けることができるのです。
履歴書を一度登録してしまえば、企業からアプローチがあるまで基本的に何もする必要がないため、忙しい就活生でも利用できるところが良い点です。
また、スカウトサービスを利用すると、自分の知らない企業や考えていなかった業界の企業からオファーを受けることもあるため、企業選びの視野が広がるといったメリットもあります。
スカウトサービスの利用で効率的に就職活動がおこなえるようになるでしょう。
②就職エージェントを利用する
転職エージェントは就職のプロが求職者の条件に合った求人を選定し紹介してくれます。転職エージェントは一般には公開されていない求人も取り扱っていることがあるため、より多くの企業への応募が可能となります。
求人の紹介が受けられるのも大きなメリットですが、転職エージェントを利用する一番のメリットは就職活動全般のサポートが受けられる点です。
求人紹介をはじめ、企業選びに関するアドバイス、履歴書の添削、面接対策などありとあらゆる面でサポートが受けられます。
就職のプロが内定獲得に向けて併走してくれるので、就職活動に不安がある、自信がない人も安心して就職活動に臨めるようになるでしょう。
③合同説明会などのイベントに参加する
春・夏採用と同様に、秋採用を実施する企業が集まり合同説明会などのイベントを実施することがあります。
一か所で複数の企業の情報収集ができるほか、企業の人間から直接話が聞けるので企業に対する理解度も上がることが期待できるでしょう。
しかし、秋採用の合同説明会は春・夏採用のときほど頻繁におこなわれるものではありません。住んでいる地域、就職希望地の就職イベントをこまめにチェックし積極的に参加しましょう。
参加企業は事前にわかるので、その中から気になる企業を調べてある程度企業研究をしておきましょう。
現地では、その会社の事業内容や今後のプランについてなど、深い話題について聞けるようにしておくと、印象に残りやすくなります。
合同説明会に必要な持ち物や参加した際の注意点をこちらの記事で解説しています。合同説明会を効果的に活用するために、併せて参考にしてください。
関連記事
合同説明会の持ち物15選|必要な物からお役立ちアイテムまで紹介
合同説明会では持ち物が重要な要素であり、持ち物一つが説明会の成果を大きく左右します。初めて合同説明会に行く人は何が要らなくて何が必要か判断することも難しいでしょう。この記事では、面接に強いキャリアコンサルタントとともに、本当に必要な持ち物と持っておくと役に立つ持ち物を紹介いたします。
記事を読む

戦略が重要! 秋採用で内定を獲得するための3つのポイントを解説
戦略が重要! 秋採用で内定を獲得するための3つのポイントを解説
- 過去の就活を振り返る
- 業界・企業の選択肢を広く持つ
- 徹底した企業研究に基づいた志望動機を作成する
前述してきたように、秋採用は倍率の高さや選考を受ける学生の特性から、内定を獲得するためには対策や秋採用に合わせた戦略が不可欠となってきます。
ここでは、内定を獲得するための重要な3つのポイントについて解説します。このポイントをしっかりと押さえたうえで秋採用に挑みましょう。
①過去の就活を振り返る
春・夏採用で内定がもらえず秋採用に応募する学生は、必ずこれまでの就職活動を振り返りましょう。
内定がもらえなかったのには何か理由があるはずです。服装や話し方、態度に問題があったのか、志望動機や自己PRが評価されないのかなど、さまざまな理由が考えられます。
理由を明確にし改善しなければ、秋採用でも同じ結果になってしまうでしょう。どうしても自分では理由がわからない場合は、就職エージェントの利用がおすすめです。プロからのアドバイスを受けることにより、原因が明確になり改善に導く助けをしてくれます。
就職活動を振り返る際には、第三者からのフィードバックが有効です。まずは就職エージェントや友人、家族に相談のうえアドバイスをもらい、自分では気付けなかった弱点を明確にしましょう。
また、過去のESや面接を見直し、改善点を確認することも重要です。たとえば、志望動機が曖昧であったり、面接での自己PRが自信に欠けていたりする点がある場合、その改善点を明確にすることが大切です。
春夏採用の就職活動がうまくいかず内定を獲得できなかった人は以下の記事を参考にしてください。
就職が決まらない時の打開策
就職が決まらないと焦ったらフローチャートで原因を見つけよう!
全落ちする人の特徴と挽回方法
就活で全落ちする学生の特徴と挽回方法|今からできる秘策を紹介
内定をとれない人の特徴と対策
内定をとれない人の8つの特徴と対策|今からやるべき行動を解説
②業界・企業の選択肢を広く持つ
秋採用は新卒入社を果たす最後の機会になる可能性が高いです。新卒で絶対に入社したいという学生は、業界や企業の選択肢を広げましょう。
秋採用をおこなう企業は少なく、業界や企業を絞りすぎてしまうと応募できる企業はかなり限定的になってしまいます。秋採用は倍率が高いうえに秋採用に応募する学生の特性から競争はより激しくなることが予想されます。
内定獲得の確率を上げるには、業界や企業の選択肢を広げ、できる限り多くの企業に応募し選考に進むようにする必要があるのです。
業界の選択肢を広げる際には以下の記事を参考にしてください。
業界一覧
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!
業界の絞り方
業界の絞り方で就活失敗? 後悔しない絞り方7選と必須の準備を解説
③徹底した企業研究に基づいた志望動機を作成する
求職者にとって秋採用が最後の砦であるように、企業にとっても秋採用が新卒生を獲得する最後の機会になる可能性が高いのです。
そのため、春・夏採用で予定採用人数を確保できなかったなど秋採用でどうしても人員を確保しなければならない企業は、内定を出した学生が入社してくれるかどうかを重要視する傾向にあります。
徹底した企業研究をおこない、志望動機に反映させることによりその企業に絶対に入社したいという意欲がより伝わるようになり、内定を出したら入社してくれるだろうと判断されます。
企業の状況にかかわらず志望動機は採否に大きく影響するので、志望動機は使い回さず企業ごとに評価される内容で作成するようにしましょう。
企業分析と志望動機作成のコツを以下の記事で解説しているので併せて参考にしてください。
企業分析
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
志望動機
志望動機はこの構成で決まり! 盛り込む6要素と伝える順番を解説
秋採用ならではの特徴に合わせた対策で内定をつかみ取ろう
春・夏採用が主流となっていますが、秋採用、通年採用をおこなう企業も多くあり、春・夏採用で内定がもらえなかった場合でも、秋採用での就職は十分可能です。
しかし、秋採用は募集人数が春・夏採用よりも少なく、多様な経験を持った応募者も多いため、内定獲得は簡単ではないことを認識しておきましょう。
秋採用で内定を獲得するには、まず秋採用ならではの特徴を押さえましょう。秋採用ならではの特徴に合わせた対策・戦略で内定をつかみ取りましょう。
アドバイザーコメント
加藤 賀子
プロフィールを見る自分と向き合う時間を多く取れたことを就活に活かそう
秋採用に応募する理由は、春・秋採用で内定がもらえなかった・どの道に進みたいのか軸がハッキリせず活動をしていなかった・留学の影響や部活動の兼ね合いなど、各人の背景はそれぞれ違うでしょう。
ただ、日本企業の新卒の採用スケジュールの主流が春・夏採用であるため、友達から内定の報告をもらったり、内定が決まったことに嬉しそうにしている姿などに少なくとも焦りもあり、自分なりに就活や将来についていろいろと考えることもあったと感じます。
秋採用は春・夏採用と比べ、採用人数が少なかったりとハードルが高い部分もありますが、そのことをマイナスに捉えるのではなく、自分と向き合えた時間も多く取れたと思うので、その部分を活かしていきましょう。
採用される時期は違っても社会人のスタートは皆一緒
選考時期は違いますが、新社会人としてスタートする時期は、春・夏・秋選考、全員一緒です。
ここで内定が取れるかなど不安になることもあると思いますが、これから始まる長い社会人人生を良きものにしていくためにも、1つ1つの選考を前向きに全力で挑んでいきましょう。
応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー
記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
プロフィール詳細