最終面接の心構えを解説! ベストな状態で臨むためのマインドセット

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

    Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう

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  • キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

    Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう

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この記事のまとめ

  • 最終面接は「顔合わせだ」といった安易な心構えで臨むのはNG
  • 入社意欲や企業理解を示そうとする心構えを持つことが大切
  • 面接官からの質問の意図を理解して心構えをしっかりと示そう

最終面接は内定を左右する難関の一つであり、この面接の本番をどのように迎えるかによって結果に大きな違いが出ます。最終面接まできたからといって油断をしていると、不採用になる可能性が大いにあるため、心構えをしっかりと整えて臨むことが大切です。

本記事では、キャリアコンサルタントの谷所さん、野村さん、遠藤さんのアドバイスを交えつつ、最終面接の基本情報や本番に臨むための心構えについて紹介しています。

最終面接の目的や一次・二次面接との違いを解説しつつ、対策方法についても紹介しているので、心構えを整えたあとに実行に移しましょう。

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目次

最終面接=ほぼ受かるとは限らない! 適切な心構えで面接に臨もう 

最終面接まで到達できた人のなかには、最終面接は顔合わせの場のようなものだと思っている人もいるかもしれません。しかし最終面接であっても、企業は応募者とのマッチ度や志望度などはしっかり確認しているため、採用基準に満たなければ不採用という結果になることも十分あり得ます。

これまでの努力を無駄にしないためにも、最終面接の心構えをしっかり整えて本番に臨むことが重要なのです。

記事では、まず最終面接の基本情報や心構えができていない人に多い失敗について紹介しています。心構えができていないことで起こり得る失敗のリスクを理解して、最終面接への気持ちを改めて整えましょう。

そのうえで、最終面接に臨むときに持つべき心構えと最終面接の対策について解説しています。ここで最終面接にどのような気持ちで臨めば良いのかを把握して、適切な心構えを保ったまま内定につなげるための対策をおこないましょう。

記事の後半では、最終面接での頻出質問と回答の例を紹介しているため、本番で自分の心構えを示す際の参考にしてくださいね。最終面接でしっかり実力を発揮して内定を獲得するためにも、本記事の内容を参考に適切な心構えを整えて本番に向けて準備しましょう。

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最終面接に臨むときに持つべき4つの心構え

自分の気持ちをしっかり整えよう! 最終面接に臨むときに持つべき4つの心構え

  • 採用の決め手になるアピールをしよう
  • 自分の入社への思いを改めて伝えよう
  • 自分の働く姿を面接官にイメージしてもらおう
  • どのような質問でも誠実に答えよう

前述のとおり、最終面接ではこれまでの選考での回答との一貫性や、入社への意欲の度合いなどが見られているため、本番に臨む心構えをしっかり整えておくことが大切です。

とはいえ皆さんのなかには、一口に最終面接の心構えといっても、どのような意識を持てば良いのか具体的に思いつかない人もいるのではないでしょうか。

下記では、最終面接に臨むときに持つべき心構えについて紹介しています。それぞれの内容を理解しておけば、最終面接に臨む気持ちを整えられて採用につながる決定的なアピールができるため、ぜひ参考にしてください。

①採用の決め手になるアピールをしよう

最終面接で内定を勝ち取るためには、「採用の決め手になるアピールをする」という意識で臨むことが大切です。最終面接に参加する応募者は、これまでの選考を通して能力やスキルなどはすでに企業から認められている状態といえます。

企業はその応募者のなかでも、より自社への貢献意欲が高い人材を最終的に採用したいと考えているため、「絶対に入社したい」といった気持ちを強く持ち、あなたの本気度が伝わるような姿勢を示すことが重要なのです。

そのため最終面接前には、改めて志望企業について研究し、自分がどんな場面でどのような形で貢献できるのかを明確にしましょう。

入社後の具体的な目標や働き方から、企業が自分を採用することのメリットを伝えることができれば、ほかの応募者と比較された際にもあなたの貢献度が採用の決め手となり、内定を勝ち取れる可能性が高まります

企業によっては面接の希望時間を自分で設定できることがあります。最終面談の採用の決め手になるアピールをするためには、順番も重要なのではないかと思う人もいるでしょう。

次の記事では、キャリアコンサルタントが知見を交えつつ、最終面接の順番の疑問について回答しています。

②自分の入社への思いを改めて伝えよう

最終面接ではこれまでの選考を通して深めた企業理解にもとづき、「改めて自分の入社への思いを伝えよう」という心構えで臨みましょう。

先でも述べたように、最終面接の面接官は経営層の社員が担当する場合が多いため、企業の経営方針や方向性などとのマッチ度が重要視されています。

社長や役員により自分の魅力を知ってもらおうと、一方的なアピールに終始してしまうと経営陣からは「自社のほかの社員ときちんと協調して働けないのでは?」「わが社の方針は理解できているのだろうか?」ととらえられ、マイナス評価になってしまうかもしれません。

そのため、ただ自分のアピールだけに固執せず、企業の独自性や強みに理解を示し、自分なりにどのような考えを持っているのかを意識して伝えましょう

企業の課題や成長戦略といった経営視点を踏まえて、自分がどのようにかかわっていきたいのかを述べることができれば、より強く入社意欲を伝えることができます。

最終面接に臨む前に自分の入社への思いを改めて整理し、説得力のある形で伝わるように準備しましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

面接官をしっかり見て、早口ではなく意志の強さを示す落ち着いた声で、口角をやや上げて回答することで入社意欲が伝わります。

また面接官の説明に対し、興味を示して相槌を打ちながら聞くことも大切です。応募企業の事業内容、独自性、キャリアパスなどを踏まえたうえで、入社への思いを伝えましょう。

③自分の働く姿を面接官にイメージしてもらおう

採用の決め手をアピールすることと同様に、面接官に自分の働く姿をイメージしてもらおうという意識も最終面接に大切な心構えの一つです。

単に自分の強みを具体的に説明するだけでは、企業側は応募者が入社後にどのようにそのスキルを発揮してくれるのかがイメージできず、内定を見送ってしまう可能性があります。

そのため、最終面接には自分の強みや過去の経験をもとに、応募先の業務でどのような行動や働き方ができるかを具体的にしてから臨みましょう

過去の経験から強みの活かし方を具体的に話すことで、あなたの行動特性や活躍できそうな仕事の場面など入社後の様子をイメージしてもらいやすくなります。志望企業で求められている人材に当てはまる自分の強みや、関連する経験を深掘りして、自分の働く姿を魅力的にアピールしましょう。

調整力を自分の強みとしてアピールしたい人は、次の記事も併せて読んでみてください。記事では、調整力の自己PRで評価される能力や、アピールするときの例文を紹介しています。

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④どのような質問でも誠実に答えよう

最終面接は、一次や二次面接と異なる観点で評価されてはいますが、これまでの選考できかれた質問と同じような問いかけをされることも多くあります。そのため最終面接では、より一層どのような質問にも取り繕わず、誠実に答えることを心掛けましょう。

油断をしていると、これまでの面接の発言とつじつまの合わない回答になってしまい、あなたの評価を下げる原因になります

また、この心構えができていないと、答えにくい質問をされてもうまく対処できなかったり、話を盛ってこれまでの面接とかけ離れた発言になってしまったりすることが考えられます。無理に理想像を演じることは、入社後のミスマッチにもつながりかねません。

そのため、どのような質問であっても自分の考えや経験にもとづいた率直な回答を心掛けて、これまでの面接との一貫性を意識しましょう。

野村 芳克

プロフィール

誠実さを感じたのは、回答に詰まった際に「少し考えさせてください」と冷静に対応し、自分の言葉で伝えた学生です。一方、ごまかす態度は不信感につながります。面接では取り繕わず、素直に考えを伝えることが大切です。

最終面接では、入社意欲の高さや企業とのマッチ度を伝えることも大切であるものの、基本的なビジネスマナーを身に付けておくことは必要不可欠です。次の記事では、面接で常に意識しておくべきポイントや、面接に受かる人のマインドについて紹介しています。最終面接の前におさらいとして、ぜひチェックしておきましょう。

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入念な準備が心構えに現れる! ベストな状態で最終面接に臨むための対策

入念な準備が心構えに現れる! ベストな状態で最終面接に臨むための対策

  • 履歴書やエントリーシート(ES)を見返してアピールポイントを再確認する
  • これまでの面接の質問を振り返って次も一貫性を持って答えられるようにする
  • 入社を見据えた具体的なキャリアプランを改めて考える
  • 企業の経営視点をとらえた逆質問を考えておく

最終面接では心構えを整えることはもちろん、最後の選考で思わぬミスをしないために、これまでの面接以上に入念な対策が必要です。この対策を怠ると面接官からの質問にうまく答えられなかったり、入社意欲を十分に伝えられなかったりする可能性があります。

下記では、最終面接に臨む前におこなうべき対策について紹介します。それぞれの内容を押さえておけば、対策の重要性を理解できて内定獲得に向けて行動にうつせるため、ぜひ参考にしてください。

履歴書やエントリーシート(ES)を見返してアピールポイントを再確認する

ガクチカや自己PRは履歴書やESの提出時だけでなく、その後の選考でもずっと活用する重要なアピール項目です。

最終面接の前には履歴書やESを見直して、自己分析の内容や企業研究で得た情報、企業に対する自分の思いなどを振り返りアピールポイントを洗い直しておきましょう。

また、最終面接の面接官は経営層が担当することが多いため、面接官の視点に合った志望動機や自己PRへブラッシュアップすることも重要です。ブラッシュアップするのに足りない部分は、さらに業界・企業研究や自己分析をおこない、自分の回答にオリジナリティや説得力を持たせましょう。

最終面接では経営者からの視点で質問をされるケースが多く、志望動機や自己PRをいろいろな角度の質問で深掘りされる可能性があります。どのような質問にも答えられるように、あらゆる質問を想定した回答を用意しておきましょう。

最終面接の頻出質問については、この後の段落で例文を交えて解説するため、ぜひ参考にしてください。

一次・二次面接と進んでいくうちに志望動機に変化が出てきました。志望動機を変えたら一貫性がないと思われてしまうのでしょうか……?

遠藤 美穂子

プロフィール

志望動機に変化が出た際は志望動機を増やす形で伝えよう

面接を受けたり、さらに企業研究を深めるなかで新たな魅力を見出したり、企業に対する思いがさらに深くなったりしたのであれば、志望動機がエントリー時点と多少異なるものになっても構いません。

ただ、もともと企業研究が不足していた印象にならないよう、「面接をしていただくなかで、御社を志望する理由がさらに増え、3つになりました」というように伝え方を工夫してみてください。

これまでの面接の質問を振り返って次も一貫性を持って答えられるようにする

最終面接ではこれまでの面接と一貫性を持った回答が必要不可欠です。前回の面接での回答と矛盾が生じると、意欲や発言そのものへの信ぴょう性を疑われてしまうため、最終面接の前に一次・二次面接で質問された内容を改めて振り返っておきましょう。

また、前回の面接でうまく回答できなかった質問は、企業側もほしい答えを聞けていないわけなので、最終面接で再度同じような質問をされる場合もあるかもしれません。

そのため、これまでの面接の質問のなかでも、答えにくかった質問や伝えたいことを100%アピールできなかったと感じる質問は、より入念に振り返り、適切な回答を考え直してみましょう

さらに、前回の質問を深掘りする質問をされることもあり、うまく答えられないと準備不足ととらえられる可能性があるため注意が必要です。

どのような質問にも一貫性を持って答えられるように、これまでの面接の質問や回答は必ず振り返り、もしこれまでの回答にブレが生じていると感じた場合は、自分の就活の軸と回答を照らし合わせて内容を修正しておきましょう。

これまでの面接内容を振り返るときは、面接ノートを活用すると便利です。下記では、面接後に整理しておくべき面接の内容や、面接ノートを作るメリット、面接ノートの作り方について紹介しています。

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入社を見据えた具体的なキャリアプランを改めて考える

最終面接では、入社後の自分の成長プランや仕事での貢献方法を具体的に伝えることで、企業とのマッチ度の高さを示せます。そのため、面接の前には入社を見据えた具体的なキャリアプランを改めて考えましょう。

キャリアプランを考える際は入社から3年後、5年後、10年後と細かく期間を定めて、未来のその時点ではどのような仕事をおこない、どんな人材になっていたいのかなどを言語化することがポイントです

未来の時点ごとの理想像が見えたら、次は設定した期間のなかでどのようなプロセスで理想像に向かうのかも考えることで、面接でも入社後のキャリアビジョンをより実現性のあるものとして伝えることができます。

下記では、金融業界に就職する場合のキャリアプランの考え方の例を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

キャリアプランの考え方の例

3年後:営業店での預金・融資・資産運用などの基本業務を習得している人材になる

5年後:営業店でリーダー的な立場になり、若手社員の育成や法人営業を担当する

10年後:支店の中核メンバーになり、支店全体の営業戦略の立案や重要顧客を担当する

このように、具体的なキャリアプランは、その企業のなかでキャリアを積んでいきたいという真剣な思いを示すことにつながります。入社意欲や企業理解を示す意味でも、入社を見据えたキャリアプランをしっかり言語化しておきましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

応募企業のキャリアパスを考えて、実現できるキャリアプランを伝える必要があります。たとえば企業が営業職としてキャリアアップしていくことを期待している場合に、応募者が将来的に事務職を希望するようでは、方向性が違うと捉えます。

また、キャリアプランだけでなく、実現するためにやるべきことまで伝えましょう。

企業の経営視点をとらえた逆質問を考えておく

最終面接は経営層の社員が面接官を務めることが多いため、企業の経営視点をとらえた逆質問を考えておくことが大切です。

逆質問は、ただ自分の疑問点を解消するだけのものではありません。企業への関心の高さや理解度を示し、面接の最後でも自分の熱意をアピールしましょう

最終面接の逆質問には、企業の経営方針や今後のビジョン、面接官である社長や役員自身の考えなど、経営層ならではの答えが聞けるような質問がおすすめです。

また、入社を前提とした業務内容にかかわる質問をすると、仕事へのやる気がうかがえて入社意欲の高さをアピールできます。下記では、経営層にアピールできる逆質問について紹介しているため、ぜひ参考にしてくださいね。

逆質問の例

・御社の◯◯事業をさらに発展させるために、具体的にどのようなことに取り組んでいるのかお聞かせいただけますか?

・御社の◯◯技術を今後どのような市場へ展開していこうとされているのかお聞かせいただけますか?

・御社に入社する前に、学生のうちから準備できることはありますか?

・御社で活躍する人にはどのような共通点があると思われますか?

・新規事業の立ち上げに興味があるのですが、参加するためにはどのような視点やスキルが必要だとお考えになりますか?

遠藤 美穂子

プロフィール

逆質問は、知りたいと思ったことを聞けば良いのですが、なぜそれを知りたいかという理由も添えると良いでしょう。たとえば「自分なりに業界を調べてこう考えているのですが、実際はどうでしょうか」というように尋ねると、熱意が伝わります。

逆質問は自分をアピールするためのものである一方で、なかには逆にあなたの評価を下げてしまう質問も存在します。採否に影響する場合もあるため、次の記事を参考にして逆質問に適していない質問を押さえておきましょう。

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面接で聞いてはいけない逆質問をしてしまうと、採用担当者からの印象を下げる恐れがあります。本記事では、注意すべき逆質問と好印象につながるポイントについてキャリアコンサルタントとともに解説します。例文も紹介するのでぜひ参考にしてください。

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面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!

自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?

面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。

39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。

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  • もうすぐ初めての面接がある人
  • 自信のあった面接に落ちてしまった人
  • 面接への不安を和らげたい人

自分の心構えをしっかり示そう! 最終面接の頻出質問&回答例6選

最終面接の心構えを整えたら、本番でしっかりと示すために頻出問題を確認して面接本番に向けて練習をおこないましょう。

質問の内容はこれまでの面接とそれほど大きな差はないものの、経営陣の面接官が聞いても納得してもらえるような回答を準備する必要があります。

これまでの面接と同じ回答をただ覚えて反復するだけにならないよう、頻出質問と回答例を参考に最終面接に特化した対策をおこないましょう。

それぞれの質問や回答内容を押さえておけば、面接のイメージがついて自分なりの説得力のある回答を用意できます。ぜひ参考にしてください。

①質問例:改めて志望動機を聞かせてください

ESや履歴書を含め、これまでの面接で何度も質問される志望動機は、最終面接でも聞かれる可能性があります。

これまでの面接と一貫性のある内容、かつ経営層の面接官へのアピールとなるように、会社全体についてや入社後のキャリアプランについても具体的に説明しましょう

「改めて志望動機を聞かせてください」に対する回答例文

御社を志望する理由は、ファッションを通じた自己表現の可能性を広げる企業理念と、サステナビリティへの積極的な取り組み、そして顧客に寄り添った店舗づくりにあります。

私がアパレル業界を志望するきっかけとなったのは、大学2年次のアパレルショップでのアルバイト経験です。お客様の「着たい服」ではなく「なりたい自分」に焦点を当てた接客を心掛けたところ、多くのお客様から喜びの声をいただきました。

特に、印象に残っているのは就職活動を控えた学生のお客様に、自信を持って面接に臨めるスーツスタイルを提案できた経験です。その方から後日、内定が取れたとの報告を受け、ファッションが人生の転機を後押しできることを実感しました。

御社は、「すべての人にファッションの喜びを」という理念のもと、年齢や体型を問わない幅広い商品展開をされており、特にサステナブル素材の活用やリサイクルプログラムの実施など、環境に配慮した取り組みを積極的におこなわれている点に強く共感しています。

入社後はまず店舗での接客力を磨き、お客様一人ひとりに寄り添った店舗づくりを実現したいと考えています。将来的には環境に配慮した商品開発にも携わり、サステナブルファッションの普及に貢献できる立場を目指したいと考えています。

野村 芳克

プロフィール

最終面接では、志望動機の一貫性と具体性が重要です。企業理念や強みに触れつつ、自分の経験とどう結びつくかを明確に伝えましょう。また、入社後の具体的な貢献を述べ、経営層に長期的な成長イメージを持ってもらうことが大切です。

②質問例:当社の強み・弱みはそれぞれ何だと思いますか?

企業は自社の強みや弱みを聞くことで、応募者の入社意欲の高さを測っています。企業の良いところだけでなく、伸ばしどころを理解しているのかを聞くことで、企業の課題について当事者意識を持っているのかにも注目されるのです

また、企業の弱みを話すときは、特に言葉選びや伝え方は慎重になる必要があります。

否定的な言葉で課題だけを話すのではなく、課題解決案や自分がどのように貢献できるのかなど、前向きな言葉を加えて説明しましょう。

「当社の強み・弱みはそれぞれ何だと思いますか?」に対する回答例文

御社の強みは、自社製品の開発に力を入れていることだと考えています。

具体的には、他社のシステム開発を請け負うだけでなく、独自のSaaSプロジェクトを展開されていることで、安定した収入が見込めるビジネスモデルを作り上げていると理解しています。

一方、改善の可能性があるところは、まだ海外でのブランド認知度が発展途上かと思います。私は大学で英語とウェブマーケティングを学んでおり、特にSNSを活用した海外向けのプロモーション戦略に興味を持って研究していました。御社が今年からアジア市場への展開を始められているとうかがっており、将来的にはその経験を活かして海外展開プロジェクトで、おもにデジタルマーケティングの面から貢献させていただければと考えています。

③質問例:入社後のキャリアプランがあれば聞かせてください

入社後の活躍を見据えるために、どのような目標を持っているのかを確認するための質問です。

キャリアに関する質問は、3年後、5年後、10年後など一定期間に区切って聞かれることもあります。

そのため、準備段階では志望企業に入社した場合のキャリアパスをいくつか思い描き、自分がどのようにキャリアを重ねていきたいのかを明確に決めておきましょう

「入社後のキャリアプランがあれば聞かせてください」に対する回答例文

入社後3年間は、営業の基礎をしっかりと身に付けることに注力したいと考えています。特に、商品知識の習得と顧客との信頼関係の構築スキルを磨きたいと思います。

その後の2年間では、自分の担当エリアで成果を出せる営業担当者になることを目指します。そして、入社後5年以降は、若手営業社員の指導もおこなえるリーダーとして、チーム全体の成果向上に貢献したいと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

入社後のキャリアプランを伝えることで、学生が5年後、10年後にどのような仕事に取り組みたいのか、どのように成長したいのかを面接官はイメージできます。また、キャリアについて人事部任せではなく主体的に考えられているという印象も持ちます。

④質問例:同業他社ではなく当社を選んだ理由を教えてください

この質問は志望動機を深掘りして聞かれることの多い内容です。ほかの企業の選考を受けていることを踏まえ、「本当に自社に入社したいと思っているのか」を確認するために聞かれます。

志望企業独自の強みや経営理念に共感を示し、経営層の面接官が納得できるような理由を説明しましょう

「同業他社ではなく当社を選んだ理由を教えてください」に対する回答例文

御社を選んだ理由は、サステナビリティへの先進的な取り組みに感銘を受けたからです。

御社は業界のなかでもいち早くESG投資の専門部署を立ち上げ、環境配慮型の金融商品の開発や、SDGs関連の投資助言サービスを展開されています。この先見性は、将来の金融市場において大きな競争優位になると確信し、魅力を感じました。

谷所 健一郎

プロフィール

求人情報に企業が伝えたい特徴や独自性が記載されていますので、チェックしましょう。また企業のHPで情報収集することができます。最終面接では他社との違いを問われることがあるので、同業他社のHPも確認しておくと良いでしょう。

⑤質問例:あなたの長所と短所を教えてください

長所と短所の質問からは、自社の社風にあっている人材なのかを判断されます。さらには、今後の事業に活かせるのか、自社での活躍が期待できるのかを見極めることにも役立てられます。

高い評価を得るためには、企業の求める人物像を理解して当てはまる自分の性格を回答しましょう。また、社長などの経営陣のインタビュー記事で、一緒に働きたい人の特徴を述べているものがないかを調べたうえで、当てはまる部分をアピールするのもおすすめです。

「あなたの長所と短所を教えてください」に対する回答例文

私の長所は、目標に向かって粘り強く取り組む力です。

アルバイトで接客を担当していたときも、お客様からのクレームを受けた際は、必ず上司に相談しながら最後まで丁寧な対応を心掛け、多くのケースでリピーターになっていただくことができました。

短所は、熱中しすぎるあまり周囲への配慮が不足してしまうことです。

以前、大学のゼミで自分の研究に没頭するあまり、チームメンバーとのコミュニケーションが欠けてしまい、情報共有が疎かになることがありました。この課題に気付いてからは毎日10分程度のショートミーティングを提案し、チーム内での進捗共有を習慣化しました。雑談を交えながら情報共有することでチーム内の親睦も深まり、結束力が増して発表会の準備がスムーズに進むようになりました。

自分の長所をどのように面接でアピールできるのか、または評価を下げない短所の上手な伝え方を知りたい人は次の記事も併せて読んでみてください。記事では、長所の選び方や短所を聞かれたときの考え方、悪いイメージで終わらせない短所の言い換え表現について紹介しています。

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例文10選! 面接の長所と短所の回答方法と企業に刺さる伝え方を解説

面接で「長所や短所は?」と聞かれることは多々ありますが、回答内容や言葉の選び方に迷っている人もいるのではないでしょうか。特に短所はひと工夫を加えることで面接官が持つ印象が大きく変わります。この記事では採用経験のあるキャリアコンサルタントと一緒に面接での長所・短所の回答方法やコツを解説します。

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例文10選! 面接の長所と短所の回答方法と企業に刺さる伝え方を解説

⑥質問例:何か質問はありますか?

面接官はこの質問により、応募者の入社意欲や熱意の確認、経営方針を理解しているのかを確認します。「ありません」と答えると「自社への関心が低いのではないか」「対応力がない」といったように判断されてしまいかねません。

最後まで気を抜かずに、面接官にアピールすることを意識して回答しましょう。

経営陣の面接官へ向けて、事業展開やビジネスについて、または入社への熱意が伝わるような質問をすると、好印象を持たれやすいです

「何か質問はありますか?」に対する回答例文

・御社の◯◯という経営理念に強く惹かれているのですが、この理念を軸に今後どのような事業展開をお考えか、可能な範囲でお聞かせいただけますか?

・御社が継続的に成長を実現できている核心的な強みは何だとお考えですか?

・日々の業務に取り組まれるなかで、特に大切にされている価値観や心掛けていることをお聞かせください。

・御社の強みである◯◯を今後も維持・強化していくために、社員として特に意識するべき点は何だとお考えですか?

面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう

不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。

そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。

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こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • 近く面接本番を控えている人
  • 自分の面接の改善点を知りたい人
  • 過去の面接で力を発揮しきれなかった人

そもそも最終面接とは? 基本をおさらいして良い心構えにつなげよう

そもそも最終面接とは? 基本をおさらいして良い心構えにつなげよう

  • 最終面接の目的
  • 一次・二次面接との違い
  • 最終面接の通過率

最終面接は一次・二次面接などのこれまでの選考結果を踏まえつつ、応募者が企業に適した人材であるのか最終確認をするための場です。そのため「最終面接まできたからもう安心だ」などと油断していると、本番で思わぬミスをしたり意識の低さを見抜かれたりして不合格になる恐れがあります。

最終面接で内定を勝ち取るためには、心構えを整えておくことが重要です。下記では、最終面接の基本情報を詳しく紹介しています。ここでしっかりおさらいをすることで、最終面接に臨む心構えが整えられ、本番に向けて対策がおこなえます。ぜひ参考にしてください。

最終面接の目的

最終面接の目的

  1. 自社への志望度の高さを測るため
  2. 自社とマッチする人材かどうかを確認するため
  3. 入社後の定着性を見極めるため

最終面接では、多くの場合、役員や経営者のような会社のトップに立つ人物が面接官を担当します。そのため、採用基準は一次・二次面接とは異なり、長期的な観点や経営視点から合否を判断されます。

最終面接のおもな目的は一次・二次面接での評価を踏まえて、「応募者が本当に企業に適した人材なのか」の最終確認をおこなうことです。さらに、応募者にとって「自社が本命企業であるのか」を見極めることも目的としています。

企業はこれらを判断するために、「自社への志望度の高さ」「自社とマッチする人材であるのか」「入社後の定着性が見られるか」に注目して質問をおこなうのです。

こうした最終面接の目的を十分に理解していないと、評価項目に沿わない回答をしてしまい、不採用になる恐れがあるため注意が必要です。面接官の質問の意図を理解し、自分の回答からどんなことを見極められているのかを汲み取ってアピールにつなげましょう。

自社への志望度の高さを測るため

就活生は複数の企業の選考を並行して受けている人も多く、企業は最終面接で応募者の自社への志望度の高さを確認します。企業は採用活動に多くの時間や労力を費やしているからこそ、優秀さだけではなく、自社への貢献意欲の高い人材を求めているのです。

また、一次・二次面接を通過した応募者はすでに能力やスキル、人柄などは評価されており、いずれも基本的な採用基準を満たしているといえます。

そのため、すでに能力や人柄の面では優秀な人だけが残っている最終面接では、ほかの応募者と差をつけるためにも、入社意欲をしっかりと伝えて志望度の高さを示すことが大切なのです。

志望度の高さは企業理解の深さを示したり、入社後の展望を具体的に説明したりすることでアピールできます。志望動機や自己PR、逆質問を活用して「自分がいかにその企業での仕事やキャリアについて真剣に考えているか」をしっかり伝えましょう。

自社とマッチする人材かどうかを確認するため

新卒採用は企業にとって未来の投資であるため、長く活躍して企業へ貢献してもらえる人材を求めています。そのため最終面接では、企業の価値観や方向性とマッチする人材かどうかという部分を重視しているのです。

応募者がどのような仕事観を持っているのか、仕事に対してどのような理念を持っているのか、といった視点から企業とのマッチ度を判断されます

企業理念や経営方針を理解せずに面接に臨んでしまうと、企業理解が不十分、すなわち「自社のやり方に共感してないのでは?」と判断され不合格になってしまうかもしれません。

企業との相性を伝えるためには企業研究・自己分析を徹底して、企業文化や社風にマッチする自分の強みや特性を具体的に伝えることが大切です。

野村 芳克

プロフィール

最終面接では、応募者の価値観や仕事観が自社の理念や文化に合うかを判断します。そのポイントは、志望動機の一貫性、企業の強みやビジョンへの理解度、入社後のキャリアプランの現実性などです。

面接官は、応募者の回答から納得性や行動の具体性を見極めています。

入社後の定着性を見極めるため

最終面接では、応募者の長期的な定着の可能性を見極めることも目的の一つとして挙げられます。企業は採用した人材に、長期的に活躍して貢献してほしいと考えているためです。

そのため、最終面接では応募者の仕事に対する価値観やストレス耐性、主体性といった内面的な特性を深掘りして、企業との相性や定着性を確認しています。また、企業は採用や人材育成に多大なコストを投資するため、早期退職のリスクを最小限に抑えたいという思いもあるのです。

定着性の高さを示すためにも、その企業でのキャリアビジョンを明確に描き、実現に向けた行動計画を具体的に伝えられるようにしましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

定着性の高いと感じられた回答は、企業研究をおこなっていて、自社の特徴や独自性を理解したうえで、自社だからこそ入社したい理由を伝えられる応募者です。また自社で実現できるキャリアプランを具体的に回答できれば、定着する人材だと考えます。

最終面接の目的について説明してきましたが、一次・二次面接の目的について今一度知りたいという人は次の記事も併せて読んでみてください。記事では、一次・二次・最終面接それぞれの目的について詳しく紹介しています。

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一次面接は基本的な質問をされることがほとんどですが、質問の意図を理解しないと高評価を得るのが難しいため注意が必要です。一次面接の頻出質問と回答例、面接官の意図を組んだ回答のコツを解説するので、一次面接を控えている人はぜひ記事を参考にしてくださいね。

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一次・二次面接との違い

項目最終面接二次面接一次面接
所要時間30分〜1時間程度30分〜1時間程度15分〜30分程度
面接官役員や経営者現場の責任者や管理職人事や若手社員
面接形式個人面接が一般的個人面接が多い
傾向にある
集団面接が多い
傾向にある
面接の役割自社に適した人材で
あるのかの最終確認
採用したい人を
見極める
ビジネスマナーなど
基本的な部分を
確認する
質問内容入社意欲の高さや
企業理解度が
わかる質問
入社後の展望や
人となりがわかる
質問
志望動機や自己PR
など基本的な内容
一次・二次面接との違い

最終面接と一次・二次面接での目的には明確な違いがあるため、質問内容が似ていても面接官の採用基準は異なる場合があります。

一次面接では応募者を絞りこむために、基本的なマナーや人柄を重視して面接がおこなわれる傾向が強いようです。

そして、二次面接では自社で働くうえで必要な能力やスキルが備わっているのか、現場の責任者が一緒に働きたいと思う人物なのか、といった点が評価ポイントになります。

一方、最終面接では役員や社長などが面接をおこなう場合が多いため、一次・二次などの面接と比較して、より経営者視点から、企業の未来のために採用すべき人物か、自社の経営理念や風土とマッチしているのかの確認がおこなわれます

そのため、最終面接では一次・二次面接のように能力やスキルを証明するだけではなく、企業の未来を担える人材であることをアピールする必要があるのです。

最終面接では役員以上の社員が面接官なのですごく緊張します……。本番ではどのようなことに気をつければ良いですか?

野村 芳克

プロフィール

過度な緊張を防ぐために事前準備をして落ち着いて臨もう

最終面接は、役員や経営層が面接官を務めることが多いので、緊張するのは当然です。しかし、過度な緊張は本来の力を発揮できなくなるため、事前準備を整え、自信を持って臨みましょう。

企業側が求める人材かを最終的に見極める最終面接では、志望動機の一貫性や理念とのマッチ度、入社後のビジョンが重視されます。具体的なエピソードを交え、意欲を伝えることが大切です。

また、落ち着いた態度も評価のポイントになります。深呼吸をしてリラックスし、相手の目を見てはっきり話すことで誠実さや自信を示せます。この場を「企業との相性を確認する機会」と捉え、自分らしさを忘れず挑みましょう。

最終面接は長丁場になる可能性があるものの、人によっては15分程度で終わってしまうこともあります。面接時間が短いと不採用になるのではないかと、不安になるのは自然なことです。

次の記事では、キャリアコンサルタントが知見を交えつつ、最終面接の時間に関する悩みについて回答しています。

最終面接の通過率

皆さんのなかには、最終面接に進める連絡を受けて、「ほぼ合格だ」と安心してしまった人もいるのではないでしょうか。

最終面接の通過率は、業界や企業規模によって異なるものの、一般的に50%程度で、一次・二次面接の通過率は一般的に30〜40%程度といわれています。

一次・二次面接の通過率と比較すれば、最終面接の通過率は高いと感じるかもしれませんが、最終面接でも2人に1人は不採用になるため、「最終面接=ほぼ合格」とは限りません

せっかく厳しい選考過程を通過して最終面接に臨めても、油断していたり対策を怠ったりすれば不採用になる可能性は十分にあります。

そのため、最終面接まできたからと気を抜かず、対策を徹底し、適切な心構えで本番に臨むことが大切なのです。

最終面接の一般的な通過率は50%と説明しました。しかし、通過率は企業や時期、選考回数などによって大きく異なるため、一概にはいえません。次の記事では、面接回数や時期、会社規模などの基準別に通過率を解説しています。

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油断は禁物! 最終面接の心構えができていない人に多い失敗

油断は禁物! 最終面接の心構えができていない人に多い失敗

  • 企業の求める人材とマッチしていることを示し切れない
  • 企業研究が不十分で入社意欲の高さまで伝えられない
  • これまでの面接と最終面接での発言に一貫性がない

最終面接の基本情報を踏まえて、最終面接に通過したとしても必ず受かる訳ではないことを説明しました。最終面接に臨む心構えができていないと、対策を怠ったり自分の評価を下げるような発言をしたりする恐れがあります。

下記では、最終面接の心構えができていない人に多い失敗について紹介します。それぞれの内容を把握すれば、心構えの重要性を理解して最終面接での失敗を防ぐ対策ができるため、ぜひ参考にしてください。

企業の求める人材とマッチしていることを示し切れない

最終面接では企業理念や風土とマッチしているのかについて重視されますが、心構えが整っていないことで、企業とのマッチ度のアピールに説得力が出せず不合格になる恐れがあるため注意しましょう。

たとえば、企業が主体性を企業理念に掲げているのにもかかわらず、受動的な発言や体験談を話してしまうと企業理念に反するアピールになってしまいます。

すごい実績や強みをアピールできる回答内容だったとしても、企業の価値観や方針に沿っていなければ、最終面接で不採用になる可能性があります。

企業とのマッチ度の高さを伝えるためにも、最終面接の段階での企業研究や業界研究は怠らずにおこないましょう。特に、企業ホームページ(HP)の社長メッセージや、経営陣の意見が反映された記事などは、必ず読んでおくことをおすすめします

企業研究が不十分で入社意欲の高さまで伝えられない

企業研究が不十分だと、「入社意欲が低いのではないか」ととらえられて不合格になる可能性が高いです。企業研究は一次・二次面接の前にしているため、最終面接ではそこまで重点的におこなう必要がないと思っている人も多いかもしれません。

しかし、最終面接では一般的に経営陣が面接官を担当することが多いため、これまでの面接とは違った視点や企業の経営についての内容を問われることも考えられます。

単に、企業の基本情報を押さえるだけでなく、競合他社との違いや業界での立ち位置までしっかり理解しておきましょう

そのように企業研究を深めて得た情報をもとに、志望動機や自己PR、逆質問を活かして入社意欲を示すことが大切です。競合他社の情報や業界の動向などを理解したうえで、企業を志望する理由を伝えられれば、入社意欲の高さを効果的にアピールできます。

遠藤 美穂子

プロフィール

企業研究は、自分がその企業の一員として意欲を持って働けるかを考えながらおこなうことをおすすめします。事業内容や社長メッセージに加えて、同業他社のHPなどにも目を通して比較してみると「なぜこの企業か」を伝えやすくなります。

これまでの面接と最終面接での発言に一貫性がない

これまでの面接と異なるメッセージを伝えてしまうと、一貫性がないと判断され不採用になる可能性があります。発言に一貫性がないことで、これまで話してきた内容が信頼性に欠けると判断され、応募者の志望度や適合性を疑う原因になるためです。

たとえば、初期の面接で「御社の安定した経営基盤に魅力を感じています」と発言したとします。

それに対し、最終面接で「チャレンジングな環境で働きたい」などと主張してしまうと、発言に整合性がないため、面接官から「自分の希望や意思が曖昧になっているのでは?」と懸念されてしまいかねません。

人間なのでさまざまな内面を持つのは当たり前ではあるものの、面接では一貫性のあるアピールが重要です。そのためには、自分はどのような働き方をしたいのか、将来の理想にどのようなプロセスで進んでいきたいのかなど、就活の軸を明確にして企業にアピールするべきポイントを見直しましょう。

就活の軸とは、企業を選ぶ際の個人の指針となるものを意味します。面接で一貫性のある発言をするためには、自分の就活の軸を見直すことが大切です。次の記事では、4つに分類される就活の軸や就活の軸の見つけ方について紹介しています。

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就活の軸の決め方に悩む就活生向けに、「就活の軸の見つけ方」や「答える際の注意点」をキャリアコンサルタント監修により解説する記事です。就活の軸一覧90選と面接での回答例45選も紹介するので、あなたに合った就活の軸がきっと見つかります。

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面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!

面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。

そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。

どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!

就活のプロが解説! 自分の心構えを最終面接で伝え切るための秘訣

ここまで最終面接に向けた心構えや、当日の心構えについて紹介してきました。最終面接に通過したからといって必ず受かるとは限らず、油断していると事前準備が不十分で不採用になる恐れがあります。

最終面接では経営陣の面接官に向けて、志望動機や自己PRをブラッシュアップして、企業理解や入社意欲を示すことが大切です

しかし、どれほど入念に準備をしていても、アピール方法が悪ければ自分の強みや志望度の高さなどを適切に伝え切れない場合があります。

下記では、キャリアコンサルタントの遠藤さんに、自分の心構えを最終面接で伝え切るための秘訣を解説してもらいます。アドバイスを踏まえて、これまで準備してきたことを最大限に活かして最終面接を成功に導かせましょう。

アドバイザーコメント

「入社したい」という気持ちを強く持ち、素直な自分で臨みましょう

まず何よりも大切なのは、「この会社に入りたい」という気持ちです。「正直なところそれほど入る気はない」「面接の練習のためにとりあえず受けたい」といった思いでいると、相手に伝わってしまいます。面接を受けるたびに「受かったら入社したい」という気持ちをしっかりもって臨みましょう。

次に、自分を実際以上によく見せようとせず、正直であることです。多少盛ってもばれないだろう、「わかりません」と答えてはまずいだろう、などと考えて適当に答えるよりも、実際の経験や自分が理解している範囲のことを答えるほうが誠実な印象を与えます。

最終面接では緊張しすぎず自分の夢や意欲を素直に伝えましょう

また、最終面接の相手は、企業の役員など経験を積んだ年上の人かもしれませんが、入社したら仕事でかかわったり、上司となったりするかもしれない人です。みなさんが実務経験のない学生ということはお互い認識しています。恐れ過ぎず、その企業で実現したい夢や仕事へのやる気を素直に伝えましょう。

働きながらさまざまな経験を積み、やがてその企業を担える人材になりたい、という気持ちで将来のビジョンを話せば、「ぜひ一緒に働いてほしい」と思ってもらえるでしょう。

落ち着いて結果を待とう! 最終面接後も適切な心構えを保つ3つのポイント

落ち着いて結果を待とう! 最終面接後も適切な心構えを保つ3つのポイント

  • 「自分のベストを尽くした」と自分の頑張りを認める
  • どんな結果も肯定的に受け止める
  • 1社だけに固執せずにほかの企業との出会いにも目を向ける

最終面接の結果待ちの時間では、面接の内容を思い返して「不採用になるのではないか」と不安になる人も多いでしょう。結果を待っている時間を有意義なものにするためにも、最終面接の後も適切な心構えを持っておく必要があります。

下記では、落ち着いて結果を待つために、最終面接後の適切な心構えの保ち方を紹介しています。それぞれの内容を押さえておけば、結果待ちの時間を無駄に過ごすことなくポジティブな気持ちで就職活動に向き合えるため、ぜひ参考にしてください。

①「自分のベストを尽くした」と自分の頑張りを認める

最終面接を終えた後はいろいろ思い出して、うまく答えられなかったことや面接官の発言、態度の意味などを深く考えてしまうかもしれません。しかし、心に引っかかることがあったとしても、まずは「自分のベストを尽くした」と自分の頑張りを認めることも大切です。

これまでの準備や面接での対応を振り返り、自分を否定的にとらえてしまうと、その後の就職活動にも悪影響を及ぼす可能性があります。

面接での一つひとつの受け答えを思い返し、「もっと良い回答ができたのではないか」と考えてしまうのは、これまで懸命に準備を重ねてきた証でもあるのです

そのため、まずは自分の努力を認めて前向きに未来へ目を向けるように心掛けましょう。結果を待っている間は、入社後に携わってみたい業務についてや将来のビジョンについて考えることで、ポジティブな気持ちで過ごせるはずです。

野村 芳克

プロフィール

最終面接の結果待ちの時間は不安になりがちですが、「ベストを尽くした」と自分を認めることが大切です。

面接を振り返りつつ、次のステップや入社後のビジョンを考えることで前向きな気持ちを維持しましょう。焦らず冷静に結果を待つことが重要です。

②どんな結果も肯定的に受け止める

最終面接の結果がどのような形であっても、次のステップへの貴重な学びとして肯定的に受け止めましょう。企業と応募者の相性は、お互いの価値観や目指す方向がマッチして初めて明確になるものであるため、たとえ不採用になったとしても自分の能力や人間性を否定する必要はありません。

不採用という結果は一見ネガティブに感じられる一方で、自分の仕事観や理想のキャリアを見つめ直す機会となり、より自分に合った企業を見つけるきっかけにもなり得ます。また、面接での質疑応答を通して得られた気付きは、企業理解や業界理解を深めるうえで大切な経験といえます。

そのため、最終面接での結果を単なる合否としてではなく、自己成長の機会として前向きにとらえて、次の選考に臨むエネルギーに変えていくことが大切です。

もし、最終面接に落ちてしまった場合、懸命に準備してきた人こそつらい気持ちになるでしょう。就職活動を再開させるためには気持ちをうまく切り替えることが大切です。

次の記事では、キャリアコンサルタントが知見を交えつつ、最終面接に落ちてしまった人へアドバイスをしているので、そのときの気持ちの保ち方について参考にしてください。

③1社だけに固執せずにほかの企業との出会いにも目を向ける

最終面接に通過したことによって、企業に強い思い入れを持つことは自然なことです。しかし、世の中には数多くの企業があるため、1社だけに固執せずにほかの企業との出会いにも目を向けることも心掛けましょう。

就職活動は自分のキャリアの可能性を広げられ、さまざまな企業の選考を通じて新たな発見を得られる貴重な機会です。最終面接を通過した企業とは異なる業界や規模を知ることで、自分の価値観や目指すキャリアに変化をもたらすことも考えられます

また、複数の選択肢を持つことで冷静に自分の将来を見つめ直すことができ、理想のキャリアをかなえるための選択が可能になります。そのため、最終面接の結果を待つ間もほかの企業の情報収集や業界研究を続けて、前向きに就職活動をおこないましょう。

遠藤 美穂子

プロフィール

最終面接の結果を待つ間、ほかの企業を受ける気力がないという人がいます。しかし、結果が出てから別の企業を受けようとしてもエントリーが締め切られているケースもあります。

引き続き他社の選考に取り組み、意中の企業の内定が出たところで就活を終えましょう。

プロに聞いた! 最終面接にまつわるQ&Aで悩みや疑問を解消しよう

最終面接ではこれまでの面接と同じ質問であっても、回答を活かして企業の経営方針や未来のビジョンについて理解を示す必要があります。しかし、十分に対策をしていても、本番で自己アピールにつながる回答ができるのか不安になる人もいるでしょう。

下記ではPORTキャリアに寄せられた最終面接の悩みに関する3つのQ&Aを紹介しています。自分と近い悩みがある場合は、プロのアドバイスをもとに悩み解消へとつなげてください。

最終面接にふさわしい心構えで入社意欲を示して内定を獲得しよう

最終面接はこれまでの面接での評価を踏まえて、「応募者が本当に企業に適した人材なのか」を確認する場です。面接官である経営陣の視点から、あらゆる質問により応募者の志望度の高さや自社とのマッチ度、入社後の定着性を見極めます。

そのため、最終面接に通過したからといって採用されるという訳ではなく、採用基準を満たさなければ不採用になる可能性も十分にあります。応募者は最終面接に臨む心構えを整えて、質問の意味を正しく汲み取ったりアピールするべきポイントを明確にしたりすることが大切です。

最終面接に臨む心構えを整えられたら、本番でしっかり示すために入念な面接対策は必要不可欠です。面接官の質問の意図を正しく理解したうえで、企業への入社意欲や企業理解を示して内定獲得を目指しましょう。

アドバイザーコメント

長期で働ける人材であることを入社意欲と貢献度でアピールしよう

最終面接は必ず受かるというわけではなく、面接に臨む心構えや対策が重要です。最終面接では、なぜ自社なのか、どういった能力を発揮できるか、何を目指しているかを確認し、入社意欲や能力を発揮し定着できる人材かどうかを見極めています。

企業研究をおこない特徴や独自性を整理したうえで、応募企業だからこそ入社したい理由を具体的に述べて、入社意欲を示しましょう。また、応募企業で発揮できる能力を伝えれば、面接官に活躍する姿をアピールできます。これまでの面接を振り返り、どういった点が評価されているか考えて、アピールすべき内容を整理すると良いでしょう。

キャリアプランや逆質問など細かな部分まで気を抜かず最終面接に挑もう

応募企業の社風と自分の性格や適性がマッチしていることや、キャリアプランを説明することで、定着する人材だとアピールできます。逆質問は、事業展開や企業理念など、役員に向けた質問を用意しておきましょう。

また、改めて履歴書やESを読み返して、記載した内容を再確認したり、これまでの面接の回答を振り返ったりし、一貫性を持った回答ができるようにすることも大切です。

最終面接まで通過したため一定の評価はされていますが、最後まで気を抜かず、面接に臨みましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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