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面接で「自己PRを1分でお願いします」と言われ、何をどこまで話せば良いのか迷う人もいるのではないでしょうか。
この記事では、1分にまとめる方法を、強み別の例文で解説します。面接の前に、手元の原稿と照らし合わせてみてください。
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企業が自己PRを1分にまとめさせる理由
企業が自己PRを1分にまとめさせる3つの理由
- 短時間で要点を伝える力を見たい
- 多くの学生を同じ条件で比較したい
- 面接の残り時間を深掘りに使いたい
1分という指定には、面接官が確かめたいことが表れています。指定の意図がわかると、限られた時間で何を優先して残すかを判断できます。
たとえば「短時間で要点を伝える力を見たい」のであれば、削るべきは説明の丁寧さであり、強みやエピソードそのものではありません。時間内に収めること自体は評価の対象になりません。
まずは、企業が自己PRを1分にまとめさせる3つの理由を押さえておきましょう。
実際のところ、1分を多少過ぎてもいきなり不合格になることはほぼありません。
加えて、ストップウォッチや腕時計で細かく測定する面接官は稀です。まずは、1分で練習して、当日少し早口になったり、ゆっくりになりすぎても、プラスマイナス15秒位であれば問題ありません。
1分半位になっても内容が良ければ気にならないですね。
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(リーダーシップが強みの場合)
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1分の自己PRの構成と時間配分
1分の自己PRの構成と時間配分
1分の自己PRは時間配分を決めてから中身を考えると作りやすくなります。
ここでは3つのパートごとの時間配分と、何を話すかを解説します。原稿を作ったら、実際に声に出して時間を測り、配分とずれていないか確認しましょう。
①【10秒】強みを一言で伝える
最初の10秒で自分の強みを一言で伝えましょう。面接官が最初に確かめたいのは、この学生の強みが何かという1点です。
冒頭の10秒に入れること
- 強みを表す一言
- 強みが発揮される場面や条件
「私の強みは継続力です」だけでは、ほかの学生と同じ言葉になります。「成果が出ない時期でも続けられる継続力です」のように、強みが発揮される条件を添えましょう。
条件を添えると、このあとのエピソードが強みの裏付けとして聞こえます。
冒頭の一言が思い浮かばない人は、書き出しのパターンを強み別にまとめたこちらの記事が役立ちますよ。
プロが選ぶ「自己PRの書き出し」の最適解とは? 強み別の例文付き
②【45秒】エピソードを1つ話す
次の45秒は、強みを裏付けるエピソードに使います。
45秒で話す4つの要素
- どんな状況だったか
- 何が課題だったか
- 自分がどう動いたか
- どうなったか
自己PRの印象を決めるパートでもあるため、限られた時間のなかでは一つのエピソードに絞ったうえで、順を追いながら、端的に話すことが大切です。
短くしようとしすぎて背景が伝わらないと魅力も半減するため、リストを参考に、45秒でまとめる訓練をしておきましょう。
コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます

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(リーダーシップが強みの場合)
【15秒】入社後の貢献で締める
最後の15秒では、その強みを入社後にどう活かすかを伝えましょう。
最後の15秒に入れること
- 強みを活かせる仕事の場面
- どのように貢献したいか
「貴社でも強みを活かして貢献したいです」だけでは、どの企業にも言える締めになってしまいます。志望する職種の具体的な業務に結び付けましょう。
営業職なら「担当先を長く任せていただく仕事で」、企画職なら「成果が出るまで時間のかかる施策で」というように、その職種の働き方に触れる形です。
一方で、志望動機まで話し込む必要はありません。強みと仕事のつながりを示すところまでで十分です。
時間指定がない場合の基本構成から確認しておきたい人は、強みの一覧もあわせて掲載したこちらの記事を参考にしてください。
例文10選|大学生におすすめな自己PRの強み一覧と基本構成を紹介
【強み別】1分の自己PRの例文12選
ここからは、強み別に1分の自己PR例文を12本紹介します。
各例文には評価ポイントも解説しているので、どこが評価につながるのかを確認しながら読んでみてください。
なお、自己PRとガクチカで同じエピソードを使うか迷う人もいるでしょう。書き分けのコツはこちらの記事で確認しておきましょう。
ガクチカと自己PRの違いは? 例文付きで相違点をわかりやすく解説
強みそのものが決まっていない人は、強み別の例文をまとめたこちらの記事から探してみてください。
強み別の自己PR例文17選|63の言い換えも活用して選考突破
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(リーダーシップが強みの場合)
例文①継続力
例文①継続力
私の強みは、成果が出ない時期でも続けられる継続力です。
大学では弓道部に所属し、入部当初の的中率は3割程度でした。原因が姿勢の崩れにあると考え、毎朝の練習前に素振りを100本おこなうことを自分に課しました。
1年目は数字がほとんど変わらず、やめたくなる時期もありましたが、練習日誌に毎日の的中数を記録し、わずかな変化を確認しながら続けました。その結果、3年目には的中率が5割を超え、団体戦のメンバーに選ばれることができました。
入社後も成果が出るまでに時間がかかる仕事に対して、記録と改善を重ねながら取り組みたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「1年目は数字がほとんど変わらず」と成果が出なかった期間に触れており、継続力の裏付けになっている点
②「練習日誌に毎日の的中数を記録し」と続けるための工夫が具体的で、入社後も同じ行動を取れると想像できる点
例文②課題解決力
例文②課題解決力
私の強みは、原因を切り分けて手を打つ課題解決力です。
個人指導塾のアルバイトで、担当教室の授業キャンセル率が2割に達していました。理由を聞くと、部活や体調不良による急な欠席が大半でした。
そこで、当日連絡でも別日に振り替えられるルールを提案し、空き枠を一覧化した表を作成しました。講師の空き時間が見えるようになり、半年でキャンセル率は8%まで下がりました。
入社後も問題の原因を分けて考え、仕組みで解決する形を探していきたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「理由を聞き取ると」と原因の調べ方から書いており、思いつきの対策ではないことが伝わる点
②「空き枠を一覧化した表を作成」と仕組みで解決しており、再現性のある行動として評価されやすい点
例文③行動力
例文③行動力
私の強みは、必要だと思ったことをすぐ形にする行動力です。
地域の子ども食堂でボランティアをしていた際、来場者が月15人まで減っていました。運営の方に相談したうえで、近隣3校の小学校に許可を取り、手作りのチラシを配布しました。あわせて、開催日を保護者が参加しやすい土曜に変える提案もしました。
その結果、3カ月後には来場者が40人まで増え、新しいボランティアも加わりました。
入社後も現場で気付いたことを提案し、自分から動いて改善につなげたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「運営の方に相談したうえで」と手順を踏んでおり、独断で動く人ではないことが同時に伝わる点
②チラシ配布と開催日の変更という2つの打ち手を挙げており、行動の幅が具体的に示されている点
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
例文④リーダーシップ
例文④リーダーシップ
私の強みは、全体の段取りを整えて人を動かすリーダーシップです。
軽音サークルのライブ運営を担当した際、出演10組の転換に時間がかかり、終演が予定を大きく過ぎていました。
各バンドの機材を事前に聞いて回り、共通で使える機材をステージに残す配置に変更しました。あわせて、転換の手順書を作り、当日の担当も割り振りました。結果として1組あたりの転換時間を5分短縮し、予定どおりに終演できました。
入社後も、関係者の状況を把握したうえで、全体が動きやすい形を作りたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「各バンドの機材を事前に聞き取り」と準備の段階から動いており、当日の指示だけではないことが伝わる点
②「1組あたりの転換時間を5分短縮」と成果が数字で示され、リーダーシップの結果が具体的な点
例文⑤協調性
例文⑤協調性
私の強みは、立場の違う人の間に入って連携を作る協調性です。
飲食店のアルバイトで、ホールとキッチンの間で注文の伝達ミスが月12件発生していました。どちらの言い分も聞くと、伝票の書き方が人によって違うことが原因でした。
両方の意見を反映した記入ルールを作り、休憩室に見本を貼りました。互いの作業を体験する時間も設けたことでミスは月3件まで減りました。
入社後も、部署の間に立って認識をそろえる役割を担いたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「どちらの言い分も聞くと」と両者に接する姿勢が示され、一方に寄らない協調性が伝わる点
②「互いの作業を体験する時間も設けた」とルール作り以外の工夫があり、関係づくりまで踏み込んでいる点
例文⑥責任感
例文⑥責任感
私の強みは、任された範囲を最後まで守り切る責任感です。
スーパーのアルバイトで、飲料売り場の品出しを担当していました。担当を引き継いだ当初は週5件の欠品が出ていたため、売れ行きを曜日ごとに記録し、発注数を売り場ごとに調整しました。
天候で売れ方が変わる商品は、前日に在庫を確認する習慣をつけました。半年後には欠品が週1件まで減り、発注も任されるようになりました。
入社後も自分が担当する範囲について、状況を把握したうえで判断できる状態を保ちたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「売れ行きを曜日ごとに記録し」と責任感を行動で示しており、心構えの話で終わっていない点
②「発注も任されるようになりました」と周囲からの評価が結果として書かれ、説得力が増している点
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例文⑦計画性
例文⑦計画性
私の強みは、先に手順を決めて遅れを防ぐ計画性です。
ゼミの共同研究で、4人での発表準備が締め切り直前に集中してしまう状態が続いていました。
そこで、発表日から逆算した工程表を作り、資料作成、分析、リハーサルの担当と期限を割り振りました。週に1度の進捗確認も設定し、遅れが出た作業は早めに分担を変えました。最終発表では3日前に資料が完成し、リハーサルに時間を使うことができました。
入社後も締め切りから逆算して段取りを組み、余裕を持って仕事を進めたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「遅れが出た作業は早めに分担を変えました」と計画どおりに進まない場合の対応まで書かれている点
②「3日前に資料が完成し、リハーサルに時間を使えました」と計画性の効果が具体的に示されている点
例文⑧傾聴力
例文⑧傾聴力
私の強みは相手が話しやすい状況を作る傾聴力です。
大学の学習支援センターで学生の相談対応を担当していました。当初は解決策をすぐ提示していましたが、納得しないまま帰る学生が多くいました。
そこで、最初の5分は質問をせずに話を聞き、相手の言葉を繰り返して確認する形に変えました。利用者アンケートの満足度は5点満点で3.4から4.3に上がり、再訪する学生も増えました。
入社後も顧客や社内の相手の話を正確に受け取ったうえで、提案につなげたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「解決策をすぐ提示していました」と自分の課題から書いており、改善の過程が伝わる点
②「最初の5分は質問をせずに話を聞き」と傾聴の方法が具体的で、姿勢の話にとどまっていない点
例文⑨分析力
例文⑨分析力
私の強みは数字から傾向を読み取って打ち手を決める分析力です。
所属するダンスサークルのSNS運用を担当した際、フォロワーが200人で伸び止まっていました。過去半年の投稿を、時間帯と内容別に整理して反応率を比べたところ、平日夜の練習風景が最も反応を集めていました。
そこで投稿を平日夜に集約し、内容も練習の様子に絞りました。半年でフォロワーは800人まで増え、新入部員の応募も倍増しました。
入社後もデータをもとに施策を判断し、効果を検証しながら進めたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「時間帯と内容別に整理して反応率を比べた」と分析の方法が示され、感覚で判断していないことが伝わる点
②分析結果を投稿時間と内容の2点に絞って実行しており、分析から行動までつながっている点
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例文⑩柔軟性
例文⑩柔軟性
私の強みは、相手に合わせて進め方を変えられる柔軟性です。
家庭教師として高校生3人を担当していました。同じ教材で進めたところ、1人が途中でついてこられなくなりました。
そこで、生徒ごとに理解度を確認し、基礎の確認用、演習用、応用用の3種類に教材を作り替えました。つまずいた単元は前の学年まで戻って扱いました。半年後には3人全員の模試の偏差値が上がり、担当した生徒は48から56まで伸ばすことができました。
入社後も相手の状況に応じて説明や進め方を変えながら、成果につなげたいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「基礎の確認用、演習用、応用用の3種類に教材を作り替えました」と合わせ方の中身まで書かれており、対応が具体的な点
②つまずいた単元を前の学年まで戻って扱っており、相手に合わせる範囲を進度にまで広げている点
例文⑪巻き込み力
例文⑪巻き込み力
私の強みは同じ目的を持つ仲間を集める巻き込み力です。
簿記2級の取得を目指していた際、一人では勉強が続かないと感じ、学部の同期に声をかけて勉強会を立ち上げました。
開始時は5人でしたが、各自が担当分野を教え合う形にしたところ、参加の動機がはっきりして人が集まりました。開催の記録をSNSで共有したことで最終的に18人まで増え、7人が合格しました。
入社後も周囲に目的を共有しながら、一人では届かない成果を出したいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「各自が担当分野を教え合う形にした」と人が集まる仕組みを作っており、声をかけただけではない点
②「18人まで増え、7人が合格しました」と人数と成果の両方が示され、巻き込んだ結果が明確な点
例文⑫探究心
例文⑫探究心
私の強みは納得できるまで原因を追う探究心です。
研究室で、同じ手順で実験しても測定値がそろわない問題に直面しました。装置の不具合を疑いましたが、記録を見返すと気温が高い日に差が出ていました。
そこで、温度、湿度、試料の置き方を変えながら12通りの条件を試し、試料の保管温度が原因であると特定しました。条件を固定した後は、測定値の差が3分の1に収まりました。
入社後も原因がわかるまで検証を重ねる姿勢で、品質の改善に貢献したいと考えています。
✔例文の評価ポイント
①「装置の不具合を疑いましたが、記録を見返すと」と仮説が外れた過程まで書かれ、探究の実感が伝わる点
②「12通りの条件を試し」と検証量が数字で示され、粘り強さが具体的に表れている点
自己PRが1分に収まらないときの対処法
自己PRが1分に収まらないときの対処法
ここでは、自己PRが1分に収まらない場合の対処法を4つ紹介します。魅力にかかわる部分まで削ってしまわないよう、ここでやり方をマスターしておきましょう。
①エピソードの背景説明を削る
削れる背景説明の例
- 所属した時期や経緯
- 団体の規模や活動内容の詳細
- 課題が生まれた理由の解説
たとえば、「入部したきっかけは〜」のような経緯は、聞かれてから答えれば十分です。
背景は「大学では弓道部に所属していました」のように一文にまとめ、空いた時間を自分が動いた部分に回しましょう。所属団体の規模や活動内容の詳細も、同じ理由で削れます。ここだけで10〜15秒は短くなります。
なお、削りすぎて状況が伝わらなくなると逆効果です。「何をしていたときの話か」がわかる範囲は残しましょう。
②団体名や専門用語の説明を削る
言い換えや省略ができる部分
- サークルや団体の正式名称
- 研究テーマの専門用語
- 制度や大会の仕組みの説明
次に削るのは、固有名詞や専門用語の説明です。
たとえば「高分子材料の熱特性に関する研究をしていました。これは~」と解説を続けないといけない形であれば、「材料が熱にどこまで耐えられるかを調べる研究をしていました」と言い換えれば、ワンフレーズで終わります。
ただし、話の中心になる言葉は残しましょう。省略した結果、何をしたのかが曖昧になっていないか確認してください。
③成果を1つに絞る
絞るときの選び方
- 強みと最も直接つながる成果を残す
- 数字で示せる成果を優先する
- 自分の行動が影響した成果を選ぶ
成果を複数挙げている場合は1つに絞ります。数字や結果を並べるほど、それぞれの印象が薄くなってしまうためです。
残すのは強みと最も直接つながる成果です。継続力を伝えるなら、続けた期間と最後に届いた数字を1組残せば足ります。
④一文を短く切り直す
切り直しのポイント
- 一文を60字前後で区切る
- 「〜ので」「〜ですが」で文をつながない
- 「〜することができました」を「〜できました」にする
最後に一文の長さを整えます。内容を削らなくても、文を切り直すだけで話す時間は短くすることが可能です。
ここまで4つを試しても1分を超える場合は、エピソードの選び直しを検討しましょう。
1分よりさらに短い時間を指定されることもあります。30秒の場合の削り方は、強み別12例文を掲載したこちらの記事で確認できますよ。
強み別12例文! 30秒の自己PRで魅力を最大限に伝えるポイント
- 1分にまとめるために内容を削ると、どうにも浅い内容になってしまいます。
いろいろ言いたくなる要素があるところを我慢して、テーマと結論をそれぞれ1つに絞ってみましょう。
根拠についても細かく説明しなければならないような話は避けてすっきりまとめるようにしますが、面接の話題のきっかけになるような言葉を組み込んでおくと、そこから話が広がりやすくなるかもしれません。
たとえば「事情があってそのような決断をしたのですが、その結果〇〇になりました。」と言っておけば、「その事情とはどのようなことだったのですか?」という質問を受ける可能性は高いです。
なぜなら面接官も質問しやすいからです。本当に言いたいことやPR要素は、その質問の返答の中に準備しておく、というような構成にすると会話もスムーズに進むため効果的です。
1分の自己PRでやりがちな失敗
1分の自己PRでやりがちな失敗
1分の自己PRでは、時間内に収めようとした結果、かえって評価を下げてしまうことがあります。原因は内容そのものではなく、まとめ方と話し方にあります。
ここでは1分の自己PRでやりがちな3つの失敗とそれぞれをどう防ぐかを解説します。
強みを2つ以上入れる
アピールしたい強みが複数ある場合でも、1分では1つに絞ります。エピソードに使える時間が半分になり、どちらの説明も途中で終わるためです。
強みを2つ以上入れると起きること
- エピソードが要約だけになる
- どちらが本当の強みか伝わらない
- 話のつながりが弱くなる
1分は想像以上に短いです。片方だけを伝え、もう一つの強みは、深掘りやほかの質問で答える材料として用意しておきましょう。
早口で詰め込む
内容を削らずに1分へ収めようとすると早口になってしまいます。話す速度を上げれば言葉の数は増えますが、聞き取れる量は変わりません。
早口になると起きること
- 内容が聞き取られない
- 落ち着きがない印象になる
- 緊張しているように見える
1分に収まらないときは、話す速度ではなく内容を調整しましょう。原稿の段階で1分を超えているなら、緊張で間が増える本番ではさらに長くなるためです。
確認の方法は原稿を声に出して録音することです。聞き返して、自分で内容を追えない箇所があれば、そこが早口になっています。
原稿を丸暗記して棒読みになる
暗記の代わりに覚えること
- 強みを表す一言
- エピソードの流れを表すキーワード
- 締めの一文
1分に納めるようと原稿を一字一句覚えようとした場合、思い出すことに意識が向き、棒読みになってしまいます。
キーワードだけを覚えておけば当日の言葉で話せます。多少表現が変わっても伝わる内容は変わりません。
キーワードだけで話す練習は一人でもできます。動画付きで手順を解説したこちらの記事を活用してください。
一人でできる面接練習の方法5選【模擬面接の動画付き】
1分の自己PRで2分以上話をしてしまうと、準備不足や時間管理ができないという印象を与えてしまうことがあります。
相手の印象に残すためには、一つのエピソードを分かりやすく伝えることです。分かりやすさを意識しましょう。
【就活QA】1分の自己PRの疑問を解消しよう
ここでは、実際に就活生から寄せられた質問に、就活のプロが回答したQ&Aを紹介します。自分の悩みに近いものから読み、足りない準備がないか確かめてみてください。
自己PRを1分にまとめる方法をマスターして選考突破しよう!
自己PRを1分でまとめるには、10秒・45秒・15秒の配分を先に決めることが基本です。強みを一言で示し、エピソードを1つに絞り、入社後の貢献で締めれば、短くても筋の通った内容になります。
一方で、1分に収めることだけを目的にすると早口で詰め込んだり、強みを並べたりといった失敗につながる可能性が高まります。削るのは背景説明や固有名詞からで、強みとエピソードは残しましょう。
まずは今の原稿を声に出して読み、何秒かかるかを測ってみてください。1分を超えていれば、削る順番に沿って調整するところから始めましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi








アドバイザーのリアル・アドバイス!冒頭の一言で続きを聞きたくなる自己PRを目指そう
キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
野村 芳克
プロフィールを見る印象に残る自己PRは、最初の一言で「この人はどんな人だろう」と続きを聞きたくなるものです。
たとえば「私の強みは粘り強さです」ではなく、「私は、失敗した時ほど動ける人間です」と始める。そこから、アルバイト先で売上が落ちた際に、お客様に声を聞き、原因を考え、仲間を巻き込んで改善した経験を続けると、その人の姿が浮かびます。
1分の自己PRでは、訴えたいことをいくつも詰め込むより、一つの強み、一つの場面に絞る方が印象に残ります。
強みを並べず自分らしさを1つの場面で伝えよう
「何が起きたか」「どう考えたか」「どう動いたか」「何を得たか」を一つの流れで伝えることが大切です。あれもこれも話すと一つひとつが薄くなりますが、一つを具体的に語ると、その人の考え方や人柄が見えてきます。
面接官が覚えているのは、立派な言葉の数ではなく、「この人はこんな時に、こう考えて動く人なんだ」という人物像です。
最後に、その強みを仕事でどう活かしたいかまでつなげれば、短くても筋の通った自己PRになります。自己PRは、強みをたくさん並べる時間ではなく、自分らしさを一つの場面で伝える時間だと考えてみてください。