履歴書には特技を記入する欄がありますが、「履歴書に書くのにふさわしい特技ってなんだろう」や「特技がなくて何を書けば良いかわからない」などの悩みを抱える人もいるのではないでしょうか。
この記事ではキャリアアドバイザーの小関さん、杉原さん、吉田さんと一緒に、履歴書の特技で人事の興味を惹く書き方を例文付きで解説します。また、特技がない場合の書き方も説明するので、履歴書の特技で悩んでいる人は最後までチェックしましょう。
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履歴書の特技はイメージアップのチャンス! 企業の興味を惹こう
履歴書の特技の内容だけで合否が決まることはほとんどありません。ただ、多数の応募者がいる中で人事の興味を惹いたり、イメージアップをしたりできる絶好のチャンスです。
しかし、特技の内容によってはマイナスのイメージを持たれることも考えられるので、エピソード選びには注意が必要です
この記事では、企業が履歴書で特技を確認する理由やおすすめの特技、ない場合の対処法などを解説します。まずは企業がなぜ特技を知りたいのかを把握し、それにふさわしい特技を書けるように書き方や注意点を確認していきましょう。
何を見ている? 企業が履歴書の特技を確認する理由・目的
企業が履歴書の特技を確認する理由は大きく分けて2つあります。まずは、人柄を確認するため。そして、もう一つが面接の際のアイスブレイクとして活用するためです。
まずは、なぜ特技から人柄を確認しようとしているのか、なぜ特技がアイスブレイクになるのかなどを解説します。
人柄が自社の社風に合うかどうかを見極めるため
特技には人柄が表れることがあります。たとえば、登山が得意な人は体を動かすことが好きなアクティブな人と捉えられることがあるでしょう。また、人前で話すのが得意な人はコミュニケーション能力が高く社交性がある人などと捉えられると考えられます。
そして採用担当者は、履歴書の特技からわかった人柄が自社の社風と合っているかどうかを見極めるのです。
企業は人で成り立っています。チームの和を乱したり、従業員同士のトラブルを頻繁に起こしたりする人は残念ながら採用したいと思いません。そのため社風と人柄の不一致を防ぐための材料として、履歴書で特技を確認しているのです。
「たかが特技」と思うかもしれませんが、企業側は人柄を見ています。また個性や能力をアピールする貴重な場所でもあります。
仕事に関係ないからといって、空欄や「特になし」と書くのはもったいないです! 嘘やネガティブな内容も避けましょう。
自己PRで社交性をアピールしたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。他の就活生と差別化するコツをまとめています。
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面接時のアイスブレイクとして利用するため
アイスブレイクとは
初対面の人と話す際など、緊張感のある現場で場を和ませるためのコミュニケーション
面接慣れしている人を除いて、ほとんどの人は面接で緊張してしまいますよね。応募者が緊張しているのは採用担当者にも伝わるうえに、緊張している状態では100%の実力が発揮しにくいこともわかっているため、緊張をほぐすアイスブレイクとして特技をネタにすることがあるのです。
そして緊張がほぐれると、学生の人柄がより正しくわかるようになります。特技の話題をきっかけにさらに人柄を理解できるため、履歴書で特技を確認しておくことは採用担当者にとっても重要なのです。
特技と趣味は「得意」と「好き」で書き分ける!
多くの履歴書は「特技・趣味」という欄が設けられており、特技と趣味のどちらを書けば良いかわからないと悩む人もいるのではないでしょうか。
まず、特技と趣味には以下のような違いがあります。
特技 | ほかの人よりも優れていると感じること |
趣味 | 自分が好きなこと |
そして、履歴書に「特技・趣味」という欄が設けられている場合は、どちらを記入しても問題ありません。違いを理解したうえで、書きやすい方を記入しましょう。
履歴書だけでなく、エントリーシート(ES)の趣味や特技の書き方も把握しておきたい人は以下の記事を参考にしてください。60個の例文付きで、ESで個性をアピールする方法を解説しています。
例文60選|ESの趣味・特技欄で自分らしさをアピールするコツ
アドバイザーコメント
杉原 美佐子
プロフィールを見るどの企業を受ける場合でもせめて趣味は記入しよう
履歴書に「趣味・特技なし」と書かかれた場合、その人の内面が見えないので企業側はとても困ると思います。企業としては特技や趣味を通じてその人の人となりを知りたいのです。
そうした意味では、どの企業であってもせめて「趣味」は書いた方が良いと思います。趣味がないという人もいますが、趣味は「好んでよくすること」と捉えてみてはどうでしょうか。
たとえば「いつもおいしいラーメン屋を探している」でもOK。普段好きでやっていることが何かあるはずです。
そしてその好きの程度がわかるように書きます。ラーメン屋の例なら、「100件のお店に行った」「1週間に2回はラーメン屋に行く」という具合に書くと、人となりがイメージしやすくなります。
「好き」や「得意」の程度を具体的に示すのがポイント
特技の場合も、「ピアノ」「サッカー」と単語だけで書かずに、「ピアノ:特にショパンが得意」「サッカー:リフティング100回」など、具体的に何がどのようにできるのかを伝えるようにしましょう。
スペースがあれば趣味と特技の両方を書きますが、そうでない場合は自分らしさが伝わる方を選んでください。趣味・特技は大げさに考えずに、自分を知ってもらうための情報と考えることがポイントです。
こちらのQ&Aでは特技でピアノをアピールする方法をキャリアコンサルタントが回答しているので参考にしてみてください。
好印象を残す! 履歴書に書きたいおすすめ特技一覧
前述のとおり、履歴書の特技は採用担当者の興味を惹いたりイメージアップをしたりするチャンスです。しかし「どのような特技がイメージアップにつながるのか」と疑問を持つ人もいるでしょう。
履歴書の特技を書く際、前提として応募先企業の社風に反しておらず、採用担当者に興味を持ってもらえるような内容である必要があります。
ここからは、履歴書に書くと好印象を残せるおすすめの特技を紹介します。どんな特技を書くべきかわからない人は、履歴書を書く際の参考にしてください。
仕事につながる特技
仕事につながる特技は採用担当者から好印象を持たれやすい傾向にあります。即戦力としてその特技を活かして仕事をしてもらうイメージが湧きやすいためです。
また、仕事につながるような特技はすぐには身に付けられず、長期間継続して練習する必要があることが多いです。そのため、「一つのことに集中して取り組める」や「継続力がある」など、潜在的な強みのアピールにもなります。
このように、強みや即戦力として働けることのアピールにもなるため、仕事につながる特技はおすすめですよ。
仕事につながる特技の例一覧
仕事につながる特技は以下が挙げられます。
仕事につながる特技の例一覧
- 英語
- プログラミング
- デザイン
- 動画編集
- 資料作成
- 分析
履歴書に仕事につながる特技を書きたいけど何を書けば良いかわからない人は、上記の特技から当てはまるものを選ぶのがおすすめです。自分のレベルで特技として良いのか迷う人も、人よりできることがあるならば積極的にアピールしていきましょう。
業務内で活用できる特技は、企業から「一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高くなるためおすすめです。
たとえば動画編集やウェブデザイン、イラストといったクリエイティブな特技、英語や中国語といった外国語などは仕事への活用がイメージしやすいですね。
チームワークに関する特技
仕事をするにあたってチームワークは必須です。多くの仕事はチームで協力し合って遂行していて、一人で取り組んでいるように見える仕事も、作業を分担しているだけで実はチームで取り組んでいることもよくあるのです。
しかし、誰もがチームワークが得意なわけではありません。チームワークは差別化が難しいと感じる人もいるかもしれませんが、適切に言い換えれば特技としてアピールすることも可能ですよ。
チームワークに関する特技の例一覧
チームワークに関する特技としては以下が考えられます。
チームワークに関する特技の例一覧
- コミュニケーション
- チームスポーツ
- 楽器演奏
- 合唱
- 人に教えること
- 人の話を聞くこと
これらは自分一人でできることではなく、誰かと実施しなければいけません。そして、チームで仕事をする際に役立つ特技です。
特にチームワークを大切にする企業に応募している人は、当てはまるものがあれば上記の特技を参考にして履歴書を書いてみましょう。
チームワークを示すなら、吹奏楽や集団スポーツはもちろんですが、柔道・剣道など日本の伝統武道もおすすめです。どれも礼節や規律を重んじています。
礼節、つまり礼儀正しさがあり集団の中で自分を律することができるという印象を抱かれやすいのです。
自己PRが思いつかない人は
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自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
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個性をアピールできる特技
仕事に直結はしないとしても、自分らしさがアピールできる個性的な特技は採用担当者の印象に残りやすいです。即戦力のアピールにはならないかもしれませんが、面接時に話題にしてもらったり、印象付けたりする目的で個性をアピールできる特技を書くのも良いでしょう。
ただ、個性をアピールしようとしすぎて、過激な内容を記入するのは危険です。「場をわきまえられない」や「社風と合っていない」など、マイナスのイメージを持たれないように気を付けましょう。
個性をアピールできる特技一覧
個性をアピールできる特技として以下が例として考えられます。
個性をアピールできる特技一覧
- マイナースポーツ
- マジック
- 芸・モノマネ
- 筋トレ
- イラスト
上記は一例に過ぎませんが、ほかにも面接官の印象に残るような特技があればアピールするのがおすすめです。
またモノマネなどはその場で披露するようにいわれることもあるので、そのような場合でも対応できるかを考えてから記載するようにしてくださいね。
いわゆる普通の特技でも、特化して書くことで個性が出せます。
「料理→インド料理」、「写真撮影→人物の写真撮影」、「ピアノ→ジャズピアノ演奏」、「筋トレ→腹筋の筋トレ」、「英語→英語で観光地案内」などが例です。
このように特化して書けば、面接官の興味を引いて話題にしてもらいやすくなります。
確認必須! 履歴書の特技を書く際の注意
確認必須! 履歴書の特技を書く際の注意
- ギャンブルや宗教・政治に関する内容は避ける
- 自身のアピールにならない内容は避ける
- 文字数を増やすことを目的にしない
- 嘘は書かない
履歴書の特技欄を書く際、どんな内容でも記入して良いわけではありません。内容によってはマイナスのイメージを持たれたり、「自社にふさわしくない」と判断されて選考に落とされたりすることもあります。
ここからは、具体的にどんなことに注意して履歴書の特技を書くべきかを解説します。提出してから「やっぱりあの内容を書かなければ良かった」と後悔しないよう、事前に注意点を把握しておきましょう。
特技以外にも履歴書を作成する際の注意点を把握しておきたい人は以下の記事がおすすめです。履歴書に関してよくある失敗や守るべきマナーなどを解説しています。
新卒用履歴書の書き方完全版|よくある失敗や受け渡しのマナーも解説
①ギャンブルや宗教・政治に関する内容は避ける
ギャンブル自体が悪いこととは言い切れません。ストレス発散としてギャンブルをすることで、仕事や勉強などほかに取り組むべきことに注力できるという人もいるでしょう。
しかし、残念ながら企業側からは良いイメージを持たれることはありません。なぜなら、「得た収入のほとんどをギャンブルに使うのではないか」や「自分を律することができないのではないか」などの印象を持たれてしまうからです。
また宗教や政治に関しては、厚生労働省が定める「公正な採用選考の基本」という項目にもあるように、採用選考時にこれらの項目で採否を判断してはいけないとされています。
どちらの内容も、せっかくのアピールの場である特技の項目を活用できないため、履歴書のに書くのはおすすめしません。
- しっかり分析したうえでギャンブルをしています。それでも履歴書の特技欄には書かない方が良いでしょうか。
好印象にはなりにくいが正直に伝えてみるのもあり
前提として、ギャンブルは他者に対してあまり良い印象を与えません。それは理解しておきましょう。それを踏まえて、自分自身がどうしたいのかが大切です。
ギャンブルと言わずに、データ分析などと表現も変えることも一つの手だと思います。また私はギャンブルをしませんが、特技がギャンブルだと本音を出してくれる学生は個人的には好きです。
正直に伝えても「君と働きたい」と言ってくれる企業を見つけた方が、よりマッチしてる気もしませんか。
特技がギャンブルと言ったくらいで落とすような企業なら、入らない方が長期的にあなたのためになるような気もします。
②自身のアピールにならない内容は避ける
人によってさまざまな特技がありますが、その中には自身のアピールにならないものもあるでしょう。アピールにならない内容を書くことでマイナスの印象を持たれる可能性は低いですが、ポジティブな印象も持たれにくいです。
たとえば、「ラーメンを噛まずに飲み込める」や「お酒を一気飲みできる」などは、選考においては自身のアピールになりません。むしろ、状況にふさわしい行動ができないと思われる可能性もあります。
そのため、自身のアピールにならない内容は避け、少しでも良い印象を与えられる特技を記入しましょう。
- 仕事に直結するような特技ではありませんが、飲み会や会食などを盛り上げられる特技をいくつか持っています。このような特技も書かない方が良いでしょうか。
仕事にどう活かせるかまで伝えればアピールになる
飲み会や会食で盛り上げられる特技とは、具体的にはどのようなことでしょうか?
たとえばマジックやミニゲームが特技であれば、「場を和ませて一体感を作り、チームのムードを盛り上げられます」と仕事につなげることもできます。
占いや心理テストが特技であれば、「コミュニケーションを取ることで人との親交を深めて、人間関係構築ができます」と社交性をアピールできます。
チームワーク力やコミュニケーション力は仕事において必要なスキルです。それらに結び付けられるのであれば、適切に記載することで良い印象を与えることができます。
③文字数を増やすことを目的にしない
履歴書の特技を記入する際、文字数を増やすことを目的にしてはいけません。そもそも、文字数の多さで合否が判断されることもありません。
もう一度、企業が履歴書の特技を見る理由・目的を確認しましょう。
企業が履歴書の特技を確認する理由・目的
- 人柄が自社の社風に合うかどうかを見極めるため
- 面接時のアイスブレイクとして利用するため
このように、あくまでも人柄を見極めたり、アイスブレイクの材料にしたりするために履歴書の特技を確認します。
そして、文字数よりも読み手にとってわかりやすい形式で書く方が重要です。履歴書の特技をわかりやすく書く方法は後述するので、併せて確認しましょう。
履歴書の文字数を気にして、文字を大きくして書くことも避けましょう。履歴書に適した文字サイズについては以下の記事で解説しています
履歴書のベストな文字の大きさは? パソコンと手書き別に解説
④嘘は書かない
採用担当者にインパクトを与えたり、好印象を残したりするために、嘘の特技を記入することを検討する人もいるのではないでしょうか。しかしどんな理由であれ、履歴書に嘘の特技を書いてはいけません。
嘘をついて選考を乗り切れたとしても、入社後にその特技について言及された際にバレてしまいます。ほとんどの会社は入社後6カ月ほど試用期間を設けており、その間に問題が発覚した場合は正式に採用せず解雇処分とすることが可能です。
嘘の特技を記入したことがきっかけで解雇処分にまでなることはないかもしれませんが、あなたに対する信頼度や評価が下がる可能性はあるかもしれません。最悪の事態にならないためにも、履歴書の特技は嘘をつかないようにしましょう。
- 特技で嘘をついたら本当にバレるのでしょうか?
特技だからこそ嘘はすぐにばれるので偽ってはいけない
特技とはいえ、やはり偽ってはいけません。ごまかす人、嘘をつく人と思われます。そのような人は信用できないので、大切な仕事を任せられません。
良い印象を与えたくて話を盛るのでしょうが、多少の誇張はあっても嘘や偽りは禁物です。面接官はプロなので、盛り過ぎた内容はすぐに分かります。
「特技・趣味=好きなこと」です。緊張する面接時でも本当に好きなことは、どの学生も目を輝かせて真剣な表情で話します。「面接官と特技が同じで、話が盛り上がり和気あいあいとした面接になった」と聞くこともあります。
一方、「面接用の特技や趣味」を話す人はどこか自信なさげで、少し詳しく聞くと答えられないので、偽りだとすぐにわかるのです。
履歴書で嘘をつくリスクについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。書きにくい経歴がある場合の対処方法についてもキャリアコンサルタントが紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
履歴書で嘘を書くと犯罪? バレた際のリスクや意外な落とし穴も解説
履歴書やESの嘘がバレてしまった際の処置について知りたい人は、以下のQ&Aも参考にしてみてください。
履歴書の特技欄は表現次第でより魅力的になる!
履歴書の特技欄の書き方は大きく分けて2つあります。
履歴書の特技欄の書き方
- 箇条書きとカッコを活用する
- 文章形式で簡潔にまとめる
箇条書きはより簡潔に伝わりやすく、一方で、文章形式はストーリーが伝わりやすいというメリットがあります。履歴書の特技欄の書き方にはルールがないため、どちらで記入しても問題ありません。
ただ、どちらの方法でも重視すべきは、読み手にとってわかりやすく記入することです。採用担当者は多数の履歴書に目を通すため、わかりにくい文章は印象に残りにくいです。一方で、同じ内容でもわかりやすさを重視して記入することで、内容が頭に入ってきやすく、印象に残る可能性が高まります。
このように、履歴書の特技欄は内容だけでなく、表現次第でより魅力的なものにできます。
個人的には、箇条書きの方が読みやすくて好きです。採用担当者は何千何万ものESを読むので、できるだけ読みやすく書くよう心掛けるに越したことはありません。
ただ、自分の特技をストーリーや文章で語る方が書きやすいのであれば、文章形式で書いた方が思いや熱意が乗るので、そちらをおすすめします。
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例文7選! 履歴書の特技のOK・NG例
例文7選! 履歴書の特技のOK・NG例
「履歴書の特技にふさわしい内容や書き方はわかったけど、実際にどう書けば良いかわからない」と疑問や不安を持つ人もいるのではないでしょうか。
ここからは、履歴書の特技としてふさわしいOK例文と、ふわしくないNG例文を紹介します。自身の特技と照らし合わせて、近しいものを参考にしましょう。また、NG例文も確認して、避けるべき内容も把握しておきましょう。
OK例文①仕事内容につながる特技
仕事内容につながる特技の例文(箇条書き)
・プロブラミング(実務経験2年。特にPHPのLaravelが得意。オリジナルWebアプリを2つ開発した経験あり)
仕事内容につながる特技の例文(文章形式)
私の特技はプログラミングです。2年前から取り組んでおり、得意な言語はPHPで、フレームワークはLaravelを使用しています。これまでオリジナルのWebアプリを2つ開発した経験があります。
OK例文②チームワークに関する特技
チームワークに関する特技の例文(箇条書き)
・自分の経験や知識を活用して人に教えること(塾講師の経験あり)
チームワークに関する特技の例文(文章形式)
私の特技は人に教えることです。特に自分が経験したことや身に付けた知識を活用して教えることが得意です。1年間塾講師をした経験があり、その際は授業以外にも、大学生活や自身の趣味などに関して教えた経験がございます。
チームワークを効果的にアピールしたい人は、以下の記事で紹介している伝え方を参考にしてみてください。
例文8選|自己PRでチームワーク力の高さを効果的に伝える方法
OK例文③個性をアピールできる特技
個性をアピールできる特技(箇条書き)
・レスリング(競技歴10年、全国大会3位、東日本選手権優勝)
個性をアピールできる特技(文章形式)
私の特技はレスリングです。競技歴は10年で、これまで全国大会3位、東日本選手権優勝などの成績を残しております。
NG例文①ギャンブルや宗教・政治に関する内容
ギャンブルや宗教・政治に関する内容の例文
私の特技はパチンコです。大学入学時から通っており、これまで通算100万円以上勝ち越しています。特に意識していることはパチンコ台を見極めることと、勝ち越した時点で辞めることです。
NG例文②自身のアピールにならない内容
自身のアピールにならない内容の例文
私の特技はお酒を一気飲みすることです。これまで、ビール1Lを30秒で飲み切ったり、テキーラを10杯連続で一気飲みするなどを成功させた経験がございます。
NG例文③多数の趣味を羅列している
多数の趣味を羅列している例文
私の趣味は野球、英会話、音楽、読書、料理、旅行、筋トレ、キャンプなどです。
- 多趣味なことはアピールにならないのでしょうか?
多数の趣味から自分の人となりを抽象化できるならあり
多趣味であることを特技欄に記載しても問題ありません。ただし、単に趣味のリストを並べるだけでは、アピール力に欠ける可能性があります。
趣味に一貫した共通点や、関連し合うことはないでしょうか。たとえば「野球、英会話、音楽、読書、料理、旅行、筋トレ、キャンプ」を趣味としているなら、以下のように付け加えられると良いでしょう。
「どの趣味も人とのコミュニケーションを深めるのが目的です」
「常に新しい方法を考えて、発展させることが好きです」
「追求型の性格のため、どの趣味も初心者に教えられます」
「すべての趣味を英語で説明できます」
などが例です。
こうすると面接官への印象も残りやすく、話題が広がりやすくなります。
NG例文④嘘をついている
嘘をついている例文
私の特技は人前で話すことです。大学時代、起業家100人の前で「学生起業家」というテーマで講演をしたことがあります。私は3社起業経験があり、その経験や得た知識などを話しました。当日、講演後に「ぜひ我が社で働いてほしい」という声をたくさんいただくほど、講演を成功させることができました。
空欄は避けよう! 特技がない場合の対処法
空欄は避けよう! 特技がない場合の対処法
- 得意であればどんな些細なことでも記入する
- 他人から褒められた・感謝されたエピソードを思い出す
- 学生時代の取り組みを思い出す
- 家族や友人に聞いてみる
「履歴書に書けるような特技がない」という人も基本的に履歴書の特技欄を空欄、または「特になし」で提出するのは避けましょう。「履歴書の空欄を埋めるほどの熱意がないのではないか」と印象が悪くなる可能性があります。
こちらの記事でも、空欄を避けるためのコツを面接担当の意見をふまえて紹介しています。ぜひ併せて読んでみてくださいね。
履歴書の空欄はNG? 採用担当が印象や合否への影響を徹底解説
①得意であればどんな些細なことでも記入する
履歴書の特技欄に記入する内容は、得意であればどんな些細なことでも問題ありません。「こんなの特技といって良いのかな」と悩むような特技でも記入しましょう。
採用担当者は、履歴書の特技から応募者の人柄を見極めることを目的としています。その特技がどれだけすごいかを競っているわけではないのです。逆をいえば、どれだけすごい特技を持っていても、社風と人柄がマッチしていなければ採用されない可能性があるということです。
このように、履歴書の特技は実績で競っているわけではないため、些細なことでも書くようにしましょう。
特技に明確な基準はありませんが、第三者が客観的に評価できるかレベルが基本でしょう。
たとえば習字なら級ではなく段、ピアノなら「トルコ行進曲」あたりが弾ける、スポーツなら市や県大会で入賞するレベルですね。
得意なことが見つからずに悩んでいる人は、以下の記事も参考にしてみましょう。
得意なことを見つける10の方法|得意を仕事にする方法も解説
②他人から褒められた・感謝されたエピソードを思い出す
中には些細な特技も思い浮かばない人もいるでしょう。そのような人は、他人から褒められたり、感謝されたりしたエピソードを思い出すのがおすすめです。
他人から褒められたり、感謝されたりしたということは、その人ができないことをやった証拠です。どんなことで褒められた・感謝されたかを思い出して、言語化してみましょう。
一方で、「その人もできることだけど代わりにやっただけ」と考える人もいるかもしれません。それでも問題ありません。「相手の状況を見極められる」や「素直に行動できる」などの特技ともいえます。
特技を難しく考えず、他人から褒められたり、感謝されたりしたエピソードの中から、自分が少しでも得意だと感じたことは履歴書の特技欄に書いてみましょう。
③学生時代の取り組みを思い出す
学生時代、多くの人が勉強や部活動、趣味などに打ち込むと思います。学生時代に打ち込んだ取り組みを思い出して履歴書の特技欄に記入しても問題ありません。
「大したことに取り組んでいない」と考える人もいるかもしれませんが、それをやったことない人から見れば立派な特技です。たとえば、サッカーをやっていない人から見れば、リフティングができるだけで特技に見えます。
特技が思い浮かばない人は、学生時代に夢中で取り組んでいたことを思い出し、それを履歴書の特技欄に記入しましょう。
自己分析の方法がわからない人は以下の記事を参考にしてください。特技以外にもさまざまな強みを見つける方法を解説しています。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
④家族や友人に聞いてみる
どれだけ探しても特技が見つからない人は、家族や友人に聞いてみるのがおすすめです。周りの人は自分よりも自分の長所を把握していることがあります。
自分のことを聞くのが恥ずかしいと思う人は、「履歴書用に質問したい」と、しっかり目的を伝えることでお互いの恥ずかしさや照れ臭さを減らせますよ。
自分で特技を見つけるのに限界を感じた人は、家族や友人に聞いてみましょう。
友人に自分の特技を聞く際は、以下の他己分析の記事を参考にして質問をしてみましょう。
他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説
- どれだけ探しても特技が見つかりません。そのような場合はどう記入するのが良いでしょうか。
特技がないと感じるのは考え方が不十分なだけ
結論から言うと、特技がない人間などいません。あなたの場合、単純に自己分析不足、他者からのフィードバック不足なのだろうと感じます。
あらためて、上記に書いてあるようなことをチェックしたり、自分が当たり前にできていること、没頭してできていることも考えたりしてみてください。そこにあなたの特技のヒントが隠れている可能性があります。
それでも本当に見つからないのであれば、私のようなキャリアコンサルタントのもとに面談しに来てください。必ずあなたの特技を言語化してみせます!
どうしても特技が見つからない人は、以下の記事も参考にしてみましょう。7つの方法で自分にぴったりな特技が見つかりますよ。
特技がない…とっておきの見つけ方7選|一覧や回答例文15選付き
些細なことでも大丈夫! 履歴書の特技で人柄をアピールして選考突破につなげよう
履歴書の特技は、誰もができないすごいことを書かなければいけないわけではありません。採用担当者の目的を把握して、それに沿った特技を記入することが大切です。
つまり、人柄が伝わればどれだけ些細なことでも良いのです。「こんなの特技とはいえない」と悩む必要はありません。少しでも自分が得意と感じることを記入して人柄をアピールし、選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
小関 珠緒
プロフィールを見る難しく捉える必要はない! 今までの生活に特技が隠れてるはず
ここまで読み進めてきても、いざ自分の特技を書こうとすると「思いつかない」「何を書けば良いんだろう」と悩む人もいるかもしれませんね。
しかし、特別際立った特技でなくても構いません。要は人柄や個性が伝われば良いわけです。仕事につながるようなものであれば、さらに良いです。
何気ないことでも良いので一つは考えてみよう
今までの生活の中に特技は隠れています。当たり前すぎて気づけていないだけかもしれません。
自分は簡単にできるのに、ほかの人はそうではないことはありませんか?
たとえば「人の話を丁寧に聞ける」「どんな話題でもついていける」「一度行った場所であれば迷わず行ける」「名前と顔を1回で覚えられる」「ネットでの情報検索が早い」など。そんな何気ないことも立派な特技です。
「特になし」や空欄ではもったいないので、必ず何か一つは記入しましょう。
この機に自分の特技を探し出しておくと、社会人になって自己紹介をするときや懇親会で話すときにも、アイスブレイクとして特技の話題は必ず役立ちますよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表
Tamao Koseki〇就職時は準備不足で苦労するも大手企業に入社。転職して実用書の編集者を10年経験し、独立。キャリアコンサルタント資格を取得し、現在は強みを引き出して活かす人材育成をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
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