30秒で読める!AI要点まとめ
大手病の危険性と陥るおもな原因
- 大手企業への固執はキャリアの可能性を狭める危険な状態と理解する。
- 就活へのモチベーション不足や働くことへの理解不足が原因となる。
- 自己分析や業界・企業研究の不足も大手病につながる。
大手病がもたらすリスクと専門家の見解
- 大手以外を見落とし、内定機会を逃す悪循環に陥る可能性がある。
- 入社後のミスマッチで早期離職につながる危険性がある。
- 新卒での大手就職がキャリアの全てではないと知る。
大手病を回避するマインドと原則
- 大手企業が自分に合うとは限らないと認識し、多角的に検討する。
- 給与だけでなく、仕事内容や社風などモチベーション要素を重視する。
- 企業選びの前に就活の軸を固め、選択肢を広げる。
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大手企業ばかりに目が行き、ほかの選択肢を見落としている人は、もしかしたら「大手病」に陥っているかもしれません。
現役キャリアコンサルタントが見た大手病のリアル
就活初期に大手企業に絞ったことが裏目に出て不採用が続き、最も注力すべき春夏の時期に気力を失うという悪循環に陥った学生がいました。
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「大手企業だから受けたい」という場合には要注意です。本当に合った企業を見逃すだけでなく、就活に悪影響を及ぼす恐れがあります。
この記事では、4名のキャリアコンサルタントと一緒に、大手病の原因や影響、そしてそれを避けるための対策について詳しく解説します。
記事を参考に、自分の就活状況を見直し、より良いキャリア選択につなげていきましょう。
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大手病とは? 就活のプロが見た「大手病」になった学生のリアル
そもそも、大手病とは「大手企業に就職することだけにこだわる状態」のこと。実際の就活の場面でも、大手病に陥ってしまう人が少なくありません。
そこで、現役キャリアコンサルタントの渡部さんに大手病に陥ってしまった学生の就活談を聞きました。
就活に苦戦をしてしまった学生の様子から、大手企業にこだわりすぎてしまうことのリスクを正しく認識しましょう。
アドバイザーからあなたにエール就活初期の動き方を誤り悪循環に陥った例
就活の初期段階では、キャリアセンターやキャリアコンサルタントも「しっかり準備すれば大丈夫」と前向きなアドバイスをして、就活のモチベーションを下げないことを優先する傾向があります。
その結果、早期に競争率の高い大手ばかりを受けて軒並み落ちてしまうという状況に陥り、本来最も就活に取り組まなければならない春〜夏場に気落ちし、悪循環に陥ってしまった学生がいました。
視野を広げて動き続けることが就活の鉄則
秋から気を取り直して残った企業を受けましたが、第一志望群の企業はすでに採用活動を終えていて、結局内定獲得も年明けまでかかってしまいました。
動きが止まってしまっていた期間に相談がなく、効果的な支援ができなかった失敗事例です。
私自身も、「早期から中小企業にも目を向けること」「上手くいかなくても動き続けること」の重要性をしっかり伝えられていたらと後悔が残っています。
記事の本題に入る前に、まずは言葉の定義をおさらいしておきましょう。大手と大企業の言葉の違いが不安な人はこちらを読んでみてくださいね。
こちらのQ&Aでは大手病についてキャリアコンサルタントが回答しています。大手病かも……と感じている人は参考にしてみてください。
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自分に合う職業・合わない職業を知ることは、就活において非常に重要です。しかし、見つけるのが難しいという人も多いでしょう。
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あなたは当てはまる? 学生が大手病に陥るおもな原因4選
実際に多くの学生が一度はこの状態に陥る傾向があります。では、なぜ大手病に陥ってしまうのでしょうか。
大手病の原因を知ることは、自分の就活に対する姿勢や考え方を客観的に見つめ直す機会でもあります。
原因をしっかりと認識することで、自分の思考の癖を理解し、より良い就活を実現するための具体的なアクションプランを立てることが可能になります。
大手病にならないために気をつけることを、キャリアコンサルトがアドバイスしています。以下の記事を、参考にしてみてくださいね。
①そもそも就活へのモチベーションが低い
大手病の学生に多いのが「とりあえず有名な会社に入れば良い」「周りも大手を目指しているから」の考で、大手企業だけを目指してしまうタイプです。
就活へのモチベーションが低いため、深く考えることなく知名度の高い大手企業だけを志望企業に選んでしまうのです。
就活へのモチベーションが低い学生の特徴
- 就職することに漠然とした不安がある
- 将来の目標が明確でない
- 社会人になることに抵抗感がある
モチベーションを高めるためには、まず自分の将来像を明確にし、仕事を通じて実現したいことを考えましょう。
業界研究やさまざまな企業の情報収集を通じて、自分の興味のある仕事や企業が見つかると就活に対してポジティブに向き合えます。
公認心理士の資格を保有/吉野さんのアドバイス
このタイプの人は、まずは自己分析から始めることをおすすめします。自分の得意なこと、苦手なこと、絶対にやりたくないことなどを整理しましょう。
「就職活動が苦手」という自分の個性も含めて、どんな将来が自分にとって幸せかを考えてみると良いですね。
就活へのモチベーションが低い人は、以下の記事も参考になるかもしれません。あっさり内定がほしいときのコツと注意点を解説しています。
就活を辞めたいときの脱却方法はこちらが参考になります。
②働くことへの解像度が低い
大手企業は、テレビCMや駅の広告、有名な製品など、目に見える情報が多いため、親しみやすく安心感があると感じられることもあるかもしれません。
学生は経験が浅いため、このような表面的な情報で仕事を誤解してしまいがちです。実際、労働には相応の困難や課題が伴います。
働くことへの解像度が低い学生の特徴
- 職種や業務内容の違いがわからない
- 企業の文化や風土についての理解が浅い
- 給与以外の待遇や福利厚生の重要性を認識していない
- キャリアパスのイメージが描けていない
まずはさまざまな企業で働く具体的なイメージを持つことで、自分に本当に合った企業を見つけることができるようになります。
インターンシップや企業説明会への参加、OB・OG訪問、業界研究などに積極的に取り組みましょう。
大企業出身/板谷さんのアドバイス
まずは親や親戚、先輩など身近で働いている人に、どんな仕事をしているかや仕事のやりがい、なぜその仕事に就いたのかなどを聞いてみることをおすすめします。
働き方にはさまざまな種類があること、そして選択基準もさまざまで、それほど難しくとらえなくても問題ないということを知ってもらえたらと思います。
就活はリアルの場での情報収集が鍵を握ります。企業説明会をうまく活用して情報を集める方法は、以下の記事で解説しています。
③周囲の評価が就活の軸になっている
就職先を選ぶ際、家族や友人、先輩などの周囲の評価を重視しすぎると、自分の本当の希望や適性を無視してしまう危険性があります。
特に危険なのが、「大手企業に入社すれば周りから認められる」という考え。世間や他人の評価が就活の軸になると、大手病に陥りやすくなります。
周囲の評価が就活の軸になっている学生の特徴
- 親や先生の期待に応えるために有名企業を目指している
- 友人や同級生との比較で企業を選んでいる
- 自分の意思よりも他人の意見を重視している
周囲の意見を参考にすることは大切です。しかしそれに振り回されすぎると、自分の適性や長期的なキャリアプランを見失ってしまう可能性もあります。
たとえば、親が安定を求めて大手企業を勧めても、あなた自身は変化の激しい環境で力を発揮するタイプかもしれません。
そもそも現代の多様化した社会では、成功の形も多様化しています。自分らしいキャリアを築き、充実した人生を送ることこそが真の「就活の成功」といえるのではないでしょうか。
- 大手以外でも給料や福利厚生の待遇の良い会社は本当にあるのでしょうか?
企業規模と待遇の良さは別! 小さくても高待遇の企業はある
もちろんあります。高待遇の原資は企業規模ではなく、財務状況、つまり会社がしっかりと儲かっているかどうかにあるからです。
規模が小さくても利益を出せる企業には、以下のような特徴があります。
①技術力が高い
➁独自の製品を持ち、マーケットシェアが高い
③成長が期待される分野で事業を展開している
求人情報にも、「無借金経営」「賞与○カ月分」「○年連続増益増収」など、経営状況の良さを示すアピールが見られます。
企業規模のイメージにとらわれず、一つひとつの求人や企業を丁寧に見ていくことが大切です。
就活の軸が見つからない人は、実際の例を見ながら探してみるのも一つの手です。次の記事では90個の例を掲載しています。
働く意義や意味を見出せない人はこちらの記事も読んでみてください。
④大手企業なら安定していると思い込んでいる
学生に多いのが「大手企業は安定している」という思い込みを持っているケースです。しかし、必ずしも個人のキャリアの安定につながるわけではありません。
実際には大手企業でも、業績不振による人員整理や部門の統廃合などがおこなわれることがあります。
また「大企業病」とも呼ばれる、組織が大きくなるにつれて効率が低下する現象や、個人の裁量が限られるといったデメリットもあります。
大手企業の安定にとらわれている学生の特徴
- 大手企業なら倒産の心配がないと思っている
- 大手企業なら必ず規模の大きな仕事ができると考えている
- 大手企業なら仕事にやりがいがあると思い込んでいる
- 中小企業やベンチャー企業は不安定だと決めつけている
加えて「安定」の定義自体も個人によって異なるため、大手企業が提供する安定が、必ずしもあなたの求める安定と一致するとは限りません。
自分にとって、本当に「安定で充実したキャリアを築ける企業」はどんな企業なのか、一度しっかり言語化してみてください。
- 大手企業が絶対に安定しているわけではないとはいえ、ほかの会社はもっと安定していないですよね?
一概にはいえないので自分なりの定義をもとに判断しよう
「安定=企業の売上高」ということであれば、大企業よりも下に位置する中小企業やベンチャー企業などは、「安定していない」という結論に至るでしょう。
しかし、自分が何をもってその企業が「安定している」と見なすかは、人それぞれで異なるはずです。
大手といわれているような企業であっても、離職率が高く、労務関係がずさんで従業員の満足度は低い場合もあれば、零細企業で売上高はさほど高くなかったとしても、利益がよく出ていて社員の働く環境を第一に考えている企業もあります。
このように多種多様な労働環境があるなかで、自分がどのような職場環境を求めるかというのは自分にしかわかりません。
そのため何よりも自己分析、そして企業分析が大切になってくるということですね。
あなたが受けないほうがいい職業を診断しましょう
就活を進めていると、自分に合う職業がわからず悩んでしまうことも多いでしょう。
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自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。
知らないと危険! 学生が大手病になったときの3つのリスク

なかなか内定がもらえない悪循環に陥る
入社後のミスマッチにつながる
就活で大手病に陥ると、自分に合う企業を見逃したり、就活全体に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
表面的な魅力に惑わされ、自分のキャリアプランや適性を十分に考慮しないと、結果的に自分に合わない選択をしてしまう可能性が高まります。
ここでは、大手病になったときのおもなリスクについて詳しく解説します。
①大手企業以外に目を向けられなくなる
大手企業だけに焦点を当てることで、業界全体の動向や中小企業などの特徴を理解する機会を逃し、自分に合う企業を見過ごす可能性があります。
これにより、単に自分に合う企業を見つける機会が減少するだけでなく、さまざまな規模の企業を比較検討する貴重な機会も失ってしまいかねません。
特に中小企業やベンチャー企業は、その機動力を活かして業界の最新トレンドに即したサービスを展開していることが多く、これらの動向を把握することも重要なのです。
また大手企業以外に目を向けられなくなることで、自分の可能性を狭め、結果として充実したキャリアを築く機会を逃してしまう可能性もあります。
幅広い視野でさまざまな選択肢を検討することが、より満足度の高いキャリア選択につながるということを心に留めておきましょう。
現役キャリアコンサルタント/永田さんのアドバイス
大手企業にしか目を向けないことは、機会損失につながるリスクがあります。中小企業の中でも優秀な会社はたくさんあるのです。
会社のブランドだけではなく、本当に自分が送りたい人生にマッチしているかどうかという視点で調べるのが、結果的に良いキャリアにつながるのではないでしょうか。
一般的に知られている大手優良企業以外にも、優良企業はたくさんあります。次の記事では隠れ優良企業149社を紹介しています。
②なかなか内定がもらえない悪循環に陥る
大手病に陥ると、志望企業を大手に限定しがちです。その結果、限られた採用枠を巡る、非常に選考基準の高い競争に身を投じることになります。
このような状況では、必然的に不合格が続く可能性が高くなり、徐々に自信を失ってモチベーションが低下してしまうかもしれません。
また焦りから、「大手ならどこでも良い」という考えに陥り、志望動機が不明確なまま応募を続けてしまう学生も少なくありません。
しかしそのような状態だと、具体的な志望動機のアピールができず選考で不利になってしまい、結局内定から遠のいてしまうのです。
これを繰り返すことで就活期間が長引き、中小企業やベンチャー企業の採用機会も逃してしまうと、「内定がない」ループに陥ってしまうのです。
- 大手の内定が出ません。同じ業界のベンチャー企業や中小企業なら内定は取れると思いますか?
各企業で評価点が異なるため内定が出る可能性はある
ベンチャー企業や中小企業へ志望先を変更することで、内定が出る可能性は大いにあります。
ベンチャー企業や中小企業のほうが、内定辞退の可能性を考慮して募集人数よりも多めに内定を出しているケースがあるのです。
また社員との相性を踏まえて、能力だけでなく個性や強みなどを評価してもらえる可能性もあります。
加えて採用スケジュールが大手と異なり、通年採用している場合もあるため、大手よりもチャンスがあるといえます。優良企業であっても、知名度が低く採用に苦戦している企業も意外と多いのです。
内定が出ないとのことですが、卒業する年の3月に入社が決まるということもあるので、最後まで諦めずに取り組んでくださいね。
内定を獲得して就活を終わらせるには3つのルールを守りましょう。こちらの記事で詳しく解説しています。
③入社後のミスマッチにつながる
大手病で企業の知名度や安定性のみに囚われると、自身の価値観やキャリアプランとの整合性を見落とし、入社後のミスマッチを招くリスクがあります。
大手では業務の細分化によりやりがいを感じにくかったり、保守的な社風や年功序列に馴染めなかったりするケースが少なくありません。
こうした環境は意欲低下やストレス増大、キャリアの停滞を引き起こし、本来の能力を活かせないまま早期離職に繋がる恐れがあります。
公認心理士の資格も保有/吉野さんのアドバイス
「大企業病」といわれる停滞した社風の例として、部署同士の仲が悪い、形骸化していて目的の曖昧な会議や組織ルールがある、新しいことをやりたがらない前例主義などが挙げられます。
納得して働ける企業を見極めるためには社風を知ることが重要です。見分け方が不安な人は、こちらの記事で確認しておきましょう。
転勤の多い仕事にはどんなものがあるのでしょうか。こちらのQAで詳しく解説しているので併せてチェックしてみてください。
就活をしていく中で転勤について気になる人は多いと思います。以下の記事では全国転勤について詳しくまとめているので参考にしてみてください。
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。
そんな人に活用してほしいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたに合う職業・合わない職業を特定できます。
早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。
新卒で大手に入れなかったら終わりなの? キャリアの専門家に聞いてみた
「大手に入社できないと、キャリアが終わる」と考える学生も少なくないものの、現代の雇用環境においては、必ずしもそうとは限りません。
今回は、自身も大手企業出身でベンチャー企業へ転職をした、キャリアコンサルタントの板谷さんに多様なキャリアパスの可能性について話を聞いてました。
専門家の解説をもとに自分の進路をあらためて考えてみましょう。
アドバイザーのリアル・アドバイス!知名度だけに捉われず視野を広げて企業を探そう!
現代は働く期間が長期化しており、30年も経てば大手企業であっても主力産業が変わる可能性があります。
また、転職が一般的になった今、新卒時の就職先が人生のすべてを決めるわけではありません。 中小企業で力をつけてから大手へ転職し、活躍する人も増えています。
若くても成長できる中小企業の魅力に注目
中小企業には、経営層との距離が近く若いうちから仕事全体を見渡して責任あるポジションを任される、意思決定のスピード感が早い、転勤が少ないといった大手にはない独自のメリットが多くあります。
歴史ある老舗や独自の技術を持つ企業など、魅力的な中小企業は数多く存在するため、知名度だけに捉えられず視野を広げて企業を探すことが大切です。
どうしても新卒で大手に入らないと不安という人は、こちらの記事もおすすめです。新卒カードを大手に使う是非について専門家が解説しています。
大手病から抜け出すための3つのマインド
いざ中小企業やベンチャーの就活を受けようと思っていても、実際に大手企業に内定した友人を見て、羨ましくなる人もいるのではないでしょうか。
もちろん、大手には大手ならではの良さがありますが、大手企業だからこそのマイナス面もあることは押さえておきましょう。
ここでは、大手病から抜け出すための3つの考え方を紹介します。これらを意識することで、自分らしいキャリアを築くチャンスが広がり、より満足度の高い就職活動につながります。
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大手病を克服したいと思っていても、中小企業がどんな環境なのかわからず、不安視をしている人もいるでしょう。
そんな人は、下記の記事でそれぞれの違いをフラットな視点で見てみることがおすすめです。中小企業への理解が深まります。
大企業と中小企業の違いを5つの観点で比較! 特化した対策も解説
①大手企業が自分に合っているとは限らない
多くの学生は「大手企業に入れば安泰」と考えがちですが、必ずしも大手企業の持つメリットが自分に合うとは限りません。
決まった手順を好む人もいれば、自由な発想で挑戦したい人もいます。また、大手企業であっても社風や働き方は多様で、一概に一括りにはできません。
大手企業が合っていないかもしれない人の例
- 新しいアイデアをすぐに試したい、柔軟な環境を求める人
- 幅広い業務経験を短期間で積みたい人
- 成果がすぐに評価に反映されることを求める人
- 会社の意思決定に大きく関与したい人
- 形式や規則にとらわれず、自由な働き方を求める人
大切なのは、自分自身をよく知ること。自分の強み、大切にしている価値観、将来のキャリアを考え、企業の特徴を照らし合わせることが重要です。
大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業も含めて幅広く検討し、自分に最適な環境を見つけることが、長期的なキャリア満足度につながります。
現役キャリアコンサルタント/永田さんのアドバイス
反対に大手企業は、自分の実績・功績を残したいと考える人には向いているかもしれません。
大きなプロジェクトを手がけたい、グローバルに活躍したいと考える人にとっては、大手企業でなければ経験できないこともあるためです。
行動力があり何事にも挑戦していける性格であれば、適性があるといえます。
自分自身がどんな価値観を大事にしているかわからない人は、こちらの記事がおすすめです。価値観を見出して言語化する方法をまとめています。
②待遇や給与のみをモチベーションに働ける人は少ない
高い給与や充実した福利厚生は魅力的で、人によっては給料が働く動機にもなります。しかし、給与だけを動機に働き続けるのは難しいのが現実です。
高給を得ていても、毎日つまらないと感じる仕事では、すぐに燃え尽きてしまう可能性があります。
逆に、給料が平均的でも、毎日新しい発見があり、信頼できる仲間と目標へ進める環境なら、長く働き続けられることも。
新卒の場合、初任給の高さや福利厚生の充実度に目を奪われがちですが、それ以外の要素も慎重に検討しましょう。具体的には以下のような点です。
モチベーションを保って長く働くために大事な要素
- 仕事を通じて成長できるか
- 社会の役に立っている実感を得られるか
- 職場の人間関係は良好か
- 仕事と私生活のバランスはちょうど良いか
これらの特徴が自分の価値観とマッチしているかどうかが、最終的に仕事の満足度を左右します。
公認心理士の資格も保有/吉野さんのアドバイス
給与が高いということは、それに見合った働きや成果が求められるということです。楽して大金を稼げる仕事はありません。
高待遇がどのような「我慢料」として用意されているのか、企業や仕事内容をしっかりと調べることが大切です。
まったり働いて高給を得たいという人は、こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントがアドバイスしているので参考にしてみてください。
③大手企業だからこそのマイナス面もある
大手企業には多くの魅力がありますが、その一方で、大企業ならではの課題もあります。
たとえば、意思決定に時間がかかる、若手のうちは裁量権が限られる、業務が細分化されて仕事の全体像が見えにくいなどが挙げられます。
これは、人によって仕事のやりがいを感じにくい要因にもなりうるのです。そのため、一度冷静になって、自分の性格との相性考えることをおすすめします。
大手企業だからこそのマイナス面の例
- 組織が大きいため、全体における自分の仕事の位置付けが見えにくい
- 役職や年功序列の影響が強く、若手の意見が通りにくい
- 異動や配置転換に時間がかかり、キャリアパスの柔軟性が低い
- 企業規模が大きいため、個人の貢献が認識されにくい
- 既存の事業や慣習にとらわれ、革新的なアイデアが採用されにくい
大手企業を志望する際は、これらのデメリットも考慮に入れ、自分のキャリアゴールや働き方の希望と照らし合わせて判断することが大切です。
大手企業出身/板谷さんのアドバイス
企業のWebサイトやプレスリリースを通して、どういった取り組みをしているのかを理解するとともに、口コミサイトやSNSなどで働き方に関する情報収集をしましょう。
その際は極端な意見に惑わされずに、全体像を把握するという意識で調べることが大切です。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
大手病を回避する対策
「大手病」は、適切な対策を講じることで回避できます。幅広い視野で企業を見ることで、自分に最適な選択肢を見つけていきましょう。
大手病を避けるコツは、自分の価値観やキャリアプランとの適合性を重視することです。思わぬところに自分に合う企業があるかもしれません。
ここからは、就活の大手病を回避する対策を紹介します。焦らずじっくりと自分に合った企業を探してみてください。
原則①企業選びの前に就活の軸を固める
自分自身の価値観、興味関心、キャリアゴールを明確にすることで、本当に自分に合った企業を選ぶことができます。
たとえば、「社会貢献度の高い仕事がしたい」という軸なら、環境技術を持つ中小企業や、途上国支援をするNPOも視野に入れることができます。
また、3年後・5年後・10年後の長期的なキャリアプランを考えることで、仕事や企業を選ぶ基準がより明確になります。
就活の軸をしっかりと固めることで、大手企業の知名度や安定性に惑わされることなく、自分に本当に合った企業を見極める力が身に付きます。
現役キャリアコンサルタント/永田さんのアドバイス
就活の軸としてよくあるパターンですが、「福利厚生や待遇」「ネームバリュー」「親が言うから」などは良くないですね。
何のためにその企業に入りたいのかが明確になっていない人は、面接での印象も薄くなってしまいます。
キャリアプランや10年後のイメージは、面接で実際に問われることもあります。以下の記事で描き方や伝え方を解説しているので、併せて確認しておきましょう。
キャリアプラン
例文14選|面接で聞かれるキャリアプランを効果的に伝えるコツ4選
10年後の自分
就活の「10年後の自分」の答え方! 採用経験者のアドバイス付き
原則②企業の選択肢を極端に狭めないようにする
大手企業に選択肢を限定すると、自分に合う企業を見落とす恐れがあります。独自の強みを持つ中小企業・大手子会社、BtoB企業にも目を向けて、可能性を広げましょう。
中小・大手子会社・BtoB企業の魅力
- 主体的にキャリアを積み上げられる
- 特定分野でスペシャリストになれる
- 地域貢献によるやりがいを感じやすい
- 自分の手でグローバルな経験ができる
自分の行動が会社に直結しやすく、自身のスキル向上や起業などに活きる経験も得られます。視野を広げ、最適な環境を見つけましょう。
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この記事を読んでいる人の中には、ベンチャー企業や大手子会社に対して不安がある人もいるでしょう。
そんな人は、下記の記事からベンチャー企業や大手子会社の実態を確認してみてください。それぞれに知見のあるプロが丁寧に解説してくれます。
「ベンチャー企業=危ない」は本当? 見極めるためのコツを伝授
大手子会社はやめとけといわれる理由は? 行くべき企業も解説
原則③長期的なキャリアプランから逆算して就活を進める
就活では知名度や初任給に惑わされず、長期的なキャリアプランから逆算して企業を選ぶことが重要です。
5年後、10年後の理想の姿を描き、必要な経験や成長が得られる環境を探しましょう。
将来経営者になりたいなら若手から経営に関われる環境、特定分野のエキスパートを目指すなら最先端の技術を持つ企業が選択肢になります。
大手企業にこだわらず、若いうちから挑戦できる中小やベンチャー企業のほうが、理想のキャリアに早く近づける可能性もあると覚えておきましょう。
- キャリアプランは転職ありきでつくっても良いのでしょうか?
転職を視野に入れて長期的なキャリアプランを立てるのはアリ
私の個人的な見解としては「アリ」だと思います。なぜなら一つの会社で長く勤めることのほうが、今の時代に即していないと考えるからです。
キャリアプランというと思いつくのが、「自分のキャリア」「自分の職業選択」というイメージが強いと思います。
しかしながら、本当の意味で充実したキャリアを送るためには、周囲の人々の協力が欠かせません。
転職を視野に入れていたとしても、これまでお世話になった人や会社を裏切るように辞めてはもったいないため、”望まれて去る”ほうが自分のためにもなります。
昔の近江商人のような「三方よし」という感覚を大事にしながら長期的なキャリアプランを立てていくことで、たとえ転職を視野に入れていたとしても、応援される人として重宝される人材になることができます。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業と低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみよう!
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
家族が大手病の場合も! 大手にこだわる親を説得する方法
親の大手企業志向が強いのは、子の安定を願うからです。しかし、親の世代と現代の就活事情は大きく異なります。
親と建設的な対話をするには、互いの考えを尊重し、粘り強くコミュニケーションを取ることが大切です。
最終的には自分のキャリアを自分で決め、親の理解を得るのが理想なため、ここから説明する3つの方法でコミュニケーションを取っていきましょう。
現代の就活事情を説明する
かつての大手企業=定年まで安泰という終身雇用は崩壊し、現代は転職が一般的です。大手でもリストラや統廃合のリスクはあります。
また、IT進歩により親世代にはなかった職種が多数生まれ、新分野ではベンチャーや中小企業のほうが最先端の仕事に携われる機会も豊富です。
テレワークなど柔軟な働き方の多様化も伝え、現在の雇用環境の変化を丁寧に説明して親の理解を深めましょう。
公認心理士の資格を保有/吉野さんのアドバイス
最近の就活の傾向として、女性が生涯独身の可能性や、結婚・出産後もフルタイムで働き続けることを前提に就職活動をするようになったことも、時代の変化を反映していると思います。
昔のような「いざとなれば結婚すれば良い」という考え方は、今では時代遅れに感じられるでしょう。
長期的なキャリアプランを説明する
親の不安を和らげるには、具体的なキャリアプランの説明が有効です。「〇年後に~の役職につきたい」など、目指す目標を明確に伝えます。
次に、目標達成には大手より中小やベンチャーのほうが、若手から裁量権を持って幅広い経験を積める可能性があると説明しましょう。
また、最初の就職先ですべてが決まるわけではなく、転職や学び直しを経てキャリアを築く時代であることも伝えると理解を得やすくなります。
大手以外の選択肢の良さを伝える
中小企業では若手から重要業務を任されやすく、意見が経営に反映される良さがあります。
ベンチャー企業も、急成長の場に立ち会いアイデアを形にする最前線でやりがいを得られ、大きな魅力があるものです。
親の理解を得るには、優良企業の具体例を挙げるのが効果的です。志望企業での就業が自分のキャリアにどう活きるかを説明しましょう。
現役キャリアコンサルタント/永田さんのアドバイス
説得する際に注意したいのが、親の気持ちも汲んであげることです。親は口うるさく言っているように聞こえるかもしれませんが、あなたにただ幸せになってほしいだけなのです。
逆にいうと、「この会社に行くことが自分の幸せなのだ」と熱く親にプレゼンすれば、きっと理解してもらえると思います。
ベンチャー企業のリスクについて不安に思う人は、こちらもぜひ併せて読んでみてくださいね。
大手病に振り回されずに自分に合った企業の内定をつかもう
大手病は多くの学生が陥る落とし穴ですが、原因を理解し対策すれば回避できます。就活の目的は有名企業に入ることではありません。
「安定」や「成功」の定義は人それぞれであり、周囲の評価に惑わされず、自分の価値観や適性に基づき判断することが納得のいく結果につながります。
大手だけでなく、中小やベンチャーも含めた多様な選択肢から自分に合う企業を見つけることがゴールです。自分らしさを大切に、内定を掴みましょう。
アドバイザーからあなたにエール会社に幸せを委ねず自分の足で進もう
就職活動は憧れの企業へ応募できる貴重な機会であり、多くの会社を見ることは社会科見学のように視野を広げてくれます。
しかし、経済的に自立する現実を考えると、単なる憧れだけで厳しい競争を勝ち抜くのは困難です。 大手企業を目指すなら、不採用だった場合の選択肢も考えておきましょう。
自発的な目標設定が自らの可能性を広げる
憧れがかなわなかったとしても、自分の幸せまで諦める必要はありません。 会社があなたを幸せにしてくれるのではなく、自分で決断し、選び、誠実に働くことで人生は切り開けます。
受かれば幸いですが、本当に大切なのは「会社に幸せを委ねない」こと。 不採用から始まる本当の人生に向け、次のステップを用意して就職活動に挑みましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi



















4名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
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