Q

内定がもらえず絶望しています。

23卒で未だに内定をもらったことがない者です。 先日、なんとか1社最終面接まで進むことができましたが、落ちてしまいました。 正直、最終面接まで進めた企業に懸けていたところがあり、大変絶望を感じています。

就活自体は去年の3月から始めて続けてきましたが、就活に身が入らなかった時期や身内の不幸が重なり精神的に疲れてしまった時期もあったため、ここまで来てしまいました。

就職が決まっていないことが情けなくて友達にも言えず、アルバイト先も辞めてしまい、大学卒業を迎えようとしています。 私の人生はもう終わりなのでしょうか。 私は1年も就活を続けても、内定1つ取れないような社会不適合者なのでしょうか。

2023年になってから毎日のように「死にたい」気持ちを抱えながら就活をしています。就職エージェントを利用していますが、最近は、担当のキャリアアドバイザーに連絡や相談をしても返信が来ることさえなくなりました。

現在持ち駒は4社、どれもあまり志望していない業種ですが、エージェントに勧められたため受けることになっている企業です。 家族には、「自分の人生なんだし、やりたくない仕事をするくらいなら1年フリーターやりながら公務員目指したり、何か資格の勉強したらいいんじゃない?」と言われました。

しかし、新卒で1年間就活して決まらなかった人間が既卒で就活して結果が出るとも思えません。 個人的には、正社員登用の可能性が高いとされている企業で契約社員をしながら正社員登用を目指すという道もアリなのかなと思っています。

正直、人生にも就活にも自分にも絶望した状態なので、自分でもこの先どうしたらいいかわかりません。 このまま興味のない業種の企業が決まったとして、正社員として働くのか、フリーターをしながら道を探すのか、契約社員になるのか、どの選択が良いと思いますか?

3人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

ベストアンサー

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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とにかく働いてみることが大事

現在の就活のプロセスにうまくハマらなかったことで「自分はもうだめだ」「終わりだ」と感じてしまう人が多くいます。

これは、良いも悪いも情報が発達して他の人と自分を比べることができるようになった故です。他の人はできているのに自分はできていないということが、一昔前よりさらにあからさまにわかるのが現代です。

しかし大切なのは自分自身のキャリアについて、自分自身が違和感なく生きていることです。ただし、自分が何をしたいのかということは難しい問題で簡単には見つかりません。

実は社会人になっている大人たちも皆が皆明確に自信を持っているわけではないのです。働きながら違和感を感じて転職したり、異動をしたり、そうやってキャリアチェンジをしながら自分自身違和感なく生きていけるキャリアを模索し続けています。

ですから契約社員でも、フリーターでも、正社員でも、とにかく働いてみることが大事です。そうすると社会の中で自分ができることが見えてきますし、さまざまな人や、会社、モノ、機会との出会いがあります。

その中で自分が本当に興味を持てる方向が見えてくることがあります。そこから新たにキャリアチェンジしてみるのも大いにありです。

これからの社会はそうしたキャリアチェンジがしやすい社会です。まずはフィールドに出てみましょう。意外と自分が上手くできることがあるものですよ。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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正社員もしくは契約社員で仕事をしてみることがおすすめ

就活が決まらず、なんとか最終面接まで進んだ企業も落ちてしまい、つらい気持ちが伝わってきます。就活に身が入らなかった時期や身内の不幸が重なり精神的に疲れてしまったという原因もはっきりしていますので、社会不適合者などではありません。

どういった業種や仕事を志望しているのかわかりませんが、業種や仕事へのこだわりが強いと、なかなか決まらないことがあります。たとえば営業はあまり向いていないと考え応募を躊躇していた人が、営業職に就き実績を上げているケースもあります。

少し仕事の幅を広げて応募しているようですが、あまり志望していないという気持ちが採用担当者に伝われば、採用につながらないでしょう。応募するからには、後で内定を辞退することもできるのですから、入社したい企業だという意気込みで応募すべきでしょう。

今回最終面接でうまくいかなかった企業は、あまり志望していない企業と考えていたため、入社意欲や熱意が伝わらなかったのかもしれません。

紹介予定派遣や契約社員で、正社員登用を目指すのもいいですね。正社員になる前に仕事を経験することで、向いている仕事かどうか見極めることもできます。また時間に余裕があれば、興味がある資格の勉強をするのも良いでしょう。

興味のない業種の企業が決まったとして正社員として働くのか、フリーターをしながら道を探すのか、契約社員になるのか、どの選択が良いかという質問ですが、興味のない業種でも正社員で採用されたならば、仕事をしてみると良いでしょう。

仕事をしていくことで仕事の面白さや価値観を見出せるかもしれませんし、仕事を経験しながら転職することもできます。

やりたいことがあるならば、フリーターをしながら実現に向けて勉強するといった選択肢もありますが、特にやりたいことがなければ、正社員もしくは契約社員で仕事をしてみることをおすすめします。

就職エージェントからの求人だけでなく、23卒であれば、既卒採用の求人も応募できますし、転職情報サイトで未経験者対象の求人などもチェックをして、少しでも興味がある求人募集があれば、自ら積極的に応募してみましょう。

中小企業診断士/キャリアコンサルタント

小松 茂樹

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思うように内定が取れず、苦しい心境を抱えていることと思います。その場から逃げ出したくなる気持ちがあるでしょうが、幸い日本では仕事に就かなくても生きていけるだけの社会保障が整っています。命まで投げ出す必要はありません。

内定が得られないことが社会不適合というわけでもありません。悪い循環に陥っているだけなので、それを断ち切れるよう、体制を立て直していきましょう。

コメントを拝見していて最も気になるのが、「あなたがやりたい仕事」が何なのかが伝わって来ないことです。エージェントに勧められた企業を受けているとのことですが、あなたの意思ではなく、周りに動かされて無理やり就活をしているような印象を受けます。

ご家族のおっしゃる通り、大してやりたくない仕事を無理にするくらいなら、正社員にこだわらなくても良いかもしれません。

もし「就職できるならどこでも良い」と考えて活動をされているのであれば、その思考が採用担当者に見透かされて不合格になっている気がします。

企業から「選んでもらう」のではなく、自分の方が「企業を選ぶ」というスタンスで就職活動をするように、考え方を変えてみてはいかがでしょうか。

そのためにも、まずは初心にかえって自己分析からやり直すことをお勧めします。ワークスタイルではなく、業種や事業内容について、あなたが興味・関心を抱くもの、特性を活かせそうなものを探してみましょう。

好きこそものの上手なれという言葉にある通り、やりたい仕事でなければ上達しませんし、成果が出せません。面接官が確かめたいのはあなたの意思であり、なぜその事業、その会社なのかという理由なのです。

それが見つかるまでは、契約社員やアルバイトをしても良いかもしれません。実際に仕事をしてみることで、自分の興味・関心や向き不向きが見えてくることもあると思います。

新卒で正社員になれなかったからと言って、未来永劫ずっと非正規雇用のままでいるわけでもありません。近年は第二新卒の採用もあります。仕事をしながら並行して就活を続け、正規雇用の仕事が決まったらそちらに乗り換えても良いと思います。

自分がどんな仕事をしたいのか。それが見つかり、伝えられるようになれば、自ずと内定も取れるようになるでしょう。残りの人生の長さを考えたら、絶望するには早すぎます。まずは自分の意思を明確にできるよう、あなた自身の内面と向き合ってみてください。

契約社員になることに迷うなら、こちらのQ&Aでキャリアアドバイザーが悩みに回答しているので、ぜひ参考にしてください。

フリーターを経て正社員になる方法はこちらの記事で解説しています。フリーターの道を選んで良いか迷う場合は併せて参考にしてください。

自分のやりたいことがわからない人は、こちらの記事でやりたいことの見つけ方を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。

内定がない状況では悲観的になってしまいがちですが、以下の記事を参考にして前向きに取り組んでいきましょう。

内定がないと焦ってしまいがちです。次の記事では、焦りを克服する方法や就活での心構えについて解説しています。

以下の記事では、内定が取れなくてつらいを感じている人に向けての対象やNG行動などを解説しています。

こちらのQ&Aでも、なかなか内定がもらえず就活が絶望的だと感じている就活生に向けたアドバイスを紹介しています。

就活がつらくて死にたいと考える人は、こちらのQ&Aでそのような悩みに対しキャリアアドバイザーが回答しているので、併せて参考にしてくださいね。

なかなか就活でうからないとつらいですよね。以下のQ&Aではキャリアコンサルタントがアドバイスしているので参考にしてみてください。

厚生労働省のまもろうよこころも活用してみてください。電話やチャットなどさまざまな方法で相談できますよ。

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