圧迫面接の実態とは? 採用担当者が語る本音と切り抜け方を解説

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  • キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

    Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する

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  • キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役

    Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる

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  • 社労士/社会保険労務士法人エンジン代表

    Atsushi Nagashima〇新卒で大手飲料販売会社へ入社。転職し人材紹介業の傍ら社労士の資格を取得。社労士法人の勤務を経て、2017年に永島社労士事務所(現・社会保険労務士法人エンジン)を開業

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圧迫面接を実施する企業もありますが、「圧迫面接って何だろう」「上手く対応できるかな」と疑問や不安に思う学生も多いのではないでしょうか。

圧迫面接は学生に圧力をかける面接ですが、知らずに受けたり、対策をせずに臨んだりすると、萎縮して力を発揮できず、トラウマになる可能性もあります。

そのため、実態や対策を頭に入れて臨むことが大切です。この記事を読んで、キャリアコンサルタントの解説を参考にしながら、圧迫面接を切り抜けましょう。

目次

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1位:面接力診断
39点以下は要注意!本番前にあなたの面接力を客観的に診断しましょう

2位:逆質問例100選
そのまま使える!面接官から「志望度が高い」と思われる逆質問例を厳選しました

3位:面接回答例60選
見るだけでOK!頻出質問と模範解答をチェックして本番で焦るのを防ぎましょう

4位:採用基準丸わかりシート
NG行動やマイナス評価も解説。本番前に眼を通して減点を回避しましょう

5位:最終面接マニュアル
あと一歩で内定を逃さない。役員からの鋭い深掘りに答えるコツを掴みましょう

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自己PRは面接の頻出質問。本番までにツールで効率的にブラッシュアップしましょう

志望動機作成ツール
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圧迫面接とは?

圧迫面接とは?

  1. 企業の目的
  2. 特徴

そもそも圧迫面接とはどのようなものなのか。まず、定義を理解しなければ、面接中に心構えをすることができず、対応方法がわからなくなってしまいます。

そこで、圧迫面接の定義を確認し、それを踏まえて具体的なケースや対策方法を把握していきましょう。

企業の目的

キャリアコンサルタント・採用経験者を含めた就活のプロ69人に聞いたアンケートによると、答えにくい質問をする意図は「臨機応変さを見たい」「本音を知りたい」が約半数となっています

つまり、仕事や会社にマッチするのか、長期的に働けそうかを見抜くためにしていると考えられます。

圧迫面接をする企業の3つの目的

  1. 臨機応変な対応力があるか知りたい
  2. 本音を知りたい
  3. ストレス耐性を確認したい

企業は圧迫面接を通して何を見たいのか、企業の目的を把握することが大切です。対策をする前のステップとして、まずは企業の目的を確認していきましょう。

プロのアドバイザーはこう分析!意図的に圧迫していないこともある

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

上原 正光

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意図的な圧迫面接のおもな目的は、実務に不可欠なストレス耐性の確認です。

しかし、すべてが意図的とは限りません。

学生を深く知ろうと熱意が空回りして無意識に質問が鋭くなる場合や、面接官の険しい表情を学生側が「圧迫」と感じるケースも多々あります。

面接官の意図を探ることが職場選びにつながる

大切なのは、その威圧感が「戦略的な演出」か「面接官個人の癖」か、あるいは「企業の隠れた体質」なのかを冷静に観察することです。

表面的な怖さに飲まれず、背景にある真意を推察する余裕を持ちましょう。

相手を「評価する視点」で仕分けることが、自分に合う環境か否かを判断する重要な鍵となります。

特徴

圧迫面接にはおもに3つの特徴があります。萎縮しがちな圧迫面接ですが、具体的な特徴を知っておくことで、ある程度落ち着いて対応できますよ

また、面接でそれぞれの特徴が現れる具体例を挙げています。圧迫面接を判断する際の基準にしてみましょう。

【タップで確認】答えに対し「なぜ?」を何度も繰り返す例
質問の例

・なぜですか?

・どういう観点からそう思うのですか?

・具体的な事例はありますか?

・あなたの発言の根拠はありますか?

・どのように成果を発揮したのですか?

・それで? だからなに? つまり何を言いたいのですか?

・第一志望ではない理由は?

【タップで確認】学生に否定的な発言をする例
発言の例

・当社には向いてないんじゃないですか?

・その考えは当社で通用しないと思います。

・あなたが当社にもたらすメリットはありますか?

・当社の仕事はきついから、あなたは辞めた方が良いのではないでしょうか?

・あなたの考えには共感できません。

・その長所はあって当たり前のものではないでしょうか?

・それが強みとは思えません。自意識過剰ではないでしょうか?

・大学で学んだことは当社では活かせません。

・なぜ、わざわざそんなことに取り組んだのですか?

・サークルとアルバイトだけで他に何もしなかったのですか?

・その志望理由なら第一志望ではないのではないでしょうか?

【タップで確認】萎縮させる態度を取る例
態度の例

・肘をついて聞く

・首をかしげる

・あなたが当社にもたらすメリットはありますか?

・怒ったように質問をする

・学生の返答に難しい顔をする

・無関心な返答をする

プロのアドバイザーはこう分析!圧力がかかる場面での対応力が見られている

国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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企業が厳しい質問をするのは、予期せぬトラブルや難しい顧客対応を想定し、プレッシャー下での振る舞いや志望動機の深さを確認したいという意図があります。

本当に納得感があれば、どんな場面でも自分の言葉で話せるはずだ」という前提があるからです。

辛いときは自分を守る姿勢を示そう

しかし、現代ではハラスメントは受け手の感じ方が重視されます。もし過度に辛いと感じたなら、無理に回答を続ける必要はありません。

傷ついたので答えられません」と、自身の意思をはっきりと示すことも自分を守るための正当な選択肢です。

威圧的な社風だと割り切り、自分自身の心と意思を何より尊重しましょう。

面接本番前の方へ
39点以下は要注意!面接力を診断してください

内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?

少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”“改善点”が明確になります。

もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
・まだ面接を受けたことがない人
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人

【事前対策】圧迫面接への備え方

①5W1Hを意識した回答を用意する

圧迫面接では面接官が質問を繰り返すことがあり、その理由としては「根底の人柄が見えないから」「本心がわからないから」というものが考えられます。

それを防ぐには、あらかじめ自分の回答に対し「なぜ?」を繰り返して深掘りし、根底の価値観を見つけてみましょう

そうすることでより説得力のあるアピールができ、深掘りを何度も繰り返される可能性が低くなります。

深掘りで根底の価値観を見つける方法

顧客第一を企業理念に掲げる御社に共感し志望する

→なぜか
ハンバーガーショップのアルバイト経験で顧客の目線を意識したメニューの提示方法を提案したところ売り上げがアップしやりがいを感じたから

→なぜやりがいを感じたのか
自分の発想が受け入れられて形になったことがうれしかったから

→発想力を活かせることがやりがいにつながりモチベーションになる

②回答に矛盾がないか確認する

過去の回答と矛盾し、学生の本心が見えない、もしくは自己分析不足を感じられたときに面接官が質問責めをする可能性もあります

特に矛盾が発生しやすいのは、強み・弱みや長所・短所です。矛盾を感じると人柄を把握しにくくなるため、あらかじめ回答内容を確認しておきましょう。 

矛盾を感じる回答例

私の強みは「慎重である」ことで、弱みは「楽観的である」ことです。

→面接官「慎重な人は不安要素がたくさん思いつくイメージだけど楽観的とはどういうことだろう」

矛盾の原因は〇〇の不足にあった!

鈴木 洵市

プロフィール

たとえば、強みと自己PRの内容が矛盾しているといったことが挙げられます。

自己分析が不足し整理ができていない場合に起こりやすいです。

短所の言い換え方を知りたい人はここをタップ

③圧迫面接を受けているイメトレをする

イメージトレーニングをすることで、未経験のことであっても「経験した」と脳が錯覚すると言われています

たとえば面接の経験が少ない人も、面接を受けている様子をイメージすることで、実際に経験したような気持ちになり、本番で緊張しにくいと言われています。

圧迫面接についても、イメージトレーニングをすることで慣れる可能性があるため、本番でもうまく切り抜けられるようになるでしょう。

成功のイメージこそ圧迫面接克服の鍵!

木村 千恵子

プロフィール

圧迫面接をイメージすること自体少し辛いかと思います。

そこで、動じずに冷静かつ朗らかに対応している笑顔の自分をイメージすると良いでしょう。

少しでも精神的な負担をかけずイメージすることが大切です。

④模擬面接をおこなう

面接官に否定される場合、もっと説得力のある回答が必要な可能性が高いです。たとえば、他社でも使える志望動機を伝えしまっている可能性が考えられます。

そこで、第三者に回答を確認してもらうことが大切です。特に、OB・OG訪問や就職エージェント、大学のキャリアセンターで見てもらうことが効果的です

時間がない人は、親やサークルのOB・OGなど、身近な社会人に、「面接で回答する内容として不足していないか」という観点で見てもらいましょう。

模擬面接の詳しいやり方はここをタップ

あなたの面接力は何点?
30秒でできる面接力診断で確認してください

39点以下はアウト!今すぐ面接力を診断する(無料)

面接に対して不安を抱いている人は多いです。「他の就活生より準備不足じゃないかな」と気になりませんか。

そんな時は、あなたの面接偏差値を診断できる「面接力診断」がおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで自分の弱みとその対策を解説付きで把握できます。

今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

【当日】圧迫面接をされた場合の対処法

①面接官の事情を想定する

もし本番で圧迫面接を受けたら、「面接官にもそうせざるを得ない事情があるのだな」ととらえるようにしましょう

面接官の事情を汲むことで冷静になり、ダメージを受けにくくなる傾向にあります。

「多忙で感情をコントロールする余裕がないのかも」「上司に同じような態度をとられているのかも」など、事情を想像すると気持ちに余裕が生まれますよ。

「圧迫は興味の証」かも!

上原 正光

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「私のことを知りたいという思いから根掘り葉掘り質問し、圧迫面接のようになっているのかもしれない」と考えることも有効です。

②質問の意図を確認する

質問の意図に沿った回答をしていたかを確認することも大切です。「恐れ入りますが、ご質問の意図に合っておりましたでしょうか」などと確認しましょう。

そこで指摘があるようであれば受け入れて、指摘がなければ意図的に高圧的な態度を取っている可能性が高いため、いつも通り回答するように心掛けましょう。

アドバイザーのリアル・アドバイス!圧迫面接は企業の風土を知る材料となる

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

上原 正光

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威圧的な面接官は無意識であることも多いため、「この会社の実態」を冷静に観察するチャンスだととらえましょう。

面接は企業と学生が対等に選び合う場。ゆったりと構え、自分に合う環境かを見極める材料にすれば良いのです。

丁寧さで理不尽な状況を乗り切ろう

もし無視や怒号など、耐え難い状況に追い込まれたら、そこはもう「精神修行の場」だと割り切りましょう。

面接は時間が来れば必ず終わります。その瞬間までは、自らの力を振り絞って丁寧な対応を貫くことに集中してください。

理不尽な場面をやり過ごす経験も、一つの強さに変わります。自分を守りつつ、最後は毅然とした態度でその場を後にしましょう。

③笑顔で堂々と回答する

威圧的な態度を取られる場合、話しづらい環境でも会話ができるかを見られている可能性があります。そのため、萎縮せずいつも通り回答することが大切です

面接官の指摘を一度受け入れたうえで自分なりの考えを持って回答すると「圧力のある環境でも仕事に向き合える」という印象につながる可能性がありますよ。

回答例

面接官「当社の仕事はきついから、あなたは辞めた方が良いのでは?」

→回答例:
「たしかに御社の仕事が体力的にも精神的にもハードであることは承知しています。しかしできるだけ早く戦力になりたいという考えから、成長スピードを上げるにはハードな環境に身を置くことが不可欠と考えており、問題ありません。」

とはいえ萎縮してしまいます……。いつも通り対応するコツを教えてほしいです。

キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役

木村 千恵子

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口角を意図的に上げて「大丈夫」と言い聞かせよう

誰でも圧力をかけられれば自然と委縮してしまいますよね。そんなときは、意図的に口角を上げて笑顔を作ることで、表情が和らぎます。

「私は大丈夫!」と心の中で自分自身に声をかけて、落ち着きを取り戻しましょう。

また、あらかじめ圧迫面接を想定しておくと、「ああ、来たな、でも大丈夫。冷静に対応しよう」と考えることができますよ。

不安そうにしていたり、回答のペースを崩してしまうと、さらに面接官を苛立たせてしまい、悪循環が発生する可能性があります。

ゆったり構え、「伝えたいことを伝える」意識で淡々と回答しましょう。

④面接官の指摘を受け入れたうえで回答する

圧迫面接では、萎縮したり反抗心を持ったりするのではなく、面接官の指摘を受け入れるように心掛けると、前向きさや素直さのアピールにもなります。 

特に、面接官が意図せず圧迫している場合は、面接官が疑問に思ったことを、ただきつい口調で指摘していたり、態度に出しているだけということもあります。

そのため、まずはアドバイスとして受け入れて、何を答えるべきか考える時間をもらい、面接官の質問の意図に応える回答を心掛けましょう

⑤質問をポジティブに変換する

面接官が、面接官としての質問の方法をわきまえていないことで、言葉を選ばずきつい口調で質問をしている可能性があります。

その場合、頭の中でほかの言葉に言い換えてみましょう。ポジティブな言葉に変えることを意識すると良いです。

否定的な発言をそのまま受け入れると、自信を失ってしまいます。自信のなさが伝わると説得力が弱くなるため、なるべくポジティブに変換すると良いですね

回答例

その長所はあって当たり前のものではないでしょうか?
→ほかにもっと良い長所があるのではないでしょうか?

それが強みとは思えません。自意識過剰ではないでしょうか?
→他社の評価も交えた客観的な強みを聞きたいです。

なぜ、わざわざそんなことに取り組んだのですか?
→物事に取り組む際の考え方を知りたいです。

その志望理由なら第一志望ではないのではないでしょうか?
→熱意を感じられれば選考を通過してほしいと考えています。

⑥3秒間で気持ちをリセットする

3秒間で気持ちをリセットする方法

  • 瞬きをして、視線を一度手元に落とす
    →視覚情報を遮断して自分を落ち着かせる
  • 口角を物理的に3ミリ上げる
    →余裕があると自分の脳を錯覚させる
  • 深い深呼吸をする
    →焦る気持ちを抑える

面接において、短時間でも気持ちを整理する方法があります。圧迫面接では焦ったり、動揺したりすることで、正常に受け答えができないことが考えられます。

そこで、上記の方法を試してみてください。瞬きや深呼吸といった小さな所作でも、意識しておこなうことで、精神的な余裕を取り戻すことができますよ

アドバイザーのリアル・アドバイス!自信をつけるコツは「当事者意識」

国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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準備を自信に変えるには、丸暗記ではなく企業情報や仕事を「自分事」として落とし込むことが不可欠です。

納得感を持って語れる状態になれば、どんな場面でも自分の言葉で自然に話せるようになります。

明るさで圧迫面接の雰囲気を変える

圧迫面接を切り抜けた学生の例として、威圧的な空気に飲まれず、自分のペースに引き込める学生がいました。

笑顔や明るい声色を絶やさず、あえてユーモアを交えて和やかな空気を作り出せる強さがありました。

また、相手が経営層に近い場合は、事業への深い理解を示すことも効果的ですが、深い企業研究が必要となることが前提となります。

面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!

面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。

そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。

どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!

【NG対応】 圧迫面接の3つの注意点

圧迫面接を受けると、自分を否定されたような悲しい気分や、面接官に反抗したい気持ちなどを抱き、それをあらわにしてしまい、失敗するケースがあります。

そこで、具体的なケースや対策を解説するので、チェックしておき、圧迫面接でも実力を発揮できるようにしましょう。

①感情的に対応しない

圧迫面接で泣いたり、反抗的な発言をしたりする人もいますが、感情的な態度はストレス耐性が低いというマイナス印象を残してしまう可能性が高いです

特に顧客と対峙する営業職などでは、顧客の威圧的な態度に感情的な対応をしてしまって、トラブルになるのではないかと懸念を抱かれてしまいます。

面接官のスキルが不足している、もしくは忍耐力を試されているのだと考えて、感情を抑えて落ち着いて対応するようにしましょう。

つい泣いてしまった場合挽回する方法はありますか?

キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

鈴木 洵市

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泣いてしまってもその後冷静に対応できれば挽回も可能

万が一泣いてしまった場合でも挽回することはできます。

特に圧迫面接自体を面接官が意識的におこなっている場合は、あなたが次にどのような対応をするかを観察する視点で見ています。

そこでは、あなたが冷静になってから改めて自分の準備してきたことを伝えれば良いです。

その場合は、「少し時間をいただけないでしょうか」というように冷静さを取り戻す時間を確保するようにしてください。

面接で泣いてしまったときの対処法はここをタップ

②萎縮して無言にならない

回答する意欲を失ったり、頭が真っ白になり無言になってしまう学生もいます。

仮に無言になってしまうと、考えているのか無視しているのかわかりません。そこで面接官を刺激し、さらに高圧的な態度を取られてしまう可能性があります。

どうしても言葉を発しにくければ、「考えを整理したいため少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝えておくようにしましょう

③無理やり回答しない

面接という不慣れな環境では、誰しも緊張しています。そのうえで圧力をかけられることとなるので、萎縮しないことを意識するのはかなり難しいです。

普段通り回答することが難しそうな場合は、考える時間をもらってから落ち着くまで待ちましょう。頭の中で回答を整理してから言葉を発してくださいね。

無理に回答しようとして嘘を付いてしまうと、かえって印象は悪くなってしまうので、落ち着いて正直な回答を心掛けましょう。

アドバイザーからワンポイントアドバイス圧迫面接と決めつけるのは早いかも!

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

上原 正光

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自信のある話が面接官に響かず、「馬鹿にされた」と感じて不機嫌になるのは失敗の典型です。

ここは感情的にならず、素直な対応を貫きましょう。

面接の目的から外れていないかチェック

また、面接官と熱くなりすぎて「大激論大会」に発展するのも禁物。目的は論破ではなく自己PRです。

さらに、質問の末に「就職相談」が始まってしまうのは、評価材料が不足していると判断されたサインであり、採用の可能性は低くなります。

常に面接の本来の目的を忘れず、冷静に対話をコントロールすることが、納得の内定を引き寄せる鍵となります。

返答に困ったときに使える切り返し例

面接官から圧力をかけるられると、どのように切り返したら良いかわからなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。

ここからは、ケース別の回答例を紹介します。自分が実際に聞かれた場合を想定して、適切に答えるための参考にしてくださいね。

①能力や適性を否定されたとき

ケース①「君はうちには向いていないんじゃない?」

OKな反応

〇〇(面接官)様の視点からそう感じるのであれば、私の準備不足だと思います。もしよろしければ、今後のために、どのような点が不足しているかご教示いただけますか?

OKポイント

指摘を冷静に受け止めたうえで、学びを得ようとする姿勢が感じられ、ストレス耐性と柔軟性の両方を評価できます。

NGな反応

(怒りながら)そんなことはないです。

NGポイント

感情的に反論すると、「素直に指摘を受け入れられない」「感情のコントロールができない」という評価をされてしまいます。

感情的に反論すると、「素直に指摘を受け入れられない」「感情のコントロールができない」という評価をされてしまいます。

ケース②「ありきたりなエピソードだね。ほかには?」

OKな反応

おっしゃる通りで、目立った実績はございません。ただ、この経験から学んだ『継続力』は、御社の〇〇に活かせると考えています。

OKポイント

指摘を冷静に受け入れて、話の派手さではなく、「再現性」に議論を引き戻しながら、改めてアピールできています。

NGな反応

「(怒りながら)普通って何ですか?」
「(泣きながら)これしかないです……」

NGポイント

仕事において、柔軟に動くことや感情の制御ができない人だと判断されてしまいます。

ケース③「それはうちじゃなくてもできるよね?」

OKな反応

確かに、業務内容は他社様とも共通する部分もあります。しかし、御社の〇〇という企業理念に最も共感し、その環境で成長したいと強く願っています。

OKポイント

指摘を認める素直さがありつつ、その会社のならではの特徴に結びつけており、深い志望動機が伝わります。

NGな反応

それでも御社が第一志望です!(根性論)

NGポイント

具体的な根拠がなく、他者との比較検討ができていない人だと判断されてしまいます。

②矛盾点や準備不足を指摘されたとき

ケース①「話が矛盾してるよ。さっきと言ってること違うよね?」

OKな反応

ご指摘いただきありがとうございます。緊張のあまり、言葉足らずになってしまった部分がありました。一度整理したうえで、改めて申し上げてもよろしいでしょうか?

OKポイント

指摘を感謝で受け止めており、冷静にやり直す姿勢から、自分の非を認める誠実さと、柔軟性を感じられます。

NGな反応

「いや、それは、えっと……(パニックになる)」

NGポイント

想定外のことが起こったとき、冷静に立て直す「リカバリー能力」が欠けていると思われてしまいます。

ケース②「なんで〇〇しなかったの? それは甘くない?」

OKな反応

おっしゃる通りです。今振り返れば、〇〇もするべきだったと思います。この反省を活かし、現在は△△を心掛けております。

OKポイント

自分の未熟さを率直に認めて、改善する気持ちまで伝えることで、誠実さと同時に成長姿勢も印象づけられます。

NGな反応

当時は忙しくて……(言い訳をする)

NGポイント

他責思考で、自分の非を認められないことで、同じ過ちを繰り返す人だと判断されてしまいます。

ケース③「(沈黙)……で? それだけ? 」

OKな反応

説明不足で申し訳ございません。〇〇について、もう少し補足しても良いでしょうか?

OKポイント

沈黙にも動じず、会話をしようとする前向さを示すことで、プレッシャーがあっても冷静に対応できることをアピールできます。

NGな反応

はい……(気まずくてニヤニヤする)

NGポイント

笑いで誤魔化すと、「何も考えていない」「真剣でない」という印象を受け、ビジネスの場には適さないと感じてしまいます。

③大学生活(成績や留年など)について深掘りされたとき

ケース①「留年(浪人)してるけど、何してたの?」

OKな反応

それは私の未熟さが招いた結果です。しかし、その期間で自分自身と深く向き合い、〇〇という目標を見つけることができました。

OKポイント

自責志向を持ちつつ、今につながる有益な時間だったと肯定的に語ることで、誠実さと立ち直る力を証明できます。

NGな反応

そうですね……(触れられたくない空気を出す)。

NGポイント

不都合な話題から逃げており、「無責任さ」や「ストレス耐性の低さ」を感じてしまいます。

ケース②「大学の成績悪いね。遊んでたの?」

OKな反応

お恥ずかしい限りです。当時は〇〇(部活など)に熱中しすぎていました。その反省を活かして、現在は資格取得の勉強に毎日〇時間取り組んでおります。

OKポイント

過去の未熟さを認めつつ、その反省が現在の糧になっているとつなげることで、「失敗から成長できる人」であることを証明できます。

NGな反応

バイトが忙しくて……(言い訳をする)。

NGポイント

理由を自分以外に転嫁しており、「自分の非を認めない」「責任感に欠ける」というネガティブな印象を強調させてしまいます。

④家族や宗教など本人に関係のない質問をされたとき

ケース①「恋人はいるの? 結婚の予定はある?」

OKな反応

申し訳ありませんが、お答えできません。

OKポイント

厚生労働省からも禁止されている「業務に無関係な質問」には、無理に答える必要はありません。

もし面接で不快な対応をされたら、抱え込まずに専門機関にも相談しましょう。解決策をもらえたり、つらいときの心の支えになります。

外部の相談窓口の例

39点以下は要注意!
あなたの面接力を診断してください

「面接に自信がない」「今のままで選考通過できるか不安」そんな就活生は自分の面接力を知ることからはじめましょう!

たった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」がおすすめです!。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”“改善点”が明確になり、対策もしやすくなります!

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
・まだ面接を受けたことがない人
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人

圧迫面接で精神的なストレスを感じたら?

攻撃されている対象面接官の態度圧迫面接の判定
あなたの「考え・行動・準備不足」への指摘
(例:考えが甘い、論理が破綻している等)
口調はきついが、目は合っている・メモを取っている【判定:圧迫面接でない可能性が高い】

面接官の心理:
「君の能力に期待しているからこそ、厳しい環境でやっていけるか『本性』を見たい」

感情的にならず、「ご指摘ありがとうございます」と笑顔で切り返せば、内定は目の前です。
スマホをいじる・貧乏ゆすり・話を遮って笑う・無視する判定:圧迫面接の可能性が高い

面接官の心理:
「ストレス発散」または「単なるモラル欠如」

時間の無駄です。
真に受けず、「へぇ、そういう会社なんですね」と心の中で見下してOK。即座に辞退を検討しましょう。
あなたの「人格・容姿・家庭・出身」への指摘
(例:親のしつけ、容姿、大学、私生活への介入等)
【判定:圧迫面接の可能性が高い】

面接官の心理:
「ストレス発散」または「単なるモラル欠如」

時間の無駄です。
真に受けず、「へぇ、そういう会社なんですね」と心の中で見下してOK。即座に辞退を検討しましょう。

圧迫面接がどうしても辛いと感じた場合は、無理をする必要はありません。精神的な負担を抱えたら、ハローワークや大学のキャリアセンターに相談しましょう。

「これは圧迫面接なのか」と不安に思うことがあれば、上記の表を参考にしてみてください。当てはまる状況から、圧迫面接の判定を見ることができますよ。

プロのアドバイザーならこうアドバイス!必要以上の圧迫面接は耐えなくて良い

社労士/社会保険労務士法人エンジン代表

永島 篤史

プロフィールを見る

企業が意図的に圧迫面接をおこなうのは、おもに「ストレス耐性」を測るためです。

これは評価のためだ」と割り切ることで、心の負担はある程度緩和できます。

しかし、罵声や人権侵害を伴う場合は話が別です。

無理に耐えて内定を得たとしても、そのような企業の社風は、入社後も変わらず苦労する可能性が高いでしょう。

企業を見切ることがときには将来のためになる

学生は「耐えねば」と自分を追い込みがちですが、最も大切なのは自身の将来の幸せです。

著しい違和感を感じたなら、「縁がなかった」と見切り、勇気を持ってその場を去る選択肢も忘れないでください。

自分の心を守ることが、納得のいくキャリアへの第一歩となります。

就活の相談先について知りたい人はここをタップ

選考の辞退を伝えても良い

圧迫面接で選考の辞退を伝えても問題ありません。圧迫面接に耐えられなければ、入社後も社風や仕事内容などでミスマッチを起こす可能性は高いです

たとえ内定を持っていなかったとしても焦る必要はありません。長期的な目線で「自分が幸せになるかどうか」を考えて判断してくださいね。

選考辞退は自分を守るための判断

木村 千恵子

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面接で圧迫されて精神的に辛い思いをしたら、いったん冷静になる時間を取りましょう。

その後の選考を乗り切る自信を持てないときは、辞退することも前向きな選択の一つですよ。

ただ、選考の辞退は「面接後に伝えること」がマナーとされています。そのため、終わってからメールや電話などで辞退する旨を伝えるようにしましょう

どうしても耐えられないと感じたら、面接の途中で辞退を伝えたり退出したりしても良いのでしょうか?

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

上原 正光

プロフィールを見る

どうしても辛ければ途中で辞退し相談しよう

面接とは、会社と学生の相互理解の場です。面接中の対応は、入社してからも普通におこなわれていることでしょう。

入社後も、このような態度の顧客や、社員たちに、毎日対応する必要があると考えましょう。

そこで働きたくないと思えば、選考を辞退したほうが良いです。面接中に耐えきれない対応をされたら、面接を辞退しましょう。

ハラスメントは大きな問題です。その日のうちに大学のキャリアセンターに報告相談をしてください。

また、公的な機関に相談することもできます。無理をする必要はありません。

面接を辞退したい人はここをタップ

選考後に1人で抱え込まずに周囲に相談する

圧迫面接では、学生を責めるような口調で攻撃することがあります。そのため、学生は自責の念に駆られてしまうことが多いです。

面接官が正しい内容を言っているからこそ傷ついてしまいますが、社会経験の違いから、学生が間違ってしまうことがあるのは当たり前なのです

ただ、1人で抱えていると自信をなくし、その後の面接に影響が出る可能性があります。そうならないように、あったことを周囲に相談してみましょう。

ハローワークは就活生の救世主

永島 篤史

プロフィール

各都道府県のハローワークに新卒応援ハローワークというものが設置されています。

大学卒業見込みの人から、卒業後おおむね3年以内の人であれば利用できます。

無料で専門の相談員に個別相談できるので、活用してみてください。初回は予約不要ですよ。

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面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!

自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?

面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。

39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • もうすぐ初めての面接がある人
  • 自信のあった面接に落ちてしまった人
  • 面接への不安を和らげたい人

【Q&Aコーナー】圧迫面接に関する疑問を就活のプロが解説

圧迫面接をされやすい人の特徴はある?

圧迫面接の合格フラグは?

圧迫面接だったのに受かったのはなぜ?

圧迫面接をする企業の特徴はある?

圧迫面接を録音するのは問題ない?

最終面接での圧迫にはどう対応するべき?

二次面接での圧迫にはどんな意図がある?

公務員の面接で圧迫されることはある?

面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう

不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。

そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。

簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • 近く面接本番を控えている人
  • 自分の面接の改善点を知りたい人
  • 過去の面接で力を発揮しきれなかった人

事前対策と対処法を理解して圧迫面接を切り抜けよう

面接というのは相互のコミュニケーションの場です。しかし、圧迫面接では圧力をかけている企業のほうが、立場が上にいるように感じられてしまいます。

そこで萎縮し実力を発揮できない学生が多いですが、圧迫面接は予防、もしくはその場で対処する方法があり、それらをおこなうことで切り抜けられます。

まずは対等の立場になるよう、予防法と対処法を駆使してコミュニケーションを取りましょう。そこで最大限に魅力をアピールし選考を突破してくださいね。

アドバイザーからワンポイントアドバイス「余裕」こそが圧迫面接への対策

キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役

木村 千恵子

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圧迫面接は減少傾向にありますが、完全には避けられないため、事前の対策で心に余裕を持つことが肝要です。

相性の不一致で圧迫感が生じる場合もありますが、大切なのは過剰反応しないことです。

事前のイメージトレーニングで耐性を養い、想定質問への回答パターンを準備しておきましょう。

準備したことへの自信が自分の味方になる

入念な準備が自信に変われば、本番でも笑顔とポジティブな姿勢で冷静に対処できるようになります。

自分が積み上げてきた努力を信じて毅然と臨めば、圧迫面接も必ず乗り越えられるはずです。

この試練を糧にして、納得のいく形で就職活動を完走しましょう。応援しています。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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