この記事のまとめ
- キャリアプランを立てられていれば就活をしない生き方はアリ
- 就活をしない場合の今後の過ごし方を働く場合と働かない場合に分けて紹介
- 決断前の必須チェック項目と行動に移す方法を理解して後悔のない生き方をしよう
就活をせずに生活をしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。就活をしないで生活する選択肢はさまざまありますが、一時の感情で決断すると後悔する日々を過ごすことになってしまう可能性があります。
後悔しない選択をするためには、意思決定をする前に自分の本心を知り、本当に就活をしないという選択をするのか冷静に判断することが大切です。
記事ではキャリアアドバイザーの平井さん、杉原さん、吉野さんとともに、就活しない場合の生き方と決断する前にやるべきことを詳しく解説します。就活をしないという選択をすることの実情についても紹介するので、「就活したくないけど不安だ」という人は、記事を参考にして不安を解消し、納得のいく選択ができるようにしましょう。
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就活をしない決断は将来の歩む道をイメージできていればアリ
将来の歩む道であるキャリアプランを計画できているのであれば、就活をしない決断は後悔のないものになると言えます。自分が納得できるプランを立てたうえで決断を下しているからです。
そのため「就活をしない」という決断をしたいという人は、今後どのような人生を歩んでいきたいのかを考えながら記事を読み進めてみましょう。
記事ではまず、働かない場合と働く場合に分けて就活しない生き方やメリットを紹介します。まずは「就活をしない先にどうしたいか?」を思い浮かべながらチェックしていきましょう。
次に、「就活をしない」という選択をする際に浮かぶよくある疑問についてキャリアコンサルタントが回答しているQ&Aを紹介します。決断前に自分に問うべき項目についても解説するので、不安や後悔のない決断をするために、自分としっかりと向き合ってくださいね。
記事後半では就活をしない理由に分けて次のアクションにつなげる方法や、就活をしないという決断をするうえで知っておくべき実情について説明します。就活をしないことに対する専門家の意見も紹介しているので、客観的な意見も参考にして決断していきましょう。
自分が自信を持って納得のいく生き方ができるように、ぜひ最後まで読んでくださいね。
就活をしないということは、「就活をしないという意思決定をすること」です。決して意思決定を先送りすることではありません。
就活をしないことを選んだ先を考えずに決断するとその場しのぎのものとなってしまうため、根拠をしっかりさせておきましょう。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。
就活しない場合の生き方とは? 働かない場合と働く場合に分けて紹介
「就職しないで生活したい」とは言っても、その後にどのように過ごしたいかによっても就活をしない先の生き方である選択肢が異なります。「就活をせずに働かずに過ごしたい」のか、それとも「就活はしたくないけど働きたい」のか、まずはこの2つを決めてから選択肢をチェックしていきましょう。
ここでは、働かない場合と働く場合に分けて就活をしない際の生き方について紹介します。働きたいのか、働きたくないのかを考えたうえでそれぞれの選択肢を確認し、納得のいく生き方ができるようにしましょう。
「就活しない」+「働かない」場合
「就活しない」+「働かない」場合
まずは、就活をせずに働かない場合の生き方を3つ紹介します。
「働かない」という言葉を聞くと何もせずにダラダラと過ごすというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。しっかりとした目的を持つことで有意義な時間を過ごすことができます。
今後どんな人生を歩みたいのかによって生き方の選択肢は異なってくるので、「どうなりたいのか」「どのように過ごしたいのか」を頭に思い浮かべながらチェックしてみましょう。
どうしても働きたくない人はこちらのQ&Aを参考にしてみてください。キャリアコンサルタントが対処法を回答しています。
①専門学校や大学院に通う
専門学校や大学院に通うことで深い知識や専門的なスキルを身に付けられます。
将来やりたいことが定まっていてそのための必要なスキルが明確にできている場合は、進学を視野に入れてみると良いでしょう。興味のある分野への知見を深めてスキルを身に付けたいという人にもおすすめです。
また、専門的な知識やスキルがあることは就職で有利になることがあります。今は就活しなくても将来的に就活するという人は、今はスキルを身に付けることに専念しても良いかもしれません。
専門学校や大学院に通う場合は学費を払う必要があるため、いくらかかるのかしっかりと考えたうえで検討してくださいね。
こちらのQ&Aでは専門学校生の就活についてキャリアコンサルタントが回答しています。専門学校への進学を検討している人はぜひ参考にしてください。
専門学校では専門的なスキルを身に付けられるため、企業は専門学生に対して即戦力や実践力を重視しています。職場でのすぐの活躍が期待できるでしょう。
大学院での経験は特定の分野を深く研究するため、高度で深い知識が身に付きます。管理職になったときにきっと役立ちますよ。
②海外へ留学する
就職先を決める前にグローバルな視点を身に付けたい、視野を広げたい、さまざまな経験をしてみたいという人は、海外留学をするのも一つの方法です。
海外留学では日本語以外の言語を学べたり異なるバックグラウンドの人とかかわることで多くの文化を学べたりします。留学費用がかかるので金銭面を考慮する必要はありますが、何かにチャレンジしてみたいという人は候補に入れてみるのも良いでしょう。
新しいことに挑戦する力や積極的な行動力など、留学を通して培った力は就職をする際に評価されることが多くあるため、就職先の幅が広がる可能性もあります。ただ留学をするのではなく、「留学をして何をしたいのか」を明確にしてから行動に移すようにしてくださいね。
外国での生活は、言葉の壁がありストレスフルです。目的を明確にせずに留学した場合、日本人同士で固まり、語学の上達が思うように進まないという失敗談をよく耳にします。
留学生活は楽ではないため、何を得たいのか、はっきりとした意思を持つことが重要でしょう。
こちらの記事では留学経験を効果的にアピールする方法を解説しています。留学に興味がある、あるいは検討している人は今後のためにチェックしておきましょう。
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③ニートになる
今は働く気が起きないという人は、ニートになるという選択肢もあります。ニートはフリーターや正社員と比較して働く時間がない分、自由な時間が多くなります。
「やりたいことがまだわからない」「どうすれば良いのかわからない」という状況にいる人は、ニート期間を設けていったん休憩し、自分と向き合う時間を作るのも良いかもしれません。
注意点として、将来的に就活をする際にニートであった空白期間に何をしていたのかを聞かれることがあるので理解しておきましょう。働かない期間が長くなればなるほど就職が難しくなる傾向にあるので、期間を定めてニートとして過ごすことをおすすめします。
- 就活に疲れました。働かずにしばらくダラダラ過ごすのはアリですか?
ダラダラ過ごすのはアリだが自分の体調にまず目を向けてみよう
睡眠は取れていますか。寝つきが悪い、中途で目が覚めたり予定より早く目が覚めたりすることはありませんか。食欲はどうですか。好きなことがある場合、推しがいる場合、それらは就活前のように楽しめていますか。
これらの質問について就活前と今とで変化があったら、学校の健康管理室や保健室に相談してみましょう。ダラダラ過ごすのは全然アリです。
ただメンタルが疲れているときに何も手当せずに休むと、逆にうしろめたさが強くなって、リスタートに支障が出ることもあります。
ニートになりたいという人はこちらの記事をチェックしておきましょう。知っておくべきリスクや実情を詳しく解説しています。
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「就活しない」+「働く」場合
「就活をしなくても働く道ってあるの?」と疑問を抱いている人もいるでしょう。実際のところ、就活をした際に比較すると働く先は限られますが選択肢は複数あります。
複数ある選択肢でもそれぞれ働き方や過ごし方が異なるため、どのように働きたいか、自分にはどんな働き方が合っているのかを考えて選択をしていくことが大切です。
自分の将来をイメージしながら一つずつ選択肢をチェックしていきましょう。
①ワーキングホリデー制度を使う
海外のカフェ・レストランや農家などで就労し、収入を得ながら海外生活を送ることができるワーキングホリデー制度は、就活をせずに働く生き方の一つです。フルタイムでの就労が可能なため、海外生活を体験しながらお金を稼ぐことができます。
実用的な言語も身に付けられるため、日本に帰国後も就職の際に有利に働くでしょう。1~3年と国によって滞在期間が異なるため、どんな目的でワーキングホリデー制度を使いたいのかを決めて詳しく調べてみましょう。
ワーキングホリデー制度に興味がある人は、ワーキング・ホリデー協会のホームページ(HP)をチェックしてみてくださいね。
円安の場合、ワーキングホリデーで稼ぎたいと思う人が多いですが、滞在先でなかなか仕事が見つからないという事態に陥ってしまう可能性が高いです。
「何でも良い」ではなく、雇ってもらえるスキルを身に付けて、自分をプレゼンする資料をしっかりと用意することが大切です。
②フリーランスとして働く
エンジニアやデザイナー、ライターなどさまざまな分野でフリーランスとして働く方法もあります。企業に属さず自分で仕事をするため、就活をする必要はありません。仕事内容や勤務時間などは自分次第なため、自分の都合に合わせて仕事を進めることができます。
知っておくべきこととしては、フリーランスとして働く場合は自ら営業活動をして顧客を獲得する必要がある点です。駆け出しの際は人脈が少なく信頼度も高くないことから、最初のうちは苦労が絶えないことがあるでしょう。
仕事を安定して獲得できない可能性があることから、収入も安定しないリスクもあります。
また、仕事の管理や書類の手続きに限らず、保険周りの手続きや確定申告も自分自身でやる必要があるので注意しておきましょう。自己管理能力が低い、自信がないという人は苦しく感じる作業が多くあるので理解しておいてくださいね。
③起業する
何かやりたいことがあったり自分の力で影響を与えたいという人は、起業を視野に入れてみると良いでしょう。事実、在学中に起業を検討している学生は増加傾向にあるようです。
会社員の場合は自分が挑戦してみたいことを提案してもほかの人の意見で実現できなかったりすることがありますが、起業という選択肢では自分だけ、あるいは同じ意見を持った仲間と一緒に行動に移していくため、やりたいことに対して一直線に挑戦することができます。
デメリットとして、フリーランスと同様に給料が不安定になる場合があること、そしてスキルを自分の力で身に付けて仕事を広げていく必要があることが挙げられます。初期投資には膨大な費用がかかるため、ある程度の貯蓄も必要となるでしょう。
自分の理想を追い求められるという自由度がある一方で、多くの責任を負う必要があるので理解しておくことが大切です。
就活をせずに起業をしたいという人は、まずは商品を完成させ、売り上げを上げるところまでやってみましょう。それから自営業に専念するかを考えても遅くはないです。
「起業」という響きに憧れるだけでは意味がありません。実際に行動して結果を出すことが大切です。
④フリーターになる
フリーターになってアルバイトや非正規社員として働く方法は正社員と比較して自由に働き方を決めることができます。勤務時間・日数や休日を自己都合に合わせやすくなるからです。
自由な時間も確保しやすくなるため、やりたいことがあったり取得したい資格があったりする場合はその時間に自由な時間を充てることもできるでしょう。
しかし、正社員と比べると給料が低く、同等の福利厚生を受けられない場合があります。社会的信用を得にくい傾向にあるため、クレジットカード審査やローン審査が通りづらくなることもあるので、こういったデメリットも理解しておきましょう。
- 就活をせずに一生フリーターとして過ごしたいです。甘い考えでしょうか?
自分が将来後悔しないのかをしっかり考えたうえで人生の選択をしよう
一生とは、40歳、50歳、60歳、70歳、そしてそれ以降の人生のすべてを指します。
何歳になっても稼げるスキルがあるならいざ知らず、フリーターとして通用するのは比較的若いときだけです。年齢が上がると同時に求人は減っていきます。
また、どんなに元気な人でも80歳を過ぎると体力的に現役同様には働けません。年金で生活することになりますが、フリーターの人がもらえるのは恐らく国民年金(基礎年金)だけです。
「一生フリーター」という選択は、誰にも何にも拘束されず自由気ままな人生を送れますが、遠い将来その代償を払うことになりかねません。生涯年収も正社員との差は1億円以上という試算があります。
よく考えて人生の選択をしてくださいね。
自由に過ごせる時間が多いフリーターですが、理解しておくべきデメリットや実情、世間のイメージも存在しています。こちらの記事で詳しく解説しているので、後悔のない選択のためにチェックしておきましょう。
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フリーターの末路は本当に悲惨なのか。現在中年フリーターたちが直面している厳しい現実と、若手のフリーターたちの将来を左右する時代の変化をキャリアコンサルタントとともに解説。先が見えない現代を自分らしく生き抜く方法を見つけましょう。
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フリーター期間を得てから就職をしたいという人は、こちらの記事を参考にしてみてください。フリーターから正社員になる方法を解説しています。
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フリーターから正社員になるのは難しいですが、不可能ではありません。記事では、フリーターから正社員になるメリットやなり方、選考通過率を上げるコツをキャリアコンサルタントと解説します。採用率が高い傾向にあるおすすめの職種も紹介するので、参考にして選考を突破しましょう。
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⑤公務員試験を受けて公務員として働く
公務員には地方公務員と国家公務員の2種類がありますが、それぞれ地方公務員試験・国家公務員試験に合格してその後の採用試験で内定がもらえれば就活をする必要はありません。
ES(エントリシート)の作成や面接対策をする必要があるため完全に就活はないとは言い切れませんが、多数の企業にエントリーする必要がないので一般的な就活と比較するとフローが少なく、企業研究などの手間がないと言えます。
しかし、公務員試験の対策には時間がかかり、倍率が高い職種もあるため早めに動き出す必要があります。公務員として働くことに興味がある人は早めに動き出せるように、今のうちに職種の詳細や仕事内容などリサーチを済ませておきましょう。
公務員は常に人気職種です。適性検査や筆記対策はもちろん、応募書類も作りこまないといけません。「なぜ民間ではなく公務員なのか」と聞かれて「就活をしたくないから」とは言えませんよね。
公務員を目指す際も一般の就活と同様に、応募先についての十分な情報収集をすることと、採用後に何をしたいのかを明確にすることは重要ですよ。
公務員として働くことを考えている人は下記の記事を参考に対策をしておきましょう。就職に有利になる資格や公務員試験の服装、ESの書き方、面接の頻出質問を紹介しています。
公務員に有利な資格
公務員で有利な資格って? 職種別の資格とアピールのコツも解説
公務員試験の服装
公務員試験にふさわしい服装は? 選び方やNG例も併せて解説
公務員のエントリーシート(ES)の書き方
公務員を目指す理由が必ず伝わるエントリーシートの書き方|12例文
公務員面接の頻出質問
公務員面接の頻出質問15選|意図を汲み取った回答で好印象を残そう
国家公務員に興味がある人はこちらの記事を参考にしてみてください。プロが種類など詳しく解説しています。
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国家公務員の種類をプロとわかりやすく解説! 役割や必要なスキルも
国家公務員の種類を一覧で紹介し、キャリアコンサルタントとともに仕事内容・応募資格・勤務地を比較しながら解説します。自分に合った種類の選び方や種類別の向いている人の特徴も解説するので、国家公務員を志望している人は必読です。
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⑥家族や知人から会社の紹介を受けて働く
家族や知人の紹介を受けて働く場合は、選考フローが多い通常の就活のようにたくさんの時間を割くことなく内定をもらいやすいケースが多くあります。就活のようにたくさんの企業を調べて選考対策をしたり面接を受けたりする必要はなく、少ない対策で就職できる可能性があるでしょう。
また、アルバイト先に就職をするという方法もあります。すでに勤務経験のある職場なため、選考通過率が高く、安心して働けるというメリットも挙げられます。
就職を検討したもののやはり就職をしない、ほかの企業を受ける、あるいは働かないことにした場合は、紹介してもらった人に迷惑がかからないようにしっかりと対応する必要があるので注意しましょう。
家族や知人から紹介を受けて働くことには、お互い安心できるというメリットがあります。企業も紹介者による人物保証がある人を雇用でき、労働者は安心を保証された環境で働けます。
一方デメリットとしては、何かあったときに紹介者に迷惑や心配をかけることになり、短期で退職しにくいことが挙げられます。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。
就活しない方法を検討する人のQ&A! よくある悩みや疑問をチェックしよう
たくさんの学生が就活をするなかで就活をしないという決断をするには、不安や悩み、疑問が付きまといます。
これらを明確にしないまま決断をすると、知らなかった現実に直面してどうすれば良いのかわからなくなってしまったり、やっぱり就活すれば良かったと後悔してしまったりする可能性があるので、疑問点を晴らしてから決断するようにしましょう。
ここでは就活しない方法を検討する人のよくある悩みや疑問を紹介します。それぞれキャリアコンサルタントが詳しく回答しているので、自分と同じ悩みがないかチェックしてみてくださいね。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
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すぐに決断するのは危険! 就活しないことを決める前に自分に問うべきこと
すぐに決断するのは危険! 就活しないことを決める前に自分に問うべきこと
- 過去:なぜ就活をしないのか原体験を振り返る
- 未来:何をしたいのかを明確にして将来のイメージを膨らませる
- 現在:就活をしない場合に何をするべきかを考えて実現可能か検討する
「就活をしたくないからとにかく早くやめてしまいたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。すぐに決断してしまいたい気持ちもわかりますが、感情に流されて決断をすると「思っていた過ごし方と全然違う」「なんで就活をやめてしまったんだろう」と後悔が付きまとうかもしれません。
ここでは、「過去・未来・現在」の3つの観点で自分に問うべきことを解説していきます。自分でも気付けていない思いを理解するために自己理解を深めていき、決断できるようにしましょう。
就活からは逃げられても、自分の人生から逃げることはできません。
特に経済的自立は、若者にとって重要な課題です。「就活をしない代わりに何をするのか」を考えるためには、自己理解が必要です。人生の満足度を左右する事柄とも言えるでしょう。
過去:なぜ就活をしないのか原体験を振り返る
まずは「なぜ就活をしないのか」の理由を深掘りして、自分が何を望んでいるのか、どうしていきたいのか、何に不満を抱えているのかを明確にしていきましょう。
原体験を振り返ることで、一時的な感情や周囲の影響ではなく自分の本当の意志であることがわかるため、根拠のある決断をすることにつながります。
原体験を振り返る際の簡単な方法として、紙に思い付く限り書き出す方法が挙げられますが、なかなか書き出せないという人もいるかもしれません。そういった人は以下のように場面別に振り返ることで、なぜ就活をしないのかという要因を明確にすることができます。
会社説明会 | どの社員もやらされている感満載で、自分はそうなりたくないから。 |
インターンシップ | 早い段階からインターンに参加すれば就活が有利になるシステムに納得いかないから。 |
書類選考 | 書類上のスキルがすべてではないのに、形式的に能力を判断されるのが嫌だから。 |
面接 | 面接がどうしても苦手で、どんなに練習しても自分のスキルをうまくアピールできないから。 |
今までの就活で経験した場面を振り返り、それぞれなぜ就活をしないのかを書き出してみましょう。下記に示した就活に関連する場面を参考にして、「自分はなぜ就活をしないのか」を深掘りしてみてください。
特定の場面でたくさん書き出せた場合は、そこに不満があったり納得いっていなかったりしていることがわかります。
就活に関連する場面例
- 会社説明会
- インターン
- 業界研究
- ESの作成
- 書類選考
- 面接
- グループディスカッション
自分史の作成方法があまりイメージできないという人はこちらの記事を参考にしてください。記入例付きで自分史の作り方を詳しく解説しています。
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自分史のテンプレ3選! 例文付きで当てはめるだけで自己理解が深まる
自分史を作成することで自己理解が深まり、自分に合った企業の見分け方が明らかになったり、選考での質問にも備えられます。キャリアコンサルタントとともに自分史の作り方や活かし方を徹底解説します。
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「なぜ就活をしないのか」の原体験を振り返る際は、いきなり過去を振り返るより、現在の状況と気持ち、特に「何が嫌なのか」を書き出してみてください。
私の相談経験では、何が嫌かを自己理解して、嫌だと思っている自分を受け入れられれば、それだけで少し楽になり、次の行動に向けて動き出せるようになるという人がほとんどです。
未来:何をしたいのかを明確にして将来のイメージを膨らませる
就活をしない理由を明確にできたら決断に踏み切りたいところですが、その前に将来自分が何をしたいのかをイメージすることも重要です。就活をしない決断ができてもその後のなりたい像がわからなければ、どのような選択肢を選べば良いのかわからずもったいない時間を過ごしてしまうことになるでしょう。
将来のイメージを膨らませるためには、仕事を軸とした将来設計をおこなっていくことが大切です。仕事を通してやりたいことを明確にしたうえで長期的な目線で計画を立ててみることで、自分が将来歩む道がより身近なものに感じられるはずです。
最終的な目標を達成するために必要だと思うステップを時系列順に書き出して、スケジュールを立てていきましょう。
スケジュールを立てていく例
- 目標:起業する
- スケジュール
スクールに通って起業プロセスを学ぶ
↓
起業の目的を考える
↓
事業内容を決める
↓
起業計画を立てる
↓
資金を集める
↓
実行する
こちらの記事ではキャリア形成の方法についてさらに詳しく解説しています。将来設計がうまくできない、いまいちイメージできないという人はぜひ参考にしてみてください。
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キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
キャリア形成とは、職業における人生設計をおこない、必要なスキルを身に付けていくことです。満足のいく社会人生活を送るためのキャリア形成の方法を、キャリアコンサルタントと解説します。4ステップで誰でもしっかりと考えることができますよ。
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キャリアビジョンを考える際は、どこに住みたいか(住環境)/誰と暮らしたいか(パートナーシップ)/年収をいくら稼ぎたいか(経済状況)/どんな趣味活動をしたいか(生きがい)など、複数の観点から考えることが大切です。
それぞれを書き出して考えてみましょう。
現在:就活をしない場合に何をするべきかを考えて実現可能か検討する

将来やりたいことを実現させるためには、行動を移すために情報収集をしていく必要があります。そのため、過去を振り返って未来のイメージを膨らませられたら、「それは実現可能か」「実現するためには何をするべきか」を考えていきましょう。
何をするべきかを考える際はまず、必要なスキルや資格をリストアップしてください。次に、リストアップしたスキルや資格をどのように習得するかといった計画を立てていきましょう。実務経験が必要なのか、学校に通う必要があるのか、独学で実現できるのかを調べて、具体的なステップを書き出してみてください。
このとき、マインドマップを活用して必要な項目を書き出していくと、網羅的に計画を立てることができます。最終的な目標を書き、そこから派生する形で必要なスキルや資格、調べるべきことを書き出していきましょう。それぞれを習得するための計画や方法、調べた情報などを書き加えて広げていってください。
そうすることで、将来やりたいことを実現するために今やるべきことが明確になってきます。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
就活をしないことに対する専門家の意見を聞いてみよう
「就活はしたくないけど、世間のマイナスイメージがあるから踏み出せない」と感じている人もいるかもしれませんね。周りに反対されれば「自分の決断は間違っているのかも」と不安を感じてしまうものです。
しかし自分の意思を無視したまま周りの意見に流されて決断してしまえば、後悔する結果となった場合に周りのせいにしてしまい、悔しい思いをすることになってしまうでしょう。
ここでは、キャリアコンサルタントの平井さんの、就活しないことに対する意見を紹介します。客観的な意見を参考に、後悔のない意思決定をしていきましょう。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る就活をしないのは「就活をしないことを自分で選んで決める」こと
日本ではまだ新卒機会が持つ力は大きく、うまく使うかどうかが後年影響することもあります。自分が選択して決めたことの結果は自分で負うのだと、腹を括ってください。
そのうえでどうするかを考えていくことが大切です。メンタルが疲れたと感じていたら専門家に相談しましょう。メンタルは問題ないと思えるなら、どんどん動いてみましょう。
ちょっとしたことでも動き出してみることが大切
なんとなく興味があったけど就活で後回しにしていたこと、自己分析の結果で「あれ?」と違和感を持ったけどスルーしてしまったこと、などをやってみるのも良いです。何も思い浮かばなければ、地域の社会福祉協議会を訪ねてみてください。ボランティア情報があるはずです。
これを「啓発的経験」と言います。動けばきっと新しい発見があります。発見を取り入れて自己分析に戻ってみてください。今までと違う気持ちが生まれたり、連鎖的に興味が湧いたりしたら、また動く。発見があったら自己分析に戻る。
この繰り返しが自己理解を深めます。そのときもう一度就活をどうするか、考えてみてはどうでしょうか。
理由は人それぞれ! なぜ就活しないのかを明確にして次のアクションにつなげよう
理由は人それぞれ! なぜ就活しないのかを明確にして次のアクションにつなげよう
- 就活に疲れてしまった人:気持ちを落ち着かせて冷静に判断できるようにしよう
- 就活が面倒くさく感じている人:やる気がでない要因を突き止めよう
- 就活のシステム自体に納得がいかない人:どうしたいのかを深掘りしよう
- やりたいことがない人:自己理解を深めよう
就活をしないという一つの決断の裏には、さまざまな理由があるはずです。「なぜ就活をしないのか」を明確にせずに行動に移すことで間違った選択をしかねないため、原因を突き止めることが重要になります。
ここではなぜ就活をしないのかの理由別に、行動に移すための方法を解説していきます。自分が就活をしない理由は何かを考えて、次のアクションにつなげていきましょう。
就活に疲れてしまった人:気持ちを落ち着かせて冷静に判断できるようにしよう
たくさんの企業に応募して面接をする就活に疲れてしまって、もう就活をしたくないと感じている人もいるでしょう。そういった場合は就活をしないことを決断する前に、一度就活を休憩してリフレッシュすることをおすすめします。
ネガティブな気持ちに押しつぶされて切羽詰まってしまうと、自分の将来を考えた冷静な判断ができずに後先を考えない決断をしてしまうことがあります。
後先を考えない決断は後々後悔してしまうことが多く、「あのときどうして就活をしないことを決めてしまったのだろう」という過去を悔やむ将来につながってしまう可能性があるでしょう。
趣味に没頭したり自然が多い場所でゆっくりしたりしてひと休みすることで、また就活に動き出せることもありますよ。
「疲れたから」「嫌だから」「もうやりたくないから」といった感情論ではなく、就活をしない理由を自分の言葉で論理的に説明できるようになってから決断するようにしましょう。
こちらのQ&Aでは就活に行き詰まった際の気分転換の方法をキャリアコンサルタントが回答しています。就活に疲れてしまったという人はこちらを参考にしてリフレッシュしてみてくださいね。
- 就活に疲れました。このまま就活をするなら今すぐやらないと内定に間に合わないのでリフレッシュする余裕がありません……。
「やらないこと」を決めよう
何となくやダメもとで応募している会社があるなら、その応募をやめましょう。入社先は一社あれば十分です。
特に、「周りもたくさん応募しているから」と周囲に流されていたり、有名大企業にむやみに応募していたりすると、疲れてしまいます。
今こそ、自分の気持ちを確かめるタイミングです。本気度の低い応募先がないか、今一度チェックしてみてください。
就活が面倒くさく感じている人:やる気がでない要因を突き止めよう
「企業を見つけるのが面倒くさい」「面接準備が面倒くさい」など、いろいろな場面に面倒くささを感じて就活をしたくないと感じている人もいるはずです。そんな人は、やる気が出ない要因を突き止めることが大切です。
面倒くさく感じる要因ややる気が出ない要因を突き止めずに就活をやめた場合、そのときは楽な気持ちになれたとしても、将来働くことを考えた際にまたやる気が出なくなりなかなか行動に移せなくなってしまう可能性があります。
生きていくうえで、面倒なことをすべて避けて通ることはできません。これも試練だと思っても乗り越えなければならない場面もあるでしょう。就活も同じことが言えます。
とはいっても面倒に感じることにはやる気が出ず、取り組もうとしてもなかなか身が入らないものです。このときに、やる気が出ない要因を明確にすることで「就活のすべて」ではなく「一部」に面倒くささを感じていることがわかるでしょう。
面倒くさい、やる気が出ないという要因を突き止められれば、「これを乗り越えれば面倒くさくない! 頑張れるかも!」と前向きになり、気持ちを切り替えられるようになるかもしれません。
「面倒くさい」という気持ちは、働く意識が弱く、ある程度のお金さえ得られれば良いといった発想なのだと考えます。
目当てをお金にすることで、企業研究をしてもどの企業も同じように見えて結局よくわからなくなり、やる気が出ずに悪循環に陥ってしまうことがあります。
就活のシステム自体に納得がいかない人:どうしたいのかを深掘りしよう
就活をしないという理由として就活制度に不満を抱いている人は、自分はどうしたいのかを考えることが大切です。
スーツや髪型をしっかりと決めて面接に挑まなければいけない場面に不満を抱くのか、それとも企業が求めることに合わせて回答しなければいけない点に納得がいかないのか、不満に思っているところを明らかにしてどのようにしたいのかを深掘りしてみましょう。
型にはまった身だしなみをしたくないという場合であれば、服装自由で面接を受けられるアパレルなどを就職先として選択肢に入れることができます。
また、外資系企業ではグローバルに活躍できるような広い視野を持った人や型にはまらない人を求めている傾向にあります。そのため「自分を就活生の型にはめたくない」「自分の特徴や特性を大いに活かして就活をしたい」という人は、外資系企業への就職を視野に入れてみることをおすすめします。
不満を解消してどうしたいのかを考えることで、就活を続けられることがあります。
- どうしても就活のシステムを受け入れられません。就活生は皆同じ格好をして、自己PRなどの普段しないコミュニケーションをするのが苦手です。
比較的柔軟な企業に応募してみることがおすすめ
就活システムになじめない場合、私服OKや現場体験・見学など、選考スタイルを工夫している会社に応募してみてはいかがでしょうか。
新卒枠にこだわらず、アルバイトからの正社員登用、人脈による紹介、未経験OKの中途枠など、求人の選び方を広げてみましょう。
すると、有名企業や大企業はターゲットから外れるかもしれませんが、自分らしさを大切にできる仕事が見つかり、自立して生きていくことができます。
やりたいことがない人:自己理解を深めよう
「そもそもやりたいことがない」という人は、自己分析が不足している可能性があります。
やりたいことがないと思っていても、「静かに暮らしたい」「安定した給料を得たい」「自由な働き方がしたい」など、何かしら希望があるはずです。
どんなに小さな希望でも何かしらの希望があれば、仕事選びの幅が広がったり、就職をしない場合でもその後の生き方を決断する手助けとなったりするでしょう。そういった希望をかなえるためには、就活について詳しい専門家や大学のキャリアセンターに相談してみると、具体的なアドバイスをもらえることがありますよ。
やりたいことを明確にしないまま就活をしない道を選ぶと、「本当にこの道で良かったのか」と自分に問いかけ続ける日々を過ごすことにもなりかねません。
自分が求めていることややりたいことを明確にするためには自己理解を深めることが重要なので、しっかりと自己分析をおこなうようにしましょう。
こちらの記事でも、やりたいことがないときの対処方法について詳しく解説しています。やりたいことを探す方法について悩んでいる人は、あわせて参考にしてみましょう。
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「やりたいことがない」「やりたいことがわからない」という場合は、自己分析することもおすすめですよ。自分では気付けていない本心を見つける方法を解説しています。
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やりたいことがないという場合は、何か行動を変えてみましょう。やっていたことをやめても良いし、やり方だけを変えてみたり、新しいことを始めてみたりしても良いです。一週間に一回振り返りの習慣を付けるともっと良いです。
ノートを用意して「今週やったこと」「わかったこと」「次にやること」を書いていきましょう。それだけです。やりたいことが見えてくるはずですよ。
後悔のない決断のために理解必須! 就活をしない選択をすることの実情
就活をしない場合、就活をする場合とは違ったデメリットや苦労が発生することがあります。そういった実情を知らないまま決断してしまえば、「こんなはずではなかった」「就活しておけば良かった」と後悔してしまう要因にもなるので、理解しておくことが大切です。
将来後悔しないように自分が納得のいく生き方をするためにも、実情をしっかりと理解していざ行動に移した際のギャップを減らしていきましょう。下記で知っておくべき項目を紹介しているので、それぞれ頭に入れておいてくださいね。
就活をしない選択をする際に知っておくべき実情
- 大半の人が選ばない道であることから一人で道を切り開いていく必要がある場合がある
- 自分で行動しないと現状が変わらないため自主的に行動しなければならない
- 自分で決断したことは他人のせいにできないため自分の行動には責任がともなう
- 安定した収入が得られない可能性がある
- 就職しない期間が長いと就職しづらくなる
- 社会的信用を得づらくなる場合がある
- コミュニティが狭くなることがある
アドバイザーコメント
杉原 美佐子
プロフィールを見る「就活をしないこと」も一つの選択
キャリアの選択はさまざまですが、「就活をしない」という選択には前向きのケースと後ろ向きのケースがあります。
前向きのケースは、起業して自分で会社を作る、家業を継ぐ、特殊スキルや資格を持っていてある程度就職先が限定されている、という場合です。これは就活しないのではなく、すでに進む道が決まっていると考えられます。
一方後ろ向きのケースは、就職に興味がなく、つまり大人社会に興味がなく、「働く=お金を稼ぐこと」という思考になっていると考えられます。そこには達成感ややりがいといった概念は存在しないでしょう。
フリーター期間や無職期間が伸びれば伸びるほど正社員登用は難しくなる
フリーター期間が3年を超えた場合、正社員になれる男性は約6割、女性は約4割と言われています。最終的に正社員を希望するなら、フリーターは期限を決めて一時的と考えることをおすすめします。
フリーターから正社員を目指す際は、一つの企業や職種で継続的に勤務し、その経験から得られたことを自分の言葉で説明できるようにすることが大切です。
就活しない理由を明確にして後悔のない生き方ができるようにしよう
就活しない場合はすぐに決断したくなってしまうかもしれませんが、しっかりと検討を重ねたうえでさまざまな手段を確認することが重要です。
なぜ就活をしないのか、理想の生き方をするためにはどの選択肢を選ぶ必要があるのかを考えて、後悔のない決断をしましょう。
記事で紹介した就活をしない場合の生き方や多くの人が抱える疑問、決断前の自己分析、そしてアクションを起こすための方法を参考に、納得のいく生き方をするために行動につなげてくださいね。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る新卒採用の就活には将来の可能性を広げられるメリットがある
いわゆる「就活」と呼ばれる新卒一括採用は、職業経験を問わないため、学生にとって広い選択肢があるのがメリットです。特に、新卒一括採用の利点は、未経験からの手厚い研修育成が受けられることです。
初職で実務能力をしっかり身に付けることが、その後の転職やキャリア形成に役立ちます。
人生の選択を考える際、「今しかできないか、後でもできるか」という視点があります。
起業やフリーランス、フリーターは、一度会社員を経験した後でも可能であり、ミドルから挑戦できる職種もあります。新卒一括採用を利用することは、損得勘定で考えると「得」が多いのです。
自分の選択に責任を持って決断を下そう
就活の採用慣習がシステマチックで儀礼的なため、戸惑う学生もいます。後になってその必要性がわかり、仕事に満足すれば納得できることもあります。それでも、「就活」を避け、別の手段で人生設計をしたいという願いも間違っていません。
どの選択肢を選んでも、自分の人生を引き受ける覚悟は必要です。「就活をしたくない」が単なる逃げやモラトリアムの延長ではないか、自分に問いかけてみてください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
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