ディベロッパーの志望動機の例文8選! 職種・種類別にプロが解説

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  • キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師

    Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事

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  • キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

    Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

    Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • ディベロッパーの志望動機には街づくりへの情熱や長期的なビジョンをを盛り込もう
  • 職種・種類別でディベロッパーの志望動機例文を紹介
  • 単なる不動産への興味を述べるだけでなく社会貢献の視点を持つことが重要

ディベロッパーの志望動機を考える際「志望動機をどのように書けばいいかわからない」「ディベロッパーでのキャリアの目標が思いつかない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

ディベロッパーの志望動機に記載するときに、自身の適性や強みをどのように活かせるか考えるために、ビジネスモデルや業務内容を理解することが重要です。

ディベロッパーの仕事内容は幅広いので、まずは具体的なイメージを掴めるまで基礎を学びましょう。そのうえで、ほかの就活生と差別化するため、志望動機の質を高めていくことが大切です。

この記事では、キャリアアドバイザーの吉田さん、平井さん、野村さんのアドバイスを交えつつ、ディベロッパーの仕事内容や業界の特徴、志望動機の書き方について詳しく解説します。ディベロッパーの志望動機を考えて自身を効果的にアピールしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

ディベロッパーの志望動機では街づくりへの情熱と長期的ビジョンを示そう

ディベロッパーの志望動機を考える際は、志望する企業をしっかりリサーチしたうえで、それぞれ最適化する必要があります。ディベロッパーは、企業によって注力する事業や開発理念が異なるので、自身が実現したい街づくりのビジョンと企業が目指す方向性が一致しているかが重要です。

この記事ではディベロッパーの種類や、ディベロッパーの志望動機の書き方などを解説します。まずはディベロッパーの基礎知識を理解してから、志望動機を考えましょう。

またディベロッパーで評価されやすい強みも解説します。自身の強みのなかから、アピールすべきことを押さえて志望動機を作成する際に活かしましょう。

記事の後半では、ディベロッパーの志望動機の例文を職種・種類別で紹介します。志望動機でどのように自身の強みやキャリアの目標をアピールすればいいか考える際の参考にしてみてください。

ディベロッパーの志望動機に記載できるようなキャリアで実現したい目標が決まっていない人は、こちらの記事もチェックしておきましょう。自分らしいキャリアビジョンを描く5ステップや、業界別のキャリアビジョンの回答例文を解説しています。

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まずはここから! ディベロッパーの基本情報

まずはここから! ディベロッパーの基本情報

  • ディベロッパーとは
  • ビジネスモデル
  • おもな事業内容
  • 種類

ディベロッパーの志望動機を考えようとしても、具体的な仕事内容をイメージできない部分があることで、なかなか進まない人もいるのではないでしょうか。ディベロッパーの業務は多岐にわたるため、ここで基礎知識を理解しておくことが志望動機を作る第一歩となります。

ここではディベロッパーの基本情報について解説していきます。まずはディベロッパーの全体像を把握して、自身が目指すキャリアのイメージを膨らませていきましょう。

ディベロッパーの基本情報を知る前に、さらに大枠となる建設業界の理解を深めるためにこちらの記事もチェックしておきましょう。建設業界の全貌や業界が抱える4つの課題を解説しています。

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ディベロッパーとは

ディベロッパー

不動産の開発事業を手がける企業のこと

一般的な不動産会社が物件の売買や賃貸をおもな業務としているのに対し、ディベロッパーは、未開発の土地を取得し、オフィスビルやマンション・商業施設などを建設して、街全体の価値を高める事業を展開します。

ディベロッパーは、ビルの開発や都市の再開発などをおこなうため、建設会社やゼネコン・不動産仲介業者・設計事務所など、不動産業界のさまざまな企業と密接に連携しながら、プロジェクトを推進する中心的な存在といえます

ビジネスモデル

ディベロッパーのビジネスモデル

ディベロッパーは、企画・開発した物件を売却もしくは賃貸して収益を得ています。たとえば、ディベロッパーがマンションを開発した場合、マンションの部屋を売却した際に発生する収益と、賃貸して発生する収益があるのです。

ディベロッパーがオフィスビルを開発した場合は、一般的に賃貸することになるため、顧客からの利用料が収益となります。なお、取り扱う物件は、ディベロッパーの種類によって異なります。

総合ディベロッパーは、幅広い不動産を取り扱い、専門ディベロッパーはマンションなどの特定の分野、公的ディベロッパーは公共の利益を目的とした物件を取り扱うのが特徴です

野村 芳克

プロフィール

ディベロッパーのビジネスモデルを志望動機でアピールすることで、業界や企業の業務内容をしっかり理解している姿勢を示せます。

採用担当者に対し、具体的な知識を持っていることで、実務に早く貢献できる人材だという印象を与えられ、説得力のある志望動機となるでしょう。

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おもな事業内容

おもな事業内容

  1. 再開発事業
  2. マンション開発事業
  3. 宅地造成事業

ディベロッパーは、不動産開発に関わる幅広い事業を展開しています。その事業領域は、都市の再開発から住宅供給、商業施設の建設、オフィスビルの開発まで多岐にわたります。

その中から、自身が携わりたい事業内容を見定めて志望動機でアピールするためにも、事前に理解しておくことが大切です。

ここでは、ディベロッパーのおもな3つの事業内容について詳しく解説します。各事業の特徴や目的を理解することで、ディベロッパーの仕事をより具体的にイメージしていきましょう。

再開発事業

再開発事業は、既存の市街地や建物を新しく作り変える事業です。老朽化した建物やうまく活用されていない土地を改善し、地域の活性化や防災機能の向上を図ります。たとえば、古いビルや住宅を取り壊し、新しいオフィスビルや商業施設、マンションなどを建設することなどが挙げられます。

再開発事業では、地域住民や自治体から開発を始める合意を得ることが重要です。また、歴史的な景観や文化的価値のある建造物を保存しつつ、新しい街づくりをするように、バランスを取ることも求められます。さらに、環境に配慮した設計や、地域のコミュニティを活性化させる工夫も必要です。

マンション開発事業

マンション開発事業は、集合住宅を計画・建設し、分譲または賃貸する事業です。快適で魅力的な居住空間を作り、実際に入居してもらうために、ディベロッパーは立地条件や周辺環境を考慮しながら、適切な規模や間取り・設備を決定していきます

近年は環境に配慮したエコ住宅や、高齢者にも住みやすいバリアフリー設計・共用施設の充実など、多様なニーズに対応することが求められているのが特徴です。

また、マンション開発事業は、土地の取得から設計・施工・販売まで一貫して管理することが多く、長期的な視点でプロジェクトを進めていきます。その際、設計者などの開発にかかわる企業のスケジュール管理をおこない、プロジェクトを牽引していくこともディベロッパーの役割です。

宅地造成事業

宅地造成事業は、戸建て住宅のための土地を取得・造成・販売していく事業です。商業施設の跡地や地主から売却された土地を買い取り、盛り土や切土をして住宅を建設できるように造成していきます。

ディベロッパーの宅地造成事業では、10棟以上の住宅を建築する規模が大きい開発がおこなわれるケースが多くあります。一定規模以上の造成地には、公園や貯水池を設置する必要があるため、大手ディベロッパーが開発に携わることが一般的です。ディベロッパーが造成した土地は、住宅を建てる工務店やハウスメーカーに販売されていきます。

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種類

ディベロッパーの種類

  1. 総合ディベロッパー
  2. 専門ディベロッパー
  3. 公的ディベロッパー

ディベロッパーは、事業範囲や性質によってさまざまな種類に分けられています。ディベロッパーの種類によって特徴や役割が異なるため、自身が志望する企業を見定めるには、それぞれの種類の違いを理解しておくことが大切です。

ここではディベロッパーの種類を解説していきます。志望動機を書くことを想定しながら、それぞれの種類を自身の適性やキャリアプランと照らし合わせていきましょう。

総合ディベロッパー

総合ディベロッパーは、幅広い分野の不動産開発を手がけます。オフィスビルや商業施設・マンション・住宅地など、多様な不動産開発事業を展開します三菱地所三井不動産東急不動産などの企業が代表例です。

総合ディベロッパーの特徴は、大規模プロジェクトを単独で遂行できる資金力と技術力を持つことです。また、不動産開発だけではなく、ビル管理やホテル運営などの関連事業も手がけることが多く、大規模で長期に渡るプロジェクトに携わります。

総合ディベロッパーの魅力として、幅広い業務を経験できることや、大規模プロジェクトに携わる機会が多いことが挙げられます。一方、大手企業であるため、就活では選考における競争が激しく、高い能力と意欲が求められることを理解しておきましょう。

総合ディベロッパーはどのような人材を求める傾向がありますか。

吉田 隼人

プロフィール

コミュニケーション能力と自己分析能力の高い人材が求められる

総合ディベロッパーの求める人材像ですが、これまで内定者を輩出してきた経験から2点お伝えします。1点目は圧倒的なコミュニケーション力の高さです。

多くのステークホルダーとかかわるため、協調性や交渉力が不可欠ですが、そういった言語的なスキルはもちろん、非言語のコミュニケーションも圧倒的に優れている印象です。笑顔や愛嬌など、人柄も抜群に良い学生が採用される印象です。

2点目は、自己分析の質の高さです。自分自身の強みや弱みの把握はもちろん、キャリアビジョンなども明確になっていて、一貫性があり、ブレない、そんな学生が多い印象です。

なぜ総合なのか、なぜ専門や公的ではないのかという点までしっかりと落とし込んで自分のストーリーとして話せている学生が採用されています。

大手ディベロッパーを志望している人には、こちらの記事がおすすめです。大手ディベロッパー6社の比較や就活を突破するためのポイントを解説しています。

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 (人材業界の場合) 
私はキャリア支援を通じて社会に貢献したいと考えています。学生時代、キャリア支援団体のインターンに参加し、50人以上の学生に対してESの添削や模擬面接を実施しました。自分に自信が持てなかった学生が自分の強みを発見し、自信を持って面接に臨む姿を見たときに大きなやりがいを感じました。貴社では個々の求職者に寄り添いながら最適なキャリアを模索し、一人ひとりの可能性を最大限に引き出せるようなキャリアアドバイザーになりたいと考えます。

専門ディベロッパー

専門ディベロッパーは、特定の分野に特化した不動産開発をおこないます。たとえば、マンション・商業施設・物流施設などの専門ディベロッパーなどがあります。代表的な企業の例として、野村不動産大京星野リゾートなどが挙げられます。

専門ディベロッパーの強みは、特定分野における高い専門性と豊富な経験です。市場の変化や顧客ニーズに柔軟に対応し、独自の価値を提供することができます。また、特定分野に集中することで、効率的な事業運営がしやすくなっていることも特徴の一つです。

専門ディベロッパーに就職すれば、特定の分野で深い専門知識を身に付けられます。自身の興味のある施設や開発に携わりたい分野が決まっている人におすすめです。

専門ディベロッパーではどのような専門知識をどこまで求められますか。

平井 厚子

プロフィール

大学で専攻しているレベルの知識があれば就活が有利になる

専門ディベロッパーでは、扱う分野や事業領域に応じて求められる専門知識が異なります。たとえば、マンション開発に特化するディベロッパーであれば、建築や都市計画に関する知識が重要視されます。

一方で、商業施設開発を専門とする企業では、テナント誘致や商業マーケティングの知識が求められます。これらのことを大学で専攻しておくと有利です。

業界の動向や技術革新に対応できるよう学び続ける姿勢が大切です。入社後も、経験を通じて知識を深めることが期待されます。

公的ディベロッパー

公的ディベロッパーは、国や地方自治体が出資して設立された不動産開発事業体です。おもに公共の利益を目的とした都市開発や住宅供給をおこないます。

公的ディベロッパーの特徴は、利益追求よりも公共の福祉や地域の発展を重視することです。大規模な都市再生プロジェクトや、低所得者向けの住宅供給・災害復興支援などの企画・開発をおこなっています。また、民間ディベロッパーと協力してプロジェクトを進めていくケースもあります。

公的ディベロッパーの代表例は、国土交通省の管轄にあるUR都市機構です。UR都市機構で働く場合、公務員扱いになるため、待遇面やキャリアの方向性においてほかのディベロッパーと違いがあります

たとえば、公的ディベロッパーは公務員なので、年功序列制度がとられています。そのため、自身の仕事の成果や企業の業績は、自身の給与に影響しづらくなっています。

キャリアの方向性においては、公務員であるという点で人事異動が多くなるため、希望どおりのキャリアパスが描きづらいのがデメリットです。一方、安定した雇用環境があることや、社会意義の高い仕事に携われる点はメリットといえます。

公的ディベロッパーの志望動機では、どのような内容の社会貢献や地域活性化に関する活動であれば高評価を得ることができますか。

野村 芳克

プロフィール

地域特有の課題解決に関する経験は高評価を得られやすい

公的ディベロッパーの志望動機では、社会貢献や地域活性化に対する具体的なビジョンが求められます。

たとえば、低所得者向けの住宅供給、都市再生プロジェクト、災害復興支援など、地域社会の課題解決に焦点を当てた活動が高評価を得る傾向にあります。

また、地域の特性や課題を理解し、持続可能な発展に貢献するアイデアや過去の経験を述べることで、志望動機がさらに強化されます。公共の利益を最優先に考えた実直な姿勢が伝わることが重要です。

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エピソードに盛り込もう! ディベロッパーで評価されやすい強み

エピソードに盛り込もう! ディベロッパーで評価されやすい強み

ディベロッパーの志望動機を考える際、自身の強みをうまくアピールすることが重要です。なぜなら、長期的かつ大規模なプロジェクトに取り組むディベロッパーでは、多様な局面で自身の強みを発揮できることを示すことが有効だからです。ただし、ディベロッパーで自身の強みが評価されるのか、不安な人もいるのではないでしょうか。

ここではディベロッパーで評価されやすい強みを解説します。志望動機を書く前に、自身の強みと照らし合わせて、効果的なアピール方法を探しましょう。

自身の強みが見つかっていない人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。自己分析で自分の強みを見つける方法や選考で強みをアピールする方法を解説しています。

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チームワーク力

ディベロッパーの仕事は、建築家や法律専門家・地域住民など、社内外の関係者と協力してプロジェクトを進めていくので、チームワーク力がある人が評価されやすい傾向があります。

そのため、ディベロッパーの志望動機では、チームで協力して目標を達成した経験などを取り上げると効果的です。たとえば、大学でのサークル活動やゼミでのグループワークなどで、どのようにチームに貢献したかを説明することで、チームワーク力をアピールできます。

特にディベロッパーは、チームのなかでも中心となってプロジェクトを進める役割があるため、チームでリーダーシップを発揮した経験があると、選考で有利に働きます。

志望動機でチームワーク力の高さをアピールしたい人は、こちらの記事で自身の志望動機に活かせる例を探してみましょう。チームワークをアピールするための行動例や、言い換え表現を解説しています。

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マネジメント力

再開発プロジェクトで社外の人々をまとめる立場にあるディベロッパーは、マネジメント力が求められます。

大規模なプロジェクトでは、複数のチームが業務を同時に進行していて、一つのプロジェクトに遅れが出るとほかのチームにも影響が出ます。納期を管理してスケジュールどおりプロジェクトを進めていくために、マネジメント力が必要になるのです

また、チームの人員や配置を管理したり、限られたコストのなかで材料費を抑えたりするように、予算の管理も任されます。

ディベロッパーの志望動機では、チームをマネジメントしたり、リーダーをしたりして、そこで発生した予期せぬ問題を乗り越えたような経験があると、選考でのアピールに活用できます。

吉田 隼人

プロフィール

ディベロッパーでのマネジメント力は、老若男女問わず複数の関係者との調整力や長期的なプロジェクト管理能力が大切です。

ディベロッパーで求めているようなマネジメント力を学生時代に経験している学生はほぼいないかと思うので、より仕事理解が重要になってきます。

決断力

ディベロッパーでは、プロジェクトを進めるうえで重要な意思決定を迫られることがあります。たとえば、数十億円の土地の購入や設計の方向性・テナントの選定など、自身の決断が事業全体に大きな影響を与える可能性もあるのです

そのため、ディベロッパーは入念な情報収集と分析に基づいた判断を下せるような決断力が評価されやすくなっています。これは決断を先送りにすることで数億円単位の損失を出したり、プロジェクトの遅延を招いたりする可能性があるためです。

ディベロッパーの志望動機では、学生時代に重要な局面で自ら決断をした経験があると、決断力をアピールしやすくなります。そのときの具体的な状況やどのように決断を下し、その結果どうなったかまで、詳しく説明しましょう。

英語力

ディベロッパーは、海外投資家と交渉したり、国際的なプロジェクトの推進したりするため、英語力が必要です。大手ディベロッパーのなかには、海外展開を積極的に進めている企業もあるので、英語力を特に高く評価するディベロッパーもあります

TOEICのスコアが高いことももちろん重要ですが、海外顧客との交渉や関係性を深める場面が多いため、より実践的な英語力が求められていることがポイントです。そのため、留学経験や英語でのプレゼンテーション経験などがあると、志望動機に直接活かしやすくなります。

また、将来的に国際的なプロジェクトに関わりたいことを明記することで、より説得力のあるアピールが可能です。

平井 厚子

プロフィール

ディベロッパー業界で高評価を得るための英語力は、TOEICで800点以上が一つの目安です。

大学で英語によるプレゼンテーションやディスカッションの機会があれば積極的に参加し、ビジネス英語の実践力を養うこともおすすめです。英語の契約書や不動産関連の記事を読むことで、業界特有の表現にも慣れることができます。

ディベロッパーの志望動機で英語力をアピールしたい人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。企業から評価される英語のレベルや、英語力をアピールする際のポイントを解説しています。

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行動力

ディベロッパーは市場調査から企画立案・関係者との調整・実際の開発まで、常に先手を打って行動することが求められます。これはプロジェクトの規模が大きいほど、かかわる人々が多いため、特に大手ディベロッパーで重要視されることを覚えておきましょう。

また、行動力は困難な状況に直面したときにも効果を発揮します。たとえば、プロジェクトで問題が発生した際に迅速に対応し、解決策を見いだす能力は高く評価されることがあるのです

学生時代に新しい取り組みを始めた経験や、困難を乗り越えてプロジェクトを成功させた経験などがあれば、それらを行動力のアピールに活用することが可能です。

たとえば、「サークルのメンバーが年々減っているなか、SNSアカウントの運営や学内での声掛けをして新規メンバーを集めた」のように具体的な経験を挙げて説明しましょう。

志望動機で行動力をアピールしたい人には、以下の記事がおすすめです。行動力を言い換える方法や行動力を発揮したエピソードの見つけ方を解説しています。

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コミュニケーション能力

ディベロッパーの仕事は、プロジェクトに関係するさまざまな人々と多くかかわります。地域住民から行政機関・投資家まで、立場が異なる人々に適切なコミュニケーションをとらなければなりません。

特にプロジェクトを進めるうえで、開発に関する複雑な情報を説明するケースもあるため、相手の立場に立って物事を考えたり、わかりやすく説明したりすることが求められます。

そして、ディベロッパーの志望動機では、アルバイトでの接客経験やボランティアで地域住民とかかわった経験などがあると、コミュニケーション能力をアピールしやすくなります

さらに自身の経験とディベロッパーの仕事における多様なコミュニケーションの必要性を具体的に結びつけることで、採用担当者に自身のコミュニケーション能力の適性をより強くアピールすることが可能です。

ディベロッパーの志望動機でコミュニケーション能力を強みとしてアピールしたい人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。企業が求めるコミュニケーションの種類や、企業がコミュニケーション能力の有無を判断する7つの基準を解説しています。

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コミュニケーション能力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。しかし、魅力的にアピールするためにはコミュニケーション能力の言い換えが必須。この記事ではコミュニケーション能力の言い換え12種類をもとにアピールのコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。

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交渉力

ディベロッパーはプロジェクトの利害関係者と交渉する場面が多くあります。たとえば、土地の取得、建築業者との契約、テナントの誘致など、あらゆる場面で高度な交渉力が求められます

交渉には、相手の立場を理解し、互いにとって利益が出るような関係を構築する能力が重要です。また、複雑な条件を整理し、適切な解決策を提案することも必要といえます。

ディベロッパーの志望動機では、交渉力があることに加えて、業務でどのように活かせるかをアピールしましょう。

たとえば「サークルの予算交渉で各部門の代表と話し合いをした経験は、ディベロッパーとして多様な利害関係者と協議し、プロジェクトの予算配分や進行スケジュールを最適化する場面で活かせると考えています」のように、具体的な経験とその能力の活かし方まで伝えると効果的です。

5ステップ!ディベロッパーの志望動機の書き方

ディベロッパーの志望動機を考える際、何から始めればいいか迷う人も多いのではないでしょうか。採用担当者から評価される志望動機を書くには、ただ漠然と思いを綴るのではなく、戦略的なアプローチが必要です。

ここでは、ディベロッパーの志望動機を書くための5つのステップを解説します。これらのステップを順番に進めて、あなたの熱意と適性を効果的にアピールできる志望動機を作成しましょう。

以下のQ&Aでも、志望動機の作り方についてキャリアコンサルタントが解説しています。目を通して自身に合う志望動機の作り方を見つけましょう。

①ディベロッパーの志望理由を明確にする

ディベロッパーを志望する理由を明確にすることは、説得力のある志望動機を書くために重要です。単に「街づくりに興味がある」といった漠然とした理由ではなく、より具体的な動機を探りましょう

たとえば、「地域の価値を高める再開発に携わりたい」「最先端の技術を活用した未来志向の街づくりに挑戦したい」など、あなたの志望理由をより具体的に言語化してみてください。

また、なぜその理由に至ったのかという背景も考えましょう。学生時代の経験や、社会問題への関心など、あなたの志望理由の根底にある考えを掘り下げることで、より説得力のある志望動機を考えやすくなります。

企業研究をしてその企業を選んだ理由を考える

志望動機を明確にするためには、志望企業について十分に理解する必要があります。企業のWebサイトや会社説明会などを通じて、その企業の特徴や強み・開発理念・代表的なプロジェクトなどを詳しく調べましょう

ここで重要なのは、その企業がほかのディベロッパーと比べてどのような特徴や強みを持っているかです。環境に配慮した開発や、地域コミュニティとの連携に力を入れているなど、企業独自の特徴を見つけ出してください。

そしてほかの企業ではなく、そのディベロッパーを自身が志望する理由を具体的に言語化しましょう。

野村 芳克

プロフィール

まずはその企業が手掛けているプロジェクトの規模や種類、環境への配慮、地域との連携方針を確認します。

また、再開発や都市計画における独自のアプローチや、技術革新の活用も重要なポイントです。企業のビジョンが地域社会や持続可能な発展への関連性も気にしたいところです。

企業研究をする前にこちらの記事をチェックしておきましょう。企業研究ノートを作って情報を整理する方法や、情報をまとめるうえで不可欠な16個の項目を解説しています。

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②自己分析でディベロッパーで活かせる自身の強みを把握する

ディベロッパーの仕事で活かせる自身の強みを把握するために、あなたの性格や価値観、これまでの経験を振り返り、どのような能力やスキルを身につけてきたかを整理しましょう。

特に前述したチームワーク力やコミュニケーション能力など、ディベロッパーで評価されやすい強みを見つけられると、就活で有利になります。学生時代のプロジェクト経験やアルバイト、インターンシップなどで、これらの能力をどのように発揮し、どのような成果を上げたかを具体的に思い出してください

さらに、自身の強みがディベロッパーで、どのように活かせるかを考えましょう。たとえば、「サークルの代表としての経験を活かし、さまざまな関係企業との協働プロジェクトをスムーズに進行できる」のように具体的なイメージを持つことが大切です。

ディベロッパーで活かせる強みを見つけたい人は、まず自己分析から始めてみましょう。学生時代の経験や普段の行動を振り返ることで、自分らしい強みを見つけやすくなります。自己分析をする方法や、自己分析を選考での質問に活かす方法は、こちらの記事で解説しています。

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③企業の開発理念と自身のビジョンが一致する点を見つける

前述のように企業研究ができたら、志望企業の開発理念があなたの価値観や目指すキャリアとどのように合致しているかを考えることで、志望動機の質を高めやすくなります。

まずは、自身のビジョンや価値観を明確にします。たとえば、「エコフレンドリーな街づくり」「幅広い世代が楽しめる街づくり」など、あなたが実現したい未来像を具体化しましょう。

続いて企業の理念とあなたのビジョンを照らし合わせて共通点を見出します。「環境に配慮した開発」という企業理念と、あなたの「エコフレンドリーな街づくり」への情熱が一致する点を見つけられれば、それを志望動機で強調することで、ビジョンの方向性がマッチしていることをアピールできます。

④どのように事業に貢献できるか考える

志望動機では、単に企業への興味を述べるだけではなく、あなたがどのように事業に貢献できるかを説明することが重要です。まずは志望する企業のおもな事業や課題について理解を深めて、あなたの強みや経験を事業にどのように活かせるかを考えます。

たとえば「デジタルマーケティングのスキルを活かし、物件の効果的なプロモーション戦略を立案できる」「語学力を活かして海外投資家とのコミュニケーションをサポートできる」のように、具体的な貢献策を挙げましょう。

これらの貢献策は、入社後すぐに実行できるものや、短期的に実現可能な内容に焦点を当てることが大切です。自身の現在の能力や経験に基づいて、どのような即戦力として活躍できるかを明確に示すことで、採用担当者にあなたのポテンシャルをアピールしやすくなります。

⑤ディベロッパー業界におけるキャリアの目標を考える

志望動機で本気度を伝えるには、ディベロッパー業界におけるキャリアの目標を盛り込む必要があります。キャリアの目標は5年後、10年後のように具体的な時期ごとに、そのときどのような立場で、どのような仕事をしていたいかをイメージしてください

「5年後には大規模再開発プロジェクトのチームリーダーとして、地域活性化に貢献したい」「10年後には海外事業部門で、グローバルな街づくりプロジェクトを主導したい」といった具体的な目標を設定します。

また、そのキャリアの目標達成に向けて、どのようなスキルを習得し、どのような経験を積む必要があるかも考えましょう。

たとえば、「環境工学の知識を深め、エコフレンドリーな建築設計や省エネ技術を取り入れたプロジェクトを提案したい」のように学習計画も盛り込むことで、あなたの成長意欲と将来性をアピールしやすくなります。

職種・種類別!ディベロッパーの志望動機例文8選

職種・種類別!ディベロッパーの志望動機例文8選

  • 総合ディベロッパーの志望動機例文
  • 専門ディベロッパーの志望動機例文
  • 公的ディベロッパーの志望動機例文

ディベロッパーの志望動機の書き方を理解できたところで、志望動機の例文に目を通したい人もいるのではないでしょうか。ディベロッパーの種類や職種によって、求められる人材像や業務内容も変わるため、それぞれ適切な内容を含めることが重要です。

ここでは、ディベロッパーの種類と職種別で志望動機例文を紹介します。志望動機をすでに書いている人も自身の文章と比べて、さらに改善できる点がないかチェックしましょう。

総合ディベロッパーの志望動機例文

総合ディベロッパーの志望動機例文

  1. 総合ディベロッパーの総合職の例
  2. 総合ディベロッパーの営業職の例
  3. 総合ディベロッパーの技術職の例

総合ディベロッパーは幅広いジャンルの開発をおこなうため、多くの事業に携わるケースを想定して志望動機を書く必要があります。また、大規模なプロジェクトに参画しやすい点も踏まえて、自身であればどのようなスキルや経験をアピールすべきか考えることが重要です。

ここでは総合ディベロッパーの志望動機の例文を職種ごとに解説します。これらの例文を参考にしながら、自身の強みや経験を当てはめて、どのように書けばより効果的な志望動機になるか考えてみましょう。

総合ディベロッパーの総合職の例

総合ディベロッパーの総合職の例

私は、多様な世代が共生できる持続可能な街づくりに貢献したいと考え、御社を志望します。大学で都市計画を学んだ際、環境に配慮しつつ経済的にも発展する街の重要性を実感しました。

御社の〇〇プロジェクトは、この街づくりをすでに実現していて、私もこのような事業に携わりたいと思いました。

学生時代には、地域活性化プロジェクトでリーダーを務め、多くのメンバーの意見をまとめ上げる力を養いました。この経験を活かし、御社ではさまざまな部門と連携しながら、革新的な街づくり案を提案したいです。

総合職として幅広い経験を積み、将来は大規模再開発事業の責任者として、地域社会に貢献することが目標です。

吉田 隼人

プロフィール

総合ディベロッパーの総合職の志望動機を書くうえで、何ができるかを言語化するようにしましょう。

ディベロッパー志望の学生のほとんどが「なぜやりたいか」の言語化はできているのですが、「なにができるか」という点が抜け落ちています。

なぜやりたいかについて他者との差別化は困難ですが、なにができるかはある程度差別化できるはずです。ディベロッパーがどんな人物を求めているかを理解し伝えるようにしましょう。

総合ディベロッパーの営業職の例

総合ディベロッパーの営業職の例

私は、顧客の夢を実現する住まいづくりに携わりたいと考え、御社の営業職を志望します。インターンシップに参加させていただいた際、顧客の要望を丁寧に聞き取り、最適な提案をする点に感銘を受けました。

私は学生時代、ボランティア団体で高齢者向けの住環境改善プロジェクトに参加し、多様なニーズに対応する柔軟性と提案力を培いました。この経験を活かし、御社では顧客一人ひとりに寄り添った提案ができる営業として活躍したいです。

また海外に駐在し、グローバルな案件に携わることを目標としています。そのため、いま続けている英語の勉強を入社後も継続しつつ、総務職としての基礎を学び、入社後5年以内にこの目標を実現したいです。

平井 厚子

プロフィール

総合ディベロッパーの営業職はお客様との接点になることが多く、プロジェクトの顔として、プロジェクト全体を理解し、多くの関係者との調整力や交渉力が求められます。

学生時代から、物事や状況の全体像を見た上で個々の部分をつかむくせをつけましょう。また、街づくりへの情熱と、長期的なビジョンを示すことも評価されます。

総合ディベロッパーの技術職の例

総合ディベロッパーの技術職の例

私は最先端の技術を活用した環境配慮型建築の設計に携わりたいと考え、御社の技術職を志望します。大学で建築工学を学び、省エネルギー技術や再生可能エネルギーの建築への応用に強い関心を持ったことが御社を志望することになったきっかけです。

御社の「〇〇」プロジェクトは、環境性能と快適性を両立させた革新的な取り組みで、非常に感銘を受けました。学生時代に取り組んだ太陽光発電システムの効率化研究の経験を活かし、より持続可能な建築設計に貢献したいと考えています。

将来的な目標としては、5年後にはプロジェクトのリーダーになり、10年後には海外の環境先進国との技術提携を主導できる人材として活躍したいです。

野村 芳克

プロフィール

総合ディベロッパーの技術職の志望動機では、環境配慮型建築の具体的な技術に触れることが有効です。

たとえば、省エネルギー技術や再生可能エネルギーの活用など、具体的な技術や取り組みを挙げることで、志望企業のプロジェクトとの関連性が明確になり、自身の強みをより効果的にアピールできます。

専門ディベロッパーの志望動機例文

専門ディベロッパーの志望動機例文

  1. 専門ディベロッパーの総合職の例
  2. 専門ディベロッパーの営業職の例
  3. 専門ディベロッパーの技術職の例

専門ディベロッパーは、特定の分野に特化した不動産開発をおこなうため、志望動機ではその企業の専門分野に対する深い理解をアピールすることが重要です。

ここでは専門ディベロッパーの志望動機例文を3つの職種別に紹介します。それぞれの職種の特徴を踏まえ、専門分野におけるスキルや知識、将来のビジョンをどのように表現すべきかという観点で目を通していきましょう。

専門ディベロッパーの総合職の例

専門ディベロッパーの総合職の例

私は、御社の都市型商業施設の開発に携わり、地域コミュニティの活性化に貢献したいと考えています。御社の「〇〇プロジェクト」は、単なる商業施設ではなく、文化的要素も取り入れた複合施設として地域に新たな価値を創出している点に感銘を受けました。

大学では地元商店街の活性化プロジェクトに参加しました。そこで得た多様なステークホルダーの意見をまとめる経験を活かし、御社では地域のニーズを的確にとらえた施設企画を提案したいです。入社後の目標として、5年以内に新規プロジェクトのリーダーとして活躍したいと考えています。

吉田 隼人

プロフィール

専門ディベロッパーの総合職の志望動機では、志望先企業の特定のプロジェクトについて触れることは不可避ではないでしょうか。

企業によっては現地にいって感想や課題を考え、次の面接で発表させるところもあります。他者と差別化を図るうえでも、主要プロジェクトは押さえておきましょう。

専門ディベロッパーの営業職の例

専門ディベロッパーの営業職の例

私は、顧客一人ひとりのニーズに合わせた理想の住まいづくりに貢献したいと考え、マンション専門デベロッパーである御社の営業職を志望します。

特に御社の「〇〇ブランド」は、多様なライフスタイルに対応する柔軟な設計がされているので、私が携わりたい住まい提案の方向性と合致していると感じました。

大学時代は不動産仲介のアルバイトを経験し、顧客の要望を丁寧に聞き取り、最適な物件を提案することの重要性を学びました。

この経験を活かし、御社では顧客一人ひとりの要望を理解し、最適なマンションプランを提案できる営業担当として活躍したいです。入社後の目標として3年後には高い成約率を目指し、5年後には新しい販売戦略の立案をして事業に貢献したいと考えています。

平井 厚子

プロフィール

インターンやアルバイト経験がない場合、宅地建物取引士の学習や不動産市場の動向調査など、自主的な学習を強調しましょう。コミュニケーション力や問題解決力を培った学生時代の経験も、営業職への適性としてアピールできます。

専門ディベロッパーの技術職の例

専門ディベロッパーの技術職の例

私はこれまで行ってきた研究成果を活かして、マンションのリフォーム事業に貢献したいと思い、御社を志望します。大学での材料工学の研究を通じて、建築材料が居住環境に与える影響の大きさを実感しました。

特に、実家のマンションで経験した騒音問題とその解決策としての防音リフォームは、「住まいの品質が人々の生活をいかに幸福にするか」を身をもって教えてくれました。

御社はマンションリフォーム事業、特に防音技術に強みを持っていると伺っています。御社であれば、快適な住まい環境の実現に貢献できると確信しています。

入社後は、大学で培った材料工学の知見を活かし、より効果的な防音技術の開発や新素材の応用研究に取り組みたいです。5年後にはリフォームプロジェクトのリーダーになり、10年後には次世代の快適住環境を創造する技術部門の責任者として、業界をリードする存在になることが目標です。

マンションリフォームの技術職を志望しているのですが、マンションリフォームに関する経験がないためうまく書けません……。

野村 芳克

プロフィール

経験がなくても自ら学ぶ姿勢を示すことで十分なアピールになる
マンションリフォームの技術職を志望する際、直接の経験がなくても、関連するスキルや学びを活かしてアピールすることが可能です。

たとえば、大学での研究や学びから得た材料工学の知見や、建築技術の基礎を活かし、マンションリフォームの技術にどう応用できるかを考えましょう。

また、日常生活でのリフォームに関する気づきや課題意識を取り上げ、「自分の学びがどのように快適な住環境の向上に貢献できるか」を具体的に示すことで、説得力のある志望動機を書けます。経験がなくても、意欲と応用力を示すことが大切です。

公的ディベロッパーの志望動機例文

公的ディベロッパーは、国や地方自治体が出資して設立された不動産開発事業体なので、志望動機では、社会貢献への強い意欲と公共性への理解を盛り込むことが重要です。

ここでは公的ディベロッパーの志望動機例文を2つの職種別に紹介します。地域社会への貢献や長期的な視点での都市計画への関心などを、自身の言葉で表現するための参考にしてみてください。

公的ディベロッパーの総合職の例

公的ディベロッパーの総合職の例

私は、持続可能な地域社会の実現に貢献したいと考え、御社の総合職を志望します。御社の「〇〇再生プロジェクト」は、住民の声を反映しつつ、環境に配慮した街づくりを実現していて、深く共感しています。

大学で都市計画を学び、公共性の高い開発が地域の発展に果たす役割の重要性を認識しました。また、地元の空き家問題解決プロジェクトに参加し、行政と住民の橋渡し役を経験しました。

この経験を活かし、御社では多様なステークホルダーの意見を調整しながら、地域のニーズに応える開発計画を立案したいです。

5年後には大規模再開発プロジェクトのマネージャーとして、10年後には地方創生を見据えた新規事業の企画立案に携わることが目標です。公共の利益を第一に考え、キャリア全体を通して街づくりに貢献していきたいと考えています。

公的ディベロッパーの総合職の志望動機で、「地域社会の発展に貢献したいこと」をアピールしたいのですが、どのように書けば良いのでしょうか……。

平井 厚子

プロフィール

長期視点で地域活性化に貢献するビジョンを伝えるのが効果的

公的ディベロッパーの志望動機では、地域のニーズに応え、民間企業では実現が難しい公共性の高いプロジェクトに携わることで、地域社会全体の発展に貢献したいという熱意を強調しましょう。

公務員同様、応募先地域の可能性に言及して、長期的な地域活性化へのビジョンも示したいところです。

応募先のプロジェクトがこれから展開するのであれば、類似の事例を調べておいて、感想や改善点、追加したいテーマなどを具体的に示すとなお効果的です。

公的ディベロッパーの技術職の例

公的ディベロッパーの技術職の例

私は、災害に強い安全な街づくりをして、社会の安心・安全に貢献したいと考え、御社の技術職を志望します。大学での土木工学の学びを通じ、公共インフラの重要性と課題を深く理解しました。

御社の「〇〇防災都市計画」は、最新の技術を活用しながら、地域の特性に合わせた防災対策を実現していて、非常に感銘を受けました。

昨年、豪雨被災地でのボランティア活動に参加し、インフラ整備の重要性を肌で感じました。また、卒業研究では地盤強化技術の開発に取り組み、その成果を学会で発表しました。これらの経験を活かし、御社では災害に強い都市基盤の設計・開発に貢献したいです。

入社後の目標としては、5年後にはプロジェクトリーダーとして防災施設の設計を主導し、10年後には次世代の防災技術開発の責任者として、より強靭な国土づくりに携わりたいと考えています。

野村 芳克

プロフィール

防災を重視する志望動機を差別化するには、具体的な経験を強調することが大切です。被災地でのボランティアや研究を通じて感じた課題や、それをどう解決したいかを示すと効果的です。

また、地域特性を考慮した独自の視点を加えることで、ほかの応募者と差別化もできると思います。

志望動機の例文にもっと目を通したい人には、以下の記事がおすすめです。企業理念を盛り込んだ志望動機の例文を解説しています。

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キャリアコンサルタントに聞く! ディベロッパーの志望動機を書くコツ

キャリアコンサルタントに聞く! ディベロッパーの志望動機を書くコツ

  • 地域活性化や街づくりへの関心の表現方法
  • 大手と中小ディベロッパーで志望動機の書き方の違い
  • ディベロッパーの志望動機で環境問題やSDGsへの取り組みに触れるか

ディベロッパーの志望動機の例文を紹介しましたが、「実際にどのように書けば効果的なのか」と具体的な方法が気になる人も多いでしょう。また、例文だけではなく、現役の採用担当者の視点から見たポイントまで把握して、より説得力のある志望動機を書きたいと考える人もいるかもしれません。

そこでここでは、多くの求職者を支援し、不動産業界に詳しいキャリアコンサルタントにディベロッパーの志望動機を書くコツについて聞きました。プロの視点から見た効果的な志望動機の書き方を参考にして、自己アピールの質を高めていきましょう。

地域活性化や街づくりへの関心の表現方法

ディベロッパーの志望動機に地域活性化や街づくりへの関心を盛り込むことは、ディベロッパーの役割が単なる建物の開発だけでない点を理解していることをアピールするうえで重要ですが、いざ実際に表現しようとすると、どのように書けば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。

ここではキャリアコンサルタントの吉田さんに、地域活性化や街づくりへの関心を志望動機に効果的に表現する方法について詳しく聞きました。自身の関心を志望動機で効果的に表現するために、目を通しておきましょう

アドバイザーコメント

自分がなぜ街づくりに関心を持ったのかを伝えることが本気度のアピールになる

ディベロッパーの志望動機で地域活性化や街づくりへの関心を表現するには、なぜ地域活性化や街づくりをしたいのかを言語化しましょう。

自分が街や地域に対してどのような経験や思い入れがあるかを具体的に示すことで、実体験に基づく深い関心や本気度をアピールすることができます。ディベロッパーを志すきっかけがなにかあるはずです。ぜひ言語化しましょう。

ディベロッパーを志望する以上現地調査をしておくことは必須

そして、現地調査をしましょう。現地に行って得た気づきや学びを盛り込むとよりあなたらしさがアピールできます。現場は一緒でもとらえ方や感性は人それぞれなので、あなたの考えを伝えましょう。

たとえば、三菱地所であれば丸の内、三井不動産であれば日本橋、森ビルであれば六本木などが挙げられます。実際に現場に行ってみないと気づかないことやほかの街との違いが見えてくると思います。街づくりをしたいと言っているのに現地・現場に行ったことがないというのは言語道断です。

加えて、あなたができることを伝えましょう。地域活性化や街づくりに貢献したいという意欲を自分のスキルや強みに結びつけることで、説得力を高めることができます。

これらのポイントを組み込むことで地域活性化や街づくりへの関心を表現できるようになるでしょう。

大手と中小ディベロッパーで志望動機の書き方の違い

ディベロッパーの志望動機で、大手と中小ディベロッパーでどのように書き分ければ良いか、悩む就活生も多いのではないでしょうか。企業によって求める人材像や事業内容が異なるため、志望動機もそれに合わせて調整する必要があります

ここではキャリアコンサルタントの平井さんに、大手と中小ディベロッパーの志望動機の書き方の違いについて詳しく聞きました。さまざまな企業規模のディベロッパーの選考にエントリーする人は、しっかりチェックしておきましょう。

平井 厚子

プロフィール

大手ディベロッパーでは、スケールの大きいプロジェクトに携わるチャンスやグローバルな視点を強調し、幅広い事業での活躍をアピールしましょう。

一方、中小ディベロッパーでは、地域密着型の事業や迅速な意思決定のなかで自分の影響力を発揮できる点を志望動機に盛り込むと良いでしょう。

大手企業と中小企業の違いがわからない人は、こちらの記事で理解を深めましょう。大企業で働くメリットや注意点を解説しています。

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ディベロッパーの志望動機で環境問題やSDGsへの取り組みに触れるか

不動産業界のトレンドやディベロッパーの役割を理解していることをアピールしたいなら、環境問題やSDGsへの取り組みなどの社会的な課題に対するディベロッパーの姿勢について触れることは、志望動機において重要な要素となる可能性があります。

ただし、どの程度触れるべきか、また企業によってその重要性は異なるかもしれません

ここではキャリアコンサルタントの吉田さんに、ディベロッパーの志望動機における環境問題やSDGsへの言及について詳しく聞きました。自身が志望する企業で、積極的に触れていくべきかを判断するためにも目を通しておきましょう。

吉田 隼人

プロフィール

ディベロッパーの志望動機で環境問題やSDGsへの取り組みに触れること自体は問題ないかと思います。

特に企業規模が大きくなるにつれて環境問題への責任も付いて回るので、最低限自分の考えを用意しておきましょう。

ただ、環境問題やSDGsは、どこまでも追及できるものであるため、そこまで細かく深堀りしなくても良いでしょう。

ディベロッパーの志望動機を考える際の注意点

ディベロッパーの志望動機を考える際の注意点

  • 単なる不動産への興味だけをアピールしない
  • 都市計画や環境配慮などの社会貢献の視点を盛り込む
  • 特定のプロジェクトだけではなくディベロッパーの理念に共感する

ディベロッパーの志望動機を書く際、ディベロッパーならではの注意点があります。これらを事前に知っておかないと、思わぬ点が採用担当者からの評価を下げることにつながってしまうかもしれません。

ここでは、ディベロッパーの志望動機を考える際の注意点を解説するので、すべて目を通して低評価のリスクを避けましょう。

単なる不動産への興味だけをアピールしない

ディベロッパーの志望動機で単に「不動産や建築に興味がある」という主張をしても、ありきたりな内容になってしまいます。

採用担当者は、あなたがその興味をどのように仕事に活かし、事業に貢献できるかを知りたいと考えています。そのため、志望動機では入社後どのような形で事業に貢献したいかまで言及することが重要です

たとえば、「御社の環境配慮型マンション開発プロジェクトに携わり、大学で学んだ建築工学の知識を活かして省エネ設計の提案をしたい」といった具体的なプランを盛り込むことで、志望度の高さをアピールできます。

また、中長期的なキャリアプランにも触れることで、会社の成長とともに自身も成長し、長期的なキャリアを築いていきたいという意欲を示せます。

野村 芳克

プロフィール

ディベロッパーの志望動機では、自身のキャリアプランを具体的に示すことが大切です。

5年後、10年後の目標を明確にし、その間にどのようなスキルを習得し、どのように貢献できるかを簡潔に述べることで、本当に実現できるかは別として、自身の成長意欲と長期的な視点をアピールすることが重要です。

都市計画や環境配慮などの社会貢献の視点を盛り込む

ディベロッパーの仕事は、単なる建物の開発にとどまらず、街づくりを通じて社会に大きな影響を与える重要な役割を担っています。そのため、志望動機には都市計画や環境配慮といった社会貢献の視点を盛り込むことで、事業への理解をアピールできます

たとえば、「持続可能な街づくりを通じて地域コミュニティの活性化に貢献したい」「環境に配慮した建築技術を導入し、CO2削減に寄与するプロジェクトに携わりたい」といった具体的な目標を取り上げることで、社会的責任感を持っていることを示せます。

また、SDGsなどの国際的な目標と企業の取り組みを結びつけて言及することも、グローバルな視点を持っていることをアピールするうえで良い方法の一つです。

志望動機でディベロッパー業界の課題や今後の展望に言及する際の注意点はありますか。

吉田 隼人

プロフィール

実際に現場を見てから志望動機を考えることが大切

注意点としては、社会人訪問をして現場の意見を取り入れましょう。ネットや説明会の情報だけでは、どうしても抽象的で浅い内容しか伝えることができず、他者と差別化することができません。

社会人訪問をして、現場の方がどのような課題を感じていて、それに対しどのような展望を持っているかを伝えることで、仕事への理解度をアピールできます。

特定のプロジェクトだけではなくディベロッパーの理念に共感する

ディベロッパーの志望動機を書く際、特定のプロジェクトに注目するのは良い方法ですが、それだけでは不十分です。

ディベロッパーは、企業ごとのビジョンや経営理念によって、プロジェクトの進め方や考え方が変わるため、志望企業への共感を示すことが重要です。これにより、あなたがその企業の文化や価値観に適合し、長期的に貢献する意志があることをアピールできます

たとえば、「御社の〇〇プロジェクトに感銘を受けました」と述べるだけではなく、「このプロジェクトに表れている御社の『持続可能な街づくり』という理念に深く共感します」と言及することで、より深い理解を示せます。

企業理念への共感を示すことで、単なるプロジェクトベースの興味ではなく、会社全体の方向性に賛同していることをアピールしましょう。

ディベロッパーの志望動機では企業の開発理念への理解を示して内定獲得を目指そう!

ディベロッパーの志望動機に盛り込むべき要素は、企業によって異なるため、志望する企業の開発理念や求める人材像を深く理解することが大切です。しかし、その理念を表面的に理解するだけではなく、自分の価値観や目標と結びつけて表現することが、採用担当者の心に響く志望動機を作成するために重要といえます。

志望動機を実際に書き始める際は、解説した5つのステップや注意点を意識しながら、企業の開発理念への深い理解と、自身の強みや経験を組み合わせてアピールすることが重要です。説得力のある志望動機を作成してディベロッパーの内定獲得を目指しましょう。

アドバイザーコメント

まずは応募先と競合の理念や価値観を調べよう

まずデベロッパー業界の分析と理解から始めます。業界の現状と将来予測、課題などを調べてしっかりと理解してください。

次に、応募先と競合数社の経営理念やパーパス、ミッション、ビジョン、バリューを調べます。すると、同じ業界なのに会社ごとに違ったことを掲げていることに気付くはずです。それぞれの会社の特徴を自分の言葉で定義しておきます。

応募先と競合が開発したプロジェクトの現地を見てみよう

上記で把握した各社の価値観や理念は、開発した地域や物件に表れているでしょうか。専門知識がなくてもいいです。一学生の利用者として見て感じたこと、気付いたことが大切です。

できれば業界に関心のない友人と一緒に行って、提供側の意図を知らない視点での意見を聞くことも有益でしょう。

皆さんはまだディベロッパーとしての経験はありませんが、生活者としての経験はあります。この状態で業界を見られるのはこのときだけです。今の感性を大事にして、応募先を見てください。応援しています。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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