タイプ別22選! コミュニケーションが苦手な人向けの仕事や選び方

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  • キャリアコンサルタント

    Kazuhiro Yamaji〇会社員として長年勤務した後キャリアコンサルタントとして開業。企業の採用・高校生向けセミナー講師・転職支援・リスキリング補助など多岐にわたる分野でキャリア支援にたずさわる

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  • キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

    Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう

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この記事のまとめ

  • 仕事に求められるコミュニケーション能力を理解すれば苦手は関係ない
  • コミュニケーションが苦手でも働ける仕事22選
  • 苦手と向き合ったうえで自分に合った仕事を見つける4ステップを解説

コミュニケーションに苦手意識があると、「そのような自分でも活躍できる仕事があるのだろうか」と就職に後ろ向きになってしまう人もいるのではないでしょうか。

しかしそんな人でも、コミュニケーションの少ない仕事や自分に合うコミュニケーションがおこなわれる仕事を見つけることで、いきいきと働ける可能性が高まります。

ただし、仕事をするうえでのコミュニケーションをゼロにすることは難しいため、コミュニケーションに対応する方法も併せて理解しておくことが大切です。

この記事では、コミュニケーションが苦手と感じる人に向いている仕事や、その仕事を見つけるための4つのステップをキャリアコンサルタントの山路さん、瀧本さん、楳内さんと一緒に解説します。コミュニケーションに苦手意識があっても仕事を円滑に進める方法も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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目次

対人関係が苦手でも仕事に必要なコミュニケーション能力を理解すれば問題ない

対人関係に苦手意識があったとしても、企業によって求められるコミュニケーション能力は異なるため、目指す職種に必要なコミュニケーションを理解しておけば、コミュニケーションが苦手であっても「仕事が合いそう」「活躍できそう」と思えるかもしれません。

また、仕事によってはコミュニケーションを取る相手が社内と社外で分かれるケースがあり、慣れた人との会話であれば問題ないという人は社外とのかかわりが少ない仕事を選ぶ方法もあるのです。

そこでこの記事では、前半で仕事で求められるコミュニケーション能力やコミュニケーションが苦手でも働ける仕事の特徴と職種を解説します。「仕事にはコミュニケーションがつきもの」と思っている人もいるかもしれませんが、コミュニケーションに苦手意識があっても働ける仕事が多いことを知り、興味のある仕事がないかチェックしましょう。

そして、記事の後半ではコミュニケーションが苦手な人が自分に合った仕事を見つける4つのステップと入社後に仕事を円滑に進める方法を解説します。記事を最後まで読めば、コミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事が理解できるでしょう。

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まずは何が必要か理解しよう! 仕事で求められるコミュニケーション能力

仕事で求められるコミュニケーション能力

  • 仕事を円滑にする社内でのコミュニケーション能力
  • 顧客と信頼関係を築くコミュニケーション能力
  • 文章で物事を伝えるテキストコミュニケーション能力

一言でコミュニケーション能力といっても、仕事によって求められる内容はさまざまです。自分が目指す職業でどのようなコミュニケーション能力を求められるのか理解しておけば、仕事選びがスムーズになります。

ここでは、仕事で求められるコミュニケーション能力を3つ解説します。自分が苦手と思う部分を見つけて、避けるべき仕事も明確にしましょう。

仕事を円滑にする社内でのコミュニケーション能力

会社は組織で動くため、一人で仕事を進めることは難しくなります。特に新入社員のうちは慣れない仕事が多く、先輩に進捗を報告しながら業務を進める場合も多いでしょう。

そのため、仕事を円滑に進めるためには、上司に相談したり、先輩にわからない部分を教えてもらったりといった社内でのコミュニケーション能力が求められます。ほかにも、同じ部署内だけでなく、他部署と協力して業務を進める可能性もあるのです。

コミュニケーションに苦手意識があると、気軽に相談する関係性を築くまでに時間がかかるという人が多いのではないでしょうか。その場合は、仕事に必要な部分だけを相談するようにして無理な雑談を避けると、ストレスを減らして働けます。

仕事での飲み会などに参加したくないのですが、業務外のコミュニケーションも重要になりますか? 

楳内 有希子

プロフィール

業務外の交流を避けたい場合は上司に相談するのも一つの方法

仕事の飲み会をはじめとした業務外のコミュニケーションによって、チームワークが深まるという考えもあります。しかし、業務外のコミュニケーションに必ず参加しなければいけないかどうかは、職場の風土や状況にもよるものです。

コミュニケーションに対して苦手意識がある場合は、その気持ちを上司や同僚に伝えてみて、無理のない範囲で自分なりのかかわり方を見つけていくのも大切です。

顧客と信頼関係を築くコミュニケーション能力

企業が成長するためには、提供したサービスや商品を顧客に購入してもらう必要があります。サービスや製品を購入してもらうには、それ自体の魅力だけでなく、企業や紹介する社員への信頼も必要になるのです

そのため、営業職や販売職などでは、顧客と信頼関係を築くコミュニケーション能力が求められることが多いです。また、製品やサービスへの信頼だけでなく、トラブルが起きたときにどのような対応ができるかでも信頼関係は変わってきます。

信頼関係は一朝一夕で築かれるものではないため、企業に入社して顧客とかかわる仕事を任せられた場合、信頼してもらえるように言動や行動に注意していくことを求められます。

文章で物事を伝えるテキストコミュニケーション能力

企業に勤めると、実際に会って話すだけでなく、メールやチャットなどを使用して文章でやりとりするケースも少なくありません。文章でのやりとりは対面に比べると情報量が少なくなることも多く、特に感情面は伝わりにくい特徴があります

そのため、企業に勤めてメールやチャットで顧客や社内の人間とやりとりするときは、相手に不快感を与えないよう注意する必要があります。自分に悪意がなくても、相手が不快に感じてしまえば、トラブルに発展する可能性もあるのです。

文章でコミュニケーションを取るときは、自分が思うよりも丁寧に内容を考えると、相手にもその気持ちが伝わり、不快感を与える可能性を減らせます。

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選び方の参考に! コミュニケーションが苦手でも働ける仕事の特徴

コミュニケーションが苦手な人に向いている仕事

会社で求められるコミュニケーションは仕事によって異なるため、自分が苦手な対人関係構築スキルを理解しておくと、仕事選びがしやすくなります。

また、コミュニケーションが苦手な人に向いている仕事は種類が複数あるため、どのような特徴があるか理解しておくことで、自分に合った仕事を見つける可能性が高まります。

この章では、コミュニケーションが苦手でも働ける仕事の特徴を4つ解説します。それぞれどのような働き方なのか理解して、仕事選びの参考にしましょう。

一人で集中してできる仕事

一人で集中してできる仕事とは、パソコンを使って自宅でできるエンジニアやWebデザイナー、文章を書くライター、文章を読んでミスやおかしいところがないか探す校正・校閲などが当てはまります。

与えられた仕事の成果を上げるまで、疑問点がなければ淡々と作業を進められるため、多くのコミュニケーションは必要ありません。また、わからないところが出てきても、先輩に聞くのは業務の進め方になるため、過度な会話は必要ないのです。

求められるのは仕事の正確さや納期を順守する能力になるため、一人で仕事を進められるようになれば多くのコミュニケーションを取らなくてもトラブルにはなりにくくなります。

山路 和博

プロフィール

一人で集中して仕事をおこなうために欠かせないものは、自己管理能力です。仕事の納期のスケジュール管理はもちろん、仕事とプライベートのメリハリを明確にし、ときには自らを律して計画的に管理して取り組めることが必要です。

一人でコツコツ仕事をしたい人のなかには、人とかかわらずに仕事がしたい人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、人とかかわらない仕事の探し方を解説しています。ぜひ参考にしてください。

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マニュアルが整備されている仕事

仕事によっては、人とのかかわりがあっても毎日やることが決まっていて、会話は少なめの職業もあります。社内や社外の人と多少の会話はありますが、話す時間が短いためコミュニケーションが苦手な人でもストレスを感じにくいのが特徴です

マニュアルが整備されている仕事には、図書館司書や設備管理など室内で働く仕事から、配達員やドライバーなど屋外で働く仕事があります。自分の適性を踏まえて仕事を選びやすく、マニュアルを覚えれば万が一転職してもほかの企業で活躍できる可能性があります。

また、仕事によっては顧客と会話する機会もありますが、決められた会話しかしないことが多いため、コミュニケーションを苦手と思う人でも働きやすく感じるでしょう。

社外の人とかかわりが少ない仕事

初対面の人と話すのが苦手でも、慣れてきた人であれば気兼ねなく話せる人もいるのではないでしょうか。そのようなタイプの人は、社外の人とかかわりの少ない仕事を選びましょう。

たとえば、工場の作業員やドリンク補充員などです。これらの仕事は社内の人と協力して進めることが多いですが、社外の人と話す機会は多くないため、初対面の人と話すことにストレスを感じる人に適しています。

また、社内の人と話す場合も雑談が必要なわけではなく、業務に必要な会話のみで済むうえに、社内でコミュニケーションを取る相手も決まった相手が多いため、何を話したら良いかわからないと悩む心配が少なくなります

特定の顧客としかかかわらない仕事

社外の人とかかわりがある職業でも、仕事によっては特定の顧客としか会話する機会がなく、慣れてくれば話しやすく感じる職業もあります。このタイプの仕事は初対面は緊張しますが、年単位で顧客と付き合うことも多いため、次第にお互い話しやすくなっていくのです

また、特定の顧客と長く付き合うからこそ、信頼関係を築けるかも重要です。コミュニケーションに苦手意識があったとしても、顧客の利益を考えながら真摯に接することができれば、信頼を勝ち取り、顧客と良い関係を築きやすくなります。

なお、当てはまる仕事はルート営業やオンライン秘書などです。勤務地が室内の仕事もあれば、屋外に出て働ける仕事もあるため、自身の適性に合わせて選びましょう。

コミュニケーションを苦手とする人が特定の顧客としかかかわらない仕事に就いた場合、信頼関係を築くためにどのような努力が必要ですか? 

楳内 有希子

プロフィール

信頼関係を築くのに必要なものは会話だけではない

特定の顧客との信頼関係を築く方法は、積極的に会話をするだけではありません。信頼できる対応や行動、誠実さを示すことも大切です。

たとえば、心を込めてあいさつをする、一つひとつ丁寧に対応する、前向きな姿勢や行動を心掛ける、時間や約束を守るなど、相手の立場になって考えながら、まっすぐに向き合うことで、ゆっくりと着実に信頼関係が深まっていくのです。

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コミュニケーションが苦手で一人で集中したい人におすすめの仕事9選

コミュニケーションが苦手で一人で集中して仕事をしたい人は、パソコンを使ってできる作業やリモートワークが可能な職業だと、ストレスを感じにくく働けます。このタイプに当てはまる職業のなかには特殊な技術を必要としないものもあるため、スキルがないからといって諦める必要はありません。

ここでは、コミュニケーションが苦手であることから一人で集中したい人におすすめの仕事を9種類解説します。興味がある仕事がないか考え、自分の適性と照らし合わせましょう。

①データ入力メインの事務職

事務職には営業事務や医療事務など人と接する機会が多いものもありますが、なかにはデータ入力をメインとする事務職もあります。データ入力をメインとする事務職は与えられた業務を淡々と進めるため、コミュニケーションに苦手意識がある人でも働きやすい職業です

データ入力がメインの事務職に採用された場合、素早く正確な仕事が求められます。職場がExcelの計算式を使っている場合、数字一つの入力を間違えただけでも計算がくるってしまうため、入力した文字を確認してミスがないかチェックする必要があるのです。

なお、データ入力がメインの事務職であっても、仕事を割り振られるときに会話が必要になる可能性があります。しかし、仕事上の会話のみであり、何を話せば良いか不安になる必要はないため安心して目指せるでしょう。

瀧本博史

プロフィール

データ入力の業務でも、ほかのスタッフや上司との連携や確認作業が発生します。たとえば、入力したデータの確認や不明点の問い合わせ、進捗報告などの連携が必要となる場合があるでしょう。

円滑なコミュニケーションスキルは、業務効率を高めるための明確なポイントとなります。

ただ、事務職は人気の職業のため、競争率の高さから自分では難しいと感じる人もいるかもしれません。下記の記事では事務職の志望動機の書き方を解説しています。他者と差別化するコツを理解しましょう。

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②エンジニア

エンジニアは、専門知識や技術を使用して、顧客に依頼されたシステムや自社で利用するソフトウェアの開発・設計などをおこなう職業です。システムやソフトウェアの内容をすり合わせるときに会話が必要になるケースはありますが、業務が始まればコツコツと仕事を進められます

エンジニアにはさまざまな分野があり、特に顧客とやりとりが多いのはシステムエンジニア(SE)です。そのため、コミュニケーションを苦手とする人は、実際にプログラムの構築をおこなうプログラマーや完成したシステムを運用・保守する役割を選ぶとストレスを感じにくく働けます。

エンジニアは未経験では難しいのではと思う人もいるかもしれませんが、IT業界には未経験でも教育する体制を整えている企業もあるため、スキルがない人でも目指せる職業です。それでも不安を感じる人は、下記の記事を参考に未経験からエンジニアになる方法を理解しましょう。

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③デバッカー

一人で集中してできる仕事には、エンジニアが作ったプログラムやソフトウェアに不具合がないか調べるデバッカーもあります。デバッカーは、仕様書通りにプログラムが動くのか確認すること以外にも、想定外のバグや不具合を発見することが求められます

たとえば、戦闘ゲームのデバック作業をおこなうなら、マップ上の壁に向かって歩き続けて、侵入不能な範囲にキャラクターが移動しないか確認をおこないます。リリース後にこのようなバグが発生するとクレームのもととなるため、できあがったソフトウェアやプログラムにはデバックが欠かせません。

デバッカーがコミュニケーションを取るのは社内の人が多く、かつ仕事自体は一人で進めることがほとんどです。業務終了後に報告の必要はありますが、コミュニケーションが苦手な人でもストレスを感じにくく働けます。

楳内 有希子

プロフィール

デバッカーには、おもに技術的なスキルや細かい作業が求められます。

そのため、コツコツと集中して作業に取り組むことができる人や、進捗などを管理する自己管理能力、問題解決にも前向きで、スキルを高めるために学び続けられる人が向いているでしょう。

④Webデザイナー

Webデザイナーは、企業や学校などの顧客から依頼を受けて、Webサイトの企画やデザインをおこなう仕事です。顧客によってターゲットのイメージやWebサイトのコンセプトが異なるため、要望に合わせて作成する必要があります。

Webデザイナーは業務が開始するまでのすり合わせにコミュニケーションが必要ですが、その部分は営業担当が引き受けることが多いです。そのため、仕事自体は一人で集中してできるため、コミュニケーションが苦手な人でも働きやすい職業といえます

また、Webデザイナーはスキルを身に付ければ独立も可能なため、将来的にはフリーランスとして一人で働くことも可能です。より人とかかわる機会を減らせるため、なるべく一人で仕事をしたい人にも向いています。

初心者からWebデザイナーを目指すなら、具体的な仕事内容まで理解しておきましょう。こちらの記事ではWebデザイナーのなり方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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⑤校正・校閲

校正や校閲は、原稿をチェックして誤字脱字のような基本的なミスや、事実と異なる記載がないか確認する業務です。紙とデジタルのどちらを扱うかは企業によりますが、一人で集中して取り組める仕事です

校正や校閲の仕事は、出版業界や広告・マスコミ業界に多いです。販売する書籍や発行する新聞、Webメディアなどの原稿を精査します。校正・校閲は、ほかの人の仕事のクオリティをさらに高める仕事なため、ミスをなくしていく集中力が求められるのです。

また、校正・校閲の場合はコミュニケーションを取るときも、テキストでのコミュニケーションになる場合があります。対面で話さない分、初対面の人とでもストレスを感じずに働きやすいのです。

校正や校閲の仕事を目指すなら、出版業界や広告業界への知識を身に付けましょう。こちらの記事ではそれぞれの企業を目指す方法を解説しています。併せてチェックしてみてください。

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⑥Webライター

Webライターは、企業や個人から依頼された文章を執筆する職業です。内容はブログやコラム記事、サービスの解説など多岐にわたり、顧客のニーズに合わせて内容を変えていく必要があります。

Webライターとして働く場合、出版社やWebサイトの制作会社に勤めることが多いです。フリーランスとしても働けますが、自分で仕事を探す必要があるため、コミュニケーションが苦手な人がいきなり始めるのはおすすめできません。

独立するにしても、まずは企業に勤めてWebライターの働き方を知り、その後にフリーランスになるか考えるのが無難といえます。

Webライターの仕事は、業務を進めている間はパソコンに向き合って進めることが多いため、コミュニケーションに苦手意識がある人でも、文章を書くことが好きな人であれば、やりがいを持って働けます

Webライターを目指す場合は、まずライターの職業にどのような種類があるのか理解しておくことが大切です。こちらの記事ではライターのなり方を解説しています。併せて目を通しておきましょう。

⑦ブロガー

ブロガーは、自身のブログを運営して収入を得る働き方です。企業に勤めるわけではないため、勤務時間や働き方に制約がなく、自由に働ける魅力もあります

ブロガーのメリットは、今まで文章を書いた経験がなくても、自分のブログのため失敗を恐れずに書き始められる点です。文章力は後々磨けば良いため、始めたいと思ったタイミングで挑戦できます。

また、ブログに収益を出すためにはアフィリエイトの利用が必要ですが、広告サイトの審査が通れば利用できるケースも多いです。そのため、収益化できる流れが完成すれば、人とほとんどかかわらないで仕事ができます。

さらに、ブログが軌道に乗れば執筆活動を他者に委託することもでき、複数のブログを同時に運営してより収益を拡大することもかないます。

⑧イラストレーター

絵を描くのが得意な人であれば、コミュニケーションに苦手意識があっても、イラストレーターの仕事で活躍できる可能性があります。イラストレーターは顧客の依頼に合わせて雑誌や商品パッケージのイラストを描く職業のため、作業中は一人で集中して仕事ができるのです

イラストレーターとして働く場合、イラスト制作会社に勤めることが多くなります。営業担当が受注してきた依頼をもとに、顧客の希望に合わせたイラスト制作が求められます。

もちろん、絵を描くのが得意でも人物は書けないなど、得意分野が偏っている場合もあるでしょう。顧客が求めるデザインに必ず特定の分野が必要なわけではなく、たとえば人物は不要でも背景やアイテムなど幅広い絵の能力を要するケースもあるため、自分の適性に合った企業を選びましょう。

絵を描くのは好きですが、仕事を探すためにはやはりコミュニケーション力は必要になるのではないでしょうか? 

瀧本博史

プロフィール

一定のコミュニケーション力は必要だが高い社交性は必要ない

絵を描くような仕事においても、一定のコミュニケーション力は重要です。たとえば、顧客との意思疎通の円滑さは、相手の要望を正確に理解し、作品に反映させるために欠かせません。

また、他者と共同作業をおこなう場合や、自分の作品を売り込む際にも適切な言葉や態度が必要です。

ただし、絵を描く仕事では一般的な「社交性が高い」コミュニケーションではなく、丁寧な聞き取りや誠実な対応が求められることが多いです。

自己表現力や技術力を磨きつつ、顧客との信頼関係を築く力を習得することで、絵を描く仕事の成功につながるでしょう。

⑨動画編集者

動画編集者とは、YouTubeやTikTokなどのSNS上に載せられる動画を作成する人のことです。顧客から動画の素材をもらい、それに合わせて効果音や字幕などをつけます。

動画編集者として働く場合、映像制作会社や動画制作会社への就職を目指しましょう。動画編集は技術を身に付ければ自宅やカフェなどでも作業ができるため、会社がリモートワークを許可している場合は好きな働き方を選べます

また、動画編集者は納品や進捗の連絡などでテキストコミュニケーションを利用する場合も多いため、対面でのコミュニケーションに苦手意識がある人も働きやすい傾向があります。

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マニュアルがあってコミュニケーションが少ない仕事5選

マニュアルがあってコミュニケーションが少ない仕事5選

コミュニケーションに苦手意識があっても、マニュアルがあればコミュニケーションを取らずに疑問を解決しやすく、働きやすいと感じる人もいるのではないでしょうか。マニュアルがしっかりしている仕事は業務をルーティン化することもでき、慣れれば働きやすいと感じる人も多い傾向があります。

ここからは、マニュアルがありコミュニケーションが少ない仕事を5つ解説します。業務の流れをルーティン化したい人は、ぜひ参考にしてください。

①図書館司書

図書館司書とは、図書館の利用者に対して書籍の貸し出しや取り扱っている資料の管理をおこなう仕事です。図書館利用者とのコミュニケーションは必要とされるものの、会話内容は一定のため、慣れればストレスを感じにくく働ける場合があります

また、図書館内で働く人数は少ないため、職場の人数の多さからコミュニケーション面に不安を覚える心配は少ない傾向があります。業務自体もマニュアルで決まった内容が多く、新しく入荷した本の目録作りや広報活動などのために一人で集中してできる仕事も多いです。

ただし、図書館司書を目指す場合は大学や短大で図書に関する科目を履修したり、司書講習の受講が必要なケースも多くあります。図書館司書になりたいと思った場合は、行動を計画的に立て、就職活動をおこないましょう。

山路 和博

プロフィール

図書館での仕事の特徴は膨大な数の本や資料を管理することです。そのため、本や資料の置き場所に対するルールが細かく決められています。ルールを守り、丁寧に業務をおこなえる人が活躍できる仕事だといえます。

図書館に就職したいと思っても、「本が好き」以外の志望動機がうまく言葉にできないという人は、以下のQ&Aコンテンツを参考にしてみてください。

②ドライバー

一言でドライバーといってもさまざまあり、タクシーをはじめとした顧客と会話の多い仕事から、長距離をトラックで走行して生活に必要な日用品やガス、石油などの危険物を運ぶ職業までさまざまです。

コミュニケーションをなるべく少なくしたい人は、長距離トラックのドライバーを選ぶと、勤務時間のほとんどが運転になります。また、大型免許を取得していない場合も、企業によっては入社後に取得の補助をしてくれる場合もあるため、併せて確認しましょう。

ドライバーの仕事は決まったルートを走るケースも多いため、自分のルートをマニュアル化すれば対応は難しくありません。

なお、タクシードライバーは人との会話が多い印象がありますが、会話の有無は顧客によって異なり、場合によっては料金と行き先以外の会話はない可能性もあります。会話が苦手でも免許を持っていれば目指せる職業のため、気になればチャレンジしましょう。

③配達員

顧客がインターネットで注文した商品や、個人同士でやりとりされる荷物を届ける配達員もマニュアルが整っており、コミュニケーションが苦手な人でも活躍できる職業です

顧客とやりとりがあるといっても、会話はマニュアルをもとにハンコやサインをもらい荷物を受け渡すだけのため、ストレスを感じる機会は少なめです。また、勤務時間の多くは配達に出ているため、社内の人とのコミュニケーションも少ない傾向にあります。

ただ、配達員は荷物の多さや重さによって体に負担がかかる可能性があります。勤務場所は暑い時期でも屋外となるため、目指す場合は体力をつけておくと安心です。また、働くうえで免許が必要となるケースが多いため、最低でも普通自動車免許を取得しておきましょう。

④設備管理

設備管理は、企業が入っているビルや医療機関の設備を維持するために、清掃や巡回、メンテナンスをおこなう仕事です。設置されている機械の点検をおこない、問題があれば部品の交換まで任されるケースもあります。

設備管理の仕事はマニュアルに沿って作業を進める場合が多く、仕事に慣れれば一人でも進められます。さらに、集中して作業に取り組めるため、ほかの人とコミュニケーションを取る場面も多くありません

ただし、施設によってはシフト制で深夜の勤務がある可能性もあります。毎日決まった時間に勤務できるとは限らないため、入社前に勤務形態を確認しておきましょう。

設備管理を目指す場合は、仕事の大変さとやりがいどちらも理解しておく必要があります。こちらの記事では設備管理の志望動機を作成する方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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⑤電気工事士

電気工事士は、ビルや工場などの電気設備を工事・取り扱う職業です。国家資格を要する職種ですが、一度取得すると長く働ける仕事になります。

電気工事士の仕事は、身近なところでは住居にあるコンセントの設置や電気回線の扱いをともなうエアコンの取り付けなどがあげられます。これらの仕事は電気を扱うため、無資格でおこなうと危険とされ、法律で禁止されているのです。

電気工事士の仕事は業務の進め方がマニュアル化されている場合が多いため、不要なコミュニケーションを取らずに進められます。求められるのは技術力のため、会話を求めてくる顧客も多くありません。

ただし、一人でできる仕事とはいえないため、同僚間でのコミュニケーションは必要になると理解しておきましょう。

電気工事士に求められるコミュニケーション能力はどのようなものですか? 

瀧本博史

プロフィール

顧客や工事関係者と意思疎通できる力が必要

電気工事士にも、顧客のニーズを正確に把握し、技術的な作業に反映するコミュニケーション能力が求められます。また、ほかの工事関係者やチームメンバーとの協力が欠かせません。

たとえば、安全性にかかわる注意事項の共有や、作業内容を簡潔に説明する能力は重要です。さらに、問題が発生した際には冷静に状況を説明し、解決策を提案するスキルも必要です。

結果的に、プロジェクト全体のスムーズな進行をかなえ、顧客の満足度を向上させることができます。

社外の人とのコミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事4選

社外の人とのコミュニケーションが苦手な人におすすめの仕事4選

慣れた人と接するのは得意でも、初めての人とのコミュニケーションが苦手な人もいるのではないでしょうか。人見知りや恥ずかしがり屋の人だと、初対面の人と話すときに緊張してしまう場合もあります。

ここでは、社外の人とのコミュニケーションが苦手な人におすすめな仕事を4つ解説します。慣れてきた人と接することに抵抗がない人は、ぜひ選択肢に入れてください。

①工場の作業員

製造業に多い工場の作業員は、一つの製品を作る場合でも複数人に仕事を分け、自身の仕事はルーティン化している場合が多いです。そのため、仕事に慣れれば質問をする機会が少なく、集中して業務に当たれます

また、仕事に慣れない間でも、質問をするのは職場の人がほとんどです。普段話す人とコミュニケーションが取れるという人であれば、働きやすいと感じるでしょう。

さらに、工場の作業はすべてをロボット化できるわけではないため、作業員の仕事が将来的になくなる心配も少ないと考えられます。一度勤めれば長く働ける可能性が高く、安定した働き方を実現できるでしょう。

工場の作業員はきつい印象があります。もくもくと作業したい人にはストレスなく働けるのでしょうか? 

山路 和博

プロフィール

ストレスの有無は仕事内容や人事担当者の考えによって異なる

工場の仕事のきつさや「コミュニケーションが苦手でも大丈夫なのか?」といった点は、気になる人も多いかと思います。

工場の作業員は、何時間も立ちっぱなしで、ときに力仕事を要する現場があることも事実です。一方で、技術・設備を整え、作業負担の軽減・効率化を進めている現場も増えています。

きついかどうかは当人の体力や仕事に対する価値観にもよるため、工場の作業員を目指す場合は、ホームページや工場見学などを活用して調べてみましょう。

また、コミュニケーションが苦手でも大丈夫かどうかは、社風によって分かれるところです。しかし、工場の人事担当のなかにはあえて「コミュニケーション苦手な人でも大歓迎!」という人もいるため、気になった企業は積極的に調べてみましょう。

工場での軽作業の仕事を志望していても、具体的な志望動機が浮かばないという人もいるでしょう。そんな人は以下の記事の志望動機例文を参考にしてみてください。

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②清掃員

ビルや商業施設が清潔な状態を保つためには、清掃員の存在も重要です。清掃員はチームで業務に当たることが多いですが、一方で社外の人とのかかわりが少なく、働いている時間は仕事に集中できる傾向があります

清掃員として働く場合は、チームの人間に進捗やトラブル発生を報告したりするときにコミュニケーションが求められます。しかし、どちらも報告する相手は社内の人間のため、社外の人に話しかける機会は多くありません。

なお、清掃員といっても業種はさまざまあり、学校や店舗などの清掃を担当する場合もあれば、ホテルの客室のベッドメイクやアメニティの補充までおこなう可能性もあります。勤める企業によって任される業務が異なるため、入社前に確認しておくと安心です。

清掃業を志す場合は、何をアピールすれば良いか理解しておきましょう。下記の記事では清掃業の志望動機の書き方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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清掃業の志望動機は働く場所や仕事内容によってしっかり書き分けなければなりません。この記事では清掃業への就職を目指す人向けに志望動機の書き方をキャリアコンサルタントと解説します。例文も紹介しているので、参考にして選考突破を狙いましょう。

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清掃業の志望動機の書き方|3つのアピールポイントと例文を紹介

③ドリンク補充員

ドリンク補充員とは、道路沿いなどにある自動販売機のドリンクを補充する仕事です。企業によっては一人で作業する場合もあるため、仕事で発生するコミュニケーションを最小限にできます

ドリンク補充員は重たいドリンクを一日に何度も積み下ろしをする必要があり、体力的に負担が大きい仕事です。一方で、担当する自動販売機が決まっているため、走行ルートを決めれば業務をルーティン化できます。

作業中に顧客とやりとりすることもないため、社外の人とのコミュニケーションは発生しにくい傾向があります。

時間内に業務を終了させられるなら作業のペースは自分で決められるため、慣れてくれば自由度の高い仕事です。企業によっては担当する自動販売機の数によってインセンティブが発生するため、確認しておきましょう。

瀧本博史

プロフィール

コミュニケーションが苦手な人がドリンク補充員として働く場合、周囲との報連相を意識することが重要です。

自分の担当エリアや業務進捗を正確に共有し、困りごとや疑問点は早めに上司や同僚に相談して、孤立を防ぎながら業務をおこなうことが必要です。

④CADオペレーター

CADオペレーターとは、CADのソフトを利用して設計書や図面を制作する職業です。CADは建築業界でビルや住宅の図面を作成したり、アパレル業界で一度作られた型紙をほかの洋服の型紙へ加工したりするときに使われます。

CADオペレーターは設計士やデザイナーの指示に従って図面の作成をおこなうため、社内の人とのコミュニケーションは必要です。一方で、顧客と直接やりとりすることは少ない傾向があるため、初対面とのコミュニケーションを苦手としている人でも働きやすくなっています

企業によっては、CADを触った経験がなくても未経験で求人を出している可能性があります。そのため、未経験でCADオペレーターを目指す場合は企業選びに注意しましょう。

特定の顧客としかかかわらないためコミュニケーションを取りやすい仕事4選

特定の顧客としかかかわらないためコミュニケーションを取りやすい仕事4選

外部の人とのかかわりを完全になくすことができなくても、決まった顧客との関係が主となる仕事もあります。販売業や飲食業などとは異なり、不特定多数とかかわらない分、コミュニケーションが苦手な人でもストレスを感じにくい傾向があるのです。

ここからは、特定の顧客としかかかわらないため、コミュニケーションが取りやすい仕事を4つ解説します。話し慣れた相手であれば顧客でもかかわれるという人は、ぜひ参考にしてください。

①オンライン秘書

オンライン秘書とは、インターネット上で企業や個人の業務をサポートする仕事です。具体的な仕事内容は契約によって異なりますが、スケジュール管理やメール対応、データ入力などが多いです。

オンライン秘書は特定の顧客と契約して業務に当たるため、顧客対応はありますが、不特定多数を相手に仕事をすることは多くありません。あったとしてもメールやチャットのサポートなどテキストコミュニケーションが多いため、コミュニケーションに苦手意識がある人でも働きやすい傾向があります。

また、オンライン秘書の多くはリモートワークであることが多いです。働く場所を自分で選べるため、プライベートを優先した働き方がかないます。

秘書という仕事は向き不向きがあるため、コミュニケーションの取りやすさだけで選ぶのは危険かもしれません。以下の記事で自分が秘書に向いているのか事前に確認しておきましょう。

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②警備員

警備会社に所属して施設や個人の警備をおこなう警備員も、特定の顧客とのコミュニケーションがメインとなり、不特定多数とかかわることを避けられる仕事です。任される業務内容によってかかわる人数は異なりますが、特に公共施設の入退管理をおこなう施設警備や個人宅の防犯・防災を監視する機械警備などは特定の顧客対応が多くなります。

また、業務中に私語は少ないため、コミュニケーションに苦手がある人でも働きやすい傾向があります。

なお、警備員の仕事は犯罪予防にもつながり、社会貢献度の高い仕事です。学歴や取得している資格に関係なく目指せるため、興味があればチャレンジしやすい仕事でもあります。

楳内 有希子

プロフィール

警備員は、複数で業務にあたったり、現場の状況を報告することも多い仕事です。そのため、情報共有や報連相をスムーズにおこなうことが重要です。

また、日常的な業務では警戒心を持ちながらも親しみやすく、緊急時には冷静で落ち着いた対応など、状況に合わせたコミュニケーションが求められるでしょう。

③研究職

大学や大学院で専門的な知識を学んでいた人なら、コミュニケーションが苦手でも、研究職を目指せる可能性があります。研究職は、業務中は仕事に集中しておこなえ、同じ研究所内でのかかわりが主です。顧客とかかわる場合にも不特定多数ではないため、コミュニケーションに苦手意識があっても、ストレスは少ない傾向にあります

また、研究職は高い専門性が求められる分、能力があれば採用される確率が高まります。在学中に専門性が高い研究をした人は、自分の専門分野と親和性の高い業界や企業を目指しましょう。

ただし、研究職はその専門性の高さから狭き門ともいわれています。こちらの記事では専門職の就職活動を勝ち抜く方法を記載しているため、ぜひ参考にしてください。

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④ルート営業

営業職は、コミュニケーション能力が求められる仕事と思っている人も多いのではないでしょうか。確かに営業職にはコミュニケーションが必要ですが、ルート営業であれば新規顧客営業に比べるとかかわる顧客の数が少ないため、あまりストレスを感じずに働ける可能性があります

ルート営業は、企業がすでに取引している顧客の会社を回ることが多いため初めは緊張しますが、慣れてくると信頼関係があるうえで業務に当たれます。すでに契約している製品やサービスよりも企業に合った内容があれば提案したり、同じ顧客から新規の契約を取ったりすることが求められます。

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コミュニケーションが苦手な人が自分に合った仕事を見つける4ステップ

コミュニケーションが苦手な人が自分に合った仕事を見つける4ステップ

  • 自己分析で自分の苦手や得意を明確にする
  • 自分の特徴に合う仕事を考える
  • 業界研究・職種研究を深めて適性を見極める
  • 企業研究で他社と比較し自分に合っている会社か判断する

コミュニケーションが苦手でも活躍できる仕事があるとわかっても、自分に合っている仕事なのか判断が難しい場合もあるのではないでしょうか。自分が苦手とするコミュニケーションを理解していないと、入社後にミスマッチにつながる可能性もあります。

この章では、コミュニケーションが苦手な人が自分に合った仕事を見つける方法を4つのステップに分けて解説します。手順通りに進めてみて、自分に合った仕事を見つけましょう。

ステップ①自己分析で自分の苦手や得意を明確にする

自分に合った仕事を見つけるためには、まず自己分析をして自分がコミュニケーションのどのような部分に苦手を感じ、何が得意なのかを明確にしましょう。

自己分析の流れは以下の通りで、苦手分野を見つけたいのか、得意分野を見つけたいのかで手法を分けて振り返ってみてください。自己分析結果をノートに記載してまとめておくことで、俯瞰して見返しやすくなりますよ。

自分の苦手を見つける自己分析の流れ

  • 人とコミュニケーションを取るときに不安になることを書き出す
  • 書き出した内容の共通点を探す
  • なぜ苦手なのかを深掘りする

自分の得意を見つける自己分析の流れ

  • 仕事やアルバイト、学業や課外活動などでうまくいったことを書き出す
  • 書き出した内容の共通点を探す
  • なぜ得意なのかを深掘りする

自己分析をするときは、正しい手順でおこなわないと納得いく結果につながりません。こちらの記事では自己分析のやり方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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ステップ②自分の特徴に合う仕事を考える

自己分析の結果で得意と不得意が理解できたら、自分のできそうな仕事の中から、どのような部分に不安を感じるのかを明確にしましょう。不安を感じる部分を書き出すことで、自分の苦手と照らし合わせられ、できそうな仕事を探しやすくなります

その後に、自分の得意が活かせる仕事を探してみると、選択肢を絞れます。たとえば、事務職に興味があるものの、社外の人とコミュニケーションを取る可能性に不安を感じるのであれば、データ入力をメインでおこなう事務職がおすすめです。さらに、コツコツとした作業が得意であれば、活躍できる可能性は高まります。

なお、働くときにパソコンを使用したいか、体を動かしたいかによっても選ぶ仕事は変わります。

コミュニケーションが苦手だと仕事選びが難しいです。そもそもコミュニケーションの苦手を克服すべきでしょうか? 

山路 和博

プロフィール

克服できるならアピールにはなるが別のスキルでカバーも可能

たしかに採用時に応募者に対してコミュニケーション能力を求める企業は多いですが、「コミュニケーションが苦手」という理由だけで不採用となるとは限りません。

もちろん、コミュニケーションへの苦手意識を克服できるのであれば、「苦手なことを克服した」という経験は面接にも大きなアピールポイントになります。

一方で、コミュニケーションが苦手な分、ほかのスキルや要素で補い、採用を勝ち取ることも十分に可能です。

一言でコミュニケーション能力といっても、「聞くor話す」と「一人or大勢」など、仕事内容や勤めている人との関係性によって、求められるものは大きく異なります。そのため、自分がそこまで苦手ではないコミュニケーション力を伸ばすという方向でも問題ないと思いますよ。

ステップ③業界研究・職種研究を深めて適性を見極める

自分が目指すべき職業が明確になったら、その職業が本当に自分に合っているのか、職種研究をおこないましょう。表面的な情報だけでは良い面ばかりに目がいき、職業のマイナス部分に気付かない可能性があります

職種研究では、以下の項目を確認するのがおすすめです。

職種研究で調べる内容

  • 業務内容
  • 一日のスケジュール
  • 求められるスキル・知識
  • キャリアパス
  • 将来性や市場動向

次に、目指す職種が所属している業界の仕事内容や働き方の研究もおこなうことで、その仕事が本当にやりたい内容なのかが明確になります。興味がない分野を志してしまうと、働いてからモチベーションが保てない可能性があります。

業界研究は以下の流れでおこないましょう。

業界研究のやり方

  1. 希望する職種の所属する業界を書き出す
  2. 扱っている商材やサービスごとにまとめる
  3. 業界ごとの仕事内容や特徴を書き出す
  4. 気になる理由をそれぞれ深掘りする
  5. 気になる業界ごとに1から順番を振ってみる
  6. 数字が高い順番並べ替える
  7. 上位3つ程度に絞ってみる

業界研究がうまくいかないときは、情報収集の方法を変えてみましょう。こちらの記事では業界研究で情報を探す方法を詳しく解説しています。併せて参考にしてください。

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ステップ④企業研究で他社と比較し自分に合っている会社か判断する

同じ業界に所属している企業でも、それぞれ目指す方向性や企業理念は変わってきます。企業の事業や目指す方向性を理解しないまま就職活動をすると、採用担当者に志望度の低さを見透かされるだけでなく、入社できたとしてもミスマッチになってしまう可能性があります

企業の特徴を理解するためには、企業研究をおこないましょう。

企業研究で見比べる項目

  • 基本情報
  • 経営理念
  • 業績
  • 事業内容の特徴
  • 企業の強み
  • 企業の弱点や課題
  • 同業他社との違い
  • 求める人物像
  • 社風

上記の項目を書き出した後は、自分が優先したい事柄の順番を決めましょう。順位が高い項目の内容が充実している企業が自分に合った企業です。自分が働くときに何を大切にしたいかを併せて考えると、企業を比較検討しやすくなりますよ。

企業研究をおこなうときは、ノートにまとめて比較することで選びやすくなります。こちらの記事では企業研究ノートの作り方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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企業研究ノートは企業選びと選考対策に有効! 就活は情報戦で情報を収集するだけでなく、いかに活かせるかが重要です。記事では企業研究ノートの作り方、必須の情報16項目から情報収集の方法まで、キャリアコンサルタントのアドバイスも交えて解説しています。企業研究ノートで情報を整理し、企業研究を効率的に進めましょう。

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就活のプロが解説! コミュニケーションに苦手意識がある人におすすめの職業とは

コミュニケーションが苦手な人でも働ける仕事があるとわかっても、実際にどの職業を選べば良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。思ったよりも向いていると思える仕事があり、選択肢の多さで悩んでしまう人もいるはずです。

そこでこの章では、コミュニケーションに苦手意識がある人におすすめの職業をキャリアコンサルタントの楳内さんに解説してもらいます。自分が選ぶべき仕事を明確にして、就職活動を進めましょう。

アドバイザーコメント

コミュニケーション能力以外の強みを活かせる仕事がおすすめ

コミュニケーションに苦手意識がある場合は、コミュニケーション以外の自分の強みにも焦点をあてて考えてみましょう。

たとえば、事務職は他部署との連携が多く、来客や電話・メール対応といったコミュニケーション能力が必要な職種といえますが、事務職の業務はそれだけではありません。

集中力があるならパソコンを使ってデータ入力する仕事、数字に強く正確さがあるなら経理・会計といった会社のお金を管理をする仕事もあります。おもに書類作成や数字のチェックが多く、人との会話が少ないところも多いですよ。

未経験からのスタートでも自分に合った仕事が見つかることがある

また、「未経験OK」の人材不足の職種を考えてみても良いですね。たとえば一見コミュニケーションが多そうな介護職ですが、「にぎやかに話せること」より「落ち着いて寄り添えること」が大事な場面が多いです。

夜勤・訪問介護・リハビリ補助・施設内の調理や清掃など、会話よりも実務中心の仕事を選べば働きやすく、働きながら資格を取ることも可能なためキャリアアップも期待できますよ。

自分が知っている仕事はほんの一握りなので、自己理解や仕事理解を深めることで自分に合った仕事や働き方を見つけてみてください。そして未経験でもチャレンジすることで、少しずつ成長していくことを目指していきましょう。

働き始めてから役立つ! コミュニケーションが苦手でも仕事を円滑に進める方法

自分に合った仕事を選べたとしても、実際に働き始めてからうまくいくのかわからず不安に思ってしまう人もいるのではないでしょうか。コミュニケーションが苦手とわかっているからこそ、身構えてしまう人も多いものです。

この章では、コミュニケーションが苦手でも仕事を円滑に進める方法を解説します。苦手意識があるからといって諦めず、入社後の不安をなるべく少なくしましょう。

笑顔で会話を心掛ける

コミュニケーションに苦手意識があっても、社内・社外問わず、人と会話するときは笑顔を意識しましょう。自分が笑っているつもりでも、緊張している状態では意外と表情に出ていないことも多いです。そのため、コミュニケーションを苦手と考えている人は、意識的に笑顔を作ると、相手にも伝わりやすくなります。

うまく笑顔が作れているかわからないときは、鏡を見て練習するのもおすすめです。鏡を見て作った笑顔のときに、口元や目元をどのように動かしているかを観察しましょう。その後に鏡なしで挑戦することで、笑顔を作りやすくなります。

鏡を見ながらでもなかなか笑顔が作れないときは、口のなかに空気を入れると顔周りの筋肉を柔らかくなり、表情筋のトレーニングになります。

山路 和博

プロフィール

笑顔を練習するならば、形から入ることも有効です。

笑顔の際には、特に「口角を上げる」ことを意識しましょう。それだけでほかの人には表情が明るく見え、声も聞こえやすくなるといわれています。

まずは鏡を見て、思いっきり口角を上げてみましょう。

「話す」ことが重要ではないと考える

働くうえで会話は必ず発生するものですが、決して雑談が必要なわけではなりません。そのため、「話す」ことを重要視するのではなく、相手に何を伝えるべきなのかを考えましょう

仕事で重要視される話し方は、雑談で相手を楽しませることではありません。むしろ、内容が簡潔であっても伝えるべき内容が相手に伝われば仕事は問題がないことが多いです。

そのため、相手に話しかけるときに緊張する場合は、伝えるべき内容をメモにまとめてみましょう。話すときは書いたメモを見ながら伝えて、必要な情報が不足しないように意識します。

メモを見ながら話していても、大切な情報を伝え漏らさないようにしている印象があり、上司や先輩から見ても悪いイメージを持たれることは少なくなります。

雑談は聞き手に回る

働いている場所がオフィスだと、休憩時間や仕事の合間のちょっとした時間に、雑談で話しかけられる場合もあります。雑談で何を話したら良いかわからないときは、無理に自分の話をするのではなく、相手の話の聞き役に回りましょう

相手の話している内容に気になっている部分があれば、深掘りすることで会話が弾みます。話し手側も自分の話のため、楽しんで話せることが多いです。

ただ、雑談の聞き手に回るときは、相手の話の途中で質問をしないように注意しましょう。話を遮られたと感じると、相手は話しにくい印象を持つ可能性があります。相手の様子を見てワンクッション置いてから質問をすると、テンポ良く会話が進みます。

瀧本博史

プロフィール

職場での雑談は、信頼関係を築き、チーム内のコミュニケーションを円滑にする重要な要素です。

具体的には、相手の関心や価値観を探るために、共通の趣味や最近のニュースに関連した話題を選んでおり、相手の話に共感や興味を示すリアクションを忘れないようにしています。

質問は迷惑ではないと意識する

仕事でわからないことやトラブルが起きても、コミュニケーションに苦手意識があると、話しかける行為に勇気を持てない場合もあるのではないでしょうか。しかし、上司や先輩にとっては部下に困ったことが起きても相談されないほうが、業務に支障がある状態になります

そのため、業務で困ったことがあれば質問は迷惑ではないと考え、先輩や上司に話しかけましょう。

相手が忙しそうで話しかけにくいと感じたときは、急ぎの内容でなければ「手が空いたときに話しかけてほしい」という旨を伝えましょう。急ぎの内容であれば、相手に謝罪の言葉を一つ伝えると、理解してもらいやすくなります。

論理的な会話の方法を身に付ける

人と会話するときは、相手への伝わりやすさを考えて論理的な会話方法を意識しましょう。論理的な会話方法とは、相手が話を聞いているときに違和感なく聞ける内容です。論理的な会話を意識するときは、以下の点に着目しましょう。

論理的な会話方法で意識するポイント

  • 結論と理由を一緒に伝える
  • 順序立てて話の内容を考える
  • 客観的な目線で会話する

ただし、論理的な会話をいきなりおこなおうとしても、慣れないうちは難しいかもしれません。まずはメモにまとめ、内容を読み上げる形で伝えてみましょう。

コミュニケーションが苦手で仕事選びに悩む人におすすめのQ&Aも併せてチェック! 

コミュニケーションは仕事で欠かせないため、苦手意識を持っていると働けないのではと不安に思う人もいるのではないでしょうか。しかし、仕事で求められるコミュニケーション能力は企業や職種によって違うため、自分の苦手を明確にすることで活躍できる場合もあるのです

そこでこの章では、PORTキャリアに寄せられたQ&Aからコミュニケーションが苦手な人へおすすめの内容を3つ紹介します。コミュニケーションが苦手と思っていても諦めず、自分に合った仕事を見つけましょう。

コミュニケーションが苦手な人は自分の得意にも着目して活躍できる仕事を見つけよう! 

コミュニケーションに苦手意識があると、働ける仕事があるのか不安になる人もいるのではないでしょうか。しかし、仕事で求められるコミュニケーションはプライベートとは異なるため、自分の向き不向きを理解していれば、活躍できる可能性は十分にあります。

コミュニケーションに苦手意識がある人は、自分の得意や苦手を明確にして仕事を選んでみましょう。また、コミュニケーションを苦手と思っていても、会話のときに笑顔を意識したり、雑談は聞き役に回ったりすることで、業務は円滑に進みます。

コミュニケーションが苦手でも、自分に合った仕事を見つけて、就職活動を開始しましょう。

アドバイザーコメント

現代は「コミュニケーションが苦手になりやすい環境」である

ここ最近はオンラインが普及したことにより、対面でコミュニケーションを取る機会自体が減り、自身で発する言葉よりもメールやチャットでやり取りする機会が増えました。

そのため、そもそも「コミュニケーションが苦手になりやすい環境」であるといえます。

実際、学生から社会人を対象におこなった調査では「コミュニケーションは苦手」と答えた人は過半数を超えるそうです。

コミュニケーション能力もあくまで一要素に過ぎない

すでに社会で働いている人でも、「コミュニケーションは苦手」という人はいます。仕事を通して克服された人もいますが、仕事で必要とされるスキルや経験で補っている人もいます。

コミュニケ―ションが苦手で悩んでいる人は、仕事・職場を選ぶ際、「自身がコミュニケーション能力以外で得意としている・アピールできる点は何か?」、「その仕事で求められている能力や求められているコミュニケーション能力はどのようなものか?」などを意識したうえで自己分析や企業研究に力を入れ、就職活動の計画を立てていきましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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