就活がわからなくなってきた人必見! 選考ごとの改善法をプロが解説

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/フィナンシャルプランナー

    Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント

    Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 就活に自信が持てなくなる5つの原因から自分の現状を把握しよう
  • 就活がわからなくなってきたときこそ焦らず現状を見つめ直す勇気が大切
  • 各選考フェーズの「わからない」を解消する方法を徹底解説!

就活はさまざまな準備が必要になりますが、準備の仕方がよくわからなかったり、そのせいで選考が思うように進まなかったりすると、就活そのものが徐々にわからなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。

しかし、そうした就活に対するモヤモヤや疑問点を解決しないまま就活をし続けても、うまくいかない時間を長引かせてしまいかねません。

そこでこの記事では、キャリアコンサルタントの柴田さん、大場さん、高尾さんの3人とともに就活の進め方がわからなくなってきてしまったときの対処法について解説します。今感じているモヤモヤを解消して着実に内定に向けて進みたいという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

就活がわからなくなってきたからといって焦りや不安を感じる必要はない

皆さんの中には、就活がわからなくなってきてしまったことで「周りより自分は遅れてしまっているかもしれない」「このままのやり方で大丈夫かな……」などといった気持ちになってしまう人もいるかもしれません。

しかし、就活がわからなくなってきたとしても焦りや不安を感じすぎる必要はなく、きちんと今の状態を振り返り、改善アクションを取ることで十分軌道修正することができます。

そこでこの記事ではまず、就活がわからなくなってしまっているおもな原因を5つ解説します。就活がわからなくなってしまった原因にはどんなものが当てはまるのか、自分の状況と照らし合わせてみてくださいね。

次に、就活に対する疑問点を見つける3つの方法についても解説します。自分の現状と向き合い、具体的にどんなことを改善すべきかを明確にしましょう。

最後は、就活のあらゆる段階ごとの不安や疑問を解消するためのコツについて解説します。自分が疑問を感じているポイントに対して的確に対策をおこない、就活の「わからない」を着実に潰していってくださいね。

柴田 登子

プロフィール

就活に限らず人は物事を実行する時、その目的や意味が見出だせない、なぜやるべきなのか腹落ちできていなければ、なかなか結果がついてきません。

仮に内定が出たとしても、実際に働き出すとなかなか方向性が定められず、迷いが生じやすくなるリスクもあるので、この記事を参考にして就活の迷いや疑問をクリアにしていきましょう。

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わからなくなるのはなぜ? 自分の就活に自信が持てなくなる5つの原因

就活がわからなくなってきたという人は、何に対して疑問を感じているのかもわからない、という人も多いのではないでしょうか。

しかし、こうした漠然とした不安を抱えたままでは、自分が納得できる形で就活を進めていくことができないうえ、仮に内定を獲得できたとしても「これで良かったのかな……」と自分の決断に自信を持つことができません。

そこでここでは、就活がわからなくなってしまうおもな5つの原因について解説します。自分がどんなときに就活への疑問を感じているのかを明確にし、改善すべきポイントを見つけていきましょう。

①どの企業も良さそうに見えるから

就活では、企業へ応募する前に説明会や企業分析などで情報収集をする必要があり、企業側もまた、より多くの学生に応募してもらうために自社のアピールに力を入れています。

そのため、皆さんの中には情報収集をおこなううちに、どの企業も魅力的に見えて自分に合っているような気がしてしまう人も多いのではないでしょうか。

また逆に、企業は自社の良い面を積極的にアピールするため、「どの企業も悪い面を隠していそう……」「ほんとにこの企業で働いて大丈夫かな」などと疑心暗鬼になってしまう人もいるかもしれません。

このように、就活は企業に応募する前からあらゆる情報を集めて取捨選択をおこなう必要があるため、就活における自分の判断に自信が持てなくなってしまいやすいといえます

やはり企業は良い面だけをアピールする傾向にあるのでしょうか?企業の本当の特徴を知る方法がわかりません。

大場 美由紀

プロフィール

企業が積極的に公開しない情報は自分で調べて集めよう

企業はイメージを損なうような不利になることを積極的に公開することはありません。そのため気になることは自分自身で情報を集めましょう。

たとえば、就職四季報を見ることで、3年後離職率や有休消化年平均などのデータから、各企業の初任給や平均年収を比較することができます。また、業績を過去年度と比較することで、企業の将来性を推測したりもできますよ。

企業の実情を知るもう一つの手段は、やはりその企業で働いている社員の話を聞くことですね。OB・OG訪問では、その企業で働くリアルな情報を聞き出す良い機会となります。

また、会社説明会で、企業の強みと弱みをセットにして質問してみるのもおすすめですよ。

就職四季報の活用方法がわからない、OB・OG訪問で何を質問すべきかわからない、という人は、以下の記事がおすすめです。就活の専門家であるキャリアコンサルタントがこれらの企業研究に活かせるさまざまなノウハウを解説しています。

就職四季報の活用方法
就職四季報の活用方法! 就活を有利にするポイントや読み方を伝授

OB・OG訪問の質問
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介

②自分のやりたいことが見えてこないから

就活で応募する企業を選ぶ際、自分のやりたいことや興味などから探していく人は多いですが、中には自己分析をしてもやりたいことが見つからない、という人もいるかもしれません。

そうした人は、企業の求人を見たり説明会などに参加したりしても、自分の働く姿を具体的にイメージできていない可能性があります。

自分がその仕事に向いているのか、どんなことがしたいのかが見えていなければ、その企業で働く意欲も強く持つことができません

こうした意欲のなさや自己分析の不十分さは選考でも見抜かれてしまうため、なかなか選考がうまくいかず、結果的に「就活がわからない」となってしまうのです。

やりたいことがない人は、やりたいことがある人より就活が遅れてしまうのでしょうか……?

高尾 有沙

プロフィール

やりたいことの有無で就活の有利・不利が決まるわけではない

就活において「やりたいことがない」という状態は、多くの学生が抱える悩みの一つですが、「やりたいことがない」という状態をネガティブにとらえすぎる必要はありません。

やりたいことが具体的に見えていないことで必ずしも就活で不利になるわけではなく、広い視野で多様な企業や職種を視野にいれて就活ができる点は強みととらえることができます。

まずは自己分析や企業研究を通じて、自分の価値観や働き方の希望を明確にしましょう。

また、自分の興味や適性を発見するきっかけとしてインターンシップやアルバイトなどを役立ててみてください。焦らず、自分のペースで納得のいく選択をすることが大切です。

就活において、自分のやりたいことがわからない人は、以下の記事もチェックしてみましょう。自分の本心を見つけるための具体的な方法をキャリアコンサルタントが解説しています。

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やりたいことがわからないと悩む人は多くいます。その原因は8つ。それぞれの原因を見つめつつ、やりたいことが必ず見つかる12の方法をキャリアコンサルタントと解説します。やりたいことがわからず将来に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

③目の前の選考やその準備に必死で先を考える余裕がないから

内定を獲得するには企業の選考を通過する必要があるため、今応募している企業の選考がうまくいかなければ、また別の企業に応募しなければいけません。

とはいえ、選考に臨むためには自己分析や企業分析、筆記試験や面接の準備などさまざまな対策が必要です。

そのため、応募の際には選考の準備に追われ、落ちればまた次の企業に応募するということを繰り返すだけになり、自分の納得のいく選択かどうかをじっくり考える余裕がなくなってしまっている人もいるのではないでしょうか。

何の目的で就活をしているのか、自分がこの先どうしていきたいのかなどがわからない状態では、なかなか選考を通過することができないため、何度も応募を繰り返す悪循環に陥ってしまうといえます

④選考に手ごたえが持てずなかなか通過できないから

就活は、企業と学生の相性を確認するためにおこなわれるため、選考時は企業への理解を深めたうえで自分についてアピールすることが重要です。

とはいえ、中には選考でしっかりアピールできたという手ごたえが持てない、選考がうまくいかなかった原因がよくわからない、という人もいるかもしれません。

前の選考での改善点やうまくいったポイントが見えないまま次の選考に進んでしまうと、また同じようなアピールにとどまってしまうため、選考に通過すること自体が難しくなってしまいます

このように、手ごたえが持てない選考を繰り返し、なかなか就活がスムーズに進まなくなることで、徐々に就活そのもののやり方がわからなくなってきてしまうのです。

柴田 登子

プロフィール

何が原因でうまくいかなかったかわからない状態というのは、志望先企業が求める人物像を把握しきれなかったともいえます。

その人物像をとらえられているのであれば、それに沿わせることができなかったポイントは明確にわかるはずだからです。

今一度、企業の情報収集の方法を見直してみると良いでしょう。

⑤周りと自分を比べて就活への焦りや不安を感じてしまうから

就活は自分に合った企業に就職するためにおこなうものです。しかし、就活は企業の限られた採用枠をほかの学生と競い合うことになるわけなので、周りの学生と自分を比べてしまう人もいるでしょう。

周りと比べて自分の就活の進み具合が良くなかったり、企業に内定をもらったという周囲の人の話を聞いたりすると、焦りや不安を感じてしまいますよね。

しかし、そうしたネガティブな気持ちでは冷静に自分の状況を理解したり、正しい判断をすることが難しくなるため、余計に就活がわからなくなってしまいやすいといえます

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

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キャリアコンサルタントが解説! 就活がわからなくなる人に多い原因とは

ここまでは、就活がわからなくなってしまうおもな原因について解説しましたが、実際の学生に多い原因にはどんなものがあるのでしょうか。

そこでここでは、大学の講義などでも多くの学生とかかわっているキャリアコンサルタントの大場さんに、就活迷子の学生が多く抱えている原因について聞いてみました

多くの学生がつまづくポイントを参考にして、自分の就活への疑問を見つけるヒントにしてみてくださいね。

アドバイザーコメント

やみくもに企業に応募することで就活の軸が定まっていない傾向がある

業界を絞らず、知っている企業名をばらばらに受けていると、就活の軸がぶれて、自分でも何をやりたいのかわからなくなってしまいます。

ばらばらの業界に応募しているわけなので、同業他社との比較もできず、その会社ならではの強みや特徴の把握も漠然としていることから、志望動機もありきたりなものになりやすいのです。

それにより面接官からは、企業理解が不足している印象や、熱意が足りないといった印象を持たれてしまいます。

企業の特色や熱意を明確にできていない状態で選考に進むと、志望動機を深堀りされる二次面接以降の選考をどうしても通過できず、面接に対する苦手意識が増長してしまうでしょう。そして面接に落ち続けることで、自分の課題は面接だと思い込んでしまう可能性もあるのです。

エントリーの数に対して企業研究が追いついていないケースも多い

またほかには、周りの学生の就活が順調に進んでいくのを見て、焦りから次々にエントリーし、明らかに企業研究が追いついていない人もよく見られます。

企業研究が不十分な状態では、内定にたどり着くことは難しいものです。面接官は企業研究ができていないことを見抜き、ミスマッチのリスクを避けるために通過させることを途中で踏みとどまります。

やるべきことを省略して行き当たりばったりの状態で前に進むことばかり考えるのではなく、まず一度立ち止まって冷静になり、志望企業と丁寧に向き合っていく姿勢が突破口となるのです。

そもそも就活ではどのくらいの企業にエントリーすべきなのか疑問に思っている人には、以下の記事がおすすめです。多くの学生を支援してきたキャリアコンサルタントが、自分に合ったエントリー数を決めるためのコツを解説しています。

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就活は何社受けるのがベストなのか、キャリアコンサルタントと解説します。自分に合ったエントリー数を把握すれば、無理なく、かつチャンスを逃さず就活を進められるので、ぜひこの記事をチェックしてください。

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自分の中の「?」を見つけよう! 就活の不明点を見つける3つの方法

自分の中の「?」を見つけよう! 就活の不明点を見つける3つの方法

  • 就活対策でなんとなく進めてしまっている点を明確にする
  • 自分のなりたい姿や就活をする目的を改めて考える
  • 就活経験者の先輩やキャリアセンターの人に相談してみる

ここまでは、就活がわからなくなってしまうおもな原因について解説しましたが、まだ自分の中にある「就活がわからない」がどこからきているのか見えてこないという人もいるでしょう。

そこでここからは、自分の中にある就活の不明点を見つける方法を3つ解説します。就活がわからなくなっているもののまだ動き出せていない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

①就活対策でなんとなく進めてしまっている点を明確にする

就活がわからなくなってきたと感じている人の中には、就活のどんな部分が不明瞭なのかもわからないという人も多いのではないでしょうか。

しかし、就活でわからなくなっている部分を明確にしないことには、適切な改善策を取ることができません

そのため、まずは今の自分の就活を振り返り、自信が持てない対策や、なんとなくで進めてしまっている点がないかを明確にしましょう。

先ほど解説した就活がわからなくなる5つの原因を参考に、自分は企業選びの部分でわからなくなっているのか、将来やりたいことが見えていないまま就活を進めているのかなど、自分のこれまでの就活を振り返ってみてください。

そうすることで、漠然とした「就活がわからない」という悩みから、具体的な疑問点を見つけ出せます。

そもそも就活でやるべきことがよくわからないという人は、以下の記事がおすすめです。就活の専門家であるキャリアコンサルタントが、就活を進めるうえで必須の対策について詳しく解説しています。

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選考の振り返りのやり方がいまいちよくわかりません……。

柴田 登子

プロフィール

各質問や自分の回答を細かく書き出して改めて考えてみよう

大前提として頭の中で思い起こすだけでなく、すべて書き出すようにしてください。

面接での振り返りをするのなら、まずどのような質問をされたのか、一つひとつその質問項目をできるだけ正確に文字に起こしてください。その質問に対する自分の回答についても同様です。思い出せる限り一字一句表記します。

それだけでも、自分の受け答えのどこが良かったのか、どこを改善すべきなのかある程度は浮き彫りになりますが、さらに一歩進めてみましょう。

それぞれの質問に対し、もう一度適切な回答を考えて記載してみてください。面接中ではなく、落ち着いて回答を考える機会を設けることで、より良い回答が思い浮かべることができます。

このような振り返りの積み重ねにより、次の面接の機会ではさらに好感の持てるやり取りができるようになるはずですよ。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
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・時間をかけずに自己分析をしたい人

②自分のなりたい姿や就活をする目的を改めて考える

自分のなりたい姿や就活をする目的を改めて考える方法

就活がわからなくなっているときというのは、自分が今おこなっている就活がどのようなゴールにつながっているのか、何を目指して頑張れば良いのかが見えなくなっている可能性があります。

その場合は、まずは就活の細かい疑問点に目を向けるのではなく、この先自分がどうなりたいのかを具体的にイメージし、自分が就活をする目的を明確にすることが重要です。

このときのなりたい姿や将来やりたいこととして、ただ「内定を取りたい」というだけでは不十分です。就活はあくまでも社会人として企業で働くための手段の一つであるため、内定はゴールや目的ではありません。

自分がどんな社会人になりたいのか、どんな仕事でどんな生活を送りたいのかなどを改めて考えてみましょう。そうすることで、就活でどんな業界や職種、企業を選ぶべきなのか、就活を進めるうえで自分は何を大事にしたいのか、などが見えてきますよ。

改めて自己分析のやり方について詳しく知りたいという人は、以下の記事で自己分析を完璧にマスターするコツを解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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③就活経験者の先輩やキャリアセンターの人に相談してみる

先で解説したような、就活における疑問点や将来像などが自分だけでは見えてこないという人は、周囲の人に相談してみるのがおすすめです。

就活を経験したことのある先輩やキャリアセンターの相談員の人に、自分の状況を説明してアドバイスをもらってみましょう

就活経験者であれば、自分と同じような状況に陥った経験もあるかもしれないため、そこから抜け出せた際の改善方法などが参考になるはずです。

また、キャリアセンターは学生の就活に対する疑問や相談を聞き、解決に向けてさまざまなサポートをしてくれるため、一人で悩みを抱え続けるよりも積極的に周囲を頼ってみてくださいね。

大場 美由紀

プロフィール

就活の悩みや疑問点を相談したい場合、まずは身近で信頼できる先輩に悩みを話してみると、気持ちが楽になるかもしれません。

また、キャリアセンターのスタッフは、不安な気持ちの整理を手伝ってくれたり、多くの就活生を見てきた経験からアドバイスをしてくれたりもします。

一人で抱え込まずに相談してみると良いでしょう。

以下の記事では、就活の際に頼れる相談先について目的別に詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業と低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみよう!

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就活のプロに聞いた! 就活迷子な学生にアドバイスをするとしたら?

前述の通り、就活に対する疑問は周囲に相談することで見えてくるものですが、具体的にどのようなアドバイスがもらえるのか気になる人もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、日々多くの人の就活や仕事に関する相談を請け負っているキャリアコンサルタントの高尾さんに、就活がわからなくなっている学生に対してどんなアドバイスをするのか聞いてみました

高尾さんの解説を参考に、自分の状況を軌道修正するための糸口を見つけてみましょう。

アドバイザーコメント

就活は企業を見つけるための過程ととらえて自分のペースで進めよう

就活がわからなくなってしまったら、まず自分が何に悩んでいるのか、どこでつまずいているのかを明確にしましょう。就活への焦りや不安から、自分が何を目指しているのかが曖昧になっている可能性が高いです。

まずは自分のやりたいことや大切にしたいこと、価値観を見直し、就活を進めるうえでの軸を再確認しましょう。軸が定まれば、それに基づいて適切な企業や業界を選定でき、選考に臨む際の自信にもつながります。

また、周囲の人と自分を比較して焦りを感じると、就活がうまくいかない、わからないと感じやすいです。就活は他人との競争だけではなく、自分に合った企業を見つけるためのプロセスでもあるので、あくまで自分のペースで進めることを心掛けましょう。

就活の疑問解消のために周囲を頼ってみることも大切

もし自分一人で解決するのが難しいと感じた場合には、キャリアセンターや就活経験者の先輩などに相談してみることも忘れないでください。

先輩からは自身の就活経験に則した実用的なアドバイスがもらえます。そしてキャリアセンターのスタッフからは多くの学生の相談に対応してきた経験をもとにして、就活の不安や疑問を解消するための具体的なサポートが得られるでしょう。

就活は人生一度きりの経験ではなく、社会に出るための重要なステップです。焦らず、丁寧に自分と向き合いながら進めることで、納得のいく結果を得ることができ、中長期的なキャリアもより明確になっていきます。

自分自身を信じ、周囲のサポートを活用しながら、諦めずに前向きに就活に取り組んでいきましょう。

就活がわからなくなっているときこそ無理に進めず足踏みする勇気を持とう

就活は、さまざまな選考対策が必要なうえに、最終的にはすべて自分で進めていかなければいけません。そのため、徐々に「就活がわからない」という漠然とした疑問が大きくなると、焦りや不安を感じてしまうこともありますよね。

しかしだからといって、無理に就活を進めても、ずっと疑問が解消されず、終わりの見えない就活を続けて心身を疲弊させてしまいかねません。

新卒の就活というのは、誰にとっても人生に一度しかないため、わからないことやうまくいかないこともあります。だからこそ、うまくいかないときは一度立ち止まる勇気を持ち、これまでを振り返って自分の頑張りを認めてあげましょう。

これまでの就活をしっかり振り返ることで、次により良いアクションをおこなうためのヒントを得られるため、結果的にスムーズに就活を進めることにつながるのです。

柴田 登子

プロフィール

大抵のうまくいかないことには何らかの理由があります。その理由を探し、二度とそうならないよう対策をするのは次の成功へのカギになるのです。

わからないことも放置せず、わかるようになるまで調べ尽くしておかなければ、内定はつかみ取れません。

そのため、就活において何か行動するたびに、うまくいかなかった、わからなかったことは何だったかを洗い出し、それらを解消する振り返りの時間がとても大切なのです。

内定がないことや就活がうまくいかないことで気持ちがネガティブになってしまっている人は以下のQ&Aもチェックしてみてください。就活がうまくいかずに落ち込む学生の悩み相談に、キャリアの専門家がアドバイスしています。

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自分を認めてあげよう! 就活がわからなくなったときに持つべき3つの心構え

自分を認めてあげよう! 就活がわからなくなったときに持つべき3つの心構え

  • 新卒就活は初めての経験だからこそわからなくても焦る必要はない
  • 多くの社会人の先輩たちも同じような悩みを乗り越えている
  • 就活はあくまで社会人になるための手段であって目的ではない

ここまでは、就活における自分の中の疑問を見つける方法や振り返りの重要性について解説してきましたが、中には就活への焦りや不安が大きくなってしまい、前向きに改善アクションに踏み切れないという人もいるかもしれません。

そこでここからは、就活がわからなくなってきたときに持つべき3つの心構えについて解説していきます。自分のこれまでの経験をチャンスに変えるためにも、ここでの解説を参考にして前向きな気持ちを取り戻しましょう。

①新卒就活は初めての経験だからこそわからなくても焦る必要はない

新卒の就活は、企業説明会やインターン、面接など初めて経験することがたくさんありますよね。さらには、提出書類の準備や自己分析など不慣れなことにも取り組まなければいけません。

そのため、「自分のやり方が合っているのかわからない」「このまま進めてうまくいかなかったらどうしよう」といった不安や疑問は誰しもが感じるものなのです。

だからこそ、そうしたネガティブな気持ちになることは仕方ないと受け止めつつ、その気持ちを引きずることなく落ち着いて一つひとつこなしていきましょう。そうすることで、徐々に就活の進め方を自分なりに理解でき、納得できる形で終わらせることができますよ。

新卒就活は初めてのことでわからないのは当然と思いつつも、普通に就活を終えられている人たちを見ると自分だけ力が足りていないと思ってしまいます……。

大場 美由紀

プロフィール

一人ひとり異なる性格や価値観を持つため比べる必要はない

新卒一括採用の制度のもとで、新卒の学生を一くくりにすることはできません。そもそも皆さんは一人ひとり違う人間だからです。同じ土俵に立っているように見えて実はそうではありません。

そのため、自分とほかの学生を比べることは本来ナンセンスといえます。ほかの学生の活動を参考にして取り入れられることは取り入れてみるのは良いですが、自分のフィルターをきちんと通しましょう。

そのまま取り入れてうまくいかないからといって自分に失望してはいけません。自分は自分であり、ほかの人とは価値観も違い就活の進み具合も異なるものなのです。

人と比較して一喜一憂するよりも、頑張って踏ん張っている自分のことを認め、自分なりの課題や改善点を探ってみてくださいね。

②多くの社会人の先輩たちも同じような悩みを乗り越えている

就活がわからなくなってきたと悩む人の中には、「このまま就活が終わらなかったらどうしよう……」とネガティブ思考に陥ってしまう人もいるのではないでしょうか。たしかに、これまで頑張って進めてきたことが途中でわからなくなってきてしまえば、先の見えない就活に不安が大きくなってしまうかもしれません。

しかし、就活は社会人として働くために多くの人が経験してきたことであり、多くの先輩たちも同じように就活の大変さを乗り越え、社会で活躍しています。

そして何より、就職する方法というのは一つしかないわけではありません。春に内定が取れなかったとしても秋採用で内定が決まる人もいれば、通年採用を活用して就職する人もいます。

とにかく早く内定が取れなければダメだと考えている人もいるかもしれませんが、いつ就職が決まったかはその後の社会人生活や自分のキャリアに大きく関係するものではありません。だからこそ、現状を悲観しすぎることなく、社会人になるために次にすべきことに着実に取り組んでいってくださいね。

③就活はあくまで社会人になるための手段であって目的ではない

就活が途中でわからなくなり焦ってしまうと、「とにかく早く終わらせたい」という気持ちから選考に通過することが一つのゴールだと思ってしまうかもしれません。

しかし就活とは、皆さんが卒業後の就職先を見つけるためにおこなうものであり、あくまで社会人になるための手段の一つでしかないのです。

逆に就活を終えることが最終目的になってしまうと、社会に出た後の自分がどうなっていきたいのかがわからなくなったり、仮に内定を得て就活を終えられても働く意欲を持てなくなったりしてしまいます。

仕事はこれからの自分の人生を作っていく重要な要素の一つであるという意識で、自分の将来や就活の目的について見つめ直してみてくださいね

全力で就活をやっているためその後に燃え尽きてしまわないか不安です……。

柴田 登子

プロフィール

入社後の準備をしたり羽を伸ばしたりして頭を切り替えてみよう

就活で内定がもらえれば、やっと終わったという気持ちになりバーンアウトしてしまうのはよくあることです。

しかし、就活が終わればハッピーエンドというわけではありません。それは決してゴールではなく、これから始まる長いキャリアのスタートラインに立ったに過ぎないのです。

今後その企業で働くうえで身に付けておくべきこと、必要な知識は数多くあるはずなので、もし今燃え尽きてしまっていると感じるなら、次のステップに向かってそれらの準備を早々に始めてみましょう。

とはいえ少し休憩したいという人もいるでしょうから、自分へのご褒美として今しかできないことをやってみるなど、最後の学生生活をエンジョイするのも良いのではと私は思います。

以下のQ&Aでは、就活を乗り切るためのメンタルの鍛え方について気になっている学生にキャリアコンサルタントがアドバイスしているため、ぜひ参考にしてみてください。

不明点を的確に対処しよう! 各就活フェーズの不安や疑問を解消するコツ

ここまでは就活における自分の疑問点を明らかにする方法について解説してきましたが、不明点はわかったものの具体的にどう対策すべきかわからない部分もあるかもしれません。

そこでここからは、就活の各フェーズごとの「わからない」に対処する際のコツをそれぞれ解説していきます。うまくいかなくなっていると感じる就活フェーズがある人はぜひ参考にして、自信を持って就活を再開できるように対策してみてくださいね。

企業選び:就活の軸を定めて応募先を決める基準を持つ

先でも解説したように、就活の選考ではさまざまな準備が必要になるため、企業選びの時点できちんと自分に合った企業を絞り込めていないと、選考がうまくいかず、多くの時間と労力を無駄にしてしまいかねません。

そのため、自分に合っているかわからないまま焦ってやみくもに応募してしまうのではなく、就活の軸を決め直してから応募する企業を選ぶことが重要です。

就活の軸とは、自分が企業を選び就活を進めていくうえでの指針となるもののことを指します。自分が社会人としてなりたい姿や仕事を選ぶうえで譲れない条件などを明確にし、その基準にマッチする企業かどうかで応募するかを決めましょう。

それにより、自分に合った企業に効率的に応募できることに加え、マッチ度が高いことで、やみくもに応募するよりも入社意欲が高い状態で選考に臨むことができますよ。

就活の軸や企業選びの軸の決め方は以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。

就活の軸
就活の軸一覧90選! 納得できる企業選びの基準の見つけ方も解説

企業選びの軸
意欲が伝わる「企業選びの軸」の回答例50選|見つけ方も解説

書類選考:基本の自己分析と企業研究を完璧にしておく

PREP法

書類選考は、面接に進む学生を見極める重要な選考となるため、企業の求める基本的な水準に満たない学生は通過することができません。

だからこそ書類選考では、就活の基本となる自己分析と企業研究を重点的に対策しておくことがポイントです。

また企業は書類選考において多くの学生の履歴書やエントリーシート(ES)に目を通すことになります。そのため、基本の対策をマスターしつつ、PREP法などを活用して伝えたいことをわかりやすく説明することを意識しましょう。

しっかりとアピールポイントを押さえ、それを簡潔に伝えることはその後の選考でも求められることであるため、書類選考の時点でしっかり対策しておいてくださいね

高尾 有沙

プロフィール

書類選考で企業が重視するのは、まず応募者の基本的な能力と適性です。学歴や学業成績、取得資格、過去のアルバイトやインターンシップの経験などはしっかり記載しましょう。

次に、企業とのマッチ度が重要で、これは志望動機で見られています。企業研究の結果、企業のビジョンや事業内容に共感している点、自分のキャリアプランと企業の成長戦略が一致している点などを挙げると効果的です。

さらに、書類全体の完成度も重視されます。誤字脱字がないことや、簡潔かつ論理的に文章をまとめることが重要です。日本語能力も見られているので、丁寧な文章作成を心掛けましょう。これらを意識することで、書類選考通過の可能性が高まります。

PREP法を用いた効果的な伝え方のコツは、以下の自己PRに関する記事でも解説しています。ぜひ選考対策を見直す際の参考にしてみてくださいね。

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自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授

以下の記事では、書類選考で必須で必要になる履歴書やESの書き方について、キャリアコンサルタントが解説しています。書類選考を難なく通過できる魅力的な提出書類を作成したい人はぜひ参考にしてみてください。

履歴書
失敗しない履歴書の書き方をプロが解説! 提出時の注意点も

ES
就活の基本! エントリーシートの疑問を徹底解説|書き方・例文付き

一次面接:基本のビジネスマナーや第一印象を意識して練習しておく

一次面接は、企業側の採用担当者と学生が初めて対峙する選考となるため、マナーや第一印象が特に重要です。一次面接でつまづいてしまう場合、社会人として基本となるマナーが押さえられていない、身だしなみや表情などの第一印象が悪いことなどが原因の一つとして考えられます。

そのため、改めて面接時の自分の振る舞いや服装などを振り返り、改善点がないか見直してみましょう。その際は、キャリアセンターの面接練習を活用するのがおすすめです。

第三者と実際の面接を想定した練習をおこなうことで、具体的にどこを意識すべきなのか客観的なアドバイスをもらうことができます

また一次面接では、自己PRや志望動機など、履歴書やESでも聞かれるような基本の質問をされる場合が多いです。以下のような質問については自信を持って答えられるよう、しっかり準備しておいてくださいね。

一次面接で対策必須の頻出質問

  • あなたの強みを教えてください。
  • あなたの長所・短所は何ですか?
  • 弊社を志望する理由を教えてください。
  • 学生時代に力を入れたことを教えてください。
  • 何か質問はありますか?

一次面接の対策や頻出質問について詳しく知りたい人は以下の記事がおすすめです。多くの学生の就活をサポートしてきたキャリアコンサルタントが、一次面接攻略のポイントを解説しています。

一次面接の対策法
一次面接を突破する4つの秘訣|頻出質問や落ちる人の特徴も解説

一次面接の質問
一次面接の質問&回答例11選|受かる答え方のコツを企業目線で解説

身だしなみやマナーは大丈夫だと思いますが、緊張や人見知りなどでうまく話せません。どうすれば面接でうまく話せるようになりますか?

大場 美由紀

プロフィール

緊張や人見知りをネガティブにとらえず自分のベストを尽くそう

緊張するのは悪いことではありません。大切な場面では誰でも緊張します。良い緊張もあるので、緊張を否定的にとらえないようにしましょう。

面接で良い緊張感を感じるためには、しっかり準備をすることが大切です。企業研究や面接練習にはしっかり時間を割きましょう。

時間を割いて取り組んだ分、自分自身は確実にパワーアップしているため、その自分を信じることを忘れないでくださいね。

人見知りであるために対人的な場面で緊張することもあるかもしれませんが、面接官はまさにあなたのことを知ろうとしてくれている相手といえます。

面接官も落とそうとして待ち構えているわけではありません。かといって、友達のように仲良くなるわけでもなく、学生までの人間関係とはまったく違う相手でもあります。

初めての人間関係だからこそ人見知りしても構わないので、就活準備をしてきた自分を面接官に知ってもらいましょう。

以下の記事では面接で押さえておきたいマナーについて、就活の専門家であるキャリアコンサルタントが詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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中盤面接:深掘り質問を想定し自分の人間性が伝わる回答を準備する

二次面接や三次面接などの中盤選考において企業は、学生の人柄や特性を探る質問をすることで自社と学生とのマッチ度を見極めようとしています。

一次面接などの序盤選考は通過できるのにその後の選考では手ごたえがつかめない、なかなか通過できないという人は、こうした人間性を深掘りする質問への対策が不十分なことが原因かもしれません。

そのため、このタイミングで改めて自己分析をおこない、自分の価値観や過去のエピソードなどをもう一度洗い出してみましょう

たとえば、ガクチカを答えた後には「具体的にどんなことが大変でしたか?」というようにエピソードの内容を深掘りされる場合があります。

これまでの面接での自分の回答を振り返り、それぞれの回答に自分自身で「なぜ?」「どうやって?」などと深掘り質問をしてみましょう。そうすることで、自分の人間性が伝わる唯一無二のエピソードや回答を見つけられるのです。

中盤面接で押さえておきたい深掘り質問

  • 学生時代に注力したことの中で大変だったことはありましたか?
  • なぜこの業界・職種を選んだのですか?
  • 弊社でのキャリアプランを聞かせてください。
  • 短所を改善するために意識していることはありますか?

高尾 有沙

プロフィール

予想外の深掘り質問が来た際は、まず焦らずに冷静に対処しましょう。質問の意図がわからなければ再度聞き返したり、無理に話そうとせず「少し考えさせていただいてもよろしいでしょうか?」と時間をもらったりしても問題ありません。

それでも答えが出てこない場合は、自分の経験に基づいて話を進め、誠実に答えることが大切です。完璧さよりも、自分の人間性や考え方を率直に伝えることを心掛けましょう。

上記に加え、面接後に深掘り質問について改めて振り返り、自分の回答を見直す習慣をつけることで、次回の面接で同様の質問が来た際の対策にもなります。

二次面接や三次面接などへの対策法について詳しく知りたいという人は、以下の記事をチェックしてみましょう。就活のプロであるキャリアコンサルタントが、各面接の特徴や注意点、頻出質問などについて解説しています。

二次面接
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三次面接
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最終面接:改めてその企業に対する自分の気持ちや将来像を明確にする

最終面接まで到達できている時点で、どの学生も基本のマナーや印象は申し分なく、企業とのマッチ度もある程度まではアピールできているといえます。つまり、これまで通りのアピールだけでは合格を勝ち取ることが難しくなるのです

そのため最終面接では、これまで以上にその企業に入社することをイメージし、そこで働くことに対する意欲や将来像などまで明確にしておきましょう。具体的には、その企業でやってみたいことや、どんなふうに貢献したいか、将来目指すキャリアプランなどです。

これらを自分の価値観や興味などをもとに伝えられれば、入社への意欲やその後の貢献度までアピールでき、「採用すべき人材」として評価してもらうことができますよ。

最終面接が社長面接だった場合、気を付けておくべき対策などはありますか?

高尾 有沙

プロフィール

経営方針への理解や長期的なキャリアビジョンが大切

最終面接が社長面接の場合、企業のビジョンや社長の経営方針を深く理解し、それにどう貢献できるかを明確に伝えることが重要です。

また、社長は企業の長期的な成長を見据えて人材を選定しているため、短期的な目標だけでなく、将来のキャリアビジョンを具体的に語り、企業の方向性との一致や長期的な成長意欲を示しましょう。

さらに、社長は人柄や価値観も重視するため、単にスキルや経験だけでなく、自分の価値観や仕事に対する考え方を素直に伝えることも大切です。嘘や誇張は避け、自分の言葉で真摯に答えることが信頼を得るカギとなります。

社長面接では緊張しがちですが、リラックスすることを忘れず、自信を持って臨みましょう。社長はあなたの人間性を見極めようとしているので、笑顔やアイコンタクトをおこない、誠実な態度でコミュニケーションを図るよう心掛けてください。

自分がその企業でどのように活躍できるかをしっかりとアピールし、入社後の貢献をイメージしてもらうことが、社長面接成功の秘訣です。

最終面接に関する対策法について詳しく知りたい人は、以下の記事でキャリアコンサルタントが解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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社長面接は経営者目線を意識した対策が不可欠です。社長面接をおこなう企業は採用をかなり重視しているので、徹底的に対策しましょう。この記事では、社長面接の対策方法や頻出質問への回答例などを、キャリアコンサルタントとともに解説するので、参考にして内定を掴み取ってください。

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就活Q&Aを紹介! 共通の悩みを持つ人へのアドバイスから気持ちを立て直そう

就活がわからなくなっているときは、自分のモヤモヤや不安で頭がいっぱいになってしまいますよね。しかし先でも解説したように、就活に関する疑問や不安は誰しもが抱えているものなのです。

そこでここでは、PORTキャリアに寄せられた就活にまつわる疑問をいくつか紹介します。それぞれの学生の質問に対して、キャリアコンサルタントが具体的な対策のポイントなどを解説しているため、ぜひ参考にしてみてください

同じ悩みを持つ学生の声を知ることで気持ちを立て直すヒントも見つけられるかもしれませんよ。

就活がわからなくなってきたときは自分を見つめ直して軌道修正していこう

就活は、自分が社会人として働く場所を決めるための大切な行程ですが、だからこそ自分の判断に迷ったり、先の見えないことに取り組んだりすることで徐々に「わからない」が大きくなってしまうものでもあります。

しかし、そうした「わからない」をクリアにしないままで就活を進めていても、結局うまくいかないなど悪循環を生んでしまいかねません。

今の自分が進んでいる方向がわからなくなったときこそ、一度立ち止まり、状況を振り返ることが大切です。そうして見えてきた不明点を一つずつ改善していくことが、就活を成功させる近道といえます。

今現在「就活がわからなくなってきたな」と感じている人は、まずこれまでの自分を称え、前向きな気持ちで軌道修正していってくださいね。

アドバイザーコメント

未知の世界に踏み出すときには誰しも迷いや不安を感じる

就活が進むことで、もしくは大詰めを迎えて内定が出始めることで、突然迷い出す人がいます。

本当にこの業界で、会社で良いのか、内定が出ても承諾してしまって良いのだろうかなど、新卒での就職はこの先の人生の方向性を決める一大イベントなので何が正しいのかわからないと感じるのは当然です。

中途採用だとある程度の経験や知識で志望先を選ぶことができても、新卒採用のときはそれらがまったくない状況でわからないことにチャレンジするわけなので、誰だって不安を感じることでしょう。

未知の世界に対し始めの一歩を踏み出すためには、業界のことや企業のこと、仕事内容についてよく研究し、かつそれが自分にマッチしているかどうか、さまざまな角度からじっくり考えてから望むことが大切です。

就活を受け身にとらえず自ら判断するという意識で考えることが大切

また、面接を「自分たちが選んでもらう場」ととらえている人は多いですが、同時に皆さんもその企業で働けるかどうか、自ら判断する場でもあることを忘れないでください。

その会社を実際に訪問したときの受け答えや雰囲気、そして面接の場での質問の的確さなどさまざまな部分をじっくり観察し、自分に合っているのかどうかを見極めていくのも大切です。

受け身的な姿勢で面接に臨むよりも、そうした視点を持っていることで、就活を進めるうえでの「わからない」は格段に減ると思いますよ。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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