この記事のまとめ
- 時期や年度によって無い内定の割合は異なるので焦る必要はない
- メンタルケアをおこなって無い内定で落ち込む気持ちから脱却しよう
- 逆転内定に向けて早く内定を取るためにできることがある
就活を進めていくと耳にする「無い内定」。周りの友達が内定を取り始めているものの自分だけ内定がないと焦ってしまいますよね。まだまだ就活が始まったばかりの人でも「無い内定」はなるべく避けていきたいものです。
無い内定の状況でも焦りは禁物です。悲観的になってしまいがちですが、やるべきことを押さえて前向きに取り組んでいく必要があります。
この記事では、キャリアアドバイザーの岩﨑さん、横山さん、渡部さんのアドバイスを交えつつ、無い内定に焦っている人や無い内定が不安な人向けに、対処法やメンタルケアの方法について解説していきます。
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無い内定でも焦りは厳禁! 悲観せずに原因を特定して前に進んでいこう
スムーズに就活を進めて内定を獲得したいと思っていながらも、なかなか内定が取れないと焦ってしまいますよね。内定が取れない場合でも適切な対処をすれば、逆転内定することができます。
この記事では、そもそも無い内定とは何か、無い内定の時期別にみた割合について解説していきます。時期によっては無い内定でも特段焦る必要はありません。自分の状況と照らし合わせてみましょう。
次に、無い内定に陥ってしまう人の特徴とその対処法について解説していきます。解説していく特徴に自分は当てはまっていないかを確認してみてください。
また、無い内定で落ち込んでしまっている人・焦ってしまっている人向けにNG行動やメンタルケアの方法について解説したうえで、早く内定を取るために実施するべきことについて解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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無い内定とは?
無い内定とは
内定がない状態のこと。頭文字をとって、「NNT」とも呼ばれる。
政府主導の就活ルールでは、基本的に企業は学生に対して、内定を10月1日以降に出さなければなりません。9月30日まで企業は内定を出せないことから、選考を突破すると企業から口約束として「内々定」が言い渡されます。
内々定は内定が約束された状態ですが、内定がない状態は内々定と掛けて「無い内定」と呼ばれており、SNSや掲示板などで頻繁に使われています。
NNTという言葉を使うときには注意が必要です。以下の記事では「NNT」の使い方について解説しているので参考にしてみてください。
今無い内定ってまずい? 学生の無い内定の割合
早期から就活を準備してきた人や志望業界の選考が早期から実施している人は、早くに内定を取る傾向にあります。
そんな友人が周囲にいることで、自分が無い内定であることに焦りを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。結論、無い内定の割合は時期などによって異なります。詳しく解説していくので、自分の状況と照らし合わせてみてくださいね。
時期別にみた無い内定の割合
リクルートが運営する就職みらい研究所では学生の内定率の調査を実施しています。調査結果をもとに、無い内定率の割合を算出したところ、時期別にみると大学3年生の2月から大学4年生の4月は、ほとんどの学生が「無い内定」となっています。
外資系やベンチャー企業では、この時期に選考を実施している企業が多いので、この時期に内定を獲得している学生は外資系やベンチャー企業の学生でしょう。
また、大手の本選考が始まる6月から多くの学生が内々定を取り始めるので、内定のない人の割合は減少していく傾向にあります。
5月まではまだ悲観する時期ではありません。大学のキャリアセンターに直接問い合わせると内定率が5割程度のところもあります。
こういう発表は回答する人に偏りもあり、数字が高めに出るので、気にしすぎないようにしましょう。
落ち込む暇はない! 逆転内定に向けてやるべきことを明確にしていこう
頑張って対策した企業から「お見送り」されると自分を否定されたような気持ちになってしまいますよね。落ち込んでしまったり、立ち直れないと感じる人もいるかと思います。
ですが、通年採用を導入している企業も多く存在することから、今からでも内定を取れる企業はあります。だからこそ、まだ落ち込む必要はありません。落ち込む気持ちを抑えて、前向きに取り組んでいくことが重要です。
これまでの自分自身の就活を振り返り、現状を把握して、やるべき対処をしていきましょう。
以下の記事では就活でやるべきことをまとめています。もう一度自分の就活を振り返り内定につなげてくださいね。
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就活で必ずやること一覧|時期・状況別で必須の対策を厳選!
就活は初めて経験するからこそ、やることが明確になっていない人が多いです。自分が今やることを理解して、実践していくことが重要です。この記事では、時期や状況別で就活でやることについて、キャリアコンサルタントと解説します。
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アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る入社後のスタートラインは全員同じ! 内定の数は関係ない
内定が取れずに焦っている人には、少し冷静になって考えてほしいことがあります。就活は「卒業までに1社就職先を決める」という比較的短期のミッションです。
ではその成果は何で測るのか。もちろんスピードではありませんし、内定の数でもありません。そもそも内定をたくさん取ったところで、体はひとつなのですから1社以外はすべて断ることになります。
しかも、就活の成果は入社後に持ち越せるわけでもありません。内定を10社持っていた人も、年明け卒業ぎりぎりでやっと1社決まった人も、入社後は同じスタートラインに立つ、それまでの成果が一度リセットされるゲームなのです。
失敗の方が学びは多いと前向きに捉えよう
「ここまでたくさんの内定を取れた」というのも、「落ち続けて1つの内定も取れていない」というのも、まだ途中経過なので、いわばゲームクリアの前の経験値にすぎません。
そしてもう一つ、経験値としては失敗のほうが学びが多いということも知っておいてください。
ここまでの失敗を活かすか無駄にするかは自分次第です。うまくいかなかったことをしっかり振り返り、順風満帆で進んでいる人よりも多くの収穫を持って追いつけばいいのです。
無い内定に陥ってしまう人の9つの特徴と対処法
無い内定に陥ってしまう人の9つの特徴と対処法
- 就活への心構えができていない
- エントリー数が少ない
- 自己分析ができていない
- 業界研究・企業研究ができていない
- GD・GW対策ができていない
- WEBテストの対策ができていない
- 応募書類の内容が不十分
- 面接対策ができていない
- 選考難易度の高い企業ばかり受けている
無い内定になってしまう人には少なからず要因があります。無い内定の人は、まず要因を押さえて、適切な対処をしていく必要があるのです。
ここからは、無い内定の要因とそれぞれの対処法について解説していきます。自分の置かれている状況と照らし合わせて、ぜひ自分が今何をしなければいけないのかを探してみてください。
こちらのQ&Aでも内定がもらえていないときの対処法などをキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
こちらのQ&Aでも大卒で就職できないかも……という不安にキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
①就活への心構えができていない
「周りが就活をやっているからなんとなくやっている」「大学4年(3年)になったのでやっている」「親から言われてやっている」といったように目的を持たず就活をやっている人もいるかと思います。
心構えができていないと、自分自身の熱意がなく、選考に参加しても、企業の採用担当者に対して「本当にうちの会社に入りたいのだろうか」という印象を与えてしまい、選考に通過しない、無い内定の状態になってしまう傾向にあります。
対処法
目的もなく、周りから言われたり、周囲に合わせて就活をしている人は、まず「自分がなぜ就活をしているのか」を見直してみましょう。
また、「内定を取ること」がゴールになってしまっている人も注意が必要です。就活のゴールは内定ではなく「入社して、自分が実現したいキャリアを歩んでいくこと」です。
あくまで内定は手段なので、「自分が将来どんな仕事をしたいか」「自分の強みが活かされる環境はどこか」「自分のなりたい像は何か」などが考えられていない人は、自分が就活をする目的を見直していきましょう。
- 自分が将来的になりたい姿ややりたいことが見つかりません。どうすれば良いでしょうか。
なりたい姿が明確になっていなくても問題ない
いろいろな会社を見ていく中で、「これだ!」と思う企業が見つかる場合もあります。また、面接でたくさんの社会人と出会うので、参考になることもあるでしょう。
合格をもらうということは、自社での活躍を期待していることと同じなので、選考通過の際に、人事担当者にどこを評価してくれたのか聞いてみるのも一つです。
また社会で働いたことが無いわけなので、いくら企業研究をしても調べきることはできないですよね。そこで、職場訪問をして、社員同士の雰囲気で決めるのも良いかと思います。
自分が仕事で何をしたいのかわからない……と悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。仕事探しのコツを解説しています。
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無い内定は焦りを掻き立てられてしまいますが、次の記事では、焦りの克服の仕方や就活で持つべき心構えについて解説しています。参考にしてみてくださいね。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
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②エントリー数が少ない
株式会社ディスコのキャリタス就活 2025 学生モニター調査結果では、2025年卒学生の5月時点での学生の一人当たりエントリー社数は平均23.9社という結果が出ています。この平均値は卒年度によって、毎年変動しますが、例年20社以上が平均値となっています。
闇雲にたくさん応募すれば良いわけではありませんが、エントリー数が少ないと視野が狭まりやすかったり、企業の母数が少ないので無い内定の可能性は高まってしまいます。
対処法
多くエントリーすれば内定に直結するわけではありませんが、気になる企業には積極的にエントリーしていきましょう。
基本的には、情報が少ない段階では可能性を絞りすぎないのが定石です。
希望の業界で第三希望群まで3社ずつくらいで9社、他の業界での第一希望群を数社絞っておくとすると、実質は10〜15社程度のエントリーになると思います。
業界や企業が絞れている人はなるべくほかの業界や企業にも目を向けて、視野を広げていってください。選択肢を狭めすぎないためにも業界は3つ程度みていくことがおすすめです。
エントリーすると、書類選考や面接が続き、会社の研究や対策をしていかなければなりません。
1社増えるとその量と時間は比例して多くなるわけですから、興味のない会社や一斉エントリーなどは避けましょう。会社も期待して連絡してきますよ。
次の記事では、エントリー数が多い場合のメリット・デメリット、エントリー数が多い時の効率的な就活の進め方などを解説しています。参考にしてみてくださいね。
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次の記事では、業界を絞る際の絞り方や注意点について解説していきます。志望業界とは別の業界を絞れていない人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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③自己分析ができていない
面接や書類で自分の伝えたいことがまとまらなかったり、自分の強みや弱み、アピールポイントを押さえられていないという悩みを抱える人もいるかと思います。
自分自身についてしっかりと理解できていないので、過去の経験や思考から自分の価値観を探していく「自己分析」ができていない可能性があります。
また、自己分析がしっかりできていないと自分が今受けている業界ではなく、別の業界の方が向いているという結果になることもあります。自分の適性を見極めるためにも自己分析は重要なのです。
対処法
自己分析を実施することで、自分の強みや特性、価値観が明確になり、企業を選ぶ際の基準が明確になります。また、選考でのアピール内容に一貫性が出るので、面接などで話す内容に説得力が増し、選考通過率を上げることができます。
具体的なやり方としては、自分史の作成が挙げられます。
自分史とは
自分自身の生涯あるいは半生の出来事を文章化したもの
上記の3ステップに沿って、自分が過去の経験から印象に残っているエピソードを書き出してみてください。過去のエピソードを書き出していく中で、「頑張ったこと」や「辛かったこと」「うれしかったこと」などを洗い出してみましょう。
いくつか書き出していく中で共通の感覚になっていたものが出てきます。それらは自分の価値観を表すものです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見る他己分析をしてみると新たな気づきを得られる
どんな業界のどの職種を受けようか、という絞り込みのために自己分析をおこなう就活生は多いと思います。自己分析は方法がさまざまありますが、一人でおこなう以外に人に聞いてみることも有効です。
社会人になってビジネスの場で人とかかわり続けるので、自分は集団の中でどんな動きをする特性があるのか、他人からどう見られているのか、得意な役割はどういったポジションか、思い出してみましょう。
一つひとつのエピソードが、面接やガクチカの具体的なアピールにつながることもあると思います。
ビジネスの場における「コミュニケーション力」を理解しよう
最近の就活生に聞くと、人と話すのが苦手という悩みを持っていることもよくあります。学生時代の「コミュニケーション力」は気の合う同世代の仲間と楽しいお喋りをすることだと思いがちですが、ビジネスの場でのコミュニケーション力は少し違います。
「自社製品を顧客に契約してもらう」「上司とともに新たな施策を進める」「反対派を説得する」など、さまざまな場面で求められるスキルなので、社会人としての目線でこれまで培ってきた「コミュニケーション力」を振り返ってみるのも良いでしょう。
自己分析は「自分史の作成」以外にも方法はいくつかあります。次の記事では、自己分析のやり方や実施するうえで必要なことを解説しているので、参考にしてみてください。
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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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④業界研究・企業研究ができていない
書類選考や面接の場では、学生のポテンシャルやスキルがみられていますが、同様に業界や企業に対する熱意も見られています。
そのため、業界や企業についてしっかりと語れていないと、企業から「志望度が低いのではないか」という印象をもたれてしまいます。
新卒採用はポテンシャル採用といわれているように、スキル面は多少未熟でも、熱意があり一緒に仕事をする中で成長する可能性を見込んでおこなわれます。
これをはかる一つの指標として、その企業や事業ビジョンに対してどの程度共感できているかを見ます。
共感や愛着を持つには、事業内容など企業理解などを掘り下げることが必須です。
業界研究・企業研究をおこない、理解度を深め、業界や企業に対して魅力的に感じていることを具体的に話していきましょう。
対処法
業界研究・企業研究で押さえておきたいポイントとしては以下の通りです。
業界研究で押さえておきたいポイント
- 業界全体の強み
- 業界全体の課題
- 業界の展望(将来性)
- 市場規模
企業研究で押さえておきたいポイント
- 業界での立ち位置(業界何番手か)
- 売上高
- 競合と比較した際の強みと弱み
- 力を入れていること
- 社風
これらを知るための手段はさまざま存在しますが、具体的な方法としては以下が挙げられます。
業界研究・企業研究の主な方法
- 参考となる書籍を読む
おすすめの書籍:就職四季報(東洋経済新報社) - 企業HPをみる
- OB・OG訪問を実施する
- インターンシップに参加する
方法はさまざまありますが、特にインターンへの参加は後々の選考に有利に働くことがあり、インターンで実施するグループワークやグループディスカッションの内容が良ければ、特別選考に招待されるなど、内定に近づきますよ。
こちらの記事で各業界の特徴を詳しく解説しているので、業界理解に自信がない人は併せて確認しましょう。
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就職活動は業界の情報を集め、理解することから始まります。この記事では業界一覧や業界理解を深めるポイントをキャリアコンサルタントが解説します。さまざまな業界を知り、自分に合った業界の内定を勝ち取りましょう。
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39点以下は要注意!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう
就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
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⑤GD・GW対策ができていない
書類選考通過後におこなわれることが多いグループディスカッションやグループワークですが、対策ができておらず、うまくパフォーマンスを出せないという人も多いのではないでしょうか。
グループディスカッションやグループワークは周囲とのかかわり方やアウトプットを導き出すまでの過程が大きく評価に影響します。そのため、評価ポイントをしっかりと押さえて臨んでいきましょう。
対処法
グループディスカッションやグループワークの本番では、与えられた役割をしっかりとこなし、意見のぶつかりに対しても冷静に対処して、最終的に意見をまとめていく必要があります。
グループワークでの立ち回りや進め方、意見のまとめ方など、具体的な方法については次の記事で詳しく解説しています。苦手意識がある人はぜひ参考にしてみてください。
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グループワークは何が見られている? 進め方や対策など徹底解説
グループワークは過程が重視されますので、進め方のコツを押さえることが重要です。グループワークの心構えや進め方だけでなく、グループワーク前にできる対策についてもキャリアコンサルタントが解説します。
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また、特に苦手意識がある人はグループディスカッションやグループワークの練習ができる就活イベントがあるため、そちらに参加して場馴れしておくこともおすすめですよ。
おすすめのグループディスカッション・グループワークイベント
- グループワークやディスカッションで自分から意見を発信していくことが苦手です。どのように対策すれば良いでしょうか?
日頃から論理的にものを考える習慣をつけよう
多くの学生がそう感じているので、気にしすぎて引っ込み思案にならないでくださいね。
「発信する」が苦手ということは、発信する中身がなかったり、まとまっていないことが原因ではないでしょうか。
日頃から論理的にものを考える習慣をつけ、伝えたいポイントを押さえ、論点を筋道を立てて整理したうえで、PREP法やSDS法といった話すスキルを身につけることで、相手にわかりやすく伝えることができるようになります。
また、話す論点をまとめることで、話をして相手に理解してもらえることが楽しくなると、「発信する」ことに自信がつきます。
グループワークやディスカッションだけでなく、面接や社会人になってからも要求される重要なことなので、しっかりと自分のものにしてください。
⑥WEBテストの対策ができていない
WEBテストは実施しない企業もあることから、ついつい優先度が下がってしまうものです。しかし、WEBテストを実施する企業では、しっかりと対策をしないと面接に進むことができない可能性があります。
面接や書類は十分に対策してきたけど選考に通過できない人は、WEBテスト対策ができておらず落ちてしまっているということもありえるので、これまで明確に対策をしてこなかった人はぜひ対策をしていきましょう。
対処法
WEBテストは「SPI」「玉手箱」といったように企業によって使われるツールはさまざまで出題範囲も異なります。まずは自分が志望する業界や企業がどのツールを使用しているかを確認しましょう。
また、具体的なテスト対策の方法としては、参考書での学習がおすすめです。参考書を購入すると模擬試験がついてくるので、参考書でインプットしていったのちに模擬試験を実施していきましょう。
- 大学の授業や選考続きでWEBテストの勉強時間を確保することができません。どのように時間を作っていけば良いでしょうか?
生活リズムを少し変えると時間を捻出できる
時間を書き出してみると意外に余剰時間はあるものですが、無駄な時間がないものとしてアドバイスすると、移動時間やすき間時間の活用、寝る時間と起きる時間をずらしてみる、などの方法があります。
たとえば、23時に寝て6時に起きる習慣の人が、22時に寝て5時に起きるようにし、5時から6時までをこれまでやれなかったことに充てる、という方法です。朝は電話やメールも来ませんので、中断することがなく集中でき、日中よりも効率があがる場合があります。
そして夜の1時間の差は調整しやすいので、あまり生活を変えなくとも毎日1時間が捻出できます。
次の記事では、WEBテストの概要や勉強の進め方について詳しく解説しています。WEBテストの対策方法で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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WEBテスト対策完全版|効率重視で準備する方法を徹底解説
WEBテストは効率重視で対策することが大切です。WEBテストの評価を最も重視するという企業はほとんどなく、面接やESの内容が重視される傾向にあるからです。この記事では、WEBテストの効率的な対策方法や、受験前の必須準備などについてキャリアコンサルタントと解説します。
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こちらの記事では対策方法について詳しく解説しています。例題も紹介していますのであわせて参考にしてみてください。
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確実にWebテスティングを突破する3つの対策|例題や問題集も紹介
就活の適性検査でWebテスティングを実施する可能性があります。Webテスティングはしっかり対策すれば突破率を上げられます。この記事ではWebテスティングを突破する方法をキャリアコンサルタントと解説しています。
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WEBテストで多く採用しているのがSPIと玉手箱ですが、出題内容や時間制限など異なる点が多くあります。次の記事では対策方法など詳しくまとめているので参考にしてみてください。
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無い内定でも適切な対処をすれば内定を掴むことができます。この記事では無い内定に陥ってしまう人の特徴や対処法、メンタルケアの方法などをキャリアコンサルタントが解説します。無い内定でも焦らず、正しく行動しましょう。
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⑦応募書類の内容が不十分
企業へのエントリー後におこなわれる書類選考ですが、志望動機や自己PRなどの記載があるエントリーシート(ES)と経歴や長所・短所などの記載がある履歴書の提出が一般的です。
書類選考を突破できていない人は、まず書類の内容が不十分である可能性がないか今一度確かめてみましょう。次のような理由が特にありがちです。
書類選考に落ちる理由
- 提出書類が足りていない
- 内容がわかりにくい
- 求める人物像と合っていない
- 使いまわされた内容になっている
企業の採用担当者は何千〜何万枚もの書類に目を通します。内容がわからなかったり、書類に不備があれば、それだけで不採用となってしまいます。
対処法
まずは上記で羅列した「書類選考に落ちる理由」に自分の書類が該当していないかを確認していきましょう。
また、書類選考を通過するためにも、まずは自分1人で作成するのではなく、第三者に添削してもらうようにしましょう。自分では気づけなかった書類の「おかしな点」について、フィードバックしてもらうことができます。
大学のキャリアセンターの人や先輩、両親など、社会人として働いている人に添削してもらうのがおすすめですよ。
次の記事では、完璧な書類選考を作成するうえで押さえておきたいポイントや注意点について解説しています。書類選考を突破できず悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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⑧面接対策ができていない
選考の中でも面接の比重は非常に高いものとなっています。そのため、面接練習など、しっかりと対策をして臨む必要があります。
ぶっつけ本番で臨む人もいますが、本番は緊張感があり、思ったような実力を出せない可能性があります。また、話すことに慣れている人や得意な人でも、自分では気づかない思わぬところで悪印象を与えてしまっている場合もあります。
一度失敗しているからなのか、考えすぎてしまい自然に話せなくなっている人が多いようです。
面接官から見ると、過度に緊張したり良いことを言おうとして、自分の言葉で話していないので、人物像がよくわからないというケースです。
対処法
まずは模擬面接を通して、面接慣れをしていきましょう。大学で実施していることがあるので、キャリアセンターに確認してみると良いでしょう。一番手軽な方法として、友人とおこなう方法もありますよ。
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また、面接はタイミングによって、評価ポイントや質問内容が異なります。質問に対しては、すべて同じ回答ではなく、一貫性を持たせつつもさまざまな角度から回答していく必要があります。
それぞれで見られるポイントは以下の通りです。
面接でみられるポイント
- 一次面接:社会人としての基礎スキル
- 二次面接:企業とのマッチ度(スキルや人柄など)
- 最終面接:入社意欲や志望度の高さ
それぞれをしっかりと押さえて対策をおこないましょう。
PORTキャリアでは、面接ごとに対策方法を解説しているので、自分がどの面接で苦戦しているかを加味して、次の記事で悩みを解消してみてください。
一次面接
一次面接の通過率は? 合格率を劇的に上げる対策方法も徹底解説
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三次面接
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39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう
就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
後悔せずに就活を終えたい人は、今すぐ「就活力診断」で診断しましょう。たった30秒であなたの弱点を判定し、これからするべき就活対策がわかるようになります。
無料で使えるので今すぐ診断し、就活で後悔しないようになりましょう!
⑨選考難易度の高い企業ばかり受けている
就活における軸として、「有名な企業に進みたい」「大きくて安定している会社で働きたい」といった人も多くいるかと思います。ですが、大手企業など、学生の人気が高い企業は選考の倍率が高く、その分難易度も上がります。
大手企業を中心に選考に参加した結果、無い内定となってしまっている人は相対的にみて選考の難易度が高い企業ばかりを受けてしまっている可能性があります。
対処法
大手企業などの倍率の高い企業にこだわらず、中小企業・ベンチャー企業など自分の軸にあった企業を幅広く受けていきましょう。
「自分の求める働き方」や「やりたいこと」を諦める必要はありませんが、軸の1つとして「知名度が高い企業」「大手企業」などがあり、選考難易度が高いことで無い内定となってしまっている場合は軸を見直してみることも選択肢の1つですよ。
- 学歴はあまり高くありませんが、大手を中心に選考に参加しています。学歴フィルターは実在するのでしょうか? また、その場合どうすればいいのでしょうか?
学歴フィルターの有無は明確にわからない
学歴は関係ないとはいいますが、本当のところは誰にもわかりません。応募して仮に不合格だったとしても、何が足りなかったのかは知る方法がないからです。
多くの応募が集まりやすい企業は、何かしらの方法で面接できる人数まで絞らねばなりません。そのひとつが学歴での線引きかもしれませんが、ほかに選抜する方法がないのであれば致し方無いともいえます。
次の記事では、内定が取れなくてつらいと感じてしまっている人向けに対処法やNG行動などを解説しています。ぜひ参考にしていきましょう。
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内定をとれない人の8つの特徴と対策|今からやるべき行動を解説
内定をとれない人の特徴は主に8つあります。内定をとれなくてつらい時のNG行動や対処法などをキャリアコンサルタントが解説します。内定がとれない現状を把握して、正しく行動し、理想の内定をつかみましょう。
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こちらのQ&Aでは就職ができない学生の特徴をキャリアコンサルタントが回答しているので併せて参考にしてみてください。
無い内定となった場合の進路
就活がすべてではありません。無い内定でも就活以外の選択肢がいくつか存在します。
それぞれ特徴があり、場合によっては費用がかかったりするので、解説していく内容を押さえて進路の選択をしていきましょう。
卒業して既卒として就活する
内定がない状態のまま、大学を卒業して、既卒採用での就活を進めていくのも選択肢の一つです。
既卒採用とは
新卒で就職をせず、そのまま卒業した人を対象とした採用。正社員経験がない人や正社員経験が1年未満の人、フリーランスなどで企業に属したことがない人が対象。
既卒採用は新卒採用同様にポテンシャルを重視しています。そのため、特定のスキルがなくても入社することができますが、新卒での就活時に失敗した理由をしっかりと振り返り、改善をおこなわないと、企業の採用担当者からの印象はあまり良いものではないでしょう。
また、既卒採用はすべての企業で実施しているわけではないので、新卒での就活と比較して応募できる企業数が限られています。そのため、新卒の時に応募した会社に再チャレンジすることができない場合もあります。
既卒採用を考える場合は、自分が目指している企業に再チャレンジできるか、志望企業の募集要項などを確認してみましょう。
既卒可としている企業は実際に増えています。新卒と何ら変わらない選考・待遇であることも多いです。
既卒は、ある意味「挫折」を経験しているとも言えますし、辛い時期を乗り越えてきた経験もあるでしょう。
そういったさまざまなバックグラウンドを持ち、年齢も少し上の同期がいることで、新卒本人も会社側も「多様性」と向き合い共に成長していくメリットが生まれます。
既卒の定義はこちらの記事で詳しく解説しているので、既卒で就活するイメージが湧かない人は併せて確認しておきましょう。
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既卒とは? 新卒・中途との違いや就活の必勝法を徹底解説
専門学校や大学を卒業後の社会人経験がない人たちを指す「既卒」。現在、既卒として活動している人もいれば、卒業後の選択肢の1つとして、既卒になることを検討している人もいるかと思います。 これまで新卒一括採用が当たり前でしたが […]
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留年してもう一度新卒枠で就活する
大学を留年して新卒採用枠でもう一度チャレンジすることも選択肢の1つです。就職留年の場合、1年目に選考に落ちてしまった企業でも再チャレンジすることができることが最大のメリットでしょう。
一方で、同級生がほとんどいないので、1年目と比較して情報収集が難しい場合があります。また、企業によっては、ネガティブな理由での就職留年は敬遠する傾向にあります。
既卒採用同様に、1年目の反省をしっかりと分析して、改善点をアピールしていきましょう。
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見る留年期間をどう過ごすかが重要
まず、留年について振り返ってみましょう。1年の留年は短期間ですが、非常に貴重な経験をしているといえます。ある意味では失敗体験となる留年を通して、どのような成長をしたのかをしっかりと考えてみましょう。
一回り成長したことをしっかりとアピールしよう
次に、なぜ留年したのかその理由を考えてください。志望する会社や業界にこだわりがあって、自分の志望にあう企業に出会わなかったからでしょうか。企業研究が広く浅かったために選択ができなかったからでしょうか。この1年で企業研究や志望動機の深堀りは進んでいると思います。
本当に行きたい企業に出会ったり、ますます目指す企業に行きたくなっていればとても良いことです。まだ明確にはなっていない人も、この1年で必ず理解が深まり、就職に対する意識も変化していると思います。
いっそう深まった理解に振り返りを加え、一回り成長した自分をしっかりアピールしましょう。
こちらのQ&Aでは就職留年と就職浪人どちらが有利になるにかキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
大学院に進む
大学院に進学して、学生時代に勉強したことをさらに深めたうえで、院卒として就活に望むことも選択肢の一つです。
大学院は2年間なので、大学院1年目の年から就活を始めていく必要があります。そのため、大学卒業後すぐに就活が始まるので1度目の就活の反省を活かしやすいことが特徴です。
また、理系の大学院であれば、研究室の教授からの推薦で人気企業などに進める場合もあります。ですが、確実に推薦がもらえるわけではなかったり、推薦をもらえた場合、ほかの企業に進むことができなくなってしまうといったリスクも存在します。
文系の大学院に進学した場合の就活は、進学してすぐ(1年生から)始まります。
また、就活のスタート時期が曖昧ではなくなっているので、勉強と平行して進める必要があります。
学部時に就活をした人は更にそれを深めることを考えて、大学院に進学してから就活を始める人は勉強したことを社会にどのように活かすかを考えながら進めると良いでしょう。
留学する
大学卒業後に海外に進み、語学力を身につけたり、大学4年間で学んできたことをさらに深めていきたい人におすすめなのが留学です。語学力を身につけることで、外資系企業や商社などに入社できる可能性が高まるなどのメリットも存在します。
海外の大学を卒業した場合、帰国後に新卒採用枠で企業に応募することができますが、現地の語学学校などを卒業しただけだと、既卒採用での就活となってしまいます。
卒業後ではなくても休学という選択肢もあるので、留学を選択する場合はぜひ検討してみてください。
TOEICの点数など、英語力は就活でも活かすことができますが、具体的にどのようなレベルが求められるのでしょうか。次の記事では、就活で求められる英語力のレベルやアピール方法について解説しています。参考にしてみてください。
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就活において英語は強力な武器になります。英語が採用条件もしくはプラス評価になるケース、求められる英語力などについて現場のプロであるキャリアコンサルタントと解説します。より良いキャリアを選択するためのカギにしてください。
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フリーターになる
やりたいことが見つけられるまでフリーターとして生きることも選択肢の1つです。
フリーターは非正規での雇用なので、時間を自由に使えたり、好きな職場に変更することも簡単です。自分がやりたいことを探す時間を確保したり、やりたいことに必要な勉強、研究に時間を割くことも可能です。
ですが、フリーターから正社員になる際は選考の通過率が低く、月々の給与も社会人になっている同級生と比較して、低い傾向にあります。また、雇用が安定しているわけではないので、契約更新がなければ無職になってしまったり、シフトに入れなければ給与が下がってしまうというリスクもあります。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る安定性に欠けるが自由度は高い
フリーターのメリットは、仕事をするうえでの不確定要素が少ないことです。契約期間と職種が決まっていることが多く、予定外の仕事が入ったり会社の都合で契約外の業務をしたりすることもなく、異動もないのが普通です。
仕事を生計の手段と割り切って、とりあえず食べていければ良いと考えれば、責任や義務も少ないのでしがらみに縛られることもなく気楽な面もあります。
1つの場所で長く働きたい人には向いていない
フリーターのデメリットは、メリットの裏返しになりますが、期限付きの契約と特定職種の仕事に限定されるため、将来に向けての教育訓練や福利厚生の対象から外れることが多いことです。
フリーターからの社員登用を積極的におこなう企業もありますが、まだ少数派です。
フリーターは景気動向に左右されやすく長期的な職業生活の設計がしにくいので、長く働きたい場合は不利になるでしょう。
賃金についても正社員より低いのが現状ですが、働き方改革関連法では同一労働での時間当たりの賃金格差をなくす方針が出ており、今後の改善が見込まれています。
こちらのQ&Aでは就活に失敗した場合の対応についてキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
起業する
自分が実現したいことをできる会社がない人や誰かの下で働きたくない人におすすめなのが、起業して自分の会社を作ることです
起業をすると自由な働き方ができたり、人間関係のストレスが少ないといったメリットが存在します。
一方で、起業する場合は社会人としてのスキルやマナーを自分で習得していく必要があります。また、何かしらのスキルがないと仕事を請け負うことができないので、資金援助などがないと、収入が安定しないというリスクも存在します。
学生起業家など、すでにお金や人を集められるスキルや実績があれば別ですが、起業は就活の何倍も難しいです。
1社からの信頼を得る就活に苦戦してしまう人が、ゼロから多くの顧客を得るような事業を起こすというのはかなり難しいと思います。
無い内定の時にしてはいけない3つのNG行動
無い内定の時にしてはいけない3つのNG行動
- むやみに応募する
- 何も行動しない
- 1人で抱え込んでしまう
無い内定であることから焦ってしまい、ついつい間違った行動をとってしまう学生も多いものです。間違った行動をしてしまうことで、迷走してしまったり、無い内定の状態が続いてしまいます。
次で解説していくNG行動を参考にしていきましょう。
①むやみに応募する
無い内定になってしまう要因の一つとして、エントリー数が少ないことが挙げられますが、エントリー数が少ないからといって、むやみに志望度が低い業界や企業にエントリーしてしまわないようにしましょう。
就活は数を打てば当たるものではありません。前述の通り、内定はゴールではないので、志望度が低い学生が面接で話す内容は説得力や熱意が弱く、企業の採用担当者からすぐに見透かされてしまいます。
今は志望度が低くても後々志望度が高くなった際にチャレンジできなくなってしまうので、エントリーする企業は、自分のやりたいことや志望度からしっかりと見極めて応募しましょう。
②何も行動しない
無い内定でどうすれば良いかわからず、何も行動しないようなことは避けましょう。当たり前のことですが、何もしなければ状況は変化しません。
まずは前述した内容を加味して、自分の課題点を見つけて、適切な対処をしていきましょう。
- 無い内定で気持ちが落ち込んでしまい、面接が少しトラウマになってしまっています……。
「まだ理想とする会社に会えていないだけ」と考えよう
内定がないということは、自分に何かが足りないから評価されないということではなく、お互いの相性、マッチングの問題です。
選考プロセスの中で、特に面接はその相性をお互いに確認しあう話し合いの場なので、対等な立場で対話をします。
ここで萎縮してしまうと良さを伝えられなくなってしまいます。
内定がないのは、「自分自身の基準が高く、理想とする企業に巡り合えていないからだ」くらいに気持ちを高めて臨みましょう。
トラウマから「面接が怖い」と感じてしまう人もいるかと思います。次の記事では、面接が怖いと感じた時の恐怖を和らげる方法や面接中の対処法などを解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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面接を怖いと感じることは当たり前のことです。まずは面接が怖いと感じる原因を考えましょう。恐怖心を和らげる考え方や対策方法をキャリアコンサルタントと解説するので、恐怖を克服し面接を突破しましょう。
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③1人で抱え込んでしまう
周りの友人が内定を取り始めていると、後ろめたさや内定を取れていない恥ずかしさから誰にも相談できなかったり、準備不足などで叱られることを恐れて家族も相談できないといった人もいるのではないでしょうか。
ですが、1人で抱え込んでしまっていても状況は打破されません。まずは、信頼できる人に相談しましょう。
また、焦った勢いで冷静な判断ができなくなってしまう場合もあります。自分1人で決めてしまうのではなく、周りの客観的な意見を持って判断していく方が納得感を持って進めることができます。
1人で抱え込んだ結果、就活以外の選択肢などを1人で決めてしまうことも避けてください。
無い内定でも落ち込まないメンタルケアの方法
無い内定で気持ちが落ち込んでしまい、何も手がつかなくなってしまうこともありますよね。また、内定を持っている友達が就活から解放されて遊んでいたりすると、つらく感じてしまうものです。
ですが、もう少しの辛抱です。就活を続けていくために、メンタルケアの方法について解説していくので、参考にして就活を乗り切ってくださいね。
誰かに相談する
就活はすべてを個人でどうにかする必要はありません。行き詰まっている部分やうまくいかない部分について、誰かに相談することも有効な方法です。
人間は人に話を聞いてもらうだけでマイナスの感情から解放されると言われています。これは、カタルシス効果と呼ばれています。
カタルシス効果
不安や不満、イライラや悲しみなどネガティブな感情を口に出したり、紙に書くことで苦痛が緩和され、安心感を得られる現象を指す心理学用語
以上のことから、メンタルを安定させるためにも、誰かに相談して就活を進めていきましょう。相談相手としては先輩や家族、就活のプロである大学のキャリアセンター職員・就職エージェントのキャリアアドバイザーなどがおすすめです。社会人として適切なアドバイスをくれるはずですよ。
内定が無いことでメンタルが不安定になることもあるでしょう。
友人との話題も就活のことになりがちですから、一度情報の入らないようにして、大人に相談してみることをおすすめします。キャリアセンター職員は最も身近なプロですし、不安な気持ちも受け止めてくれますよ。
相談する際、誰に相談するべきか悩んでしまうこともありますよね。次の記事では、おすすめの就活の相談先や相談時の準備、相談方法について解説しています。参考にしてみてください。
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就活の相談をするときは、相手を見極めることが大切です。この記事では、状況別におすすめの相談先や、相談方法などについてキャリアコンサルタントと解説します。また、相談する前に解決できるよう、よくある相談と回答も紹介しているので参考にしてください。
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落ちた企業は割り切って考える
選考に落ちると自分を否定されたような気分になってしまいますよね。そのため、落ちた企業に対して、未練を持ってしまったり、逆に恨みの感情を抱いてしまうものです。
ですが、企業はごまんとあります。企業に落ちてしまっても自分がその企業と合わなかっただけで、よりイキイキと自分らしく働ける企業と出会うためのものと考えていきましょう。
たとえ、志望度が高い会社であっても悲観することなく、落ちた要因を冷静に分析して、次に備えていきましょう。
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見る選考に落ちてしまうのは運の要素も存在する
希望の企業から不合格を告げられるのは辛いですね。きっと企業研究や面接対策をしっかりしたうえでの結果だと思うので、落ち込むこともあると思います。
企業側にとっても、合格・不合格を何かしらの基準で決めなくてはならず、熱意のある就活生やしっかり研究をしてきてくれている人を不合格にするのは辛い瞬間でもあります。
「人生で何を実現したいか」という観点で考えてみよう
景気や業績、会社の方針や年度によって採用数や採用基準も多少の変動があることから、就活生にとってはいわば運要素になってしまうこともあります。
たとえば、コロナ渦の大手航空会社をみるとわかるかと思います。ずっとキャビンアテンダントの養成学校に通って、夢見ていた就活生には非常に辛かったことでしょう。
就活中は、その先の未来を想像することは難しいかもしれませんが、「新卒でどの会社に入るか」よりも「人生で何を成していくか」のほうが大切です。
その時その時を大切にして、社会で求められる人になっていってください。就活は縁です。輝ける場所は他にあるということです。
趣味の時間を作る
すべての時間を就活に費やす必要はありません。毎日ずっと就活のことを考え続けるのではなく、趣味の時間を作ることも重要です。
たとえば、ゲームの時間を設けたり、行きたいと思っていたお店にご飯を食べに行くなどです。
気持ちが落ち込んだ状態では、面接で思うようなパフォーマンスが出せなかったり、採用担当者や面接官に対しても、「あまり入社意欲が高くないのだろうか」と良くない印象を与えてしまいます。
1日30分、1週間のなかで1日など、就活に影響が出ない程度自分の好きなことや趣味の時間でリフレッシュし、気分転換していきましょう。
就活終了後のご褒美を作る
将来のための就活といえど、無い内定の状態が続くとモチベーションが下がってしまうものです。やる気やモチベーションを上げるための方法としておすすめなのが、「就活終了後に自分へのご褒美を作ること」です。
就活が終わったら、行きたかった場所に旅行に出かける、友達と遊ぶ、ゲームを好きなだけやるなどさまざまあるかと思います。
ご褒美に向けて、落ち込んでしまっていたやる気を再度上げて取り組むことができるはずです。
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見る気持ちを切り替える工夫も大事
就職活動ではスケジュール管理や書類作成などに忙殺されます。応募企業が増えるとその量も増えますし、面接など企業訪問もしなければならないので、就活で1日が終わるようなこともあります。
一方で、本業である勉強もしなければなりません。忙殺される日々が続くとモチベーションが下がり、気持ちがネガティブに傾きます。
やることリストを作成して、やるべきことを見える化してみよう
そんな時は、気持ちを切り替えることが重要です。
おすすめなのは、数多くのやるべきことをリストアップするなど「見える可」して期日が明確なものは期日(ゴール)をしっかりと決めることです。
やることを明確にしないと心の中でやることが膨らみ、それに押しつぶされてしまうので、終わったものは一つひとつリストで消し込みます。
思い切って「なにもやらない日」を作ることが重要
一番大切なことは、やることが見えているので、思い切って「なにもやらない」時間をあえて作りましょう。
1日が難しければ半日でもかまいません。気持ちを切り替えることで、精神的にも柔軟で強靭な心を維持することができます。
PORTキャリアでは、就活でネガティブな気持ちになってしまった際の対処法を解説しています。次の記事を参考にネガティブな気持ちを乗り切って、就活を成功に導いていきましょう。
◆就活がストレスに感じてしまっている人向けの記事
就活のストレス解消法57選|悩みを根源から断ち切り楽に進める方法
◆就活がつらいと感じてしまっている人向けの記事
就活がつらい人必見! 心が軽くなる対処法を原因別に解説
脱・無い内定! 早く内定を取るために実施したいこと
無い内定の原因と対処法について解説しましたが、内定を取るために効率的に進めていく方法があります。
解説していく方法を押さえて、無い内定の状態から脱出しましょう。
すでにエントリーした企業全てに落ちて無い内定となってしまった人は、以下の記事も参考にしましょう。今からでも挽回する方法を解説しています。
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就活で全落ちする学生の特徴と挽回方法|今からできる秘策を紹介
就活で全落ちしていたとしても、就活生の多くは内定を掴むことができます。この記事では、全落ちしたときにするべき挽回方法や状況別の対処法などをキャリアコンサルタントが解説します。就活で全落ちしても気持ちを切り替えて内定を掴みましょう。
記事を読む
こちらの記事では内定をもらえる人の特徴をキャリリアコンサルが回答しているので併せて参考にしてみてください。
OB・OG訪問をする
OB・OG訪問とは
大学のOB・OGなど、実際に企業で働く社会人を訪問し、リアルな働き方や企業の実態を知ることができる場
OB・OG訪問は社員の生の声を知ることができるので、企業研究や業界研究などに活かせるだけではなく、実施回数やOB・OG訪問での立ち回り次第で、特別選考などに進める場合があります。
そのため、就活を優位に動かすことができるでしょう。
また、OB・OG訪問を実施することで企業の採用担当者から「志望度が高い」と判断され、選考の場でも有利に働くことがあります。積極的に実施していきましょう。
OB・OGはすでにその企業で働いているので、忙しい中貴重な時間を割いてくれています。
まず感謝としっかりと教えてもらうという気持ちをもって臨んでください。
そうするとおのずと聴きたいポイントが絞られ、好印象を持ってもらえる時間になるでしょう。双方が時間の無駄と感じるような訪問をしてはいけません。
選考を有利に進めていくために、OB・OG訪問は入念な準備が必要です。実際にOB・OG訪問をするにあたって、どのような準備や当日の立ち回りをすればいいか解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
OB・OG訪問は社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。万全の準備をして最大限に活用しましょう。この記事ではOB・OG訪問の準備方法やマナーなどについてキャリアコンサルタントが解説します。OB・OG訪問を実施し、就活を成功させましょう。
記事を読む
就職エージェントを利用する
就職エージェントとは
学生一人ひとりにアドバイザーが付き、自分にあった企業を紹介してくれるサービス
就職エージェントは企業紹介だけでなく、内定をもらうために必要な書類の添削や面接対策を実施してもらえます。そのため、1人で進めるよりも効率的に就活を進めていくことができます。
無い内定で落ち込んでしまっている場合、悩みや不安なことも相談に乗ってもらえます。
おすすめの就職エージェントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめの就職エージェント
就職エージェントを利用することで、企業探しの手間が省け、就活の各段階で時間と労力を節約できます。
第三者の視点でアドバイスがもらえるので、企業側の視点を理解するうえで助けになり、自分ではなかなか気づけない点もフィードバックしてもらえますよ。
スカウトサービスを利用する
スカウトサービスとは
プロフィールや自己PRなどを登録したら企業からスカウトが届くサービス
スカウトサービスはさまざまな業界の企業が登録しています。自分が今まで検討していなかった業界や自分では知ることができなかった企業からスカウトが届く場合があるので、自分の視野を広げることができます。
また、自己分析ツールなどもあるので、自分の強みや弱みが見つけられていない人にとっては、自己分析にも役立てることができます。
おすすめのスカウトサービスは次の通りです。自分にあったサービスを検討してみてくださいね。
おすすめのスカウトサービス
スカウトサイトでプロフィールを登録する際は、スカウトサイトの書式に沿って入力しなければならないため、修正しながら上書きすることで応募書類のブラッシュアップが可能です。
自分のプロフィールに関心を持つ企業の数やリアクションを測りながら対策できます。
無い内定でも焦らずに自分に合った会社を見つけて内定を勝ち取ろう
無い内定は気持ち的にも落ち込んでしまい、なかなか次のアクションを取れなかったり、冷静な判断ができなくなってしまうものです。ですが、就活は人生を左右する重要なタイミングです。
無い内定に陥ってしまっている人は、無い内定でも悲観的になることなく、この記事で解説している対処法などを参考にして、自分の納得する形で就活を終わらせていきましょう。
就活がすべてではありませんが、自分の将来のために悔いのない選択をしてくださいね。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る内定はゴールに向けた過程でしかない
先に述べた通り、内定が無いというのは一時的な状況であり、就活自体も過程にすぎません。
本当のゴールは企業に入社してからと考えれば、今の状況はむしろ早く課題が明らかになったという面もあり、喜ばしいことかもしれないと考えてみてください。
どこで躓いたかを考えて改善できれば、企業に入ってから同じ失敗をしなくて済みます。
つらい経験は今後の糧になる
そもそも学生時代は比較的自由に過ごせる時代で、あなたの言動が多少まずくても叱ってくれる人や苦言を呈してくれる人は、あまりいなかったはずです。
実社会でもそれは同じですが、今度は結果となって目に見えるかたちで返ってくるということを今体験しているのです。
結果を出したいならばやり方を変える必要があり、失敗体験はそれを教えてくれる機会です。仕事でも新しいことに挑戦すれば必ず失敗を通して学ぶことになるので、失敗体験は成功のための必須条件ともいえます。
内定が無いという今の状況から学び、やり方を変えていく過程の経験が、長期的にはあなたの成長につながるはずです。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表
Chinatsu Iwasaki〇大学理系学部卒業、大手インフラ企業の人事として勤務。開業後、企業の採用コンサルティングや就職支援などをおこなう。現場感と対話を大切にしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細