新卒の最終面接はほぼ合格って本当? 真相・対策方法を解説

5名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント

    Natsuki Inoue〇新卒で携帯電話販売代理店業界のベンチャー企業に入社。現場にてBtoC営業を経験した後、人事部では新卒採用を中心に、社内研修講師や社員面談などの人事業務に幅広く従事

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう

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  • キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

    Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう

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  • 就活塾「我究館」副館長/キャリアコンサルタント

    Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館で副館長として従事

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  • 国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

    Keisuke Yamada〇沖縄県職員として18年間務めた後、キャリアコンサルタントに転身。お金や仕事に関するセミナーや個別指導などで、のべ3,000人を超える受講者や学生のキャリア支援をおこなう

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「新卒の選考は最終面接まで行けばほぼ合格」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

しかし、最終面接まで行けばほぼ合格と考えるのは危険です。なぜなら、最終面接に進んでも落ちる可能性が高い企業もあるからです。

この記事ではキャリアアドバイザーの井上さん、谷所さん、柴田さん、吉田さん、山田さんと一緒に「新卒選考は最終面接まで行けばほぼ合格」という噂の実態を解説します。

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新卒の最終面接の合格可能性は企業によって異なる

一般的に、最終面接の合格率は50%前後と言われています。ほかの面接と比較して、最終面接の合格率が高いのは事実です。

井上 捺稀

プロフィール

「最終面接に進む学生」=「一次・二次面接の採用担当者が認めた学生」なので、合格率は高くなります。

ただし「新卒の最終面接はほぼ合格」とは言い切れません。最終に残った人数と同数を採用する企業もあれば、さらに絞る企業もあります。

企業別でみる合格率の実態は、最終面接における合格率の実態をプロが解説から確認しましょう。

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最終面接における合格率の実態をプロが解説

企業の特徴によって、最終面接の合格率には共通の傾向があります。

ここからは、企業の特徴別で新卒の最終面接の合格率を解説します。どの企業でも油断は禁物ですが、傾向を把握しておきましょう。

募集枠・業種別の最終面接対策はここをタップ

合格率が高い例①中小企業や社員の入れ替わりの激しい企業

中小企業は、大手企業などと比較すると知名度の低さなどから応募人数が少なくなり、人材確保のため高い確率で合格者を出す傾向にあるのです

中小企業や社員の入れ替わりの激しい企業は、確実に人材を確保するためにも、最終面接の合格率が高い傾向にあります。

人材会社での勤務経験がある吉田さんが語る実態

吉田 隼人

プロフィール

上記の企業では、内定辞退や早期離職をある程度見越しているため、合格率が高いことが多いです。

意思確認に近いような面接になっている傾向があります。

企業規模や採用フェーズ別の実態はここをタップ

合格率が高い例②理系の推薦枠

特に研究職の選考などでは、理系の推薦枠を設けているケースがあります。

選考回数が少なかったりと、早期に内定を得られることがあります。教授からのお墨付きの状態であるため、合格率が高い傾向にあるのです。

推薦枠の制度を確認する(タップで開閉)
企業と信頼関係を築いている大学や教授が実力を認めたうえで学生を推薦する制度のことです。学業成績や研究成果が主な評価対象となります。

3,000人のキャリアを支援した山田さんが語る実態

山田 圭佑

プロフィール

企業と懇意にしている大学教授から推薦された学生を不合格にすることは、貴重な理系人材の供給源を断つことになりかねません。

よって最終面接まで勝ち抜いてきた学生を落とすことは、企業側にとって非常にリスクが高く、合格率が極めて高くなるのだと考えます。

理系の推薦枠で就活をする方法はここをタップ

合格率が低い例①大企業や離職率が低い企業

大企業の場合、募集人数に対して多くの応募者が集まることがあります。

そのため、最終面接にも多くの人材が残って倍率が上がり、合格率が低くなる傾向があるのです

そして、離職率が低い企業は、従業員数が十分確保されているため募集人数が少なく、最終面接の合格者も数人に絞られ、合格率が低くなります。

人材会社での勤務経験がある吉田さんが語る実態

吉田 隼人

プロフィール

上記の企業では、採用枠が限られていて、最終でも数を絞る構造になっています。

離職率が低いということは長期雇用が期待できるため、カルチャーフィットや将来の成長性まで精査されます。

合格率が低い例②早期選考

早期選考の場合、次年度の入社までに長い時間が設けられます。

その期間に優秀な人材に出会える可能性があるため、自社に適して活躍が見込める人材しか合格としない可能性が高いです

早期選考は、前提として内定率が低いことを把握したうえで受けましょう。

3,000人のキャリアを支援した山田さんが語る実態

山田 圭佑

プロフィール

早期選考の場合、企業側にとっては「人材確保に余裕があるタイミング」で選考をすることになります。

特別に優秀な人材でなければ「3月以降に良い人材が来るかもしれない」という心理が働き、不合格になる可能性が高くなるのです。

早期選考の実態はここをタップ

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合格率が高い新卒の最終面接の特徴

「面接中に合格する可能性が高いかどうかを知る術を把握しておきたい」と考える人もいるのではないでしょうか。

ここからは、合格率が高い新卒の最終面接の特徴を解説します。これから解説する特徴がある最終面接は合格の可能性が高いため把握しておきましょう。

自分の考え方や価値観への採用担当者の共感度が高い

最終面接では、会社の理念や社風などとマッチした人材を採用したいと考える企業が多くあります。

就活時点で能力やスキルが身に付いていなくても、業務を経験しながら身に付けられます。

一方で、考え方や価値観は簡単には変えられないため、選考段階で入念にチェックし、自社と本当にマッチするかを判断する傾向にあるのです

他社の選考状況を入念に聞かれる

他社の選考状況を入念に聞かれるということは、「他社への入社が決まる前に我が社に入社してほしい」と考えている可能性があります。

一方で、「他社が第一志望」と回答したり、回答をあいまいにしたりすると、合格率が低くなる可能性があります

優秀でも辞退する可能性が高い人に内定を出すのはリスクがあるからです。他社の選考状況を聞かれたからと慢心せず、適切な回答を心掛けましょう。

他社の選考状況の答え方はここをタップ

会社の魅力や入社後の働き方に関する話題が多い

上記の場合、採用を前提に選考が進められていることが多いため、最終面接の合格率は高くなる傾向があります。

また、入社後に即戦力として活躍してもらうために、学習しておくべきことや取得しておくと良い資格などのアドバイスがあるケースもあります

考え方や価値観の共感度が高いとき、採用担当者はどのような反応をすることが多いですか?

キャリアコンサルタント

井上 捺稀

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同意や関連したエピソードを話されたら共感している証拠

あなたの回答に対して採用担当者が同意してくれたときや、それに関連した社員のエピソードを話してくれたときは、共感度が高いと思われます。

ただし、共感を得ようと自分の意見を曲げる必要はありません。考え方や価値観のマッチ度は、あなた自身がやりがいを持って働くためにも重要な指標です。

無理に合わせてしまうと、入社後に価値観の不一致が生じる可能性があるので注意してくださいね。

採用担当者の反応をうかがいながら話す内容を変えるのではなく、ありのままの自分の考えを伝えることを意識しましょう。

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就活のプロ67人に聞いた! 最終面接で見ているポイント

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上記のアンケートでは、就活のプロの約8割が、最終面接で入社への意欲や覚悟を重視していると回答しています。

企業は最後まであなたの本気度を見極めています。また、人柄や理念への共感など、根底にある価値観も見られていると言えるので、最後まで気を引き締めて対応しましょう。

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内定率アップ! 新卒の最終面接で合格するための対策方法

合格率を上げるために必要なのは、徹底的な対策です。ここからは、最終面接で合格するための対策方法を解説します。

少しの工夫で合格率がアップする可能性もあるため、できることから始めていきましょう。

一次・二次面接と同等の緊張感を持つ

合格率が高い企業であっても「ほぼ合格だから」と油断してはならず、一次・二次面接と同等の緊張感を持つことが大切です。

最終面接は役員が実施する企業が多くあります。これまでの面接から事前情報は入れているものの、応募者と対面するのは初めてになるでしょう。

その際にフランクな姿勢で回答すると「その場にふさわしい行動ができない」と判断されかねません

志望度の高さを伝える

最終面接ではあなたの能力やスキルなどよりも、熱意や志望度をよく見られる傾向があります。

志望度が高く入社後に熱心に仕事に取り組んでくれるかどうかを大きな判断基準としている企業が多くあるのです

志望度の高さをアピールするために、その企業や業界に対する理解度を深めること入社後のビジョンを明確にすることを徹底しましょう。

人事部としての経験がある井上さんのアドバイス

井上 捺稀

プロフィール

志望度の高さを判断するために、採用担当者は質疑応答にも注目しています。

ネット上の情報だけでなく、その企業の商品を利用したり、店舗に足を運んで接客を受けたりして、自分で取得した情報をもとに質問してみましょう。

会社のビジョンと価値観のマッチ度を伝える

会社のビジョンと価値観がマッチしていると、仕事を自分ごと化でき、より責任感を持って取り組むことが可能です。

そして、新卒の選考はポテンシャルを重視する傾向にあるため、会社のビジョンと価値観がマッチしていることがとても大切になるのです

ただし、嘘を述べるのは良くありません。企業研究と自己分析を入念に実施し、会社と自分の性格・強みが重なる部分を見つけてアピールしましょう。

企業研究の方法がわからない人はこちらの記事を参考にしてください。企業研究ノートの作り方を解説しています。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!

最終面接の頻出質問への回答を用意する

最終面接は「本当に自社に合うかどうか」をチェックする段階であり、質問に一定の傾向があります

よく聞かれる質問を把握し、準備しておくことで満足のいく回答ができるようになるでしょう。

最終面接でよく聞かれる質問

  1. この業界は今後どのようになると予想しますか?
  2. 同業他社ではなく、なぜ当社なのでしょうか?
  3. 当社が第一志望ですか?
  4. 他社の選考状況を教えてください
  5. 5年後のキャリアプランを教えてください
  6. 当社に入社したらどのように貢献できると思いますか?

入社後のプランを明確にする

志望度の高さをアピールするためにも、入社後のプランを明確にすることが大切です。

プランが明確だと、そのプランを達成するために行動ができる、また、困難が立ちはだかった際も乗り越えられるとアピールできます

プランを立てる際は長期的な視点を持ちながら、そのプランを達成するための短期的な目標も明確にして、入社意欲を具体的に伝えましょう。

入社前の段階で立てるキャリアプランに説得力があるのか不安です。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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志望動機と一貫性のあるキャリアプランを伝えよう

企業説明会やこれまでの面接でわかったことを踏まえ、志望動機とずれのないキャリアプランを伝えることが大切です。

キャリアプランが立派でも実現不可能であれば採用につながることはなく、志望動機と一貫性がないとキャリアプランの信ぴょう性が疑われてしまいます。

応募企業で働いた場合の将来像をイメージしたうえで、必要な知識やスキルを踏まえた具体的な行動を伝えると、説得力のあるキャリアプランになります。

最終面接の合格率や不安の解消はここをタップ

面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!

自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?

面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。

39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。

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  • もうすぐ初めての面接がある人
  • 自信のあった面接に落ちてしまった人
  • 面接への不安を和らげたい人

油断は禁物! 入念な準備をして新卒の最終面接を突破しよう

「新卒の最終面接はほぼ合格」と言われることがありますが、合格率は企業によって異なります。「ほぼ合格」と勘違いして対策せずに臨むと落ちる可能性も十分にあるのです。

最終面接であっても油断は禁物です。最後まで徹底的な対策・準備をして、最終面接を突破し、内定を勝ち取りましょう。

アドバイザーからあなたにエール最終面接に進んでいても油断大敵

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

柴田 登子

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最終面接まで進んだのは「採用したい人材」と評価されている証拠です。しかし、過信による油断が不採用を招くこともあります

確実に合格を掴むため、以下の3点を徹底しましょう。 まず「絶対に遅刻しない」ことです。社会人として時間厳守は信頼の基本です。

油断を排して熱意を堂々と伝えきろう!

次に「これまでの面接の振り返り」です。過去の選考で評価された点を確認し、さらに深掘りした具体例を準備しましょう。

最後に「ポジティブな姿勢」です。謙遜しすぎず、自分の強みがどう貢献できるかを堂々と伝えましょう。

質問にも積極的に答える熱意が、最後の一押しとなります

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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