「SPI流水算」の練習問題17問と解き方のコツ! 専門家による解説付き

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山田 圭佑
山田 圭佑
国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
Keisuke Yamada〇沖縄県職員として18年間務めた後、キャリアコンサルタントに転身。お金や仕事に関するセミナーや個別指導などで、のべ3,000人を超える受講者や学生のキャリア支援をおこなう

SPIの「流水算」は、旅人算に「川の流れ」という要素が加わる単元です。上り・下りでの速さの足し引きや、静水時の速さを求める連立方程式などで混乱しやすく、苦手意識を持つ就活生も少なくありません。

この記事では、Webテスト支援経験が豊富なキャリアコンサルタントの山田さんとともに、流水算の解き方のコツを解説します。「上り=静水時の速さ-流れの速さ」「下り=静水時の速さ+流れの速さ」という基本の式さえ押さえれば、あとは連立方程式や比を使って素早く解くことができます。

後半には練習問題を17問収録しているため、解説を参考にしながら本番で使える解法をマスターしていきましょう。

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例題を解く前に確認しよう! SPI「流水算」の解答のコツ

SPI「流水算」の概要

  • 問題パターン:静水時の速さ・流れの速さを求める、上り(静水時の速さ−流れの速さ)・下り(静水時の速さ+流れの速さ)の式を連立させる
  • 1問あたりの時間:約60〜90秒
  • 出題頻度:テストセンター(低) ペーパーテスト(低〜中) Webテスティング(低)
SPI「流水算」の対策のコツを教えてください!

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山田 圭佑

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頻出パターンの理解が大切! 1問45秒程度での解答を目標にしよう

SPIの非言語(数学)において、「流水算」はそれほど頻出ジャンルではありません。同じ速さの単元では「通過算」や「旅人算」のほうが頻出です。

とはいえ、まったく解法パターンを理解しないまま本番に臨むことはおすすめできません。当日慌てなくて済むようにメジャーな法則を理解し、基本的な出題パターンをいくつか体験しておきましょう

問題の難易度によるものの、1問あたり45秒程度で問題が解ければ申し分ありません。

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SPI対策は効率的に進めることが大切です。自分の「苦手」を正しく把握して、一つずつ「得意」に変えていくことが点数をUPさせる近道となります。

自分のレベルがまだわかっていない人は、「SPI対策模試」を受けることから始めましょう。時間制限付きの本番に近い形で模試を受けることができるため、着実に力を付けていくことができます。

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覚えておこう! SPI「流水算」の公式

流水算は、次の2つの式がすべての土台です。問題を解く際には基本の式に当てはめて答えを導く必要があるため、必ず覚えておきましょう。

基本の式

  • 上りの速さ = 静水時の速さ - 流れの速さ
  • 下りの速さ = 静水時の速さ + 流れの速さ

上記の2つの式から、以下の関係も導けます。あわせて確認しておきましょう。

基本の式から求められる関係

  • 静水時の速さ = (上りの速さ+下りの速さ)÷ 2
  • 流れの速さ = (下りの速さ-上りの速さ)÷ 2

問題を解くときは、まず「上りの速さ」「下りの速さ」を求められるかどうかを確認しましょう。距離と時間がわかっていれば、速さ=距離÷時間で求められます。

SPI「流水算」練習問題17問|山田さんによる解き方の解説付き!

ここからは、静水時の速さや流れの速さを求める基本問題から、比を使って素早く解くテクニック問題まで、計17問を山田さんの解説とともに紹介します。

同じ「上り・下り」の設定でも、連立方程式で解く問題と比だけで解ける問題が混在しているため、1問ごとにどちらのアプローチが使えるかを見極めながら進めてみてください。

あらかじめ「例題を解く前に確認しよう! SPI「流水算」の解答のコツ」と「覚えておこう! SPI流水算の公式」に目を通しておくと、式を立てるべき場面と比で処理できる場面の判断がつきやすくなります。

問題1(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

ある川の2地点を往復するとき、上りに5時間、下りに3時間かかった。川の流れの速さが時速3kmであるとき、この2地点間の距離は何kmか。

選択肢


正解:E
距離は一定なので、時間の比(上り:下り=5:3)と速さの比は逆比となり、速さの比は上り:下り=3:5となる。この比を用いて計算するため、上りの速さを3x・下りの速さを5xとおく。静水時の速さはその平均なので(3x+5x)÷2=4xとなる。川の流れの速さは静水時の速さと上りの速さの差なので4x-3x=xとなる。問題より川の流れの速さは時速3kmであるためx=3、したがって上りの速さは3x=時速9kmとなる。よって、2地点間の距離は9×5=45kmである。

山田 圭佑

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「流水算」では、「川の流れを下るときは、川の流れの速度が船などの速度に加算される」「川の流れを上る(川の流れに逆らって進む)時は、川の流れの速度が船などの速度から減じられる」というのが常識です。

解説でも前提条件として触れられないことが多いため、パターンとして覚えてください。

この問題では、川の流れの速度が3km/時なので、上りと下りの船の速度の差が6km/時であることがわかります。ここから速さの比(3:5)の差である「2」が6km/時にあたるとわかり、上りの速さ(9km/時)×5時間=45kmで答えを導けます。

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問題2(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

川の上流にA地点があり、そこから下流に3.6km離れた所にB地点がある。この2地点を往復するボートがあり、BからAに向かう際にかかる時間は45分だった。川が50m/分の速さで流れているとき、このボートの静水時における速さは分速何mか。

選択肢


正解:F
ボートの静水時における速さを分速amとおく。BからAに向かう上りのときのボートの速さは(a-50)m/分となるため、(a-50)×45=3,600という方程式を立てることができる(3,600は3.6km=3,600mからきている)。この方程式を整理すると、a-50=80となるので、a=130m/分となる。したがって正しい選択肢はFとなる。

問題3(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

静水時における速さが時速16kmのボートが川を48km上るのに4時間かかった。このボートが速度を変えて同じ川を下るときにも4時間かかったとする。このボートが下るときの静水時における速さは時速何kmか。

選択肢


正解:C
上りの速さは48÷4=12km/時である。川の流れの速さは静水時の速さ16km/時と上りの速さ12km/時の差なので16-12=4km/時とわかる。下りにかかった時間も4時間なので下りの速さは48÷4=12km/時となる。下りの速さ=下るときの静水時の速さ+川の流れの速さなので、下るときの静水時の速さ=下りの速さ-川の流れの速さ=12-4=8km/時となる。

山田 圭佑

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「川を下る際に船の速度が変わる」というパターンです。

船の速さと向きが変わっても、川の上りと下りにおいてかかった時間が同じということは、船の速度の変化量は、川の流れの速度の2倍であることを示しています

実際に計算しても、帰りの船の速度は川の速度(4km/時)の2倍である8km/時減少しています。

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問題4(難易度:★★☆☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

2つの船が144km離れた上流と下流から向かい合って同時に出発した。2つの船の静水時における速さがともに時速18kmのとき、出会うまでに何時間かかるか。

選択肢


正解:C
上りの船の速さは18-(川の流れの速さ)であり、下りの船の速さは18+(川の流れの速さ)となる。向かい合って進む2つの船の速さの和は、18-(川の流れの速さ)+18+(川の流れの速さ)=時速36kmとなる。川の流れの速さは相殺されるため、出会うまでにかかる時間は144÷36=4時間となる。

山田 圭佑

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「川の速度が示されていない」と焦る必要はありません。

なぜなら、上りの川の速度と下りの川の速度が相殺されるため、船が出会うためにかかる時間は純粋に船の速度に依存するからです。

実際に計算してみると、川の流れの速度は正答を導き出す計算に一切関係がないとわかります。

問題5(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

一定の速さで水が流れている1,200mの川のコースがある。このコースをボートで進むとき、川の流れに沿って下ると6分、流れに逆らって上ると10分かかる。ボートの静水時における速さは分速何mか。

選択肢


正解:E
下りの速さは1,200÷6=200m/分、上りの速さは1,200÷10=120m/分となる。下りの速さ=静水時の速さ+流速、上りの速さ=静水時の速さ-流速という関係があるため、この2つの式を足すと流速が相殺され、(下り+上り)÷2=静水時の速さとなる。したがって(200+120)÷2=160m/分となる。

山田 圭佑

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直感的に「下りで6分かかり、上りで10分かかるのだから、静水時はその中間の8分かかるはず」と思ってしまうことに注意しましょう。この直感は誤りで、両者の速度の和の平均を取る必要があります

実際に計算してみると、上りの速度は120m/分、下りの速度が200m/分なので、静水時はその中間の160m/分とわかります。

なお、直感で「静水時にかかる時間は8分」と考えて計算してしまうと、150m/分という数字になってしまい、誤答です。

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問題6(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

ある下りのエスカレーターがある。立ち止まったままで下の階まで下りるのに30秒かかるが、Qさんが一定の速さで歩きながら下りていくと12秒かかった。このとき、Qさんの歩く速さとエスカレーターの速さの比を求めよ。

選択肢


正解:F
時間(エスカレーター+歩く)とエスカレーターの時間の比=12:30=2:5であることがわかる。エスカレーターの長さは一定なので、速さ(エスカレーター+歩く)とエスカレーターの速さの比は、5:2となる。よって答えは(5-2):2=3:2となる。

山田 圭佑

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流水算は「川の流れ」の影響を速度に反映させるシチュエーションが定番ですが、「動く歩道」や「エスカレーター」も頻出です。解法は変わりませんので、落ち着いて対処しましょう。

この問題は「立ち止まったまま」という言葉を「エスカレーターの速度の流れに任せる」と言い換えて理解できるかがポイントです。

純粋なエスカレーターの速度と、それに「歩く速度」をプラスした速度の比率が2:5になると理解しましょう。

問題7(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

あるボートが川の2地点を往復したとき、上りは40分、下りは24分かかった。このボートの静水時における速さと川の流れの速さの比を求めよ。

選択肢


正解:C
距離は一定なので、時間の比(上り:下り=40:24)を最小整数比に直すと5:3となる。速さの比はその逆比となり、上り:下り=3:5となる。この比を用いて上りの速さを3x・下りの速さを5xとおく。静水時の速さはその平均なので(3x+5x)÷2=4x、川の流れの速さは4x-3x=xとなる。したがって静水時の速さと川の流れの速さの比は4x:x=4:1となる。

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問題8(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

静水時における速さが時速16kmのボートが、72km離れた2地点を往復したときにかかった時間の比は上り:下り=5:3だった。このとき、川の流れの速さは時速何kmか。

選択肢


正解:C
距離が一定のとき、速さの比と時間の比は逆比になる。したがって、速さの比は上り:下り=3:5となる。静水時における速さは上りと下りの速さの平均なので、(3+5)÷2=4となり、この比の4が時速16kmに相当する。川の流れの速さは4-3=1に相当するため、求める川の流れの速さは16×1/4=時速4kmとなる。

山田 圭佑

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「静水時における速さは上りと下りの速さの平均になる」という法則を頭に入れておくことで、計算速度が大きく上昇します

この問題ではかかった時間の比率が5:3になるので、速度はその逆比の3:5です。よって静水時の速度はその比率で考えると「4」になります。

ここまで即座に頭に浮かぶようになれば、流水算の問題は怖くありません。

問題9(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

川に沿って48km離れた2つの港を船で往復したとき、上りは8時間、下りは3時間かかった。この川の流れの速さは時速何kmか求めよ。

選択肢


正解:C
上りの速さは48÷8=6km/時、下りの速さは48÷3=16km/時である。上りの速さと下りの速さの差は川の流れの速さの2倍になるため、川の流れの速さ×2=16-6という関係が成り立つ。したがって、10÷2=5となり、川の流れの速さは時速5kmである。

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また本番形式になっているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。

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問題10(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

ある遊覧船が川を56km下るのに2時間かかる。川の流れの速さを時速4kmとするとき、この遊覧船の静水時における速さは時速何kmか求めよ。

選択肢


正解:C
下りの速さは距離を時間で割ることで求められるため、56÷2=28km/時であることがわかる。下りの速さは静水時の速さに川の流れの速さを足したものである。川の流れの速さは時速4kmなので、遊覧船の静水時における速さは下りの速さから川の流れの速さを引くことで求められる。したがって、28-4=24km/時となる。

問題11(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

ある貨物船が川を60km上るのに5時間かかり、下るのには3時間かかる。この貨物船の静水時における速さは時速何kmか求めよ。

選択肢


正解:E
上りの速さは60÷5=12[km/時]、下りの速さは60÷3=20km/時である。静水時における速さは上りの速さと下りの速さの平均となるため、(12+20)÷2=16km/時という計算によって求められる。したがって、貨物船の静水時における速さは時速16kmとなる。

問題12(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

ある船の静水時における速さは時速12kmである。川の流れの速さが時速4kmのとき、24km離れた2つの地点をこの船で往復するときにかかる時間は何時間か求めよ。

選択肢


正解:E
上りの速さは時速12-4=8kmであるため、上りにかかる時間は24÷8=3時間となる。また、下りの速さは時速12+4=16kmであるため、下りにかかる時間は24÷16=1.5時間となる。したがって、往復にかかる時間はこれらを合わせた3+1.5=4.5時間となり、答えは4.5時間である。

山田 圭佑

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直感的に「川の行きと帰りで、川の流れの影響を受けた船の速度は平均化されるから、静水時の速度で川の往復距離を動いた時間が正解(24×2÷12=4)」と考えてしまうと、誤答になります。

増速される場合にかかる時間(24÷16=1.5)と、減速される場合にかかる時間(24÷8=3)を足し合わせて解答を導きましょう。

問題13(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

川に沿って72km離れた2つの港を船で往復したところ、上りは6時間、下りは4時間かかった。この船の静水時における速さは時速何kmか求めよ。

選択肢


正解:C
速さは距離を時間で割ることで求められるため、上りの速さは72÷6=12km/時、下りの速さは72÷4=18km/時となる。静水時における船の速度は上りの速さと下りの速さの平均となるため、(12+18)÷2=15km/時という計算によって求められる。したがって、船の静水時における速さは時速15kmとなる。

問題14(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

90km離れたA港とB港を結ぶ川をある遊覧船が往復したところ、上りには10時間、下りには6時間かかった。この遊覧船の静水時における速さは時速何kmか求めよ。

選択肢


正解:D
遊覧船の上りの速さは90÷10=9[km/時]、下りの速さは90÷6=15km/時となる。静水時における船の速さは下りの速さと上りの速さの平均となるため、(15+9)÷2=12km/時という計算によって求められる。したがって、遊覧船の静水時における速さは時速12kmとなる。

問題15(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

あるボートが川の36km離れた2地点を往復する。上りは3時間かかったが、下りは川の水が増水して流速が2倍になったため2時間で到着した。このとき、ボートの静水時における速さは時速何kmか。

選択肢


正解:C
上りの速さは36÷3=12km/時、下りの速さは36÷2=18km/時となる。ボートの静水時における速さを時速akm、上りのときの流速を時速bkmとおくと、a-b=12…①、a+2b=18…②という2つの式を立てることができる。bを消去するため①を2倍すると2a-2b=24…③となる。③と②を足し合わせると3a=42となるので、a=14km/時となる。したがって正しい選択肢はCとなる。

山田 圭佑

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「流速が2倍になる」というイレギュラー条件がありますが、川の距離(36km)が明示されているため、速度計算は比較的簡単です。

まずは上りの速度が12km/時、下りの速度が18km/時と割り出しましょう。それから静水時の船の速度をx、川の流れの速度をyなどとして方程式を立てれば、簡単に回答が求められます

問題16(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

静水時における速さが時速11kmのボートが川に沿って36km離れた2地点を往復した。上りでは4時間かかったが、下りは川が増水した結果、川の流れの速さが2倍になった。このとき、下りにかかった時間は何時間何分か。

選択肢


正解:C
上りの速さは36÷4=9km/時、川の流れの速さは11-9=2km/時となる。下りのときの川の流れの速さは2×2=4km/時になるので、下りのボートの速さは11+4=15km/時となる。したがって、下りにかかった時間は36÷15=2.4時間となる。0.4時間は60×0.4=24分となるため、求める時間は2時間24分となる。

問題17(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに対して、最も適切なものを選択肢A〜Hの中から1つ選びなさい。

静水時における速さが時速25kmの船がある。この船でA港とB港を往復したところ、行きは3時間かかり、帰りは2時間かかった。A港とB港の距離は何kmか求めよ。

選択肢


正解:C
行きに3時間・帰りに2時間かかっており、行きのほうが時間がかかるため行きが上り・帰りが下りと判断できる。時間の比(行き:帰り=3:2)と速さの比は逆比となるため、速さの比は行き:帰り=2:3となる。上りの速さ(a-r)と下りの速さ(a+r)を足すと川の流れの速さrが相殺され静水時の速さの2倍となる。つまり上りの速さ+下りの速さ=25×2=50km/時となる。速さを比の和(2+3)で分けると行き(上り)の速さは50×2÷5=20km/時となる。つまり距離は20×3=60kmと求められる。

「SPI流水算」を対策する際のポイント

アドバイザーのリアル・アドバイス!問題文の条件を読み込もう! 「逆比」や「平均」で解くのが時短のカギ

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「川の流れに沿って進む」「川の流れに逆らって進む」「エンジンが付いた船で進む」などが定番パターンです。シチュエーションを取り上げれば「動く歩道を進む」「エスカレーターに乗る」などがありますが、川を進む際と考え方は同じです。

問題の応用として「船のエンジンを切って流れに任せた」「帰りは雨が降ったので、川の速度が2倍になった」「行きと帰りで船の速度が異なっている」といったバリエーションがあります。

どんな問題であっても、条件を整理して落ち着いて対処しましょう。

焦りは禁物! 必要な数値を見極めたうえで法則を活用しよう

「川の流れの速度を明示しない」問題も頻出です。このような場合は、川の流れの速度が問題を解くのに必要ないことがあります。慌てずによく状況を考えることが重要です。

特に、「行きと帰りにかかる時間の比と、速さの比は逆比になる」「静水時における速さは、上りと下りの速さの平均になる」といった、よく使われる法則については、きちんと頭に入れておきましょう。

この法則を活用することで、計算時間を大幅に短縮できます。

流水算以外の練習問題も解いてみよう!

SPIは多くの分野に分かれています。練習問題を繰り返し解くことで苦手を攻略しましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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