この記事のまとめ
- 面接の一連の流れを動画と写真付きで解説
- 面接当日のミスを防ぐには前日の準備が必要
- 面接の流れを覚えることで不安や緊張が和らぐ
書類選考を通過し、いよいよ迎える初めての面接。「面接はどんな流れで進むのだろう……」「面接の流れがわからないからミスをしてしまいそうで心配」といった悩みの声が多く寄せられます。
面接のイメージが湧かないと不安も募ると思いますが、流れさえ理解できれば自然と対策すべきことも見えてきます。余計な心配をせずに、自信を持って堂々と自分をアピールできるようになりますよ。
この記事では、キャリアアドバイザーの木村さん、三好さん、鈴木さん、古田さん、谷所さん、マナー講師の樋口さんのアドバイスを交えつつ解説します。面接を控えている人はぜひ参考にしてくださいね。
面接の種類の中には、一部の企業で実施されているコンピテンシー面接というものもありますよ。面接の内容や質問例なども詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
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大学受験や資格試験、アルバイトなどで面接を受けたことのある学生もいるかもしれません。しかし、就職活動の面接は初めてであったり、慣れていない学生は多いものです。就活独特の面接の流れを押さえることで、ミスや減点を減らすことができます。
そこで、この記事では、面接当日の流れを動画と画像を用いて解説します。一人では対策がしづらい入退室のマナーなども、実際の動画と写真付きの画像で説明していくので覚えやすいでしょう。今回紹介する動画は30秒程度のものなので、スキマ時間でも確認しやすく、直前対策にもおすすめです。
あわせて、記事内で紹介している「キャリアアドバイザーの面接ワンポイントアドバイス」も参考にしてみてください。面接の入室や退室などの各流れへのポイントとともに、「遅刻しそうなときはどうしたらいい?」「面接官があとから入ってきたら?」など、予想外の事態にも対策できるアドバイスを教えてくれます。
現在面接前日で、何をやっておけば良いかわからず、焦っているという人も安心してください。そんな皆さん向けに、面接前日までの対策リストも解説しています。面接の流れを視覚的に覚えてミスを減らし、皆さんの実力を最大限発揮しましょう。
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動画・画像でわかる面接当日の流れ! キャリアアドバイザーのポイント解説付き
面接当日は誰でも緊張しますよね。そんな緊張を和らげるには、面接の一連の流れを押さえて、いつ何をするのか把握をして不安を減らすことが有効です。
受付から帰宅までの流れを解説するので、自分が実際に面接をしているシーンを思い浮かべながら読み進めてください。さらに頻出質問の回答例文を紹介しているため、自分は回答が準備できているか、自分ならどう答えるかという視点で確認しましょう。
必ずしも同じ流れで進むわけではありませんが、基本の流れを押さえて当日慌てないようにしてくださいね。
①受付
家で身だしなみを整えて、時間を逆算したうえで面接会場に向かいます。到着したら受付をする前に、今一度髪型が崩れていないか、服装が乱れていないかを確認しましょう。
自分の身なりに問題がないことを確認ができたら、5〜10分前には受付をします。受付に人がいる有人受付の場合はそのまま挨拶をして要件を述べます。人がいない無人受付の場合は、電話機から担当者を呼ぶこともあるため状況に応じて対応してくださいね。
受付での挨拶
こんにちは。本日13時より面接をお願いしておりました、〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。人事ご担当の〇〇様にお取次ぎをお願いします。
受付の仕方は企業ごとに異なります。さまざまなケースに応じた適切な挨拶をこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
以下の記事では、面接で遅刻しそうなときの対処方法を解説しています。万が一遅刻しても慌てないように、事前に対処方法を確認しておきましょう。
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遅刻しそうな場合は、必ず面接の担当者や担当部署に電話連絡をいれてください。
理由にもよりますが、ギリギリ間に合いそうだという場合も先に連絡を入れることによってあなたへの評価を下げずに済みます。
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- 書類を持参して手渡しをする必要があるのですが、どのタイミングで渡せば良いのでしょうか?
面接官が名乗った後に手渡す
基本的には、面接が始まる前のタイミングで面接官に渡します。面接官に名前を名乗った後に「こちらが私の応募書類です。よろしくお願いします」と言葉を添えて渡すとスムーズですね。
受付のときなど、面接官以外の人に提出を求められる場合もあるため、速やかに渡せるようにしておきましょう。すぐにさっと取り出せるようにカバンに準備しておくと慌てなくてすみます。
「応募書類」は自分の分身です。「ただ渡す」ではなく「自分自身を預ける」つもりで、丁寧に気持ちを込めて扱うように心掛けましょう。両手を添えて、向きは相手に向けて。アイコンタクトやお辞儀などにも心がともなうことで、印象がぐっと良くなります。
②入室

控え室で待っていると「それでは面接が始まります」などと案内役社員から言われます。「こちらの部屋です」と面接をする部屋の前まで案内されることもあります。ドアを3回ノックして、面接官から「どうぞ」と言われたら「失礼します」といって入室しましょう。
ドアが開いている場合やドアがない場合は、ノックはせずに「失礼します」といってから入室をします。
そのまま出入口に最も近い「下座」椅子の横に立ち、「〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。本日はよろしくお願いします」と挨拶をします。面接官から「お座りください」と指示があったら座りましょう。
これらの動作を間違えなくこなせると、入室時のマナーで第一印象を良くすることができます。そのためには、入室時の所作を間違えないように繰り返し練習をしてください。動画を見ながら練習をすれば、入室の動きを実際に確認できるので、本番でのミスを防げるでしょう。
私が面接をするときに見ているのは、「入室時のマナーを理解できているか」「挨拶時に、声のトーンや表情を明るくしようと気を配れているか」です。とはいえ、マナーを過度に意識すると緊張してしまう学生も多いため、面接官を見ながら少し口角を上げ、丁寧に挨拶することを心掛けて面接に臨みましょう。
- 面接官が後から入室するときはどのように対応すれば良いですか?
面接官が正面に座るまでは視線を向けない
通常は、会場にはすでに面接官が入室していて、面接のスケジュールに従って学生が順番に入室して面接を受けるケースが多いです。
しかし、まれに学生が入室した後に面接官が入室するケースもあります。その場合、面接会場の規模や動線などによって、どのように対応するのが適切かをとっさに判断するのが難しいと感じるかも知れません。
面接官が後から入ってくる方向がどの方向であっても、面接官が着席するまでは面接官の方に視線は向けずに、自席で正面を向いて静かに待つのが基本マナーと心得ておきましょう。
どんな面接官なのか気になるかもしれませんが、入室してきた面接官をジロジロ見ているような印象を抱かれないように視線を落ち着かせるようにしてください。
第一印象を左右する入室についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。
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③質疑応答

面接開始時には面接官から名刺を渡されることもあるかもしれません。そのときは、必ず両手で名刺を受け取りましょう。そして、面接官からの挨拶後に自己紹介をしてください。
社会人の場合は、受け取る際に名刺入れを持って、名刺入れの上に名刺を置きます。
しかし、学生の場合は机があれば机上に、ない場合は「失礼します」と言ってカバンにしまうようにしてください。
面接は質問の意図を踏まえて、適切に答えましょう。答える際は結論ファーストを意識して、1分程度で簡潔にわかりやすく伝えることが大切です。
また、面接は選考の場であると同時にコミュニケーションの場。一方的にプレゼンテーションをするのではなく、会話を意識した話し方で、表情豊かにアピールできると良いですね。
面接時間は30分〜1時間程度あるため、後半になるにつれて姿勢が悪くなってしまう学生もいます。背筋を伸ばすことを意識しましょう。
面接中に意識しておくべきポイント
- 胸を張り背筋を伸ばして座る
- 女性:手は太ももの上で重ねる
男性:手は軽く握って太ももの上に置く - 目線は面接官の目か眉間を見る
- 質疑応答の際には、話し方・身振り・表情のどれを最も意識すれば良いでしょうか?
3つのバランスを取ることが面接攻略のカギ
これは、あくまでも私が面接官だった場合ですが、話し方、身振り、表情のすべてのバランスが取れていることが重要だと考えています。それぞれが面接のパフォーマンスに影響しているので、どれか一つに集中するのではなく、全体的なバランスを見ていますね。
また、3つのバランスが取れていると、自分の言葉に気持ちを込めて話そうとしている姿勢が伝わってくるように感じます。ただ伝えるのではなく、どのような印象を与えたいかまでを考えて話している学生を見ると、面接にかける思いが伝わってとても印象が良いです。
そのため、話し方・身振り・表情のいずれかだけを意識するのではなく、全体のバランスを意識してほしいと思います。
自己紹介
面接の始めには自己紹介を求められることが一般的です。面接官は自己紹介を聞くことで、書類選考ではわからなかった学生の表情や雰囲気などから人柄を判断しようとしています。
長々と自己紹介をしてしまうと、基礎的なコミュニケーション能力を疑われる可能性があります。また、短すぎると人柄が伝わらないため、1分程度で簡潔に伝えることがおすすめです。
また伝え方としては、自分のこれまでの経験が伝わるような自己紹介をしましょう。面接で深掘りしてほしい経験に触れるのもおすすめです。
1分で自己紹介をする具体的な方法を知りたい学生は以下の記事を参考にしてください。話し方のコツや注意点を解説しています。
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自己紹介の例
〇〇大学〇〇学部〇〇学科から参りました〇〇と申します。
私はテニスを15年間続けており、大学でも体育会テニス部で週6日練習に励んできました。チームメイトと協働するなかで県大会1位を取ったこともあります。また部活動だけでなく、少年犯罪に関するボランティア活動にも参加をするなど積極的な行動をしてきました。
今までの経験で培った忍耐力と折衝力を活かして御社に貢献したいと考えています。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いします。
継続的な取り組みや、仲間と協力し、力を高め合い大きな成果をあげたことが伝わるエピソードですね。
そのほかの活動からも、アクティブな印象付けをすることができます。「忍耐力」「折衝力」よりも「継続力」「積極性」「協働する力」の方が、貢献するイメージが伝わりやすいかもしれません。
下記では、自己紹介の様子を動画で解説しています。短い時間で好印象を与えられる自己紹介の方法を知りたいという人は、動画を確認してみてくださいね。
アイスブレイク
面接開始直後は特に緊張をしやすいもの。そんな学生の緊張をほぐすために、アイスブレイクとして世間話やその日の訪問経路などの簡単な話題を話す面接官が多いです。
面接全体の時間のなかでは数分というごくわずかな時間ですが、ここで緊張をほぐせるかがその後の面接の流れをスムーズに進められるかにも影響します。
基礎的なコミュニケーション能力が備わっていることを示すためにも、面接の数ある質問の中で、特にアイスブレイクは面接官との会話を意識した答え方を心掛けましょう。
アイスブレイクの例
Q: 今日はお越しいただきありがとうございます。〇〇さんの趣味は音楽を聴くことなのですね。どんな曲を聞くのですか?
こちらこそお呼びいただきありがとうございます。最近はK-POPにハマっていて、〇〇というグループの曲をよく聞いています。
アイスブレイクでは、面接官の「質問に回答する」というよりも、面接官への親しみを込めた笑顔に軽く言葉を添えるというイメージで答えることがおすすめです。
提出書類に書いた趣味や特技が話題になることも多いため、軽いコメントを考えておくと会話をスムーズにすることができますよ。
志望動機
自己紹介やアイスブレイクが終わると、いよいよ本格的に面接官からの質問が始まります。その中でも頻出するのが志望動機です。
面接官は志望動機を聞くことで、自社に対する志望度の高さを確認しています。また、仕事への意欲や、自社の社風や方向性にマッチして長く勤められるかどうかを確かめたいという意図があります。
志望動機は面接のフェーズが進むにつれ、深掘り質問をされやすくなります。「なぜその企業なのか」「どのような経験から志望するのか」「入社後には何に貢献できるのか」を明確にしておきましょう。
志望動機の詳しい考え方や答え方を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。好印象の残し方や他の学生との差別化についてまとめています。
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面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG
面接の志望動機は、書類よりも深掘りをした内容にすることが重要です。面接で志望動機を答えるための3つの構成を理解し、4ステップで面接の志望動機を考えましょう。回答例文や伝え方のコツを踏まえてキャリアコンサルタントが解説します。
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志望動機の例
私は御社の「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という企業理念に魅力を感じ、志望しています。
御社の夏の5daysインターンシップに参加した際に、先端技術を駆使して顧客とダイレクトにつながる難しさと楽しさを痛感しました。また、服が変わることで常識が変わる循環を自分の手で作り上げていきたいと感じました。OB・OG訪問をした際には、社員の皆さんが口をそろえて「世界を変えたい」と語っており、企業理念が浸透していると痛感しました。
私は学生時代に軽音楽サークルの広報として、今まで取り組んでいなかったYouTubeでの情報拡散に着手してきた経験もあり、今までの状況を変え、常識を変え、環境を変えていくことにやりがいを感じています。そのため、御社の環境であれば強みである発想力を十分に発揮して貢献していけると感じています。
御社に入社をしたら、企業理念に則り世界の人々へ幸せと変化を届けて貢献していきたいです。
企業理念に関して分析をし、実際にインターンに参加をして企業理念が社員に根付いているということを伝えられている点が良いですね。
学生時代の経験で広報活動を「発想力」と捉えていますが、具体的にどんな発想をしたのかまで盛り込めるとより良くなります。
この動画では、志望動機の答え方を実演しています。どのような抑揚をつけて喋れば良いのかわからないという人は参考にしてみてくださいね。
社風を盛り込んだ志望動機を検討している人はこちらの記事を参考に考えてみましょう。例文とともに詳しくまとめています。
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安易に社風を志望動機にすると選考通過は難しくなります。社風を志望動機とするメリットを理解し、盛り込むべき内容を押さえて志望動機を作成しましょう。キャリアコンサルタント監修の例文も紹介するので参考にしてください。
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自己PR
面接官は自己PRを聞くことで、学生の人柄や強みを知りたいと考えています。これらを知ることで「一緒に働きたい」と思えるかどうかが面接の評価に大きく影響します。
また学生の過去の経験を聞くことで、仕事への再現性を見出しています。どのような環境でどんな強みを発揮して活躍をしてきたのか、入社後はどこで活躍できそうかを見られています。
自己PRのエピソードがうまく思い浮かばない学生は以下の記事を参考にしてください。効果的に伝えるコツをまとめています。
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面接官を惹きつける自己PRの答え方|例文12選
面接の自己PRは独自性のあるエピソードが求められます。キャリアコンサルタントが自己PRで盛り込むべき内容や作成方法を例文と解説。記事を参考に独自性のある自己PRを作成し、他の学生と差別化して面接を突破しましょう。
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自己PRの例
私の強みは「傾聴力」です。相手が最も伝えたいことをうまく引き出すことができます。
学生時代、電力プランを紹介するテレフォンアポインターのアルバイトをしていました。アポイント獲得してからの成約率が20%と低く、問題に感じていました。
そこで、アポイントを無理やり取るのではなく、顧客が最も何に懸念を感じているのか、現在不満に感じていることは何かを丁寧にヒアリングするようにしました。そして、アポイント獲得後に成約したケースの録音を聞いて、マニュアル化をしました。
その結果、顧客が抱く不安や懸念を視覚的にわかりやすくすることができ、成約率を10%アップさせることができました。
このように相手が抱く感情をうまく引き出す力は御社の営業職としても発揮できると考えています。
全体的に良いエピソードとなっています。「現状から課題を発見し、自ら解決する力」を発揮して獲得した成果が「傾聴力」とも言えますね。
そのため、営業に活かせるスキルであれば「傾聴力」よりも、「現状から課題を発見し、自ら解決する力」と明確にアピールするとさらに良くなります。
下記の動画では、自己PRの様子を動画で紹介しています。自己PRの上手な伝え方を知りたいという人は参考にしてみてくださいね。
学生時代に力を入れたこと
学生時代に力を入れたこと、通称「ガクチカ」は、面接での頻出質問の1つです。面接官は学生時代に力を入れたことを聞くことで、物事に対する打ち込み具合を知り、仕事にも打ち込めるのか再現性を見出しています。
また経験の内容から、どんな仕事や環境に合っているのか、社風や職種へのマッチ度も見られています。
ガクチカの伝え方や考え方がわからない学生はこちらの記事を参考にしてください。企業がガクチカを聞く目的や作成の手順を解説しています。
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例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
ガクチカは企業での再現性があるエピソードを伝えることが重要です。ガクチカの作成ステップや高評価を得るポイント、NGパターンをキャリアコンサルタントと解説します。再現性が伝わるガクチカを作成し、内定を掴み取りましょう。
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学生時代に力を入れたことの例
私が学生時代に最も力を入れたことは、体育会柔道部での活動です。
私の所属する柔道部は、部員34名で週5日練習に励んでいます。私は主務として、練習試合の設定などをおこなっていました。しかし、ここ数年は年1〜2回程度しか練習試合をしていないことに危機感を感じていました。
実際に部員に練習試合に関するアンケート調査をおこなったところ、部員の8割が練習試合の数を増やしたいという想いを抱いていることがわかりました。そのため、私は練習試合の実施回数を増やすために、他の大学の柔道部の主務に直接連絡をするとともに、部内広報と連携して練習試合の相手を募集していることを周知しました。さらに、部活のOBと連絡を取ることで警察の柔道部とも練習試合をお願いしました。
その結果、年12回の練習試合を設けることができました。練習試合があることで部員のモチベーションが上がり、練習にも熱が入り、関東大会では3位入賞をすることもできました。
この経験から、周囲の声を聞き行動に移すことの重要性を学びました。御社でも、現状に満足することなく、PDCAサイクルを回してより良い結果を出すために貢献したいです。
もう少し自分の想いや行動を具体的に表現すると、何を頑張ったのかが伝わりやすくなります。
たとえば、「問題がどれほど深刻で大変な状況だったのか」「なぜ危機感を感じたのか」「アンケート調査の結果だけで本当に練習試合の数を増やすことができたのか」などを具体的に表現できるとより良くなりますよ。
この動画では、ガクチカの答え方を実演しています。面接官がわかりやすいと感じるエピソードの組み立て方を知りたいという人はあわせてチェックしてくださいね。
逆質問
面接官からの質問に学生が答えていた状況から異なり、面接の最後は、学生が面接官に自由に質問できる流れが一般的です。これは「逆質問」と呼ばれ、面接での最後のアピールチャンスとも言えます。
逆質問では、学生が自由に発言できるからこそ、学生の熱意や志望度の高さがどれくらいあるのかが表れやすい質問です。
そのため、面接官は学生の意欲を確かめようとしています。企業研究を深くおこない、「この学生は自社のことをよく調べたうえで質問をしているな」と面接官が感じられるよう準備しておきましょう。
面接での逆質問を成功させたいという学生は以下の記事を参考にしてください。状況別、業界別に詳しくまとめています。
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面接で「質問はありますか」と聞かれたら? 回答例66選を大公開
面接の最後に聞かれる「質問はありますか」、いわゆる逆質問は、評価を左右する対策必須の質問。逆質問に回答するための準備や回答例、NG行動などについてキャリアコンサルタントが解説します。面接の「質問はありますか」で周りと差をつけるコツも紹介するので、参考にしてください。
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逆質問の例
- 御社で活躍する人に共通する強みや特徴があれば教えてください。
- M&Aを積極的におこなっていますが、新卒採用で買収直後の事業内容に関する部署に配属されることはあるのでしょうか?
- 研究職の1日のスケジュールを教えていただきたいです。
- 御社の営業職のやりがいは顧客の人生を大きく左右する場面に立ち会い、幸せに導くことだと考えています。〇〇様が思う営業職のやりがいはなんですか?
- 御社の社風は「おだやかな討論をする」とOB・OG訪問をした際に聞きました。〇〇様が感じる社風はどのようなもので、どんな場面で実感していますか?
逆質問を考える際は、面接官の部署や役職に応じた質問内容を場合分けして、用意しておきましょう。
たとえば、人事部の面接官であれば、会社の全体像を聞く質問をしたり、営業部長の面接官であれば、営業活動での考え方を聞くなど相手に合った逆質問をしましょう。
そのほかによく聞かれる質問
面接では想定外の質問をされることもあります。いずれの質問にしても、質問の裏には学生の人柄や価値観を知りたいという意図があることが多いです。また、学生の志望度の高さや社風とのマッチ度などが確認されています。
突然の想定外な質問にパニックにならずに、「この質問にはこんな意図があるのだな」と冷静に対応しましょう。
また、他の質問と矛盾がないようにすることが大切です。とくに、自己PRで伝えた自分の強みや、ガクチカで伝えた学び、志望動機の理由と整合性がとれるようにしてください。
たとえば、強みで「コミュニケーション能力」と伝えているのに、短所で「人見知り」と伝えてしまうと矛盾してしまうため、「相手の気持ちを考えすぎてしまう」などが良いですね。
面接の質問は何を聞かれるのか不安に感じる人も多いと思います。面接の質問を網羅的に対策したいという学生は以下の記事を参考にしてください。
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面接の質問150選! 回答例から答え方まで質問対策を完全網羅
面接の質問に回答するためには、事前準備が重要です。面接でよく聞かれる質問と回答例に加えて、質問に答えられない時の対処法についてもキャリアコンサルタントが解説します。伝え方を意識して、面接の質問対策をしましょう。
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そのほかによく聞かれる質問の例
- 長所と短所を教えてください。
- 企業選びの軸を教えてください。
- キャリアビジョンを教えてください。
- 挫折経験を教えてください。
- あなたは周りからどんな人だと言われますか。
- 他に受けている企業について教えてください。
- あなたを採用することでのメリットを教えてください。
- あなたの現在の課題は何ですか。
- 予想外の質問がきて回答が思い浮かばない場合はどうしたら良いですか?
質問内容を繰り返すことでワンクッション置こう
予想外の質問がきて即答することができなくとも慌てる必要はありません。
回答をすぐに出せないようであれば、まずは「自分を動物にたとえると、ということですね」などと面接官からの質問を繰り返して、面接官に質問の内容を確認する作業をしてください。
このようにオウム返しをしてワンクッション挟むことで、冷静に回答を考えることができます。その後、ゆっくりでいいので何かしらの回答をするようにしてください。
面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!
面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。
そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。
どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!
④退室

面接官から「それでは面接を終わりにします」と言われたら、「本日はありがとうございました」とお礼を言って立ち上がります。
その際に、「御社に入社をしたいという思いがますます強くなりました」など入社に対する前向きな発言ができると、最後に良い印象で終えることができます。
そして「本日はありがとうございました」といって、ドアへ向かい、ドアの前で面接官の方へ向き直り、「失礼します」と挨拶をして礼をしてください。会釈をしてドアを閉めたら退室完了です。
退室時の行動で、面接官が最後に皆さんへ抱く印象が変わります。たとえ質疑応答が良くできていたとしても、退室時のマナーができていなければ、詰めが甘いという印象をも持たれてしまうことがあるでしょう。
だからこそ、下記の動画を確認して、退室時のマナーに抜け漏れがないかを確認してみてください。最後まで気を抜かず面接に取り組むことで、合格に一歩近づきます。
私が面接官をするときは、退室時にドアを静かに閉められているかを見ています。正直なところ、退室時の表情まで気にしていないことも多くありました。
実際、最後まで気を抜かずにこなせているかチェックしている面接官もいれば、次の面接の準備に取り掛かっていて、学生を見ていない面接官もいるのではないかと思います。
- 面接官がエレベーターまで見送ってくれるときは、どういう対応をするべきでしょうか?
最後まで信頼関係を築くコミュニケーションを怠らない
志望する企業の「人を大切にする姿勢」が伺えるシチュエーションですね。「恐れ入ります」「ありがとうございます」など、会釈とともに敬意と感謝の気持ちを伝え、面接官の誘導に従いましょう。
エレベーターボタンは面接官が押してくれることが多いです。リラックスした会話をしつつ、最後まで信頼関係をつくるコミュニケーションを心掛けてくださいね。
扉が開いたら速やかに乗り込み、行き先ボタンと「閉」ボタンを押します。扉が閉まる際はしっかりと目線を合わせて「ありがとうございました」と伝え、しっかりとお辞儀をします。
扉が閉まり切るまで姿勢を保ち、相手への感謝の気持ちを伝え尽くしたら、やり切った自分を労いましょう。
キャリアアドバイザーに習う! 面接の流れを覚えるための練習法
ここまで、面接当日の流れを一挙に紹介してきました。気を付けるべきところや覚えなくてはならないマナーが多くて、正直やる気がなくなってしまったという人もいるでしょう。しかし、流れを覚えていないまま面接に臨んでしまうと、さまざまな箇所で失敗をして、実力を発揮できないこともあります。
そこで、就活のプロであるキャリアコンサルタントの谷所さんに、面接の流れを覚えるためにおすすめの練習方法を聞いてみました。実際に反復練習をすることで身体に流れが染みつき、ミスなく面接を終えることができるでしょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る入室・質疑応答・退室まで一連の流れに沿って練習をしよう
面接の流れを習得するには、入室から退室まで一連の流れで練習することが重要です。録音や録画をして模擬面接をおこない、姿勢や表情、回答時の癖、話すスピードから声のトーンまでチェックして、違和感があれば修正しましょう。
実際、質疑応答の対策に重きを置いてしまう人も多いですが、入退室のマナーも忘れずに対策しておくべきです。入室時には3回ノックをして、ドアの外から「失礼いたします」と声をかけ、「どうぞ」の返答後に入室します。その後に椅子の横で挨拶をし、着席を促された際に「失礼いたします」と言って着席するのが、一連の流れです。
入室時の第一印象が面接中の印象を左右するため、覇気のある声で挨拶をしましょう。また、着席時には背筋を伸ばし、面接官と目を合わせてスムーズな会話ができるよう心掛けてくださいね。
退室する瞬間まで丁寧なコミュニケーションを取ることが重要
退室時にも、落ち着いて面接のお礼を述べて、ドアの前でも挨拶をし、身体をドアの方に向けてゆっくりと閉めるなどの意識が必要です。面接が終わったからと言って急いで立ち去ると、入社への意欲が低いと見なされる可能性もあります。
これらのマナーとあわせて、回答に対する意識もしておきましょう。頻出質問に対する答えだけでなく、深掘り質問への回答準備もしておくことで、言葉のキャッチボールが可能になります。さらに、回答が長くなりすぎないように練習できると、面接官に好印象を与えられるでしょう。
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・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人
面接前日までの流れもチェック! やっておくべき5つのこと
面接前日までの流れも押さえておこう
- 企業研究や自己分析をする
- 頻出質問の回答を準備する
- 身だしなみや持ち物を確認する
- 会場までの所要時間を調べる
- 入退出のマナーを動画で確認する
面接を間近に控えて不安になっている学生が多いかもしれませんね。面接当日の流れを押さえることはもちろん必須事項ですが、面接当日までの事前準備の流れも押さえていきましょう。
面接当日までの流れを確認することで、ただ不安を募らせるのではなく、自分が今やるべきことが明確になります。また面接当日に焦ることが激減するため、「自分は大丈夫」と甘く考えずに対策をしていきましょう。
面接で気を付けるべきことについては、こちらの記事も参考になりますよ。
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面接で気をつけることとは? 就活のプロから学ぶ面接の心構えとコツ
この記事では「面接で気をつけることは何」という疑問を解決するべく、面接での身だしなみやマナー、回答の仕方を解説しています。キャリアコンサルタントとともに、面接の流れを通して気をつけるべきことを解説するので、理解して面接対策の参考にしてください。
記事を読む

①企業研究や自己分析をする

エントリーシート(ES)や履歴書を提出した際に、すでに企業研究や自己分析は済んでいるかもしれません。
しかし、企業の状況はときにはM&Aや事業提携などの新しい変化が起きていたり、就活を進める中で自分の価値観は変化したりするものです。
そのため、面接が決まったら改めて企業研究や自己分析をして、面接までに最新の企業情報や自分を認識しておきましょう。
企業研究のやり方
- 就活四季報を見る
- 企業ホームページ(HP)を見る
- OB・OG訪問をする
- 企業の口コミサイトを見る
- 社長や役員が著書の書籍を読む
自己分析は自分史を作成することがおすすめです。面接では書類に記載してある自己PRやガクチカなどに対して深掘り質問されることが多いです。
そのため、面接官から書類には書いていなかった内容を問われた際に回答が矛盾しないように、自分の軸を自己分析で明確にしておく必要があります。
また、志望動機も同様に深掘り質問をされる可能性があるため、他社との比較をしたうえで、その企業ならではの志望理由を明確にしなければなりません。書類選考の段階よりも深い企業研究をしておくことで、熱意や志望度の高さを伝えられますよ。
自分史の作り方
①ノートとペン、もしくはwordなどまとめられるものを用意する
②以下の内容を参考に小学校から現在までの出来事を年代別に洗い出していく
一番大変だったこと
一番頑張ったこと
気づいたこと
当時、熱中していたこと
大きな失敗や挫折
困難を乗り越えたこと
自分から率先しておこなったこと
③過去の経験を喜怒哀楽などで考え方が似ているエピソードをまとめる
④まとめた内容が自分の価値観を表す
- 面接本番まで時間がありません。すぐできる企業研究や自己分析の方法を教えてください。
Web上にあるまとめサイトや診断ツールを用いてみよう
企業研究と自己分析をおこなう時間があまりない場合は、就活サイトを使うことをおすすめします。
Webで検索すると企業の情報を収集しているまとめサイトも多くあります。そこである程度まとまった情報収集が可能であり、企業研究をすることも可能です。
また、自己分析についても入力するだけであなたの自己分析を手助けしてくれるツールも存在します。
ただし、準備をする時間がない他の学生も同様にあなたと同じ行動をするため、内容が被ってしまうことには注意してください。
自己分析や企業研究の内容は面接ノートにまとめて定期的に振り返るようにしましょう。以下の記事では面接ノートの作り方や書き方をまとめています。
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②頻出質問の回答を準備する
自己分析ができていれば、自分の回答の軸ができているため、面接で聞かれるさまざま質問に対応することができます。
とはいえ、面接官にわかりやすくそして適切なアピールをするためにも、最低限頻出質問の回答をあらかじめ作成して、どのように答えて、どのような深掘り質問が来るのかを整理しておきましょう。
この章のあとに頻出質問と例文を解説します。先に気になる学生はこちらから確認してくださいね。
また面接をする予定の企業では、どのような質問をされるか調べておくのも面接本番で焦らないための1つの方法です。面接まで時間がある場合は、OB・OG訪問でどのような質問をされたのか聞いてみましょう。面接まで時間がない場合は、就活口コミサイトなどを確認してくださいね。
OB・OGの話は企業の良い面ばかりを話す人もいます。また、就活口コミサイトの口コミは、投稿者を特定できない場合が多いです。
そのため、「半信半疑」程度に信用することをおすすめします。まったくの嘘ばかりとは言いませんが、すべて事実とも限りません。
その企業に対する口コミの全体として、ポジティブなものとネガティブなもののどちらの傾向が強いかを参考にしましょう。
③身だしなみや持ち物を確認する

面接の流れや頻出質問は確認をしているものの、服装や髪型、持ち物に関しては見落としがちな学生も中にはいます。
メラビアンの法則が示す通り、人は見た目の情報から多くの影響を受けます。そのため、面接官に好印象を残すためにも身だしなみを整えることを意識しましょう。
メラビアンの法則とは?
言葉の内容と表情、声のトーンなどが矛盾をしてメッセージが発せられたとき、人は「視覚情報:55%」「聴覚情報:38%」「言語情報:7%」という割合で影響を与えていることを示した心理学上の法則のこと
当日までに必要なものを用意したり、必要であれば美容室に行くなどをして身なりを整えることが大切です。
面接で適切な髪型
- 眉毛が見えるようにする
- 耳に髪がかからないようにする
- 地毛か地毛に近い髪色にする
- 髪が長い場合は束ねる
- お辞儀をしたときに崩れないように整髪剤を使用する
面接で適切な服装
- スーツ:無地の黒や紺で自分の体に合ったサイズ
- シャツ:白色無地のYシャツ
- 靴:基本的には黒で清潔感のあるもの
- カバン:床に置いたときに自立するタイプのもの
- コート:トレンチコートかチェスターコートが定番
地毛が明るく悩んでいる人はこちらのQ&Aを参考にしてみてください。キャリアコンサルタントが対処法を回答しています。
また忘れ物が1つあるだけで、「準備不足な学生」「仕事でもミスをするのではないか」とマイナスイメージにつながりかねません。必ず面接の前日までに持ち物の確認を済ませておきましょう。
面接に必須の持ち物
- A4サイズが入るバッグ
- スマートフォン
- 腕時計
- ES・履歴書(提出用)
- ES・履歴書(コピー)
- クリアファイル
- 筆記用具
- スケジュール帳
- ノート・メモ帳
- 現金・交通系ICカード
- ハンカチ
- ティッシュ
面接全体のマナーや適切な身だしなみが気になる学生は以下の記事を参考にしてください。形式別に詳しくまとめています。
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面接での服装のマナーや注意点はこちらの記事で詳しく解説しているので、身だしなみの参考にしてください。
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④会場までの所要時間を調べる
面接に遅刻は厳禁です。慣れない土地や場所に行くときは、道に迷ってしまったり、電車に乗り間違えてしまう可能性もあります。そのため、会場までにどのようなルートで行くのかを含めて所要時間を調べておきましょう。
5~10分前には受付をする必要があるため、会場周辺には15分前には着くようにすることがおすすめです。駅から会場が遠い場合もあるため、駅への到着時間ではなく、会場への到着時間を意識するようにしましょう。
オフィスビルの何階で受付をするのかまでを確認しておくと安心ですね。下調べや準備を入念におこなうことで、面接当日に焦らずに済みます。
アドバイザーコメント
三好 真代
プロフィールを見る面接に至るまでの流れを振り返ることが重要
当たり前ですが面接は、一連の選考過程の中の一つです。面接に至るまでの、企業説明会やOB・OG訪問、インターンなどのすべてのやりとりを改めて振り返りましょう。
企業は「この学生と会って話をしてみたい」と判断するまでに、さまざまな情報から総合的に評価してきています。ESや応募フォームなど選考に直結する内容はもちろん、メールやメッセージ、電話など、選考に付随するやりとりも含めて、どのようなところが評価されて面接に至ることができたのかを改めて振り返り、自己評価すると良いでしょう。
企業が自分のどこを評価したのかを考えよう
自分の何が評価されたのかを考えることは、企業研究の一環です。面接は「実際に会って話をする」ことで、その評価されたポイントを強化したり、広げたり、深めることができる場と言えます。
「一貫性のある学生」としてアピールできれば、入社後に安定して活躍できる人材として企業からの期待が高まります。逆に、選考のたびにコロコロと印象が変わってしまっては、企業は評価したくてもできなくなってしまいます。「会ってみたら全然違った」と思われないよう、「一貫した自分らしさ」を明確にしましょう。
ときには面接直前まで十分な対策ができないときもあるかもしれません。こちらの記事では面接前日に通過率を最大限高める方法を解説しているので、併せて確認しましょう。
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入退出のマナーを動画で確認する
入退室は、学生の第一印象と最後の印象を決める大事なシーンです。だからこそ、この記事で紹介したマナー動画を使って、細かな動作まで確認しておきましょう。自分一人で練習していると「これくらいで良いか」と考え、雑な対応をしてしまうことも。
この記事で紹介している動画は、入退室マナーのお手本となるものであるため、ドアの開閉の仕方やノックの強さまで、文章ではわかりづらい加減まで確認することができます。前日までに確認して、入退室でのミスを防ぎましょう。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
キャリアアドバイザー直伝! 面接の流れがイレギュラーなときの対策
前日までにどれだけ練習をしても、面接当日にイレギュラーな面接に遭遇することがあります。たとえば、面接が逆質問から始まったり、面接官が後から入室してきたりすると、動揺するかもしれません。
そんなときに、堂々と面接を進行するにはどのような対策をしておくべきなのでしょうか。キャリアアドバイザーの古田さんにイレギュラーな面接への対策方法や心持ちを聞いてみました。
アドバイザーコメント
古田 文子
プロフィールを見る想定外に対応できる事前準備で困難を打破しよう
日頃からできる対策として、思いつく「想定外」をシミュレーションし、友人や家族に手伝ってもらってロールプレイをおこなう対策があります。逆質問から始まる面接や、途中で面接官が交替する状況などを想定して練習しておきましょう。
その際、仕事とは関連がないように感じられる質問を友人にしてもらったりと、予想外の質問に対する練習をこなし、イレギュラーな状況に免疫をつけておくことがおすすめです。
それでもどうしても答えられないときは、「興味深いご質問ですね。すぐに回答が思いつきませんが」など、場つなぎをすることも必要です。場つなぎのための言葉も覚えておくと安心でしょう。
緊張で真っ白になったときは深呼吸
また、緊張してしまったときの回復術も身に付けておくべきです。私が考える、最も素早く緊張を和らげる方法は「深呼吸」です。胸式呼吸だけでなく腹式呼吸も取り入れることで、いつもよりゆっくり呼吸ができるため、血流がもとの速さに戻りやすくなり、気持ちを落ち着けることができます。
以上のような事前準備をして面接に臨み、面接本番での経験値を高められれば、冷静に対応する力が身につきます。不安なときこそ、たくさん練習しましょう。
面接の流れを押さえて落ち着いて実力を発揮し合格をつかもう!
ここまで解説したとおり、面接当日の流れだけでなく、面接の前日にも準備しておくべき対策や流れがあります。動画や画像で実際の場面をイメージしながら対策すると、より速く、正確に流れを身に付けることができるでしょう。
不安は、漠然とした曖昧な状況で感じやすいものです。面接の流れを押さえると曖昧さがなくなり、あなたが抱く不安は激減します。今回解説した面接の流れを踏まえて、万全を期して面接に臨み合格をつかみましょう。
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見る面接の内容だけでなく、全体の雰囲気を掴もう
面接の流れについては、双方向のやり取りを意識しておくようにしましょう。面接の流れを意識した準備では自分がどう対応するかばかりが気になりがちです。しかし、自分が応募している企業はどんな組織なのか、採用担当者はどんな視点で面接をおこなう人なのかを自分の五感で感じる貴重な機会です。
面接は自分が選考される場です。しかし、同時に企業を観察する場でもあります。これからの数年間、1日の3分の1以上を過ごす場所になるかもしれない環境を観察できる、またとない場面でもあるということです。
面接中に新しい発見があることも! 観察する気持ちで臨もう
面接会場で周囲をよく観察していると、その企業のことがよく見えてくるものです。もし社員同士が乱暴な言葉遣いで対応していたら、その会社で活躍する将来の自分を想像できるでしょうか。
また、本命ではない企業の面接会場で、期待に反してとても気持ちよく応対してくれる複数社員を見て、場合によっては志望の優先順位が変わるかもしれません。
面接の流れの中で、企業は学生を非常に真剣に観察しています。そして、応募する側のあなたも、面接官も含めてその企業で働く人の様子をよく観察することをおすすめします。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役
Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社e-career connect
Masayo Miyoshi〇幅広い領域においてキャリアコンサルティングの経験を積み、行政や企業向けのキャリア研修PG開発、講師業などにも携わる。対個人・対組織の支援を両輪でおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細マナー講師/アカデミー・なないろスタイル代表
Chikako Higuchi〇元資生堂ビューティーコンサルタント。現在は全国の企業・自治体でマナーとコミュニケーションの研修を実施。月間約1000人の新入社員に、社会人に必要なビジネスマナーを伝授
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