
SPIは、対策必須の適性検査で、幅広い分野から出題されます。なかでも非言語分野は数的処理や論理的思考が問われるため、公式や解法パターンをしっかり頭に入れておくことが得点アップの鍵です。
この記事では、多くの学生のWebテスト支援をおこなってきたキャリアコンサルタントの瀧本さんとともに、SPI非言語の公式をわかりやすく解説します。試験で使える公式を体系的にまとめているので、本番前の確認資料としても役立ててください。
後半にはSPIの練習問題を25問収録しています。公式の使い方に不安がある人も、例題を通して実際の解き方の流れをつかんでいきましょう。
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問題を解く前に確認!SPI非言語の解答のコツ
非言語
- 問題パターン:割合・速度算・推論・損益算・集合・表の読み取りなど
- 1問あたりの時間:1〜2分程度
- 出題頻度:テストセンター(あり)ペーパーテスト(あり)Webテスティング(あり)
- SPIで公式を使用する際のコツを教えてください!
求めるものに合った公式を選ぼう! 頻出問題のパターンを身に付けるのが大切
SPIでは、公式そのものの暗記よりも、「どの問題でどの公式を使うか」を瞬時に判断できるかが重要です。
特に、出題頻度が高い、割合・損益算・速度算・場合の数・確率などは、多くの問題が決まったパターンで構成されています。そのため、優先的に対策しましょう。
問題文を読んだらすぐに公式を探すのではなく、「何を求める問題なのか」を整理してから公式を使うことを徹底してください。
1問あたりの目安時間は30秒から1分程度です。途中式にこだわりすぎると時間不足になりやすいため注意しましょう。
公式を覚えるだけでなく、実際の問題を通して公式を繰り返し使用し、見た瞬間に解法が浮かぶ状態を目指すことが得点アップへの近道です。
スマホ1つで完結! 今すぐSPI模試を受けよう
SPI対策は効率的に進めることが大切です。自分の「苦手」を正しく把握して、一つずつ「得意」に変えていくことが点数をUPさせる近道となります。
自分のレベルがまだわかっていない人は、「SPI対策模試」を受けることから始めましょう。時間制限付きの本番に近い形で模試を受けることができるため、着実に力を付けていくことができます。
最大限に活かしてSPIを突破しましょう。
押さえておきたい! SPIの公式一覧
SPIの非言語分野は、公式を覚えておくことで素早く正確に解答できます。
以下に、試験で特に使用頻度の高い公式をまとめているので、苦手な分野から優先的に確認しておきましょう。
SPIの練習問題25問|瀧本さんによる解き方の解説付き!
ここからは、SPI非言語の例題を瀧本さんの解説付きで25問紹介します。公式を覚えるだけでなく、実際の問題でどう使うかを意識しながら取り組むことで、本番での応用力が身に付いていきます。
SPIの非言語に苦手意識がある人は、まず「問題を解く前に確認! SPI非言語の解答のコツ」を読んでから挑戦すると、公式の使い方をより効率よく理解できます。
問題1(難易度:★★★☆☆)
問題
店舗Xの大人と子どもの比は4:7、店舗Yの大人と子どもの比は5:8で、いずれも子どものほうが多い。2つの店舗の合計は179人で店舗Xの大人が32人のとき、店舗Yの大人の人数を求めよ。
選択肢
正解:C. 35人
店舗Xの子どもをa人とすると、比の値が等しいことから4:7=32:aが成り立つ。これを計算すると4a=7×32=224からa=56となり、店舗Xの合計人数は32+56=88人である。全体の179人から店舗Xの88人を引くと、店舗Yの合計人数は179-88=91人となる。店舗Yの大人と子どもの比は5:8なので、大人の人数は91×5/13=35人である。
問題2(難易度:★★★☆☆)
問題
ある企業の従業員数は男女比が5:3で、全体で800人である。このうち男性の35%がリモートワークをおこなっているとき、リモートワークをおこなっている男性は何人か。
選択肢
正解:C. 175人
男性の人数は全体に占める比率から計算すると、800×5/8=500人となる。この男性500人のうちの35%がリモートワークをおこなっているため、その人数は500×0.35=175人である。
この問題では、35%という数字にすぐ飛びつくのではなく、まず全体800人中の男性の人数を比5:3から丁寧に出すことが大切です。
「男性の35%」という表記に着目してください。男女比から人数を出し、その人数に男性の割合をかけるという二段階で考える過程が欠かせません。
割合の問題は、何に対する何%なのかを取り違えると一気に崩れやすいです。比と割合が混ざる問題ほど、対象を一つずつ確定させる進め方が有効になります。
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問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
ある専門店で商品の価格を15%値上げしたところ、販売数が8%減少した。売上高は何%増加したか?
選択肢
正解:A. 5.8%
元の価格を100円、販売数を100個とすると、元の売上高は10,000円となる。値上げ後の価格は115円、販売数は92個となるため、値上げ後の売上高は115×92=10,580円と求められる。つまり売上高の増加率は、(10,580-10,000)÷10,000×100=5.8%となる。したがって、売上高は5.8%増加したことになる。
この問題では、値上げ15%と販売数8%減少を足し引きだけで処理しないことが重要です。15−8で考えたくなりがちですが、元の価格と個数を100ずつ置いて売上を比較しましょう。
売上は「単価×個数」で決まるため、片方が増えてもう片方が減るときは、それぞれを掛け合わせて全体の変化を見る過程が必要です。
具体的な数字に置き換えると、割合同士の関係が目で追いやすくなります。割合の増減が2つ同時に出たら、差ではなく積で考えることを徹底しましょう。
問題4(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
A駅からB駅まで、行きは12km/時、帰りは18km/時で往復したところ、所要時間は1時間40分だった。A駅からB駅までの距離は何kmか?
選択肢
正解:C.12km
1時間40分は5/3時間である。A駅からB駅までの距離をaとおくと、時間=距離÷速さの公式から、a/12+a/18=5/3となる。この式の両辺に36をかけると、3a+2a=60という方程式が得られる。これを計算すると5a=60となり、a=12が導き出される。したがって、求める距離は12kmである。
まず1時間40分を時間の単位に直してから式を立てることが出発点です。速度算は、時間が「分」のままだと計算がぶれやすいので、時速に合わせて時間をそろえましょう。
そのうえで、A駅からB駅までの片道距離を一つの文字で置き、行きの時間と帰りの時間をそれぞれ「距離÷速さ」で表して足し合わせます。
往復は、同じ距離を2つの速さで進んだだけです。距離を文字で置いて、時間の和を作る形に持ち込めるかどうかがこの問題の分かれ目になります。
問題5(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
自動車Xと自動車Yが同じ地点から同じ方向に同時に走り始めた。自動車Xの速さは60km/時、自動車Yの速さは72km/時である。自動車Yが自動車Xより8km先にいるのは、出発してから何分後か?
選択肢
正解:C.40分後
2つの自動車の速さの差は72-60=12km/時となる。自動車YがXより8km先に進むまでにかかる時間は、距離の差を速さの差で割ることで求められる。つまり、8÷12=2/3時間となり、これを分に換算すると2/3×60=40分となる。したがって、自動車YがXより8km先にいるのは40分後となる。
2台が同じ方向に進んでいるので、使うべき速さはそれぞれの速さそのものではなく「差の速さ」だと気付けるかがポイントです。
同方向の2つの移動は差の速さ、反対方向なら和の速さという基本を押さえると解きやすくなります。
追いつく、あるいは差が広がる問題では、相対的な動きを見る必要があるのです。この設問では8km差がつくまでの時間を聞かれているので、1時間あたりにどれだけ差が広がるかを先に求めましょう。
時間を出したら分に直す作業まで丁寧に進めることも大切です。
問題6(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
自宅から図書館まで、行きは時速5km、帰りは時速7kmで往復した。往復の平均速度は時速何kmか求めなさい。小数点第2位を四捨五入すること。
選択肢
正解:C.5.8km/時
距離をakmとすると、往復の総距離は2akmとなる。時間=距離÷速さの公式から、行きの時間はa/5時間、帰りの時間はa/7時間である。総時間は通分すると、a/5+a/7=7a/35+5a/35=12a/35時間となる。平均速度=総距離÷総時間なので、2a÷(12a/35)=2a×35/12a=70/12となり、aが約分されて消え、計算すると約5.833…km/時となる。小数点第2位を四捨五入するため、正解は5.8km/時と求められる。
平均速度を単純に「行きと帰りの速さの平均」と考えないようにしましょう。往復の平均速度は、総距離を総時間で割って求めるので、速さの平均をそのまま使うとずれてしまいます。
この問題は行きも帰りも同じ距離であることが鍵です。片道距離を文字で置いて、総距離と総時間を式にする考え方を使いましょう。
解説にあるように、距離をaと置くと時間の式がきれいにまとまり、最後にaが消えて平均速度だけが残ります。平均速度は「距離ベース」で考えるものだと意識しておくと、この型にも対応可能です。
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問題7(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
ある洋服の定価は4,500円であった。この洋服を定価の35%引きで購入したとき、支払う金額はいくらか?
選択肢
正解:C.2925円
割引後の料金=定価×(1-割引率)の公式に当てはめて計算する。定価の4,500円から35%引きとなるため、支払う金額の割合は全体の65%となる。式に表すと、4,500×(1-0.35)=4,500×0.65=2,925となる。したがって、実際に支払う金額は2,925円である。
「〇〇%引き」という記述は「払うのは全体の何%か」と置き換えるのがコツです。
たとえば、この問題のように35%引きなら支払うのは100%から35%を引いた残りなので、定価に75%を掛けると料金が求められます。
35%を掛けるやり方だと、35%をそのまま払う割合だと勘違いする恐れがあるため、支払うのは何%かを意識して解きましょう。
問題8(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
ある雑貨を定価の25%引きにして売ったら定価の450円引きになった。この雑貨の定価はいくらか求めよ。
選択肢
正解:C.1800円
定価をa円とおく。問題文から、定価の25%に当たる金額(割引額)が450円に相当することがわかる。割引額=定価×割引率の公式に当てはめると、0.25a=450という方程式が成り立つ。この式の両辺を4倍して計算すると、a=1,800となる。したがって、この雑貨の定価は1,800円である。
450円が定価そのものではなく、定価の25%に当たる「割引額」だと正確に読むことが大切です。
損益算や割引の問題では、文章中の金額が元の値段なのか、一部の割合なのかを取り違えると、その先の式が全部ずれてしまいます。
この設問は定価を文字で置き、「定価の25%=450円」という関係をそのまま式にできればかなり楽になります。25%は4分の1なので、割合の意味がつかめれば計算自体は重くありません。
何が全体で、何がその一部かを見抜く読み取りが、この問題では特に重要になります。
問題9(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
原価1,200円の商品に原価の3割の利益を見込んで定価を設定した。このとき、定価の25%引きで販売した場合の利益または損失はいくらか求めよ。
選択肢
正解:B.30円の損失
定価=1,200×1.3=1,560円となる。売値は定価の25%引きなので、1,560×(1-0.25)=1,560×0.75=1,170円となる。利益は売値から原価を引いて求めるため、1,170-1,200=-30円となる。数値がマイナスになるため、30円の損失が発生したことがわかる。したがって、正解は30円の損失である。
原価1,200円に対してまず3割の利益を見込んだ定価を出し、そのあとで25%引きの売値を求めるという順番を崩さないことが大切です。
利益3割と値引き25%をまとめて考えたくなりますが、どちらも基準にしている金額が違うため、段階を分けて処理する必要があります。
まず定価と売値を求めます。そして、最後に売値と原価を比べて、利益なのか損失なのかを判断しましょう。
割合が2回出てくる問題ほど、どの金額に対する割合かを一つずつ確認しながら進めることが肝心です。
問題10(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
1個300円の商品を120個仕入れ、原価の5割増しで定価を設定した。そのうち90個は定価で売れたが、残りの30個は定価の4割引きで売った。全体の利益はいくらか求めよ。
選択肢
正解:B.11700円
仕入れ総額は300×120=36,000円。定価は300×1.5=450円であり、定価での売上高は450×90=40,500円。割引価格は450×0.6=270円であり、割引での売上高は270×30=8,100円となる。よって、総売上高は40,500+8,100=48,600円となるため、全体の利益は48,600-36,000=11,700円と求められる。
全体の利益を一気に出そうとせず、「定価で売れた90個」と「値引きして売れた30個」を分けて売上を整理するのがコツです。
原価、定価、割引後の価格の3つが出てくるので、頭の中だけでまとめると混乱しやすくなります。先に仕入れ総額を出し、そのあとで2通りの売上を別々に計算し、最後に合計売上から原価総額を引く流れで整理しましょう。
複数条件の損益算は、区分けして積み上げる考え方が役立ちます。
問題11(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
ある社内プロジェクトのチームを編成するため、技術職の男性7人と女性4人の中から、男性2人・女性2人の計4人を選ぶとき、その選び方は何通りあるか求めよ。
選択肢
正解:D. 126通り
男性7人から2人を選ぶ組み合わせは、7C2=(7×6)÷(2×1)=21通りとなる。女性4人から2人を選ぶ組み合わせは、4C2=(4×3)÷(2×1)=6通りとなる。これらは同時に起こる独立した選び方であるため、積の法則を適用する。したがって、21×6=126となり、正解は126通りである。
男性から2人、女性から2人を選ぶという条件を見たときに、4人をまとめて一気に選ぶのではなく、グループごとに分けて考えることが大切です。
この型は順列ではなく組み合わせです。そのため、並ぶ順番を気にする必要はありません。
男性7人から2人を選ぶ方法と、女性4人から2人を選ぶ方法は別々に数え、そのあとで同時に起こる選び方として掛け合わせましょう。
条件が複数あるときほど、分けて数えて最後にまとめるという流れを意識すると整理しやすくなります。
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問題12(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
P、Q、R、S、T、Uの6人が一列に並ぶとき、PとQが隣り合う並び方は何通りあるか求めよ。
選択肢
正解:B. 240通り
PとQをひとまとめにして1つの塊とみなすと、この塊と残りのR、S、T、Uの4人を合わせた計5つを一列に並べる順列となる。5つを一列に並べる方法は5!=5×4×3×2×1=120通りである。さらに、ひとまとめにしたPとQの内部の並び順として、PQとQPの2通りがあるため、全体では120×2=240通りと求められる。
PとQが隣り合うという条件を見たら、まずPとQを一つの塊として扱いましょう。
6人をそのまま並べてから条件に合うものを探すと時間がかかりやすいため、条件付きの2人を一体化して数えるのが定石です。
そのうえで、その塊の中ではPQとQPの並び替えがあることも忘れずに押さえる必要があります。
「隣り合う」「離す」「端に置く」といった並びの条件は、塊で考えて効率的に解きましょう。
問題13(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
12人のサークルメンバーから、代表1人、副代表1人を選ぶとき、その選び方は何通りあるか求めよ。
選択肢
正解:C.132通り
代表と副代表という異なる2つの役職を選ぶため、順番を考慮する順列を用いて計算をおこなう。12人の中から2人を選ぶ選び方は12P2通り。順列の公式に数値を当てはめると、12×11=132となる。したがって、代表1人、副代表1人の選び方は132通りと求められる。
代表1人と副代表1人は役割が違うため、順番のある選び方として考えることが大切です。「2人選ぶ」場面でも、役職や順位が区別されるときは順列になることを認識しましょう。
この問題では、最初に代表を決め、そのあと残った人から副代表を決めるという二段階で考えるとわかりやすいです。
同じ2人でも役職の入れ替わりで別のケースになるかどうかを確認する習慣を持つと、順列と組み合わせに対する混同が減ります。
問題14(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
大小2個のサイコロを振ったとき、出た目の和が4の倍数になる確率を求めよ。
選択肢
正解:C.1/4
2個のサイコロの出目の組み合わせは6×6=36通りである。出た目の和が4の倍数になる組み合わせは以下の通りである。
和が4になるものは(1,3)(2,2)(3,1)の3通り、和が8になるものは(2,6)(3,5)(4,4)(5,3)(6,2)の5通り、和が12になるものは(6,6)の1通りで、合計9通りとなる。
したがって、求める確率は9/36=1/4となる。
大小2個のサイコロという条件があるので、出目の組は区別して数えましょう。たとえば1と3、3と1は和は同じでも別の出方として扱います。
確率の問題では、まず全体が何通りあるかを正しく押さえ、そのあと条件に合う場合だけを漏れなく数える流れが基本です。
この設問では「和が4の倍数」という条件なので、4、8、12のどれになるかを分けて整理すると見やすくなります。
数え上げはやみくもにおこなわず、和ごとに分けて確認しましょう。
問題15(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
25m/秒で走行している長さ150mの電車が長さ750mの鉄橋を通過するのにかかる時間は何秒か求めよ。
選択肢
正解:C.36秒
電車が鉄橋を完全に通過するまでに進む距離は、電車の長さと鉄橋の長さを足し合わせたものになる。したがって、総距離は150+750=900mとなる。通過にかかる時間は、時間=距離÷速さの公式を用いて計算をおこなうため、900÷25=36となり、正解は36秒と求められる。
鉄橋を通過しきるまでに進む距離は、鉄橋の長さだけではなく電車の長さも加える必要があることを意識しましょう。
通過算では、先頭が入り始めてから最後尾が抜けるまでを考えるので、見えている対象の長さに自分自身の長さを足す場面が多くなります。そのうえで、時間は距離÷速さで求めます。
秒速が与えられているため単位の変換は不要ですが、進む距離の読み取りで差が付きやすい問題です。通過の始まりと終わりを図で思い浮かべながら整理しましょう。
問題16(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
長さ180mの電車Xが秒速22mで走行している。向かいから秒速18mで走行している長さ140mの電車Yとすれ違うのに必要な時間は何秒か?
選択肢
正解:C.8秒
すれ違い時間=(2つの長さの合計)÷(速さの和)の公式を用いて計算をおこなう。電車Xと電車Yの長さの合計は180+140=320m。互いに向かい合って進むため、両者の速さの和は22+18=40m/秒となる。すれ違うのに必要な時間は、これらを公式に当てはめて320÷40=8と求めることができる。したがって、正解は8秒である。
問題17(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
静水時の速さが18km/時の船が、流れの速さ6km/時の川を72km下るのにかかる時間は何時間か?
選択肢
正解:B.3時間
下りの速さ=静水時の速さ+流れの速さの公式から、船が川を下る速さは18+6=24km/時となる。これを、時間=距離÷速さの公式に数値を当てはめると、72÷24=3となる。したがって、川を下るのにかかる時間は3時間と求められる。
問題18(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
CさんとDさんがそれぞれ1から8までの数字が均等に出るルーレットを1回ずつ回すとき、Cさんの数字がDさんの数字より大きくなる確率はいくらか?
選択肢
正解:B. 7/16
すべての目の出方は8×8=64通りである。まずは、Cさんの数字がDさんの数字より大きくなる場合を考える。Cが2のときDは1の1通り、Cが3のときDは1か2の2通り、……Cが8のときDは1〜7の7通りとなるため、合計1+2+3+4+5+6+7=28通りとなる。よって、確率は28÷64=7/16と求められる。
この問題では、条件に合う場合を一つずつ数える前に、全体が何通りあるかを正しく把握することが先決です。
確率の問題は、分母と分子のどちらかを曖昧にすると途中で整合が取れなくなる傾向にあります。また、同じ結果を重複して数えないこと、逆に抜けを作らないことも重要です。
こうした設問では、樹形図や表のように整理するつもりで場合を並べると、頭の中だけで処理するより安定します。
条件が複数重なるときほど、どの順番で場合分けすると数えやすいかを先に決めてから進めましょう。
問題19(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
濃度5%の食塩水240gに水を160g加えると、食塩水の濃度は何%になるか求めよ。
選択肢
正解:C.3.0%
食塩の量=食塩水の量×濃度の公式から、含まれる食塩の量は240×0.05=12gとなる。水を160g加えた後の食塩水の重さは240+160=400gとなる。濃度は(食塩の量÷食塩水の量)×100の公式を用いて計算するため、(12÷400)×100=3.0と求められる。したがって、水を加えた後の食塩水の濃度は3.0%となる。
まず「食塩の量は変わらない」という基本を押さえることが大切です。水を加える問題では、増えるのは食塩水全体の重さだけで、もともと入っている食塩の重さはそのままです。
そのため、最初に濃度5%の食塩水240gに含まれる食塩が何gあるかを出し、そのあとで水を加えたあとの全体量を考えるようにしましょう。
濃度算は、食塩の量、食塩水の量、濃度の3つを混ぜて考えると崩れやすいです。まず中身の食塩の量を固定してから全体量の変化を見るのが基本の考え方になります。
問題20(難易度:★★★☆☆)
問題
ある企業の新入社員60人に、英語と中国語の学習経験について調査したところ、以下の結果が得られた。
・英語の学習経験がある:42人
・中国語の学習経験がある:24人
・どちらの学習経験もある:12人
このとき、英語も中国語も学習経験がない新入社員は何人か?
選択肢
正解:B.6人
英語の学習経験がある42人と中国語の学習経験がある24人をそのまま足すと、両方の学習経験がある12人が重複して数えられてしまう。そのため、重複分を引いて英語または中国語の学習経験がある人数を求める。すると、42+24-12=54人となる。よって、学習経験がない新入社員の人数は、全体の60人からこの54人を引いた、60-54=6人と求められる。
この問題では、英語42人と中国語24人をそのまま足して終わりにしないことが重要です。両方学習した12人は二重に数えられてしまうため、必ず重なりを引きましょう。
この型はベン図を頭に描けると整理しやすいです。英語か中国語のどちらかを学んだ人の人数を先に出してから、全体60人との差を考えましょう。
重複をどう扱うかがポイントです。「足してから重なりを引く」という定番の形を確実に使えるようにしておくと対応しやすくなります。
問題21(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
ある店舗の在庫をXさん1人で棚卸しすると14時間、Yさん1人でおこなうと35時間かかる。このとき、2人が一緒に作業すると何時間かかるか求めよ。
選択肢
正解:B.10時間
全体の仕事量を1とおく。1時間あたりの仕事量は、Xさんが1/14、Yさんが1/35となる。2人が同時に作業するときの1時間あたりの仕事量は、通分して足し合わせると1/14+1/35=5/70+2/70=7/70=1/10となる。完了までにかかる時間は全体の仕事量÷1時間あたりの仕事量で求められるため、1÷(1/10)=1×10=10となる。したがって、2人が一緒に作業すると10時間かかる。
この問題では、14時間と35時間をそのまま足したり平均したりしないことが大切です。
仕事算では、かかる時間ではなく「1時間あたりにどれだけ進むか」という仕事の速さに直して考えるのが基本になります。
この問題なら、全体の仕事量を1とおき、Xさんは1時間でそのうちどれだけ進めるか、Yさんはどれだけ進めるかを分数で表しましょう。
2人で一緒に作業するときは、その速さを足し合わせれば良いので、時間よりも進み具合を先に見る意識が必要です。
問題22(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
ある数xの4倍に9を足すと、xの7倍から12を引いた数と等しくなる。xはいくらか?
選択肢
正解:C.7
問題文から一次方程式を立てて解を求める。まず、ある数xの4倍に9を足した数は4x+9と表せる。また、xの7倍から12を引いた数は7x-12と表せる。これらが等しくなるため、方程式は4x+9=7x-12となる。xを含む項を右辺に、定数項を左辺に移項すると、9+12=7x-4xとなり、21=3xとなる。この式の両辺を3で割るとx=7が得られる。したがって、求める数xは7である。
問題23(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
ノートとボールペンを合わせて15点購入した。ノートは1冊120円、ボールペンは1本90円で、代金の合計は1,560円だった。ノートは何冊購入したか?
選択肢
正解:C.7冊
ノートの数をx冊とする。ボールペンの数は15-x本と表せる。代金の合計が1,560円なので、120x+90(15-x)=1,560という方程式が成り立つ。この式を展開すると120x+1350-90x=1,560となる。これを整理すると30x=210となり、両辺を30で割るとx=7が得られる。したがって、購入したノートの数は7冊である。
ノートの冊数だけをxとおき、ボールペンの本数は「合計15から引いた残り」で表す発想ができるかが鍵です。
文章題では、別々に文字を置くより、全体の個数条件を使って一つの文字で表したほうが式がすっきりします。さらに、120円と90円は単価であり、冊数や本数を掛けてはじめて代金になることも大事なポイントです。
個数の合計と代金の合計という2つの条件があるときは、まず数量の関係を式にしてから金額へつなげると整理しやすくなります。条件を一つずつ式へ落とし込むようにしましょう。
問題24(難易度:★★★☆☆)
問題
次の問いに答えよ。
5枚のコインを同時に投げるとき、少なくとも1つが表になる確率はいくらか?
選択肢
正解:D. 31/32
「少なくとも1つが表になる」という確率は、余事象である「すべて裏になる」という確率を全体から引くことで求められる。5枚のコインを同時に投げるとき、すべてのコインが裏になる確率は(1/2)⁵=1/32となる。求める確率は、全体の確率である1からこの余事象の確率を引くことで計算できるため、1-1/32=31/32となる。したがって、正解は31/32である。
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問題25(難易度:★★★★☆)
問題
次の問いに答えよ。
船が川を36km上るのに4時間30分、下るのに2時間15分かかった。このとき、静水時の船の速さは時速何kmか求めよ。
選択肢
正解:C.12.0km/時
4時間30分は4.5時間、2時間15分は2.25時間である。上りの速さは36÷4.5=8km/時、下りの速さは36÷2.25=16km/時となる。静水時の速さ=(下りの速さ+上りの速さ)÷2の公式に数値を当てはめると、(16+8)÷2=12となる。したがって、静水時の船の速さは時速12.0kmである。
川を下るときと上るときで速さが違うことをきちんと整理するのがポイントです。
流水算では、静水時の船の速さに流れの速さを足し引きします。全体の速さは下りなら速くなり、上りなら遅くなります。
この設問でも、まずそれぞれの実際の速さを式に直してから時間や距離の関係を考えましょう。
問題文の数字だけを追うのではなく、船そのものの速さと川の流れの速さを分けて考える姿勢が大切です。上下の向きでどちらが加算、どちらが減算になるかを確実に押さえましょう。
SPI対策する際のポイント
SPIの非言語に関する記事
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SPIに関する記事
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SPIの勉強時間をプロが解説! おすすめの進め方や重点ポイントも
非言語以外の練習問題も解いてみよう!
SPIは多くの分野に分かれています。練習問題を繰り返し解いて、公式の使い方をマスターしましょう。
SPIのそのほかの練習問題
- 言語:二語の関係
- 言語:熟語の成り立ち
- 言語:語句の用法
- 言語:空欄補充
- 言語:文の並び替え
- 言語:英語 長文読解
- 言語:英語 誤文訂正
- 言語:英語 和文英訳
- 言語:長文読解
- 言語:語句の意味
- 言語:英語 反意語
- 言語:英語 単語の意味
- 言語:英語 整序問題
- 言語:英語 同意語
- 言語:英語 空欄補充
- 言語:英語 問題
- 非言語:損益算
- 非言語:仕事算
- 非言語:場合の数
- 非言語:代金の清算
- 非言語:濃度算
- 非言語:分割払い
- 非言語:年齢算
- 非言語:速度算
- 非言語:表の読み取り
- 非言語:料金の割引
- 非言語:推論
- 非言語:推論平均
- 非言語:確率
- 非言語:サイコロ
- 非言語:割合
- 非言語:集合
- 非言語:推論順序
- 非言語:推論内訳
- 非言語:整数の推測
- 非言語:推論正誤
- 非言語:長文読み取り計算
- 非言語:グラフの領域
- 非言語:装置と回路
- 非言語:n進法
- 非言語:順列と組み合わせ
- 非言語:物の流れと比率
- 構造的把握力検査
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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アドバイザーのリアル・アドバイス!「この形ならこの公式」がパッと浮かぶまで演習を繰り返そう!
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
瀧本博史
プロフィールを見るSPIでは、割合、損益算、仕事算(ほかの頻出分野と比べると優先度はやや下がる可能性がある)、速度算、確率、場合の数などは出題頻度が高いです。それぞれの典型問題を繰り返し解いて「この形ならこの公式」という状態まで慣れておきましょう。
回答のコツは、難しい問題にこだわらないことです。SPIは時間との戦いなので、解法がすぐに思い浮かばない問題は一旦飛ばし、解ける問題から処理していくと得点は安定します。
また、公式に数値を当てはめる前に、何を求める問題なのかを整理する習慣を付けましょう。公式を覚えていても、条件の読み違いで失点するケースは少なくありません。
公式暗記で満足しないで! 一番の対策は分野別問題の反復練習にある
就活生がやりがちな失敗は、公式だけを暗記して演習量が不足することです。SPIでは公式を知っていても、実際に問題へ適用できなければ得点になりません。
また、複雑な途中式を書きすぎて時間を浪費する人も多く見られます。できるだけ簡潔に計算し、概算や選択肢の活用も意識しましょう。
解くために必ず覚えておきたい考え方は、「公式は解法のスタート地点であってゴールではない」ということです。問題の条件整理とパターン認識が先にあり、その後で公式を使います。
必要な練習としては、まず頻出公式を整理し、その後に分野別問題を反復演習すること。さらに時間を計りながら問題を解き、本番と同じスピード感に慣れておきましょう。そうすることで、実際の試験でも落ち着いて対応できるようになります。