例文6選! 就活で無双できる「バイタリティのある人」とは

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/公認心理師

    Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士

    Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/NC Harmony代表

    Eriko Arima〇大手人材紹介会社で約5年、転職者や若者、女性のキャリア支援を担当した。その後はIT企業の採用責任者を務め、現在は幅広い世代を対象にキャリアや就職活動の支援もおこなっている

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 内定獲得の鍵! 企業が本当に求める「バイタリティ」の3大要素とは
  • バイタリティを際立たせるアピール方法を面接の種類別に解説
  • 例文6選を参考に実際にバイタリティをアピールしてみよう

就職活動中、「バイタリティのある人材を求めています」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか。 しかし、「バイタリティって具体的に何?」「どうやってアピールすればいいんだろう?」と悩む学生もいるかもしれません。

バイタリティは、単なる元気さや積極性だけではありません。困難に直面しても諦めない粘り強さ、周囲に良い影響を与える力など、複合的な要素を含む重要な資質です。それは、予想外の事態に柔軟に対応する能力や、チームのモチベーションを高める力にもつながります。

記事では、キャリアアドバイザーの吉野さん、杉原さん、有馬さんのアドバイスを交えつつ、就活で評価される「バイタリティ」の本質と、それを効果的にアピールする方法を詳しく解説します。企業が本当に求めているバイタリティとは何か、一緒に見ていきましょう。

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目次

バイタリティがある人はどんな企業も欲しがる人材

バイタリティがある人は、どんな企業からも高く評価される人材です。なぜなら、彼らは困難に直面しても諦めず、周囲にポジティブな影響を与え、組織全体を活性化させる力を持っているからです。

この記事では、就活におけるバイタリティの重要性と、それを効果的にアピールする方法を解説します。まず、企業が求めるバイタリティの3つの要素を説明し。バイタリティが特に評価される職種や、短期間でバイタリティを高める効果的な方法を解説します。就活期間中に実践できる具体的なトレーニング方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

最後に、バイタリティ溢れる自己PR例文6選を紹介します。実際の例文を参考に、自分の経験をバイタリティと結びつけ、面接官を魅了しましょう。記事の内容を実践すれば、バイタリティのある人物として存在感を示し、他の候補者との差別化を図ることができますよ。

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バイタリティとは?

バイタリティとは、英語の「Vitality」に由来し、「活力」や「生命力」といった意味を表します。たとえば、一般的に「バイタリティのある人」とは、仕事や趣味に積極的で、常に前向きに行動する人を指します。

ただし、企業が求めるバイタリティとは、以下のような要素を含む、総合的な力を指すとイメージすると良いでしょう。

企業が求めるバイタリティとは

  1. 困難に立ち向かう粘り強さ
  2. 新しいことに挑戦する積極性
  3. 周囲にポジティブな影響を与える力
  4. 変化に柔軟に対応する適応力
  5. 目標に向かって諦めずに努力し続ける持続力

つまり、就活におけるバイタリティのある人材とは、単に元気があるだけでなく、困難な状況でも前向きに取り組み、周囲の人々を巻き込みながら、組織全体の成長に貢献できる人を指します。

重要なのは、バイタリティは生まれ持った特性ではなく、意識的な努力と経験を通じて育成できるということです。自己の強みを理解し、それを活かす機会を積極的に求めること、失敗を恐れず新しいことにチャレンジすること、そして周囲の人々と良好な関係を築きながらともに成長することで、あなた自身のバイタリティを高めていくことができます。

吉野 郁子

プロフィール

一言で表すのは難しいですが、バイタリティとは生命力の強さを表す言葉です。採用でバイタリティを評価する際に使われる表現としては、「情熱が伝わる」「イキイキしている」「目が輝いている」などが挙げられます。

前向きな姿勢を持つ「バイタリティ」の精神に通じる資質については、こちらの記事でも解説していますよ。行

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自己PRの「行動力」は6つの言い換えで差別化できる! 例文30選

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当てはまるか確認しよう! バイタリティがある人の3つの特徴

当てはまるか確認しよう! バイタリティがある人の3つの特徴

  • 積極的で前向きな姿勢を持っている
  • 困難な状況でも粘り強く取り組む
  • 周囲にポジティブな影響を与える

変化の激しい現代のビジネス環境において、多くの企業が企業がバイタリティのある人を求めています。バイタリティのある社員は、その持ち前のポジティブな姿勢で、新規プロジェクトの推進、顧客満足度の向上、組織の活性化など、さまざまな場面で周囲に良い影響を与えるからです。

一方で、自分がバイタリティがある人に当てはまるのか、気になる人もいますよね。実際にバイタリティのある人は、どのような特徴を持っているのでしょうか。ここでは、そんなバイタリティあふれる人物に共通する3つの特徴を詳しく紹介します。

①積極的で前向きな姿勢を持っている

バイタリティのある人のわかりやすい特徴は、常に前を向いて行動する姿勢です。バイタリティのある人は新しい挑戦を恐れず、むしろ成長の機会として捉えます。

たとえば、職場で新しいプロジェクトが始まったとき、多くの人が不安や戸惑いを感じるなか、バイタリティのある人は「面白そうだ」「新しいことが学べそう」と捉えます。彼らは失敗を恐れるのではなく、そこから得られる教訓に価値を見出しているのです。

この姿勢は、困難な状況下でも発揮されます。予期せぬトラブルが発生した際も、バイタリティのある人は「なぜこうなったのか」「どうすれば解決できるか」と建設的に考え、行動に移すでしょう。このような前向きな態度は、周囲の人々にも良い影響を与え、チーム全体のモチベーションを高めます

杉原 美佐子

プロフィール

前向きな人は明るいですね。そして、どのような困難にあっても簡単に諦めないタフさは、周囲の人にやる気を出させる効果があると思います。活力ある人材が揃うと全体の士気が上がり、企業はどんどん成長していきます。

積極性をアピールしたい人はこちらの記事を参考にしてください。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

②困難な状況でも粘り強く取り組む

バイタリティのある人の際立った特徴の一つに、逆境に強いという点があります。困難な状況に直面しても、簡単には諦めません。むしろ、そのような状況をチャレンジとして捉え、粘り強く取り組む姿勢を持っています。

この粘り強さは、長期的な目標達成において特に重要です。ビジネスの世界は、キャリア形成や大規模なプロジェクトなど、すぐに結果が出ないような取り組みばかりだからです。それだけでなく、数年単位で同じ業務に向き合い続けるケースもあれば、すぐに目に見える成果がでない場合もあります。

一時的な停滞や失敗に遭遇しても、それを学びの機会として捉え、最終的な目標に向かって着実に前進し続ける力は、どんな企業でも高く評価されるでしょう

問題を解決するまで最後まで継続して努力できる強みは、シンプルに継続力の自己PRとしてもまとめられます。こちらも読んでおきましょう。

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③周囲にポジティブな影響を与える

バイタリティのある人の最後の特徴は、その存在自体が周囲に良い影響をおよぼすことです。彼らは自身のエネルギーと熱意で周りを鼓舞し、チームの士気を高める力を持っています。

具体的には、困難な状況下でも冷静さを保てるからこそ、周囲に安心感を与えます。たとえば、締め切りが迫っているプロジェクトで、チームメンバーが焦りや不安を感じている際、バイタリティのある人は「一緒に乗り越えよう」と声をかけ、具体的な解決策を提案するでしょう。

また、バイタリティのある人は他者の成功を心から喜び、称賛することができます。バイタリティのある人がいると、職場全体が協力的で前向きな雰囲気になり、結果として生産性の向上も期待できるのです

有馬 恵里子

プロフィール

常に物事に対して前向きな捉え方をするため、人の良い点を見つけることも得意です。本人が気づいていない長所やポジティブな変化に気づき、それを素直に伝えることができるため、嫌味なく他者を褒めることができます。

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バイタリティがあると就活でどんなふうに役立つ?

バイタリティのある人は、就活のさまざまな場面で力を発揮します。就職活動は数カ月、時には1年以上におよぶこともある長期的なイベント。途中で心が折れてしまったり、やる気がなくなったりした経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

しかし、バイタリティのある人は、モチベーションを高く保ち、たとえ不採用を経験しても、そこから学びを得て次の機会に活かす力を持っています。自分の納得のいく会社から内定がもらえるまで前進し続ける力は、学生として大きな強みになるでしょう。

もう少し細かく見ていくと、次のようなシーンでその前向きな姿勢が発揮されていることが多いでしょう。

バイタリティが特に発揮されるシーン

  • 複数の企業説明会や面接を1日でこなす場面
  • GDや集団面接など複数人で選考に臨む場面
  • 初めての業界や職種に挑戦する場面
  • 予期せぬ質問や課題が出された場面

特にグループディスカッションなどの集団選考では、議論をリードしたり、チームメンバーの意見を引き出したりする際に、バイタリティのある人は自然とその力を発揮し、グループ全体のパフォーマンスを向上させることができます。面接官にも、そうしたコミュニケーション能力が高く評価されるでしょう。バイタリティを身に付けて、就職活動をポジティブに乗り越えましょう。

採用担当者の視点から、面接で見かける「バイタリティがある人」にはどんな共通点がありますか?

吉野 郁子

プロフィール

バイタリティのある人は行動量が多く何事も「面白がる」気質がある

面接で見られる「バイタリティがある人」は、就職活動自体を楽しみ、そのプロセスを通じて成長しています。特徴的なのは、その行動量の多さです。

好奇心旺盛で、人との交流に喜びを見出し、ときには睡眠時間を削ってでもやりたいことに没頭する姿から、将来の可能性を感じさせます。

また、家でぼーっとしたりダラダラしたりせず、常に活動を続けられるそのエネルギーには、個人的にもうらやましさを覚える特徴の一つです。さらに、ポジティブで、予想外のことも「面白がる」気質も感じられます。

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採用担当者に聞いた! バイタリティがある人に企業はどんな印象を持つ?

激動する経済環境や急速に変化するビジネス環境のなかでは、企業が求める人材像も日々変化しています。そのなかで昨今注目されている「バイタリティのある人」は、前述したとおり、多くの企業が求めている人材でもあります。

では実際のところ、採用担当者はバイタリティのある人のどのような点を魅力に感じ、評価しているのでしょうか。キャリアコンサルタントの有馬さんに、新卒就活におけるバイタリティがある人に対する具体的な印象や評価について、話を聞きました。

アドバイザーコメント

前向きな姿勢は「ポテンシャルが高い」という評価につながる

バイタリティがある人からは、ポテンシャルと積極性の高さが感じられます。入社してから実際にどの程度のパフォーマンスを出せるかは面接をおこなってもわからない部分が多いのが正直なところです。

ただ、貪欲に知識と経験を身に付け、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢があれば立ち上がりは早いです。バイタリティがある人は前向きに取り組む姿勢を持っているため、その後活躍するためのポテンシャルが高い印象を与えられます。

人間関係の構築などの点でもバイタリティのある人は求められる

また、フレッシュな風を吹き込んでくれることも、企業が新入社員に期待していることの一つです。バイタリティのある人が率先して既存社員にかかわっていくことで、組織が活性化します。

さらには新入社員が複数入社する場合、全員が消極的だとなかなか横のつながりも広がらず、会社からの指示待ちとなりますが、バイタリティがある人がいると、リーダーシップをとって同期をまとめてくれる存在にもなり得るのです。

企業にとって、バイタリティのある人は、社会人のスタートの時点でもその後の活躍の場でも頼れる心強い存在として好印象といえます。

バイタリティがある人と相性の良い3タイプの企業

バイタリティがある人と相性の良い3タイプの企業

  • ベンチャー企業や急成長中の企業
  • 顧客と直接かかわる対人サービスを軸にする企業
  • グローバル展開している企業

バイタリティのある人は、そのエネルギッシュな特性を活かせる環境で特に輝きます。しかし、企業にはそれぞれの風土やカラーがあります。残念ながら、すべての企業がバイタリティあふれる人材の力を最大限に引き出せるわけではありません。

ここでは、そんなバイタリティのある人と特に相性の良い3タイプの企業を紹介します。この章で紹介するタイプの企業は、バイタリティのある人の特性を活かし、さらなる成長を促す環境を提供する可能性が高いでしょう。

①ベンチャー企業や急成長中の企業

ベンチャー企業や急成長中の企業は、バイタリティのある人にとって理想的な環境です。

ベンチャー企業や急成長中の企業の特徴

  • 変化の激しい環境
  • 多様な役割と責任
  • 迅速な意思決定と行動
  • イノベーションの重視
  • フラットな組織構造

などが挙げられます。

このような環境下では、常に新しいチャレンジがあり、自身のアイデアを積極的に提案し実行に移せる機会が豊富です。たとえば、新規プロジェクトの立ち上げや、既存のビジネスモデルの改善など、創造性を発揮できる場面が多くあります。また、会社の成長に直接貢献できる実感も得られやすいでしょう。

さらに、こういった企業では一人が多くの役割を担うという状況も珍しくありません。バイタリティのある人は、この多様な役割をこなすことで、幅広いスキルを短期間で習得できる可能性があります

吉野 郁子

プロフィール

まだ成功事例がない分野への挑戦や活躍が期待されます。ベンチャー企業でよく使われる「走りながら考える」という言葉が示すように、失敗に寛容でチャレンジを恐れない風土は、バイタリティのある人に最適です。

ベンチャー企業のリスクについて不安に思う学生は、こちらもぜひ併せて読んでみてくださいね。

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②顧客と直接かかわる対人サービスを軸にする企業

対人サービスを中心とする企業も、バイタリティのある人との相性が良いといえます。

顧客と直接かかわる対人サービスを軸にする企業

  • 小売業
  • ホスピタリティ産業
  • コンサルティング会社
  • 医療・介護サービス
  • 教育関連企業

これらの企業では、顧客との直接的なやりとりが多く、その都度臨機応変な対応が求められます。

バイタリティのある人は、このような状況下で持ち前の活力と柔軟性を発揮し、顧客満足度の向上に大きく貢献できる可能性が高い人材です。たとえば、クレーム対応や難しい要望への対処など、ストレスの高い場面でも前向きに取り組むことができるでしょう。

また、人々とかかわることでさらにエネルギーを得られる傾向があるため、仕事にやりがいを感じやすいでしょう。顧客の笑顔や感謝の言葉が直接的なモチベーションとなり、さらなる成長につながる可能性があります

杉原 美佐子

プロフィール

自分自身に余裕があるので、相手に対しても余裕をもって接することができます。相手からすれば安心感や信頼感につながると思います。対人関係ではこの安心感や信頼感が非常に大事です。結果、多くの人からの支持を得られるでしょう。

③グローバル展開している企業

グローバルに事業を展開している企業も、バイタリティのある人にとって魅力的な選択肢です。

グローバル展開している企業の特徴

  • 多様な文化や価値観との遭遇
  • 海外赴任や出張の機会
  • 国際的なプロジェクトへの参加
  • 外国語でのコミュニケーション
  • 時差を越えた業務調整

バイタリティのある人は、新しい環境や挑戦を歓迎する傾向があるため、このようなグローバルな環境で力を発揮しやすいでしょう。

言語や文化の壁を乗り越え、多様なバックグラウンドを持つ人々と協働するなかで、自身の能力をさらに伸ばすことができます。たとえば、異文化コミュニケーションスキルや、グローバルな視点でのビジネス戦略立案能力など、国内企業では得難い経験を積むことができるでしょう。

また、海外拠点との連携や、現地でのビジネス展開など、通常以上の労力やエネルギーを要する業務も多くあります。バイタリティのある人は、このような状況でも前向きに取り組み、成果を上げる可能性が高いといえます。

有馬 恵里子

プロフィール

文化や環境の違いに対する適応力の高さを持っているため、多国籍メンバーがいるプロジェクトや海外赴任などの場面でリーダーシップをとることができるでしょう。臆せずに自分の主張をすることも期待されます。

PREP法で伝えよう! 自己PRでバイタリティをアピールする場合の構成

PREP法

自己PRは就職活動において非常に重要な要素です。特にバイタリティのような抽象的な概念をアピールする際は、単に「私はバイタリティがあります」というだけでは説得力に欠けます。ここで効果を発揮するのがPREP法です。

PREP法とは、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(まとめ)の頭文字を取った、論理的な説明方法です。この方法を使うことで、自身のバイタリティを具体的かつ説得力のある形でアピールすることができます。

それでは、PREP法を用いてバイタリティをアピールする際の構成を詳しく見ていきましょう。

結論から伝える

まず、自己PRの冒頭で結論を述べます。これは、PREP法のPoint(結論)に当たる部分です。

Point(結論)の例

「私の強みは、どんな困難な状況でも諦めずに取り組み、周囲にも良い影響を与えるバイタリティです」

このように、最初に結論を述べることで、聞き手の関心を引きつけ、その後の説明への期待を高めることができます。また、自分が最も伝えたいポイントを明確にすることで、面接官の記憶に残りやすくなります。

ここでのポイントは、単に「バイタリティがあります」というのではなく、そのバイタリティがどのような形で発揮されるのかを簡潔に示すことです。「困難な状況でも諦めない」「周囲に良い影響を与える」といった具体的な表現を使うことで、より印象的な自己PRとなります。

バイタリティを発揮したエピソードを伝える

次に、具体的なエピソードを交えて、なぜ自分にバイタリティがあるのかを説明します。これは、PREP法のReason(理由)とExample(具体例)に当たる部分です。

Reason(理由)とExample(具体例)の例

「私がこのバイタリティを身に付けたのは、大学時代のボランティア活動がきっかけです。被災地支援のプロジェクトに参加した際、現地の厳しい状況や活動の困難さに直面しました。しかし、諦めずに粘り強く活動を続け、最終的にはチームリーダーとして50人以上のボランティアをまとめ上げ、大きな成果を残すことができました」

エピソードを伝える時には、次の点を意識して説明するとより効果的です。

エピソードを伝える際に盛り込むべき要素

  1. 具体的な状況設定:いつ、どこで、どのような活動だったのかを明確にする。
  2. 直面した困難:どのような課題があったのかを具体的に伝える。
  3. 取った行動:その困難に対してどのように行動したのかを詳しく説明する。
  4. 得られた結果:その行動によってどのような成果が得られたのかを数字などを交える。

エピソードを語る際は、単なる事実の羅列ではなく、そのプロセスで感じたこと、学んだことなども交えると、より深みのある説明になります

吉野 郁子

プロフィール

活動のやりがいに加え、行動量を示すエピソードが効果的です。例えば、ボランティア活動で「毎晩夜遅くまでミーティングを行った」「駅前で8時間募金活動を呼びかけた」「地元企業30社を訪問した」など、具体的な数字が情熱の高さをより伝えてくれます。

仕事にどのように活かすかで締める

最後に、そのバイタリティを仕事でどのように活かすかを説明して締めくくります。これは、PREP法の最後のPoint(まとめ)に当たる部分です。

Point(まとめ)の例

「このようなバイタリティを御社でも発揮し、困難な案件に粘り強く取り組むとともに、チーム全体のモチベーションを高める存在になりたいと考えています。特に、御社が注力している新規事業開発において、予想外の障害が発生しても諦めずに取り組み、プロジェクトを成功に導きたいと思います」

ここでのポイントは、自分のバイタリティが企業にとってどのような価値をもたらすのかを具体的に示すことです。可能であれば、事前の企業研究で得た情報をもとに、その企業特有の課題や目標に対して、自身のバイタリティがどのように貢献できるかを述べると、より説得力が増します

また、将来のビジョンについても触れると良いでしょう。バイタリティを活かしてどのようなキャリアを築いていきたいのか、そしてそれが企業の成長にどうつながるのかを示すことで、長期的な視点での自己PRが完成しますよ。

自己PRで「バイタリティがある」を強みにする学生は、実際のところ多いのでしょうか?

有馬 恵里子

プロフィール

リーダー経験がある人のなかにはバイタリティを強みにする人もいる

リーダー的なポジションの経験や伝えやすい実績を持っている学生はバイタリティをアピールすることが多いです。

ただ、自分のバイタリティをアピールできている人というのは、バイタリティという一言で強みを表すのではなく、「仲間を巻き込んで前に進めていくバイタリティ」や「さまざまな人と関係性を築けるバイタリティ」のように、ほかの力と組み合わせた形でオリジナリティを出しています。

逆にいうと、自分の経験と絡めた具体的な伝え方ができないと、バイタリティをアピールしたところで埋もれてしまうのです。ほかの人との差別化という意味でも、自分が持っているバイタリティがどういうものなのか言語化しておく必要があります。

自己PRの構成での「PREP法」を使い方はこちらでも詳しく解説していますよ。

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自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授

伝わる自己PRを書くために重要な構成。構成をしっかり考えることで、採用担当者に響く自己PRが作成できます。今回は構成の組み立て方からエピソードの書き方、さらに自己PRを魅力的にするコツまで幅広く解説しています。最後には例文も豊富に紹介しています。

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自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授

面接の種類別に解説! バイタリティがあることのアピール方法

面接の種類別に解説! バイタリティがあることのアピール方法

  • 個人面接:具体的なエピソードを交えて熱意を伝えよう
  • グループディスカッション:積極的に発言して議論をリードしよう
  • 集団面接:逆質問を活かして存在感を示そう

就職活動において、面接は自身のバイタリティを直接アピールできる絶好の機会です。しかし、多くの学生は「バイタリティをアピールする」と聞いて、ただ元気よく振る舞えばいいと勘違いしてしまいがちです。実際には、面接の種類によって効果的なアプローチ方法が異なります。

面接官は、表面的な元気さだけでなく、困難に立ち向かう力や周囲にポジティブな影響を与える能力など、総合的な「バイタリティ」を見極めようとしています。そのため、場面に応じた適切なアピール方法を知っておくことが重要です。

ここでは、代表的な3つの面接形式別に、効果的なバイタリティのアピール方法を詳しく解説します。これらの方法を理解し、実践することで、あなたの本当の魅力を面接官に伝えることができるでしょう。

個人面接:具体的なエピソードを交えて熱意を伝えよう

個人面接は、一対一でじっくりとアピールができる貴重な機会です。ここでのポイントは、抽象的な表現を避け、具体的なエピソードを交えながら自身の熱意を伝えることです。「やる気があります」「頑張ります」といった一般的な表現では、真のバイタリティは伝わりません。

個人面接では、質と量のバランスが重要です。詳細に語りすぎて冗長にならないよう注意しながら、具体的かつ簡潔に自身の熱意を伝えることを心掛けましょう。また、面接官の反応を見ながら、適宜説明の深さを調整することも大切です。

面接前には、自己分析を徹底的におこない、自身の強みや成長したエピソードを整理しておくことをおすすめします。そうすることで、どんな質問にも具体的かつ自信を持って答えられるようになり、バイタリティのある人材としての印象を強く残すことができるでしょう。

杉原 美佐子

プロフィール

バイタリティのある人はまず、うつむきません。いつも前を見ているからです。また最後までハキハキと話します。やる気に満ちあふれているからです。語尾は下げないようにします。語尾が下がると暗い印象になるので、注意しましょう。

グループディスカッション:積極的に発言して議論をリードしよう

グループディスカッションは、ほかの応募者とともに課題に取り組む形式です。ここでは、単に自己主張するだけでなく、チーム全体の成果を高めることが評価されます。バイタリティのある人材として認められるためには、積極的に発言しながらも、他者の意見も尊重する姿勢が重要です。

グループディスカッションでは、単に多く発言するのではなく、建設的で議論を前進させる発言を心掛けましょう。また、他の参加者の意見をしっかりと聞き、それを踏まえたうえで自分の意見を述べることで、協調性とリーダーシップの両方をアピールすることができます

緊張のあまり消極的になってしまう人も多いですが、そこで意識的に前向きな姿勢を保つことが大切です。たとえ完璧な発言ができなくても、積極的に参加しようとする姿勢そのものが、バイタリティのアピールになりますよ。練習を通じて、自分の意見を簡潔に伝える力や、他者の意見を聞いて瞬時に反応する力を養いましょう。

グループディスカッションで「バイタリティがある人」と思ってもらうためにはどうすれば良いですか? 悪い意味での目立ちたがりだと思われないようにしたいです。

吉野 郁子

プロフィール

熱心に話を聞いたりほかの学生を手助けしたりしてアピールしよう

非言語的な立ち居振る舞いは、バイタリティを効果的に伝えます。たとえば、椅子にもたれず、前のめりの姿勢で座っていたり、グループ内の人の動きや表情をよく観察していたりする姿勢などです。

また、自分自身も表情豊かであることもバイタリティを示すために重要といえます。ほかにも、率先して準備する、スピーディに道具を渡してほかの人をサポートするなど、グループが活性化するように素早く手助けができることも印象を左右するポイントの一つです。

これらは試験会場で急にできるものではなく、日頃の生活習慣に表れるものといえます。

グループディスカッションでよく出題されるテーマについて気になる人は、ぜひ次の記事を読んでみてくださいね。

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集団面接:逆質問を活かして存在感を示そう

集団面接では、限られた時間のなかでほかの応募者と差別化を図る必要があります。ここでは、質問への回答だけでなく、逆質問の機会を活用しましょう。バイタリティのある人材は、与えられた状況のなかで最大限の成果を出そうとする姿勢を持っています。その姿勢を、逆質問を通じて示してください。

効果的なアピール方法

  1. 質問への回答は簡潔かつ印象的に
    ほかの応募者と似たような回答にならないよう、自身のユニークな経験や視点を交えて回答する。
  2. 積極的な姿勢を示す表情や態度を心掛ける
    自分の番でなくても、ほかの応募者の回答に真剣に耳を傾ける姿勢を示す。
  3. 逆質問の機会を最大限に活用する
    「御社の○○プロジェクトについて、今後の展開をどのようにお考えでしょうか?」など、企業研究に基づいた具体的な質問や「先ほどの○○さんの質問に関連して、△△についてもう少し詳しくお聞きしたいのですが……」など、ほかの応募者の質問に対する回答にも注目し、それを踏まえた質問をおこなう

また、集団面接特有の緊張感や競争心に飲み込まれないことも重要です。ほかの応募者を競争相手としてではなく、ともに切磋琢磨できる仲間として捉え、お互いの回答から学ぼうとする姿勢を持つことで、堂々とした態度でいられるでしょう。

集団面接は一連の流れとマナーを押さえることが合格への第一歩です。バイタリティのある人としての振る舞いを意識して内定をつかみましょう。

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今からでも間に合う! バイタリティのある人になるための4つの方法

今からでも間に合う! バイタリティのある人になるための4つの方法

  • 運動や食事に気を使う
  • バイタリティあふれる人と一緒にいる
  • 新しいことにチャレンジし続け成功体験を積む
  • ポジティブな思考法を身に付ける

バイタリティは、就職活動で高く評価される重要な特性です。しかし、「バイタリティがある人」と聞くと、生まれつきの性格だと思い込んでしまう人も多いでしょう。実はバイタリティは、意識的な努力と習慣付けによって誰でも身に付けることができるのです。

ここでは、バイタリティのある人になるための4つの具体的な方法を紹介します。これらの方法は、すぐに始められるものばかりなので、今からでも遅くありません。日常生活に少しずつ取り入れることで、あなたも活力にあふれた人に成長できるでしょう。

①運動や食事に気を使う

バイタリティの基礎となるのは、心身の健康です。いくら精神的に前向きになろうとしても、身体が疲れていては十分な力を発揮できません。まずは、規則正しい生活リズムを作り、適度な運動と栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。

具体的な実践方法

  • 毎日30分以上の有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)をおこなう
  • 十分な睡眠時間(7-8時間)を確保する
  • 野菜、果物、全粒穀物など栄養価の高い食品を積極的に摂取する
  • 水分補給を忘れずにおこなう

これらの習慣は、身体的な健康だけでなく、メンタルヘルスの向上にも関係します。体調が良いときは、自然とやる気も湧いてくるものです。特に運動は、ストレス解消やエンドルフィンの分泌促進にも効果があるため、積極的に取り入れましょう。

また、食事の質も重要です。ファストフードやスナック菓子に頼りがちな人は、少しずつでも手作りの食事を増やしていきましょう。体に良い食事を摂ることで、自己管理ができているという自信にもつながります。

②バイタリティあふれる人と一緒にいる

人は環境の影響を大きく受ける生き物です。バイタリティのある人と接することで、その活力や前向きな姿勢を自然と吸収することができます。

実践のポイント

  • 職場や学校でエネルギッシュな人を見つけ、積極的に交流する
  • バイタリティあふれる人の行動や考え方を観察し、真似てみる
  • オンライン上のコミュニティやSNSでも、ポジティブな影響を与える人々とつながる

ただし、単に一緒にいるだけでなく、その人の何がバイタリティにつながっているのかを意識的に観察し、自分なりに取り入れていくことが大切です。たとえば、困難な状況でも冗談を言って場の雰囲気を和ませる人がいれば、その姿勢を学んでみるのも良いでしょう。

また、バイタリティのある人と接することで、自分自身の可能性に気付くこともあります。「自分にもできるかもしれない」という気持ちが芽生えることで、新たな挑戦への原動力になるのです。

有馬 恵里子

プロフィール

自分だけでは気付かない視点に気付け、前向きな思考が養われると思います。バイタリティのある人からポジティブなフィードバックをもらうことで、自分が陥りがちな思考の癖も修正することができます。

③新しいことにチャレンジし続け成功体験を積む

バイタリティは、新しい挑戦と成功体験の積み重ねによって育まれます。小さな目標から始めて、着実に達成していくことで自信とやる気が高まります。これは「自己効力感」を高めるプロセスでもあります。

チャレンジの例

  • 新しい趣味や技能の習得(料理、語学、楽器演奏など)
  • 職場や学校での自主的なプロジェクトの立ち上げ
  • ボランティア活動への参加
  • 短期的な目標(1週間禁煙する、毎日日記をつけるなど)の設定と達成

重要なのは、失敗を恐れずにチャレンジすることです。たとえうまくいかなくても、そこから学びを得ることで次につながります。小さな成功体験を積み重ねることで、徐々に自信とバイタリティが育つでしょう。

特に、自分の コンフォートゾーン(快適領域)を少しずつ広げていくことが効果的です。たとえば、人前で話すのが苦手な人なら、まずは少人数の前でプレゼンテーションをする機会を作るなど、段階的にチャレンジの難度を上げていくのがおすすめです。

④ポジティブな思考法を身に付ける

バイタリティのある人の特徴の一つは、物事を前向きに捉える能力です。ネガティブな状況でも、そこから学びや機会を見出す思考法を身に付けましょう。これは「認知の再構成」と呼ばれる感情や思考の癖を直す心理療法にも通じるものです。

ポジティブ思考を養うコツ

  • 日々の生活で感謝の気持ちを持つ(毎日3つの感謝できることを書き出すなど)
  • 失敗や挫折を「学びの機会」と捉え直す
  • 自己対話の際、ポジティブな言葉遣いを心掛ける
  • メディアやSNSの情報に振り回されず、自分の価値観を大切にする

ポジティブ思考は、現実逃避ではありません。ただし、失敗した場合は現状を正しく認識したうえで、そこからどのような前向きな行動が取れるかを考えましょう。たとえば、プロジェクトが失敗に終わった場合、単に「次は上手くいく」と楽観的に考えるのではなく、「なぜ失敗したのか」を分析し、そこから得た教訓を次に活かすことが大切です。

就活で評価されるようなバイタリティがある人になりたいです。何から始めれば良いでしょうか?

杉原 美佐子

プロフィール

常に笑顔でいることです。笑顔になること自体は簡単ですが、常に笑顔となると、自分の感情をコントロールしないといけないので難しいでしょう。失敗したり、嫌なことがあったりしても、それを飲み込んで笑顔になることで、失敗や嫌なことで発生した負の感情に囚われることなく、次のステップに進めます。

それに人は、常に暗い顔をしている人と仲良くなりたいと思いませんが、いつもニコニコと笑っている人とは一緒にいたいと思うものです。結果、周囲に人が集まります。人が集まれば、それは大きな力を生み出します。

バイタリティといっても、ガツガツした体育会系をイメージする必要はありません。静かでも前に進む力があれば良いのです。

例文6選! バイタリティを活かした自己PR

バイタリティを活かした自己PR

  • 積極性をアピール
  • 粘り強さをアピール
  • コミュニケーション能力をアピール

バイタリティを活かした自己PRでは、あなたの情熱や行動力、そして困難に立ち向かう姿勢を効果的に伝えられます。

バイタリティを表現する際に重要なのは、具体的なエピソードを交えながら、あなたの行動と、それによってもたらされた結果を明確に示すことです。また、行動力があることを示すだけでなく、その行動が周囲にどのような影響を与え、組織にどのような価値をもたらしたかを説明しましょう。

ここからは、バイタリティの3つの異なる側面に焦点を当てた例文を紹介します。これらの例を参考にしながら、あなた自身の経験や特性に基づいた、説得力のある自己PRを作成してください。

積極性をアピール

積極性は、バイタリティを示すうえで最も重要な要素の一つです。自ら進んで行動を起こし、新しい挑戦に前向きに取り組む姿勢は、多くの企業が求める人材像と合します。さらに、積極性は学習意欲とも密接に関連しています。

新しい知識やスキルを積極的に吸収しようとする姿勢も、バイタリティの表れといえるでしょう。自己啓発の経験や、困難に直面した際に新しい解決策を模索した経験なども、積極性をアピールする良い材料となります。

例文1:学生団体での経験を活かしたアピール

積極性をアピールした例文

「私の強みは、どんな状況でも積極的に行動を起こし、周囲を巻き込んで目標を達成するバイタリティです。

この強みは、大学3年次に立ち上げた学生団体での経験で培われました。当初は5人のメンバーで始まった団体でしたが、私は積極的に学内外に働きかけ、1年間で50人規模の団体へと成長させました。

特に印象に残っているのは、地域の環境保護活動を企画した際の経験です。予算や人員の確保に苦戦しましたが、諦めずに地域の企業や行政に何度も足を運び、最終的には100名以上の参加者を集めるイベントを成功させました。この経験を通じて、積極的に行動することの重要性と、粘り強く取り組むことの大切さを学びました。

御社でも、この積極性を活かし、新規プロジェクトの立ち上げや、部署間の連携強化などに貢献したいと考えています。常に前を向いて挑戦し続ける姿勢で、会社の成長に貢献したいです」

吉野 郁子

プロフィール

メンバーの増加が、活動の拡大をわかりやすく伝えています。さらに具体的な数字を加えると、説得力が増します。「積極的に学内外に働きかけた」際の具体的な行動や、「地域の企業や行政に何度も足を運んだ」場合、何社に何回訪問したのかなどを明示すると、アピール力が高まります。

例文2:アルバイト経験を通じた顧客対応力をアピール

積極性をアピールした例文

「私の強みは、困難な状況でも積極的に課題に取り組み、最善の結果を導き出すバイタリティです。

この強みは、大学生活3年間続けた飲食店でのアルバイト経験で磨かれました。特に印象に残っているのは、ある繁忙期の出来事です。突然のスタッフの欠勤で人手が足りないなか、予約外の顧客が大勢来店するという事態が発生しました。

私は、ただ慌てるのではなく、すぐに行動を起こしました。まず、キッチンと連携して効率的な料理の提供方法を提案。次に、待っている顧客に丁寧に状況を説明し、飲み物のサービスをおこないました。さらに、アルバイトのシフト表を確認し、急遽応援を呼びました。

結果として、大きなトラブルを回避し、多くの顧客から感謝の言葉をいただきました。この経験から、困難な状況こそチャンスだと捉え、積極的に行動することの重要性を学びました。

御社においても、この積極性を活かし、予期せぬ問題が発生した際にも冷静かつ迅速に対応し、最善の結果を導き出すことができると考えています。常に前を向き、新しい挑戦を求める姿勢で、会社の成長に貢献していきたいと考えています」

杉原 美佐子

プロフィール

大差はないです。ただ「バイタリティ」は活力、生命力という意味ですから、ニュアンスは異なります。「明るい」と「元気がよい」も同じですね。自分としては、「積極的」と「バイタリティ」のどちらがしっくりくるでしょうか。問題はそこです。

アルバイト経験は入社後の活躍イメージを伝える有効な題材です。こちらの例文10選も見ておきましょう。

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粘り強さをアピール

真のバイタリティは単なる我慢強さではありません。同じ方法で行き詰まった際に、新しいアプローチを模索し続ける創意工夫の能力も、強靭なバイタリティの表れです。困難を前に立ち止まらず、常に前を向いて解決策を探り続ける姿勢こそ、企業が求めるバイタリティといえるでしょう

長期的な目標に向けて努力を続けた結果、どのようなスキルや知識を獲得したか、あるいは自己の成長をどのように実感したかを述べることで、あなたの粘り強さとバイタリティが持つ価値をより明確に示すことができます。

例文1:長期的な目標達成を通じたアピール

粘り強さをアピールした例文

「私の強みは、困難に直面しても諦めずに粘り強く取り組み、最後まで目標を達成するバイタリティです。

この強みは、大学3年次から1年半かけて取り組んだプログラミングスキルの習得過程で培われました。当初、プログラミングの経験がまったくない状態からスタートし、基礎的な概念の理解にも苦戦しました。特に、複雑なアルゴリズムの実装に挑戦した際は、何度も挫折しそうになりました。

しかし、諦めずに毎日少しずつ学習を続け、わからないところは先輩や教授に質問し、オンラインコミュニティでも積極的に情報交換をおこないました。その結果、1年後には自力で簡単なWebアプリケーションを開発できるレベルまで成長し、最終的には学内のプログラミングコンテストで入賞を果たしました。

この経験を通じて、一朝一夕には身に付かない技術でも、粘り強く取り組み続ければ必ず習得できるという確信を得ました。また、困難に直面した際も、それを乗り越えるプロセスこそが大きな成長につながることを学びました。

御社でも、この粘り強さを活かし、長期的な視点で課題に取り組んでいきたいと考えています。特に、新規事業の立ち上げなど、すぐには結果が出ない分野においても、諦めずに挑戦し続けることで、必ず成果を上げられると確信しています」

有馬 恵里子

プロフィール

具体的な取り組みを伝えることで、困難な状況でも努力を重ねられる粘り強さの裏付けができています。ただ、行動の結果として入賞がついてきた印象も受けるので、掲げた目標に向かって取り組んだ話の方が説得力があります。

例文2:部活動での経験を通じたアピール

粘り強さをアピールした例文

「私の強みは、どんなに厳しい状況でも諦めずに粘り強く取り組み、目標を達成するバイタリティです。

この強みは、大学のバドミントン部での4年間の経験を通じて培われました。入部当初は運動音痴で、基本的な技術の習得にも苦戦しました。特に印象に残っているのは、2年次の地区大会での出来事です。

予選リーグで全敗を喫し、チームのモチベーションが大きく低下しました。しかし私は、諦めずに毎日の練習に真剣に取り組み、チームメイトにも声をかけ続けました。休日返上で練習を重ね、体力と技術の向上に努めました。

その結果、半年後の次の大会では見違えるほどのパフォーマンスを発揮し、準決勝まで進出。最終的に3年次には主将を務め、40年ぶりとなる全国大会出場を果たしました。

この経験から、一時的な挫折に負けず、粘り強く取り組み続けることの重要性を学びました。また、個人の努力が周囲にも良い影響を与え、チーム全体の成長につながることを実感しました。

御社においても、この粘り強さを活かし、短期的な結果に一喜一憂せず、長期的な視点で課題に取り組んでいきたいと考えています。特に、御社が注力している海外市場開拓のような困難な課題に対しても、諦めずに粘り強く挑戦し続けることで、成果を上げていきたいです」

吉野 郁子

プロフィール

「バイタリティ」という言葉には、充実感や幸福感、ワクワク感といったポジティブな意味合いが含まれています。「辛くても忍耐強く我慢した」という表現だと、そのニュアンスとは異なります。むしろ、逆境を楽しみながら前向きに工夫を重ねた、という視点が適しているでしょう。

次の記事では役職・部活別に自己PR例文15選を紹介しています。

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コミュニケーション能力をアピール

バイタリティ豊かな人材の特徴の一つに、優れたコミュニケーション能力があります。この能力は、単に話がうまいということではなく、相手の意図を正確に理解し、自分の考えを効果的に伝え、さらには周囲を巻き込んで目標達成に導く力を指します。高いコミュニケーション能力は、チームの活力を高め、組織全体のバイタリティを向上させる重要な要素です

チームプロジェクトでリーダーシップを発揮した経験や、意見の対立を円滑に解決した例、あるいは複雑な情報をわかりやすく説明して周囲の理解を得た経験などのエピソードを通じて、あなたのコミュニケーション能力がチームや組織にどのような影響をもたらしたかを具体的に説明しましょう。

例文1:サークル活動でのリーダーシップ経験を通じたアピール

コミュニケーション能力をアピールした例文

「私の強みは、多様な人々と積極的にコミュニケーションを取り、チーム全体の活力を高めるバイタリティです。

この強みは、大学での国際交流サークルの活動を通じて培われました。2年次から副代表を務め、20か国以上から集まったメンバーをまとめる役割を担いました。

特に印象に残っているのは、年間最大のイベントである国際文化祭の企画・運営です。言語や文化の壁、価値観の違いから生じる意見の対立に直面しましたが、私は粘り強くコミュニケーションを取り続けました。

具体的には、週1回のミーティングに加え、メンバー一人ひとりと個別に話す機会を設け、それぞれの想いや懸念を丁寧に聞き取りました。また、SNSを活用して常にオープンな情報共有をおこない、議論の場を設けました。ときには通訳として双方の意見を橋渡しすることもありました。

結果として、過去最高の来場者数を記録し、大学からも高い評価を得ることができました。この経験からおなじ目標に向かってチームを先導するコミュニケーション能力、また同時に多様性を尊重することの重要性を学びました。

御社においても、この能力を活かし、部署間の連携強化や、グローバルチームでのプロジェクト推進に貢献したいと考えています。多様な背景を持つ人々の意見を調整し、チーム全体の活力を高めることで、御社の更なる成長に携わりたいです」

杉原 美佐子

プロフィール

自分のバイタリティを具体的に説明していて評価できます。気になるのはバイタリティを能力としている点。性質、あるいは特徴ではないでしょうか。いずれにしてもバイタリティが仕事上において有益であるとわかります。

例文2:アルバイト経験を通じた顧客対応力のアピール

コミュニケーション能力をアピールした例文

「私の強みは、どんな状況でも相手の立場に立って考え、適切なコミュニケーションを取ることで問題を解決するバイタリティです。

この強みは、大学3年間続けた携帯電話ショップでのアルバイト経験で磨かれました。特に印象に残っているのは、新商品発売日の対応です。

その日、システムトラブルにより商品の在庫確認や契約手続きに大幅な遅延が生じ、多くの顧客が苛立ちを見せていました。私は、この状況を打開するため、積極的に行動を起こしました。

まず、待合室の顧客一人ひとりに丁寧に状況を説明し、待ち時間の目安をお伝えしました。また、顧客の要望を細かく聞き取り、可能な限り代替案を提案しました。たとえば、すぐに機種変更が必要な方には臨時の貸出機を用意するなど、柔軟な対応を心掛けました。

さらに、店長の許可を得て、待っている顧客全員に飲み物を提供し、雑誌やタブレットで新商品の情報を閲覧できるようにしました。これらの対応により、多くの顧客から理解を得ることができ、最終的にはクレームゼロで対応を完了することができました。

この経験から、困難な状況下でも冷静に相手の立場に立ってコミュニケーションを取ることの重要性を学びました。また、状況に応じて臨機応変に対応することの大切さも実感しました。

御社においても、このコミュニケーション能力を活かし、顧客満足度の向上や社内の問題解決に貢献したいと考えています」

有馬 恵里子

プロフィール

周りを巻き込んで前に進めていくこともバイタリティです。関係する人たちからいかに意見やニーズを吸い上げ反映させていくかも大切なので、自分から発信するだけでなく、聞く力も重要なアピールとなります。

あなたらしいバイタリティをアピールして内定をつかもう

バイタリティは就職活動において重要な要素ですが、そのアピール方法は人それぞれです。大切なのは、自分自身のユニークな経験や強みを活かし、あなたらしいバイタリティを表現することです。

そのためには、まず徹底的な自己分析をおこない、バイタリティを発揮した具体的なエピソードを用意しましょう。そして、そのバイタリティが志望企業でどのように活かせるかを考え、企業研究と結びつけることが重要です。

面接では、PREP法を活用して論理的かつ印象的なアピールを心掛け、面接の形式に応じてアプローチを変えることも大切です。また、エントリーシート(ES)から面接まで一貫してバイタリティを表現することで、あなたの本質的な強みとして伝わります。

就活そのものがバイタリティを試される機会でもあります。困難があっても諦めず、常に前を向いて取り組むことで、内定をつかむことができるはずです。

アドバイザーコメント

バイタリティがある人とは2つの要素が揃っている人

明るく元気で前向きといった人は、周囲の人から好かれます。また、粘り強く諦めない、何があってもへこたれない、やり遂げるといった姿勢は仕事をするうえでもとても評価される要素の一つです。バイタリティはいろいろな定義をすることができますが、私はこの2つが揃っていることだと思います。

仕事は一人ではできません。同僚、先輩、上司だけでなく取引先がいて、それぞれと良好な関係が必要です。暗くて消極的だと人は離れていきます。一緒にいて楽しくないからです。

仕事は、たとえ好きなこと仕事にしていても、嫌いなこと、難しいこと、やりたくないことが多くあります。ときには無理難題を提示されることもあるため、その度にふさぎ込んで作業が滞るようでは仕事は終わりません。ましてや仕事の放棄などはご法度です。

就活でアピールしたい場合は、まず自分のバイタリティについて考えてみましょう。他人と同じである必要はありません。スポーツでも、フルマラソンで培った場合と、サッカーで培った場合のバイタリティは違うはずです。

バイタリティがあるとは、心にエネルギーが満ち溢れているということといえます。そのエネルギーで何をしたいのか、考えましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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