「面接に自信がない」克服には自己分析が最重要! 自分を知ることから始まる自信のつけ方

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国家資格キャリアコンサルタント / 公認心理師

吉野 郁子 ヨシノ・イクコ

プロフィール

就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当 >プロフィールページを見る

  • ・保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16070714) / 公認心理師

この記事について

  • どんな人に読んでほしい?
    ①面接に自信がない人
    ②これから就活対策を始める人
  • このオピニオン記事で得られること
    ①面接を受ける前に持つべき心構え
    ②面接を受ける前に必ず知っておきたいポイント
    ③吉野さん直伝・面接の不安をなくす3つの対処法

本コンテンツは、PORTキャリアに参画するアドバイザーによるオピニオンコンテンツです。アドバイザー自身の一次的な実体験や、これまでの具体的な支援実績に基づいた「その人にしか語れない」独自の知見をお届けします。

※ 記事内で紹介する事例は、関係者のプライバシー保護とキャリアコンサルタントとしての守秘義務の観点から、個人が特定されないよう細心の注意を払って編集・構成しています。

インタビュー・執筆:瀧ヶ平史織(PORTキャリア編集部)


どんなに練習をしても、面接に自信が持てない。そんな人は、一度練習をやめてほかに今やるべきことがないかを考えてみてください。

自信が持てない理由はいくつかありますが、キャリアコンサルタントとして18年にわたり学生と話してきた経験から、原因は大きく3つに分けられると感じます。

面接に自信が持てない理由

面接への自信のなさは、面接時の態度に表れるもの。結果としてそれが不採用につながり、「またうまくいかなかった……」「余計に自信が持てない……」という負のループにつながることは多いです。

ここで連鎖を断ち切り良い結果を得るためにも、これまでと同じ行動を繰り返すのはやめましょう。

では、具体的にどうすれば面接に自信を持って臨めるようになるのでしょうか。この記事では、面接に自信がない原因を分析し、原因別の対処法を解説していきます。

インタビューに答える吉野さん
インタビューに答える吉野さん。面接への自信のなさの多くが「自己分析不足」から来るとのこと

編集部から一言:自信を持ちすぎていても危険!?

「面接は完璧だ」と思ってしまうと、結果につながらなかった場合に他責思考に陥る可能性も。「企業が良くなかっただけ」「自分をきちんと評価してくれなかった」そんなふうに考えて反省ができないと、不採用を繰り返しかねません。自信を持ちながらも、結果はきちんと受け止め振り返る姿勢が大切です。

相談に来る学生のなかには「本当に面接に自信が持てません」「就活鬱かも……」と不安に感じる人もいます。そのような人は、こちらの記事にもあわせて目を通してみてください。
就活のプロが見た就活うつのリアル|体験談から克服法を学ぼう

自信がないなら大丈夫。吉野さんがまず伝えたい「就活」の大前提

毎年多くの学生が「面接に自信がない」という悩みを口にしますが、私は「今自信を持てないと言えているなら絶対に大丈夫」と確信しています。

面接が大きな不安の種になったり自信を持てなかったりするのは、一生懸命就活に向き合っている証拠。

あなたも自分の弱さを認め、誰かに頼る判断をし、実際に行動した結果今この記事を読んでいるのですよね。それは誰にでもできることではなく、またその行動ができている学生の多くは、最終的に内定を獲得するものです

吉野さん
求職者の相談に乗る吉野さん。キャリアコンサルタントとして、18年にわたり多くの求職者を支援している

本当に危惧すべきは、自分の弱みを理解していない、「何だかんだ何とかなるだろう」と考える学生。

自分の状況を客観視できていないのでいつの間にか周囲の学生から遅れを取り、妥協で選んだ企業に就職したり、内定を獲得できないまま卒業を迎える……そんな人もたくさん見てきました

だからこそ、あなたは大丈夫だと自信を持って言うことができます。今は不安でいっぱいでも、ここで得た知識を活かしていけばきっと少しずつ自信をつけることができるはずです。

編集部から一言:必ずしも「内定」に結びつくとは限らない

吉野さんは、就活は選び選ばれるシーンである以上、優秀な学生であっても必ずしも内定が待っているとは限らないと言います。だからこそ、就活を通して最終的に「納得のいく進路」を見つけることが大切。企業への就職以外にも、選択肢はたくさんあります。そのなかで心の底から納得できる道を見つけることこそが、就活の「成功」だということですね。

そもそも「面接が苦手」と感じている人も少なくありません。もし苦手を克服したい場合は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
「面接が苦手」の不安を解消! 原因別の対策で自信をつけよう

「面接に自信がない」への理由別の対処法

「面接に自信がない」と考えてしまうのには、3つの理由があります。まずはあなたがどのタイプに近いのかを考えてみてください。

漠然と「面接自信ないんだよな」と考えているだけでは、具体的な対処法は見つかりません。そのままひたすら練習を続けても、結果が変わらず焦るばかりということもあり得ます。

まずはあなたの状況に合った対処法を確認し、本当に今やるべきことを判断しましょう。

自己分析が足りていない

面接は、基本的には企業と学生がお互いについて深く知る場。ほとんどの質問はあなたの人柄や価値観を知るためのものです。つまり、回答に詰まるのは自分への理解が足りていないからであるというのがわかると思います。

そこで実践してほしいのが、自己分析です。特に、強みと弱みは徹底的に言語化してください

志望動機でも自己PRでも、核となるのは基本的にあなたの強み。自分が思う強みと実際のキャラクターにズレがあると、説得力がなく魅力がうまく伝わらなくなってしまうのです。

「自分視点」と「第三者視点」のズレとは

おすすめなのは、周りの人に「私の強み・弱みって何?」と聞く方法です。自分の姿は自分では直接見えないもの。第三者からの意見が参考になります。

その際は、ビジネスで言う「上司」に順ずるような目上の人に聞いてみるのが良いですね。

おすすめの相談相手(編集部作)

  • ゼミの教授
  • 部活動のコーチや監督
  • アルバイト先の店長

第三者から「これが強みだと思う」と言われたもののなかから、納得感があるものをピックアップしてみましょう。

なぜ納得感があるのか、どういうときにその強みが発揮できたのかまで深掘りできると、面接でも自信を持って伝えられますよ。

編集部から一言:自分を客観視するにはMBTIや血液型占いも有効

MBTIや血液型占いをした時、「これは自分に当てはまってる」と思うことがあるのではないでしょうか。それがどう自分に当てはまっているのか、どういう行動が当てはまっているのかを深掘りしていくことが、自己分析の第一歩になる場合もあります。あくまでも一つの目安として活用してみるのもありですね。

自己分析をして強み・弱みを見つける方法は就活コラムでも解説しています。より詳しく知りたい人はあわせて読んでみてください。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
就活で使える弱み100選! 短所を悪印象なくプラスに見せる秘策

「落ちないのが普通」と思っている

面接に自信がない学生は、その多くが不採用になることを必要以上に怖がっています。もしかすると、「落ちる=自分を否定される」というふうに考えているのかもしれませんね。

しかしキャリタスが発表した就職活動調査によると、2025年の5月時点で一人当たりのエントリー社数が平均23.4社なのに対し、内定を獲得したのは平均2.3社にとどまっています。

23社受けて、2社からしか内定をもらえないのが当たり前ということです。面接でどんなに良い受け答えができたとしても、落ちるときは落ちる。その事実を知っているだけでも、肩の荷が下りて面接への不安が払拭される学生は意外と多いですね。

編集部から一言:就活は「受け止めること」を学ぶ場でもある

どんなに頑張っても、志望企業の内定が獲得できないということは往々にしてあるもの。就活はある意味、多くの人にとって「努力してもどうにもならないこともある」を最初に学ぶ場になるのだと吉野さんは言います。大事なのはそれから。これまでの努力を無駄だったととらえるか、成長の糧とするのかは自分次第です。

どんなに「面接は落ちるもの」と思っていても、不採用が続くと自信をなくしてしまいますよね。そのようなときは、こちらの記事も参考にしてみてください。
面接に落ちまくりから内定獲得へ! 負のループを脱する4つの秘策

緊張しやすい性格である

面接に自信がない理由として、緊張してしまい不安であるということも挙げられます。

この場合、まずは「人と接する」ということに慣れるのが良いでしょう。もし本番まで半年ほど時間があるなら、模擬面接より接客のアルバイトをしたほうがずっと効果的です。

接客アルバイトのメリット

  • 幅広い年代の人と話す練習ができる
  • 基本的な敬語の使い方を学べる
  • 初対面の人と話す経験を積める

私が支援した学生のなかでアルバイトをした人は、皆たった数カ月で見違えるようになりました。たとえば声が大きくなったり、しっかり相手の目を見て話せるようになっていたり。

緊張は多くの場合、初対面の人と話す経験が少ないことが原因です。初めて会う人を前にしたときにどのように接すれば良いのかがわからないのですね。

それを解消するには、やはり初対面の人と話す経験を積むのが一番。アルバイトは良い練習の場になります。

編集部から一言:アルバイト先に選ぶならチェーン店がおすすめ

いち早く成長したいときは、指導マニュアルが確立されているチェーン店がおすすめ。新人教育が行き届いているので、成長も早いです。実際に客として足を運び「こういう人になりたい」と思える店員がいるところが良いですよ。


あとは、面接の場数を踏むことですね。「面接」という環境そのものに慣れることも、不安を解消する近道です。

場数を踏むのにおすすめの方法

  • 合同面接会に参加する
  • あえて志望度が低い企業の面接を受けてみる

慣れていないと、ノックの数すら不安になってしまうもの。実際のところはノックが何回だろうと落とされることはないのですが、慣れていないとそういうところも気になってしまうのですよね。

その結果本来集中すべきところに集中できず、「力が出せなかった」と後悔につながるのは非常によくあるケースです

ぜひあなたに合った方法で緊張への対策をしておきましょう。

合同面接会

業種、業界問わず多くの企業が集まり、企業説明会と同時に面接を実施するイベント

おもなイベント
新規大卒者等合同就職面接会:東京都が主催する新卒学生向けの合同面接会
私らしく働く合同就職面接会:東京都が主催するライフワークバランスを大切にする企業と働く女性のマッチングを目指す合同面接会

緊張をほぐす方法は人それぞれ。より多くの方法のなかから自分に合うものを見つけたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
面接での緊張を和らげる方法12選! 面接本番でもできる対策法とは?

「自分を語る言葉」が見つかれば自信は自然とつく

ここまで面接に自信を持って臨むための対処法を解説してきましたが、やはり突き詰めると自信の有無は「自分を語れるかどうか」にあると思っています。

つまり、自分の強みと弱みを根拠を持って明確に語れること。これが面接の正攻法と言えるでしょう。

私が普段学生と面談をするなかでも、「自分を語る言葉を見つける」というのは非常に重要なゴールです。場合によっては面談の30分をかけ「私の強み・弱みは○○です」と断言できるまで掘り下げていくこともありますね。

インタビューに答える吉野さん
吉野さんによると、「自分を語れる言葉があれば、それが自信につながる」という

面接は短い時間で自分の魅力を伝える必要があります。そこへ自分を表現する言葉がないまま面接に向かうのは、武器を持たないのと同じ。

武器があれば自信を持って立ち向かえるのと同じように、自分を語る言葉が明確であればあるほど自信は勝手についてくるものなのです。

弱みは見せても良い。等身大の自分を伝えて「面接に自信がない」を克服しよう

ここまで、「面接に自信がない」を払拭するための方法を解説してきました。

面接は確かにあなたの魅力をアピールする場ですが、それ以上に自分を知ってもらう場。良いところだけを見せるのではなく、弱い部分も伝えたうえで「それでも来てほしい」という企業を見つけるのが本当に良いマッチングです

「そもそも弱みは見せて良いもの」と考えることで、少し肩の力が抜けるのではないでしょうか。

あなたの持つ魅力を存分に発揮し、後悔のない就活にできるよう心から応援しています。

編集後記●就活は戦い。弱みを見せたら終わり。そんな気概で面接に臨んだこともありましたが、吉野さんのお話を聞いていると本当に肩の荷が下りる思いでした。就活のときに吉野さんのお話を聞けていたら、もっとありのままの自分を受け入れてくれる環境を見つけやすかったのだろうなと思います。 (瀧ヶ平)

面接に自信がない人に贈るQ&A集!

面接に自信が持てず悩んでいる人は非常に多いです。ここからは、そんな人におすすめのQAコンテンツを紹介します。

すべて実際に就活に臨む学生から寄せられた疑問や不安の声。それらにプロのキャリアアドバイザーが丁寧に答えていきます。ぜひ参考にしてください。

最終面接でのキャリアプランの答え方に自信がありません……。
就活に自信がないのですがどうすれば良いでしょうか?
面接で自信を持って話せるようになるには?
面接が不安です。面接すごく不安です。不安を解消する方法を教えてください。
面接に落ちる気しかしません。
面接が怖いです。行きたくないのですがどうしたら良いでしょうか?
面接がとても憂鬱で、行きたくないです。
就活に完全に出遅れました……。
就活がうまくいきません。もう死にそうなくらい辛いです。どうしたらいいですか。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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