アパレル業界の就職方法! リアルな働き方から向いている人を解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

    Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/fc-styling代表

    Mitsuki Tominaga〇ファッション業界にてスーパーバイザーや採用、お客様相談員を経て独立。大学生の就職支援や高校生向けキャリア講座、中途採用の転職支援事業など幅広い世代の就労支援に従事

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  • キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

    Rie Kuwata〇2018年にキャリアコンサルタントとして独立。企業対象の研修講師や各学校でのキャリアカウンセラーを経てハローワーク就職支援ナビゲーターを務め、年間約3,000名の相談を受けている

    プロフィール詳細

ファッションが好きな人のなかには、「アパレル業界に就職したい」と考えている人もいるのではないでしょうか。

好きなことを仕事にできるのは素晴らしいことです。しかし、アパレル業界は華やかな表舞台の裏側で、あまり知られていない仕事や厳しい現実も存在します。それらの現実をしっかり認識したうえで、就職を検討することが大切です。

この記事ではキャリアコンサルタントの永田さん、桑田さん、冨永さんと一緒にアパレル業界への就職を目指す人が理解しておくべきことを解説します。この記事を参考に、アパレル業界のリアルを理解し、自分に合った就職先かをじっくり検討してみてください。

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目次

アパレル業界の働き方や厳しい一面を理解したうえで就職を判断しよう

服をデザインしたり、販売したりすることだけがアパレル業界の仕事ではありません。小売店への営業や他社ブランドからの買い付けなど、多岐にわたる業務が存在します。

そして、どんなにファッションが好きな人であっても、つらいと感じる場面に直面する可能性があるのも事実です。アパレル業界の厳しい一面を知らずに就職すると、入社後に後悔してしまうことがあるかもしれません。

そこでこの記事では、まず前半でアパレル業界の基本情報や仕事内容、実際の働き方について解説します。アパレル業界の前提知識を身に付けて、イメージとリアルの乖離をなくしましょう。

そして、後半ではアパレル業界に就職するメリット・デメリット、向いている人の特徴、選考対策の方法などを解説します。自分の向き不向きを見極めて、向いていると判断した人は選考突破できるよう対策を進めていきましょう。

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最初に確認! アパレル業界の基本情報

最初に確認! アパレル業界の基本情報

  • アパレル業界とは
  • ビジネスモデル
  • 給料
  • 就職難易度

アパレル業界について、服を製造して販売するだけと認識している人もいるかもしれません。基本的な構造として誤りではありませんが、さまざまなビジネスモデルがあり、それぞれ働き方が異なります。

私たちが普段目にしているアパレル業界の仕事は、実はその一部に過ぎません。実際には、見えない部分に多くのプロセスが含まれているため、就職を検討する人は全体像を理解しておくことが不可欠なのです。

ここからは、アパレル業界の基本情報を解説します。アパレル業界を目指すうえで非常に重要な情報なので、しっかり理解しておきましょう。

アパレル業界とは

アパレル業界とは、衣類や靴、カバンなど、私たちが日常的に身に付けるアイテムを企画、製造、流通、販売する仕事を指します。

人が生活していくうえで欠かせないといわれる「衣食住」の一部である「衣」に関連する業界として、我々の生活には必要不可欠です

企業から消費者に商品を提供するBtoC企業が多く、多くの人にとって馴染みのある業界といえます。特に人気ブランドを展開している企業はおしゃれやファッションに興味がある学生に人気であるため、就職活動においても十分な準備が必要です。

アパレル業界の全体像は以下の記事で解説しています。就職を検討する人のなかでまだ把握できていない場合は確認しておきましょう。

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ビジネスモデル

アパレル業界のビジネスモデル

ビジネスモデル

  1. 分業モデル
  2. SPAモデル
  3. D2Cモデル

アパレル業界のビジネスモデルは大きく分けて3つあります。最終的に製品を販売するのはどのビジネスモデルでも共通していますが、その過程や販売方法には違いがあります

そのため、採用されているビジネスモデルによって、働き方や仕事内容が大きく変わる可能性があるのです。

ここからは、アパレル業界における代表的なビジネスモデルを解説します。仕事をするうえでビジネスの全体像を知ることは、自分の役割を認識するためにも重要です。自分の仕事がただの作業にならず、役割を担っていることを認識するためにもビジネスモデルを理解しておきましょう。

分業モデル

そもそもアパレル業界で商品が製造されるまで、大きく分けて以下の過程を踏むことになります。

アパレル業界で商品が製造されるまでの過程

  • 素材の生産
  • 商品の企画
  • 商品の生産
  • 商品の仕入れ
  • 商品の販売

分業モデルは、この商品の製造プロセスを複数の専門企業が分担しておこなうビジネスモデルです。たとえば素材の生産をする企業が生地や素材を提供し、別の企業がその素材をもとに商品を生産するなど、各工程が異なる企業によって分業されているのです。

分業モデルの強みは各企業が専門分野に特化しているため、商品の質が高くなる傾向があるという点です。一方で、分業の回数が多いほど中間マージンが発生するため、価格が高騰しやすいという特徴もあります。

永田 修也

プロフィール

中間マージンがかかると、企業の利益率に大きくかかわってきます。安価に仕入れや生産ができれば、その分利益につながり、次の商品を企画できたりプロジェクトに投資できたりします。

とはいえ、必ず間にはいくつもの工程が入るものなので、いかに経費を削減できるかが重要になります。

SPAモデル

SPAモデルは、商品の企画・生産・販売という、作り出すところから販売するところまでを一貫しておこなうビジネスモデルです。SPAは「Speciality store retailer of Private label Apparel」の略で、代表的な企業としてはユニクロを展開するファーストリテイリングが挙げられます。

SPAモデルの企業は、一社がすべての工程を一貫して実施するため、中間マージンが発生せず、低価格で提供されやすいという特徴があります。また、一社で完結するため、企画から販売までをスピーディにおこなうことができ、消費者の声やトレンドが反映されやすいという特徴もあるのです。

ただし、低価格の商品を大量に生産・販売するというビジネスモデルから、価格競争が起こりやすいというデメリットもあります。競争に勝てるほど大量生産できたり、大量に在庫を抱えられたりする大企業が取りやすいビジネスモデルといえます。

D2Cモデル

D2Cとは「Direct to Consumer」の略で、一社で商品の企画や生産、プロモーションまでをおこない、最終的にオンラインショップで消費者に直接販売するというビジネスモデルです。

D2Cモデルの大きな特徴は、実店舗を構える必要がないことです。そのため実店舗の運営に必要な費用や人件費などを抑えることができ、結果として商品のコストカットにもつながり、低価格で高品質な商品を提供することが可能になります

近年インターネットの普及が進んでいて、オンラインショップで商品を購入する人が増えました。それに伴い、D2Cモデルを採用する企業が増えています。また、在庫を抱える必要がないことから、小規模企業の参入も見受けられます。

ただし、アパレル業界ではブランド力が重視されることが多くなります。そのため、新規参入企業はまずは認知を獲得するところから始めなければならず、売り上げが立つまでに時間がかかるというデメリットもあります。

桒田 里絵

プロフィール

D2Cは中間マージンを省けるため、素材や品質にこだわった商品やほかにない個性的なブランディングができるといった良さがあります。

ただし、受注販売でもない限り在庫管理のための投資が必要なこと、通販のため返品・クレームなどのカスタマー対応が多く発生することなどが課題です。

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給料

indeedに匿名で登録した人から提供された給与額(2024年11月11日時点)にもとづくと、アパレル業界で販売スタッフとして働く人の平均年収は約272万円でした。

これは、indeedが公表する令和2年の会社員の平均給与である433万円と比較すると、アパレル業界の販売スタッフの給料はやや低い水準であるといえます

ただし、これはあくまでも販売スタッフの平均給与額であり、アルバイトやパートも含まれている可能性があります。また、本部スタッフと販売スタッフでは年収が異なる可能性もあることを理解しておきましょう。

冨永 実希

プロフィール

企業の考え方によって違いがあり、内勤(管理部門)より店頭を重視する企業においては、給与水準は店頭のほうが高く設定されています。

逆に管理側に重きを置く企業は、内勤のほうが高く設定されている傾向にあります。全体としては新卒や未経験での店頭スタッフは、年収200万台後半が相場といえるでしょう。

また、扱う商材の単価に比例して給与は高くなっていきます。

就職難易度

アパレル業界の就職難易度は、ビジネスモデルや職種などによって異なります。

特に就職難易度が高くなるのが繊維メーカーです。繊維メーカーは衣類以外にも繊維を提供していることから売上高が大きくなりやすく、その分社員への待遇も良いケースが多いです。そのため、数多くの応募が集まる傾向にあります。

また、SPAモデルを採用する企業も、顧客からの反応が得られやすいため、自分の働きが誰かの役に立っているという認識を持ちやすく、やりがいを感じやすいため人気が高いです。

とはいえ、SPAモデルを採択する企業でも職種によって就職難易度は異なります。販売職は人手不足の傾向があるため、比較的内定を得られやすいと考えられています。

ただ、どの企業・職種に就職する場合でも、より確実に内定を獲得するためには入念な対策は必須です。

就職を目指すうえで欠かせない! アパレル業界の現状と今後の動向

就職を目指すうえで、業界の現状や今後の動向を押さえることは必須です。業界の動き次第で働き方が変わる可能性があり、先手を打たなければ乗り遅れてしまうことが考えられるからです。

そのなかで、アパレル業界は特に流行やトレンドなどの動きが激しいのが特徴的です。

ここからは、アパレル業界の現状と今後の動向を解説します。少しでも就職を検討している人は、これから解説する内容を確実に押さえておきましょう。

現状:国内生産量と衣服購入額の減少・加速するデジタル化

アパレル業界は現在、デジタル化の加速が顕著に見受けられます。デジタル技術の進化に伴い、以下のような技術を取り入れる企業が増えています。

アパレル業界の企業に取り入れられている技術

  • オンライン販売やeコマースの拡大
  • AI(人工知能)やビッグデータを活用したマーケティング
  • 仮想試着の導入
  • 3Dデザインツールの活用

また、中国や東南アジアなどで生産するとコストカットできることから、海外から輸入する企業が増え、国内生産量が減少している傾向にあります。

さらに、総務省が毎年発表している家計調査年報によると、節約意識の高まりによってファッションへの支出金額がここ10年で減少傾向にあり、最新の家計調査年報(家計収支編)2023年においても前年比1.9%の減少となりました。

そのため、今後はさらに販売数を上げる工夫や、少ない販売数でも利益を得られるようなビジネスモデルが求められることがわかります

今後の動向:SPAモデルの拡大と生存競争の激化

前述のとおり、SPAモデルとは商品の企画・生産・販売という、作り出すところから販売するところまでを一貫しておこなうビジネスモデルを指し、今後拡大すると予想されています。

なぜならば、SPAは中間マージンを抑えられるため、商品を低価格で提供することができ、競争に勝ちやすくなるからです

一方で、ファッションへの支出金額の減少や、国内人口の減少などから、今後はさらにファッション業界内の生存競争はますます激化すると考えられます。ただ商品を生産して販売するだけでは生き残るのは難しく、消費者のニーズを的確に捉えて、効果的なマーケティングをすることが必要になるのです。

アパレル業界では、今後どのような企業が生き残るのでしょうか? 企業選びをする際の判断基準などがあれば教えていただきたいです。

桒田 里絵

プロフィール

今後は多様性に対応できる企業が伸びていく

以前は流行は業界によって作られるものでしたが、現在は誰もが夢中になるような大きな流行を作ることはできません。もっと個々人の趣向に沿って流行が多様化しています。

これから生き残る企業は、その多様性に対応できる資金力・企画力・機動力を持っているか、ニッチ市場を確実にとらえられる個性的なブランディングのできる企業に二分化されていくでしょう。

また今後は社会的課題に対する姿勢も重要な要素となります。昨今アパレル業界が環境に与える悪影響が問題視されていて、adidasZARAユニクロなどの世界的な大企業はSDGsに積極的に貢献することを宣言し、取引先にも同じ姿勢を要求しています。

このような動きは今後さらに広がっていくでしょう。

あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう

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アパレル業界の仕事内容

商品をデザインしたり、販売したりすることだけがアパレル業界の仕事ではありません。ほかにも数多くの仕事があり、より良い商品を提供するためにもそれぞれ異なる役割を果たしています。

ここからは、アパレル業界の仕事内容を解説します。本当に自分に合った仕事を見つけるためにも、アパレル業界の仕事内容を網羅的に把握して、視野を広げましょう。

販売員

アパレル業界の販売員は、店頭で商品の販売や顧客対応をおこなう仕事です。入社後、最初に配属されるケースが多く、アパレル業界に就職したら、ほとんどの人が経験する仕事となります

販売員から始まるキャリアパスとしては、店舗のマネージャーや責任者、エリアのマネージャーに昇進していくのが一般的です。これらのステップを経て本社に配属されるケースもあります。

販売員は消費者と一番近い距離にいることから、ブランドの「顔」ともいえます。商品の知識だけでなく、接客スキルなども磨いて、消費者にとってブランドのイメージやコンセプトが伝わりやすくなるよう接客することが求められます。

販売職の具体的な仕事内容や選考の志望動機でアピールすべきことは以下の記事を参考にしてください。販売職を目指すうえで必須の情報も解説しているため、押さえておきましょう。

仕事内容
販売職の仕事内容や魅力を徹底解剖! 就職するために必要な対策とは

志望動機
販売職の志望動機例11選|差別化できる書き方とよくあるミスを解説

営業職

アパレル業界の営業職は、自社商品を小売店や専門店で取り扱ってもらえるよう提案するのがおもな仕事内容です。

D2Cモデルや自社店舗を持つ以外は、小売店・専門店に置いてもらって販売することになります。つまり、まずは置いてもらわなければスタートラインにも立てないということなのです

そのため、営業職はその小売店や専門店、流行・トレンドについても入念にリサーチし、今何を置いたら販売数を増やせるかを考えたうえで提案しなければいけません。

このように、アパレル業界の営業職はコミュニケーション能力だけでなく、トレンド把握力も求められます。

自分が営業職に向いているかどうかわからない人もいるのではないでしょうか。以下の記事では営業に向いていない人の特徴を16個解説しています。向き不向きが見極められない人はこちらの記事を参考にしてください。

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営業向いていないと十分な検討をせずに決めつけることは危険です。まずは営業職の理解を深めましょう。この記事では営業に向いていない傾向のある人の特徴16選や、おすすめの道をキャリアコンサルタントが解説します。

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営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説

永田 修也

プロフィール

D2Cモデルが流行することによって、アパレル業界の営業職の仕事がなくなるわけではありません。D2Cモデルはたしかに会社の重要な売り上げの源になりえ、それを軸に据えて運営している会社もあります。

しかし、そもそもの大手やブランド力がある企業では営業の仕事が重要な役割を担っているので、すぐになくなるということは考えにくいでしょう。

パタンナー

パタンナーとは、デザイナーによって作られたデザインをもとに、パターンと呼ばれる衣服の型紙を作る仕事です。

パターンは衣服の設計図のようなものであり、これをもとにして実際に衣服が作られます。そのため、パターンを作る専門性だけでなく、抜け漏れのない丁寧な仕事ができる能力も求められるのです

なお、パタンナーとして働くには、パターンの制作技術やCADを扱う技術、素材に関する知識など、専門的なスキルが求められます。多くの場合、服飾専門学校を卒業するような専門技術・知識を有している人が採用される傾向があります。

バイヤー

バイヤーとは、他社ブランドの商品を買い付け、自社の店舗で販売する仕事を指します。バイヤーは自社で店舗を持つ企業で募集している可能性が高く、店舗の売り上げ向上を目指します

店舗の売り上げを上げるためには、市場のトレンドや流行に応じた商品を置かなければいけません。そのトレンドや流行を満たせる商品を買い付け、自社が運営する店舗で販売するのです。

なお、他社ブランドから買い付けをする際に商談をしたり、販売計画を立てたり、在庫の管理をしたりするなど、あらゆる業務を担当することがあります。また、買い付けた商品のコーディネート方法を考え、レクチャーするのもバイヤーが担当することもあるのです。

バイヤーの仕事は交渉などもあるためトレンドに理解が深いだけでなく、情報収集力や分析力なども必要になります。

桒田 里絵

プロフィール

バイヤーが活躍できるのは、他社ブランドの商品を仕入れて販売する、いわゆるセレクトショップを展開している企業(たとえばユナイテッドアローズBEAMSなど)が代表的です。

そのほか、百貨店や通販企業でも活躍できるでしょう。

マーチャンダイザー

マーチャンダイザーは、ブランドの方向性を決めるポジションを指します。

アパレル業界では、シーズンや流行によって販売する商品を変更しなければいけません。その際、マーチャンダイザーがブランドとして販売する商品の方向性を考え、実際に取り組むよう指示出しをします。

具体的には、市場調査からデザインの企画・決定、商品の設計、販売計画など、リサーチから商品の販売まであらゆる業務に携わります

このように、マーチャンダイザーは会社にとって重要なポジションといえます。新卒を募集している企業があるものの、入社後他部署で経験を積んでから、マーチャンダイザーになるケースが多いです。決断力や専門的な知識などが求められる重要なポジションということは認識しておきましょう。

マーチャンダイザーは会社の経営を動かす重要な存在に思えます。新卒からこのポジションに就くことはできるのでしょうか?

冨永 実希

プロフィール

新卒は店舗経験を経てからMDに配属されるケースが一般的

マーチャンダイザー(MD)はシーズンの戦略を立てるために、市場動向やコンペチタの分析から商品手配、スケジュール管理などさまざまな役割がある重要なポジションです。

いずれやってみたいという思いを持ち、希望を出しておくことは良いですが、1年目からの実現度は低いといえます。

まずは店頭で現場を経験し、商品や顧客の動向などを勉強して、いずれMD職に就くことが順当な流れです。店頭は情報の宝庫です。実際に現場で動向をつかむことから始めたほうが、身になることが多いですね。

デザイナー

アパレル業界のデザイナーは、商品のデザインを専門的におこなう仕事を指します。

アパレル業界の場合、思い付きでデザインすることはあまり多くありません。市場調査を踏まえたうえでコンセプトを考え、デザインに落とし込んでいくという作業をおこないます

また、サンプル制作に必要な素材の選定やコストの管理などもデザイナーがおこなうことがあります。そのため、トレンド把握力やデザイン力だけでなく、管理する力も求められるのです。

なおアパレル業界のデザイナーは、衣服のデザインに関する専門的な知識・スキルが必要であるため、服飾系の学校を卒業している学生を採用する企業が多いです。

デザイナーは人気職種の一つであるため、徹底した選考対策が必要です。デザイナーの志望動機作成に悩みを抱えている人は以下の記事を参考にして、書き方を把握しましょう。

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デザイナーの選考では応募企業とのマッチ度が重要とされているため、志望動機がとても大切です。夢や憧れを語るだけでは不十分。この記事では、多種多様なデザイナー業界の採用担当者に響く志望動機の作成方法を、キャリアコンサルタントとともに例文付きで紹介します。

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事務職

アパレル業界の事務職は、おもに以下のような仕事を担当します。

アパレル業界の事務職のおもな仕事内容

  • 電話応対
  • 来客対応
  • 販売データ入力・管理
  • 書類の作成
  • 在庫管理
  • 商品の受注・発注
  • 納期の調整

アパレル業界の事務職は、衣類の在庫管理を担うケースが多い点が特徴的です。商品の発注や在庫管理でミスが発生すると、会社に大きな損失を与えてしまうことがあるため、丁寧な仕事が求められます

また、業務も幅広く、それに伴い業務量が多くなることも考えられるため、効率良く仕事を進められる能力も必要です。

事務職について具体的なイメージを持てていない人や、どう選考対策したら良いかわからない人は、以下の記事で事務職の仕事内容や志望動機・自己PRの書き方などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

就活のプロが解説! アパレル業界に就職するのは実際どうなの?

ここまでアパレル業界のおもな仕事内容を解説しましたが、具体的にどのような働き方をするのかわからない人や、やりがいを持って働けるのか不明という人もいるのではないでしょうか。実際のところは働いてみなければわからないため、把握できていない人も多いと思います。

そこで、キャリアコンサルタントの桑田さんにアパレル業界に就職するのは実際どうなのかということを聞いてみました。リアルな意見を聞いているので、アパレル業界での働き方について興味がある人はチェックしておきましょう

アドバイザーコメント

ファッションへの情熱を持っていればおもしろい仕事ができる!

働き方は、大きく製造、販売、経営企画に分かれます。経営企画はブランディングを担当するため、新卒でかかわることはほとんどないでしょう。

専門の勉強をしてデザイナーやパタンナーとしてスタートするなら、最初はアシスタントとして先輩社員のもとで雑用や調査などのさまざまな仕事が回ってきます。

その間に、時間をやりくりして独自にデザインの勉強を進めていく必要があるでしょう。一人前になると商品化できるデザインを任せてもらえるようになり、自分の手で商品を生み出す面白さを感じることができるようになります。

どのポジションでもファッションに対する情熱は必須

一方販売員からスタートする場合は、店長、エリアマネージャーへ、あるいはバイヤーやブランドマネージャーへと昇進する道もあるかもしれません。

ポジションが上がるにつれ責任も増えますが、裁量の幅が広がり大きなやりがいを感じられるようになると思います。

いずれにしても、アパレル業界の多岐にわたる職種のうち、どのポジションを目指すかを決める必要があります。そして、ポジションが上がってもファッションに対する情熱を忘れずにいれば、きっとおもしろい仕事ができるはずです。

アパレル業界に就職する際に求められるスキル

アパレル業界に就職する際に求められるスキル

  • 顧客対応ができるコミュニケーション能力
  • 顧客のニーズを引き出すヒアリング力
  • トレンドを取り入れられる情報収集力
  • チームで良い製品を作るための協調性

アパレル業界で就職するためには、ファッションやおしゃれが好きという気持ちも大切ですが、専門的なスキルや知識も必要です。

ここからは、アパレル業界に就職する際に求められる具体的なスキルを解説します。

職種ごとに異なるスキルが求められるものの、どの職種にも共通して必要となる基本的なスキルを理解しておくことが重要です。これらを身に付けておくことで、就職活動や今後のキャリアにも役立つでしょう。

顧客対応ができるコミュニケーション能力

アパレル業界では、販売職以外の営業職やデザイナー、バイヤーなどの職種でも、コミュニケーション能力が重要です。なぜなら、どの仕事も顧客対応が必要だったり、チームで仕事に取り組んだりして、一人でおこなうものではないからです

たとえば営業職は小売店・専門店が納得する提案をしなければいけません。バイヤーは、他社ブランドにとってメリットのある提案をしなければ買い付けることは不可能です。

このように、どの職種にも顧客が存在し、納得を得られるようなコミュニケーションが求められます。

冨永 実希

プロフィール

アパレル業界では、特に顧客のニーズを把握するためのヒアリング力、希望に応じた提案ができるスタイリングセンスが求められます。

さらに販売職以外では、要望をもとにさらに良い商品を作るため社内調整力や、外部の関連企業との関係構築力など、求められる力は職種によって異なります。

共通していえることは、「顧客のほうに意識が向いている」ことです。

自己PRでコミュニケーションをアピールするなら、いくつかのポイントを押さえる必要があります。そのポイントは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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顧客のニーズを引き出すヒアリング力

前述した通り、アパレル業界ではコミュニケーション能力が求められますが、ただ話す能力があるだけでは不十分です。顧客と取引を続けるためには、顧客が抱える課題やニーズを明確にし、解決できる策を提案する必要があります。

しかし、顧客自身が気付いていないことがあったり、深い人間関係のない人にあまり自身の考えを表に出したくなかったりするなどして、必ずしも課題やニーズを明らかにしてくれるわけではありません。

そこで特に重要になるのがヒアリング力です。会話のなかからあらゆる質問を投げかけ、顧客が自らは言葉にしない考えを引き出していきます

またヒアリング力があることによって得られることは、課題を解決できるようになるだけではありません。顧客自体も気付かなかった考えや価値観に気付ける可能性があるため、期待を超える価値を提供できるのです。

このようなヒアリング力は実践を積み重ねることで身に付けられるため、引き出すことを意識した会話に取り組んでみるのがおすすめです。

話を聞くことは好きですが、これがヒアリング力というのかはわかりません。どのような能力があればヒアリング力を身に付けているとアピールできるのでしょうか?

永田 修也

プロフィール

相手を思いやって話を聞く姿勢があればアピールできる

ただ単に相手の話を聞いているだけでは、ヒアリング力というより「聞き取ることができた」という知覚の意味が強くなるように感じます。

そうではなく、サービスに直結するヒアリング力を身に付けたいのであれば、「相手を思いやる」という姿勢が必要です。

単に相手の言葉を聞くだけでなく、言葉を発しなくても表情や態度から相手の意図を読み取ることが、相手のニーズに応えるうえで重要です。

そのため「相手を思いやり、寄り添う」姿勢を意識することで、ヒアリング力は向上し、熟達していくのではないでしょうか。

自己PRで傾聴力をアピールする際は、オリジナリティが大切です。いくつかのポイントがあるので、以下の記事をご確認ください。

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受けない方がいい職業を診断しよう

就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。

就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
  • 自分に合う職業がわからない人
  • 入社後のミスマッチを避けたい人
  • 自分の強みを活かせる職業を知りたい人

トレンドを取り入れられる情報収集力

アパレル業界は、トレンドや流行の移り変わりが早い業界です。シーズン単位で消費者のニーズが変化するため、迅速な情報収集をできる能力が求められます。

情報収集力を身に付けておくことで、トレンドや流行を的確に捉えたうえでの商品の企画や消費者への提案が可能になります。そのため、アパレル業界で働くうえで必須のスキルといえるのです。

なお、情報収集能力は普段からリサーチする習慣を身に付けることで養われます。まずは興味のあることから情報収集を始めるのがおすすめです。意識的に情報を収集することに慣れてきたら、仕事に関するリサーチに取り組んでみましょう。

情報収集力とはどのような能力か具体的なイメージが湧かない人もいるかもしれません。読者から寄せられた同様の疑問にキャリアコンサルタントが回答しているため、ぜひ参考にしてください。

チームで良い製品を作るための協調性

アパレル業界では、ほとんどの業務がチームでおこなわれます。そのため、各職種でそれぞれの役割を理解し、全体の目標に向かって協力できる協調性が求められます。

たとえば、販売員であれば店舗に在籍するメンバーで自店舗の売り上げを最大化するために協力する必要があります。またデザイナーであれば、複数人で協業したり、役割分担をしたりしながら一つのデザインを完成させます。

さらに、素材選定やサンプル作成をおこなう際は、パタンナーやマーケティングチームなどと他部署との連携も必要です。

複数人で一つのことに取り組むことに苦手意識がある人もいるかもしれません。苦手意識がある人は、まずはメンバーを思いやった行動をしてみることから始め、協調性を身に付けていくことがおすすめです

自己PRで協調性をアピールする際、いくつかの注意するべきポイントがあるので、以下の記事を確認してみてください。

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協調性はどの企業でも必要とされる特徴のため、うまく自己PRで伝えられれば高評価をもらえます。企業が求める人物像にリンクした方向性やほかの就活生と差別化されたエピソードを盛り込み、的確にアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。

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どんなやりがいがある? アパレル業界で働くメリット

どんなやりがいがある? アパレル業界で働くメリット

  • 自分の好きなことを仕事にできる
  • 世の中の流行を把握する能力が身に付く
  • 自分がかかわった商品のユーザーが喜ぶ顔を見られる

アパレル業界への就職に迷っている人の中には「どんなやりがいがあるのかがわからない」と感じている人もいるかもしれません。しかし、アパレル業界で働くことにはさまざまなメリットがあります。

ここからは、アパレル業界で働くメリットを解説します。やりがいや魅力を理解して、就職を検討する際の参考としてください。

自分の好きなことを仕事にできる

好きなことを仕事にできるのは、大きなメリットです。好きなことであれば興味関心を持って積極的に取り組めるため、成果が出しやすく評価を得られる可能性が高まるという好循環が生まれるのです

そしてアパレル業界では、ファッションやおしゃれに関心がある人が多く、その好きな気持ちを忘れずに取り組むことがモチベーションとなり成果を出しやすくなります。

ただ、就職先や職種によって仕事内容が大きく変わることがあるため、入念な企業分析は欠かせません。

仕事内容を知るための企業分析の方法がわからない人は、以下の記事を参考にしてください。効率的に志望企業の仕事内容を把握する方法を解説しています。

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桒田 里絵

プロフィール

仕事で成果を挙げるためには、常に学び続け、成長することが求められます。好きなことなら、楽しみながら学ぶことができ、自然と成長につながるでしょう。

一方で興味が持てない分野を学ぶ場合は、より多くの努力が必要となり、成果に結びつきにくいことが多いです。その結果、やる気を失い、最悪の場合は離職につながるリスクも考えられます。

「好きなことを仕事にしてみたい」と感じている人は、以下の記事を参考にしてみてください。好きなことで働くコツと注意点を解説しています。

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世の中の流行を把握する能力が身に付く

前述のとおり、アパレル業界で働き成果を出すためには、トレンドや流行を把握する能力が欠かせません。そのためアパレル業界で働くことで、流行を把握する能力を身に付けることができます。

そして、このトレンドや流行を把握する能力を身に付けることで、顧客の満足度が高まり、リピートしてもらえる可能性が高まるというメリットがあるのです

また、この世の中の流行を把握する能力はアパレル業界以外でも役立ちます。トレンドや流行に応じてビジネスを展開させることは多々あり、早いほど先行者優位が働いて市場のトップを勝ち取りやすくなるからです。

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このように、素早く世の中の流行を把握し行動に移すことは、どのビジネスでも活用できます。理想のキャリアを実現させるためにも必要な能力であるため、アパレル業界での仕事を通じて身に付けておきましょう。

自分がかかわった商品のユーザーが喜ぶ顔を見られる

アパレル業界で生産された商品は、一般の人が購入することがほとんどです。そのため、自分がかかわった商品を利用する人の顔を見やすい業界といえます。

また店舗だけでなく、自分がかかわった衣服を着用している人を街で見かけることがあるかもしれません。実際に着用するユーザーの顔が見られることは、働くうえでのやりがいにつながります。やりがいを感じられれば「また頑張ろう」と思えて好循環が生まれるかもしれません。

世の中には、仕事によっては「ユーザーの顔が見えず、誰のために働いているかわからない」と悩む人がいるのも事実です。そのなかでユーザーの顔が見えやすいのは、アパレル業界ならではのメリットといえるでしょう。

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やめとけって本当? アパレル業界の厳しい一面・デメリット

やめとけって本当? アパレル業界の厳しい一面・デメリット

  • 販売員は立ちっぱなしの場合がある
  • 店舗勤務の場合は土日祝休みでない可能性がある
  • 従業員が多くトラブルが起こることも多々ある
  • 本社勤務の門が狭い

ここまでアパレル業界で働くメリットややりがいを解説しましたが、デメリットや厳しい一面があるのも事実です。厳しい一面を知らずに就職すると「思っていたのと違う」と後悔してしまう可能性があります。

ここからは、アパレル業界の厳しい一面やデメリットを解説します。自身に合ったキャリアを選ぶためには、業界の現実をしっかりと理解することが大切です。就職後の後悔を避けるためにも、就職を検討中の人は必ず把握しておきましょう。

販売員は立ちっぱなしの場合がある

アパレル業界に就職後、多くの人は店舗で販売員として働くことになります。販売員はユーザーと直接コミュニケーションが取れる魅力的な仕事ですが、休憩時間以外は立ちっぱなしという身体的な負担があります。

特にセール時期や繁忙期には、仕事量も増えるため、疲労が蓄積しやすくなります。身体的な忍耐力に加え、体調管理も重要なスキルとなります。定期的なストレッチや適切な靴選びなど、身体をケアする対策を取ることも必要です。

販売員として働く際には、こうした負担をしっかりと理解し、体力と健康管理を意識して取り組む姿勢が求められます。

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店舗勤務の場合は土日祝休みでない可能性がある

衣服を提供する店舗のほとんどは、土日祝といった休日こそ忙しくなります。多くの顧客は休日に衣服を買いに出かけることが多いからです。

そのため、店舗勤務の場合は土日祝が休日でないことが多くなります。休日に友人や家族と遊びたいと考えている人は日程が合わせづらくなるため、デメリットと感じることがあるかもしれません

なお、休日については就職先によって異なるため、募集要項をよく確認しておくようにしましょう。

ただ、平日休みにも魅力はたくさんあります。平日休みの過ごし方について具体的なイメージが湧かない人は、以下の記事を読んでおくのがおすすめです。

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従業員が多くトラブルが起こることも多々ある

店舗で働く場合、必ずしも自分と性格の合う人と一緒に働けるわけではありません。性格が合わず従業員同士でトラブルが起こることも考えられるのです。

個人の売上高が重視される職場の場合、売り上げを巡ったトラブルが発生してしまうことも考えられます。

また、従業員の数が多い店舗では、コミュニケーションの行き違いや仕事の役割分担の不明確さが原因でトラブルが起こることもあります。職場での人間関係を良好に保つためには、意識的に周囲との協調を図り、問題があれば早期に解決する力が重要です

本社勤務の門が狭い

アパレル業界を志望する人のなかには、将来的に本社勤務を志望する人もいるのではないでしょうか。自分の意見が商品に反映されるようになったり、大々的なプロモーションにかかわれるようになったりするため、憧れを持つ人も多いと思います。

しかし、アパレル業界で本社勤務を目指すのは狭き門といえます。多くの企業は、本社勤務の条件として経験やスキルを重視する傾向にあります。本社勤務を実現するためには現場での実績が求められ、ほかの社員との競争が激しくなるのです

このような状況であるため、本社勤務のハードルは高く、能力や成果が認められた人のみが実現できる可能性が高くなります。

本社勤務を希望する人は本社で働きたい旨をアピールしつつ、能力を身に付けて、担当する仕事で成果を出すことが求められます。

できるだけ早く本社勤務をしたいのですが、アパレル業界で新卒から本社勤務をすることは可能なのでしょうか?

冨永 実希

プロフィール

本社勤務をすることは可能だが店舗経験を積んでからが多い

一般的には店頭勤務を経験してから本社勤務になるケースがほとんどですが、希望する職種、人員の充足状況などによってはあり得ます。

一方で、職種によっては一見遠回りと思える店頭での経験は、のちに大きな財産になると理解しておくと良いでしょう。本社勤務になってから店頭での経験を積むことはできません。

デザイナーや企画系は消費者動向や競合他社の動向を目の前で見られます。MDやバイヤーなども同様です。

他社と自社の違いを知り、積極的に学び、将来の糧にする人のほうが、いざというとき成果を挙げているものです。

アパレル業界への就職が向いている人の特徴

アパレル業界への就職が向いている人の特徴

  • ファッションに興味がある人
  • 他者のニーズを引き出すコミュニケーション能力がある人
  • 世の中のトレンドに敏感な人

ここまでアパレル業界に就職することのメリットやデメリットを解説してきましたが、向き不向きがあるのも事実です。

ここからは、アパレル業界への就職が向いている人の特徴を解説します。向いていない人が就職した場合「自分には合わなくてつらい」となる可能性があるため、事前に自分の向き不向きを把握しておきましょう。

ファッションに興味がある人

アパレル業界に就職するにあたって、前提として衣類をはじめとするファッションに興味があることが求められます。興味関心のある分野は、さらに探求したいという気持ちが芽生えて、積極性を持って仕事に取り組むことができるからです

具体的には、自分に似合う服装やおしゃれについて探究心を持ってリサーチしたり、実際にその衣類を買ったりしている人は向いている可能性が高いです。

また、洋服に興味があることでおしゃれなコーディネーションを幅広く理解することができ、多様な提案ができるようになります。

より熱心に仕事に取り組むためにも、自分はどういうジャンルやブランドが好きで、ファッションを通してどういう価値を提供したいのか自己分析して、マッチする会社を選びましょう。

他者のニーズを引き出すコミュニケーション能力がある人

特に販売員として働く場合、顧客に似合う服装を提案することが求められます。

しかし、ただトレンドや流行を押さえたコーディネートを提案するだけでは不十分です。顧客の要望やニーズも汲み取ることも大切になります。

そして、顧客のニーズを引き出すために重要なのがヒアリング力です。説得するのではなく、顧客が思い描く理想やニーズを引き出して、トレンドや流行と掛け合わせた形で提案するとリピートにつながる仕事ができるようになります

このようなコミュニケーション能力をすでに持っている人は、アパレル業界への就職が向いているといえます。

世の中のトレンドに敏感な人

トレンドや流行は常に変動しているため、アパレル業界はこれらを素早くキャッチして商品に反映することが求められます。

そして、トレンドや流行を押さえたコーディネートが「おしゃれ」と評価されることも多く、いち早く取り入れる能力はアパレル業界での成功につながります。

トレンドに敏感な人は、ブランドの商品企画や顧客への最先端の提案において大きな役割を果たせます。このような特性を持つ人は、業界内で重宝されやすく、特にアパレル業界に向いているといえます。

普段からトレンドに対する興味関心が強く、常に最新情報をキャッチし続ける自信がある人は、アパレル業界に向いている可能性が高いでしょう。

アドバイザーコメント

活躍するのは「服好き」だけじゃない! 多様な適性を活かす道がある

「おしゃれが好きで仕方がない人」や「常に流行に敏感な人」以外にも、アパレル業界に向いている人はたくさんいます。

たとえば、マーケティングが得意な人であれば、SNSでの発信やブランディングにおいて力を発揮できます。また物事を整理したり、論理的に考えることが得意な人は、在庫管理や棚卸などの管理業務に適性があります。

さらに、データ分析が得意な人は、売れ筋商品を読み解くことで次の仕入れに活かすことができ、バイヤーとしての活躍が期待できるでしょう。

入念な自己分析×企業研究で自分を活かせるポイントを探ろう

アパレル業界の「かっこいい仕事」は、ファッションだけでなく多様な業務の上に成り立っています。自分の適性を見極め、それを伸ばしていくことで、業界での活躍のチャンスは大いに広がります。

自己分析をおこなったり、周囲に意見を聞いたりして早期に適性を把握し、企業研究に役立てると良いでしょう。

入念に準備しよう! アパレル業界に就職するための6つの選考対策

ここまでの内容から、アパレル業界の就職を目指したいと感じる人もいるのではないでしょうか。ただ、闇雲に「ファッションやおしゃれが好き」とアピールするだけでは、選考突破するための対策としては不十分です。

ここからは、アパレル業界に就職するための6つの選考対策を解説します。選考突破できる可能性を少しでも上げるためにも、入念な対策に取り組みましょう。

①数多くある業界からアパレル業界を選んだ理由を明確にする

世の中には数多くの業界が存在し、アパレル業界はそのなかの一部に過ぎません。このような状況で採用担当者に刺さるアピールをするためには、なぜ数多くある業界のなかからアパレル業界を選んだのか理由を明確にすることが大切です。

企業側は自社にぴったりの人材を採用したいと考えています。そのなかで、アパレル業界へのこだわりがなく、なんとなくで選んだ人は自社にマッチしない可能性があるため、できる限り採用したくないと考えてしまうのです

自身がなぜアパレルに興味を持ったのか、就職したいと考えた理由やエピソードはどのようなものかを振り返って、アパレル業界ならではのアピールをできるようにしましょう。

そもそもアパレル業界の特徴を理解できていない人もいるのではないでしょうか。具体的な業界研究の方法は以下の記事で解説しているので、わからない人はチェックしておきましょう。

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「就活を始めたけど、業界研究のやり方がわからない……」という人は多いでしょう。この記事では、業界研究のやり方について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。志望業界を見つけるためにも、早めに業界研究をおこなってくださいね。

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②アパレル業界の中でその企業・職種を選んだ理由を明確にする

アパレル業界のなかにも数多くの企業があります。東京商工リサーチの2022年アパレル小売業者業績調査によると、2022年にはアパレル小売業者7,886社の決算が集計されています。これは、アパレル小売業だけでも7,886社以上が存在することを意味します。

さらに、アパレル業界全体には小売業以外の業種も含まれるため、さらに多くの企業が存在していることがわかります。

また、企業によって複数の職種に分けて募集しているため「ほかの企業や職種でも良いのではないか」と思われないためにも、その企業のその職種を志望する理由を明確にしなければなりません

その企業・職種でなければいけない理由を探すためには、企業調査をしたり、自己分析を通じて実際のエピソードを深掘りしたりする必要があります。短時間で完了するものではなく時間はかかりますが、確実に内定を獲得するためには欠かせないステップです。

冨永 実希

プロフィール

取り扱うブランドを研究することで、企業の特徴が見えてきます。

たとえば、レディースが中心なのか、メンズが多いのか、さらにメンズの中でもビジネススタイルが中心なのか、それともカジュアルなのかといった違いです。

ブランドのホームページ(HP)で見比べることで、それぞれの企業が目指すスタイルや、どんな人に着てもらいたいと考えているのかが理解できるでしょう。

③実際の店舗に足を運んで顧客層を把握する

就活の選考対策として企業分析に取り組んでいる人は多くいると思います。企業分析をする際、一般的にはHPや採用ページでリサーチすることが多いのではないでしょうか。

しかし、それだけでは実際の雰囲気はわかりません。行ける範囲に志望企業の店舗がある場合は、実際に足を運んでみることをおすすめします。

実際に店舗に足を運び、スタッフの雰囲気や顧客層を把握することで、自分に合っているかどうか、どのような働き方がマッチするかなどを理解でき、選考対策に活かすことができます

店舗見学の際にチェックするポイント

  • 店舗の雰囲気や内装からブランドの方向性を確認する
  • スタッフの様子を確認する
  • 顧客層の特徴を把握する
  • プロモーションやキャンペーンの有無を確認する

手間はかかりますが、実際に店舗に足を運ぶほど熱意がある人を採用したいと考える採用担当者は少なくないはずです。目的を明確にしたうえで、気になる企業の店舗に足を運んでみましょう。

永田 修也

プロフィール

実際に店舗に足を運んだ際は、働いている人に注目しましょう。従業員を見ていればその会社の中身が見えてきます。

丁寧に細かく気を遣って顧客と接しているのか、もしくは見てないところでサボっていたり店員同士でおしゃべりしていたりするのか、いろいろな姿を見ることで判断材料につながるでしょう。

④インターンやアルバイトで現場経験を積む

アパレル業界は店舗でアルバイトを募集していることが多いため、就職前に現場経験を積みやすい業界といえます。現場経験を積んでおくことで即戦力になるため、企業が重宝したい人材となれるのです

また、アパレル業界の企業のインターンを経験するのもおすすめです。給料がもらえるかどうかはインターンの種類や企業によって異なりますが、リアルな働き方や仕事内容を理解することができます。

インターンやアルバイトは選考があるケースもありますが、本選考の練習にもなります。あらゆる面でプラスに働く可能性が高いため、選考まで時間がある人は積極的に取り組んでみるのがおすすめです。

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⑤アパレル業界で役立つスキルを身に付ける

アパレル業界で働くにはさまざまなスキルが求められます。専門的なスキルもありますが、それらは就職後に身に付けられることが多いです。

一方で、以下のような社会人として基礎となるスキルは短時間で身に付けられるものではないため、あらかじめ習得しておくと企業側から重宝される人材となれます。

おさらい! アパレル業界に就職する際に求められるスキル

  1. 顧客対応ができるコミュニケーション能力
  2. 顧客のニーズを引き出すヒアリング力
  3. トレンドを取り入れられる情報収集力
  4. チームで良い製品を作るための協調性

どの業界でも求められるスキルですが、アパレル業界では店舗で顧客と直接会話する機会も多いため、上記のスキルが特に求められるのです。

普段から相手のニーズをヒアリングしたり、積極的に情報収集したりするなどして、アパレル業界に必要なスキルを身に付けておきましょう

⑥アパレル業界で活かせる自分の強みを明確にして仕事への活かし方を伝える

選考で採用担当者が気になるのは、応募した学生が就職後にどのように活躍してくれるかです。アパレル業界を志望した理由やエピソードも重視しますが、それらはあくまでも就職後に活躍できるかどうかの判断材料であり、重要なのは就職後についてです。

そして、就職後に活躍できるかどうかは、アパレル業界で活かせる強みを持っているか、その強みを活かしてどのように仕事に取り組もうとしているかで判断します。

そのためには、まずは企業分析によってアパレル業界で必要なものを洗い出し、自己分析によって判明した自身の強みとマッチする部分を探す必要があります。そして、マッチした強みを就職後にどう活かすかを考える必要があるのです。

仕事への活かし方を探すためには、徹底した企業分析と自己分析が必要になるため、怠ることなく取り組むようにしましょう

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おしゃれでなければダメ? アパレル業界の選考を受ける際の服装

アパレル業界の選考を受ける以上、選考時の服装もおしゃれでなければいけないのではないかと考える人もいるかもしれません。

そこで、ここではキャリアコンサルタントの冨永さんに、アパレル業界の選考を受ける際の服装について聞いてみました。選考時の服装で悩みを抱えている人はチェックしてみてください。

アドバイザーコメント

ファッションを通して自分を表現できるように準備しておこう!

新卒採用の面接では、「私服でお越しください」と案内されることがあります。その場合、自分のテーマを元にスタイリングを考えましょう。

私服で演出したい自分を表現できることは、顧客に提供するスタイリングセンスを示すポイントでもあります。

スタイリングの意図を伝えられるようにすると良い

複数の面接を受ける都合でリクルートスーツを着用する場合でも、スーツのスタイリングテーマを考え、面接時に説明できるように準備しておきましょう。

もし私服としてスーツを選ぶのであれば、そのスタイリングの意図を明確にすることが重要です。リクルートスーツでも私服でも、「意志を持ってスタイリングしている」という印象を与えることが求められます。

またスタイリングセンスが問われるため、足元から頭の先、手元まで、雑貨類の使い方にも意識を向けましょう。

必ずしもその企業の取り扱いブランドを身に着ける必要はありませんが、応募先のテイストに近いスタイリングを心掛けると、より採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。

自分の向き不向きを見極めて憧れのアパレル業界への就職を実現しよう

アパレル業界は我々の生活に身近であるため、就職人気が高い業界の一つといわれています。ただ、我々が見ているのはアパレル業界の仕事の氷山の一角に過ぎず、入念にリサーチしなければわからない部分もあるのです。

そこで重要なのが、徹底的なリサーチをしたうえで向き不向きを見極めることです。向いていると判断したら選考対策を徹底して、アパレル業界への就職を実現させましょう。

アドバイザーコメント

アパレル業界の仕事は多岐にわたる! 業務への理解を深めよう

私も過去にアパレルの業界で働いていた経験があります。

最初の動機は「ショップ店員ってかっこいい」という単純なものでした。しかし、実際に業界に入ってみると、売上管理、在庫管理、棚卸、発注業務、上司との面談や部下とのミーティングなど、幅広い業務と役割が求められることを実感しました。

自分の感覚を大切に後悔のない選択をしよう

皆さん全員が店舗で働くわけではないかもしれないですが、「服が好き」「おしゃれが好き」といった動機でも最初はかまわないと思います。

そこから企業を分析するうちに、その会社の理念に共感したり、考え方に惹かれたりして、より深く知ることで根本的な志望動機が見つかるようになるはずです。

まずは最初の「なんかこの会社(お店)好きだなぁ」という感覚を大事にしてください。

自分がその会社を好きになれば、仕事に対する幸福度や満足度も自然と高まります。それが自身のキャリアを継続させることにもなり、さらにはキャリアアップにもなっていきます。ぜひ自分のワクワクに従って、行動してみてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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