この記事のまとめ
- 今からの応募も間に合う通年採用企業を把握しておこう
- 書類選考で落とされる人は注意点をしっかり理解しよう
- 内定が獲得できない人は企業選びの基準を見直そう
25卒の就活もいよいよ終盤に差し掛かり、4月の入社を待つ学生が多い状況ですが、なかには「まだ内定が獲得できていなくてやばい!」「まだ25卒の就活生を採用している企業はあるのだろうか……」などと不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
なかなか選考に通過できず、内定が獲得できていない人は、基本的な選考対策ができていない可能性があります。自分に足りない部分を冷静に把握し、一刻も早く選考対策に取り組むことが大切です。
この記事では、キャリアアドバイザーの加藤さん、吉野さん、杉原さんとともに、25卒の就活生の内定状況やすぐにできる対策について解説します。25卒の就活生でまだ内定がなくやばいと感じている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
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25卒の就活で内定がなくやばい人は今すぐ自分の就活を見直して改善しよう
25卒の就活生でいまだに内定が獲得できず「4月の入社に間に合わない!やばい!」と不安な人は、今すぐ自分の就活を見直すことが大切です。なぜ選考に通過できないのかをしっかりと振り返ることで、自分の課題が浮き彫りになり、就活状況を改善できます。
この記事では、まず25卒の就活生の内定状況を説明しているので、ほかの学生の状況を知り自分の立ち位置を把握しましょう。そのうえで、まだ応募できる通年採用企業の情報を得ることで、4月入社をかなえるために応募すべき企業が見えてきます。
また、今すぐできる選考対策や企業選びの基準についても解説をしているので、内容を確認しながら選考準備を進めていきましょう。
さらに、25卒の就活生がこのタイミングから就活を進めていくことが現実的なのかについてキャリアアドバイザーが解説しているので、気になる人は参考にしてみてください。
大学4年の2月に内定がない人はかなりやばい! 25卒就活生の就活内定状況を知ろう

「大学卒業後の4月から社会人になりたい」と思っている学生のなかで、大学4年生の2月の段階で内定が一つもなく、4月から入社する企業が決まっていない人は、かなりやばい状況であることを理解しましょう。就活を進めていると、周りの就活生の状況がわからず、自分の立ち位置がどのようなものなのか意外と理解できていないことがあります。
ここからの就活をうまく進めていくためには、今の自分の状況を知って、4月入社に向けて急がないといけない意識を持つ必要があるのです。
ここでは、25卒就活生の10月時点での内定率についてと10月以降の動き方について紹介していきます。ほかの学生の動きを知って、自分がどう行動すべきなのかを整理しましょう。
10月時点の内定率

キャリタスが発表したキャリタス就活2025 学生モニター調査(2024年10月)によると、25年3月卒業の学生1,131人を対象としたアンケート結果では、10月1日時点の内定率は93.1%で2005年卒以降の数値で過去最高となっています。9割以上の学生が10月の時点で内定を一つ以上は獲得しているということです。
また、回答した学生のうち、すでに内定承諾をおこない就職先を決めている学生は89.7%でした。内定承諾はしていないがすでに内定を獲得している学生1.6%を合わせた91.3%の学生は、10月時点で就活を終了としているのです。
このように、10月の内定式までにはほとんどの学生が、入社する企業を決めて、就活に終止符を打っています。内定式を区切りとして、採用活動を終了とする企業も多いため、現在内定のない学生は、危機感を持って活動すべきと言えるのです。
10月以降の動き

10月時点で91.3%の学生が就活を終了していることがわかりました。ここでは、残りの8.7%の学生が、10月以降にどのような動きをするのか解説していきます。
先ほどと同じ調査であるキャリタス就活2025 学生モニター調査(2024年10月)によると、10月時点で就職先が決まっていない学生のうち、57.1%は10月以降も就活を続けると回答しています。この次に多いのが大学院に進学を予定している学生で、21.4%となります。
就活が終了していない8.7%の中には、すでに内定承諾をしている企業があるが納得できるまでやり切りたいという学生も含まれています。そのため、8.7%の学生が10月以降も就活を続けているから「今内定がなくても大丈夫」と安心はできません。
現在、内定がまったくなく、進学を予定していない人は、4月以降の進路が未確定なため、とにかく急いで就活を進めていきましょう。
「どうして自分だけが内定を獲得できないんだろう……」と自信を失っている人も多いと感じます。あなた自身に問題があるのではなく、就活の進め方に問題がある場合が多いので、この記事で改めて進め方を見直しましょう。
そして、何事も最後まで諦めないことが大切です。
面接が上手くいかないときは、面接回答集を活用してください
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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入社式まであと2カ月! そもそもここからの就活は厳しいのかプロが解説
ここまで、25卒の就活状況について解説してきました。ほかの学生の動きを知ることで、自分の立ち位置を理解し、今すぐ行動するべきだと感じた人もいるのではないでしょうか。
しかし、そもそもここから頑張って活動したとしても4月の入社は厳しいのではないかと不安に感じている人もいるかもしれません。
そこで、ここではキャリアコンサルタントの杉原さんが、入社式まで残り2カ月の段階で就活を進めて、内定を獲得することができるのかについて解説します。4月までどのように動くべきか知りたい人は参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
杉原 美佐子
プロフィールを見る学校のキャリアセンターや就職サイトを積極的に利用し全力を尽くそう
この時期から4月入社を目指すのは厳しい状況なのは間違いありません。気持ちが焦るばかりですべてが空回りしているのではないでしょうか。しかし、できることはあるはずなので、とりあえず全力を尽くしましょう。簡単に諦めてしまうと、それが習慣になってしまい今後のキャリアに大きく影響します。
まず、学校のキャリアセンターや進路指導室に相談に行きましょう。今までにも同じような学生はたくさんいたはずです。きっと力になってくれます。
学校が気まずいなら、就職サイトを利用するのも一つの手ですし、ヤングハローワークも積極的に利用しましょう。若者に特化しているので利用しやすいと思います。
卒業までに内定が獲得できなくても最後まで就職活動を続けることが大切
万が一、内定がないまま卒業を迎えてしまっても、そのまま就職活動は継続しましょう。アルバイトをしながらでも継続することが大事で、企業はその点を評価します。4月の一括採用に疑問をもっている企業はたくさんあるため、周囲と同じような道筋をたどる必要はありません。
自己否定せず自分を見つめ、何を生涯の仕事にするか、今こそ冷静に考えましょう。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
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今からでも間に合う! 通年採用している企業について知ろう
10月の内定式を一区切りとして、採用活動を終了する企業も多いため、10月以降の内定獲得は厳しいのではないかと考えている人もいるかもしれません。
しかし、実際には10月以降でも採用活動を長く続けている企業もあります。そうした企業の多くは、通常の採用スケジュールに合わせた活動ではなく、期間を定めていない通年採用をおこなっています。募集している時期は、企業によって異なるため、2~3月に募集をかけている企業を探して、選考に参加しましょう。
注意点として、入社の時期は必ず4月1日とは限らないため、応募する前に確認することが大切です。
ここからは、通年採用をおこなっている企業の紹介と、そうした企業を探す方法を解説していきます。どのような企業に応募したら良いのかわからない人は参考にしてください。
通年採用している企業の一覧
通年採用している企業の中には、中小企業やベンチャー企業のみならず、一部の大手企業も含まれています。まだまだ選考を受け付けている企業も多く存在するので、通年採用を実施している企業の中で自分の興味と近いものを探してみましょう。
ここでは、学生に人気の企業10社を一例として紹介します。さまざまな業界で通年採用は実施されているので、視野を広げるためにもどんな企業があるのか、確認しておきましょう。
通年採用している企業は、上記で紹介した企業のほかにもたくさんあります。通年採用している企業について、さらに詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
関連記事
通年採用企業57社を業界別で紹介! 探し方や内定獲得のコツも解説
この記事では、近年増えつつある通年採用について、導入している具体的な企業の紹介はもちろん、通年採用企業を受けるメリット・デメリットも解説します。キャリアコンサルタントによる企業側の視点も交えた選考対策の方法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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通年採用している企業の探し方
「通年採用している企業が世の中にたくさんあるのはわかったけど、そもそもどうやって探したら良いの?」と疑問に感じている人もいるかもしれません。ここでは、通年採用の企業をどのように探すのかについて紹介します。
自分で気軽に探せる就活サイトの利用や、一人ひとりに担当がつくため相談しながら進められる就活エージェントの利用などさまざまな方法があるので、自分に合った方法で探してみましょう。
通年採用企業の探し方
- マイナビやリクナビなどの就活サイトで検索する
- キャリアパークエージェントやdoda新卒エージェントなどの就活エージェントに登録して企業を探してもらう
- キミスカやオファーボックスなどのスカウト型求人サイトで連絡を待つ
通年採用への応募のメリットは、自分のタイミングで応募できることです。デメリットは、「いつでも応募できる」と思うと、モチベーション維持が難しいことです。期限を決めて、集中的に取り組みましょう。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
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書類選考で落ちてない? 就活がやばい人が押さえるべき書類の注意点
書類選考で落ちてない? 就活がやばい人が押さえるべき書類の注意点
- 入社の意欲が伝わり切っていない
- 自分の人間性を盛り込めていない
- 抽象的な内容で入社のイメージが湧かない
- 基本的な書き方のマナーが守られていない
就活がうまく進んでいない人のなかには、そもそも書類選考が通過できないという人もいるのではないでしょうか。書類選考が通過できないと、面接にたどり着くことはできません。そのため、実際に会って話をする機会がないので、自分の魅力を伝えきれないまま企業から不採用の判断をされてしまう可能性があるのです。
ここでは、書類選考で落ちてしまう人が注意するべき点について解説していきます。自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。一つでも該当する人は、すぐに履歴書やエントリーシート(ES)の作成方法を見直すことが大切です。一日に膨大な数の書類を読んでいる採用担当者に、魅力があると思われる書類を作成していきましょう。
入社の意欲が伝わり切っていない
本来企業は、応募者全員と面接をして、合格者を決めるべきですが、多いと何千通もの応募が集まる企業では、一人ひとりと面接をする時間はありません。そのため、書類選考の時点である程度の人数に絞ることになります。
書類選考で見られている項目の一つとして、入社意欲が挙げられます。「どれだけ自社を理解し、入社したいと思っているか」を企業は見ているので、志望動機などでしっかりと伝えるようにしましょう。
履歴書やESでは、記入欄が決まっているため、ダラダラと書くのではなく端的にわかりやすい内容で書くことを意識できると採用担当社の目にとまりやすくなります。
志望動機は書き方のコツを押さえることで魅力的な内容になります。こちらの記事では、どのように書くと良いのか例文を交えて紹介しているので、気になる人は参考にしてみてください。
関連記事
志望動機のベストな文字数は? 書き方のコツや文字数別の例文も紹介
「志望動機を何文字くらい書けば良いんだろう……」と悩む人も多いでしょう。この記事では、志望動機に記載するベストな文字数について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。また、志望動機の例文も文字数別に紹介するので、こちらも併せて参考にしてみてください。
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- 第一志望の企業ではなく志望度があまり高くない場合、熱意を伝えるためのコツはありますか?
第二志望になった理由を自分の中で言語化してみよう
「第一志望ではないから熱意を伝えられない」という考え方から「数ある企業の中から第二志望に上げた理由を伝えていこう」という考え方に変換しましょう。
上記の考え方に変換しただけで「○○だから志望した」という理由が次々に浮かんでくるのではないでしょうか。
浮かんできたことをしっかりと言語化して伝えていくようにしましょう。
自分の人間性を盛り込めていない
企業は、提出書類を通じて、学生の人間性を確認しています。「企業の目指しているビジョンと学生の持つビジョンがマッチしているのか」「企業の大切にしている価値観を学生が持っているのか」などが見られているのです。
そのため、書類を作成する際は「自分はこういう人間で、このような考え方を大切にしている」という内容を意識できると、企業としても魅力を感じやすくなります。とくに、企業の求める人物像をよく理解して、ニーズに合った内容で書くことができると、より高評価につながりやすくなるのです。
企業の求める人物像を理解するためには、企業の採用ページや口コミサイトなどから情報収集をしてみましょう。特に実際に働いている社員のインタビュー記事などに目を通すと、どんな人と働きたいと思っているのかなどが理解できます。
書類選考で落とされることが多い人は、自分の履歴書やESの内容を見直して、自分がどういう人間なのかを盛り込むことを意識しましょう。
人間性を伝えるためには自己PRやガクチカの内容を見直すことが大切です。こちらの記事では、自己PRとガクチカの書き方について解説をしています。どのように書くと良いのか知りたい人は参考にしてみてください。
自己PRは4つのステップで簡単に書ける! テンプレートと例文付き
ガクチカ
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
人事を惹きつけるガクチカの書き方5ステップ|例文12選付き
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
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抽象的な内容で入社のイメージが湧かない
志望動機や自己PRの内容がどれも抽象的で、具体的な内容で書かれていない場合、入社後のイメージが湧かないため、選考に落とされている可能性があります。
具体的なエピソードは面接で伝えれば良いと考えている人もいるかもしれません。ですが、書類の時点で採用担当者に興味を持ってもらうことができないと、そもそも面接にはたどり着けないため、しっかりと具体的なエピソードを書くようにしましょう。
特に自己PRやガクチカでは、身に付いた強みやスキルを入社後にどのように活かすかを具体的に伝えることで、企業へのアピールができます。そのため、入社後に自分が携わる業務についてはしっかりと理解して、どのような業務でどのようなスキルをどのように活かすのかを書くように意識しましょう。
自己PRとガクチカの違いがわからず、うまく差別化できていない人も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、自己PRとガクチカでそれぞれどのようにアピールすれば良いのかを解説しています。差別化に悩んでいる人は参考にしてみてください。
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ガクチカと自己PRの違いは? 例文付きで相違点をわかりやすく解説
ガクチカと自己PRの違いは大きく2つに分かれます。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒にガクチカと自己PRの違いを丁寧に解説したあと、違いに沿って回答する方法やより差別化するポイントを紹介しています。ガクチカと自己PRの違いが比較できる例文も参考に、違いを理解していきましょう。
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基本的な書き方のマナーが守られていない
せっかく志望動機や自己PRの内容が素晴らしいものであっても、書き方のマナーやルールが守られていないとその時点でマイナス評価になってしまいます。
内容がしっかりしていれば問題ないと考えている人もいるかもしれませんが、「基礎的なマナーを守った行動ができない」「大切な提出書類を雑に扱うような人は、企業に入社しても仕事が雑なのでは……?」と思われてしまうのです。
また、企業にとってほぼ同じ評価になった履歴書が2通あった場合、最後の決め手として書き方が見られる場合もあります。
しっかりと内容を作りこんでいるのに、なぜか書類選考が通過できない人は、一度自分の書き方に問題がないかを確認してみましょう。
意外と履歴書の書き方のマナーを守れていない人も多いです。こちらの記事では、履歴書の書き方や受け渡しのマナーについて解説しています。履歴書の書き方に自信がない人は、参考にしてみてください。
関連記事
新卒用履歴書の書き方完全版|よくある失敗や受け渡しのマナーも解説
新卒の履歴書は、必要な項目を見落としていたり、マナーが守られていなかったりと、細かな部分のミスが多いです。事前準備をしっかりとおこないつつ、履歴書の書き方をマスターしましょう。この記事では、履歴書の書き方から採用担当者に渡すまでのマナー、失敗パターンなどをキャリアコンサルタントと解説します。
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提出書類の書き方のマナーが守られていないと印象が悪くなります。就職を真剣に考えているのか疑問符がつくでしょう。
また、マナーやルールを守れないとなると、入社後の行動が心配になります。どの企業もコンプライアンスを重視していますから、書き方には細心の注意を払うべきです。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。
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まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみよう!
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今すぐできる一次面接の対策法! 就活がやばい人=面接対策ができていない自覚を持とう
今すぐできる一次面接の対策法! 就活がやばい人=面接対策ができていない自覚を持とう
書類選考に通過した後は、まず一次面接が待っています。一次面接は、深く学生を知ることを目的としているというよりも、基本的なマナーが身に付いているのか、企業理解がしっかりとできているのかなどを確認しています。
そのなかでも、コミュニケーションがスムーズに取れるか、回答にずれや違和感がないかなどは大前提としてとても重視されるポイントです。
そのため、一次面接で落とされることが多い人は、面接対策の基礎ができていない可能性が高く、基本となる対策ができるようになると、一次面接は合格しやすくなります。
ここでは、一次面接で対策しておくべき5点について解説していくので、一つひとつ確認しながら、対策を進めていきましょう。
①企業の採用ページなどで求める人物像を確認する
一次面接では、企業の求める人物像とどれだけマッチしているのかを確認されることが多いです。学生の持つ強みやスキルが素晴らしいものであっても、企業が求める人材とかけ離れている場合は、高い評価にはつながりにくいといえます。
一方、企業の求める人物像をよく理解して、ニーズに合わせた強みやスキルをアピールできる人は、高い評価につながり、選考に通過できるのです。また、企業の求める人物像を理解できていることが企業に伝わると企業研究がよくできているという評価にもつながります。
企業の求める人物像については、採用ページに記載のある場合や、社員インタビューからヒントを得られることがあるため、自分の志望する企業は必ず採用ページを確認しておきましょう。
企業研究はノートにまとめることで、さまざまな企業の比較に役立ちます。こちらの記事では、企業研究ノートの作成方法を解説しているので、気になる人は参考にしてみてください。
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作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
企業研究ノートは企業選びと選考対策に有効! 就活は情報戦で情報を収集するだけでなく、いかに活かせるかが重要です。記事では企業研究ノートの作り方、必須の情報16項目から情報収集の方法まで、キャリアコンサルタントのアドバイスも交えて解説しています。企業研究ノートで情報を整理し、企業研究を効率的に進めましょう。
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- 企業の求める人物像に合っていない場合は、第一志望でも選考に臨むべきではないでしょうか?
これまでの不採用理由が人物像の不一致の可能性もある
諦めたくない思いがあるのなら、選考に臨んでも良いですが、求める人物像の不一致で不採用になる可能性もあるでしょう。卒業も近づいている今、優先順位を考えてみませんか。
これまで不採用が続いている理由は「やりたい」だけで選んで、「できそう」の根拠と一致していないという点はありませんか。
それを今回も「とりあえず応募しよう」としてるなら、現状が変わらない心配があります。自己分析と企業研究の両方を鑑みて、応募先を選びましょう。
②口コミサイトなどで過去の選考内容を確認する
口コミサイトでは、過去にその企業の選考を受けた人が書き込んだ内容を見ることができます。そのため、リアルな情報を取得することができるので、一次面接前には確認することがおすすめです。
書かれている内容の多くは、「選考がどのような雰囲気で進んだか」や「どのような質問をされたか」など、選考内容についてになります。
口コミサイトで確認しておくことで、事前にある程度の準備を進めることができるため、不安な気持ちを少しでも和らげるためにも活用しておきましょう。
注意点として、口コミサイトは誰でも投稿できるサイトのため、すべての情報を信じすぎず、一つの参考として活用することが大切です。
③よく聞かれる質問の回答を用意する
一次面接では、基本的な質問がされる場合が多いです。そのため、一次面接でよく聞かれる質問に対しての回答を事前に用意しておくことで、選考通過の可能性を高められます。選考の中では、最も対策がしやすい面接なのです。
たとえば、自己紹介や志望動機などは必ず聞かれる質問です。「基本的な質問であればその場で答えられるだろう」と考える人もいるかもしれません。しかし、実際に面接官を前にすると緊張からうまく言葉が出てこなかったり、集団面接の場合は、ほかの学生の受け答えを聞いて自分の話が頭から飛んでしまう可能性も考えられるのです。
当日焦ることなくスムーズに答えられるように回答を準備して、話す練習をしておきましょう。
一次面接は対策をすることで十分に選考通過の可能性があります。こちらの記事では、一次面接でよく聞かれる質問とその回答例を紹介しているので、どんな質問をされるのか知りたい人は参考にしてください。
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一次面接の質問&回答例11選|受かる答え方のコツを企業目線で解説
一次面接は基本的な質問をされることがほとんどですが、質問の意図を理解しないと高評価を得るのが難しいため注意が必要です。一次面接の頻出質問と回答例、面接官の意図を組んだ回答のコツを解説するので、一次面接を控えている人はぜひ記事を参考にしてくださいね。
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- 一次面接で聞かれる自己PRやガクチカの内容は、提出書類と違う話をしても大丈夫でしょうか?
違う話をする場合は話の方向性を一致させることを意識しよう
もちろん、大丈夫です。何ら問題はありません。提出書類の内容をより詳しく話しても良いでしょうし、違うエピソードを取り入れても良いでしょう。まったく同じなら書類を読めば済むので、やはり話を膨らませた方が良いです。
面接で知りたいのはその人の内面です。行間にある提出書類に書かれなかったことを知りたいのです。また、人はいろいろな側面を持っていますから、それを伝える機会でもあります。
ただし、矛盾がないようにしましょう。書類では好奇心旺盛になっているのに、面接で一つのことに集中し続けるタイプと主張するのは、少し違う感じですね。話を分散するのではなく、話の方向性は同じで、幅を広げると考えてください。
④マナーや身だしなみを整える
一次面接で面接官を担当する人は、管理職ではなく、人事や若手の社員が多いです。そのため、一次面接では一緒に働きたいかどうかの目線で評価をされる場合があります。そういった評価を得るためには、社会人としての基本的なマナーを身に付けておく必要があるのです。
面接では、入室からすでに評価は始まっています。入室から退室までのマナーをしっかりと把握しておきましょう。
また、身だしなみについてもチェックされています。髪型や服装は、おしゃれを優先するのではなく、清潔感を心掛けましょう。
30分程度の短い時間の中で、最大限に自分をアピールするためには、第一印象がとても大切です。第一印象は最初の3秒で決まるともいわれているため、入室から気を抜かず常識のある学生だと思われる対応をしましょう。
一次面接では、基本的なマナーを身に付ける必要があります。こちらの記事では、面接で気を付けるべきマナーや服装について解説しているので、気になる人は参考にしてみてください。
一次面接の秘訣
一次面接を突破する4つの秘訣|頻出質問や落ちる人の特徴も解説
対面面接のマナー
対面面接のマナー|入退室の流れからミスのリカバリーまで解説
Web面接のマナー
web面接は何分前に入室? 独自マナーと準備方法を徹底解説
面接の服装
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
スーツのスカート丈
スーツのスカート丈は油断禁物! 就活で好印象を残すマナーと選び方
企業によっては面接の服装を指定される場合があります。軽装と案内があった場合、どのような服装で行けば良いのかという質問に対してキャリアアドバイザーが回答しているので、気になる人は参考にしてください。
⑤正しい言葉遣いや敬語が話せるようにする
一次面接では、言葉遣いについても意識する必要があります。不自然な日本語の使い方をしてしまったり、敬語が話せないと、その時点で面接官はその学生に対してマイナスな印象を抱いてしまう可能性があるのです。
面接官とのコミュニケーションをうまく取るためにも、正しい言葉遣いを習得しておきましょう。正しい敬語を使うのは意外と難しいため、日頃から練習しておく必要があります。
意識するべきポイントとしては、です・ます調で話すことや、敬語の種類を使い分けることです。敬語の種類は、丁寧語・謙譲語・尊敬語の3つがあります。特に、自分をへりくだり相手への敬意を示す謙譲語は、面接の中で使用することが多いため、しっかりと理解しておきましょう。
敬語の種類
- 丁寧語:です、ます、ございますなど
- 謙譲語:申す、伺うなど
- 尊敬語:いらっしゃる、おっしゃるなど
言葉遣いや敬語に不安を感じている人は、正しい使い方が学べる書籍を活用し、知識を身に付けましょう。
知識を付けながら併用してアウトプットすることが大切なので、可能であれば国語(現代文)の先生に話す内容を聞いてもらいアドバイスをもらいましょう。
面接官を納得させる二次面接の対策法! 一次面接より深掘りされる可能性アリ
面接官を納得させる二次面接の対策法! 一次面接より深掘りされる可能性アリ
- 企業の事業内容や社風を調べる
- 希望職種で求められる力を確認する
- 同業他社と比べたときの企業の強み弱みを理解する
- 自己PRやガクチカの深掘り質問の回答を用意する
一次面接に通過後は、二次面接に進むことになります。二次面接は、学生の価値観や考え方をしっかりと知ることを目的としているため、一次面接でされた質問をさらに詳しく聞かれたり、これまでの経験を深掘りされる質問が多いです。
そのため、二次面接を通過するためには、自分のことをよく理解して面接官の深掘り質問にもしっかりと回答し、志望動機や自己PRの根拠を示して納得してもらえるように伝える必要があります。
ここでは、二次面接で対策しておくべき4点について解説していくので、二次面接がなかなか通過できない人は、自分に足りないところがないか確認してみましょう。
①企業の事業内容や社風を調べる
二次面接の前には、改めて企業の事業内容や社風を調べるようにしましょう。企業の基本的な情報を整理しておくことで、志望理由の深掘りなどにも対応することができます。
社風を知りたい場合は、企業のホームページ(HP)から理念を調べたり、口コミや企業のSNSなどから情報を得てみましょう。どんなことを大切にしている企業なのか、どんな人が活躍している企業なのかを理解することが重要です。
企業の価値観を知ることで、どのような学生を求めているのかを把握できます。このタイミングで、企業の価値観を改めて理解できると自分と企業とのマッチ度を確かめることもできるので、必ず調べておきましょう。
社風に魅力を感じて志望動機に社風を盛り込みたい人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では社風の志望動機の注意点などを解説しているので、気になる人は参考にしてみてください。
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「社風の志望動機」は注意が必要! 例文付きで受かるコツを伝授
安易に社風を志望動機にすると選考通過は難しくなります。社風を志望動機とするメリットを理解し、盛り込むべき内容を押さえて志望動機を作成しましょう。キャリアコンサルタント監修の例文も紹介するので参考にしてください。
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②希望職種で求められる力を確認する
企業は二次面接を通して、「この学生はこの職種で活かせる強みを持っているのか」「自社が求めているスキルを持っているのか」などを知りたいと思っています。そのため、自分の希望する職種ではどのような力やスキルが必要とされているのかをよく理解しておく必要があるのです。
学生の持つ強みやスキルがどれだけ素晴らしいものであっても、企業の求める強みではない場合、高い評価にはつながらない可能性があります。企業の求めるニーズを理解して、そのニーズに当てはまる自分の強みをアピールすることが大切です。
たとえば、販売職やサービス業などの人とのコミュニケーションが最も重要視される業種で「私は集中力があり、一人で黙々と作業することができます」とアピールしても良い評価は得られない可能性が高くなります。
どのような力が評価につながるのかを把握して、選考に臨みましょう。
職種理解で大切なのは「この職種でつらいこと・大変なことは何か」まで調べ、想像が及んでいるかです。
憧れの感情だけで給与を得ることはできません。「やりたい」だけでなく、「つらい場面でも自分は頑張り抜けるか」といった視点を持ちましょう。
③同業他社と比べたときの企業の強み・弱みを理解する
二次面接では、志望動機の深掘りがされる場合があります。この目的としては、学生がどの程度企業の理解をしているのかを確かめるためです。
企業理解を確認するには、同業他社と比べたときの企業の強みや弱みをどれだけ把握しているのかを質問する必要があります。そのため、「どうして同じ業界の他社ではなく弊社を志望したのでしょうか?」や「今の弊社に足りない部分はどこだと考えていますか?」など、企業の理解度を確認する質問がされるのです。
この質問に対して回答するためには、事前にしっかりと企業研究をしておく必要があります。事前準備なくその場で回答するのは難しいため、二次面接の前には回答を用意しておきましょう。
- 「弊社に足りない部分はどこですか?」などの質問に対して、どの程度の解像度をもって答えるべきでしょうか?
不足している部分と解消するための打開策を提案しよう
表に出ている情報のみで回答するには難しい質問ですよね。
もし上記の質問があった場合は「公開されている情報でしか把握できておらず、内部部分を含めた全体を把握していないうえで申し上げることが大変恐縮ですが、○○が足りないと感じます。○○をおこなうとより良くなると考えます」と伝えると良いでしょう。
不足していると感じている部分だけでなく、こうすれば良いと感じている部分まで伝えることが大切です。
④自己PRやガクチカの深掘り質問の回答を用意する
二次面接では、自己PRやガクチカを深掘りされる傾向があります。提出済みの履歴書やESの内容だけではわからない学生の魅力を引き出す目的と、深掘りすることで見えてくる学生の本質的な部分を知る目的があるためです。
自己PRやガクチカを作成する際に、自己分析を丁寧におこなっていないと、深掘り質問に回答することができなくなります。その場で回答することもできますが、途中で矛盾が生じたり、薄い内容になってしまい、「この学生は自己分析ができていないのでは……?」と企業に不安を抱かれることにつながるのです。
自己PRやガクチカの深掘り質問への回答をスムーズにおこなうためにも、事前の自己分析を徹底しておこないましょう。また、深掘り質問は基本的に「なぜ? どうして?」という面接官の疑問に回答していく形になるので、自分の自己PRやガクチカの内容を客観視して聞かれそうな質問への回答を用意しておくことが大切です。
二次面接は対策をしっかりおこなわないと選考に通過することができません。こちらの記事では、二次面接の基本的な情報から深掘り質問の回答例まで紹介しています。二次面接について知りたい人は、参考にしてみてください。
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絶対に確認しておきたい最終面接の対策法! ここが勝敗の分かれ道だと理解しよう
二次面接に通過したらいよいよ最終面接です。最終面接では、社長や管理職の社員が面接官を担当します。最終面接では、入社の意欲の度合いや志望度の高さを確認する質問が多くされるため、一次面接よりさらに気を引き締めて対策する必要があるのです。
ここからは最終面接前に必ず確認しておくべき2点について解説していくので、最終面接を控えている人は確認しておきましょう。
①入社してどうなっていきたいかのキャリアプランを明確にする
最終面接で企業は「この学生は入社後に長く活躍してくれるのか」や「目標を持って前向きに仕事に取り組める人材なのか」などを見ています。そのため、入社してからのキャリアプランをしっかり持っておく必要があるのです。
キャリアプランを聞かれたときに、曖昧な回答をしてしまうと、将来に対して真剣に考えていないとマイナスな評価につながる可能性もあります。入社前から、自分の将来をしっかりと考えられている学生は、入社後も積極的に仕事に取り組んでくれるのではないかと期待できるため、高い評価になるのです。
キャリアプランについて回答するときは、将来的なキャリアについて述べた後で、そのキャリアを実現させるためにどのような行動をその企業でするのかを伝えられると、面接官を納得させることができます。その企業を通じて成し遂げられるキャリアプランで伝えることを意識することが大切です。
キャリアプランを考えることが大切だと理解できても、実際に考えると難しいと感じる人もいると思います。こちらの記事では、面接でキャリアプランを伝えるコツを例文14選で紹介しているので、参考にしてみてください。
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最終面接でもよく聞かれる質問があります。こちらの記事では、回答する際のコツを解説しているので、最終面接を控えている人は参考にしてみてください。
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②企業の将来的に目指しているビジョンを調べる
先ほど自分のキャリアプランが大切だと解説しましたが、併せて企業の目指す将来的なビジョンを知っておく必要があります。企業の将来像をしっかり理解しておくことで、自分のキャリアプランにも盛り込むことができるのです。
企業の目指す将来像と自分の目指す将来像が一致していることを伝えられると、より魅力的な学生だとアピールすることができます。また、深く企業理解ができているととらえられ、入社意欲や志望度の高さを評価されることにもつながるのです。
企業の将来的なビジョンについては、HPなどから確認することができます。企業の経営方針を知る一つの手法にもなるので、最終面接前には必ず調べておきましょう。
- 企業のビジョンと自分のキャリアプランが一致していない場合は、企業に合わせて伝える方が良いでしょうか?
早期離職のリスクにつながるため本音で伝えよう
嘘をつかず、本当のことを伝えましょう。焦って就活を進め、早期離職しては意味のないことです。また、今考えているキャリアビジョンが現実味のあるものか、キャリアセンターの職員など、年長者から評価してもらうと良いでしょう。
たとえば「将来は起業したい」というビジョンを持っている場合、まずは会社員になることが自分と企業にどのような良い相乗効果があるのかを伝えることが必要です。
起業の野心を歓迎する会社もありますが、「すぐに辞めそう」「仕事は片手間で、副業にばかり精を出すのでは? 」と懸念されることもあります。
やばい状況なのに難しい企業ばかりを選んでない? 企業選びの基準を見直そう
4月に入社する企業が決まっていない人の中には、大手ばかりを志望していて選考通過ができない人や、内定をもらっていた企業を辞退してしまってやばい状況になっている人もいるのではないでしょうか。
大手企業は多くの学生が志望するため必然的に競争率は高くなってしまいます。また、内定をすでにもらっていたのにもかかわらずもっと待遇の良い企業があるかもしれないと、辞退をしてしまいそれ以降選考に通過できなくなってしまった人は、企業を選びすぎているかもしれません。
ここからは、企業選択の基準を見直すために、2つの観点から解説をしていきます。選考に通過できず悩んでいる人は、企業選びの基準が高くないかを確認してみましょう。
自分にとっての良い企業とは
そもそもどんな企業が自分にとって良い企業なのかを一度整理してみましょう。世間一般的にいわれているような良い企業がはたして自分にとっても良い企業なのかを考えてみることが大切です。
たとえば、業界売り上げ上位の大手企業や、ネームバリューのある企業が自分にとってモチベーションにつながるため良い企業であると感じる人もいれば、大手企業ではなくても自分の興味のある職種へチャレンジできたり、残業がなくプライベートを充実させられる企業が良い企業であると感じる人もいます。
そのため、周りの意見に左右されずに、自分にとっての良い企業を考えることで、企業選びの基準を見直すことができるのです。選考に通過できていない人は、自分に合った企業を選ぶことができていない可能性があるため、一度考えてみましょう。
自分にとっての良い企業を考える際に見直すこと
- 本当に大手企業で働きたいのか
- その企業で自分の希望はかなうのか
- その企業を志望する理由は自分の本心なのか
- 仕事に何を求めるのか
- 社会人生活で大切にしたいことは何か
譲れない条件とは
自分にとっての良い企業がわかった人は、次に就活を進めるうえで譲れない条件を整理してみましょう。就活がやばい状況の人の中には、譲れない条件が多すぎて企業選択の幅が狭まっている人もいるのではないでしょうか。
社会人生活において1日の多くの時間を費やすことになる仕事や企業を選ぶので、譲れない条件がたくさんあるのは仕方がないことです。ですが、あまりにも多すぎるとそれらすべてをクリアする企業を探すのはとても大変な作業になります。また、クリアできる企業を見つけたとしても必ず入社できるとは限りません。
そのため、絶対にこれだけは譲れないと思う条件を改めて整理して、企業を探してみましょう。
譲れない条件の例
- 自宅から会社までの距離が1時間以内の企業で働きたい
- 月の残業時間は20時間以内の企業で働きたい
- 賞与や退職金がある企業で働きたい
- リモートワークで働きたい
- 成長できる環境で働きたい
- 強みを活かして働きたい
就活の軸を自分だけで考えているとなかなか思いつかない場合もあります。こちらの記事では、就活の軸を90選紹介しているので、悩んでいる人は参考にしてみてください。
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就活の軸一覧90選! 納得できる企業選びの基準の見つけ方も解説
就活の軸の決め方に悩む就活生向けに、「就活の軸の見つけ方」や「答える際の注意点」をキャリアコンサルタント監修により解説する記事です。就活の軸一覧90選と面接での回答例45選も紹介するので、あなたに合った就活の軸がきっと見つかります。
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希望する条件をすべて譲れないとなると、就職活動は難航すると覚悟してください。譲れない条件が多ければ多いほど自分が苦しくなるだけです。
折り合いをつける力も社会人には必要です。多くて3つ、できれば1つか2つにしましょう。
25卒の就活がやばい状況の人は就活対策を今すぐに実践して4月入社をかなえよう
25卒の就活生でまだ内定がなくやばいと不安に思っている人は、この記事で紹介した就活対策を今すぐ実践していきましょう。そうすることで、4月入社をかなえられるかもしれません。
周りの人がどんどん内定を獲得して、就活を終えているのを見て自分に自信がなくなり、毎日不安との戦いをしている人もいるはずです。ですが、「内定がもらえないのは自分がダメな人間だから」などと思う必要はありません。就活はしっかりと対策をおこなえば、必ず内定を獲得することができます。
過ぎてしまった過去は変えることができませんが、未来は今すぐに変えることができるのです。「あの時こうしていれば良かった……」という気持ちはいったん捨てて、今自分にできることを前向きに取り組んでいきましょう。そうすることで、企業へも熱意が伝わり内定へ近づくことができます。
アドバイザーコメント
加藤 賀子
プロフィールを見る自分の職業人生について向き合いどうなりたいかを把握することが大切
この記事では現時点で内定を獲得できていない学生に対して、卒業までに内定を獲得するために通年採用している企業情報や、応募書類の書き方の注意点、一次・二次面接の対策法などのアドバイスや取り組むべきポイントを伝えてきました。
「○○ができていなかったな」「○○が足りていなかったな」など、今までの取り組み内容と照らし合わせて、改善点を得ることができていれば幸いです。
就活を進めるうえで一番大切なことは「自身の職業人生をどのようにしたいのか」を深く自分と向き合い考えることです。
そのためには、自分がやりたいこと・やりたくないこと、理想の生き方、将来像など、今後変わる可能性は高いですが、現時点でどのように歩みたいと感じているかを把握することが必要となります。
理想の人生を歩むために必要な時間だと考え就活を進めよう
就活は内定を取ることが目的ではなく、自分の理想の人生を歩むための仕事や環境を確保することが目的です。
第一志望でなくても、ご縁のある会社は何かしらあなたの人生に意味があるからご縁があります。ご縁のある会社と巡りあえることを応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
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