SPI【推論・位置関係】の例題8問! 専門家による解説付き

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小寺 一綺
国家資格キャリアコンサルタント
Kazuki Kodera〇20歳でキャリアコンサルタント試験に合格。その後は中高校生を対象としたキャリア企画の運営や大学生の就職活動支援、さらにはリスキリング講座でもキャリア形成支援を実施している。過去には大手企業の就活に特化した就活コミュニティでのWebテスト講師を3年間、大学内でのWebテストガイダンス講座の講師のサポートを1年経験。これまでWebテストの支援をしてきた学生は延べ300名ほど

適性検査SPIは、言語・非言語・英語をはじめとする幅広いジャンルから出題される、就職活動における代表的なテストです。なかでも推論・位置関係は、与えられた条件から座席や順番などの配置を読み解く分野で、図や表に整理する力が求められます。

この記事では、就活支援の現場を知るキャリアコンサルタントの小寺さんとともに、SPI推論・位置関係の解き方を例題を通して解説します。情報を整理する手順さえ身に付ければ得点しやすい分野なので、焦らず一つずつ確認していきましょう。

後半には推論・位置関係の練習問題を8問収録しています。実際に図や表を書きながら、条件をどう整理していくかを練習してみてください。

【コンテンツの制作・チェック・監修体制について】
Webテストコンテンツは、生成AI(人工知能)も活用しながら社内の編集部メンバーが作成したオリジナルの問題となります。チェック・監修体制としては、1問につき、Webテストに精通した外部パートナー最低1人のチェック、Webテストを得意領域とするキャリアコンサルタントによる最終チェックと監修をおこなっています。

例題を解く前に確認しよう! SPI【推論・位置関係】の解答のコツ

SPI【推論・位置関係】の概要

  • 問題パターン:建物・座席・部屋など空間的な配置条件から「位置関係として正しい推論」を選ぶ選択式問題
  • 1問あたりの時間:約1分~2分
  • 出題頻度:テストセンター(あり)ペーパーテスト(あり)Webテスティング(あり)
SPIの推論「位置関係」の解法のコツを教えてください!

国家資格キャリアコンサルタント

小寺 一綺

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焦りは禁物! 条件を紙に書き出してミスを防ごう

位置関係は、頭の中だけで考えず「必ず図にすること」が攻略の第一歩です! 円形・一列・方角など配置のパターンを最初に紙へ書き出し、条件を1つずつ当てはめていきましょう。

焦って暗算しようとすると、左右や向きを取り違えてミスにつながります。

1問あたり1〜2分を目安に、行き詰まったら潔く飛ばす判断も大切です。焦らず手を動かせば必ず答えにたどり着けます。落ち着いて問題に臨みましょう!

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SPI【推論・位置関係】の練習問題8問|小寺さんによる解き方の解説付き!

ここからは、SPI推論・位置関係の例題を専門家の解説付きで8問紹介します。この分野は図示の仕方を工夫するだけで一気に解きやすくなるので、解説の参考にしながら自分なりの解き方を見つけていきましょう。

初めてSPI推論・位置関係に取り組む人は、まず「問題を解く前に確認! 推論・位置関係の解答のコツ」を読んでから挑戦すると、条件整理のコツをスムーズにつかめます。

問題1(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問題文を読み、あとの問いに対する最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

D、E、Fの3人が、円形に並んだ4つの席のいずれかに座っており、それぞれの席には番号が時計回りに割り振られている。各自の座り方について、次のことがわかっている。

Ⅰ DとEは隣り合っている。
Ⅱ 2番の席は空席である。

このときFが座った可能性のある席の番号は何番か。

選択肢

正解:D
D、E、Fの3人が円形に並んだ4つの席に座っており、2番の席が空席である。円形に並んだ席で2番が空席のとき、隣り合いうる席の組み合わせは(3番、4番)または(4番、1番)の2つである。条件Ⅰより、DとEは隣り合っているため、このどちらかの組み合わせに座ることになる。

まず、DとEが3番と4番の席に座る場合を考えると、残る1番の席にFが座ることがわかる。次に、DとEが4番と1番の席に座る場合を考えると、残る3番の席にFが座ることがわかる。したがって、Fが座った可能性のある席の番号は1番か3番であり、正解は選択肢Dと求められる。

問題2(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問題文を読み、あとの問いに対する最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

A、B、C、Dの4人が、カウンターに向かって1列に並んだ5つの席に座っており、各席には隣り合う順に左から1~5の番号が割り振られている。各自の座り方について次のことがわかっている。

Ⅰ 4番の席は空席であった。
Ⅱ AとBは隣同士であった。
Ⅲ Cの左側には誰も座っていない。
Ⅳ Aの右側にBが座っている。

このときAが座っているのは何番か。

選択肢

正解:B
ⅠとⅢの条件により、Cの配置を決定できる。4番の席が空席であり、Cの左側には誰も座っていないことから、Cは1番の席に座っていることがわかる。次に、条件ⅡよりAとBは隣同士であるため、残された席のうち隣り合っている2番と3番の席に座ることになる。さらに、条件ⅣよりAの右側にBが座っていることから、Aが2番の席、Bが3番の席となる。したがって、Aが座っているのは2番の席であり、正解は選択肢Bと求められる。

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問題3(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問題文を読み、あとの問いに対する最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

1番から5番の5つの区画に、A、B、C、Dの4つの店舗がそれぞれ1つずつ入ることになった。配置は、1番、2番、3番の区画が北側に西から東へ1列に並んでおり、2番の真南に4番の区画、4番の真南に5番の区画がある。各店舗の配置について、次のことがわかっている。

Ⅰ Aの店舗はBの店舗とCの店舗の南に位置しており、Dの店舗の北に位置している。
Ⅱ Cの店舗はBの店舗よりも東にある。
Ⅲ Bの店舗とCの店舗は隣り合っていない。

このときCの店舗が入る区画は何番か。

選択肢

正解:C
条件Ⅰより、Aの北側にBとCがあり、南側にDがあることがわかる。区画の配置から、北側に複数の区画(1番、2番、3番)があり、その南側に縦に並ぶ区画(4番、5番)があるため、Aは4番、Dは5番の区画に決定する。
次に、BとCは1番、2番、3番のいずれかに入る。条件ⅢよりBとCは隣り合っていないため、1番と3番の区画に入ることがわかる。さらに、条件ⅡよりCはBよりも東にあるため、Bが1番、Cが3番の区画となる。したがって、Cの店舗が入る区画は3番であり、正解は選択肢Cと求められる。

小寺 一綺

プロフィール

区画問題では、東西は「同じ行の左右」、南北は「北の一列 対 南へ伸びる列」と二段構えでとらえると整理しやすいです。

この問題の「AはBとCの南、かつDの北」のように1つの要素が上下両方の条件を持つ場合、その要素は縦に伸びる列の中段(ここでは4番)に固定できます。このように、両側から挟まれた要素を最初に確定させ、残りを東西条件で割り振るのが定石です。

北の行と南の列をはっきり分けた図を先に描いてから条件を当てはめると、ミスがぐっと減ります。

問題4(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問題文を読み、あとの問いに対する最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

1番から5番の5つのスペースに、A、B、Cの3つの作品がそれぞれ1つずつ展示されることになった。配置は、1番、2番、3番のスペースが北側に西から東へ1列に並んでおり、2番の真南に4番のスペース、4番の真南に5番のスペースがある。各作品の配置について、次のことがわかっている。

Ⅰ Cの作品はBの作品よりも南にある。
Ⅱ Bの作品とAの作品は隣り合っていない。
Ⅲ Aの作品はBの作品の西側にある。

このときBの作品が展示されるスペースは何番か。

選択肢

正解:C
条件Ⅰより、CはBよりも南にあるため、Bは北側の列(1番、2番、3番)のいずれかであり、Cは南側の列(4番、5番)のいずれかであることがわかる。
次に、条件ⅡよりBとAは隣り合っていないため、北側の列の中で隣り合わない組み合わせである1番と3番のいずれかにそれぞれが入る。
さらに、条件IIIよりAはBの西側にあることから、Aが1番、Bが3番のスペースに決定する。したがって、Bの作品が展示されるスペースは3番であり、正解は選択肢Cと求められる。

問題5(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問題文を読み、あとの問いに対する最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

A、B、Cの3人が、円形に並んだ1番から4番の席のいずれかに座っている。席は時計回りに配置されていて、番号も時計回りに順番に1~4が割り当てられている。全員が円の中心を向いて座っている。各自の座り方について、次のことがわかっている。

Ⅰ 4番の席は空席であった。
Ⅱ AとBは向かい合って座っていた。
Ⅲ Bの右隣の席にCが座っていた。

このときBが座っている可能性のある席の番号は何番か。

選択肢

正解:C
条件Ⅰと条件Ⅱより、AとBが向かい合う席の組み合わせを考える。4番の席が空席であるため、向かい合うことができるのは1番と3番の席だけとなる。したがって、Bが座る可能性があるのは1番か3番の席である。
次に、条件ⅢよりBの右隣の席にCが座っているが、全員が円の中心を向いて座っているため、1番の席の右隣は4番、3番の席の右隣は2番となる。
Bが1番の席に座ると右隣の4番の席は空席のはずなので矛盾する。したがって、Bは3番の席に座ることになり、その右隣の2番の席にCが座る。ゆえに、Bが座っているのは3番の席だけであり、正解は選択肢Cと求められる。

小寺 一綺

プロフィール

円卓で「右隣・左隣」が出たら、まず向きを確認するのが鉄則です。全員が中心を向く場合、自分から見た右手側は番号が小さくなる方向になります。

頭の中だけで処理せず、円を一つ描いて「この席に座って中心を見たら右はどっち?」と実際に向きを書き込んでみましょう。

向かい合わせ=番号が対角(4席なら1と3、2と4)という対応もセットで覚えておくと、空席条件と組み合わせて候補を素早く絞れます。

問題6(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問題文を読み、あとの問いに対する最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

A、B、Cの3人が、円形に並んだ4つの席のいずれかに座っている。番号が席に時計回りに順番に1~4が割り当てられており、各自の座り方について、次のことがわかっている。

Ⅰ AとCは隣り合っていない。
Ⅱ 2番の席は空席である。

このときBが座っている可能性のある席の番号は何番か。

選択肢

正解:C
2番の席が空席である。円形に並んだ4つの席のうち2番が空席のとき、残る席は1番、3番、4番となる。このうち、4番の席は1番と3番の席の両方に隣り合っているが、1番と3番の席は互いに隣り合っていない。
条件Ⅰより、AとCは隣り合っていないため、AとCの組み合わせは1番と3番の席に決まる。したがって、消去法により、残ったBが座る可能性のある席の番号は4番だけとなる。よって、正解は選択肢Cと求められる。

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問題7(難易度:★★★★☆)

問題

次の問題文を読み、あとの問いに対する最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

1番から5番の5つの展示室があり、いくつかの展示室の間は通路で直接結ばれている。それぞれの接続状況は次のようになっている。

・1番の展示室は、2番、4番の展示室と直接結ばれている。
・2番の展示室は、1番、3番の展示室と直接結ばれている。
・3番の展示室は、2番、4番、5番の展示室と直接結ばれている。
・4番の展示室は、1番、3番の展示室と直接結ばれている。
・5番の展示室は、3番の展示室とだけ直接結ばれている。

これら5つの展示室のうち、1つの展示室は特別室、2つの展示室は一般室、残りの2つの展示室は企画室に指定されている。これに関して次のことがわかっている。

Ⅰ 特別室と直接結ばれている展示室の数は1つだけである。
Ⅱ 一般室同士は直接結ばれていない。
Ⅲ 3つの展示室と直接結ばれている一般室がある。

このとき、企画室に指定されている展示室の組み合わせとして正しいものはどれか。

選択肢

正解:C
この問題は展示室の接続関係を整理して考えるとわかりやすくなる。
条件Ⅰより、直接結ばれている展示室が一つだけである特別室は5番であるとわかる。
条件Ⅱより、一般室同士は直接結ばれていないため、残りの1番から4番の展示室のなかで互いに結ばれていない組み合わせを考えると、(1番、3番)または(2番、4番)の二つに限られる。
このうち条件Ⅲの「三つの展示室と直接結ばれている」という条件を満たすのは3番の展示室であるため、一般室の組み合わせは(1番、3番)となる。
したがって、残りの2番と4番が企画室となり、正解は選択肢C。

小寺 一綺

プロフィール

接続関係の問題は、まず各部屋が「いくつの部屋とつながっているか」を一覧にすることから始めましょう。

「結ばれている数が1つだけ」「3つと結ばれている」といった条件は、前提を整理するだけで決まります。今回では、1つの部屋とつながっているのは5番だけ、3つの部屋とつながっているのは3番だけと確定できますね。

残りは「一般室同士はつながらない」のような隣接する条件で消去していきましょう。

問題8(難易度:★★★★☆)

問題

次の問題文を読み、あとの問いに対する最も適切なものを選択肢の中から1つ選びなさい。

A、B、Cの3人が、正六角形の頂点にある1番から6番の6つの席のいずれかに座っている。席は時計回り、かつ番号も時計回りに順に配置されており、全員が円の内側を向いて座る。各自の座り方について、次のことがわかっている。

Ⅰ Aの両隣は空席である。
Ⅱ Bの左隣には人が座っていて、右隣は空席である。
Ⅲ Cは3番か4番の席に座っている。

このとき、Aが座る位置として可能性のある席は何番の席か。

選択肢

正解:C

Aの両隣は空席であるため、Bの左隣に座っている人はCであるとわかる。
席は時計回りに配置されており内側を向くため、ある席の左隣は番号が1増える席となる。条件ⅢよりCは3番か4番の席に座る。
Cが3番のとき、Bは2番の席となり、Bの右隣の1番は空席となる。このとき、埋まっている2番と3番に隣り合わないのは5番と6番の席である。また、Cが4番のとき、Bは3番の席となり、Bの右隣の2番は空席となる。このとき、3番と4番に隣り合わないのは1番と6番の席である。
したがって、Aが座る可能性のある席は1番、5番、6番であり、正解は選択肢Cとなる。

SPI【推論・位置関係】を対策する際のポイント

アドバイザーのリアル・アドバイス!図に置き換えて問題を簡略化! 必要な情報を整理する力を身に付けよう

国家資格キャリアコンサルタント

小寺 一綺

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SPIの「推論・位置関係」を解くコツは、条件を文章のまま眺めず、必ず座席表や地図のような図に置き換えることです。

位置関係には円形・一列・東西南北・つながり方など決まった出題パターンがあります。まずは図の枠組みを素早く組み立てることが時短の第一歩です。

そのうえで「ここしかありえない」と確定できる条件から優先的に書き込み、残りを場合分けで詰めていきましょう。複雑そうに見える問題も型通りに処理できますよ。

時間配分もカギになる! 3つのステップで答えを導こう

就活生がやりがちな失敗は、円形や向かい合わせの席で左右を取り違えることです。たとえば、全員が内側を向いて座る場合は自分から見た左右が逆になるため、人の向きを矢印で図に書き添えると間違いを防げます。基本となるのは、「確定情報を固定する→候補を絞り込む→消去法で残りを決める」という手順です。

練習では、同じパターンの問題を繰り返し解き、図を書く速度と正確さを体に染み込ませましょう。こうした条件を整理し筋道立てて結論を導く力は、入社後に複雑な情報を整理して段取りを組む場面でそのまま活きます。

本番では1問に固執せず、時間配分を意識して落ち着いて取り組んでみてください!

【推論・位置関係】以外の練習問題も解いてみよう!

SPIは多くの分野に分かれています。練習問題を繰り返し解いて、苦手を攻略しましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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