ノルマのない仕事は精神的に追い込まれることが少なく、比較的楽な仕事に思えますよね。ノルマのない仕事でも大変な業務は多々ありますが、数字に追われることが苦手な人やプレッシャーに弱い人は、ノルマのない仕事の方が働きやすいかもしれません。
しかし企業を探す際にノルマの有無のみを条件にすると、本当に自分に合った企業が見つかりにくく就活が難航する可能性が高いです。そのためノルマのない仕事を希望する人も、まずは企業選びの軸を決めることが大切です。
この記事ではキャリアコンサルタントの古田さん、隈本さん、吉野さんとともに、ノルマのない仕事の一覧やノルマのない仕事を探すうえで知っておきたいポイントについて解説します。
まだ具体的にノルマのない仕事がどのようなものかわからないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
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ノルマのない正社員の仕事は多数ある! ただし適性のチェックが重要
ノルマのない仕事はアルバイトに多いように思えますが、正社員でもノルマのない仕事は多く、新卒・既卒どちらでも入社できます。ただしノルマのない仕事が楽であるとは限りません。仕事自体が自分の適性に合っているか考えることが大切です。
記事前半ではまずノルマのない22種類の仕事を解説します。それぞれまったく異なる職業であるため、選択肢を広げるためにも自分の働いている姿をイメージしてみましょう。
記事後半ではノルマのない仕事が向いている人の特徴や就職のために知っておきたい心得などを解説します。プレッシャーに弱い人全員がノルマのない仕事が向いているとは限らないため、本当に自分に合う仕事を見つけるためにぜひ参考にしてみてください。
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そもそもノルマとは? 仕組みとある・なしの違いを理解しよう
ノルマとは、業務に課せられた達成すべき目標です。ノルマには期間と目標である数字が明確に設定されているため、進み具合が悪ければ数字に追われて「早くノルマを達成しなければ」というプレッシャーに悩まされるでしょう。
ノルマがあることで追い込まれて成績やモチベーションが上がることが期待されますが、一方で期限に追われながら仕事したくない人にとっては、ノルマの存在は大きなデメリットです。
ノルマがある仕事の特徴
ノルマがある仕事の特徴は、業務において個人が数字として売上を出せるものを指します。そのため物を売る営業職や販売職では「売上目標」や「営業目標」といった形でノルマを課せられているケースが多いです。個人のみでなくチームでノルマを設定しているケースもよくあります。
ノルマの種類はおもに顧客開拓のための営業と、売上アップのための営業の2種類です。顧客開拓の営業では新規顧客を探すために飛び込み営業やテレホンアポインター(テレアポ)で見込み客とのファーストコンタクトを図ります。
そして売上アップの営業はすでに面識のある顧客に対して、新たな商品やサービスを紹介したり契約継続のために挨拶に回ったりなどが挙げられます。
ノルマのある仕事でノルマを達成できないからといって解雇や減給になることはありません。しかし基本給が低くて歩合給の割合が多い給与形態の場合は結果的に減給につながったり、自分のみが営業成績が悪く精神的に追い詰められたりなどのデメリットがあります。
- 販売職をやってみたいのですが、どの企業においてもほぼ確実にノルマがあるのでしょうか?
企業が重視する価値観によってノルマの決め方も変わる
販売職において、必ずしもすべての企業にノルマがあるわけではありません。多くの企業では売上目標やノルマが設定されていることが一般的ですが、顧客満足度を重視する企業や、高級ブランド、サービス業の一部では、必ずしも個々の販売員に厳格なノルマを課さない場合もあります。
例えば、高級時計店やラグジュアリーブランドの販売職では、売上よりも顧客体験や長期的な関係構築を優先し、個別のノルマよりもチームや店舗などの全体目標を重視することがあります。
このような企業では、顧客対応力や接客スキルが評価されることが多く、ノルマに対するプレッシャーが少ない職場もあります。
ノルマがない仕事の特徴
ノルマがない仕事の特徴は、売上に直接かかわらない点です。たとえば数字に追われずコツコツ仕事を進められる事務系の仕事や、ルーティンワークが多く定時で帰りやすい生産系の仕事などが当てはまります。なかでもオフィスワークは納期は存在しても、ノルマがないことがほとんどです。
ノルマがない仕事はある仕事に比べると精神的に楽そうなイメージがありますが、仕事自体が楽とは限らないので、「ノルマがなさそう」という理由のみで応募先を決めることは避けましょう。
「ノルマ」ではなく「インセンティブ」としている企業もあります。インセンティブとは、目標を達成したら報酬がつくというものです。ノルマではないと安心していると、つらくなることがあるので注意しましょう。
新卒から目指せる!ノルマのない仕事22選をジャンル別に解説

ノルマの有無は自分で売上を立てられるかが一つの指標となります。ただ営業や販売だから絶対にノルマがあることや、事務系や生産系だからといって絶対にノルマがないとは限りません。
どのようなものがノルマのない仕事なのかイメージを深めるために、ここからは実際にノルマのない仕事を一覧で解説します。
毎日決められたルーティンワークの仕事もあれば、国家資格が必要な仕事もあり、仕事自体の特徴ややりがいはそれぞれで異なります。自分がやりたいと思える仕事を見つけるために、キャリアコンサルタントの意見を参考にしてみてください。
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事務系のノルマがない仕事4選
事務系のノルマがない仕事4選
- 一般事務
- 総務
- 経理
- 行政事務職の地方公務員
事務系のノルマがない仕事の特徴は、いずれも自分で売上を伸ばすのではなく、売上を伸ばす人や経営全体のサポートをする役割を持つことです。
営業や販売は直接商品を売り込むため接客と似た業務であることに対して、デスクワークである事務系の仕事はどちらかというと淡々と業務を進めていくイメージです。いずれも企業にはなくてはならない存在といえるでしょう。
ここからはノルマのない事務系の仕事の具体例を4種類解説します。デスクワークである事務系の仕事は人気が高いため、目指したい人はキャリアコンサルタントのアドバイスを参考にしながら自分に合う職業を探しましょう。
事務系職業でも、営業事務やコールセンターの事務では、業務効率や成果を測る指標としてノルマが設定されることがあります。
例えば、営業事務では毎月の契約処理件数、コールセンター事務では対応件数やクレーム処理件数などがノルマになる場合があります。
一般事務
一般事務は書類作成やデータ入力、来客対応など、多くの人がイメージする内容がメインの業務となります。基本的なPCスキルやビジネスマナーなどは求められますが定時で帰れる企業もあるため、新卒既卒問わず人気の高い職種の一つです。
事務職にもさまざまな種類があり、たとえば営業職のサポートをする「営業事務」の場合は、営業部の事務作業のみでなく顧客対応や見積書、契約書の作成なども業務内容に含まれます。こちらは営業そのものよりサポートがメインであり、ノルマなどはありません。
事務職全般はデータを正確に管理する能力やチームで事務作業を終わらせる協調性などが求められます。業務上のノルマもなく、特別な資格やスキルがなくても就職しやすい職種だからこそ、将来キャリアアップや転職を考える際には自分なりの武器や個性が求められるでしょう。
事務職はノルマもなく資格も活かしやすいといったメリットもあり、とても人気の高い業種です。倍率が高いため、事務職に就きたい人はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。職種・業界別の志望動機を細かく解説しています。
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総務
総務の業務内容も一般事務と同じように書類の作成や備品管理がありますが、株主総会やイベント運営、建物の管理といった一般事務ではない業務も担当します。
比較的企業全体を支えるような業務が多く、社内外のかかわりが多い総務はまさに企業における「窓口」のような役割といえるでしょう。ノルマのない事務系の仕事のなかでもひと際やりがいのある仕事です。
総務では基本的なパソコンスキルやコミュニケーション能力のみでなく、マルチタスクに対応できるようなスケジュール管理能力や、予期せぬトラブルにも臨機応変に対応する柔軟な思考が求められます。
総務はバックオフィスを支えるオールラウンドプレイヤーといわれます。どの部署でやるか明確でない業務も引き受け、担当範囲の幅広さが特徴です。社員が働きやすい環境を整えるため、縁の下の力持ちのような存在です。
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経理
経理は売上管理や給与管理など、おもに財務にかかわる業務を担当します。そのため一般事務や総務とは必要な資格やスキルも大きく異なります。
経理は企業のお金を取り扱うため、ミスが許されない部門です。そのためわずかなミスでも見逃さない注意力と、ずっと数字と向き合い続けられる根気強さがある人に向いているといえるでしょう。
経理関連の資格で一番取得しやすく、かつ評価されやすいのは「日本商工会議所簿記検定試験2級」です。経歴がなくても基本的な知識があることをアピールできるため、経理担当になりたい人はぜひ目指してみてください。
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あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。
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早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。
行政事務職の地方公務員
地方公務員は公立の学校で教員のサポートをする「学校事務」や、運転免許関連など警察の事務を担当する「警察事務」がありますが、一番身近なのは、市役所や区役所など役場で働いている姿ではないでしょうか。
業務内容は課によってそれぞれで、たとえば住民課であれば住民票や戸籍謄本の発行、観光課であれば地域のPRやパンフレットの作成などが挙げられます。
地方公務員になるには採用試験に合格することが必須であり、面接以外にも筆記試験や論文試験がおこなわれます。同じ就業場所でも配属される課によって業務内容や給与が変わるため、希望する課に就職するには自分がなぜその仕事に就きたいか明確にすることが必要です。
近年、地方公務員の給与は厳しい財政状況や人口減少の影響を受け、全体的に抑制傾向にあります。一方で、令和4年度の全地方公共団体の一般行政職の平均月給は約40万円と、給与の安定性は依然として魅力であり、民間との差が縮小している場面も見られます。
漠然と公務員になりたいけれど、志望動機やなりたい理由が思い浮かばない人はこちらの記事もおすすめです。面接で伝えられるように理由を言語化する方法やパターン別の例文について詳しく解説しています。
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医療系のノルマがない仕事3選
医療系のノルマがない仕事3選
- 看護師
- 介護士
- 薬剤師
医師含め、医療・福祉系の仕事は基本的にノルマがありません。ただし医療機器の営業や美容外科のスタッフなどはノルマがあるケースも多いです。一方、クリニックや介護施設で働く人にとってノルマは無縁ともいえます。
医療系の仕事は難易度の高い資格が必要な職業も多いですが、一度取得すれば長期間働きやすく、まさに手に職をつけたい人にはおすすめです。
ここでは医療系の仕事のなかでも確実にノルマがなく、資格を活かせる職業を3つ解説します。自分がやってみたいと思える仕事があるか、一つずつ見ていきましょう。
看護師
看護師は診療や治療の補助をおこない、患者に対して看護をおこなう職業です。病院のみでなく介護福祉施設や教育機関、官公庁や訪問看護ステーションなど、さまざまな場所で必要とされる資格です。
看護師になるためには、大学や養成学校などで3年以上の教育を受けて「看護師国家試験」に合格する必要があり、決して簡単になれるものではありません。就活中の学生にとっては「今さら目指せない……」と思われる職業でもあります。
しかし就職を経てから看護学校に通い資格を取得する人もいるため、目指すこと自体は不可能ではありません。その分根気も費用も必要になりますが、看護師資格を持っていれば全国どこでも働き口があるため、どこからも雇ってもらえないといった事態にはなりにくいです。
病院で働くには国家資格が必要な医師や看護師以外にも、事務職で病院に就職するという選択肢もあります。こちらの記事ではノルマのない仕事の一つである医療事務の志望動機について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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例文10選|医療事務の志望動機は2つのポイントを整理して書こう!
医療事務の志望動機の書き方をキャリアコンサルタントとともに解説します。志望動機を作るにあたって、知っておくべき医療事務の仕事内容や就職先に関してもわかりやすく説明。ケース別の例文8選も参考にして、受かる志望動機に仕上げましょう。
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介護士
介護士は利用者の日常生活をサポートする職業です。自宅に赴き掃除や買い物などをする生活援助から、介護施設で食事や排泄を介護する身体介護などが介護士のおもな業務です。
体力が必要な仕事で常に人手不足といわれている介護業界ですが、経験や年齢を問わずに始めることができる仕事でもあり、日々やりがいを感じられます。利用者の変化に気づくことができる洞察力や、トラブル時にも冷静な判断ができる対応力などに自信がある人におすすめの職業といえるでしょう。
介護未経験でもおすすめの資格は、介護の基礎を学ぶことができる「介護職員初任者研修」です。介護職員初任者研修を取り扱っている民間の研修スクールで学ぶこともできますが、ハローワークなどで申し込めば求職者支援制度の生活支援給付金を受けながら学ぶこともできます。
- 介護は給与が安いといわれていますが、どうしたら高収入を目指せますか?
現場での経験を積んで介護に求められる知識・技術を高めよう
介護職で給与アップを目指す方法には、①夜勤シフトに積極的に入り、夜勤手当を得る、②リーダー職や管理職への昇格を目指す、③給与にこだわって転職先を探す、などがあります。
いずれにしても、確かな知識・介護技術やヒューマンスキルが必要です。介護職の待遇改善は国策として進められているため、今後さらに改善が期待されます。現場での誠実な努力によって、より良い待遇を得ることも可能でしょう。
介護職が気になった人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。業務内容や魅力など介護職の基礎知識が細かく解説されています。面接でアピールできる志望動機なども一つひとつキャリアアドバイザーが解説しているため、本格的に介護職に挑戦したい人にもおすすめの記事です。
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例文7選|介護職の志望動機の書き方4ステップ! ポイントも解説
介護職の選考で、志望動機の書き方に悩む人は多いものです。介護職を志望する場合は、企業分析や自己分析により、企業や自分自身の正しい理解が必要です。この記事では、キャリアコンサルタントとともに介護業界の志望動機の書き方や例文を紹介します。
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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
薬剤師
医薬品の専門家である薬剤師は、患者一人ひとりに適した薬の説明をしたり、薬の相談を受けたりなどの業務が可能です。
薬剤師は6年制の薬学部で学んだのち「薬剤師国家試験」に合格する必要があります。薬の知識のみでなく病気の知識や治療についても学ぶ必要があり、取得までの難易度は高いといえるでしょう。
6年もの勉強は楽な道のりではありませんが、専門的な知識を活かした職業である分収入は期待できます。調剤薬局やドラッグストア、病院などで募集の多い職業であり、幅広い選択肢から働く場所を選べる点も特徴です。
一度就職してから薬剤師を目指すには、薬学部に入学し、6年の就学を経て国家試験に必要な学位を取得し、薬剤師国家試験に合格すれば可能です。
ただし、薬学部に入学する学力と継続的に学習しながら生活するための資金確保が欠かせないため、ハードルは高いといえます。
すでに薬学部に通っていたり、卒業して仕事を探していたりなど薬剤師を目指している人はこちらの記事もおすすめです。薬剤師の勤務先やアピールできる志望動機について詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
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薬剤師の志望動機はトレンドで差別化|他学生と被らない3つのコツ
薬剤師の志望動機は志望する職場の特徴で大きく変わりますが、そのうえで差別化するにはトレンドを押さえられているかが重要です。この記事では、キャリアコンサルタントとともに薬剤師の志望動機の書き方と人と被らないコツを紹介します。
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生産系のノルマがない仕事2選
生産系のノルマがない仕事2選
- 製造工/工場スタッフ
- 生産管理
本記事で解説する生産系の仕事には、現場で直接物を作ったり作った物を管理したりなど、直接商品に触れる人を指します。何となくの仕事内容はイメージできても、実際どのように働いているか知っている人は少ないかもしれません。
生産系の仕事は決められた納期に沿って作業を進めることが多いため、計画通りの進行で働く仕事です。ここからは生産系の仕事について、もう少し詳しい仕事内容を見ていきましょう。
製造工/工場スタッフ
製造工場スタッフとは、その名の通り製造工場で働くスタッフを指します。製造現場の中には、一定の場所で定型化作業をおこなう「ライン作業」があり、そういった現場では、正社員のみでなくアルバイトスタッフも活躍しています。
ライン作業の場合は特別な資格も必要なく誰でも始めやすいことがイメージされますが、作業するにあたりスピードと正確さが求められる仕事です。ミスを出さずに常に一定のスピードで目の前の作業をこなさないといけないため、自分なりに作業効率を上げるための方法を考える必要もあるでしょう。
業務内容によってはチームワークが求められることもありますが、一つの業務に対して黙々と取り組みたい人におすすめの職業といえます。
アルバイトスタッフが多数働く工場で正社員として勤務する場合、アルバイトのマネジメントや指導が業務に含まれるでしょう。また、多能工化や定型化できない業務を担当するなど、高い技術力が求められることも考えられます。
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職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。
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生産管理
生産管理とは、製造において品質や納期、かかるコストなどを管理することを指します。生産全体を管理する、まさに現場の司令塔のような存在であり、生産管理者は常に最適な指示が求められます。
似た言葉に「工程管理」や「製造管理」がありますが、いずれも工程の進捗状況や品質について管理する業務内容であり、生産管理の業務内容の一部です。
製造の前段階である生産計画を立てることも生産管理の仕事であり、新たな設備の導入や人員の配置などの計画も担当します。業務が広範囲に及ぶことから企業や工場によって生産管理者の業務範囲が異なるため、気になる求人があればまず求人票を熟読しましょう。
製造した商品の品質や安全性を管理する「品質管理」も、ノルマのない仕事の一つです。品質管理者になりたい人はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。品質管理者に求められているスキルや志望動機の作り方まで詳しく解説しています。
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例文7選|品質管理の志望動機がグッと光る! 作り方と4つのコツ
この記事では品質管理の志望動機を簡単に深めて、魅力的な文章にまとめる方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。必ず押さえたい品質管理の知識や業界別の7例文も紹介するので、ぜひ参考にして高評価を得る志望動機を完成させましょう。
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指導系のノルマがない仕事3選
指導系のノルマがない仕事3選
- 学校教員
- 保育士
- インストラクター
教師や講師など人を指導する職業も、基本的にノルマに追われることはありません。塾講師の場合は期間講習や受講者数アップのノルマを課す企業も多く、積極的な営業スキルが求められることもあります。
ここからはノルマのない指導系の仕事を3種類解説します。特別な資格が必要になるものも多いですが、一度就職してから挑戦できるものもあるため、自分に適した職業がないか探してみてください。
塾の講師に課せられるノルマで多く聞かれるのは入塾者数や受講者数などです。塾は入塾者の月謝で成り立っているので、人数を集められないと自分の給与にも影響してくるため、達成するために頑張る講師は多いです。
学校教員
学校教師は短大や大学で「教員免許状」を取得後、教員採用試験に合格してなれる職業です。同じ学校教師のなかでも養護教諭は「養護教諭免許状」、特別支援学校教諭は「特別支援学校教諭」など別の資格が必要になります。
教師の仕事は生徒の成長をサポートすることです。授業が大きい割合に思えますが、クラスの運営や部活動指導、進路指導など、教師の業務は多岐にわたります。勉強が苦手、運動が苦手など生徒一人ひとりの特性を理解して成長を促すことが求められる仕事です。
激務で大変というイメージもありますが、生徒の成長を間近で見られる点においては、非常にやりがいのある職業といえるでしょう。
保育士
保育士は小学校入学前の子どもの保育や保護者に対する保育指導ができる職業です。教師と同じく子どもの成長を間近で見られる仕事であり、大変ではありますがやりがいも強く感じられるでしょう。
「保育士資格」を取得するには、短大や専門学校に行ったり児童福祉施設で実務経験を
積んだりなどで受験資格を得たのちに、試験を受けて登録する流れになります。
保育士資格を保有していると保育所以外でも児童養護施設や乳児院、児童自立支援施設などで働けます。現在は夜遅くまで延長保育を受け付けている保育所も増えてきて、今後の需要も期待できる職業です。
「子どもが好き」という理由で保育士を目指す人も多いでしょう。しかし好きなことを仕事にするには給与の問題や自分の好きなようにはできないことなど、リスクを踏まえる必要があります。好きなことや趣味を仕事にしたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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好きなことを仕事にする方法が気になる人は多いものです。この記事ではキャリアコンサルタントとともに、好きなことを仕事にするおすすめの方法と注意したいリスクを解説します。自分に合う仕事の見つけ方も紹介するので、納得いくキャリア選択をしましょう。
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- 子どもが好きですが、国家資格が必要な職業以外で子どもとかかわれる仕事はありますか?
子どもにかかわる仕事は多様だが責任者としての自覚が必須
塾講師、家庭教師、学童保育補助、レジャー施設スタッフなどは、子どもとかかわる仕事でも国家資格は不要です。しかし、教育者や安全管理者として高い責任感と倫理観が求められます。
また、子ども関連の仕事では必ず保護者とのかかわりがあり、自分が童心に戻って過ごすわけではないことに留意しましょう。
子どもを間接的に支える仕事としては、給食調理、習い事の送迎、用務員、教材の営業、遊具の設置工事などがあります。ただしこれらの仕事には、教育系以外の資格・スキルが必要です。
インストラクター
インストラクターとは、おもにトレーニングを指導する職業を指します。自身の持つ技術や知識を生徒に伝える仕事であり、好きなことや趣味が高じてインストラクターを目指す人も多いでしょう。
就職のために特別な資格は必要ありませんが、日本トレーニング指導者協会が発行する「JATI認定トレーニング指導者」の資格は一般人を指導するための基本的な知識が身に付いていることを証明できため、取得していると就職も有利になりやすいです。
働く場所はスポーツジムやフィットネスクラブ、ヨガスタジオなどさまざまです。なかでもスポーツジムやフィットネスクラブに所属するインストラクターは、利用者に対してマシンの使い方を説明するのみでなく個人に合ったトレーニングプランを考えることも業務の一つです。
インストラクターの業務にはマニュアルがありますが、受講者のレベルや状況に応じて指導方法をアレンジする裁量が認められることが多いです。
特に個別のニーズに対応できる柔軟さが求められ、安全面にも配慮したうえで指導を工夫できる経験と知識が求められます。
サービス系のノルマがない仕事4選
サービス系のノルマがない仕事4選
- 受付
- ホテリエ
- 清掃員
- インバウンドオペレーター
物品ではなくサービスを提供する仕事は多岐にわたり、運送業や不動産業、宿泊業、飲食業などもサービス業に当てはまります。
ここからは数あるサービス系の職業のなかでも、ノルマがない仕事を4種類解説します。サービス系の仕事は特別な資格を持っていなくても就職しやすい職業が多いため、自分がやりたいと思える仕事を探しながら見てみてください。
サービス系の仕事に就きたい人は、人との接点がある仕事から探すこともおすすめです。こちらの記事では人とかかわる仕事19種類が詳しく解説されています。人とのかかわりはどの仕事でも求められるものですが、よりコミュニケーションを重視したい人はぜひ参考にしてみてください。
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人とかかわる仕事に就きたい人は、自分に合った人とのかかわり方を見つけることから始めましょう。この記事では各職種の人とのかかわり方や向いている人の特徴をキャリアコンサルタントとともに解説。既卒や第二新卒におすすめの人とかかわる仕事20選も紹介しています。
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受付
企業や店舗の受付では、来客対応や訪問者の管理、施設の予約対応などを担当します。受付は企業の窓口であり顔ともいえるため、礼儀正しく笑顔で対応できる人が向いています。
受付に必要な礼儀正しさは「秘書検定」に合格していると評価されやすいです。秘書検定は受付業務以外のサービス業でも役に立つため、取りたい資格が見つからない人にもおすすめです。
ビジネスマナーのほか基本的なPCスキルなども求められる職業で、企業によっては事務が受付業務全般を対応することもあります。
- 自分の見た目に自信がありません。受付業務に応募する際、面接で見た目は評価に影響しますか?
服装や清潔感がマナーとして確認されている可能性はある
企業によって採用基準は異なるため、「顔立ち」が評価対象になっているかはわかりません。
おそらく、「清潔感がある」「身なりが整っている」「TPOに合わせた化粧をしている」などの表現で評価対象になっている可能性はありますが、美的感覚は人それぞれであるため、そもそも採用基準に「顔立ち」が入っているかは疑問です。
とはいえ、どの企業も受付を担当する人の印象は大切だと考えているため、企業や面接官が考える「好印象を与える人」のような採用の仕方をしている可能性はあるでしょう。
ホテリエ
ホテリエとは「ホテルマン」や「ホテルウーマン」と同じ意味で、ホテルで働く従業員を指します。そのため厨房で働いている人やベッドメイク担当、管理職まで幅広く全員ホテリエに当てはまりますが、営業や広告以外の業務を担当する場合、基本的にノルマはありません。
ホテルは日常ではない特別な空間を演出する場所でもあり、おもてなしの心が求められます。顧客の立場で物事を考える力や、より良いサービスを提供しようと日々努力できる人が向いている職業です。
ホテリエは特別な資格がなくても就職できますが、英語や中国語の習得などホテルを利用する層のニーズに合っているスキルがあると就活が有利になります。
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ホテルフロントの志望動機の作り方をキャリアコンサルタントとともに解説。仕事理解を深めて、原体験を明らかにし、「型」に組み込めば意欲が伝わる志望動機が出来上がります。例文8選も参考にして、ホテルフロントの志望動機をすらすら書きあげましょう。
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清掃員
オフィスや施設の清掃員は、決められた場所での業務をスムーズに終わらせることが求められる仕事です。
施設は清潔感を保つことが当たり前とされており、ゴミや汚れが落ちていると印象が落ちてしまいます。特別なスキルもなく始められる仕事ですが、各施設にいなくてはならない職業です。
ビルや商業施設などの清掃は一人で黙々と作業を進められるため、コミュニケーションを取ることが苦手な人でも始めやすいことが特徴ですが、現場によっては複数人で掃除を進めるため、時にはチームワークも必要になります。
清掃職の正社員は、現場責任者として、依頼主との交渉や調整、スタッフの指導やマネジメントなどの業務を担当します。また、複数の現場を掛け持ちしたり、スタッフの送迎をおこなったりすることもあります。
自分が直接清掃をおこなうだけでなく、「現場を支える」重要な役割を担っているのです。
基本的な掃除や整理整頓のみでなく、ゴミ収集や特殊清掃など清掃業全般に興味がある人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。清掃業の業務内容や職場について詳しく解説されています。
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清掃業の志望動機は働く場所や仕事内容によってしっかり書き分けなければなりません。この記事では清掃業への就職を目指す人向けに志望動機の書き方をキャリアコンサルタントと解説します。例文も紹介しているので、参考にして選考突破を狙いましょう。
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インバウンドオペレーター
インバウンドオペレーターとは、顧客からかかってきた発信を受け取るオペレーター業務を指します。
オペレーター自らが発信して営業する「アウトバウンドオペレーター」の場合は厳しいノルマが課せられることもありますが、カスタマーセンターやサポートセンターなど担当するインバウンドオペレーターにはノルマがありません。
オペレーター業務はサービスや商品についての疑問に答える場面も多く、自社製品の知識も求められます。人の役に立つ仕事をしたい人に向いている職業といえるでしょう。
しかしオペレーター業務全般はクレーム対応によるストレスがたまりやすく、入社してすぐ辞めてしまう人も少なくありません。オペレーター業務に興味ある人は、まずアルバイトから始めてみることもおすすめです。
オペレーター業務は顧客の顔は見えないものの、経験を積むと、声の調子だけで相手の感情が読み取れるようになります。
心のこもった「ありがとう」が聞けたときは、「この仕事をしていて良かった」と感じることができるでしょう。
IT・Web系のノルマがない仕事3選
IT・Web系のノルマがない仕事3選
- 社内SE
- インフラエンジニア
- Webデザイナー
IT・Web系の仕事はデスクワークがメインであり、スキルや知識を活かして働ける特徴があります。関連資格を保有している人はIT・Web業界への就職も有利になるため、ぜひここでノルマのない仕事3種類を参考にしてみてください。
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社内SE
社内SEは、自社のシステム構築や運用を担当します。ただシステムを構築して終わりではなく、導入後は必要に応じて変更や拡張しつつ社員の操作をサポートすることがメイン業務になります。
社内でPCやシステムの使い方について問い合わせがあれば対応することも社内SEの業務であり、社外よりも社内のコミュニケーションが大半を占めるでしょう。
システムの根幹にかかわる仕事で責任重大な職業ですが、同時に感謝されることや幅広い知識を活かせる仕事でもあるため、やりがいは感じられます。
社内SEは「ITパスポート」の資格があれば、情報技術の基本的な知識を持っていると評価され就職にも有利です。こちらの記事ではITパスポートを取得した際のメリットや自己PRの作り方まで詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
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インフラエンジニア
インフラエンジニアは、インターネットやサーバーなどのインフラを設計から携わり、構築や運用まで手掛ける職業です。
SEと似ている仕事ですが、インフラエンジニアはサーバーやネットワークといったITの大枠部分を構築するのに対し、SEはインターネット上で動かすためのソフトウェアやアプリケーションなどのシステムを構築する点が異なります。
インフラエンジニアはSEと同じく専門的なスキルや知識が必要になる職業で、ITパスポートのほかシステム構築の知識を持つ証明となる「LinuC」や、世界基準の基礎スキルが身に着く「CCNA」などを保有していると就職でも有利になるでしょう。
また責任重大な仕事であることもSEと同じで、エラーや障害が発生した際はサーバーが停止し、インターネットが完全に使えなくなることもあります。インターネットが使えないと大きな損失につながるため、復旧作業は迅速さが求められてプレッシャーもかかるでしょう。
こちらの記事ではインフラエンジニアの基礎的な知識について解説しています。どのような知識やスキルが求められるか、未経験からどのように就職できるか詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
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インフラエンジニアは未経験からでも目指せる職種です。ITインフラと一言で言っても幅広いので、興味のある分野から勉強するのがおすすめ。インフラエンジニアの仕事内容から目指すためのロードマップまで徹底解説します。
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インフラエンジニアは社会を支える重要な職種であり、責任が大きい分、やりがいも非常に高い仕事です。特に、システムの安定稼働を実現し、多くの人々の生活を支えることに達成感を感じる人が多いです。
資格取得や経験を重ねることで、専門性の高い技術者としての道も開けます。
Webデザイナー
Webデザイナーとは絵を描く仕事ではなく、おもにWebサイトのデザインを担当する職業です。顧客からどのようなサイトを作りたいかヒアリングして、顧客の希望と需要に応えたWebサイトを作ることが仕事です。
Webサイトを作るにはデザインのみでなく設計の基礎やプログラミングが必要ですが、Webデザイナーがほぼすべて手掛けることもあれば、専門知識を持つチームで1つのサイトに取り掛かるなど、企業によって担当業務が異なります。
そのためデザインスキルのみでなく、実際にイメージしたデザインをサイト上で動かすためのコーディングスキルや基礎的なプログラミングスキルなどがあると、就活でもアピールポイントになるでしょう。
Webデザイナーに少しでも興味を持った人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。仕事内容や平均年収などの基本情報から、職業の将来性、やりがいまで細かい点を解説しています。
- 未経験の求人も多いですが、デザインスキルさえあればWebデザイナーに就職できますか?
未経験職に就くにはスキルだけでなく成長意欲も重要
即戦力がほしい企業にとっては、デザインスキルだけでWebデザイナーとして採用することは少ないでしょう。
しかし、昨今見られる「未経験可」の求人は、人材不足で猫の手も借りたい状態ですので、即戦力となる経験者の応募がなければ、経験や持っているスキルが足りなくても、実務を通して育成することを前提として積極的に未経験者を採用しています。
面接で上手に自分を売り込めば、就職できる可能性は十分あるでしょう。
その他のノルマがない仕事3選
その他のノルマがない仕事3選
- 警備員
- 長距離トラック運転手
- ピッキングスタッフ
ここからは業界で一括りにできないノルマのない仕事を3種類解説します。未経験から始めやすい仕事もあるため、少しでも興味の湧く仕事がないかぜひチェックしてみてくださいね。
警備員
警備員には商業施設やビル、学校を警備する「施設警備」や、セキュリティシステムに異常信号が出た際に出動する「機械警備」、たくさんの人が集まるイベント会場でおこなう「雑踏警備」などさまざまな分類があります。外で見かける「交通誘導」も警備員の仕事の一環です。
警備員にも「施設警備業務検定」や「交通誘導警備業務検定」など業務ごとに適した資格もあり、資格保有者は現場での権限も上がりやすくキャリアアップも目指せることから、長く勤めるにも適している職業といえます。
警備員は未経験歓迎の求人募集もよく見られますが、警備員として入社後は「新任教育」の研修を受けることが警備業法で定められているため、未経験でも基本的な知識や技術を身に付けられます。
施設警備で、女子トイレや授乳室などの巡回が必要な場合、女性警備員が積極的に採用されます。空港の保安検査員などでも、女性が活躍している職種です。
警備業界は特に人手不足のため、性別を問わず幅広く採用が進んでいます。
長距離トラック運転手
タクシー運転手の場合は売上のノルマを課せられることもありますが、長距離が前提のトラック運転手は決まった時間までに到着していることが重要であるため、ノルマのない仕事の一つといえます。
トラック運転手はさまざまな種類がありますが、乗るトラックによって仕事内容は変わります。近距離向けの小型トラックでは宅配便や近隣の配達、大型トラックは都市間移動向け、牽引用のトラックなどさまざまです。
長距離トラック運転手は拘束時間が長くて車中泊することも珍しくありません。とても大変な仕事ですが、仕事でさまざまな地域に行けることや常に一人の状態で仕事できることなど、ほかの職業にはない特徴があります。
ピッキングスタッフ
ピッキングスタッフとは、工場や倉庫などで指定されたものを探す仕事です。現在はオンラインショッピングの需要から常にアルバイトを募集している企業も見られます。物品を探すだけでなく仕分けや梱包、出荷準備などすべてピッキングスタッフが対応する場合もあります。
未経験でも一人で黙々と作業できるため、仕事で極力人とかかわりたくない人でも始めやすい仕事ですが、立ったりしゃがんだりなどの動作を繰り返すこともあり、体を痛めて辞める人も珍しくありません。
アルバイトの求人が多い印象ですが、アルバイトやパートから正社員登用を受けたり最初から正社員で入社したりなども可能です。正社員で入社する場合はフォークリフト免許があると良いでしょう。
倉庫の管理職というキャリアアップが望めます。ピッキング業務や倉庫内で働くアルバイトに指示を出すだけでなく、荷物の梱包や出荷などの業務を統括します。効率性を求められるためやりがいがある仕事です。
働くうえで極力人とかかわりたくない人はこちらの記事もおすすめです。人とかかわらない仕事が35種類一覧で見られます。仕事の探し方や就職をスムーズに進める方法も解説されているため、これから仕事を探す人はぜひ参考にしてみてください。
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人とかかわらない仕事に就きたいと考える第二新卒の人は多いのではないでしょうか。この記事では、人とかかわらない仕事をキャリアコンサルタントと紹介します。また、そもそも本当に人とかかわらない仕事に就くべきかも解説するので、納得のいくキャリアを見つけるためにぜひ参考にしてください。
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ノルマのない仕事でも高収入は可能? キャリアアップのコツをプロが解説
これまで解説した20種類のノルマのない仕事は、いずれも経験を積みスキルを高めれば高収入を目指せる職業です。
しかしただ同じ仕事を繰り返すのみでは収入を伸ばすことは難しく、特別な経験を積んだりその仕事に合った知識やスキルを身に付けたりなどが求められます。
ここからはキャリアアドバイザーの吉野さんが、どうしたらノルマのない仕事で収入を伸ばせるか詳しく解説します。収入を伸ばしにくいイメージのある仕事に就いた場合どのように成長していくべきか、ぜひここで就活のプロの意見を参考にしてみてくださいね。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見るノルマのない仕事で昇給昇格するには組織のためになる行動が大事
どの職場でもキャリアアップとして考えられるのは「マネジメント」です。特に、多くの非正規雇用スタッフを抱える職場では、正社員には非正規スタッフの指導・教育・管理が期待されます。
社員のマネジメント力によって、スタッフの定着率や仕事の質が大きく変わり、人件費や会社の業績にも影響を与えます。
また、定型化業務も、最初はやり方が定まっていないことや、効率的な進め方がわからないことがあります。こうした業務を整理し、効率的な方法を考え、マニュアル化する力を身に付けることも、キャリアアップの目標として有効です。
さらに、「技術職」や「専門職」であれば、高度な技術を習得し、ほかの人にはできない業務を担うことで、収入アップを目指すことも可能です。
その職場における「なくてはならない存在」になろう
こうしたキャリアアップは、長く同じ職場で働き続け、社内で信頼や人望を築くことが大切です。職場や社内全体に貢献し、「社内に欠かせない存在」「余人をもって代えがたし」になることで、待遇の改善も期待できるでしょう。
高収入よりも働きやすさを重視する人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。ノルマの有無のみでなく、業務量の多さや人間関係にストレスを感じやすい人に向いている仕事が22種類紹介されています。
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ノルマがない分デメリットも!ノルマのない仕事の3つの注意点
ノルマのない仕事の3つの注意点
- モチベーションが保ちにくい
- スキルアップが目指しにくい
- 実力で収入を上げにくい
仕事するうえでノルマがないことはメリットになりますが、ノルマのない仕事だからこその注意点も存在します。
「ノルマのない」というこだわりの条件だからこそ、入社後に後悔しないように事前に良い点と注意点を比較して、本当に自分に合う条件であるか今一度考えてみましょう。
①モチベーションが保ちにくい
ノルマの有無はモチベーションに大きく関係します。ノルマを達成すれば努力が実ったと感じられてやりがいも出ますが、ノルマのない仕事では数値の目標がないため、自分の力を評価してもらう機会も少なくなります。
ノルマのない仕事のなかでもIT・Web系の成果を出す仕事や医療系、指導系などコミュニケーションが重要になる仕事は、ノルマがなくても比較的自分の仕事を評価されやすい職業といえます。
しかし一方で目に見えないサービスを提供する仕事や日々同じ業務の繰り返しになりがちな事務系、生産系の仕事などは、他者と差別化できるポイントがないと評価されにくい傾向にあります。
ノルマのない仕事でモチベーションを維持するには、自分なりの目標を設定することが重要です。日々の小さな目標や挑戦の達成がモチベーション維持につながり、自己効力感も高まります。
また、自己成長やスキルアップに焦点を当てることで、
やりがいを感じやすくなります。
仕事のモチベーションを保てる自信がない人は、こちらの記事もおすすめです。モチベーションを高めるための方法や、どうしてもモチベーションが出ないときの対処法をプロが解説しています。
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②スキルアップが目指しにくい
警備員やピッキングスタッフなど、ノルマのない仕事のなかにはやり方の決まっている作業も多いです。
同じ業務を繰り返して仕事に慣れ、ミスを減らすことは重要ですが、何年も同じことのみを続けているとスキルアップも目指しにくく、いざ収入を上げるために転職したりキャリアアップしたりなどの上昇につながりにくいです。
そのためノルマのない仕事に勤める際は、資格を取得したり積極的に新たな業務に挑戦したりなど、変化が求められることもあります。ノルマのない仕事はスキルアップするために自分なりの工夫をする必要があるといえるでしょう。
定型化業務で特に注意すべきなのは、ヒューマンエラーです。「マニュアルは先人の失敗をもとに作られている」ともいわれます。常に「この業務をおろそかにすると、どのような事故やトラブルが発生するか」を意識して取り組むことが大切です。
③実力で収入を上げにくい
ノルマという指標があれば達成の有無で給与が変わることもあります。ノルマ達成を続けていけば給与のみでなく昇進にもつながるため、同期と比較して大幅に給与を上げることも可能です。
しかしノルマのない仕事は比較的実力が評価されにくく、たとえ自分が平均より頑張って成果を上げているとしても給与に反映される機会が少ない傾向にあります。頑張った分の給与を求める人はノルマのある仕事や歩合給の割合が高い仕事が向いているといえるでしょう。
ノルマのない仕事と楽な仕事は別物として考えよう
警備員やピッキングスタッフなど、アルバイトで多数の求人を見かける仕事は何となく楽そうなイメージがあるかもしれませんが、ノルマがないことと楽なことは必ずしも一致しません。
ノルマのない仕事は数字に追われないため、プレッシャーに弱い人や自分のペースを守りたい人にとっては精神的に楽な部分もあるでしょう。
しかしノルマがないだけで、どんな仕事も大変な点はあります。楽な仕事をしたいからノルマのない仕事を探すという考え方ではなく、自分の適性に合った仕事を探すことが一番大切なポイントです。
- ノルマのない仕事、かつ楽な仕事をするにはアルバイトしかないのでしょうか?
自分にとっての楽な仕事がどんなものかを明確にしよう
アルバイト以外でも、ノルマがなく比較的楽とされる仕事はいくつかあります。例えば、「事務職」や「受付業務」などは、特にノルマが課せられない場合が多く、安定した環境で働けることが特徴です。
また、図書館の司書や資料整理などの仕事も、穏やかで集中できる環境があり、締め切りや目標達成を強く求められることは少ないです。
さらに、工場のライン作業や軽作業、検品業務なども、業務内容が比較的シンプルなため、一度覚えれば比較的楽な仕事とされています。
どの仕事も個人の適性により感じ方が異なるため、自分に合った業務内容を探すことが大切です。
ノルマのない仕事が向いている人の特徴5選
ノルマのない仕事が向いている人の特徴5選
漠然とノルマがない仕事を探したいと考える人は、まず本当に自分がノルマのない仕事に向いているか適性を知ることから始めましょう。
何となく楽そうだからといってノルマのない仕事に限定してしまうと、自らの選択肢を狭めて実力を発揮できる企業を見つけられなくなってしまいます。
自分らしく働ける企業を見つけるためには、自分の適性を知ることが近道です。まずこの章で自分がノルマのない仕事に向いているかチェックしてみてください。
①慎重な性格
ミスが出ないようによく確認して業務に取り組む慎重なタイプは、計画的で冷静に対応できるポジティブな面があります。
しかし慎重になるあまり一つの作業に時間がかかったり、周囲に気を使って自分のことがおろそかになってしまったりなどのネガティブな一面もあるため、ノルマのある仕事だと自分のペースで仕事できなくなってしまうこともあるでしょう。
慎重な性格の人はノルマのある営業や大胆な行動が求められる業務に挑戦するよりも、細かい仕事をする事務系やIT・Web系の仕事のほうが、適性を活かしつつ自分のペースで働きやすいです。
自分が慎重な性格だとわかっている場合は、自己PRに組み込むことも一つの方法です。こちらの記事では慎重な性格の言い換えや表現別のアピール方法について詳しく解説しています。性格面を履歴書に取り入れたい場合はぜひ参考にしてみてください。
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就活の自己PRで慎重な性格をアピールしたいと考える人もいるでしょう。しかし、慎重な性格には長所・短所の両面があり、アピールする際は注意が必要です。この記事ではキャリアコンサルタントとともに自己PRで慎重な性格をアピールする方法を解説します。
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②プレッシャーに弱い
ノルマがある仕事は「達成できなかったらどうしよう」「一人だけ達成できなかったら恥ずかしい……」といったネガティブな感情が出やすいものです。
特にプレッシャーや責任感を感じると実力を発揮できなくなる人は、悪いことを考えすぎたりストレスを抱え込みすぎたりすることもあるでしょう。
適性が合わない職場でのストレスで心身に不調をきたし、結果的に早期退職に至るケースもあるため、プレッシャーに弱い人は最初からノルマがなく自分のペースでできる仕事を選ぶことがおすすめです。
- ノルマのない仕事のなかで、強いプレッシャーがかかる職業や業務について教えてください。
ノルマがなくとも業務や職場の人はプレッシャーの要因になる
ノルマがなくても、スピード感やマルチタスクが求められる仕事は多くあります。特に、安全管理や人命に関わる仕事では、高い責任感が必要です。
プレッシャーに弱い人にとって大切なのは、仲間同士の助け合いです。失敗やトラブルが発生した際、叱責や罰で対応するのか、それとも助け合いとフォローの社風があるのかは、仕事を続けられるかどうかに大きく影響します。
緊張しやすいと感じる人は、仕事を選ぶ際に、社風や「誰と一緒に働くか」にも注目すると良いでしょう。
③意見を伝えたり説得したりすることが苦手
ノルマがある仕事では社内外の人に自分の意見をはっきり伝えたり、時に自分の意思やアイデアを通すために説得したりなどが求められます。
自分の意見を他人に伝えることが苦手な人は、自分の意見が他者からどう思われているのか心配になってしまい、どうしても苦手意識に苛まれることがあります。ストレスや不安がたまってしまうと、たとえ業務上に必要なことでもはっきりと物事を伝えられないこともあるでしょう。
商品やサービスをいかに魅力的か伝える営業関連の仕事は、人に意見を伝えることが重要であり、発言や説得が苦手な人は不向きと考えられます。一方でノルマのない事務系や生産系であれば自分の意見を伝える場面も少なく、発言が苦手な人にもおすすめです。
自分の意見を伝えることが苦手な人は、面接で緊張してしまいうまく話せないことも不安要素の一つだと思います。こちらの記事では緊張せずに面接を乗り切る方法が詳しく解説されているため、ぜひ参考にしてみてください。
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④結果より過程を重視したい
ノルマとは成果の目標であり、達成すれば直接評価に反映される要素です。いくら自分なりに営業を重ねてあと一歩のところまでたどり着いても、ノルマに達していなければ評価されずに悔しい思いをすることもあるでしょう。
自分は最大限努力しているのにノルマを達成できず、同僚が軽々とノルマを超えていく光景を見ていると、自分の頑張りは正当に評価されないとネガティブに考えてしまいます。
結果的に仕事によるストレスや不満がたまりやすくなるため、結果より過程重視で認めてもらいたい人は、コツコツ作業していくタイプの仕事がおすすめです。
特に事務系や医療系のノルマのない仕事は、結果を出すよりも日々繰り返しになりがちな業務こそが重要といえます。自分の性格と改めて向き合って、どのような仕事ならやりたいと思えるか考えてみてくださいね。
結果よりも過程が重視される職業の一つに営業事務があります。
営業事務は契約を獲得して会社の利益に直結する営業担当と違い、あまり目立たない存在ですが、営業担当は営業事務のサポートがないと契約が取れないこともあるため、なくてはならない重要な仕事です。
⑤細かく管理されるのが苦手
ノルマがある仕事では、仕事の進め方や進捗状況の報告などを上司に管理されることもあります。特にノルマが達成していない状況が続けば、改善のためにさらに細かく業務を管理されることもあるでしょう。
このように上司が部下の行動を必要以上にチェックして指示を出すことを「マイクロマネジメント」と呼びます。ノルマ達成のために必要なことかもしれませんが、細かく管理されることが苦手な人にとっては大きなストレスで、退職の原因にもなり得ます。
ノルマのない仕事でも上司に管理されることはありますが、指導系の仕事やトラック運転手、警備員などは比較的自分のペースでできる仕事です。他人に細かく管理されたくない人は、淡々と同じ業務をこなす仕事やチームで進められる仕事が向いているといえるでしょう。
細かく管理されることは業務の効率化やミス防止に役立ちますが、やりすぎると自律性が失われ、創造性や主体性が低下する恐れがあります。また、過度な管理は精神的なストレスを生み、モチベーションを下げる原因にもなるため、バランスが重要です。
細かく管理されることは、どちらかといえば仕事内容よりも上司の性格で決まります。しかし上司が苦手だからと退職を決めると、次の職場でも嫌いなタイプの上司にあたる可能性もあるため、退職はなるべく避けるべき選択肢です。こちらの記事では嫌いな上司とうまく付き合っていく方法について解説しています。
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ノルマのない仕事を避けた方が良い人とは?
ノルマのない仕事を避けた方が良い人とは?
- 成果に応じて評価されたい
- 周囲と切磋琢磨して1番になりたい
ノルマのない仕事に向いている人の特徴を解説しましたが、一方でノルマのある仕事の方が適性のある人もいます。
ノルマのある仕事は常に数字に追われるため大変ではありますが、その分実力で給与が上がりやすかったりモチベーションを保ちやすかったりなどのポジティブな面もあるため、実は自分がノルマのない仕事の方に向いていないということもあるでしょう。
ここからはノルマのない仕事に向いていない人について解説します。改めて自分の性格についてよく考えて、どちらの方が向いているか考えてみてくださいね。
成果に応じて評価されたい
ノルマのある仕事は実力が評価されやすく、成果が今後の給与アップにもつながります。同期よりも秀でた結果を残せば、昇進も視野に入れた評価を受けられるでしょう。
一方でノルマのない仕事は自分の仕事ぶりをアピールすることが難しく、給与アップや昇進に関しては勤続年数の経過がおもな方法になりがちです。
頑張りに応じた給与をもらい正当に評価されたい人は、まさにノルマのある仕事に向いているタイプといえるでしょう。
ノルマのない仕事でも成果をアピールすることは可能です。
例えば、スーパーのレジ担当なら、「一日に対応する顧客数の増加」「月間のレジ打ちミス数の減少」など、自分で立てた目標をどれだけ達成できたかといった報告書を提出するなどしてアピールすることができます。
周囲と切磋琢磨して1番になりたい
ノルマのある仕事ではそれぞれがノルマを達成しようと努力しているため、周囲と同じ目標に向かって業務に励むことになるでしょう。同僚はライバルとも言えますが、時に協力し助け合うこともあります。
周囲と切磋琢磨しながら働き、そのなかでも一番を目指すという向上心を持っている人は、ノルマのある仕事に向いています。
またノルマのある仕事では個人ではなく、チームでの活動による成績が求められることもあります。その際は自分だけが成績を上げるのではなく、チームメンバーのサポートも求められるでしょう。チームで一丸となって一つの目標に向かい努力できる人も、ノルマのある仕事に適性があるのです。
ノルマの有無にとらわれないで! 納得いく就職をする心得をプロが解説
ここまでノルマの有無について詳しく解説しましたが、本当に自分が入社したい企業を見つける際はノルマ以外の部分も重要です。
ここからはキャリアアドバイザーの隈本さんが、納得できる就職をするために知っておくべき心得について解説します。
応募する企業が自分の価値観に沿っているか、そこでなりたい姿が実現できるかといった企業選びの本質となるような判断基準を持ち、自分がストレスなく働けるような企業を探しましょう。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見るノルマ以外のポイントも押さえた企業選びで入社後の後悔を防ごう
就職後に後悔しないためには、企業選びの際にノルマ以外の部分にも注目し、総合的に考えることが重要です。
①仕事の価値観・働き方
まず、自分の価値観や働き方に合う企業かどうかを見極めましょう。例えば、ワークライフバランスが大切ならば、残業時間や有給休暇の取得率、リモートワークの導入状況などを調べることが大切です。
企業が提示している働き方と、自分が理想とする生活スタイルが一致していると、後悔しにくくなります。
②社風・人間関係
次に、社風や職場環境についても調べる必要があります。これは、実際にその企業で働くときの雰囲気や、人間関係の質に大きく影響します。社員の口コミや、インターンシップでの体験談などを参考にすると、企業文化が合っているかを判断しやすくなります。
③スキルアップの機会
また、成長機会やキャリアパスの情報も重要です。企業の研修制度やキャリア支援など、スキルアップの機会が提供されているか確認しましょう。将来のキャリアプランの達成に向けて成長できる環境が整っていると、長期的な満足度につながります。
④企業理念・ビジョン
最後に、企業の理念やビジョンに共感できるかも大切です。自分の仕事が社会にどう貢献できるのか、その企業の理念や目標に共感できるか、などをを考えることで、働く意欲ややりがいが高まります。
ノルマのない仕事を目指すなら! 併せて検討したい4つの項目
ノルマのない仕事を目指すなら! 併せて検討したい4つの項目
- 自分の強みが活かせる仕事か
- 社風と自分の価値観が合うか
- 働くうえでやりがいを得られるか
- キャリアアップのイメージがつくか
「ノルマのない仕事」のみで求人を絞ると、さまざまな業界からまったく異なる職種がヒットします。そのため「やはりノルマのない仕事が自分に適している」と思ったら、ノルマのない仕事を探すことを前提としたうえで別の項目についても検討しましょう。
ここからはノルマのない仕事以外で検討したい4つの項目について解説します。理想の企業を探すために、ぜひ企業選びの軸に組み込んでみてくださいね。
上記の4つの項目以外に、「楽しめそうな仕事か」という目線も長く続けるためには重要です。入社後に楽しいことが見つかるケースもあるため、第一印象で面白くなさそうだと諦めるのは早計です。職業理解、企業研究を深めてみましょう。
①自分の強みが活かせる仕事か
自分の強みとは専門技術や知識のみでなく、協調性や気配りといった人柄・性格の部分である「ヒューマンスキル」、リーダーシップやロジカルシンキングといったビジネススキルとして使える「ポータブルスキル」などが挙げられます。
たとえばノルマのないサービス系の仕事は聞き上手や気配りといったヒューマンスキルが求められますが、専門知識は強く求められないため、すでに専門知識を持っている人は活かせる仕事を探すことも検討すべきです。
まずは自分の強みを理解して、どのように強みを活かせば企業で活躍できるかアピールできるようになりましょう。
- ノルマのない仕事では、どのような強みが魅力とされるでしょうか?
職場に貢献する力と個人のミスを減らす力が求められる
ノルマのない仕事に就くために企業から評価される強みとして、「自己管理能力」が挙げられます。
ノルマがない職種でも、業務を効率よく進めるためには、自主的に仕事を管理する力が必要です。例えば、事務職では期限内に正確にタスクを処理できる人材が求められます。
次に、「チームワーク力」が重要です。協調性を持ち、ほかの社員とスムーズに連携できることで、企業全体の業務効率が向上します。
また、業務遂行時の「注意力」も評価されるポイントです。検品やデータ入力などの正確さが求められる仕事では、ミスなく細部まで気を配る能力が強みとなります。これらのスキルは、ノルマに縛られない職場でも高く評価されます。
自分の強みがまだわからない人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。強みを見つけるための自己分析方法や選考でより魅力的にアピールする方法が詳しく解説されています。
自分の強み一覧
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
自己PRと強みの違い
例文10選|自己PRと強みは違う? 各質問の適切な回答方法を解説
②社風と自分の価値観が合うか
社風とは、企業が長年かけて作り上げてきた価値観や雰囲気を指します。たとえば社員の成長を大切にしたり、個性を活かして働くことを重視していたり、何よりもチームワークの団結を求めていたりなど、企業によりさまざまです。
自分に合う社風を知るためには、まず企業を選ぶうえで譲れないポイントを考えましょう。譲れないポイントそれぞれに優先順位を付けて理想的な社風や働き方を思い浮かべることで、自分が本当に働きたいと思える社風も浮かびやすくなります。
社風は企業のホームページ(HP)に掲載されている役員メッセージや企業紹介に書かれているケースがほとんどです。応募したい企業があれば、まず企業のHPや社員のインタビューなどから社風について言及している点を探してみてください。
社風についてのイメージが湧かない人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。キャリアアドバイザーが社風の意味を明確に言語化して、イメージしやすいように解説しています。
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社風が良いとは? 納得して働ける企業の見分け方をプロが解説!
社風とは、企業独自の雰囲気や価値観のことです。記事では自分に合う社風を知るための自己分析のコツや、簡単にできる社風の調べ方をキャリアコンサルタントとともに解説します。志望動機への活かし方や社風が合わないときの対処法も解説するので、参考にして就活に活かしましょう。
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③働くうえでやりがいを得られるか
一概に絶対とは言えませんが、ノルマのない仕事は数字の目標がある仕事に比べると、目に見えて成功を感じられることが少ないので、仕事のやりがいが薄れがちです。そのためノルマのない仕事から企業を選ぶのであれば、自分なりにモチベーション維持となるやりがいの有無が重要です。
やりがいとは仕事をしたうえで満足感を得られることであり、達成感や喜びといった意味に近いです。やりがいは長く勤めるうえで大きなモチベーションとなり、さらに向上心を持って取り組みやすくなるでしょう。
仕事にも意欲的になれるやりがいですが、なかには社員のやりがいに付け込んで残業代を未払いにしたり有給休暇を取得させなかったりなど、「やりがい搾取」する企業も存在します。やりがい搾取の企業を避けるためには企業説明会に参加したり口コミサイトを参考にしたりなどの自衛が必要です。
自分なりの達成感や満足感を得られないまま働き続けることのデメリットは、人生の大部分を占める労働時間が充実しないことです。ただし、これは人生全体の「生きがい」に関わる話ですので、自分なりの生きがいを持つことが大切です。
こちらの記事ではやりがいのある仕事や働き方について詳しく解説されています。仕事をするうえでやりがいを重視する人は、ぜひ参考にしてみてください。
やりがいの見つけ方
やりがいで働き方が変わる! 見つけ方を3ステップで解説
やりがいのある仕事
やりがいのある仕事の見つけ方をプロが解説! 11職種のやりがいも
④キャリアアップのイメージがつくか
キャリアアップとはスキルや知識を高めたり経験を積んだりなどの方法で、なりたい自分に近づくという意味があります。同じ企業で昇進することや、転職してさらに規模の大きい企業に勤めるなどもキャリアアップの一部です。
ノルマのない仕事を選ぶ際は、自分がその仕事に長く勤めてキャリアアップしているイメージを持てるか考えてみましょう。たとえばアルバイトとして働く分には良いけれど、正社員として長く勤めて役職を上げるイメージが湧かない場合は、就職する企業には向いていないといえます。
一社に長く勤めるのではなく経験を積むために入社することも選択肢の一つですが、自分が思い描くキャリアアップに必要な就職であるか、しっかり見極めたうえで就活に挑みましょう。
今後のキャリアについて自信がない人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。キャリアが思い浮かばない人向けにキャリア形成の考え方や面接でキャリアについて質問された際の答え方などが詳しく解説されています。
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キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
キャリア形成とは、職業における人生設計をおこない、必要なスキルを身に付けていくことです。満足のいく社会人生活を送るためのキャリア形成の方法を、キャリアコンサルタントと解説します。4ステップで誰でもしっかりと考えることができますよ。
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ノルマのないこと以外の軸も明確にして本当に自分に合う仕事を選ぼう
ノルマのない仕事はプレッシャーに弱い人や数字に追われたくない人には適した条件の一つです。しかし本当に自分が働きやすい仕事を見つけるためには、ノルマの有無のみでなく給与や労働環境など譲れない条件を洗い出すことが重要です。
自分なりの理想の条件で求人を探すことでノルマの有無にとらわれず、本当に働きたいと思える仕事が探しやすくなります。充実した社会人生活を送るために、長く勤めたいと思える企業を見つけましょう。
アドバイザーコメント
古田 文子
プロフィールを見る仕事を選ぶときはノルマ以外のさまざまな条件も含めて検討しよう
皆さん、お気に入りの飲食店はありますか? 飲食店でなくとも、気に入っている場所などでもかまいません。その店や場所を気に入っている理由を考えてみたことはありますか?
例えば飲食店だとしましょう。気に入った理由は「料理がおいしいから」だけですか? 価格がリーズナブルだったり、店員の気配りが細かく気持ちの良いものだったり、流れている音楽や空気が心地良かったり、窓から見える風景に癒やされたり、使われているテーブルや椅子、食器に趣があったり……。
このようなさまざまな要素があり、トータルして「自分好みだからお気に入り」ではないでしょうか。
ノルマがないことだけに注目するとミスマッチにつながる可能性がある
仕事選びも似ています。条件がすべてそろう職場は少なく、どこまで妥協できるかは自分次第ですが、料理がおいしいだけでサービスが悪い店に行くと後味が悪いと感じるように、条件のたった一つを満たしているというだけで、その仕事を選ぶと後悔することになります。
ノルマがあるかどうかは、あくまでも仕事選びの条件の一つに過ぎません。自分が仕事に対して何を求めているのか、ノルマの有無以外もよく掘り下げて考えてみましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー
Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
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