面接で緊張しない方法は? キャリアコンサルタントが教える緊張緩和のためにすべきこと

みんな緊張するもの! キャリアコンサルタント楳内さんが伝授する 面接で緊張しない方法

キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表

楳内 有希子 ウメナイ・ユキコ

プロフィール

アナウンサーとしてのノウハウを活かし、総合人材会社で研修や社員教育を担当。人材の活躍やキャリア形成支援にも注力し、大学ではキャリア講義やカウンセリング、就職支援を担っている >プロフィールページを見る

  • ・ワーズアンドキャリア代表
  • ・保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:17046626)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー(会員番号149360)/訓練対応キャリアコンサルタント(修了者番号210206-0204)/採用コンサルタント(認定番号DCA201001)/中学校教諭一種 外国語(平10中-第312号)/高等学校教諭一種 外国語(平10高-第323号)
  • ・SNS: X(旧Twitter)/ Instagram/ Facebook/ Linkedin

この記事で得られること

  • どんな人に読んでほしい?
    ①面接で緊張してしまう人
    ②面接で緊張してしまうときの対処法が知りたい人
  • このオピニオン記事で得られること
    ①面接を受ける際の基本的な心構え
    ②面接を前の緊張を和らげる準備方法
    ③面接直前や最中にパッとできる緊張の対処法

本コンテンツは、PORTキャリアに参画するアドバイザーによるオピニオンコンテンツです。アドバイザー自身の一次的な実体験や、これまでの具体的な支援実績に基づいた「その人にしか語れない」独自の知見をお届けします。

※ 記事内で紹介する事例は、関係者のプライバシー保護とキャリアコンサルタントとしての守秘義務の観点から、個人が特定されないよう細心の注意を払って編集・構成しています。

インタビュー・執筆:望月晨生(PORTキャリア編集部)

「面接で緊張して、失敗するのが怖いです。どうすれば良いですか」。実は選考の初期段階にいる人の悩みの種はほぼ「緊張」。しかし、大事なのは「どうすれば良い?」ではありません。

「自分が緊張したらどうなるか」。このように緊張から目を背けず、「向き合うこと」が何よりも大事なのです。

私はアナウンサー経験があり、多くの現場で話してきました。今でも話す仕事をしていますが、緊張しないなんてことはありません。必ず緊張します。そんな私は自分の緊張と向き合えているからこそ、今ノウハウを活かして学生にアドバイスができているのです。

この記事では、
「どうしても面接で緊張してしまいます」
「面接時は緊張でいっぱいで、対処法まで頭が回りません」
と深刻な悩みを抱く人へ、私の経験を活かした緊張への対処法を紹介します。この記事を読んで、緊張と仲良くなれたら。きっと怖いものなしで自信を持って面接に挑めるようになりますよ。

インタビューに応じる楳内さん。常に柔らかな笑顔で「会話」をしやすい雰囲気を作ってくれた

「自分だけ?」と思わないで! 面接で緊張しない人などいない

「面接で緊張してしまう」。私のもとへ相談に来る学生のほぼ100%が、この相談をしてきます。つまり、緊張しない人なんていません。だからあなたも、心配する必要はまったくありません。

ここで押さえてほしいのが、「緊張してはいけない」「緊張が不採用につながる」というのは絶対にありえないということ。

むしろ「緊張して良いんだ」と思ったほうが気が楽になるのではないでしょうか。眠れないときも、「早く寝なきゃ」と思うほど眠れなくなりますよね。それと同じで、「緊張してはいけない」と思うほど緊張するものです。

変な話、面接官だって緊張しています。だからこそ、「みんな緊張しているんだな」と気楽に考えてみてください。

緊張の原因は「良く見られたい意識」と「話す機会の少なさ」

私のもとへ「面接で緊張してしまいます」と相談に来る学生の緊張の原因はおもにこの2つです。

面接で緊張してしまう原因

  • 周りに良く見られたいという意識が強い
  • 日常で話す機会が少ない

まず1つ目が「周りに良く見られたい」ということ。「面接で良い評価を得たい」。この気持ちがますます「良く見られたい」という意識を生んでいるのだと思います。この思いが強ければ強いほど、自分を緊張させてしまいますよね。

2つ目が「日常で話す機会が少ない」ということ。サークルにも入っていない、アルバイトもしていない、学校が終わるとすぐ家に帰ってしまう……。こういう人は話すことに慣れていないため、面接の状況がイメージしづらいのでしょう

長い間の休みを経て久々に人と話すと「なんか言葉が出てこないな」ってこと、ありますよね。これと同じで、話し慣れていないと、緊張を生んでしまうことがあるのです。

面接に臨む前に心に留めたい「緊張を味方につける」2つの心構え

どうしても「緊張は悪だ」「完璧に受け答えしないと落ちる」。このような考えが頭によぎってはいませんか。こう思うのも当たり前のこと。だってみんな緊張しているのですから。

そんなあなたへ、面接に臨む前に押さえておいてほしいことが2つあります。それは「緊張はしても良い」「完璧を目指さなくて良い」ということ。

この2つの心構えを持って面接に臨めたら、ありのままのあなたを評価してもらいやすくなるのではと、私は考えます。

編集部から一言:面接の捉え方

面接は一般的に、面接官の質問に受け答える場とされがちです。これも間違いではありませんが、楳内さんは面接を「お互いを知る場」と話していました。いくら社会人と学生という立場であっても、何も知らない人とこれから一緒に仕事をする、というのは怖いもの。だからこそまずは面接を「お互いどんな人なのかを理解する場」と捉えてみましょう。

緊張するのは悪くない。みんながするもの。だからこそ緊張に向き合ってほしいと楳内さんは説いていた

緊張は悪いことでない。「向き合うこと」を忘れないで

緊張するとどうしても「緊張」で頭がいっぱいになりますよね。そこから「思ったことを言えなかったらどうしよう」などの不安が生じます。しかし、不安解消のために、たくさん準備をするのではないでしょうか。だからこそ「緊張」は悪いことではないのです。

何よりも大切なのは、「自分が緊張したときにどうなるか」を知ること。手が震える、声が出にくくなる……。緊張の表れは人それぞれですよね。その「緊張の表れ」に合った対策をすること、これが何よりの緊張を緩和する近道です。

緊張に向き合えないと、本来のあなたがいつまでも発揮できないままです。まずは緊張で頭をいっぱいにするのではなく、緊張と向き合う、ここから始めてみませんか。

面接の緊張について解説した記事はこちら
面接で緊張しないためには? 事前準備~当日の対策方法を徹底解説
面接で緊張しない方法を徹底解説|本領を発揮して選考を突破しよう

完璧を目指さなくて良い。大事なのは「伝える」こと

自分が思う「完璧」の回答をするために、ガクチカや志望動機を一言一句暗記してはいませんか。たしかに完璧な回答はできるかもしれません。しかし、この回答を受けた面接官は「完璧すぎて入る隙がないな」、こう思ってしまうのです。

そうすると起こるのが、ただ面接官が質問をし、それに答えるだけという状況。つまり、「会話」が生まれないのです。

「ある程度未完成でも良い。それよりも会話を大事にしてほしい」。私たちだからこそあなたに言いたいことです。一番いけないのは、面接官にあなたの思いが伝わらないこと。たとえ完璧でなくても、緊張している学生のほうが一生懸命さが伝わるのではないでしょうか。

緊張すらも志望度の表れになります。緊張を味方にして、「この会社に入りたいです」という思いを面接官にぶつけてください。

就活で自分の意気込みを伝えたい人はこちら
例文あり|就活で話す意気込みを場面別で解説! 企業の意図や注意点も

内容でなく行動に意識を向ける。面接で緊張しないための3つの方法

それでは面接で緊張してしまう場合どうすれば良いのか。多くの人は企業研究をし、自己分析をし、回答内容を入念に練り、暗記し……、ということをするでしょう。

もちろんこれも大事ですが、あなたの120%を回答準備に充ててしまってはいませんか。それならば私は、100%を回答準備に、残りの20%を「行動」の準備に目を向けるべきだと思っています。

100%の回答準備ができていれば、もう内容は大丈夫です。案外「行動」に目を向けて準備できる人は少ないもの。そこで行動に目を向けて本番に活かせたら、緊張を忘れて時間が過ぎるのではないでしょうか。

編集部から一言:ここで言う「行動」とは

ここでの「行動」とは、面接中の細かな動作のこと。たとえば、自分の話している声の大きさやスピードは適切か、お辞儀の角度は綺麗に見えているかなどがそれにあたります。一つひとつの「行動」に意識を向けることで、行動に対する集中力が高まり、面接時間も過ぎていくということです。

想定質問の回答準備は「結論がポンと出てくる」まで

入念な回答準備。これは上限が無いもので、「どこまで準備すれば良いの」と思う人もいるでしょう。私は「想定質問に対して結論がポンと出てくればもう回答準備はOK」。こう思っています。「あなたの強みは何ですか」と聞かれた際に「私の強みは協調性です」と出てくる。これでもう十分です

自信を持って結論が言えるというのは、しっかりと準備や自己分析ができていることの表れと言って良いと思います。そうすれば、その後のエピソードも自然とスラスラ出てくるはずです。

編集部から一言:面接官が知りたい3つのこと

楳内さんは、面接官が知りたいのはおもに以下の3つの内容だと説いていました。

  • あなたはどんな人なのか
  • なぜこの会社に入りたいのか
  • この会社で何がしたいのか

どのような質問も、結局はこの3つの質問に帰結するはずです。まずはこの3つに対し、結論がすぐに出るよう準備してみましょう。もし「もっと対策したい」とう場合は、この3つに付随する形で想定質問を展開してみてください。

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面接全体を「通し」でリハーサルしよう

多くの人が、面接の練習をするでしょう。その際に、「ただ想定質問を投げかけてもらって、答える」だけで終えていませんか。私がアドバイスしたいのは、「面接全体を通してリハーサルをおこなう」ことです。

楳内さんと編集部が伝える「通し」リハーサルでしたいこと

面接で緊張してしまう理由のひとつは「初めて」が多いから。初めて会う人と、初めての場所で会話をする……。緊張して当然です。大事なのは、本番さながらのリハーサルをして「初めて」を減らすこと。

動きだけでなく、声の聞こえ方やスピードも意識できると、より一層本番への対策ができますよ。

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声の準備=「話す整え」を欠かさない

人に合うときは、身だしなみを整えますよね。それと同じで、面接前には「話すこと」に対しても整えてほしいなと思います。

普段声を出していないと、いきなり話すのは難しいもの。本番の数時間前に、何でも良いので声を出しておきましょう

アナウンサー経験がある楳内さん直伝の「声を出す準備」

  • 舌を使って「レロレロレロ……」と声を出す
    ⇒舌の動きが滑らかになりスムーズに声が出やすくなる!
  • 「キムチ キウイ ウイスキー」と10回ほど唱える
    ⇒口角が上がり表情が明るくなる!

アナウンサーの人って、「話がうまいな」と感じますよね。そういう人は、このような何気ない準備を欠かさないんだと思うんです。

「面接が成功した!」と話す学生の感想を聞くと、「スラスラ話せた」「大きい声で話せた」という人が多いんです。内容も大切ですが、「話す」ことに気を向けられると、「成功した」と言える面接にできるでしょう。

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面接直前の緊張。3つの行動で簡単に解消できる!

「どれだけ対策をしても、面接直前で緊張が襲ってくる」。こんなことありますよね。そんなときに実践してほしいのがこの3つです。

楳内さん直伝! 本番直前に緊張してしまったときの対処法

  • 力を入れて両肩をグーッと上げ息を吐きながらストンと落とす
  • 指先をマッサージしたり首を回したりする
  • 深呼吸をして酸素を取り込む

これらをすることで血の巡りが良くなったり、苦しさがまぎれたりします。どれも簡単な方法ですが、案外こういうことをする人は少ないんです。だまされたと思って1分で良いので時間を作って実践してみてください。身体の機能をうまく使って、緊張を和らげましょう。

編集部から一言:緊張するとどうなる?

緊張すると、身体に力が入り、血液の流れが悪くなります。そうすると、手や足の震えにつながることがあります。また、変に力むことによって首が絞めつけられ、声の出にくさにつながることも。だからこそ、楳内さんの教えてくれた対策が必要なのです。緊張した場合に身体に現れる症状を知り、すぐできる対策をおこなってみましょう。

面接中の「こんなときはどうすべき?」にプロ目線で回答!

本番前の緊張がほぐれても、面接中にうまくいかなかったり、予想外の展開に慌てたりしますよね。

よくある「こんなときはどうすべき?」というシチュエーションに対し、すぐできる行動や気持ちの切り替え方法をお伝えします。面接中にピンチだと思ったら、この内容を思い出してください。

楳内さん
アナウンサーの経歴があり現在も人前で話す機会が多い楳内さん。だからこそ「伝える」ことの重要性を人一倍語っていた

話しやすい雰囲気を作るテクニックはあるの?

これまででお話したように、あなただけでなく面接官も緊張しているもの。緊張からお互いに話しにくい雰囲気でいては、会話も盛り上がらないですよね。

私がこれまで多くの人とお話するなかで意識していたのは「表情」です。意識して柔らかい表情を作るようにしています。緊張すると、怖い顔になりがちです。表情を意識すれば、あとから気持ちはついてくるはず。

面接官の目線でも、笑顔で来る学生に対してのほうが「心を開いてくれている」という印象を持ちます。あまりかしこまりすぎず、柔らかな表情で臨んでみましょう。

どうしても面接官の目を見て話せない……

よく「目を見て話しましょう」と言いますよね。では、どうして目を見なければならないと思いますか。それは、「自分のことを伝えたいから」ではないでしょうか。

だから「目を見て話す」ことを意識するよりも、面接官に向けて「一生懸命あなたのことを伝える」ことに意識を向けてください。よくあるアドバイスとして「鼻のあたりを見る」などがありますが、鼻のあたりを見よう見ようとしていては、「伝える」ことから意識が遠ざかっていますよね。

どこを見るか、よりも「今何を伝えるか」。ここに意識を注いで、一生懸命話せば大丈夫です。

笑顔を忘れてしまうときはどうすれば良い?

正直な話、絶対に「笑顔」を守る必要もないんです。笑顔が良いとされるのは「あなた自身が楽しめている」ことの表れになるから。楽しいと自然と笑顔になり、声のトーンも上がりますよね。そうすることで面接官に印象が良く映ります。

しかし、最終的な決め手は「一緒に働きたいかどうか」という印象の話だと私は思います。たとえ真剣な表情でも、真面目に仕事をしてくれそうな様子が伝われば良いのです。ただ、引きつって声が暗くなるなどということがあると、「暗い」という印象につながりかねません。

まずは「口角を上げる」ことを意識し、笑顔を作ってみてください。自然と明るい印象が生まれます。それが厳しければ、顔は引きつっても良いので、明るいトーンで話すことが重要かなと思います。「一緒に働きたい」と思わせるような雰囲気作りをしていきましょう。

緊張で頭が真っ白に! どうすべき?

これは結構多い悩みですよね。そんなときは素直に「お伝えしたいことを忘れてしまったため、少しお時間をいただけますか」と、考える時間を自分で作ってください

良くないのは、「何も伝えない」こと。いくら熱い意思を持っていても、それが言葉で伝わらなければ不採用の確率は上がってしまいます。

面接がうまくいかないと思ってしまうのは、自分目線で見て、声が震える、言葉が出ない、という状況なんです。あくまで自分目線であるため、相手に伝わっていればそれで十分。

素直に今の状況を伝えて、自分がどのようなことを伝えたいのかを頭のなかできちんと整理する、そして伝えきるまで頑張ってほしいです。

緊張のあまり早口になってしまう……

早口になってしまうこと自体は悪いことではありません。「早口になるがゆえに相手に理解されない」。私はこの状況がダメなのだと思います。

話すスピードは、すでに自分のなかに備わっているもの。他人から言われないと自分のスピードが遅いか速いかはわかりません。たとえ話すスピードが速かったとしても、相手が聞き取って理解ができれば大丈夫です。

そのため、スピードよりは「はっきり話す」ようにすべきだと思います。私の経験上、早口な学生は、もにょもにょと話しがち。それだと聞き取れないですよね。口を大きく開く、声を気持ち大きく出すということを意識すると、自然と適切なスピードになっていくのではないでしょうか。

面接での話し方を詳しく知りたい人はこちら
面接を突破するための話し方のコツ7選|OK例とNG例の違いも解説

「面接が変な方向に進んでる気がする!」軌道に戻す方法は?

「なんかうまく会話が成り立っていない気がする……」。こう思うのは、面接がただの質問と回答の繰り返しになっており、「会話」が生まれていないからです。もしこの流れを変えたいなら、「会話が盛り上がる工夫」をしてみましょう

会話を盛り上げる例として、「深掘り質問」があると思います。深掘り質問が起きるのは、面接官から興味を持たれている証拠。興味を持たれないと会話も生まれず、盛り上がりに欠けてしまいますよね。

でも深掘り質問って、嫌がる学生が多いんです。だからこそ隙を見せずに完璧な答えを準備しがち。それを乗り越えて、ある程度は面接官に「質問をさせる余地」みたいなものを作って、会話が生まれるように工夫すると良いと思います

面接で緊張しないように「最高の準備」を整えよう

「面接でどうしても緊張してしまう。対処法を知りたい」。

これにいくら回答準備を重ねたところで、実際に重なるのはあなたの緊張感だけです。緊張したときにあなたがどうなるのか、どれにどう対処すべきなのかを考えられると、準備すべきは回答内容ではなく、ほかのことになってくるのではないでしょうか。

緊張して力が出せなかったと後悔する前に、まずは緊張と向き合いましょう。そのうえで対策をしましょう。これまで一生懸命準備した回答にプラスして、態度や意識面も準備する。つまり「最高の準備」ができれば、あなたの面接はきっとうまくいくはずですよ。

編集後記●正直、私は就活の際にあまり緊張しませんでした。しかし、「『緊張しないから大丈夫だろう』ではなく、話すことに意識を向けた対策ができていたら……」。と、今更思ってしまいます。視野が狭くなりがちな就活において、楳内さんのアドバイスは視野を広げてくれるような、そんな「救い」に近い感覚があるのではと感じました。 (望月)

面接の対策法を知りたい人に送るQ&A集!

この記事を踏まえ、「自分なりに納得いく対策を深めて面接に臨みたい」という人も多いでしょう。以下に実際の学生、転職者や、当社で求職者支援をするなかで寄せられた相談をもとに専門家から回答を募ったQAコンテンツを掲載しています。

よくありがちな悩みにも、キャリアのプロが解説しています。この内容を、あなたなりの面接対策法を見つけるヒントにしてみてください。

面接に漠然とした不安を感じる人向け
面接が不安です。面接すごく不安です。不安を解消する方法を教えてください。
面接が無理です。もう受けたくありません。
面接がただひたすらめんどくさいです。どうしたら良いですか。
面接恐怖症なんですけどどうしたらいいですか?
面接がとても憂鬱で、行きたくないです。
面接になるとうまく話せないのはなぜでしょうか?
面接が怖いです。行きたくないのですがどうしたら良いでしょうか?

面接中の不安を解消したい人向け
面接で「緊張してますか?」という質問へのベストな回答を教えてください。
面接で自分のことを話すと涙が出ます。解決策を教えてください
面接中に面接官に笑われてしまったのですが、不採用になってしまうのでしょうか?

面接での話し方について対策を知りたい人向け
面接で「えー」「あー」というと印象が下がってしまうのでしょうか?
面接で話すスピードはどれくらいが適切ですか?
面接でラフに話すのはだめですか?
面接で話す時間はどれくらいが適切ですか?

面接で話す内容について対策したい人向け
面接でガクチカはどこまで話すべきですか?
面接ではどこまで話すのが適切でしょうか?
面接で志望動機はどのくらい話せば評価されますか?
面接で頭真っ白になったらどうすればいいですか?
履歴書と面接で話す内容は変えるべきですか?

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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