この記事のまとめ
- テンプレート構成に当てはめて自己紹介を簡単に作成しよう
- テンプレを活用する際には注意点に気を付けよう
- 「ガクチカ」「強み」「業界」別の自己紹介テンプレートを紹介
- 自己PR作成ツール
たった3分で選考通過率の高い自己PRが完成!
この記事を読んでいる人に
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面接で必ず最初に求められるのが自己紹介です。面接で最初に交わすコミュニケーションだからこそ、「自己紹介では何を伝えたら良いの?」と悩む人も多いのではないでしょうか。
自己紹介は、相手に自分の第一印象を決定づける重要な場面です。限られた時間のなかで自分の魅力を伝えることができれば、その後の質問でも好評価を得やすくなります。
そのためには、テンプレートを活用して自己紹介を作成することがおすすめです。この記事で紹介するテンプレートは、企業が知りたい情報を盛り込める内容となっているので、テンプレートの活用によって、あなたの魅力を最大限伝えることができるでしょう。
この記事では、就活生の面接対策を日々サポートしているキャリアコンサルタントの木村さん、若林さん、田邉さん、瀧本さん、野村さん、高尾さんのアドバイスのもと、今すぐ使える、自己紹介のテンプレを紹介していきます。時間別やアピールしたい内容別のテンプレも紹介しているので、目的や状況に合わせて使い分けていきましょう。
また、人事として数多くの採用面接を担当してきた高尾さんからは、自己紹介の役割や基本のテンプレートに沿って作成することの重要性、面接で高評価が得られる自己紹介の方法なども解説してもらうので、魅力的な自己紹介を作成したい人は最後まで読んでみてください。
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自己紹介はテンプレートを使って簡単に作成しよう!
面接やグループディスカッションの際など、就活では自己紹介が求められる場面が多くあります。そのため、就活を進めるうえでは、自己紹介を用意することが必須です。しかし、いざ作成しようとすると「就活の自己紹介って何を言えば良いのだろう」となかなか作成が進まない人もいるでしょう。
実はテンプレートを活用すれば誰でも簡単に自己紹介を作成することができます。テンプレートに沿って過不足なく、あなたの魅力が十分に伝わる自己紹介を事前に考えておきましょう。
この記事では、まず自己紹介の基本的なテンプレートを紹介します。4つの内容を盛り込むことで綺麗な流れの自己紹介を作成できるため、基本の形から理解していきましょう。
その後に、時間別、ガクチカ・強み・業界別、転職者向けのテンプレートを紹介していきます。自分の伝えたい内容や状況に合わせて参考にするテンプレートを選んでみてください。
記事の後半では、基本の構成で作成できた人向けにさらに高評価を狙える方法や、テンプレート活用時の注意点なども解説しているので、自己紹介の作成方法に悩んでいる人は、参考にしてみてくださいね。
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(リーダーシップが強みの場合)
自己紹介の基本のテンプレート
①挨拶
「本日は貴重なお時間いただきありがとうございます」
②基本情報(名前・大学名・学部名など)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では〇〇を学んでいます。
③アピールポイント
私は学生時代に【ガクチカ】という活動をおこない、【成果・結果】を達成いたしました。その経験から【長所】が強みだと自負しています。
④意気込み
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
自己紹介では、テンプレートを活用して、適切な順番と量で必要な情報を的確に伝えることが大切です。
テンプレートの構成を意識せずに自己紹介をしてしまうと伝わる内容が不足してしまったり、逆に多くなったりしてしまい、あなたの魅力が十分に伝わらないリスクが生まれてしまいます。
ここからは、自己紹介の基本テンプレートを紹介します。これから説明する流れに沿って自己紹介をすれば、面接官に好印象を与えることが可能です。まずは基本の形を身に付けて、面接のスタートダッシュを決めましょう。
こちらの記事では面接の自己紹介について詳しくまとめているので自己紹介で悩んでいる人はあわせて参考にしてみてください。
自己紹介で何を話せば良いか悩む人は多いです。下記のQAではそんな悩みに対して、キャリアコンサルタントが解説しているので、気になる人は参考にしてみてください。
就活の自己紹介
就活面接の自己紹介では何を言えば良いですか?
二次面接の自己紹介
二次面接の自己紹介はどうすれば良いですか?
アドバイザーからワンポイントアドバイス自己紹介は基本の型に沿って作成! 企業の知りたい情報を盛り込もう
高尾 有沙
プロフィールを見る自己紹介で最も肝要なのは、その場を戦略的に“設計”するという意識です。面接官が何を深掘りするかを決めるための「目次」を作る時間だととらえ、「現在→強み→根拠→志望動機への接続」という基本構成を60秒から90秒で収めることを意識すると、その後の面接全体の質が向上します。
以前、趣味や経験を時系列で羅列し、強みもその根拠も希薄なまま2分以上話し続けた学生がいましたが、情報を詰め込みすぎた結果、「結局この人は何者なのだろう?」という印象しか残らず、評価を伸ばせずに終わってしまいました。
具体的な話は深掘りされたらでOK! ぐらつかない足場づくりをしよう
そうならないためにも、まずは基本の型に沿って伝えたい強みを一つに絞り、その物語を提示することに集中してください。そして、面接官の深掘りの質問に応じて、具体的なエピソードを交えながらその強みの根拠を語ることで、話を広げていくのが理想的な設計です。
決まった型は個性を殺すものではなく、むしろ個性を際立たせるための“足場”なのです。しっかりとした足場があるからこそ、あなた自身の魅力がぶれることなく相手に伝わります。
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(リーダーシップが強みの場合)
①挨拶
自己紹介の第一声は、「本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます」という挨拶から始めましょう。
最初の挨拶で感謝の気持ちを伝えることで、忙しい面接間の時間をもらっていることへの配慮を伝えることができます。さらに、冒頭で元気よく挨拶できれば、明るく前向きな印象を与えることもできるのです。
面接ではついつい自分の情報を伝えることに集中しすぎてしまいがちですが、挨拶を忘れないようにしてくださいね。自己紹介は第一印象を左右する大切な役割を担っているため、相手が気持ちよく受け取ることのできる挨拶で、面接官の心をつかみましょう。
②基本情報(名前・大学名・学部名など)
自己紹介で伝える基本情報
- 大学名
- 学部
- 学科
- 名前
挨拶の後には「大学名・学部・学科・名前」の4つを伝えましょう。
まずは自分から名乗るのが社会人としてのマナーです。あなたがどこの誰なのかを明かすところから始めてください。
基本情報を話す際の例文
- 〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します
- 〇〇大学〇〇部〇〇学科から参りました〇〇と申します
③アピールポイント
基本情報を述べた後はアピールポイントを説明して、面接官の興味・関心を惹きましょう。説明する内容は詳しく述べず、ポイントを絞って伝えることが重要です。
必要以上の情報を伝えてしまうと、「自己紹介で求められている内容を理解できていない」と感じられ、評価が落ちることもあります。
アピールポイントとして話すことで、よりあなたの魅力が伝わる内容は、以下の通りです。
あなたの魅力が伝わる具体的な内容
- 学生時代に力をいれたこと(ガクチカ)
- 自分の強み
- 業界への関心
それぞれ詳しく解説していきます。
- 自己紹介と自己PRの違いって何ですか?
自己紹介は自分の特徴を、自己PRは取り組みをアピールしよう
自己紹介と自己PRのどちらも自分のことについて話すので、違いのイメージが湧きづらいですよね。そこで、それぞれの目的を考えてみましょう。
自己紹介は「どのような学生なのか」を知ることが目的なので、自分の特徴の一つとして強みをアピールします。
一方で、自己PRは「どのような強みがある学生なのか」を知ることが目的なので、強みを活かして取り組んだことをアピールします。
自己PRだけでなく志望動機やガクチカについても同様に「目的」を意識すると、違いやアピールすべきことが明確になりますよ。
自己紹介と自己PRの違いについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
テンプレを活用すれば受かる自己紹介文が作れます
自己紹介では「学生時代に頑張ったこと」「入社して頑張りたいこと」をコンパクトにまとめてアピールする必要があります。なかなかまとめるのが難しいですよね。
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(リーダーシップが強みの場合)
ガクチカ
ガクチカとは、「学生時代に力をいれたこと」を省略した言葉です。
自己紹介ではガクチカの冒頭だけでも説明しておくと、あなたがどんな経験をした人なのかが伝わりやすくなります。
詳しいエピソードや経験などは面接の質問で聞かれるので、自己紹介では「部活動でこんな経験をしました」「サークルでこのような実績を作りました」といった簡潔な説明に留めるようにしましょう。
ガクチカの例文
- 大学時代には、野球部に所属していて、全国優勝の経験があります。
- 大学時代は営業インターンに勤しみ、20人の同期入社の中で1位の成績を記録しました。
「そもそもガクチカで何を言えば良いのかわからない……」という人はこちらの記事を確認して、人事から評価されるガクチカの書き方をチェックしましょう。
自分の強み
強みを述べることで、あなたが「入社後にどう活躍できるか」を企業側がイメージしやすくなります。
面接冒頭の自己紹介で強みの内容を小出ししておくことで、学生への興味を持つきっかけにもなるのです。
ただし、強みは面接の質問で聞かれる可能性が高いので、自己紹介では詳細な説明はせずに簡潔に述べるようにしましょう。まずはあなたがどんな人か知ってもらうことが重要です。
自分の強みの例文
- 私の強みは、学生時代のインターンで培った、目標に対して決して諦めない「粘り強さ」です。
- 私の強みは、アパレルのアルバイトで培った、潜在的なニーズを聞き出す「傾聴力」です。
自分の強みがわからない、長所が見つからないという人は、こちらの記事を確認して、自分はどんな強みを持っているのかチェックしましょう。
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業界への興味
業界への興味も自己紹介で述べておくと効果的です。学生のなかには、業界や職種に大して興味がないけどとりあえず応募してみたという人も少なくありません。
そのため企業側は、面接に来ている学生がどのくらい業界や職種について興味を持っているのかという点も気にして見ています。だからこそ、「自分は〇〇な考えから、△△業界に興味を持って面接に来ています」といったようにアピールできると良いでしょう。
自己紹介で業界への興味をアピールするテンプレート
- 〇〇業界に興味があり御社の社員の方から話を聞きました
- 〇〇業界への興味から就活イベントにも参加しました
- 〇〇業界にかかわる〇〇について大学院で研究してきました
興味は、人の成長を促す一つのファクターです。
入社後に教育する立場で考えても、職種や業界に興味のある人材が来てくれた方が、教えがいがありますよね。面接官は、業界に興味のある人材は入社後は積極的に仕事に向き合い、会社の戦力になると考えます。
④意気込み
自己紹介の終わりに、これから実施する面接への熱意や意欲を伝えましょう。面接への想いが伝われば面接官からの第一印象も良くなり、その後の面接をスムーズに進めることができます。
また、最後に「本日はよろしくお願いします」「どうぞよろしくお願いします」などの締めの挨拶を忘れず伝えましょう。これにより、基本情報を伝えるときと同様に、社会人としての基本的なマナーを印象付けられます。
面接への意気込み例
- 本日は強みの社交性を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
- 本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
- 以前、OB・OG訪問をさせていただき入社意欲が高まりました。ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
こちらの動画では、テンプレートに沿った自己紹介を実践しています。話すスピードや声のトーン、表情を参考にしてくださいね。
アドバイザーからワンポイントアドバイス自己紹介のコツは自分の特長や強みを良い印象で伝えること
木村 千恵子
プロフィールを見る自己紹介は、自分の特長や強みをどうわかりやすくかつ良い印象を与えて伝えることができるかが重要です。
ほかの学生と差別化できる自分らしい経験やエピソードが思い当たらないという場合は、自分のことをよく知っている身近な人が自分をどんな人だと説明してくれるか、ヒアリングしてみるのもおすすめです。
先生や先輩がおすすめ! 自分の印象を周りの人に聞いてみよう
たとえば、以前からお世話になっているサークルの顧問の先生や先輩、アルバイト先の先輩やマネージャー、尊敬し慕っている叔父や叔母など、自分の長所も短所もこれまでの自分を全体として見てきてくれている人は、自分の特長をどのように説明してくれるのか、一度聞いてみてください。
もしかしたら、自分には想像できなかった自分の特長をうまくとらえた説明をしてくれるかもしれません。
説明してくれる例として「自分で意識したことはなかったのですが、私の叔父曰く、私は困っている人を見ると、放ってはおけない性格なんだそうです(+具体的なエピソード)」などと、他人が自分のことを言っている話として伝えられれば、面接官に好印象を残すことにもつながります。
ここまで自己紹介の構成について解説しました。以下の記事ではインターンシップで取り入れたい自己紹介のポイントをまとめているので是非参考にしてみてください
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
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時間別の自己紹介のテンプレート
時間別の自己紹介のテンプレート
- 30秒間の自己紹介テンプレート
- 1分間の自己紹介テンプレート
- 2分以上の自己紹介テンプレート
面接の自己紹介では、30秒〜1分程度の時間を指定されるケースが多くあります。
また、時間指定をされなくても1分程度で簡潔に自己紹介するのが基本です。面接は一人にかける時間が決まっていることがほとんどなので、自分の持ち時間を有効活用するためにも、1分程度で収める必要があります。
ここからは、「30秒」「1分」「2分以上」の時間別に自己紹介テンプレートを解説していきます。どんな分数でも対応できるように準備しておきましょう。
①30秒間の自己紹介テンプレート
30秒間の自己紹介テンプレート
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では、〇〇を学んでいます。
私は学生時代に〇〇【ガクチカ】という活動をおこない、〇〇【成果・結果】を達成いたしました。
その経験から、〇〇【長所】が自分の強みだと自負しています。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
30秒間で話せる文字量は150〜200字程度です。基本情報の説明や意気込みを含めると、アピールポイントはほとんど話せません。
そのため、できるだけ簡潔にアピールポイントを伝えることが重要です。最も伝えたいキーワードとなる言葉やエピソードを1つだけ盛り込んで、自己紹介を作成しましょう。
すべてを知ってもらおうとするのではなく、面接官が「そのキーワードが気になる」と思わせるような内容を意識してみてください。
限られた時間で的確に長所や成果を伝えれば、社会人にとって大切な説明能力を兼ね備えていると判断されて良い評価につながります。
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「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
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②1分間の自己紹介テンプレート
1分間の自己紹介テンプレート
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では、〇〇を学んでいます。
私は学生時代に〇〇【ガクチカ】という活動をおこなっています。この活動では〇〇【成果・結果】を達成するために、〇〇【挫折・失敗】という課題に対して〇〇【改善策】という方法を実践しました。
この経験から、〇〇【長所】が自分の強みだと自負しています。御社ではこの強みを活かして、〇〇職として貢献していきたいです。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
1分間で話せる文字量は250〜300字程度です。
1分間のテンプレートでは、30秒の自己紹介より話せる時間が長くなった分、キーワードやエピソードの具体的な部分を説明できるのが理想です。
「達成するまでの過程」「なぜその強みを発揮できたのか」などを端的に説明できると、面接官にあなた=〇〇な人というイメージを持ってもらうことができるため印象に残りやすくなります。
また、応募企業で活躍できるイメージを持ってもらえるような1文を追加するのも重要なポイントです。自分の強みが企業の求めるものと合っていれば、入社後の活躍イメージが付きやすいため、一緒に働きたいと感じてもらえる可能性が高いでしょう。
1分間の自己紹介の詳しいコツはこちらの記事で解説しています。例文も紹介しているので参考にしてください。
- 部活やアルバイト、ゼミなど伝えたいエピソードが多すぎて、自己紹介がまとまりません……。
今も毎日継続しているエピソードに絞ろう
伝えたいエピソードが多くあることは良いことです。しかし、最初の自己紹介で伝えるエピソードは1つに絞りましょう。絞るときのコツは、今も毎日継続的におこなっている活動にすることです。
たとえば、自分が好奇心旺盛な人物であるという自己紹介をする場合、まずはその特徴を表すためにゼミに関する具体的なエピソードを一つ伝えます。そしてほかにも部活、アルバイト、ボランティアなどに対しても、その好奇心旺盛さを発揮しながら挑戦してきたことを簡単に伝えてみましょう。
上記のように、それぞれのエピソードに関しては詳しく伝えずに、いろいろなことに興味を持つ性格であるということをアピールできます。ほかのエピソードの存在を簡潔に示唆することで好奇心旺盛な人柄を伝えられるでしょう。
③2分以上の自己紹介テンプレート
2分以上の自己紹介テンプレート
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
大学では、〇〇を学んでいます。
私は学生時代に〇〇【ガクチカ】という活動をおこなっています。私は、〇〇【役割】という立場で約〇年間【期間】活動に尽力してきました。具体的には、〇〇【成果・結果】を達成するために、〇〇【施策】を実施しました。この活動のなかでは〇〇【挫折・失敗】という課題があり、とても厳しい状況に追い込まれることもありました。
しかし、私は諦めることなく〇〇【改善策】という方法を提案し、実施しました。この結果、〇〇が〇〇【結果】になり、周囲からも「素晴らしかった」と評価をいただくことができました。この経験から、〇〇【長所】を身に付けることができたと感じています。
御社の〇〇【志望理由】という点に非常に魅力を感じています。そのなかでも、特に〇〇【プロジェクト名など】に興味関心があり、私の強みである〇〇を活かして、貢献したいと考え、この度応募させていただきました。将来的には〇〇の分野でスペシャリストとして活躍できるように努力してまいります。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
2分以上の分数で指定された場合は、500文字程度で話す必要があります。1分間の自己紹介のときには伝えきれなかった、もう一歩踏み込んだ志望動機や自己PRなどを盛り込むことを意識しましょう。
30秒や1分の自己紹介とは違い時間に余裕があるため、だらだらと話してしまいがちですが、相手が理解できる内容で作成することが必要不可欠です。長い自己紹介の場合は、挨拶と基本情報についてを全体の1割、アピールポイントについてを全体の4割、志望理由について話すのを4割、意気込みに1割など、端的にわかりやすい構成を心掛けましょう。
企業によっては5分で自己紹介を話すように指示がある場合もあります。以下の記事では5分で自己紹介を話すときのコツをまとめていますので参考にしてみてください。
学生時代力をいれたこと別の自己紹介のテンプレート
自己紹介でガクチカを伝えることで、どのようなことに熱中できる人なのか、どんな分野に興味関心がある人なのかを伝えることができます。ここからは、自己紹介のガクチカ別テンプレート例文を紹介します。
自己紹介の始まりから終わりまでどのような内容を盛り込んでいるのか、どのような流れで具体的なガクチカを話しているのか参考にしてみてください。
自分自身のガクチカを当てはめて、あなた独自の自己紹介を完成させてみてくださいね。
部活動
30秒間の自己紹介テンプレート(部活動)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は中学生のときにサッカーを始め、大学でも4年間サッカー部に所属していました。サッカー部では部長として、県大会ベスト4という結果を残すことができました。
この経験から、私の強みはリーダーシップだと自負しています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
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私は中学生のときにサッカーを始め、大学でも4年間サッカー部に所属していました。
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この経験から、私の強みはリーダーシップだと自負しています。御社では、このリーダーシップを活かして営業職として活躍していきたいです。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
リーダーシップが強みであることの理由が経験を交えて伝えられており、論理的でわかりやすい自己紹介です。また、営業職志望であることもアピールできており、企業研究をしていることや志望度の高さも伝わりますね。
部活動経験をアピールしたい人はこちらの記事もおすすめです。部活動を自己PRでアピールする方法を解説しています。
サークル活動
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本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では心理学を学んでいます。
私は大学4年間音楽サークルに所属し、バンドのボーカルとして昨年11月の文化祭で3曲の新曲を披露しました。
この取り組みから私の強みはやり遂げる力だと自負しています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
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本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では心理学を学んでいます。
私は大学4年間音楽サークルに所属し、バンドのボーカルとして活動していました。
サークル活動では、文化祭のステージを成功させるためにレッスンスタジオに通いつめ、新曲を10曲ほど作りあげて文化祭で披露しました。
この目的達成に向けた取り組みから私の強みはやり遂げる力だと自負しています。御社では、このやり遂げる力を活かして活躍していきたいです。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
「やり遂げる」には、「困難が長く続いたがあきらめずに取り組み続けて結果を出した」という継続性のニュアンスが含まれます。「この目的達成に向けた取り組みから私の強いはやり遂げる力だ」とするのはやや誇張表現に感じられるため注意しましょう。
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私はWeb制作会社のインターンにてランディングページ(LP)の制作を任されました。さまざまなLPを研究して作成した結果、社員の方に良い評価をいただくことができ、とても良い経験をできたと感じています。
この経験から私の強みは探求心だと自負しています。
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私はWeb制作会社のインターン経験からWeb業界に就職したいと考えています。インターンではLPの制作を任されて、インターン期間の2週間で作成したものを社員の方から褒めていただけました。LPの作成にあたり、さまざまなLPを研究した結果から良い評価をいただいたと思っています。
この経験から私の強みは探求心だと自負しています。御社でも、この探求心を活かしてWebデザイナーとして活躍していきたいです。
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自分から研究するという積極的な姿勢が好印象で、入社後も自発的に仕事をしてくれそうだなと想像できます。1分間なのでもう少し内容を追加するとしたら、どういう点を褒めてもらえたのか、具体的に話すとより魅力が伝わりやすいかもしれませんね。
ゼミ
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本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私はゼミで行動心理学に関する研究をおこなっています。このノウハウを活かし、マーケティング会社でのアルバイトにて広告宣伝費を10%削減しながら、売り上げを15%向上させることができました。
この経験から、私の強みは学んだことをいろいろな分野へ展開できる能力だと自負しています。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は大学で心理学を学んでおり、ゼミでは「人間の行動心理学」に関する研究をおこなっています。この研究のノウハウをマーケティング会社でのアルバイトに活かした結果、広告宣伝費を10%削減しながら、売り上げを15%向上させることができました。
この経験から、私の強みは学んだことをいろいろな分野へ展開できる能力だと自負しています。御社では、この展開する能力を活かし、総合職としてさまざまな分野で活躍していきたいです。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
上記のように自己紹介で具体的な数字を出すことで、面接官はイメージが湧きやすくなるため、自分がアピールしたことが正しく伝わるようになります。
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本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は趣味としてランニングを継続しています。在学中にはフルマラソンにも挑戦し、ランナー全体の上位10%に入る3時間25分で完走することができました。
この経験から、私は毎日の努力を欠かさない継続力が強みだと自負しています。
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私は趣味としてランニングを欠かさずおこなっており、1週間のうち3日間は10kmのランニングをおこなってきました。さらに、練習の成果を活かしたいという想いからフルマラソンにも挑戦し、ランナー全体の上位10%に入る3時間25分で完走することができました。
この経験から、私は毎日の努力を欠かさない継続力が強みだと自負しています。御社では、この継続力を活かして長く活躍できる人材になりたいと考えています。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
続けることの大切さを得意な趣味で端的に示している良い事例ですね。「この経験から」という限定的な表現は使わず、「仕事においても継続する力は重要だと思うので」のような自然な言い方にすると良いでしょう。
自己紹介で趣味について話すべきか悩んでいる人もいるでしょう。下記のQAでは、無難な趣味についてや、そもそも自己紹介で趣味を伝えるべきかについて解説しています。
就活の自己紹介で言える、無難な趣味って何ですか?
就活面接の自己紹介で趣味のことは伝えるべきですか?
アピールする強み別の自己紹介のテンプレート
次は、自己紹介の強み別テンプレート例文です。
自己紹介に強みを盛り込むことで、面接官があなたの強みをイメージできるようになります。強みを理解した状態で質問をしてもらえるので、その後の面接をスムーズに進められるようになりますよ。
自分自身の強みを当てはめて、企業から好評価を得られる自己紹介を作成してみてくださいね。
責任感
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本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は野球部に所属しています。部の練習場所の手配や部費の管理など、練習以外のことも率先して実践したことから顧問の先生に評価され、副部長の役割を与えられました。
この経験から、私は与えられた仕事をやり遂げる責任感が強みだと自負しています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(責任感)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は野球部に所属しており、部の練習場所の手配や部費の管理など、練習以外のことも率先して実践してきました。責任のある役割を担ってきた経験が、顧問の先生からも評価され、副部長の役割を与えられました。
この経験から、私は与えられた仕事をやり遂げる責任感が強みだと自負しています。
御社では、この責任感を活かして顧客の役に立つ仕事をして活躍していきたいです。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
内容からは責任感のほかにも、面倒な仕事でも率先して引き受ける真面目さや誠実さが見受けられます。きっと部員からも頼られる存在だったと思うので、その点もアピールし、入社後は同僚から頼られる存在になり得る点をアピールしましょう。
責任感を強みに持つ人はこちらの記事もおすすめです。責任感の自己PR方法を解説しています。
向上心
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本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では情報工学を学んでいます。
在学中は、接客業のアルバイトに力を入れていました。アルバイトでの取り組みが社員の方に評価され、最終的にはアルバイトリーダーを任せていただくことができました。
この経験から、私は現状に満足しない向上心が強みだと自負しています。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
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本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では情報工学を学んでいます。
在学中は、接客業のアルバイトに力を入れていました。アルバイト先では常に自分の接客を見つめ直し、接客方法を改善しながら丁寧な接客を心掛けていました。この改善した接客の取り組みが社員の方に評価され、最終的にはアルバイトリーダーを任せていただくことができました。
この経験から、私は現状に満足しない向上心が強みだと自負しています。
御社でも、この向上心を活かしてお客さまから感謝されるような活動をしていきたいです。
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ガクチカだけでなく自己PRまでを一貫してアピールできている好印象な自己紹介です。この例文のように情報を盛り込むことで、面接官が聞くべきことが明確になり、後の面接でよりアピールしやすくなりますよ。
向上心をアピールしたい人はこちらの記事も参考にしましょう。
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30秒間の自己紹介テンプレート(協調性)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は10年間吹奏楽部に所属し、リーダーとして部をまとめてきました。全員の意見を尊重できる部活運営を心掛けてきた結果、昨年のコンクールでは3位入賞を果たすことができました。
この経験から、私はさまざまな意見を取り入れられる協調性が強みだと自負しています。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(協調性)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は中学から大学生までの10年間吹奏楽部に所属し、リーダーとして部をまとめてきました。吹奏楽は、さまざまな楽器の音で一つの音色を作っていく必要があるため、一人ひとりと向き合う時間を作り、全員の意見を尊重できる部活運営を心掛けてきました。その結果、昨年実施されたコンクールでは3位入賞を果たすことができました。
この経験から、私はさまざまな意見を取り入れられる協調性が強みだと自負しています。御社でも、この協調性を活かして多くの顧客に寄り添いながら活躍していきたいです。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
自分の行動とコンクール入賞の結果に直接的な因果関係があるような言い方は少し言い過ぎにも聞こえるので、無理に因果関係を示さず、協調性を重視したリーダーシップによって部員からの好意的な声や行動につながったことなどを示すのもおすすめです。
協調性をアピールしたい人はこちらの記事も参考にしましょう。
行動力
30秒間の自己紹介テンプレート(行動力)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学ではフランス語について学んでいます。
私はアメリカへ2カ月ほど留学をした経験から、現地の人と話せるような英語力を身に付けることができました。
この経験から、私は未知の世界へ飛び込める行動力が強みだと自負しています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(行動力)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学ではフランス語について学んでいます。
私は大学生の間にしかできない経験をしたいと思い、アメリカへ2カ月ほど留学をしました。事前情報は最低限の収集に留めて、現地の人との交流や知らない空気に触れることを意識し、現地の人と話せるような英語力を身に付けることができました。
この経験から、私は未知の世界へ飛び込める行動力が強みだと自負しています。御社でも、この行動力を活かして新規事業への挑戦にかかわりながら活躍していきたいです。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
「新規事業への挑戦にかかわる」と事業に絡めた内容を伝えられており、企業研究したことが伝わる自己紹介です。この例文のように「どのように活躍したいか」を入れることで、入社の意欲も伝わりますね。
行動力をアピールしたい人はこちらの記事もおすすめです。
計画性
30秒間の自己紹介テンプレート(計画性)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。私は大学で建築学を学んでいます。
ゼミでは、構造物の耐久試験について研究をおこなってきました。途中でトラブルが起きてもスケジュールを見直すことで、予定通りに研究結果を発表することができました。
この経験から、私はゴールから逆算して結果を出す計画力が強みだと自負しています。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(計画性)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。私は大学で建築学を学んでいます。
ゼミでは、構造物の耐久試験について研究をおこなってきました。その研究では、研究結果の発表日から研究スケジュールを逆算して試験を計画的におこなう必要がありました。研究の成果が思ったように現れないこともありましたが、その際もスケジュール管理や情報収集の方法を見直し、予定通りに研究結果を発表することができました。
この経験から、私はゴールから逆算して結果を出す計画力が強みだと自負しています。御社でも、この計画力を活かして活躍していきたいです。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
計画性をアピールしたい人はこちらの記事も参考にしましょう。
- エピソードが専門的で、自己紹介を1分でまとめるのが難しいです……。
エピソードから得たことを起点に説明しよう
まず、あなたが一番に伝えたいことは何でしょうか。取り組んできた内容を発表したい? 成果を知ってもらいたい? 自己紹介は、自分の取り組みを発表する場ではなく、そこから何を得たかを伝えるのが重要です。
そう考えると、取り組みの専門的な内容をまとめるときには、何を得たのかを起点に、強みがアピールできるようなエピソードを中心にまとめると良いですよ。会社と取り組みの内容が関係ないのなら、専門用語を避けて、面接官が興味を持ってもらえるように噛み砕いた表現を心掛けてくださいね。
リーダーシップ
30秒間の自己紹介テンプレート(リーダーシップ)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
大学では剣道部に力を入れており、主将としてチームをまとめていました。部ではコミュニケーションを意識的に取るようにした結果、団体戦で県大会優勝を果たすことができました。
この経験から、私はチームを引っ張るリーダーシップが強みだと自負しています。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(リーダーシップ)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
大学では剣道部に力を入れており、主将としてチームをまとめていました。当時のチームでは、コミュニケーション不足が問題として挙げられ、解決策としてチーム練習を増やす、合宿の実施などをおこないました。その結果、コミュニケーションが円滑に図れ、団体戦では県大会優勝を果たすことができました。
この経験から、私はチームを引っ張るリーダーシップが強みだと自負しています。御社でも、このリーダーシップを活かして配属先のチーム活性化に貢献していきたいです。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
チームの課題に対して実施した策と県大会優勝という結果に無理に因果関係を示さず、リーダーとして実際におこなった日々の行動やそれに対するメンバーの言動の変化をありのまま記載するとさらに良くなると思います。
忍耐力
30秒間の自己紹介テンプレート(忍耐力)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は大学在学中にアルバイトで塾講師をしていました。勉強に身が入らない学生にも根気強く勉強を教え続け、5人中4人の生徒が平均点を超える点数を出せるまでに成長してもらうことができました。
この経験から、私はどんな場面でもあきらめない忍耐力が強みだと自負しています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(忍耐力)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では物理学を専攻しています。
私は大学在学中にアルバイトで塾講師を経験していました。塾ではなかなか勉強に身が入らない学生に対して、コミュニケーションを取りながら授業外の時間でも根気強く勉強を教えてきました。その結果、5人中4人の生徒が平均点を超える点数を出せるまでに成長してもらうことができました。
この経験から、私はどんな場面でもあきらめない忍耐力が強みだと自負しています。御社でも、この忍耐力を活かしてどんな仕事にも挑戦しながら貢献していきたいです。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
塾講師の経験から、生徒を引っ張るリーダーシップや、指導力をアピールするのではなく、忍耐力をピックアップした点がユニークですね。若手の頃は忍耐強く仕事に取り組み、将来的には部下を引っ張る求心力のある人材と想像してもらえそうです。
忍耐力をアピールしたい人はこちらの記事も参考にしましょう。
業界別の自己紹介のテンプレート
業界別の自己紹介のテンプレート
次に、自己紹介の業界別テンプレート例文を紹介します。
自己紹介から業界や業種への強い興味・関心をアピールして「入社後も活躍してくれそうだな」と面接官に思ってもらえるように、ぜひ確認してみてください。
自分の興味・関心が高い業界を当てはめて、業界への強い想いがアピールできる自己紹介を作成してみてくださいね。
商社
30秒間の自己紹介テンプレート(商社)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は東南アジア文化についての卒業論文を執筆し、研究室の代表に選ばれた経験があります。東京で開催された発表会への参加も良い経験となりました。
御社では、東南アジアでのビジネス展開を考えていると伺い、これまでの知識を活かしていきたいと考えています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(商社)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私はもっと広い視野を持ちたいという気持ちから、アメリカや東南アジアなどさまざまな文化に触れてきました。そのなかでも、東南アジアの文化について特に関心を持ち、大学での卒業論文でも研究をおこないました。卒業論文は、研究室の代表に選ばれ、東京で開催された発表会にも参加をしました。
御社では、東南アジアでのビジネス展開を考えていると伺い、私が大学4年間で学んだ広い視野や東南アジアへの知識を活かしていきたいと考えています。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
企業が展開するビジネスに合わせて自己紹介をしていて、志望する熱意が伝わる良い自己紹介ですね。この例文のように、企業が何を求めているのかを把握して自己紹介の内容を考えると、高評価につながります。
商社志望の人はこちらの記事もおすすめです。志望動機の考え方を解説しています。
金融
30秒間の自己紹介テンプレート(金融)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は演劇部で経理担当をしており、1年間責任を持って部費をを管理してきました。期末の決算時には1円のずれもなく、役目をまっとうすることができたと思っています。
この経験からも、金融業界にて強みとしている責任感を活かして活躍したいです。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(金融)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では経済学を専攻しています。
私は演劇部で経理担当を任されており、部員の交通費や大会費用などを細かい帳簿につけて管理していました。1年間責任を持ってお金を管理した結果、期末の決算時には1円のずれもなく、役目を終えることができました。顧問の先生からも「経理担当を〇〇さんにして良かった」と言っていただきました。
この経験から、顧客に損害を与えないよう最大限配慮する必要がある金融業界にて、強みとしている責任感を活かして活躍したいと考えています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
志望する金融業界に合ったエピソードですね。「責任を持ってお金を管理した」とは、具体的にどのような行動で実践したのか、何をもって「責任を持って」といえるのかなどの疑問に答えられる具体的な表現があると説得力が増すでしょう。
金融業界の選考で話す自己紹介を考える際は、こちらの記事で業界研究をしておきましょう。
広告・出版・マスコミ
30秒間の自己紹介テンプレート(広告・出版・マスコミ)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は趣味で小説を書いています。在学中には新聞社が主催している文学賞に応募し、応募500作品中の20作品に選んでいただくことができました。
これまでの文章を書いてきた経験を活かし、御社の出版担当としてさまざまな本や雑誌に携わりながら貢献していきたいと考えています。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(広告・出版・マスコミ)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
私は趣味で小説を書いています。大学在学中に、これまでの経験を誰かに評価してもらいたいという想いから、新聞社が主催している「家族」をテーマにした文学賞に応募し、応募500作品中の20作品に選んでいただくことができました。
これまでの文章を書いてきた経験を活かし、御社の出版担当としてさまざまな本や雑誌に携わりながら貢献していきたいと考えています。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
出版業界の末席にいる身としては、小説を書きあげることの大変さが理解できるので、継続力や忍耐力のある人だと感じます。
ただし、趣味と商業はまったく違うものなので、文章を書いた経験よりも、小説を書くときの情報収集能力をアピールしたほうが、面接官には「この業界、わかってるな」と伝わりますよ。
広告業界や出版業界に興味がある人は、こちらの記事で志望動機の書き方をマスターしましょう。
広告業界
例文7選|広告業界で勝ち抜く志望動機の書き方と差別化のコツ
出版業界
出版社への就職を叶える5つの必須準備|トレンドや選考対策も解説
小売
30秒間の自己紹介テンプレート(小売)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
大学在学中は、ドラッグストアのアルバイトに力を入れていました。アルバイトではお客さまから念入りにお話を聞いたうえで商品を提案した結果、社員の方から評価していただくことができました。
この経験から、私は御社でもお客さまに最適な価値提供をしていきたいと考えています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(小売)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
大学在学中は、ドラッグストアのアルバイトに力を入れていました。アルバイトではお客さまによって欲しい商品が異なるため、念入りにお話を聞いたうえで商品をおすすめし、わからない点は社員の方に確認したうえで商品の提案するように努力していました。その努力を認められた結果、時給アップにつなげることができました。
この経験から、私は御社でもお客さまに最適な商品を提供して満足していただけるような価値提供をしていきたいと考えています。
本日は強みの〇〇を活かして、私自身のことをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
努力をしたプロセスだけでなく結果についても触れられており、説得力がある自己紹介ですね。この例文のようにプロセスと結果をセットで伝えることで、「入社後どのように貢献したいか」の説得力が増しますよ。
官公庁・公社・団体
30秒間の自己紹介テンプレート(官公庁・公社・団体)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では構造力学を専攻しています。
私は日本全国で老朽化が進んでいる道路に興味を持ち、構造力学における非破壊検査の研究を進めてきました。
この研究は、道路の管理をおこなっている御社で活かせる私の強みだと考えています。
ぜひ御社の一員になりたいと思っているので、本日はよろしくお願いします。
1分間の自己紹介テンプレート(官公庁・公社・団体)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。大学では構造力学を専攻しています。
私は建設業界で働く父の影響で橋やダムといった構造物に興味を持ち、構造系の分野を勉強しています。そのなかでも、日本全国で老朽化が進んでいる道路に興味を持ち、構造力学における非破壊検査の研究を進めてきました。
この研究は、老朽化が進んでいるインフラ全般に貢献できる内容だと考えています。特に道路の管理をおこなっている御社で活かせると考えており、利用される方のお役に立てるように貢献したいと思っています。
本日は私のことを精一杯伝えられる時間にしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
応募企業の業界と自分の専攻に強い関連があることを示す、自然な自己紹介ですね。せっかく専門分野を勉強しているのですから、どのような形でその知識を応募企業の事業に活かせると考えているか、アイデアを例示できるとさらに良いと思います。
転職活動用! 経験に合わせた自己紹介のテンプレ-ト
転職活動用! 経験に合わせた自己紹介のテンプレ-ト
- 経験を活かした同業界・同業種での転職
- 未経験の異業種への転職
ここまで新卒の就活面接で活用できる自己紹介のテンプレートを紹介してきましたが、この記事を読んでいる人のなかには、転職活動中という人もいるでしょう。
転職活動の面接では、新卒とは違った内容を盛り込む必要があります。たとえば、前職での経験や身に付いたスキル、どのような成果を上げたことがあるのかなどです。
ここからは、転職活動の面接の自己紹介に活用できるテンプレートを紹介していくので、自身の状況に近いものを参考にしてみてくださいね。
中途面接の自己紹介の詳しい作成方法については下記の記事で解説しています。
経験を活かした同業界・同業種での転職
30秒間の自己紹介テンプレート(経験を活かした同業界・同業種での転職)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇株式会社で法人営業を5年担当しておりました、〇〇と申します。
中小企業向けのSaaS営業を通して、顧客ごとの課題に応じた提案、そして信頼関係の構築に力を入れてきました。今後もこの経験を活かして、貴社でも即戦力として営業目標に貢献したいと考えています。
本日は、私が前職で培ってきた営業スキルや考え方が、貴社でどのように活かせるかお伝えできればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
1分間の自己紹介テンプレート(経験を活かした同業界・同業種での転職)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇株式会社で法人営業を5年担当しておりました、〇〇と申します。
これまで、中小企業向けにSaaSプロダクトの提案営業をおこない、年間で約40社を担当してまいりました。
特に、商談前の課題についてのヒアリングと、提案書の個別カスタマイズに力を入れており、初回提案からの受注率は平均より20%程度高い実績があります。また、顧客との信頼関係を構築し、アップセルや継続契約につなげることも得意です。
こうした営業活動を通して培った提案力と、継続的な関係を構築できるコミュニケーション力を、貴社の営業職でも活かしたいと考えております。
本日は、これまでの取り組みや成果をもとに、どのように貴社に貢献できるかお話しできればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
経験を活かした転職における自己紹介では、職歴や実績を簡潔に伝え、自身の強みが応募企業でどう活かせるかを具体的に示すことが重要です。
併せて、成果やエピソードはなるべく具体的に述べ、他社名は「前職」などに言い換えることで、応募先への関心や適応力が伝わる構成を心掛けましょう。
未経験の異業種への転職
30秒間の自己紹介テンプレート(未経験の異業種への転職)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇株式会社で事務職として3年勤務しておりました、〇〇と申します。
前職では社内問い合わせ対応やマニュアル整備など、周囲の業務効率を高めるための役割を担ってまいりました。
今後はこれまでに培ったサポート力を活かして、ユーザーに寄り添った支援ができる仕事に挑戦したいと考えております。
本日は、未経験の分野に挑戦したい理由や、貴社で活かせる私の強みについてお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
1分の自己紹介テンプレート(未経験の異業種への転職)
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇株式会社で事務職として3年勤務しておりました、〇〇と申します。
前職では、社内問い合わせ対応やマニュアル整備、業務フローの見直しなどを通じて、周囲の業務効率を高めるためのサポート業務に取り組んでまいりました。
特に、業務に関する属人化の解消や、後任への引き継ぎを円滑にする仕組みづくりに力を入れていました。
今後は前職の経験で培ったサポート力や、状況に応じて柔軟に対応する力を活かして、より多くのユーザーに役立てる仕事に挑戦したいと考えております。
本日は、未経験の分野に挑戦したい理由と、貴社に対してどのように貢献できるかを具体的にお話しできればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
未経験の異業種への転職の自己紹介では、まず自分の強みを「業界を超えて活かせるスキル」として語ることが大切です。前職で培った経験を新しい環境にどう応用できるかを具体的に示し、同時に学習意欲や柔軟さを強調すると安心感を与えられます。
専門用語を使いすぎず、相手にわかりやすい表現を心掛けることも重要です。
上級者向け! テンプレートを活用した自己紹介で好評価を得る方法
テンプレートを活用した自己紹介で好評価を得る方法
- アピールポイントは成果や結果が示せるものを選ぶ
- 業界や企業に合う強みをアピールする
- 意気込みは企業ごとに合った将来像を示せるようにする
テンプレートに経験やエピソードを入れ込んだだけでは、独自性に欠けた自己紹介になってしまいます。
ほかの学生と差をつけてあなたをより印象付けるには、テンプレートをうまく活用する方法を知っておく必要があるのです。
そこで、テンプレートを活用した好評価を得る方法を3つ解説します。テンプレートをうまく使い、面接官に自分の魅力が伝わる自己紹介を作成していきましょう。
①アピールポイントは成果や結果が示せるものを選ぶ
成果や結果が示せるエピソードをテンプレートに当てはめられれば、あなただけの魅力が伝わる自己紹介が作成できます。
成果や結果として数値に表れているものは、あなたが頑張ってきた証拠です。そのため、あなたにしか話せないガクチカとしてアピールできるので、周りの学生と比べても面接官の印象にも残りやすいのです。
また、自己紹介では成果や結果に至った詳しい理由までは説明できないので、「どうやってその成果や結果に至ったんだろう」という興味・関心を引くこともできます。
面接官のほうから成果や結果に関する質問をしてもらうことで、あなたのエピソードがより伝わりやすくなりますよ。
自己紹介では、面接官に自分という人物に興味を持ってもらうことが重要です。自分という人材の個性や特長に興味を持ってもらうには、ガクチカをアピールするのがわかりやすく効果的であるため、自己紹介にはガクチカが重要なのです。
②業界や企業に合う強みをアピールする
企業の特徴や社風などとマッチしている学生は、「入社したら長く活躍してくれそう」という印象につながります。また、これは業界にも言えることで、業界への興味関心が強く具体的にイメージできている学生に対しても同じように長期での活躍を期待できるのです。
そのため、自己紹介のテンプレートには企業に合った強みや業界に関するアピールを盛り込むと良いでしょう。たとえば、「私の強みである〇〇を御社の△△業務で活かし、一刻も早く貴社の戦力となれるように努力してまいります」などの文章を盛り込むと、強みのアピールができます。
企業に自分の強みが合っているかどうかは、以下のような方法で確認ができるので参考にしてみてください。
企業が求める人材を確認する方法
- 会社のHPや採用サイトを見てみる
- 説明会へ参加して会社の雰囲気を確かめる
- OB・OG訪問から社員の人柄を見てみる
面接の時点では学生なので、実務でその人の能力を判断することができません。自己紹介の中にその業界や職種にアピールできる強みがあれば、入社後の活躍をイメージできて、採用につながりやすくなるでしょう。
③意気込みは企業ごとに合った将来像を示せるようにする
自己紹介の最後に伝える意気込みに関しては、すべての企業で使えるような内容ではなく、その企業ならではの内容にすることでより魅力的な自己紹介になります。
たとえば、「とにかく頑張ります! 成長できるように学びます!」などの意気込みは、抽象的で熱量が感じられず、企業に刺さりにくいです。
そのため、「御社の営業部に配属された際には、〇〇というミッションに対して貪欲に向き合い必ず貢献いたします」のように、その企業ならではの内容を盛り込んだ意気込みにしましょう。
アドバイザーからワンポイントアドバイス自己紹介では具体的な数値を盛り込んで再現性をアピールしよう!
高尾 有沙
プロフィールを見る最も効果的なアピール方法は、①成果・結果を示す選び方です。その際に「数値」「施策の前後比較」「成功の再現条件」をセットで語ることで、その経験が「なぜこの業界や企業で活きるのか」という翻訳と、「将来どのように貢献できるか」という展望までを一度に示すことができます。
たとえば、過去に非常に好印象だったアピールに「コミュニティ運営において、メンバーの継続率を20%から35%へ引き上げた経験があります。従来の離脱要因を分析・分類し、オンボーディングのプロセスを再設計することで実現しました。この経験は、御社の〇〇事業における顧客の初月体験を改善するうえで再現可能だと考えており、入社後はA/Bテストの設計やVOC(顧客の声)を収集する基盤づくりに貢献したいです」というものがありました。
短い時間を有効活用! 入社後の活躍イメージを伝えることを意識しよう
この伝え方は、約90秒という短い時間のなかで事実・解釈・転用の流れが非常に滑らかであり、候補者が即戦力として活躍する姿と、入社後にどう仕事を進めるかのイメージを、具体的かつ同時に伝えることに成功していました。
自己紹介でテンプレートを使うときの注意点
自己紹介でテンプレートを使うときの注意点
- テンプレートの構成を崩さない
- テンプレートのエピソードをそのまま使わない
- アピールポイントを詰め込みすぎない
ここまで説明したように、テンプレートに自分の経験や強みを当てはめることで、自己紹介を簡単に作ることができます。
しかし、テンプレートを使用する際には注意点もあります。この注意点を理解しておかなければ、あなたの魅力は正しく伝わらず人柄や経験をアピールすることができません。
そこで、自己紹介のテンプレートを使用する際の注意点を3つ解説します。あなたの魅力を最大限表現できるように、注意点を理解して正しくテンプレートを活用していきましょう。
①テンプレートの構成を崩さない
自己紹介テンプレートはいろいろな構成を試したうえで、最適な形としてテンプレート化されています。それを無視してしまうと、面接官に魅力が伝わらない自己紹介になってしまいます。
たとえば、テンプレートを無視して基本情報を話す前に意気込みを話してしまうと、面接官からは「そもそもあなたはどんな人なの?」と思われてしまいますよね。
面接の限られた時間では、いかに効率よく自分の魅力を伝えるかが重要になってきます。
効率よく魅力を伝えられる型として作成されたテンプレートは、基本的には崩さずに自己紹介を作成するようにしましょう。
テンプレートを無視して自己紹介をしてしまうと、論理的ではなくなり伝わりづらい構成になってしまいます。自分をきちんとアピールできるように、すでに完成されているテンプレートの構成はそのまま使いましょう。
②テンプレートのエピソードをそのまま使わない
自己紹介の本番で、テンプレートを一言一句そのまま使用してはいけません。
あくまでテンプレートはあなたの魅力を伝えるための型にしか過ぎません。自分だけの経験や強みを交えることで、あなた自身の魅力が伝わります。
テンプレートに自分だけのガクチカや強みを盛り込んで、オリジナリティのある自己紹介を作り出しましょう。
強みがわからないという人は、強みを見つける自己分析についてこちらで解説しています。自己分析から自分はどんな強みがあるのか確認してみてください。
もし同じテンプレを使用して、まったく同じ自己紹介をする人がいた場合、面接官はびっくりすると同時に、「これは自分で考えていないな」とすぐにバレてしまいます。印象も悪くなってしまうので、テンプレを使いつつ、人とは違う自分の言葉も入れましょう。
③アピールポイントを詰め込みすぎない
自己紹介でたくさんのことをアピールしたいからといって、エピソードを詰め込みすぎるのも注意ポイントとして挙げられます。
自己紹介はあくまであなたのことを知ってもらう場であり、強みを説明する自己PRとは違います。そのために伝える内容を絞った型としてテンプレートにしているのです。
「強みもガクチカも業界への関心もあります」と、いきなり多くの情報を話してしまうと、逆に何を話していたか記憶に残りません。
「自分の魅力を知ってほしい」という気持ちはわかりますが、面接官はまずあなたの基本情報を知りたいと思っています。
テンプレートのアピールポイントは、自分が最も伝えたい内容に絞って自己紹介を作成しましょう。そうすることで、「この人の強みやガクチカはここなのか」と面接官に印象付けることができますよ。
アドバイザーからワンポイントアドバイス自己紹介の目的は「自分の魅力を伝えること」
田邉 健
プロフィールを見る自己紹介のテンプレートを暗記しようとしている学生は要注意です。
ここまでに紹介された注意点を踏まえて、テンプレートを活用した自己紹介を暗記するまで練習しようと考えている学生もいますよね。たしかに、自己紹介を暗記をしておけば、緊張する面接でも自分の強みをスムーズに伝えやすくなります。
しかし、面接対策として自己紹介を暗記することはおすすめできません。自己紹介を暗記してしまうと、「暗記したことを正しく伝えること」が目的になってしまいます。すると、自己紹介の目的である「自分の魅力を伝えること」から逸れてしまうのです。
覚えることが目的になると危険! 自分の言葉で伝えることを意識しよう
過去に支援した学生のなかに、面接で緊張してしまい覚えたことを忘れて、何も言葉が出てこなくなってしまったという人もいました。覚えること・覚えたことを伝えることが目的になってしまうと、言葉が出てこない事態に陥ってしまうのです。
自己紹介のテンプレートは活用するものの、丸暗記をするのではなくキーワードや構成を覚えるように意識しましょう。そして、面接では自分の言葉で伝えるように実践をすることが重要です。
そもそも面接の自己紹介はなぜ重要?
ここまで、面接の自己紹介における注意点について解説してきましたが、そもそも、面接の自己紹介はなぜ重要なのでしょうか。
重要性を理解しなければ、自己紹介で何を意識して伝えれば良いのかわかりません。その状態では、自己紹介テンプレートにどんな経験やエピソードを当てはめれば良いかがわからず、印象に残るものは作成できないかもしれません。
面接官に好印象を与えるためにも、自己紹介の重要性を理解しておきましょう。
①面接を良い雰囲気で始められるようにするため

「初頭効果」という心理学の傾向があり、第一印象は面接全体での印象や雰囲気に大きな影響を与えます。
初頭効果
第一印象でのイメージがそのあとの印象にも大きな影響を与えるという心理学の用語
第一印象は覆すのが難しく、良い雰囲気を作れなければ「この人は自社には合わないかもな」と思われてしまい、面接を有利に進めることができません。
逆に良い雰囲気を作り出すことができれば、緊張感が取れてリラックスした状態で面接に臨めるため、質問への回答もスムーズに答えられるようになります。
結果的に、自己紹介後の質問への回答が好評価につながり、面接を突破する確率が高くなります。
以上のように、自己紹介には面接の結果を左右する雰囲気作りの役割もあるのです。
良い雰囲気を作るのは、自己紹介の内容だけではありません。話し方・姿勢・身振り手振りなどのトータルで、面接官の印象が変わります。
特に姿勢と身振り手振りは、自分では気付かない癖があるので、友人同士で確認し合うのもおすすめです。
身振り手振りの効果的な使い方はこちらの記事で解説しているので、事前に確認しておきましょう。
②お互いのことを理解するため
面接官は面接が始まるまで、あなたの情報を書類上でしか判断できません。
そのため、自己紹介を通して「人柄」「今までの経歴」「面接への想い」などの直接話さないと見えない部分を知りたいと考えています。
初対面でどんな人なのかわからないままでは「自社に合っていそうか」という判断をすることができませんよね。
将来的に会社の一員として働いてくれる人かどうか、見極めるための第一段階として、基本的な情報を把握しようとしているのです。
面接官は、自己紹介からおもに自社が望む人物像に合っている学生かどうかを見ようとしています。加えて、学生が自分自身をどのようにとらえているかの自己認識力についても、冷静に判断しようとしているのです。
自己紹介で見られているポイントは?
自己紹介で見られているポイントは?
- 学生の人柄や雰囲気
- 論理的に説明する能力
- 基本的なマナー
面接官に好印象を与えるには、自己紹介で見られているポイントを理解しておく必要があります。
このポイントを理解していないと、自己紹介テンプレートに余計な内容を当てはめてしまい、効果的な自己紹介にはなりません。
そこで、自己紹介で見られているポイントを3つ解説します。テンプレートを活用した自己紹介で好印象を与えるためにも、面接官はどこを見ているのかという点をしっかり理解しておきましょう。
①学生の人柄や雰囲気
面接官が自己紹介で確認したいのは、学生の人柄や雰囲気が自社に合っているかどうかという点です。業界や職種など、企業ごとに求めている人材の人柄や雰囲気は変わってきます。
たとえば、顧客対応が多い営業職では、相手に安心感を与える明るさや誠実さを持ち、かつ柔軟なコミュニケーションができることが重視されます。その一方で、社内調整やデータ管理が中心の事務職では、丁寧さや着実に物事を進められる人を求めている傾向があるのです。
そのため、面接官は自己紹介から人柄や雰囲気を判断して、自社で長く活躍できる人材かどうかを見ています。
②論理的に説明する能力
自己紹介では、限られた時間のなかでわかりやすく伝えるための論理的な説明能力も見られています。
社会人になると会議や打ち合わせなど、与えられた時間のなかで仕事での課題や解決策を説明しなくてはなりません。
上記のような説明能力が、現時点で備わっているかどうかという点も面接では評価されているのです。
そのため、面接の自己紹介では限られた時間の中でも自分の魅力が伝わるように話す必要があります。
自己PRや志望動機だけでなく、自己紹介でも論理的に説明する能力があるか見られています。自分が伝えたいことを一方的に伝えるのではなく、面接官が知りたいことをわかりやすく論理立てて伝えましょう。
③基本的なマナー
社会人になると、企業の顔として顧客やほかの企業などとやり取りする場面が増えてきます。そのため、面接では基本的なマナーを備えている人かどうかという点も見られています。
自己紹介で名前を名乗る、「よろしくお願いします」などの挨拶をするといった基本的なマナーができない人に、安心して仕事を任せることはできませんよね。
自己紹介でマナーを欠かしてしまうと、その時点で選考突破が難しくなるほど重要な要素といえるでしょう。
自己紹介の前から面接官は、名前や出身校などの基本情報をすでに把握しています。そうであっても、最初に名前と出身校などの基本情報を自分からはっきりと伝えるのが基本マナーです。マナーを守らずに自己PRを始めないように注意しましょう。
面接で見られる基本的なマナーはこちらの記事で解説しているので、好印象につなげるために確認しておきましょう。
アドバイザーからワンポイントアドバイス自分を客観視してわかりやすく自己紹介しよう
若林 宏美
プロフィールを見る自己紹介は、自分の人柄を面接官に知ってもらえるチャンスです。テンプレを使って、自分を効果的にアピールしましょう。人は緊張すると、話すスピードが速くなりがちです。早口は余裕がない印象を与えてしまうので、少しゆっくりと話すように心掛けるぐらいがちょうど良いですよ。
わかりやすく伝えるポイントは、「自分を客観視する」ことです。
ほとんどの人は、自分が理解していることを相手も理解していると思い込んでしまい、結果的に説明が相手に伝わりづらくなってしまいます。
自己紹介が相手に伝わる内容かどうか要チェック
自己紹介を作ったら、それが相手にきちんと伝わるかを、大学のキャリアカウンセラーなどに見てもらうのも一つの方法です。
声をかけられたときの返事や挨拶は、小さな声でなく相手に聞こえるようにはっきりと言いましょう。
「聞こえない」は「言っていない」と同義で、基本的なマナーがなっていないととらえられる可能性がありますよ。緊張しているときは、髪の毛を触る・顔を触る・時計を触るなど、自信がないように見える動作をしてしまいがちなので気をつけてください。
自己紹介で面接の流れをつかむ! テンプレートで魅力が伝わる内容に仕上げよう
自己紹介では、テンプレートに自分の経験や強みを当てはめることで、面接官に好印象を与えられるようになります。自己紹介で第一印象を良くしておくと、その後の面接の流れも良くなるため、気を抜かずに準備することが必要です。
一方で、テンプレートの構成やどんな内容を盛り込むべきかを正しく理解しておかないと、人柄が十分に伝わらなかったり、コミュニケーション能力が低い印象を与えてしまったりと、効果の薄い自己紹介になってしまいます。
自分のエピソードや経験が最大限活きるように、テンプレートをうまく活用して、自己紹介の段階から高評価を狙っていきましょう。
アドバイザーからワンポイントアドバイス自己紹介のテンプレートを活用して社会人に必要なスキルを身に付けよう
田邉 健
プロフィールを見る面接の第一印象を大きく左右する自己紹介で失敗しないために、テンプレートを活用して高評価を勝ち取ると意気込んでいる学生もいるのではないでしょうか。たしかに、内定獲得をするためには、自己紹介で良い第一印象を与えることが大切です。
しかし、ほかの学生と差をつけたいと思っている人は、入社した後に自己紹介がどのように活かせるのかまで考えましょう。入社後の自分を想像することで、目的意識が強くなり、より良い自己紹介を考えるきっかけになります。
面接官の立場に立って自己紹介の意図を理解しよう
そもそも、自己紹介とは「自分を知らない人に興味を持ってもらうため」にしますよね。自己紹介は面接のみならず、入社後に社内や取引先へ自己紹介をする機会も多くあります。
自己紹介に限らず、面接の形式や聞かれることは「入社後に必要だから」ということが多いです。面接官の立場に立って意図を把握することで、ほかの学生は気が付かないポイントを押さえて良い自己紹介につながりますよ。意図を考えることをぜひ実践してください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役
Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
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Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
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