この記事のまとめ
- 自己紹介と自己PRの違いは企業目線で考えるとわかりやすい
- 自己紹介・自己PRの準備で整理しておくべき内容は3つのみ
- 「自己PRを含めた自己紹介」は両方の要点を融合させたパターン
選考で頻繁に問われる自己紹介と自己PR。しかし、この2つは混同しがちな質問でもあります。「自己紹介と自己PRが違うことはなんとなくわかっているけど、明確な違いが何かわからない」という人もいるかもしれません。学生の中には「今更聞きづらい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
面接の基本でありながら、きちんと2つの違いを押さえられている学生は案外少ないものです。自己紹介と自己PRの違いがよくわからないまま面接に臨んでしまうと、準備不足と判断されてマイナス評価につながるリスクもあります。
自己紹介と自己PRはどの企業でも聞かれる定番質問なので、不安がある学生は早めに違いを確認しましょう。この記事ではキャリアアドバイザーの富岡さん、遠藤さん、若林さんのアドバイスを交えつつ、自己紹介と自己PRの違いについて解説します。
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自己紹介と自己PRは混同しがちな質問の一つ
「自分」をテーマにアピールをするという意味で、自己紹介と自己PRが混同してしまう学生は少なくありません。
両者の違いは、自己紹介が自分の基本情報を簡潔に伝える場、自己PRが強みを掘り下げてアピールする場だということです。
今回は、企業目線から見た自己紹介と自己PRを聞く目的や、評価時に見ているポイントなどを解説していきます。
自己紹介、自己PRのそれぞれの場面で整理しておくべき内容や、それぞれの参考例文なども併せて解説していくので、面接を見すえた準備としてこの記事を活用してみてくださいね。
記事の中盤では自己紹介、自己PRの例文と併せてキャリアコンサルタントが回答を作成するときのコツを解説。また、最後には自己PRを含めた自己紹介の対策も紹介しているので、2つの違いを理解したうえで、回答の作成に挑戦しましょう。
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自己紹介と自己PRの目的の違い
詳しくは後ほど解説しますが、自己紹介と自己PRの一番わかりやすい違いは「目的」です。自己紹介は企業が学生の人物像をつかむための質問である一方、自己PRは学生の持つスキルや企業での再現性を知るための質問といえます。
ここからは、自己紹介と自己PRの違いを解説します。
自己紹介:自身の人物像を知ってもらう
自己紹介とは、相手にあなた自身の基本的な情報を伝えるための挨拶を指します。もう少し具体的に言えば、あなたがどこの誰で何をしているのか、それを相手に文章で伝えることが自己紹介です。
自己紹介は初対面の相手へあなたの人物像を伝えるための手段であるとともに、コミュニケーション上の最低限のマナーでもあります。
自己紹介では、話し手自身のことについて簡潔にまとめることが大切です。具体的には所属や氏名、専門分野、趣味、特技、自己PRとなる活動概要などについてです。
自己紹介に含まれる内容
- 名前
- 大学・学部・専門分野
- 趣味や特技
- 自己PRの概要
面接における自己紹介は、学生のプロフィールの確認のためにおこなわれることがほとんど。しかし、面接官によってはアイスブレイクとして話題を広げる可能性もあります。
自己紹介の瞬間から面接が始まっていることを意識して、大きな声ではっきりと話しましょう。
好印象を残す自己紹介については、こちらの記事でも詳しく解説していますよ。こちらの記事もあわせて参考にして、より魅力力的な自己紹介を作成してみてくださいね。
関連記事
面接の自己紹介のOK・NG例|好印象を残せる3つのコツも解説
面接での自己紹介は、面接官へ自分をアピールする最初の場面です。何を話していいかわからず、事前準備に時間がかかるケースもあるでしょう。この記事では、面接で自己紹介するときのコツやOK回答例をキャリアコンサルタントとともに解説します。
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自己紹介は話す項目次第で個性や意欲をアピールできます。内容のバリエーションを増やすためには次の記事が参考になります。
就活の自己紹介で話すべき基本項目4選! 状況別の例文9選も紹介
自己紹介の質問には本人確認も含まれています。面接官の手元に用意している資料が確実に本人のものであるか、違う人が面接を受けに来ていないかを自己紹介を通して確認しています。
自己PR:自身の強みをアピールする
一方、自己PRは自身の特技や経験、能力などを強調し、それらを通じて企業に自身の価値を示すことを目的としています。
面接では主に、自分の強みをテーマに経験を掘り下げて話すことが求められます。自分がいかに志望する企業に必要な人材であるかをアピールすることが目的なので、自分の強みを企業でどのように活かし貢献できるのかを絡めて話すと効果的です。
自己PRに含まれる内容
- あなたの強みは何か
- 強みの「根拠」は何か
- 強みを就職後にどう活かすことができるのか
挨拶としての要素が強い自己紹介と比較すると、自己PRは短い時間で自分が企業にどんなメリットをもたらす人材なのかをアピールすることだといえます。すでに決まった基本情報を伝える自己紹介よりも話の論理性が重要になるので、要点を整理して話す力が求められます。
企業によっては自己PRを30秒で話すように指示が出る場合があります。以下の記事では30秒で自己PRを魅力的に伝えるコツを解説しているので参考にしてみてください。
関連記事
強み別12例文! 30秒の自己PRで魅力を最大限に伝えるポイント
30秒の自己PRで伝えるべき内容や具体的な作成方法を解説します。企業側が求める要素を盛り込んで、選考突破を目指せる自己PRを作成しましょう。また、強みごとに30秒の自己PRの例文を紹介。キャリアコンサルタントのアドバイスも掲載しています。
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自己PRについては以下の記事で詳しく解説しています。作成方法に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
自己PRとは? 職種別のおすすめテーマや書き方を解説|例文7選
自分の強みがわからず自己PRが書けないと悩んでいる人は以下の記事をチェックしてください。おすすめな自己PRと書き方をまとめています。
例文10選|大学生におすすめな自己PRの強み一覧と基本構成を紹介
自己PRで強みのアピール方法がわからない……と悩んでいる人は以下の記事を参考にしてください。強み別に例文と言い換えもまとめています。
強み別の自己PR例文17選|63の言い換えも活用して選考突破
自己紹介と自己PRで企業が見ているポイントの違い
自己紹介と自己PRで企業が見ているポイントはそれぞれ異なります。採用担当者によっては自己紹介をアイスブレイクと位置付けているケースもありますが、多くの場合自己PRも自己紹介もそれぞれ大切な役割があり、異なる観点で聞かれているのです。
この章では自己紹介と自己PRで企業が見ているポイントを解説するので、参考にして好印象を残せる内容を考えましょう。
自己紹介:第一印象と大まかな人柄
企業は自己紹介を通じて「応募者の第一印象」を中心に見ています。 日常生活でも、初対面の人の言葉使いや服装といった第一印象が、その人のイメージとして残り続けてしまう経験をしたことはないでしょうか。このような、最初に提示された情報に強く影響される心理的な傾向を「初頭効果」と言います。
つまり、自己紹介で悪い印象を与えれば、最悪の場合面接中にもそれをひきずってしまう可能性があります。そのため、その場に行けば話せると考えずに、話す内容を事前に整理しておくことが大事です。
また、自己紹介を通じて、ファーストインプレッションで伝わる人柄が評価されることがあります。「自己紹介だけでは内面は伝わらない」と考えているかもしれませんが、面接担当者は人を見抜くプロです。
学生が思っている以上に、自己紹介の内容や話し方から、大まかな人柄を把握しているのです。準備は怠らず、しっかりとおこないましょう。
- 採用担当者は自己紹介でどの程度人柄を見極められますか?
話し方やボディランゲージも含めて人柄を推測する
長年採用担当をしている友人は「自己紹介は内容はもちろんだけど、話し方やボディランゲージである程度の人柄がわかる」そうです。
わかりやすい例でいえば、小さな声でわかりづらい話し方なら内向的、自己紹介の内容が自慢のように聞こえる学生は強気といった印象を受けるようです。本人たちはそんなつもりはなくとも、最初の印象はとても大切です。
採用担当者は、皆さんが想像する以上に人柄を見抜く能力が高い人もいるので、事前準備をしっかりとおこない、気を抜かずに挑みましょう。
内向的な人は自分に合う仕事があるのか不安に感じる人もいると思ます。以下の記事では内向型に合う仕事を紹介しているので参考にしてみてください。
内向型にピッタリな仕事って? 弱みを強みにして自分らしく働こう
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自己PR:強みに企業での再現性があるか
採用の際には、「その人物が自社にとって有益であるか」が重要な判断基準となります。
そのため自己PRにおいても、企業は学生が入社後にどのように強みを活かして活躍できそうかを確認しつつ聞いています。
学生はまだ社会人としての経験が乏しいため、実際のスキルではなく、これから貢献できる可能性や伸びしろを加味して評価しています。従って、学生は自分の強みを企業でどう活かせるのかをなるべく具体的に伝えて、自らのポテンシャルの高さを企業に示すことが大切です。
また学生時代に培った強みはもちろんのこと、仕事への姿勢や考え方が、企業の文化に適合するかどうかも評価されます。
自己PRでは学生の強みが企業の求める人物像や仕事の進め方とマッチしているかどうかを判断し、活躍の可能性を見ているのです。
学生は社会人としての経験が少ないため、企業は「実績」ではなく「期待値」で判断します。学生が自己申告する強みが本当にその人らしいか、自社で発揮して活躍してくれると期待できるか、をしっかり見極めたいと考えています。
採用経験者が解説! 自己紹介と自己PRで見ているポイントの違いは?
学生によっては自己紹介・自己PRの違いを把握しきらず、なんとなく準備している人が多いかもしれません。
しかし、採用担当者は学生の自己紹介も自己PRも、どちらもしっかり評価しています。自己紹介と自己PRで見ているポイントの違いは何でしょうか。採用経験のあるキャリアアドバイザーの見解を見てみましょう。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見る評価に直結する可能性が高いのは自己紹介より自己PR
面接の冒頭で聞く自己紹介では、アイコンタクトをしながら話ができるか、ハキハキと聞き取りやすい声で話しているかといったコミュニケーションの姿勢を1番にチェックします。
また同時に、どのくらい緊張しているかも判断していき、ほぐしの会話を入れる必要性や、こちらからどのくらい深掘りの質問など手を貸した方が良いかを考えながら面接の時間をイメージしているのです。
自己紹介の内容が評価につながることは少ないですが、印象的なキャッチコピーや、キーワードがあると興味関心を惹きつけることができます。
自己PRのポイントは「強みが自社で活かせるか」と「論理的に話ができるか」
一方で自己PRは評価に直結します。
今までどのような経験をしてきたか、どのような強みを持っているか、入社後にその強みが会社で活かせるかどうかを見ながら選考通過の判断材料としていくのです。
多くの人が抽象的な表現になりがちなので、具体例を用いながら入社後の再現性を示せているか、また論理的に伝える力があるかも見られています。
自己紹介の準備で整理しておくべき3つの内容
自己紹介の準備で整理しておくべき3つの内容
- プロフィール
- 学生時代に取り組んだこと
- 入社への意気込み
「自己紹介の準備が大切」と言われても、その重要性をまだあまり理解できていない人もいるかもしれません。
しかし、準備の有無により自己紹介のクオリティに歴然とした差がつきます。ここからは、自己紹介の準備で整理しておくべき3つの内容を紹介するので、参考にしてライバルと差をつける第一印象を残しましょう。
「自己紹介ぐらい自分ならちゃんとできる」と思うかもしれませんが、あの緊張感の中で自分が伝えたい情報を話すのは練習なしでは厳しいです。
自己紹介は、あなたの印象を左右することもあるので、気を抜かずにしっかりと事前準備をして備えましょう。
①プロフィール
自己紹介の際には、まず自身の基本情報を伝えることが大切です。就活における基本情報とは、大学名や学部・学科名、氏名を指します。
特に指示がない場合は、これらの基本情報と一緒に「よろしくお願いします」という挨拶があれば十分です。もし専攻や専門分野がある場合は、それらも併せて伝えてください。これらの基本情報は自己紹介の要となります。
大学名を非公開とするよう求められる場合もあるため、そのような例外を除いては、必ず大学名、学部・学科名、氏名を伝えましょう。
キャッチコピーもあるとなお良い
日常生活においても商品の特長を短く示す広告を目にすることがあるかもしれません。自己紹介でも同様にキャッチコピーを用いることができます。キャッチフレーズを使用することで、自分の特徴を簡潔に表現できるだけでなく、面接官に覚えてもらいやすくなるメリットがあります。
キャッチコピーで大切なのは、簡潔なフレーズを使うことです。遠回しな表現はキャッチコピーには適していません。シンプルで明快な言葉を用いることで、ポイントが明瞭になり、相手に伝わりやすくなります。
「私は一度決めたことは最後までやり遂げる人間です」「私は走りながら考えるタイプの人間です」といった具体的かつ端的な言葉を用いることで、自分の概要を相手にわかりやすく伝えることができます。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見る比喩や所属とメタファーの組み合わせでキャッチコピーを作ってみよう
上記のように特徴を端的に表す以外におすすめなのは比喩を使う方法です。自分の特徴をたとえられる物や人がないか探してみましょう。
「テニス部の太陽です」「〇〇大学のスティーブ・ジョブズです」と自己紹介してくれたら、みんなに元気を与えたり、斬新なアイデアでさまざまなプロジェクトをしてきたのだろうと期待が膨らみ、詳しく話を聞いてみたくなります。
このように所属とメタファーを組み合わせたり、「石橋を叩いて渡るファーストペンギンです」のようにことわざとたとえ、真逆の意味を持つ言葉の組み合わせにより作ってみるのもおすすめです。
ファーストペンギンは未知の場所へも先頭を切って飛び込んでいくたとえですが、あえて石橋を叩くという慎重さを合わせることで個性を出すことができます。
この後の例に出てくるのですが、聞き役にまわることが多く傾聴力があることを、自己紹介で「話さない盛り上げ役」と表現するのも、意外性があって記憶に残りやすくなるのでい良いですね。
キャッチコピーは自分を売り込む戦略の一つ
企業のキャッチコピーは、顧客に商品を買ってもらうために使用されていて、耳なじみの良いリズムや韻を踏むといった工夫が多く見受けられます。学生の皆さんも、面接官に自分を売り込むために楽しみながら作ってみてください。
キャッチフレーズの考え方は以下の記事で詳しく解説しているので、魅力的なキャッチフレーズを作成するためにぜひ確認してくださいね。
キャッチフレーズとは? 就活を制するインパクト抜群の武器の作り方
テンプレを活用すれば受かる自己PR文が作れます
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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②学生時代に取り組んだこと
自己紹介の際には、学生時代に力を注いだことを一つ挙げましょう。履歴書やエントリーシート(ES)にも記載する場合がありますが、自己紹介でも同じ内容を話しても問題ありません。
ただし、「学生時代に力を注いだことは何ですか」という質問は面接時に別途たずねられる可能性が高いため、自己紹介の際は軽く触れる程度にしておくことをおすすめします。
自分の長所や魅力を企業にアピールするのも重要ですが、自己紹介は自分の情報を簡潔に伝えるためのものです。勉学や研究、ボランティア活動、サークルなどから印象に残るエピソードを選び、あくまで一要素として簡潔に話しましょう。
- 学生時代に取り組んだこととして、趣味や特技について話しても問題ないでしょうか?
趣味や特技から人となりが伝えられるなら問題ない
面接の場にふさわしいものであれば、趣味や特技について話しても問題ありません。どんなことに興味を持ち、なぜそれを深めようと思ったのか、どのように取り組んでいるかということから、あなたの人となりが伝わってきます。
サークルや部活に関する話ではなくとも、たとえば「山歩きが趣味で、年に10カ所ほど登っています」「高校の部活で演奏していたフルートで、今でも好きな曲を練習しています」などと聞くと、面接官はそこから話を広げていくこともあります。
③選考への意気込み
自己紹介は第一印象を決定づけるものであり、面接全体の印象にもかかわるため、自己紹介から熱意を示しましょう。最後に選考への意気込みを簡潔に伝えます。
自分のやる気や熱意を率直に表現することが重要です。また志望動機ほどしっかりした内容でなくて構わないので、簡潔にその企業に惹かれた理由を併せて述べるのもおすすめです。
どのように頑張りたいか、どのような気持ちで臨むかを伝え、「よろしくお願いします」と挨拶して締めくくりましょう。
意気込みのある学生の方が、面接や採用試験に対してのやる気や前向きな姿勢を感じることができます。
これは終末効果もしくは親近効果といって、最後に与えられた情報が印象に残り、評価や行動に影響を及ぼす心理バイアスがあるからです。締めの言葉は「よろしくお願いします」だけで終わらせずに、意気込みを伝えていきましょう。
自己紹介が思いつかない人は例文を参考にするのも一つの手です。次の記事では17個のテンプレートを紹介しているので、アイデアが思い浮かばない人は読んでみてください。
自己紹介テンプレート17選|すぐ使える例文をタイプ別で紹介
自己PRの準備で整理しておくべき3つの内容
自己PRの準備で整理しておくべき3つの内容
- 自分の強み
- 強みの根拠となるエピソード
- 入社後に強みをどう活かすか
自己紹介と同様に、自己PRの準備で整理しておくべき内容も3つあります。自己PRの構成は論理性が重要です。だからこそ、事前の準備で伝えたい内容をしっかりと組み立てておく必要があります。
この章では、自己PRの準備で整理しておくべき3つの内容を紹介します。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
① 自分の強み
自己PRの準備では、まず自分の強みを明確にすることが不可欠です。自己PRの場では自身の強みを結論として最初に伝えましょう。結論となる自分の強みを最初に伝えることで、話のゴールがわかり、その後の話をより理解しやすくすることができます。
結論を述べた後の話の展開は、PREP法のフレームワークを活用しましょう。面接やプレゼンに不慣れな人でも、論理性のある自己PRを作成することができるようになります。
PREP法のフレームワーク
- Point(結論):自分の強みは何か
- Reason(理由):それが強みである理由
- Example(具体例):強みが活かされたエピソード
- Point(結論):強みの再提示+入社後の活かし方
② 強みの根拠となるエピソード
自己PRにおいては、強みだけでなく、その強みを裏付けるエピソードを提供することが肝要です。自分の強みが何であるかを述べた後に、その根拠となる実例を示すことで、具体的にどのようにその強みを発揮できるのか、入社後の再現性をアピールすることができます。
エピソードの構成には、STAR法のフレームワークを活用するときれいにまとまります。まずは、エピソードの内容をざっくりと次の4つに分けて書き出してみてください。
STAR法のフレームワーク
- Situation(状況):当時自分が置かれていた状況
- Target&Task(目標):掲げた目標や取り組んだ課題
- Action(行動):目標達成のための行動
- Result(結果):結果や学んだこと
たとえば、リーダーシップがあなたの強みであるとしましょう。目標や行動など、具体的なエピソードを早速書き出したくなる気持ちはわかりますが、最初に整理すべきは「Situation」の部分です。
エピソードでは、具体的な数字を盛り込んで話すことが求められるため、前提となる情報に出てくる数字もしっかりと整理しておくと話の具体性が増します。
基本情報として説明する内容
- 所属していた組織やグループ(サークル名、アルバイト名など)
- 組織やグループの活動内容
- リーダーを任された時期
- リーダーを担っていた期間
- メンバーの数
また、リーダーシップにはさまざま種類があります。自分がリーダーとして何を大切にしていたのか、リーダーの経験から学んだことは何かまでメモしておくと、文章にまとめるときに便利です。
リーダーシップを強みに持つ人は、以下の記事を参考に自己PRを作成すると効果的なアピールができます。
例文17選|自己PRでリーダーシップを最強の強みとして伝える方法
③ 入社後に強みをどう活かすか
最後には、入社後に自分の強みをどのように活かすかを考える必要があります。応募する企業や職種が求める能力、スキルに合わせて、自分の経験や実績をどのように活かすかを具体的に示すことが重要です。
そのためには、求人情報をしっかりと読み込み、企業が求める人物像を理解することが不可欠です。企業が求める人物像は企業の採用ホームページ(HP)に書いてあるケースが多いですが、社長のインタビュー記事や広報が出している企業公式noteなども参考になります。
自己PRの内容は、応募企業で求められる人物像と自分をなるべく近づけた状態で組み立てることが非常に重要です。一方的に「私はこんな仕事ができる」「こんな能力がある」と自分の強みを伝えるだけでは不十分なのです。
入社後やりたいことの伝え方は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックし、自己PRをしっかり締めましょう。
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?
もしあなたが受ける企業が中途採用をしているならば、そこで求められている人物像や要件が、入社数年経った人に期待されている姿の一部です。ほかにも、業界全体のトレンドから必要な人材の仮説を立てることもできますね。
ここまで自己PRで整理しておくべき内容を解説しましたが以下の記事では自己PRを簡単に書けるコツをまとめているので併せて参考にしてみてください。
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例文20選|自己PRが簡単に書けるテンプレートで就活準備を効率化
就活中の学生の多くが自己PRを簡単に書き終えたいと思ったことがあるでしょう。効率的に就活を進めるにはテンプレートの活用が重要です。そのうえで周囲との差別化を図るコツをキャリアコンサルタントとともに解説するので、例文と併せて参考にしてください。
記事を読む
制限時間に注意! 自己紹介の回答例文
制限時間に注意! 自己紹介の回答例文
- 10秒
- 30秒
- 1分
学生が自己紹介をするときは、面接官から大まかな時間が設定されることがあります。10秒、30分、1分が自己紹介の一般的な長さです。
大幅に時間を超えてしまうと評価に影響する可能性があります。次の例文を参考に時間の感覚をつかんでおきましょう。
自己紹介を5分で話すように指示が出る企業もあります。以下の記事では5分で自己紹介を行うコツを解説しているので参考にしてみてください。
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業界別の例文5選!5分の自己紹介で無駄なく膨らませるコツ
面接の自己紹介の指定時間が5分だったときは、何を話せば良いのかわからず悩む人もいるのではないでしょうか。この記事では、5分の自己紹介で話す内容や作成時のポイントをキャリアコンサルタントと一緒に解説します。
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自己紹介の例文①:10秒
基本の自己紹介
はじめまして、〇〇大学の〇〇学部、〇〇学科の〇〇と申します。学科では△△について研究するゼミに所属していました。本日はどうぞよろしくお願いします。
キャッチコピーを用いた自己紹介
・はじめまして、〇〇大学の〇〇学部、〇〇学科の〇〇と申します。話すことが好きで、初対面でもすぐ打ち解けるコミュニケーションお化けです。よろしくお願いします。
・はじめまして、〇〇大学の〇〇学部、〇〇学科の〇〇と申します。行動力に自信があり、大学では100人のサークルのファーストペンギンです。よろしくお願いします。
・はじめまして、〇〇大学の〇〇学部、〇〇学科の〇〇と申します。コミュニケーションでは聞き役に回ることが多く、話さない盛り上げ役です。よろしくお願いします。
上記の中で一番印象に残るのは、最後の「話さない盛り上げ役」ですね。採用担当者は多くの学生を面接するため、同じような内容の自己紹介では印象にあまり残りません。
「コミュニケーションお化け」は、人によっては正しい日本語ではないので気になる人は気になります。また、サークルのリーダーポジションを自己紹介や自己PRに入れる人はとても多いので、埋もれてしまいがちです。
例文②:30秒
30秒の自己紹介の例文
はじめまして、〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
学生時代はマーケティングに力を注ぎ、新商品のマーケティングプロジェクトに参加しました。
また、異文化コミュニケーションに強い興味があり、大学2年生の1年間はイギリスとの交換留学のプログラムに参加していました。
海外事業を展開する貴社で、強みでもある英語力を活かした新しい挑戦をしたいと思っています。よろしくお願いします。
非常にわかりやすく、まとまっている自己紹介です。自分の選考、どのようなプロジェクトにかかわっていたか、興味関心を端的に伝えられていることに加え、自分の強みを会社でどのように発揮していきたいか意気込みが伝わってきます。
例文③:1分
1分の自己紹介の例文
はじめまして、〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。
学生時代はマーケティングに特に関心を寄せ、新商品のマーケティングプロジェクトに積極的に参加しました。商品開発から広告戦略の立案まで、幅広い領域に携わりながら、消費者のニーズを捉える重要性を学びました。
また、異文化コミュニケーションに深い興味を抱いており、大学2年生の1年間はイギリスとの交換留学プログラムに参加し、現地のビジネス文化にも触れる貴重な経験を積みました。
海外事業を展開する貴社で、強みでもある英語力を活かし、新しい市場に進出する際の戦略立案や国際的なチームでの協業に貢献したいと考えています。貴社のビジョンに共感し、一緒に成長していけることを楽しみにしています。よろしくお願いします。
学生時代にどのようなことを学んだのか、また、交換留学の経験があることや英語力があることが伝わり、積極的な人という印象を受けます。
自己紹介という場面を考えると、志望動機につながる入社後への意欲の代わりに、ほかに部活動など聞いてほしい話があれば、それについて簡潔に触れても良いでしょう。
自己紹介の基本は1分なので、まずは1分の自己紹介を伝えられるようにしましょう。以下の記事で1分の自己紹介の作り方・伝え方を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
自己紹介は1分で印象付けられるかが鍵! まとめ方や例文を徹底解説
こちらのQ&Aでは20秒の自己PRについてキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
強みを論理的に伝えよう! 自己PRの回答例文
強みを論理的に伝えよう! 自己PRの回答例文
- リーダーシップ
- 計画性
- 粘り強さ
自己紹介を作成したら、次は自己PRの回答を作成しましょう。自己PRで盛り込むべき内容は先ほど説明したとおりですが、実際に書き始めてみると思うようにいかないこともあるかもしれません。
そんなときは、実際の例文と見比べながら、自分の回答をブラッシュアップしましょう。各例文のキャリアコンサルタントのアドバイスを読みながら、あなたの魅力が伝わる自己PRを作成してみてくださいね。
自己PRの書き出しは少しの工夫をするだけで面接官の印象に残りやすくなるため、必ず力を入れて対策をしましょう。書き出しに悩んでいる方はこちらの記事を読んでみてください。
自己PRは書き出しで命運が決まる! 人事を惹き込むコツを大解剖
例文を見て自己PRのイメージがつかめたら、自分のアピールポイントを見極めて、オリジナルの自己PRを書いてみましょう。
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表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
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例文①:リーダーシップ
リーダーシップの自己PR例文
私の強みはリーダーシップです。学生時代には、学内イベントの企画運営でチームリーダーを務め、参加者数を従来の2倍に増やすことに成功しました。
円滑にプロジェクトを遂行できたのはメンバーの個々の特性を把握し、それぞれの能力を最大限に活かせたからだと思います。また、意見の対立があった際には話し合いをおこない、最終的な成果につなげました。
この経験から、チームメンバーの特性を理解し、適切な役割分担をおこなうことの重要性を学びました。
リーダーシップは単なる指示ではなく、チームの結束力を高めながら目標に向かって進むための重要な要素だと感じています。
御社の業務においても、チームにおいて各個人のスキルを活かせる組織づくりに貢献したいです。
「参加者が2倍になった」の部分は、実際の参加人数を言いましょう。2人が4人になったのと100人が200人になったのでは受け取る印象が変わります。
また、リーダーシップのPRでは「いろいろな人がいるのをまとめた」というエピソードを多くの人が用います。どういった特性があり、対立する中でどんな合意形成をしていったかを説明できると差別化につながります。
リーダーシップの自己PRは3ステップで的確に伝わります。次の記事を参考にリーダーとしての活躍が期待できる自己PRの考え方をマスターしましょう。
例文17選|自己PRでリーダーシップを最強の強みとして伝える方法
例文②:計画性
計画性の自己PR例文
私の強みは計画性です。学生時代には、忙しい授業やアルバイトの合間にランニングを習慣化し、毎日のトレーニングを欠かさずおこないました。
最初は継続することに苦労しましたが、定期的なトレーニングスケジュールを立て、その計画に忠実に従うことで、1年で自己記録を10%改善することができました。
また、怪我や疲労回復にも配慮し、効果的なトレーニングと十分な休息を両立させることで、継続的な成果を上げることができました。
この経験から、計画性は目標達成に向けた具体的なスケジュールを立てるだけでなく、健康管理やトレーニング効果の最大化にも密接にかかわる重要な要素だと確信しています。
コツコツと計画的に行動ができる人柄は伝わりますが、それが仕事にどう結び付くのかがわかりづらい印象です。
特に最後の一文で、健康管理やトレーニング効果について述べられているため、より仕事に直接関係した要素を盛り込んだ方が良いでしょう。
計画性があることを強みに持つ人は、以下の記事を参考に3ステップで準備し、効果的な自己PRを作成しましょう。
例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!
計画性があることは、見方を変えると時間厳守できるとも考えられます。以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが時間厳守の自己PRの伝え方を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
例文③:粘り強さ
粘り強さの自己PR例文
私の強みは粘り強さです。学生時代には、地域のボランティア団体で長期的な支援活動に取り組みました。
具体的には、継続的な寄付活動やイベント企画などの新たな取り組みを導入し、5年間で地域の福祉施設への支援金額を50%増加させることに成功しました。
支援金がなかなか集まらずモチベーションの低下を感じることもありましたが、粘り強くさまざまな企業への声かけを継続したことが成功の一因であったと感じています。
この経験から、挫折せずに続ける粘り強さは地道な活動を通じて得られる大きな成果を得るために不可欠な要素であると学びました。
御社の業務においても、粘り強く関係者とのコミュニケーションを密に取ることで、目標達成を目指していきます。
粘り強さをアピールしたいのであれば、逆境や、うまくいかない状況についてもう少し詳しく説明しましょう。またどのくらいの期間粘ったのか、さまざまな企業とは何社くらいなのか数字を用いると面接官も客観的に判断することができます。
粘り強い性格の自己PRは、コツを押さえればさらにプラスの印象を残せます。知らない学生も多い3つのコツを押さえて差別化を図りましょう。
例文11選|粘り強い性格の自己PRで知らないと損する注意点
「自己PRを含めた自己紹介」の対策もしておこう
自己PRを含めた自己紹介を求められることもあります。その際には、大学名や学部、名前などを基本情報として述べた後、自己PRを組み込んだ内容にする必要があります。
しかし、自己PRのみを述べると自己紹介としては不十分となり、相手が求める情報に対して欠落が生じる可能性がある点は注意しましょう。
目指すべきは自己紹介であることを意識しつつ、その中に自己PRを巧みに組み込む構成です。まずは以下のキャリアコンサルタントのコメントを読み、コツを押さえましょう。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る基本事項に加えて人柄が伝わるエピソードを盛り込もう
「自己PRを含めた自己紹介」と言われた場合でも、長々と話すと印象が薄まるので、一度に話す分量としては、長くとも1分程度にまとめられると良いでしょう。
内容は、「自己紹介に、あなたのアピールポイントを含めてください」という意味だと解釈すれば、内容が組み立てやすくなるのではないでしょうか。
大学、学部、ゼミなどの基本事項に加え、部活動やアルバイトといった課外活動の内容やそこでの役割、選んだ理由や日ごろ意識していることからもあなたの人柄が伝わります。
そして、「私の強みは○○です」「チームで動くときは△△の役割を担うことが多いです」「□□が得意です」というように、アピールポイントを続けます。
自己PRを含めた自己紹介は冗長にならないように注意しよう
せっかくだからと強みをいくつも伝えると、盛り込み過ぎの印象になってしまうので、一つに絞ることをおすすめします。
自己PRとして用意しておいたものを自己紹介ですべて話してしまうと長くなりすぎてしまいます。「私はこういう人だと伝えること」を念頭において、エピソードを詳細に語りすぎないよう気を付けてください。
自己PRを含めた自己紹介の例文①
自己PRを含めた自己紹介の例文
はじめまして。私は◯◯大学の◯◯学部◯◯科に在籍している(氏名)と申します。
大学では、環境問題に関心を持ち、サステナビリティに貢献するために地域のリサイクルプロジェクトに参加しています。
また、学外では地元の小学校でのボランティア活動にも積極的に参加し、子どもたちの教育支援を務めています。これらの経験から、自らが行動を起こし社会に貢献することの重要性を学びました。
貴社の社会貢献活動に深い共感を抱いており、その活動に参加することで、私の持つ熱意と行動力を存分に発揮できると考えています。
本日は大変お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
環境問題や教育支援など、SDGsでも取り上げられている課題に意識を向け、具体的に行動しているのは好印象です。
ただし、1日だけのボランティアでもPRに入れる学生がいるため、期間を述べて真剣度をよりPRするのがおすすめです。
ボランティアを自己PRの題材に考えている人も多いと思います。以下の記事ではボランティアを題材にした自己PRの作り方をまとめているので参考にしてみてください。
例文11選|ボランティアを題材に自己PRが作れる簡単4ステップ!
自己PRを含めた自己紹介の例文②
自己PRを含めた自己紹介の例文
はじめまして、〇〇大学〇〇学部の(氏名)と申します。
大学ではメディア制作に興味を持ち、映像制作サークルで編集や撮影に携わっています。
また、地元のカフェでバリスタとして働いており、コーヒーを通じて顧客に笑顔を提供することに喜びを感じています。
自分のアイデアを形にすることに情熱を持って取り組んでおり、制作活動やバイトを通じて、柔軟な発想力とチームワークの重要性を学んできました。
貴社の人々が大切にする価値観に共感し、自分の経験とスキルを活かして貢献したいと考えています。
本日は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。
簡潔でありながら、それぞれの活動で何を考えているのかも伝わってきました。引き出しがいろいろありそうなので、詳しく掘り下げてみたくなります。
あなたが共感した「価値観」が何なのかも具体的に触れてあると、もっとストレートに思いが通じますよ。
面接で実際に話すときには、自己PRの答え方のコツも押さえておく必要があります。せっかくの自己PRの内容が台なしになるようなことがないように、次の記事も読んでおきましょう。
面接官を惹きつける自己PRの答え方|例文12選
自己紹介と自己PRの違いは明確! 準備して選考を突破しよう
自己紹介と自己PRは、どちらも面接において重要な役割をします。混同しがちな側面もありますが、それぞれの違いを正しく理解し、適切に準備をおこなうことが大切です。
ポイントをおさらいすると、自己紹介では第一印象を意識しながらはっきりと情報を伝えること、自己PRでは自身の強みとそれが企業でどのように活かされるかを明確に示すことが鍵となります。
また最近では自己PRを含めた自己紹介を求められるケースもありますが、こちらもしっかりと対策をしておけば不安になることはありません。自己紹介と自己PRの違いを明確に意識した準備ができれば、選考序盤から人事の心をつかめること間違いなしです。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る自己紹介も自己PRも等身大の自分をアピールしよう
自己紹介と自己PRは、名前も似ているので混同しがちですよね。
自己紹介は「自分のプロフィールを言うだけだから」と練習を怠る人もいますが、第一印象を左右するほどの影響力があるので油断は禁物です。
採用担当者は多くの学生を面接するので、付け焼き刃の自己紹介ならやる気のなさを見抜かれてしまいかねません。
自己PRは自由度が高い分主旨から逸れないように注意しよう
自己PRは、自分のこれまでの経験などを踏まえて強みや、入社後の再現性を伝えます。自己紹介はある程度のセオリーがあるのに対し、自己PRは学生によってかなり内容が違います。
よくあるNGケースは「話を盛ってしまう」「会社への再現性が薄い」といった、企業側にとって学生の本質がわからない、会社にマッチしない人材だと判断されてしまう内容です。
これらのケースでは、採用担当者が突っ込んだ質問をした際に答えられなかったり、自己PRとの整合性がなくなってしまいがちです。
下手に自分を大きく見せるよりは、等身大の自分の魅力や強みを自己紹介と自己PRに落とし込んでくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
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