Webテスト対策の支援実績がある専門家がこの記事を監修しました

SPI非言語の「図形の面積」は、他分野と比べて出題頻度が低く「対策すべきか迷う」という声が少なくありません。一方で、いざ出題されると複雑な組み合わせの図形が多く、「どの公式を使えば良いか判断できない」と戸惑う受検者が多いのも事実です。
本記事では、Webテスト支援の経験が豊富なキャリアコンサルタントの楳内さんとともに、SPI「図形の面積」の出題傾向と解き方のコツを解説します。出題頻度が低い分野だからこそ、基本となる公式の使い分けを短時間で効率よく押さえていきましょう。
記事の後半には、実践的な練習問題を3問収録しています。組み合わせ図形の分解の仕方を解説で確認して、本番でも落ち着いて対応できる力を身に付けていきましょう。
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例題を解く前に確認しよう! SPI「図形の面積」の解答のコツ
SPI「図形の面積」の概要
- 問題パターン:組み合わせた図形や複合図形の面積を求める
- 1問あたりの時間:約60〜90秒
- 出題頻度:テストセンター(低) ペーパーテスト(低) Webテスティング(低)
- SPI「図形の面積」の解答のコツを教えてください!
中学レベルの図形の公式を復習しておこう! 図形の重なりには注意が必要
SPIの「図形の面積」は、正方形・円・扇形などの公式を使う中学生程度の内容です。ただし、複数の図形が重なっていたり、道路を除いた残りの面積を考えたりする問題では応用力が必要となります。
SPI全体の対策における位置付けとしては、より出題頻度が高いとされる推論や割合などの分野を優先し、その後に対策するのがおすすめです。
基本は図形を分割して面積を足し引きする解法が有効となります。加えて、応用問題では図形の重なりを二重に数えないことや、求める長さを文字で置いて方程式を立てることを心掛けましょう。
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SPI対策は効率的に進めることが大切です。自分の「苦手」を正しく把握して、一つずつ「得意」に変えていくことが点数をUPさせる近道となります。
自分のレベルがまだわかっていない人は、「SPI対策模試」を受けることから始めましょう。時間制限付きの本番に近い形で模試を受けることができるため、着実に力を付けていくことができます。
最大限に活かしてSPIを突破しましょう。
SPI「図形の面積」で使用する公式
図形の面積を求める問題を解くうえで、まず押さえておきたい基本図形の公式を一覧にまとめました。
一見複雑に見える組み合わせ図形の問題も、根底にあるのはこれら基本公式の組み合わせです。まずは土台となる公式を確実に頭に入れておきましょう。
SPI「図形の面積」の練習問題3問|楳内さんによる解き方の解説付き!
ここからは、実際に組み合わせ図形として出題されやすい形の練習問題を3問、楳内さんの解説とともに紹介します。いずれも面積を足すべきか、引くべきかの判断がカギになる問題なので、公式を当てはめる前にまず図形全体の構造をとらえることを意識してみてください。
先に「例題を解く前に確認しよう!SPI図形の面積の解答のコツ」と「SPI「図形の面積」で使用する公式」に目を通しておくと、なぜその式を立てるのかがスムーズに理解できます。
問題1(難易度:★★★☆☆)

問題
次の問題を読んで、あとの問いに答えよ。
縦が80m、横が50mの長方形の土地がある。この土地に同じ幅の道路を中央に十字に配置し、4区画に均等に分割して住宅を建てる。分割された1つの区画の面積を874㎡にする計画であるとき、道路の幅は何mにすれば良いか。正しい道路の幅を以下の選択肢より選べ。
選択肢
正解:D
4区画に分割した1つの土地の面積が874㎡なので、道路を除いた敷地全体の面積は874×4=3,496㎡となる。
道路の幅をxmとすると、道路を除いた縦の長さは(80-x)m、横の長さは(50-x)mとなるため、以下の方程式が成り立つ。
(80-x)(50-x)=3,496
展開すると4,000-130x+x²=3,496となり、整理するとx²-130x+504=0となる。
因数分解すると(x-4)(x-126)=0となり、x=4またはx=126となる。
道路の幅は0より大きく、かつ土地の短辺50mより小さい必要があるため(0<x<50)、x=4が正解となる。
したがって、道路の幅は4mである。
縦の道路と横の道路が交差する部分を二重に数えないように注意が必要な問題です。
道路を除いた4区画をまとめて1つの長方形と考えると、縦は「80-道路の幅」、横は「50-道路の幅」と表せます。道路の幅をxmとして(80-x)(50-x)=874×4の方程式を立てて解きましょう。
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問題2(難易度:★★★★☆)

問題
次の問題を読んで、あとの問いに答えよ。
ある店舗の開店告知に向けて、特設スペースの壁面に3枚の案内パネルを重ねて掲示することになった。中央のパネルQは主要な情報が記載されているため、絵や文字が隠れないように最前面へ配置し、パネルQの左側の背面にパネルPを、右側の背面にパネルRを配置する。
なお、パネルPとパネルRは互いに重なっておらず、3枚すべてが重なる部分もないものとする。
各パネルについて以下の面積がわかっている。
・パネルPとパネルQの重なった部分Xの面積は、パネルPの面積の1/3であり、かつパネルQの面積の1/8であった。
・パネルQとパネルRの重なった部分Yの面積は、パネルQの面積の1/5であり、かつパネルRの面積の1/3であった。
パネルRの面積が10,800cm²であるとき、3枚のパネルを重ねて掲示した際にパネル全体が占める部分の面積はいくらか。
選択肢
正解:C
パネルRの面積は10,800㎠であるため、部分Yの面積はその1/3となる。
10,800÷3=3,600㎠
これはパネルQの1/5にあたるため、パネルQの面積は3,600×5=18,000㎠となる。
部分Xの面積はパネルQの1/8であるため18,000÷8=2,250㎠となり、パネルPの面積は2,250×3=6,750㎠である。
なお、パネルPとパネルRはパネルQを挟んで左右に別々に配置されており互いに直接重なっていないため、3枚のパネル全体における重複部分はXとYの2カ所のみである。
総面積は3枚の面積の合計から重複部分を引いたものであるため、
6,750+18,000+10,800-(2,250+3,600)=29,700㎠となる。
問題3(難易度:★★★★☆)

問題
次の問題を読んで、正しい選択肢を1つ選びなさい。
一辺が40mの正方形のイベント広場を整備することになった。向かい合う2つの角をそれぞれ起点とし、正方形の一辺を半径とした円弧を描いて扇形を作る。2つの扇形が重なった中央の部分を特設ステージとし、残りの2つのスペースをそれぞれ休憩エリアと物販エリアにする計画を立てた。このとき、休憩エリアと物販エリアを足した全体の面積として正しいものを選べ。円周率は3.14として計算すること。
選択肢
正解:D
広場全体の面積は40×40=1,600㎡である。
2つの扇形はそれぞれ正方形の角を中心とし半径40mで描いた1/4円であるため、各扇形の面積は40×40×3.14×1/4=1,256㎡となる。
2つの扇形の面積の合計は1,256×2=2,512㎡であるが、これは広場全体の1,600㎡を超えている。超えた分は2つの扇形が互いに重なっているステージ部分にあたるため、「2つの4分の1円の面積の合計」から「正方形の面積」を引くと、重なり部分の面積を求められる。よってステージの面積は2,512-1,600=912㎡となる。
休憩エリアおよび物販エリアはそれぞれ一方の扇形(1,256㎡)からステージの重複部分(912㎡)を除いた部分であるため、各エリアの面積は1,256-912=344㎡となる。
2つのエリアは対称で面積が等しいため、合計面積は344×2=688㎡となる。
2つの4分の1円の面積を足すと、中央の重なり部分を二重に数えることになります。また、向かい合う角(AとD)を中心とする2つの4分の1円は、合わせると正方形全体を覆います。
ここからわかるのは、「2つの4分の1円の面積の合計-正方形の面積」で特設ステージの面積を求められるということです。
その後、それぞれの4分の1円から特設部分のステージを引けば、休憩エリアと物販エリアの面積がわかります。
SPIを対策なしで臨むのは危険!
本番の問題を解いてみよう
SPI対策で悩んでいませんか?SPIは「対策しなくても点数がとれるだろう」と油断していると、慣れない問題形式にとまどってしまう場合も。
まだ対策ができていない人は「SPI対策模試」を受けてみましょう。SPIに落ちないためのポイント解説に本番と同じ形式で解くことが可能な模試がついており、これ一つで効率的にSPIを対策できます。
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SPI「図形の面積」を対策する際のポイント
SPIの非言語に関する記事
◇非言語の対策
SPI非言語は対策すれば怖くない! 出題傾向や例題を徹底解説
SPIに関する記事
◇解答時間
SPIの解答時間を受検方式別に解説! 時間切れを防ぐコツ10選も
◇勉強法
効率抜群なSPIの勉強法|出題形式と頻出問題を踏まえた対策を伝授
◇勉強時間
SPIの勉強時間をプロが解説! おすすめの進め方や重点ポイントも
「図形の面積」以外の練習問題も解いてみよう!
SPIの出題範囲は多岐にわたります。抜け漏れなくしっかりと対策を進めたい人は、ぜひ以下の練習問題に挑戦してみてください。
SPIのそのほかの練習問題
- 言語:二語の関係
- 言語:熟語の成り立ち
- 言語:語句の用法
- 言語:空欄補充
- 言語:文の並び替え
- 言語:英語 長文読解
- 言語:英語 誤文訂正
- 言語:英語 和文英訳
- 言語:長文読解
- 言語:語句の意味
- 言語:英語 反意語
- 言語:英語 単語の意味
- 言語:英語 整序問題
- 言語:英語 同意語
- 言語:英語 空欄補充
- 言語:英語 問題
- 非言語:損益算
- 非言語:仕事算
- 非言語:場合の数
- 非言語:代金の清算
- 非言語:濃度算
- 非言語:分割払い
- 非言語:年齢算
- 非言語:速度算
- 非言語:表の読み取り
- 非言語:料金の割引
- 非言語:推論
- 非言語:推論平均
- 非言語:確率
- 非言語:サイコロ
- 非言語:割合
- 非言語:集合
- 非言語:推論順序
- 非言語:推論内訳
- 非言語:整数の推測
- 非言語:推論正誤
- 非言語:長文読み取り計算
- 非言語:グラフの領域
- 非言語:装置と回路
- 非言語:n進法
- 非言語:順列と組み合わせ
- 非言語:物の流れと比率
- 構造的把握力検査
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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アドバイザーのリアル・アドバイス!図形の処理パターンを押さえよう! 各分野2~3問は解くのが有効
キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表
楳内 有希子
プロフィールを見るSPIの「図形の面積」では、公式を多く暗記するだけでなく、図形を「足す・引く・分ける・重ねる」のどれで処理するかを判断する練習を重ねましょう。
まず、長方形・三角形・台形・円・扇形の基本公式を確認し、次に複合図形・くり抜き・重なり・面積比・未知の長さを求める問題を各2~3問ずつ解いてください。
対策時間は、頻出分野の学習後に30分~1時間程度を確保しましょう。図形が苦手な場合でも基本問題を含めて2時間程度が目安です。
図形の重なりや単位ミスには要注意! 図形を描く習慣を付けよう
図形を整理する練習には、条件を図示する力、割合や比を面積に結び付ける力、重複を正しく処理する力を養えるというメリットがあります。図形が苦手な人は、「全体から不要部分を引く」「重なりは一度だけ数える」「単位を揃える」の3点を最低限押さえてください。
間違いが多いのは、円の直径と半径の取り違え、重なり部分の二重計上、面積比を辺の比と同じにすること、m²とcm²の換算ミスなどです。問題文を読んだら簡単な図を描き、求める領域に印を付けてから式を立ててミスを減らしましょう。
数値を導いた後は、再び選択肢を見て当てはまるものがあるかを確認する手順が欠かせません。