この記事のまとめ
- 適性検査を実施する企業の3つの目的から検査の重要性を理解しよう
- 新卒の就活生にとって主要な適性検査4種の特徴を把握しよう
- どんな適性検査も4つのステップを押さえることで合格が狙える
- WEBテストパーフェクト問題集
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この記事を読んでいる人におすすめ
適性検査は、新卒の就職活動において避けては通れない選考対策の一つです。しかし重要度はわかっていても、適性検査は企業によって受検すべきものが変わるため、どう対策すれば良いのかわからないという人は多いでしょう。
そこでこの記事では、あらゆる適性検査の特徴について、キャリアコンサルタントの瀧本さん、古田さん、降幡さんと、適性検査対策講師である中村さんの4名とともに解説していきます。
この先適性検査を控えている人や、就職活動が活発化する前に対策をしておきたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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適性検査は情報収集と計画性のある対策が高得点のカギ
適性検査と一口に言ってもその種類はさまざまで、応募する企業によっても受検する検査は異なります。だからこそ、適性検査は事前にしっかり情報収集をおこない、余裕を持って対策を進めることが重要です。
この記事ではまず、適性検査を実施する企業の3つの目的について解説します。なぜ適性検査を受ける必要があるのかをきちんと理解したうえで対策に移っていきましょう。
次に、新卒就活で主要な適性検査4種類の特徴についてそれぞれ解説します。自分が受けることになるかもしれないという意識を持って、それぞれの適性検査への理解を深めてくださいね。
最後は適性検査の合格率アップにつながる対策を4つのステップで解説します。各適性検査のおすすめの問題集や例題も紹介するため、具体的にどんな対策をすべきかわからない人は参考にして、合格を勝ち取りましょう。
適性検査では準備が不足していると、試験の形式や時間配分に慣れることができずに焦りが生じてしまうため、ミスを誘発し合格確率を大幅に下げてしまいかねません。
これを防ぐためには事前に模擬試験や過去問題での練習が必要であり、形式や時間に慣れることで本番でのパフォーマンスを向上させることが重要なのです。
適性検査とは? まずは2つの検査タイプについて把握しよう
適性検査2つの検査タイプ
- 能力検査
- 性格検査
適性検査にはたくさんの種類がありますが、検査のタイプは大きく分けて能力検査と性格検査の2つです。
どちらの検査タイプも受検する必要がある企業もあれば、性格検査のみ、能力検査のみなどの企業もあります。各検査タイプでどのようなことをチェックされるのかを理解しておかなければ、それに合わせて適切な対策をすることができません。
そこでこの記事ではまず、適性検査の2つの検査タイプについて詳しく解説します。初めて適性検査を受ける人は参考にして、どんな検査がおこなわれるのかイメージしてみてくださいね。
能力検査
能力検査とは、学力や一般常識などの学生の知識レベルをチェックする検査のことで、適性検査の中でも、多くの人がこの能力検査の対策で苦戦しています。
この検査では、決められた時間内に効率的に問題を解く必要があるため、問題を解く学力があれば良いというわけではなく、問題の読解力や論理的思考力なども求められます。
また、能力検査は受ける適性検査によって出題形式や難易度が異なります。そのため、それぞれの適性検査の特徴をしっかり把握し、各能力検査の傾向に応じた対策をおこないましょう。
- 勉強が苦手なのですが、能力検査が全然できなくても選考を通過できる可能性はありますか?
企業によって判断基準が違うため合格の可能性はある
結論から言えば、選考を通過する可能性は十分あります。なぜなら、企業によって何を重視するかは異なるからです。
能力検査はあくまでも判断材料の一つであり、それがすべてではありません。
能力検査が苦手であっても、面接でのやり取りで面接官が「募集している現場に向いている人材だ」「この会社で活躍してくれそうだ」と判断すれば、採用される可能性はあります。
誰にでも苦手なことはあるものです。まったく対策せずに挑むのは無謀かもしれませんが、予期せぬ入社試験は等身大の自分で勝負できます。
その結果をどう判断するかは企業によるので、諦めずにトライしましょう。
能力検査の手ごたえがあまりなくても選考に通過できる人もまれにいます。以下では「ボロボロだったのになぜ通過できたんだろう」と疑問に思う人にキャリアコンサルタントが企業視点を解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
性格検査
性格検査は、面接などの選考では見抜くことができない応募者の人間性をチェックする試験です。
性格検査の手法にはさまざまなやり方がありますが、採用時にはおもに質問紙法が多く使われています。これは、事前に用意した質問を回答者の直感で答えてもらうことで、回答者の性格や行動パターン、価値観などを判断する方法です。
性格検査の中には、回答者の性格の詳細だけでなく、ストレス耐性やチームでの働き方、適性職種などまで診断できるものもあり、企業はそれらの情報から応募者の社会人としての資質を見極めています。
風土やカルチャーを大切にする企業では、性格検査が重視される場合があります。入社後に合わせてもらうよりも、もともとマッチする人物を採用するほうが効率的だからです。
また、応募者が多く、能力に遜色ない候補者が複数いる際は、より自社に合う人物を選考するために性格検査が活用されます。
ただ、参考程度にしている企業もあるので、気負いすぎる必要はありません。
- 2つの検査タイプの中でも企業が重視しているのはどちらの検査ですか?
適性検査のどちらかだけが重視されているわけではない
企業は能力検査と性格検査の両方を重視しています。
能力検査は応募者の思考力や論理性、業務遂行能力を評価するために、一方で、性格検査は応募者のパーソナリティやチームでの適応性、ストレス耐性を評価するために実施されるのです。
多くの企業は、これらの検査を組み合わせて応募者の総合的な適性を判断し、入社後のミスマッチを防ぐよう努めています。
企業が特に重視する適性としては、コミュニケーション能力や協調性、ストレス耐性などです。
学生は、適性検査の各項目で自分の強みをアピールし、面接では企業が求める資質に合致することを示すことが重要になります。正直かつ一貫した回答を心掛けることも意識しましょう。
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なぜ就活では適性検査が必要? 実施する企業の3つの目的
なぜ就活では適性検査が必要? 実施する企業の3つの目的
- 応募者の基礎能力を測るため
- 自社にマッチした人材かどうかを見極めるため
- 入社後の配属先を決める際の参考にするため
この記事を読んでいる人の中には、「この先の選考で必要になりそうだから」「対策したほうが良いと先輩や周囲の人から言われたから」などの理由だけで適性検査の準備を始めようとしている人もいるのではないでしょうか。
しかし、適性検査を受検する必要性をきちんと理解しないままなんとなく対策を進めても、適切な対策をおこなうことができず、やみくもな対策ではモチベーションも上げられません。
ここからは、適性検査を実施する企業の3つの目的について解説します。なんとなく対策を始めようとしてしまっている人は、改めて適性検査の目的を確認しておきましょう。
①応募者の基礎能力を測るため
仕事では職種の専門性にかかわらず、一定の学力や常識が求められます。そのため、企業では適性検査の中の能力検査を通して、応募者の基礎能力が仕事をおこなううえで十分かどうかを測ろうとしているのです。
能力検査では、問題の正答率や回答スピードから計算力や語彙力といった学力以外に、論理的思考力や読解力なども診断することができます。
これらの力は仕事をおこなう中で、仕事仲間や取引先の意図を汲み取るときや、課題を論理的に考えて業務に落とし込む際に重要であり、企業もこうした能力が備わっている人材を求めているのです。
だからこそ、事前に対策をおこない、これらの基礎能力を受検時にしっかり引き出せるようにしておくことが必要になるでしょう。
現代社会において、膨大な情報から「何が必要で、その情報をどのように活かしていくのか」ということは、仕事をするうえで重要な能力の一つになります。
つまり、さまざまな情報を読み取り、整理して、必要なプロセスに沿って、より良い結果を導く力を見ているわけなのです。
②自社にマッチした人材かどうかを見極めるため
企業は多くの人が集まって仕事をしています。性格や価値観は人それぞれだからこそ、企業の中でより良い人間関係を築くためには、社員一人ひとりの相性がとても重要です。そのため企業は、適性検査の中の性格検査によって応募者の人間性や性格を見極め、自社の求める人物像とマッチしているかどうかを判断しています。
たとえば、自分が企業の採用担当だったとして、面接の数十分だけしか話したことがない人の性格や価値観まで深く知ることは正直難しいでしょう。
性格検査では、そうした面接だけでは判断できない応募者の人間性や行動パターンなどを診断することができるため、より自社の求める働き方ができるかどうかを客観的に判断できるのです。
また、応募者の人間性や意欲は適性検査に対して「どの程度準備してきたか」という点にも現れます。だからこそ、ぶっつけ本番ではなくしっかり対策をおこない、入社意欲を示すことも大切なのです。
適性検査は性格検査のような正解がないものもあるため、正解率だけでなく、制限時間内に回答できた問題数などを見て、読解力や判断スピードの速さなどを参考にしている企業もあります。
③入社後の配属先を決める際の参考にするため
適性検査の結果が活用されるのは選考のときだけではありません。先でも解説したとおり、企業を構成しているのは人なので、より良い経営のために企業は人材を適切に配置する必要があるわけです。
適性検査では、基礎能力や性格、働き方の傾向など応募者のさまざまな特徴を診断することができるため、企業はこれらの結果を参考に配属先などを決定します。
適性検査と聞くと、自分の能力が高いか低いかしか見られていないと思っている人もいるかもしれません。しかし、適性検査はただ合否を判断するためだけでなく、入社した後のことも考えて応募者についての理解を深めるためでもあるのです。
適性検査にはどんなものがある? 主要な4つの種類と特徴を理解しよう
新卒の学生が受検する可能性のある主要な適性検査は上記の4つです。それぞれで能力と性格2種類の検査タイプがあることは共通していますが、特に能力検査においての問題の難易度や出題傾向は受ける適性検査によって異なります。そのため、対策を始める前にそれらの特徴をよく理解しておきましょう。
ここからは、主要な適性検査4つの能力検査の特徴を詳しく解説していきます。適性検査の傾向がわからなくて不安という人はしっかりチェックしておきましょう。
①SPI3:言語・非言語ともに出題範囲が広い
SPI3の能力検査の特徴
- 検査項目:言語・非言語・英語・構造的把握力
- 受検方法:テストセンター、Webテスティング、ペーパーテスト、インハウスCBT
- 受検時間:ペーパーテストは約70分、その他は約35分
- 出題難易度:中学、高校レベル
SPI3は基本的な知的能力や性格といった現場で働く基礎になる部分、短期間で変化しにくい個人の資質を測るテストです。
応募者の仕事の向き不向きや、入社後の配属先を決める参考にしている企業は多くあります。
SPI3はリクルートマネジメントソリューションズという企業が提供する適性検査のことです。2023年3月時点で約15,500社の企業で導入されていて、適性検査の中では最も多くの企業が活用している検査であるため、新卒の就活で受検する可能性は高いと言えます。
SPI3は、言語分野と非言語分野の2つがおもな検査項目で、応募する企業によっては英語や構造的把握力の項目も検査する場合があります。
問題の難易度自体は中学〜高校レベルとそこまで高くはありませんが、言語と非言語両方の分野で出題範囲が広いため、あらゆる問題形式や科目への対策が必要です。
またSPIは、ペーパーテスト以外の受検方式においては一問の制限時間が決められていて、後で前の問題に戻ることはできません。さらに、テストセンターで受検する場合は正解するにつれて次の問題が難しくなっていくため、時間を意識して解く対策も必須と言えるでしょう。
- とりあえずSPI3だけ対策しておけば大丈夫ですよね?
応募するすべての企業がSPI3を導入しているとは限らない
企業によって適性検査の種類や受検方法が異なるため、「とりあえずSPI3をやろう」ではなく事前に確認をして対策することが重要です。
もしも志望する企業がSPI3を導入していたとしても、皆さんがエントリーするのは1社だけではないはずなので注意してください。
SPI3対策により、高校レベルの基礎力を鍛えられることに加え、苦手分野も特定できるため、要点を押さえた効率的な準備を心掛けると良いでしょう。
そのうえでほかの適性検査のジャンルや傾向に、一通り目を通しておくことをおすすめします。
SPI3のより詳しい特徴や対策法について知りたい人は、以下の記事がおすすめです。基本の対策はもちろん、高得点を狙う秘訣までキャリアコンサルタントが解説しています。
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言語
SPIの言語の対策方法|短期間で高得点を取るコツを解説
非言語
SPI非言語は対策すれば怖くない! 出題傾向や例題を徹底解説
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志望度が高い企業にWEBテストで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
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②玉手箱Ⅲ:制限時間に対しての問題数が多い
玉手箱Ⅲの能力テストの特徴
- 検査項目:言語・計数・英語
- 受検方法:自宅受検型・テストセンター
- 受検時間:企業がどの科目を出題するかで異なる
- 出題難易度:時間内の出題数が多いためSPIよりも難しい
玉手箱の特徴としては、ほかの適性検査に比べ、読み取る能力が試されていることです。
たとえば、言語においてはおもに「長文読解」が出題され、計数では、「図表の読み取り」や「空欄の推測」などが出題されます。
玉手箱Ⅲは日本エス・エイチ・エルが提供している適性検査のことで、大手や人気企業でも多く取り入れられています。
玉手箱は、すべての科目が満遍なく出題されるわけではなく、企業によって出題される科目が異なるといった特徴もあるため、網羅的な対策が必要となるでしょう。
また、玉手箱は定められている時間に対して解かなければいけない問題数が多く、計数分野の中には1問10秒程度が目安の解答時間となる科目もあるのです。問題に慣れること以外に瞬発力が必要になるため、余裕を持って対策しておきましょう。
- 玉手箱はSPIよりも難易度が高いとありますが、何時間くらい対策に費やしたほうが良いですか?
30~40時間を目安に自分の理解ペースに応じて対策しよう
玉手箱の対策に必要な時間は、個人の学習ペースや理解度に依存しますが、一般的には約30~40時間を目安に勉強しましょう。
SPIと比較すると、玉手箱は出題される問題の種類が多く、特に計数問題が多いため、短時間で多くの問題をこなすスキルが求められます。計画としては、毎日1~2時間の勉強を1カ月続けるのが効果的です。
言語問題や英語問題は高校までの学習内容がベースとなるため、まずは基本的な読解力と計算力を強化しましょう。長文読解や図表の読み取りに慣れることが重要です。
また、過去問や模擬試験を繰り返し解くことで、問題形式に慣れ、時間配分の感覚を掴む対策も忘れずにおこなってください。
効率的に対策を進めるために、玉手箱専用の問題集やオンライン教材を活用すると良いでしょう。
適性検査は就職活動における重要なステップの一つなので、しっかり準備して臨むことが大切です。
玉手箱の出題傾向や対策法についてもっと知りたいという人は以下の記事を参考にしてみてください。
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③TG-WEB:2種類の形式の対策が必要
TG-WEBの能力検査の特徴
- 検査項目:言語・計数・英語(従来型と新型で出題傾向が異なる)
- 受検方法:テストセンター・Web・マークシート・オンラインAI監視型
- 受検時間:従来型は30分、新型は15分
- 出題難易度:適性検査の中でも問題の難易度が高い
TG-WEBはヒューマネージという企業が提供している適性検査で、2024年5月時点の導入企業数は約2,700社ほどです。SPI3の導入企業数と比較すると少ないように思えますが、中小企業から有名な大手企業まで幅広い業界・業種の企業が導入しています。
TG-WEBの能力検査には、「従来型」と「新型」の2つの形式があり、その2つで各分野の出題傾向が異なるのが特徴の一つです。
それぞれの形式には以下のような特徴があり、どちらの形式を受けることになるかは企業によって異なるため、両方の出題傾向に応じた対策が必要になるでしょう。
形式 | 出題傾向 |
---|---|
従来型 | 難しい問題が多く、図形展開や立体図といった独自の問題も出題される |
新型 | 難易度は高くないが、問題数が多く制限時間が短い |
オンラインAI監視型のWebテスト「TG-WEBeye」は、AIによりカンニングや替え玉受検を検知する方式で、不正が疑われるときは結果と一緒にその旨を報告します。
好んで不正をする人はいないとしても知っておきましょう。
TG-WEBの特徴や対策法についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事も併せてチェックしてみてくださいね。
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TG-WEBは「従来型」と「新型」にわかれた難易度の高い試験です。突破するにはコツを押さえて練習することが必須。本記事ではTG-WEBを突破するための対策やコツをキャリアコンサルタントが解説します。
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④GAB:適性検査の中でも難易度が高い
GABの能力検査の特徴
- 検査項目:言語・計数
- 受検方法:マークシート形式
- 受検時間:言語・計数・英語合わせて80分
- 出題難易度:玉手箱Ⅲと同レベル
GABは玉手箱Ⅲと同じ日本エス・エイチ・エル社が提供している適性検査で、新卒の総合職の採用をおもな目的とする企業のために開発されました。
GABは、制限時間に対する問題数も多く、言語は25分で52問、計数は35分で40問の問題を解かなければいけません。問題の内容についても、長文読解や図形問題など難しいものが多いため、適性検査の中でも難易度が高いと言われています。
また、GABは試験中の電卓の使用が認められている適性検査の一つです。そのため、通常の問題対策に加えて電卓をうまく活用してスピーディーに答える練習もしておく必要があるでしょう。
GABは総合職や一般職など幅広い業種・職種向けで、言語理解や数的推理、論理推理などの広範な能力を見極める適性検査です。
似た試験としてCABがありますが、これはおもにシステムエンジニアやプログラマーなどのIT系職種向けで、暗号解読、命令表などプログラミングに関連する能力に加え、暗算能力など特定のスキルが重視されます。
Web-GABやWeb-CABのより詳しい対策法や例題を見ておきたい人は、以下の記事でキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
Web-GAB
Web-GAB対策を完全網羅 | 出題内容から突破のコツまで解説
Web-CAB
Web-CABでハイスコアを取る! 例題付きで突破するコツを解説
どのくらいの人が受かる? 適性検査対策の専門家が合格率について解説
ここまで、それぞれの適性検査の特徴や難易度について解説してきましたが、各検査の合格基準や合格率などについて気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、適性検査対策講師として多くの学生のサポートをおこなっている中村さんに、各適性検査の合格率について詳しく解説してもらいます。「難しいと言われているけど実際はどうなの?」と疑問に思っている人は、中村さんの解説を参考にしてみてくださいね。
アドバイザーコメント
中村 彰
プロフィールを見る企業によって異なるが各適性検査の合格率は15~30%程度
前提として、適性検査は受検する時期や年などでレベルが変わるということはありません。ただし、合格率は企業が適性検査に何を求めているかによって変わります。
「適性検査で人数を絞りたいのか」、「求める人物像や適性があるのかという判断に使用しているのか」など、さまざまな理由によって合格率は変化するでしょう。
また当然ながら、企業によって合格率や出題難易度なども異なるので、一概には言えませんが、各適性検査の合格率やレベル感は以下の通りとなります。
①SPI(合格率は30%前後)
言語、非言語ともに基本レベルを完璧にしておけば安心です。大企業を目指している人は応用レベルの問題もやっておきましょう。
②玉手箱(合格率は30%前後)
基本的に言語、計数、英語のレベルは高くありませんが、1問あたりにかけられる時間が少ないので、時間配分には十分に注意していきましょう。
③TG-WEB(合格率は15%前後)
従来型は難しいのでレベルは高めです。新型は素早く解いていかないといけないため、従来型ほど難しくないですが、ケアレスミスに注意する必要があります。
④GAB(合格率は20~30%前後)
こちらも玉手箱同様、1問あたりにかけられる時間が少ないことが特徴です。そして、難易度も高いため、しっかりと対策をしておかなければなりません。
各適性検査の特徴を理解し、自分の弱点を克服することが合格への近道です。
情報収集が要! 適性検査で合格率をアップさせる対策法4ステップ
適性検査と聞くと、「企業が形式的に応募者に受けさせるもの」「適性検査より実際に企業側と話す面接のほうが重視される」といったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、前述のとおり、企業は適性検査によって応募者のさまざまな特徴を知ろうとしています。企業の面接で伝えることを準備することと同じように、適性検査も自分をアピールする場と捉え、しっかり対策しておきましょう。
ここからは、適性検査の合格率をアップさせる4つの対策ステップについて解説します。適性検査の対策について具体的に何から始めれば良いのかわからない、という人はぜひ参考にしてみてください。
ステップ①応募先の適性検査の問題傾向を理解する
適性検査にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が違うため、きちんとその特徴を把握しておかなければ効率的な対策ができません。だからこそ、適性検査対策は最初に検査に関する情報収集をおこない、問題傾向をしっかり把握しておくことが大切です。
適性検査の中には難易度が高く対策に時間がかかるものも多いため、自分が受ける適性検査が判明した時点から対策を始めてしまうと十分な対策時間が取れないかもしれません。
そのため、自分が応募したい企業が決まった時点で、その企業が導入している適性検査や問題傾向を調べてみましょう。
自分が応募する企業がどんな適性検査を導入しているかは、口コミサイトやSNSなどで知ることができ、説明会などで事前に伝えられる場合もあります。適性検査の中でもSPI3は最も多くの企業が導入しているため、事前に問題の傾向を把握しておくのがおすすめです。
また、自分が受ける適性検査が何なのかは企業から送られてくるURLによっても判別することができます。各適性検査のURLには以下のような特徴があるため、送られてきたら確認してみてくださいね。
SPI3 | http://arorua.net/ |
玉手箱Ⅲ | https://web1.e-exams.jp/ https://web2.e-exams.jp/ https://web3.e-exams.jp/ https://tsvs1.e-exams2.jp/ https://tsvs2.e-exams2.jp/ https://tsvs3.e-exams2.jp/ https://nsvs1.e-exams4.jp/ https://nsvs2.e-exams4.jp/ |
TG-WEB | http://assessment.c-personal.com/ http://assessment.e-gitest.com/ https://www.c-personal.com/ |
GAB | https://web1.e-exams.jp/ https://web2.e-exams.jp/ https://web3.e-exams.jp/ https://tsvs1.e-exams2.jp/ https://tsvs2.e-exams2.jp/ https://tsvs3.e-exams2.jp/ https://nsvs1.e-exams4.jp/ https://nsvs2.e-exams4.jp/ |
そのほかにも、大学のキャリアセンターやキャリアカウンセラーに相談することで、最新の適性検査の情報や対策が教えてもらえます。
特に、過去のデータやほかの学生の経験を基にした具体的なアドバイスが得られることが多いためおすすめです。
自分に送られてきたWebテストが何の適性検査なのか知る方法は、以下の記事で詳しく解説しています。自分でWebテストの種類を見分けたい人はぜひ参考にしてみてください。
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URLや出題形式、導入企業を参考にしたWEBテストの見分け方をキャリアコンサルタントとともに解説。主要テスト20種類の見分け方を押さえれば、就活で必要不可欠な試験対策が効率良く進められますよ。
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ステップ②問題を繰り返し解いて苦手分野をなくす
自分が対策すべき適性検査について情報収集ができたら、実際に問題を解いていきます。
適性検査の問題は、時間さえかければ多くの人が正解できるような難易度のものが多いですが、実際の検査では決められた時間内にすべての問題を解き切らないといけません。
そのため、苦手な問題で手が止まってしまうことがないよう、繰り返し問題を解き、苦手分野をなくし、得意分野は速く答えられるようにしていきましょう。
適性検査のなかでもSPIの勉強法について詳しく知りたい人は、以下の記事がおすすめです。就活のプロであるキャリアコンサルタントが、初めてのSPIでも高得点を狙える勉強のコツを解説しています。
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- 問題集の解説を見ても解き方がよくわかりません……。
読解力や語彙力を鍛えて問題の意図を素早く理解しよう
読解力、語彙力がないと、そもそもどんな問題も解くのは難しいでしょう。何を質問されているのか理解できていないのに、正しい解答をできるはずがありません。
解き方がわからない場合も同様に、まずは日本語を理解するための訓練から始めましょう。
読解力、語彙力がアップすれば、解説の意味がわかるようになるので、問題も解けるようになります。焦らずに一つずつ課題をクリアしていってください。
一人で取り組むことに限界を感じてしまう場合は、友人と一緒に得意な分野を教え合いながら練習すると良いでしょう。
インプットしたことをアウトプットすると、記憶に残りやすくなるのでおすすめです。
ステップ③頻出問題や公式を暗記する
苦手対策と並行してやっておきたいのが頻出問題や公式への対策です。適性検査の問題の中には、決められた公式を覚えてさえいればスムーズに答えを導き出せるものが多くあります。
そのため、覚えておくと便利な公式や頻出問題の解き方などはできるだけ暗記しておきましょう。
具体的には以下のような公式を覚えておくと便利です。どんな問題形式が出るかは適性検査の種類や受ける企業によって異なりますが、順列や旅人算などは多くの適性検査で出題される可能性が高いため、公式を覚えてすぐに解き方がわかるようにしておいてくださいね。
適性検査対策で暗記しておきたい公式
- 順列(n個の中からr個を選んで並べるとき)
nPr =n! / (n−r)! - 組み合わせ(n個の中から異なるrを選ぶとき)
nCr =nPr / r! = n! / r!(n−r)! - 損益算
原価(仕入れ値)×原価に対する利益の割合=利益 - 旅人算(AがBを追いかける場合)
距離÷(Aの速度-Bの速度)=時間 - 確率
確率A×確率B(AとBが同時に起こる確率)
頻出の公式については上記はもちろん、四則演算の順序や分数計算、面積・体積、比率や割合もしっかりと暗記しておいてください。
また公式を覚えるだけでなく、問題を解く際にすぐに使えるよう、実際の問題で公式をどのように使用するのか練習や準備をしておくことも重要です。
「適性検査の数学問題が苦手……」という人は以下の記事を参考にしてみてください。具体的な対策法や例題などをキャリアコンサルタントがわかりやすく解説しています。
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適性検査の数学をプロが徹底解説! 種類別に例題&特徴も紹介
適性検査の数学について徹底解説。適性検査の数学にはSPIや玉手箱など様々な種類がありますが、網羅的に解説しています。キャリアコンサルタントが問題を解くコツについてコメントしているため、これから対策する人はぜひご覧ください。
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ステップ④実際の受検を意識して練習する
反復練習が完了したあとは、実際の受検を意識した模擬試験をおこなって、本番でもこれまでの練習の成果が出せるように準備していきます。
各適性検査では制限時間や出題数が決まっているため、自分が対策している適性検査は1問あたりどのくらいの時間がかけられるのかを割り出し、自分で時間を計りながら練習してみましょう。
この時、模擬試験をおこなう環境も本番を意識することがポイントです。注意が散漫になってしまう環境では集中力や練習の成果を発揮できません。また、実際の試験ではメモや電卓など使用する場合もあるため、そうした準備もしっかり整えた状態で練習するようにしてください。
SPIで電卓は使えるのか不安な人は、以下の記事をチェックしておきましょう。受検方式ごとに異なるルールや電卓を使用して効率よく問題を解くコツをキャリアコンサルタントが解説しています。
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SPIで電卓が使えるかは受検方式による! 効率良く使うコツを解説
SPIの電卓の使用可否について、キャリアコンサルタントとともに解説。SPI対策に詳しい講師による、電卓を使える場合と使えない場合の解き方についてのアドバイスも掲載。SPIの電卓の使用可否について正しい認識を持って、対策に取り組みましょう。
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実際の試験を意識した練習をする場合は、過去問や模擬試験を活用することがおすすめです。各試験の形式を理解し、特化した問題集を利用し、出題傾向や時間配分に慣れましょう。
オンラインでの模擬試験を使って、繰り返し解けば効率よく対策ができます。
文系・理系で適性検査対策に違いはある? それぞれのポイントを対策講師が解説
ここまでは、適性検査の基本となる対策の流れについて説明しましたが、文系と理系で対策に違いはあるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで、適性検査対策の講師として日々多くの学生をサポートしている中村さんに、文理の違いによる適性検査対策のポイントについて解説してもらいました。
「文系だと難しい対策も多いのでは?」「理系は何を重点的に対策すべきなの?」といった疑問がある人はチェックしておきましょう。
アドバイザーコメント
中村 彰
プロフィールを見る文系はまず自分の数学レベルを正しく把握して対策に移ろう
文系の学生からの質問で圧倒的に多いのは、「確率の解き方がわかりません、どうしたら良いですか?」といったものや「中学・高校と数学が苦手で、意味がさっぱりわかりません」などです。
つまり、適性検査対策以前に中学の数学から理解できていないことが原因で、勉強がストップしている人が多くいます。
適性検査は、大学入試のように難しい問題が出題されるわけではありません。しかし、基礎ができていない人からすると、それと同じくらい難しい問題に見えてしまうものなのです。
まずは、「四則計算ができるのか?」「分数の計算ができるのか?」「速さの問題は?」「場合の数は?」「確率は?」と確認していき、何でつまずいているのか理解してください。
原因がわかれば、あとは対処するだけです。中学の内容でも恥ずかしがらずに一つひとつ取り組んでいきましょう。基礎を踏まえたうえで、適性検査対策を進めると効率良く理解を深められます。
理系の適性検査対策では読解力を高めることがカギ
そして、理系学生に多いのは「長文読解が苦手」という質問です。これは単純に本を読む習慣を身に付けることで解決できます。とはいえ、就活で忙しいなかで本など読む暇がないという人もいるかもしれません。
そこで私がおすすめしているのは、新聞の「社説」や「天声人語」を読むことです。これを日々の習慣にすることで、自ずと文章を難なく読めるだけの力が身に付きます。
文系・理系にかかわらず、自分の苦手分野をしっかり把握し、正しい方向性で対策することが重要です。
就活のプロに聞いた! 企業規模や業界・職種による適性検査の特徴とは
先でも解説したように、適性検査は多くの企業の採用に取り入れられているうえに、その種類もさまざまです。どのような企業や業界でどんな適性検査が活用されているのかがイメージできないと、不安になってしまうケースもありますよね。
そこでここでは、企業の規模による適性検査対策のポイントや、業界・職種ごとの適性検査の導入傾向について、キャリアコンサルタントに解説してもらいます。
自分の志望企業がおこなっている適性検査の傾向を知るための参考として、ぜひここでの解説を役立ててくださいね。
企業規模による適性検査の違いや対策の注意点
企業と一口に言っても大企業から中小企業までさまざまな規模があります。それぞれの企業がどんな適性検査を選ぶかは、企業の方針や採用担当者の意向によって異なるものですが、企業の規模によっても違いはあるのか気になる人もいるでしょう。
この段落では、キャリアコンサルタントとして長きにわたり学生の就活をサポートしてきた瀧本さんに、企業規模による適性検査の傾向と対策のポイントについて聞いてみました。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る大企業ではWeb、中小企業は紙ベース形式での適性検査が多い
企業の規模によって適性検査の導入には違いがあります。
大企業は通常、多くの応募者を効率的に評価するために、Webテストやテストセンターを利用した適性検査を導入していますが、その理由は、全国の応募者に対して同一の基準で評価をおこなうことができるからです。
一般的には、SPIや玉手箱、TG-WEBなどが多くの大企業で使用されています。
一方、中小企業では、予算やリソースの制約から、より簡便な紙ベースの適性検査や企業内・自社内でのコンピュータベーステスト(CBT)を導入することが多いです。
これにより、特定のスキルや性格特性を直接確認しやすくなりますが、スケジュールの調整や結果の集計に手間がかかる場合があります。
それぞれの企業の特徴に応じた対策で高得点を目指そう
適性検査対策については、大企業の場合、事前に市販の問題集や過去問題に取り組むことで対策が可能です。
特に、SPIや玉手箱では問題の形式に慣れることが重要となるため、テストセンターでの受験の場合は予約も忘れずにおこない、制限時間内に正確に問題を解く練習をしておきましょう。
中小企業の場合、適性検査が紙ベースでおこなわれることが多いため、試験当日に焦らずに回答するためのメンタル準備が重要です。
そして性格検査では自己分析を深め、自分の強みや弱みをあらかじめ明確にしておきましょう。これにより、面接でも自身の適性や志望動機を具体的に説明することができます。
とはいえ適性検査は、どんな規模の企業においても求める人材との適合度を見極めるための重要なツールであることに変わりありません。それぞれの企業の特徴に応じた対策を講じて、就職活動を有利に進めていきましょう。
業界・職種別の適性検査の導入傾向
適性検査は、文理や企業の規模などのほかに、業界や職種によっても違いがあるのか気になっている人もいるかもしれません。自分の目指す業界や職種が適性検査のどんな部分を重視しているのかなどを理解できれば、より効率的に対策を進められますよね。
そこでここからは、各業界に詳しいキャリアコンサルタント7名に、その業界や職種の適性検査の傾向について聞いてみました。
メーカーの就活情勢に詳しい上原さんが適性検査の傾向を解説
メーカーの場合、メーカーに特化した特別な適性検査がおこなわれることは無く、SPIや玉手箱などの一般的に広く知られる適性検査が課されることが多いです。
検査の中で重視されているスキルとしては、コミュニケーション能力や、ストレス耐性などが挙げられます。
小売業界での採用経験もある渡部さんに聞く適性検査対策のポイント
小売業界では対人スキルが要求されます。そのため適性検査対策では、言語能力とコミュニケーションに関連する科目が最も重要です。重点的に取り組みましょう。
その次に計数関連の対策も必要ですが、高度な計数能力は必要とされないので平均的な成績であれば問題ありません。ほかの科目は参考程度にされる傾向が強いです。
サービスやインフラ業界に詳しい塚本さんに聞く適性検査のコツとは
サービス・インフラ業界の適性検査では、顧客の問題に迅速に対処する問題解決能力や、高いストレス環境下での業務をおこなえるストレス耐性、コミュニケーション能力、チームワークや協調性などが見られています。
性格検査などは取り繕いすぎず、自分らしい答えで人柄を示していくほうが良いですね。
IT業界で活躍してきた野村さんが適性検査対策の注意点を伝授
IT業界の適性検査では、論理的思考力や問題解決能力、技術的スキルが重視されます。
対策として、コーディング練習やアルゴリズムの理解を深め、SPI問題集や玉手箱問題集などを活用した模擬試験では時間管理を意識して対策をおこないましょう。
CAとしての勤務経験を持つ佐藤さんが語る航空業界の適性検査事情
航空業界ではSPI試験が多く採用されているようです。
航空業界にはさまざまな職種があるため、重視される点もそれぞれ異なってきますが、「基礎学力の確認」と、「処理能力・優先順位判断力などの仕事での対応力」がチェックされます。
どんな職種を受ける場合でも一つひとつの分野を丁寧に対策をしましょう。パイロット試験では心理適性検査もおこなわれますが、こちらは対策不要です。
記者経験を持つ小西さんが広告・マスコミ業界の適性検査事情を解説
メディア各社は、それぞれが重視する筆記試験を用意しています。そのため、適性検査は筆記試験では把握できない側面を知るために用いられることが大半です。
時間が限られた面接ではつかみづらい応募者の性格や特性などを浮き彫りにするために、適性検査が活用されているといえます。
これから対策を始める人必見! 各適性検査のおすすめ問題集と例題
ここまで、適性検査の特徴や具体的な対策法について解説してきましたが、実際にどのような問題が出るのか見てみたい、おすすめの対策ツールが知りたいという人も多いのではないでしょうか。
そこで最後は、4つの適性検査の例題とおすすめの問題集を紹介します。問題のレベルを確認し、少しでも疑問を払拭した状態で対策に取り掛かってくださいね。
例題①SPI3の例題&おすすめ問題集
SPI3の対策におすすめの問題集
SPI3の問題集には上記のようなものがあり、特に「これが本当のSPI3だ! 2025年度版」は適性検査の全体像や今の傾向などもわかるため、初めてSPI3の対策をおこなう人におすすめです。
またSPI3は、導入企業や受検者数が多いことにより、さまざまな対策ツールが開発されています。SPI対策問題集というSPI3の情報サイトでは、SPI3の例題を見たり、アプリやサイト内で手軽に練習問題を解いたりできるため、積極的に活用してみましょう。
SPI3の例題(非言語)
子どもは時速3.6km、母は時速4.8kmで歩くものとする。
子どもが家を出発して6分後に母は子どもの忘れ物を届けようと追って家を出発した。母は何分後に子どもに追いつくか求めよ。必要な場合は最後に小数点第3位以下を四捨五入しても良いものとする。
選択肢
ア.15分
イ.18分
ウ.20分
エ.22分
解答:イ
母が家を出発する時、子どもは家から
3.6×6/60=0.36km
離れたところにいる。
2人の速度の差は
4.8-3.6=1.2km/時であるため、母が子どもに追いつくのは
0.36÷1.2=0.3時間=18分後となる。
- SPI対策ににあまり時間が取れそうにないです。言語・非言語それぞれで絶対にやるべき科目はどれですか?
「長文読解」や「推論」はマストで対策しよう
絶対にやるべき科目は、言語では「長文読解」、非言語では「推論」です。言語においては「長文読解」をやりつつ、ほかの分野にも対応するため並行して「頻出語句」を覚えることをおすすめします。
長文読解は、素早く文章を読んで理解することに慣れる必要がありますが、これだけやっていてもほかの分野で点と取ることはできません。
長文読解の対策と並行して最低限SPIでよく出る頻出の語句だけでも覚え、解答できる問題を増やしていたいところですね。
また、非言語については「推論」の対策は絶対に必要です。そのほかの分野の問題は、学生時代に目にしたことがあったり、知識があれば何とか解けたりするのですが、「推論」に関しては、初めて目にする人が圧倒的に多いと思います。
条件整理の仕方やコツなどを身に付けて、「推論」の問題に対応できるように対策をしていきましょう。
SPI3の問題集についてより詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
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SPI3の問題集22選|SPI講師が最適な問題集の選び方を解説
この記事では就活中の学生向けにSPI3の基本を解説したうえで、おすすめのSPI3問題集22選を解説します。キャリアコンサルタントによるSPI3問題集の選び方や効果的な対策方法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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以下の記事ではSPI3の例題を分野別で紹介しています。例題をたくさん解いて対策をしたいという人は、以下の記事をチェックしてみてください。
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SPIの例題38選! 対策手順や突破のコツを徹底解説
就活では多くの学生がSPIを受検する可能性がありますが、例題を確認したい人もいますよね。この記事ではSPIの例題を39選紹介したうえで、対策手順やコツをキャリアコンサルタントとともに解説しています。
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SPIの時間配分のポイントがよくわからない、と悩んでいる人は以下のQ&Aも併せてチェックしてみてください。SPIの時間が足りないという就活生の悩みに対してキャリアコンサルタントがアドバイスしています。
例題②玉手箱IIIの例題&おすすめ問題集
前述のとおり、玉手箱は制限時間に対して多くの問題数を解く必要があるため、スピードを意識して対策していきましょう。
四則逆算などは計算の難易度自体は小中学生レベルのものも多いため、できるだけたくさんの問題を解くことがポイントです。上記のような問題集を積極的に活用して、玉手箱の問題や解き方に慣れていってくださいね。
玉手箱Ⅲの例題(四則逆算)
28÷16=▢÷5
選択肢
ア.7/4
イ.4
ウ.35/4
エ.32/4
解答:ウ
左辺の数式のみ計算すると7/4となる。
左辺の数式を右辺へ移行すると÷は×に変換されるため
▢=5×7/4=35/4
となり、ウが正解。
玉手箱はとにかく時間との勝負です。問題に慣れるためにも、苦手な問題を繰り返し練習しておきましょう。
本番では、あらかじめどの問題にどれだけ時間をかけるか、時間配分を決めておくと良いですね。
四則逆算についてもっといろいろ例題を見てみたいという人は、以下の記事も併せてチェックしてみましょう。
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四則逆算を短時間で解くコツ&基本3法則|8つの例題で徹底対策
適性検査では四則逆算が出題されます。問題自体は難しくありませんが、問題数に対する制限時間が短く、時間との勝負になるのです。そこで必要なのが解答の質とスピードを上げること。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒に四則逆算の攻略法を解説します。
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例題③TG-WEBの例題&おすすめ問題集
TG-WEBの対策におすすめの問題集
TG-WEBは、従来型と新型2種類の受検形式への対策が必要です。特に従来型は長文読解や複雑な計算が必要な問題が多いため、対策なしでは攻略が難しいでしょう。また以下の例題のような図表の読み取りでは、多数の数値の中でどの数値が計算に必要なのかを瞬時に理解する読解力が必要です。
さらにTG-WEBは、ほかの適性検査では出題されにくい独自の問題もあります。図形を組み合わせるパズル問題や立体図形の展開図など、事前に解き方を知っておかないと長時間考えなければいけなくなるため、それらも問題集でしっかり対策しておきましょう。
TG-WEBの例題(図表の読み取り)
以下の表を見て次の問いに答えよ。
ただし、必要な場合は最後に小数点第1位を四捨五入しても良いものとする。
前年度のD社の売り上げはいくらか?
会社名 | 売上高(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|
A社 | 987 | 121.2 |
B社 | 437 | 97.5 |
C社 | 328 | 108.3 |
D社 | 459 | 88.5 |
E社 | 871 | 103 |
選択肢
ア.5億700万
イ.5億1200万
ウ.5億1900万
エ.5億2100万
解答:ウ
D社の前年比は88.5%となっているため、2022年度の売上の88.5%が4億5900万円である。
前年度の売上をXとすると
X×0.885=459
X=459÷0.885=518.644…となるため、小数点第1位を四捨五入してウが正解となる。
- 長文読解や難しい問題などで手が止まってしまったときはどうしたら良いですか?
試験全体の時間配分を意識して対処しよう
手が止まっても焦らずに対処をすることが大切です。まずはわかる問題から解いていくようにしましょう。検査には時間制限があるので、手が止まってしまうような問いは飛ばして先に進むほう効率的に解答を進められます。
また、メモや表を作ってわかりやすく理解する工夫も重要です。長文読解などは要点を書き出し可視化すると、全体が把握しやすくなりますよ。
そして、設問を再確認することも忘れないでくださいね。何を問われているのかを再度丁寧に読み直し、文章全体の要点把握をおこなうことで、見落としていたヒントが見つかるかもしれません。
手が止まったときは焦ってしまうと思いますが、目を閉じて深呼吸をしてリラックスすることを試みて、冷静さを取り戻しましょう。
これらのことに気を付けつつ、試験全体の時間配分を特に意識して取り組んでください。
いざというときに焦らないためには、模擬試験などを活用し時間の感覚に慣れておくと良いでしょう。しっかり事前対策に力を注いでくださいね。
例題④GABの例題&おすすめ問題集
GABの対策におすすめの問題集
GABは玉手箱と同じ企業が開発している適性検査になるため、問題の傾向としては玉手箱と似ています。
GABは新卒の総合職の採用を目的として作られた適性検査であるため、原価や利益率、売上の計算など、総合職で今後目にすることになる企業データに関連するような問題が多いことが特徴です。
桁の大きな数字の計算なども必要となるため、それについては電卓をうまく活用するなどして素早く解いていきましょう。
GABの例題(計数理解)
以下の数値を見て次の問いに答えよ。
ただし、必要な場合は最後に小数点第3位を四捨五入しても良いものとする。
A国
米:5800
肉:3200
魚:400
B国
米:2500
肉:2100
魚:500
C国
米:1800
肉:1600
魚:1400
問1. B国の米の生産量はC国の米の生産量の何倍か?
問2. 生産量全体に対する肉の割合が最も大きいのはどの国か?
問1の解答:1.39倍
B国の米の生産量は2500、C国の米の生産量は1800なので
2500÷1800=1.3888……
となるため、小数点第3位を四捨五入して1.39倍が正解。
問2の解答:B国
それぞれの国の全体の生産量は、A国が9400、B国が5100、C国が4800となる。
それをもとに
肉の生産量÷全体の生産量×100=その国の肉の生産量の割合(%)を計算していくと
A国は34%、B国は41.2%、C国は33.3%となるため、B国が正解。
適性検査対策講師からのアドバイス! 適性検査の対策で気を付けてほしいこと
適性検査はきちんと対策をしておけば、誰でも合格を目指すことはできます。しかし、対策の仕方によっては効率を下げてしまう可能性があるため、限られた時間のなかで適性検査の対策をおこなう場合には注意が必要です。
そこでここでは、適性検査対策講師の中村さんに、適性検査対策で気を付けるべきポイントについて解説してもらいます。要点を押さえた対策で適性検査をスムーズに通過したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
中村 彰
プロフィールを見る各適性検査は1冊の問題集だけをやり込めば十分合格が目指せる
適性検査の対策では、その適性検査に特化した問題集を使って勉強することが重要です。当たり前のことですが、実際の出題に沿って問題集は作成されているので、対策するうえで最も重要になってきます。
対策する際の注意としては「1つの問題集をくり返し何度も解くこと」です。
問題集を1回解けば、どんな問題が出るのか、どのような傾向なのかといったことは理解できます。しかし、それと問題が解けるかは別物です。最低3周は繰り返し同じ問題集を解いてみてください。
2回目以降、問題を解く際は、正解することを目的とせずに、「答えを導き出す過程」を意識して取り組んでいきましょう。そうすることによって、条件や数値が変わったとしても、問題に対応できるようになります。
ここを意識せず問題を解いていると、初見の問題に対して「この問題は問題集でやったものと同じだ!」という判断ができなくなってしまい、結果として数字が変わったら正解できないということになってしまうでしょう。
そうならないためにもしっかり「答えを導き出す過程」に注目して問題を解いていくことが大切です。
また、同じ問題集を使用するという点も重要です。できない人ほど問題集が増えがちで、結局どの問題集も最後までやり切ることなく終わっている人が多くいます。そのようにならないためにも、1冊の問題集を徹底的にやり込むことで理解を深めていきましょう。
問題を解く過程を意識してコツコツと実力を身に付けていこう
勉強に苦手意識のある人は、易しい問題からやっていき、問題を解く感覚をつかむことがポイントです。スポーツでもそうですが、初めからうまくできる人はいません。基礎的なことから徐々にステップアップしていきましょう。
逆に、勉強に苦手意識のない人は、基礎を固めつつ、素早く解いていけるよう時間を計りながら演習していくと良いでしょう。加えて応用問題にもチャレンジして、高得点を目指してください。
適性検査に関するQ&Aを紹介! 同じような悩みから解決策を見出そう
ここまでは、適性検査の種類の特徴や具体的な対策方法について解説しましたが、皆さんの中には先で解説したこと以外にも、適性検査に関する疑問や悩みがあるという人もいるかもしれません。
以下では、PORTキャリアのQ&Aコーナーに寄せられた適性検査にまつわる質問をいくつか紹介しています。それぞれにキャリアコンサルタントが丁寧にアドバイスしているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
適性検査の問題に関するQ&A
適性検査での不正に関するQ&A
適性検査は出題形式を把握して万全の対策で合格を目指そう
適性検査は、選考で避けては通れないものであるため、しっかり対策することが重要となります。なぜかというと、企業は適性検査を通じて応募者の本当の姿を知り、採用時の見極めや入社後の配属に活かそうとしているからです。
とはいえ、適性検査には特徴の異なるさまざまな種類があるうえに、企業によってどの検査を受けることになるかわかりません。だからこそ、適性検査対策は事前にそれぞれの適性検査の傾向を理解しておくことが大切です。
また、適性検査は問題そのものの対策だけでなく、制限時間や出題傾向に合わせた対策が重要になります。そのため、苦手を潰す反復練習はもちろん、本番を意識した練習もおこなっておきましょう。
これから適性検査の対策をおこなおうとしている人は上記のようなポイントをしっかり押さえて、万全の対策で選考通過を狙ってくださいね。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る適性検査は対策すべき項目が多いからこそ情報収集が大切
適性検査は、言語・非言語能力、性格、EQ(感情知能)など、多岐にわたる内容が含まれるため、何をすれば良いのかわからない人もいるかもしれませんが、きちんと特徴を理解すれば、それぞれに対策が可能です。
まず、言語分野と非言語分野の能力検査に対しては、学校で習った国語や数学の基礎的な問題が出題されます。問題集や模擬試験を利用して、問題に慣れ、時間内に解答する練習を繰り返しましょう。頻出問題を把握し、特に苦手な部分を重点的に対策することが効果的です。
性格検査では、自分を良く見せようとせず、正直に答えることが大切です。柔軟性や適応力が求められる質問に対しては、極端な回答を避け、バランスの取れた回答を心掛けましょう。また、同じ内容の質問に対して矛盾しないように注意してください。
EQ能力やストレス耐性の検査も多くの企業で実施されています。感情の識別や調整能力、ストレス耐性を測るこれらの検査では、自分自身の感情管理の方法を確認し、適切に対処できるように準備しましょう。
無料ツールや模擬試験などを活用して効率良く対策を進めよう
時間がない中でも効率的に対策を進めるために、無料で提供されている問題集や模擬試験を活用することをおすすめします。
たとえば、SPI模試やWebテスト・適性検査対策の問題集を活用することで、本番形式の問題に慣れ、自信を持って試験に臨むことができます。
皆さんの努力は必ず実を結ぶはずです。自分を信じて最後まで頑張ってください。応援しています!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー
Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mifuyu Furihata〇23年間の企業勤めを経て、独立後は企業での採用・育成コンサルティングや研修に従事。個人向けの就活支援セミナーやキャリア相談における、個々の「強み」の掘り下げに定評がある
プロフィール詳細適性検査対策講師
Akira Nakamura〇学校事務や大学講座運営などの企業にて、営業や講師、キャリア相談など幅広い業務を担当。現在はフリーランスとして、面接指導や適性検査「SPI」の講師を務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士
Tomomi Tsukamoto〇航空会社CAとして育成担当を経験。その後複数大学でキャリアセンター相談員を務め、就活サイトの講師も担当。採用代行や新入社員研修講師、転職支援など幅広い就活領域で活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Kyoko Sato〇証券会社や航空会社のCAとしての勤務を経て、キャリアコンサルタントとして就職支援をおこなう。大学では就活講座や個別相談、企業では新卒採用関連業務を担当。転職相談などでも幅広く活躍
プロフィール詳細ジャーナリスト/キャリアコンサルタント
Kazuyoshi Konishi〇大手メディア政治記者を経て、配偶者の海外転勤に伴いキャリアを一時中断。現在は大学院でキャリア形成を研究する一方、プロの文章力を活かし各メディアで幅広く記事を執筆。
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