スポーツ好きに向いてる仕事29選! 資格の有無や働き方も徹底解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/fc-styling代表

    Mitsuki Tominaga〇ファッション業界にてスーパーバイザーや採用、お客様相談員を経て独立。大学生の就職支援や高校生向けキャリア講座、中途採用の転職支援事業など幅広い世代の就労支援に従事

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

    Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

    Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • スポーツが好きな人は6つのタイプに分けられる
  • 自分のタイプに向いている仕事から興味のあるものを見つけよう
  • スポーツ関連の仕事に必要な資格・スキルを取得して選考を有利に進めよう

スポーツが好きな人の中には、スポーツにかかわる仕事に就職・転職できることがベストと考える人もいると思います。好きなことにかかわれる仕事に就くことは、大きなやりがいとなるでしょう。

しかし、「具体的にどんな仕事が自分に向いているのか」「どうしたらスポーツにかかわる仕事に就けるのだろう」など、疑問を抱える人もいますよね。

この記事では、スポーツが好きな人に向いている仕事をタイプ別に29種類紹介します。また、それらの仕事に就くための方法や必要な資格なども紹介します。

スポーツが好きな人は、自分の好きなことを仕事にするためにも最後までチェックしましょう。

【完全無料】
大学3年生(27卒)におすすめ!
就活準備で必ず使ってほしい厳選ツール

1位:適職診断
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

2位:面接力診断
39点以下は要注意!あなたの面接力を今のうちに診断しましょう

3位:自己分析ツール
選考で使えるあなたの強み・弱みがわかります

4位:WEBテスト対策問題集
SPI、玉手箱、TG-WEBなどの頻出問題をこれ1つで効率的に対策できます

5位:内定者ES100選
大手内定者のESが見放題!100種類の事例から受かるESの作り方がわかります

【併せて活用したい!】
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール

自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、ツールを活用して自己PRを完成させよう

志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、受かる志望動機を自動で作成します

目次

スポーツが好きな人に向いてる仕事は多数ある! 自分に合う仕事を探そう

スポーツが好きな人に向いている仕事は1つや2つではなく、多数存在します。そのなかから自分に合う仕事を見つけられればやりがいを持って働けるようになりますが、一方で自分に合わない仕事を選ぶと「思っていたのと違う」と後悔する可能性も考えられます。

この記事では、前半でスポーツ好きのタイプ別に、スポーツが好きな人に向いている仕事を29選紹介します。まずはたくさんの仕事を知って視野を広げましょう。

そして、記事後半ではスポーツが好きな人に向いている仕事に就くために必要な資格や、具体的なステップなどを解説します。自分のタイプを見極めて向いている仕事を見つけたうえで、その仕事に就くための方法を理解していきましょう。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認してみよう

自分に合う職業・合わない職業を知ることは、就活において非常に重要です。しかし、見つけるのが難しいという人も多いでしょう。

そんな人におすすめしたいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、自分の強みや性格に合った職業がわかります。

今すぐ診断を受けて、自分に合う職業・合わない職業をチェックしてみましょう。

まずは自己分析から! スポーツ好きの6つのタイプ

「スポーツが好き」と一言で表しても、どのように好きなのかは人によって異なりますよね。

ここからは、スポーツ好きのタイプを6種類に分けて紹介します。どんなタイプがあるのか把握したうえで、自己分析をおこない、自分がどれに当てはまるのかを確認していきましょう。

冨永 実希

プロフィール

スポーツが好きとは、プレイヤーなのか、マネージャーなのか、観ることが好きなのか、それぞれの適性に違いがあるため、まずは具体的に自己分析をしてみましょう。

またなぜその「好き」を仕事にしたいと思ったのかも言語化しておくと良いでしょう。

そもそも自己分析の方法がわからない人は、こちらの記事を参考にしてください。

関連記事

自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。

記事を読む

自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

①スポーツをプレーするのが好き

これまで部活動や習い事などで実際にスポーツをやってきた人のなかには、プレーすることが好きという人もいるでしょう。

スポーツをプレーするのが好きな人には、具体的に以下の特徴が見られます。

スポーツをプレーするのが好きな人の特徴

  • 身体を動かすことが好き
  • スキルを向上させるための取り組みをした経験がある
  • 競争心が強い

上記の取り組みをした経験がある、思い当たる節があるなど、該当する点があればスポーツをプレーするのが好きといえます

②スポーツを観戦するのが好き

実際にスポーツをプレーするよりも、スポーツを観戦するのが好きな人もいると思います。自分の好きなチームや選手を応援することに、多くの時間を使っている人もいるでしょう。

そして、具体的にスポーツを観戦するのが好きな人には以下の特徴が見られる傾向があります。

スポーツを観戦するのが好きな人の特徴

  • 特定のスポーツチーム・選手の熱狂的なファンである
  • スポーツのルールや選手情報、過去の成績などの知識が豊富
  • イベントを楽しむことができる

特定のスポーツや選手、チームなどに関して、ほかの人よりも詳しいという自負がある人はスポーツを観戦するのが好きである可能性が高いです。また、スポーツイベント時に心から楽しめる人も、観戦するのが好きというタイプに分類されます。

スポーツというよりも、一つのチームのファンです。それでもスポーツを観戦するのが好きと言っても良いのでしょうか。

永田 修也

プロフィール

堂々と「スポーツ観戦が好き」と言って良い

むしろ、さまざまなスポーツの知識を広く浅く網羅している人よりも、一つのスポーツや一つのチームのことをより詳しく語れるほうが好印象につながることさえあります。

そのスポーツをなぜ好きになったのか、どういった部分が好きなのか、どこに注目して観戦しているのか。特定のジャンルやチームがはっきりしているほうが会話もさらに具体的に進めることが可能なので、面接でも優位に働くと考えることができます。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しましょう

今すぐ診断する(無料)

就活を進めていると、自分に合う職業がわからず悩んでしまうことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」がおすすめです。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格、価値観を分析して適職や適さない職業を特定してくれます

自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。

③スポーツを教えるのが好き

ある程度のスポーツ経験がある人のなかには、スポーツを教えることにやりがいを感じる人もいると思います。

スポーツを教えるのが好きな人には、具体的に以下の特徴が見られます。

スポーツを教えるのが好きな人の特徴

  • 指導する際に熱が入る
  • コミュニケーションを取ることが好き
  • 自分以外の人が成果を出すまで忍耐強く指導できる
  • 具体的なフィードバックをすることができる

ある程度のスポーツ経験があれば、やり方やコツについてほかの人に指導する場面があるでしょう。その際に熱が入ったり、相手が成果を出せるまで付き合うことができたりする人は、教えるのが好きといえます

④選手を支えるのが好き

スポーツ選手は、マネージャーや栄養士などの支えてくれる人の存在があって最大限のパフォーマンスを発揮できるようになります。このように、スポーツ選手を支えることにやりがいを感じる人もいますよね。

選手を支えることが好きな人には、具体的に以下の特徴が見られます。

選手を支えるのが好きな人の特徴

  • 自分のサポートによって実力を発揮してもらえることに喜びを感じる
  • 細かな気配りをすることが得意
  • 協調性がある
  • サポートすることに責任を持てる

裏方として表舞台に立つ人のサポートをした経験のある人は、上記に当てはまる傾向が高いでしょう。また、協調性があり、選手やほかのスタッフと協力しながら一つの目標に向かえる人も、支えるのが好きな可能性が高いです

富岡 順子

プロフィール

マネージャーなどの経験がなく、ただ選手を応援してきたという経験だけでも「選手を支えるのが好き」とアピールして大丈夫です。

私もサッカーが好きでサポーターをしていますが、選手や監督はサポーターの応援があるから頑張れるといろいろな場面でコメントしてくれています。自信を持って選手を支えるのが好きだと伝えてください。

⑤スポーツの魅力を広めるのが好き

近年はインターネットやSNSが発達していて、それらを活用してスポーツの魅力を発信している人もいるので、自分が感じたそのスポーツ特有の魅力を広めることにやりがいを感じる人もいるのではないでしょうか。

そして、スポーツの魅力を広めるのが好きな人には、具体的に以下の特徴が見られます。

スポーツの魅力を広めるのが好きな人の特徴

  • SNSを活用してスポーツに関する発信や交流をしたことがある
  • スポーツの魅力を文章や画像、動画などで表現するのが得意
  • そのスポーツに対して情熱を持っている

特定のスポーツに関して情熱を持っていることを前提に、その魅力を誰かに伝えたり、不特定多数に発信しようとしたりした経験がある人は、スポーツの魅力を広めるのが好きな可能性が高いです

⑥スポーツを分析するのが好き

スポーツチームの裏方として、スポーツの戦術や選手の特徴などに関して分析した経験がある人もいると思います。また、自分のプレーの特徴や悪い部分などを分析して改善した経験がある人もいるでしょう。

スポーツは情報によって勝敗が分かれることもあるほど、分析が重要です。このように、スポーツを分析するのが好きな人には以下の特徴が見られます。

スポーツを分析するのが好きな人の特徴

  • 試合や選手のデータに基づいて分析をした経験がある
  • 選手のパフォーマンスを向上させるための取り組みをした経験がある
  • 分析ツールやソフトウェアなどを使用した経験がある

上記の取り組みをしたことがあるかどうかを振り返り、スポーツを分析するのが好きな人に当てはまるか確認しましょう。

あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう

就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。

そんな人に活用してほしいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたに合う職業・合わない職業を特定できます

早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。

タイプ別! スポーツが好きな人に向いてる仕事29選

タイプ別! スポーツが好きな人に向いてる仕事29選

ここまでの内容からスポーツ好きにもタイプが分けられることがわかったかと思います。

スポーツにかかわる仕事は数多く存在し、スポーツ好きのタイプによって向いている仕事が異なります。そのため、それぞれどのような仕事があるのか把握したうえで、自分に合った仕事を選ぶことが大切なのです。

次章では、タイプ別の向いている仕事の詳細を解説します。具体的な仕事内容や特徴がわからない仕事があれば、今まで興味がなかった仕事でも確認して視野を広げましょう。

スポーツをプレーするのが好きな人に向いてる仕事2選

スポーツをプレーするのが好きな人に向いてる仕事2選

スポーツをプレーするのが好きな人に向いている仕事は、プロアスリートとアウトドアガイドの2つです。それぞれ身体を動かすという共通点があるため、スポーツをプレーするのが好きな人には向いているといえます。

ここからは、それぞれの具体的な仕事内容を解説します。社会人になってもスポーツをプレーし続けたい、身体を動かせる仕事に就きたいと考える人はチェックしましょう。

①プロアスリート

スポーツを本業としている人はプロアスリートに該当し、具体的にはプロサッカー選手やプロ野球選手などが当てはまります。

報酬体系は、一つの企業に所属してその企業から給料という形で報酬を得たり、複数の企業や個人からスポンサーという形で報酬を得たりするなどさまざまです。

ただ、そのスポーツにおいてトップ層に位置しなければプロアスリートになることは難しく、なろうと思ってなれる職業ではありません

プロアスリートを目指す場合は就活よりも、現在取り組んでいるスポーツで結果を残し、企業にアピールすることが求められます。

②アウトドアガイド

アウトドアガイドとは、ラフティングやキャニオニング、エアーボードなどのアウトドアレクリエーションにおいて、参加者が安全かつ楽しめるようガイドするのが仕事内容です。

おもな仕事内容はそのレクリエーションや利用する自然環境についてガイドすることですが、顧客に実践して見せたり、同じ乗り物に乗りながら同行したりすることが多々あります。毎日のように身体を動かすことができるため、スポーツをプレーするのが好きな人にとっては楽しく仕事ができる環境といえます

アウトドアガイドとして働くためには、そのレクリエーションに関する知識や技術を有していることは当然ですが、自然環境に関する知識も必要です。ただ、会社によって講座や研修を用意しているケースもあるため、興味がある企業があれば事前にチェックしてみましょう。

永田 修也

プロフィール

教えるのが苦手という人でも一定の研修を受けたり知識や技術を身に付けることでガイドになることは可能です。

しかし、苦手意識があるのであれば無理にそのような職種に就くのは避けたほうが良いと思います。

あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

スポーツを観戦するのが好きな人に向いてる仕事7選

スポーツをやるよりも観ることのほうが好きという人もいますよね。スポーツを観戦するのが好きな人には、スポーツを観たうえであらゆる形でアウトプットしたり、表現したりできる仕事が向いているといえます。

ここからは、スポーツを観戦するのが好きな人に向いている仕事を7選紹介します。スポーツを観戦できる環境で働きたいと考える人は確認していきましょう。

①スポーツジャーナリスト

スポーツの臨場感や迫力を文章で伝える仕事は、スポーツジャーナリストと呼ばれます。雑誌や新聞などの紙媒体やWebメディアなどに掲載するスポーツ記事を書くことがメインの業務で、正しく偏りのない情報を読者にわかりやすい文章で届けることが求められます。

スポーツジャーナリストは正しい情報を発信しなければいけないため、実際にスポーツの現場に足を運んで、練習や試合を観たり、選手に取材をしたりして、生の情報をつかみに行くことになります。そのため、スポーツを観るのが好きな人にとっては趣味も掛け合わせられる仕事といえるでしょう。

スポーツジャーナリストとして働くためには、テレビ番組の制作会社や出版社、マスコミ関連企業に入社するのが一般的です。資格は不要ですが、読みたくなる記事を書けるような文章力が求められます。

テレビ局への就職を目指す人はこちらの記事を参考にしてください。

関連記事

テレビ局への就職を有利にする6つの方法|志望動機例文も紹介

テレビ局に就職するためには業界理解が必須です。まずはテレビ局の種類や職種を理解しましょう。この記事ではテレビ局への就職を有利に進める方法や志望動機の例文、面接でよく聞かれる質問などについてキャリアコンサルタントが解説します。

記事を読む

テレビ局への就職を有利にする6つの方法|志望動機例文も紹介

出版社への就職を目指す人はこちらの記事を見ておきましょう。

関連記事

出版社への就職を叶える5つの必須準備|トレンドや選考対策も解説

出版社への就職は難易度が高いため、周りと同じ対策では選考突破が難しくなります。出版社への就職に向けて一歩リードできる対策やおすすめの資格、志望動機に盛り込むべき要素などをキャリアコンサルタントが解説します。

記事を読む

出版社への就職を叶える5つの必須準備|トレンドや選考対策も解説

②スポーツキャスター

スポーツキャスターとは、スポーツイベントを実況中継して、テレビやラジオ、インターネット番組などを通して情報を伝える仕事です。その現場で実際におこなわれていることを実況するだけでなく、選手や観客の思いを視聴者に届けることも求められます

スポーツキャスターになるためには、テレビ番組の制作会社に入社するのが一般的です。高い実況スキルやコミュニケーション能力などが求められます。

なお、スポーツキャスターになるということはテレビ番組やインターネット番組などの表舞台に立つことになります。その点も留意したうえで、自分に適性があるのかを判断しましょう。

自己PRでコミュニケーション能力をアピールしたいと考える人は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事

例文12選|コミュニケーション能力の自己PRを3ステップで解説

コミュニケーション能力は企業が学生に最も求める能力といえます。本記事では有効なコミュニケーション能力の自己PR方法について解説しています。

記事を読む

例文12選|コミュニケーション能力の自己PRを3ステップで解説
好きなスポーツ選手に会いたいなどの理由でスポーツキャスターを目指しても問題ないでしょうか?

富岡 順子

プロフィール

良い印象を与えないためなぜその仕事なのか深掘りしよう

スポーツ選手に会いたい、付き合いたいなどの理由で選考に臨んでしまうと面接官から良い評価を得ることはできません。これはキャスターに限らずスポーツにかかわる仕事全般に言えることです。

スポーツキャスターはスポーツの素晴らしさやおもしろさ、感動を伝えていく仕事です。どうして「伝える」仕事に就きたいのか考えてみてください。

「好きなスポーツがおもしろいのにマイナーなのが残念なので多くの人に知ってもらいたい」「テレビの中継を見ていて感動した」など自分の経験を用いて納得させることができると、好印象を残すことができるでしょう。

所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう

就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。

就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
  • 自分に合う職業がわからない人
  • 入社後のミスマッチを避けたい人
  • 自分の強みを活かせる職業を知りたい人

③スポーツプロモーター

スポーツプロモーターとは、スポーツイベントの企画から実施まで、裏方部分のほとんどを引き受ける仕事です。具体的には、スポーツイベントの企画立案、アスリートへの参加交渉、当日までの運営など、まさにイベント全体を支える仕事といえます。

スポーツを観戦するのが好きな人にとっては、スポーツイベントを間近で観ることができ、かつそのイベントを運営できるため、大きなやりがいを感じられる仕事でしょう

スポーツプロモーターとして働くためには、イベント企画会社に入社するのが一般的です。仕事をするにあたって企画力やスケジュール管理スキル、トラブル時の対応力などが求められるため、選考でこれらのスキルをアピールするのがおすすめです。

冨永 実希

プロフィール

スポーツの分野にかかわらず、一般的に企画職は新卒で配属されることはまれでしょう。理由としては現場を知らないことが挙げられます。

希望通りに配属されなくても、現場か他部署を経験してから異動願いを出すことは可能ですよ。

④コンテンツクリエイター

コンテンツクリエイターとは、スポーツにかかわる企画や制作物を提案し、実際に手掛けるという仕事です。具体的には書籍や雑誌、コミックなどのペーパーメディア、スポーツ関連のWebサイト、PR動画・番組などの企画・制作を実施します。

企画が通った場合は、コンテンツを制作するにあたって実際のスポーツ現場を観ることになるケースが多く、その際にスポーツを観戦することができます

コンテンツクリエイターとして働くためには、書籍や雑誌、Webサイトなどの制作会社に入社するのが一般的です。企画力だけでなく、実際の制作スキルを求められるケースがあるため、自主制作したコンテンツを選考で見せることでスキルをアピールできます。

⑤スポーツ関連商品のデザイナー

スポーツ関連商品のデザイナーとは、スポーツに関する商品をデザインする仕事です。各スポーツに特化した製品やランニングシューズ、スポーツウェアなど、扱うものは企業によって異なります。

スポーツ関連商品のデザイナーとして働く際、求められるのはデザイン力だけではありません。利用者にとって使いやすくなければいけないため、市場調査や分析、戦略の立案などマーケティングスキルも求められるので、調査をする際にスポーツを観戦したり、選手に取材したりすることができます

スポーツ関連商品のデザイナーとして働くためには、スポーツメーカーに就職するのが一般的です。デザインスキルやマーケティングスキルをアピールして入社を目指しましょう。

スポーツメーカーへの就職を目指している人は、こちらの記事を参考にしてください。

関連記事

スポーツメーカーへの就職を実現する方法|志望動機例文も紹介

スポーツが好きな人でスポーツメーカーへの就職を考えている人もいるでしょう。スポーツメーカーは選考倍率が高いため、徹底した対策が必要です。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒にスポーツメーカーに就職するための対策を網羅的に解説しています。

記事を読む

スポーツメーカーへの就職を実現する方法|志望動機例文も紹介

マーケティング職全般も気になるという人は、以下の記事もチェックしておきましょう。

関連記事

マーケティング職に就くには? 仕事内容から対策まで徹底解説

マーケティング職を志望する場合は、仕事内容や適性の理解が必須です。また、ほかの学生との差別化のコツも押さえておきましょう。この記事ではマーケティング職に向いている人の特徴やマーケティング職に就くコツをキャリアコンサルタントが解説します。

記事を読む

マーケティング職に就くには? 仕事内容から対策まで徹底解説

⑥スポーツカメラマン

スポーツカメラマンとは、大会やイベントなどスポーツ現場の写真を撮影する仕事です。撮影した写真は、新聞や雑誌、インターネットメディアなどに掲載されます。

スポーツカメラマンは実際に現場に行ってスポーツを観戦しないと写真が撮れないため、観るのが好きな人にとっては楽しい仕事となるでしょう

スポーツカメラマンとして働くためには、新聞社や出版社に入社するのが一般的です。特に資格は必要ありませんが、就職前からカメラに触れて写真の技術を高めることが必要になります。

富岡 順子

プロフィール

新聞社や出版社などでは、カメラ専門でもアスリートだけでなく、食べ物などほかの被写体を撮ることもあります。

スポーツ新聞社、スポーツ専門の雑誌を出版する会社で映像担当の仕事に就けば、スポーツの現場に特化できるでしょう。

⑦スポーツメディアのライター・編集者

スポーツメディアのライター・編集者は、雑誌やインターネットメディアなどで掲載する記事を企画し、実際に取材したうえで制作する仕事です。正しい情報が求められるため、実際の現場に向かって取材することも多くあります。

なお、ライターと編集者には以下のような違いがあります。

ライター実際に記事を書く人
編集者記事を企画して掲載するまでの工程を管理したり、記事を確認して修正指示を出したりする人
ライターと編集者の違い

コンテンツ制作において、ライターはプレイヤーで編集者はディレクターと理解しても良いでしょう

このようなスポーツメディアのライター・編集者になるには、出版社やスポーツメディアの運営会社に入社するのが一般的です。どちらにせよライティング力や取材力が求められるため、あらかじめアルバイトなどを探して磨いておくのがおすすめです。

永田 修也

プロフィール

最近では、YouTuberなどで独自の観察眼を視聴者に向けて動画作りしている人もたくさんいます。

ハードルは高いかもしれませんが、個人的にはそのような仕事もスポーツが好きな人に向いている仕事の一つだと思います。

ESで悩んだら就活準備プロンプト集がおすすめ!

就活準備をもっと効率よく進めたい...!』と思っていませんか?「就活準備プロンプト集」は、生成AIを活用して自己PRや志望動機をスムーズに作成できるサポートツールです。

簡単な入力でプロが使うような回答例が出せるため、悩まずに就活準備を進められます。生成AIを活用して効率良く就活準備を進めたい人におすすめです。

コンテンツ内容
  • 自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
  • チャットを使用した、模擬面接プロンプト
  • 自己PRで使える強み診断プロンプト

スポーツを教えるのが好きな人に向いてる仕事6選

これまで後輩や子どもたちにスポーツを教えた経験があり、その際にやりがいを感じたという人は、自身の専門分野についてさらに深く学び、選手の一歩先から伝えることを仕事をするのがおすすめです。

ここからは、スポーツを教えるのが好きな人に向いている仕事を紹介します。これまでスポーツを教えた経験があり、その際に楽しさややりがいを感じたことがある人は、ぜひ確認してみてください。

①スポーツコーチ

スポーツコーチは、自分が専門とするスポーツを選手に教えたり、選手がパフォーマンスを最大限発揮できるようサポートしたりするのが仕事です。サポートした選手が目標を達成したときは、一緒に喜びを分かち合えることにやりがいを感じられます

スポーツコーチになるためには、スポーツチームに所属したり、チームを運営する企業の社員として働いたりするなどの選択肢があります。

ただ、スポーツコーチ一本で生活できるほどの給料は得られないことがほとんどです。専業で働くためには、それ相当の経験と実績が必要になります。ほかの仕事をしながらスポーツコーチをするというのが現実的といえるでしょう。

富岡 順子

プロフィール

自身がスポーツで結果を出していなくても、スポーツコーチとして働くことは可能です。選手として活躍する力と、コーチとして指導する力は同じではないためです。

選手としてはあまり結果を残せなくても、名指導者となる人も多くいます。うまくできない子どもたちの気持ちを理解し、どうやったらできるようになるか寄り添いながら考えられる人はコーチに向いています。

ただし就職する際は、実績がない分期待してもらうのが難しくなります。どうやったら選手が上手になるか、自分なりの工夫や熱意を伝えて合格を勝ち取ってください。

②フィットネスインストラクター

フィットネスインストラクターとは、フィットネスを通じて顧客が健康促進や体力づくりができるよう指導する仕事です。似た仕事にスポーツインストラクターがありますが、フィットネスインストラクターはより健康促進・体力づくりに重きを置いているという傾向があります。

フィットネスクラブで、フィットネスマシンの使い方を指導したり、顧客のレベルに合わせたレッスンを開いたりするのがおもな仕事内容です。また、所属するフィットネスクラブによっては入会手続きや接客、クラブ内の清掃なども仕事に含まれます。

必ずしもスポーツ経験者が顧客となるわけではありませんが、自分の経験を活かして教えることができる仕事です。多くの人に身体を動かすことの楽しさを教えたいと考えている人には向いている仕事といえます。

③スポーツインストラクター

スポーツインストラクターとは、スポーツジムなどで技術指導をおこなう仕事です。自分の専門とするスポーツを指導したり、ジムに併設されているマシンの使い方を指導したりするのがおもな仕事内容です

スポーツインストラクターになるには必須の資格や学歴はありません。ただ、スポーツに関する資格を取得しておくと、選考時に知識や能力をアピールできるでしょう。

スポーツインストラクターとして働くには、スポーツジムに所属するのが一般的です。学生のうちからスタッフとしてアルバイトで働くことも可能なため、まずは経験してみて雰囲気を知るのもおすすめです。

④パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーとは、顧客に対してマンツーマンでトレーニングや栄養に関する指導をする仕事です。具体的には、カウンセリングをおこなったうえで、トレーニングや食事のメニューを提案し、実際に指導するのが仕事内容です。

筋力トレーニングだけでなく、あるスポーツに特化したトレーニングを指導するパーソナルトレーナーも需要があるため、自分のこれまでの経験や知識を活かせる分野を選ぶのが良いでしょう

パーソナルトレーナーとして働くには、スポーツジムやスポーツチームに所属するのが一般的です。さらに、近年はフリーランスとして働く人も増えているため、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで選択することが大切です。

フリーランスのパーソナルトレーナーとして食べていけるようになるまでには、どのくらいの経験を積む必要があるのでしょうか?

永田 修也

プロフィール

2000人〜3000人程度の指導実績が必要になる場合が多い

件数で言えば、勤めている間に2000人〜3000人程度に指導実績があれば文句なしにフリーランスで食べていける実力はつくのではないかと思います。それにともない、会社にいる間に経営の仕方や営業方法などもしっかり身に付けておくことも必須条件です。

教育家でもある藤原和博さんは、『必ず食える1%の人になる方法』の著書の中で1万時間をこなせば一人前になれると述べています。

5年から10年ほどその業種で経験することで一人前の力量が身に付くとされているので、まずは実績と年数をコツコツと積み重ねて行きましょう。

⑤リハビリテーションセラピスト

セラピストとは

身体や精神的な問題を抱えている人に対して、薬や手術を活用しない方法で治療・ケアをする仕事

セラピストには美容系やメンタル系、リラクゼーション系などさまざまな種類がありますが、そのなかで怪我や病気で運動機能が低下した人に対して治療をおこなうのがリハビリテーションセラピストです。

スポーツは怪我が付きものなので、選手はつらくてもその状況に向き合わなければいけません。しかし、大事な試合を控えている選手は、怪我をしてもドーピングのリスクを避けるために薬や手術を望まないことがあります。そのような選手に対して、リハビリテーションセラピストは治療やケアをおこないます。

スポーツ選手を治療するリハビリテーションセラピストになるには、怪我をした部分の運動機能の回復を図る柔道整復師の資格を取得するのがおすすめです。柔道整復師資格については「柔道整復師」の仕事内容で詳しく紹介します。

⑥体育教師

体育教師とは、児童や生徒に対してスポーツを指導したり、身体の仕組みや応急処置について教えたりする仕事です。また、部活動の顧問としてスポーツを教えることもあります。

体育教師になるには、体育の教員免許が必須です。大学や専門学校などで教員免許を取得し、採用試験に合格しなければいけません。

短期間で目指せる仕事ではありませんが、毎日のようにスポーツを教えることができ、かつ児童や生徒の成長を間近で見ることができる仕事です

教師は労働時間が長い印象があります……。体力がないと体育教師は難しいでしょうか。

冨永 実希

プロフィール

運動を教える体育教師としてある程度の基礎体力は必要

教師の労働時間については現状の課題として上がっており、今後改善される方向にあると考えられます。その中で体育教師だけが特別に長時間に及ぶことはありませんが、運動を教えるための基礎体力は必要でしょう。

一方で部活を担当すると生徒の指導は授業時間外となるため、長時間に及びます。将来のオリンピック選手やプロの世界に羽ばたく可能性のある金の卵を育てることは、時間には代えがたいやりがいが存在することは事実です。

公務員志望の人は選考を受ける前に以下の記事を読んで情報を頭に入れておきましょう。

公務員のエントリーシートの書き方
公務員を目指す理由が必ず伝わるエントリーシートの書き方|12例文

公務員の自己PRのポイント
公務員の自己PRのコツは? 評価される作り方を例文付きで解説

選手を支えるのが好きな人に向いてる仕事7選

マネージャーやトレーナーなどの経験から、選手を支えるのが好きという人もいると思います。そのような人は選手がパフォーマンスを最大限発揮できるようサポートする仕事が向いているといえます。

ここからは選手を支えるのが好きな人に向いている仕事を7選紹介します。選手の目標達成が自分の喜びと感じられる人はチェックしてみましょう。

①パフォーマンスコーチ

パフォーマンスコーチとは、選手のパフォーマンスを向上させたり、怪我を予防したり、身体づくりをサポートしたりする仕事です。

スポーツ選手は、その競技の練習だけをすればパフォーマンスが向上するわけではありません。競技力を向上させる土台として、身体の動かし方や筋力・持久力の向上などが必要となります。このような土台を作り上げるようサポートするのが、パフォーマンスコーチです。

ただ、パフォーマンスコーチとして募集している企業は少なく、自ら事業を起こしたり、フリーランスとして働いていたりする人がほとんどです。また、スポーツや身体に関する専門的な知識も必要なため、実際にパフォーマンスコーチとして働く人に話を聞くなどをして、調べてみるのがおすすめです。

②スポーツ栄養士

スポーツ栄養士とは、スポーツ選手や関係者に対して栄養面に関する指導・サポートをする仕事です。

スポーツ選手は健康管理や筋肉の修復が非常に重要で、その際に栄養は切っても切り離せない存在です。ただ、栄養は専門的な知識が多いため、カバーしきれないスポーツ選手が多くいます。

そこで栄養の専門家として、食事メニューの提案をしたり、栄養に関する相談を受け付けたりするのがスポーツ栄養士の仕事内容です

スポーツ栄養士として働くためには、大学・専門学校といった研究教育機関や食品メーカーに入社するのが一般的です。また、フリーランスやスポーツチームと直接契約して働く人も存在します。

なお、スポーツ栄養士として働くためには、公認スポーツ栄養士という資格が必要になることは把握しておきましょう。

富岡 順子

プロフィール

スポーツ栄養士になるためには、管理栄養士の資格が必要です。管理栄養士になるためには栄養士・管理栄養士養成施設で学び、栄養士の資格を取得したのち管理栄養士の国家資格に合格しなければいけません。

そのため在学中の学部が畑違いの場合、学び直しをする必要があります。

また、民間資格にアスリートフードマイスターというものがあります。こちらは誰でも受講できるので、この資格から挑戦してみるのも良いかもしれません。

③メンタルコーチ

メンタルコーチとは、スポーツ選手のメンタル面のケア・向上を専門とする仕事です。具体的にはスポーツ選手と対話をしたり、ワークをしたりしながら、試合で100%のパフォーマンスが発揮できるようなメンタルを作り上げるサポートをします。

「心技体」という言葉があるように、スポーツ選手は技や体を磨き上げるだけでは不十分で、メンタル面の状態もパフォーマンスに大きな影響を与えます。仕事としての認知度はまだあまり高くないものの、スポーツ選手にとっては重要な存在です。

このようなメンタルコーチになるためには、メンタルコーチを専門とする会社に入社したり、フリーランスとして働いたりするなどの選択肢があります。必須資格はありませんが、コーチングスキルを身に付けておくことが求められるケースがあるため、まずはコーチングを学んでみるのもおすすめです。

④スポーツエージェント

スポーツエージェントは、団体チームへ所属したり、スポンサー契約を結んだりしたいスポーツ選手の代わりとなって交渉や契約手続きを進める仕事です。

特にプロアスリートとして活動したいスポーツ選手にとって、競技を仕事とするためにも団体への所属やスポンサーの獲得が必須です。営業や交渉が必要になるのですが、スポーツ選手はそのための時間が確保できなかったり、方法がわからなかったりする場合もあります

そこで、スポーツエージェントが交渉や契約手続きを代行して、その選手がプロとして活動できるようサポートします。

スポーツエージェントは、各競技協会のスポーツエージェントに登録することでなることができます。ただ、未経験から活躍するのは難しいため、まずはすでに実績のあるスポーツエージェント会社に入社して経験を積むのがおすすめです。

⑤元スポーツ選手向けのキャリアカウンセラー

キャリアカウンセラーとは、相談者との対話を通じて、その人にとってベストなキャリアの選択や開発ができるようサポートする仕事です。そのなかで、元スポーツ選手に対するセッションを専門としたキャリアカウンセラーがいます。

これまでスポーツに注力してきた選手のなかには、引退後のキャリアに迷いを持つ人もいます。そのような人たちが、今後何をしたいのか、どこを目指すのかなどを一緒に明確にして、キャリア選択のサポートをするのです

元スポーツ選手向けのキャリアカウンセラーとして働くためには、就職・転職エージェント会社に就職するのが一般的です。エージェント会社のなかにスポーツ選手を専門とした会社があるため、一度各企業の特徴を網羅的に調べてみるのがおすすめです。

永田 修也

プロフィール

これまで第一線で活躍してきたアスリートのサポートをする一員になれるということは、大きなやりがいと誇りを感じることができるでしょう。

また、アスリート向けに限らずですが、その人個人の人生に寄り添うことができるのもキャリアカウンセラーに魅力の一つですね。

⑥柔道整復師

柔道整復師とは、捻挫や打撲、骨折、脱臼などの怪我を手術や薬を活用せずに治療する仕事です。施術や包帯固定、テーピングなどを活用して、自然治癒力を最大限活かした方法で治療するのが特徴的です。

スポーツ選手は怪我が付き物ですが、試合のスパンが短かったり、ドーピングのリスクを避けたりするためにも、薬や手術を避けたいと考える選手がいます。柔道整復師はそのような選手でも安心して受けられるような治療をします。

柔道整復師になるためには、大学や短期大学、専門学校で柔道整復師関連の授業を受け、柔道整復師国家資格に合格する必要があります。短期間で簡単になれる職業ではありませんが、スポーツ選手の身体的なサポートをしたいと考える人におすすめです。

柔道整復師を目指せる大学や専門学校を出ていないのですが、今からでも目指す方法はありますか?

富岡 順子

プロフィール

目指すことは可能! 働きながらの資格取得も視野に入れておこう

柔道整復師になるためには、柔道整復師の養成施設に認定されている大学・短大、専門学校での学びが必須となります。指定の学科、実技を終えることで国家資格の受験資格を得ることができます。

夜間部がある専門学校もあるので、一度就職し働きながら資格取得を目指すこともできます。

専門学校は3年で受験資格を得られ学費も安く抑えられます。自分にとってどの道がベストか考えてみてくださいね。

⑦スポーツ通訳

スポーツ通訳とは、海外で活躍するスポーツ選手が、現地の選手や監督などとコミュニケーションが取れるよう通訳する仕事です。

具体的には、練習・試合中だけでなく、試合後インタビューや書類作成、SNSの発信、私生活などでも翻訳を通じてサポートします

スポーツ通訳になるためには、求人チームを見つけて応募するのが一般的です。また、紹介でチームに所属できるケースもあります。

語学力はもちろん、その選手が取り組むスポーツに関する知識やコミュニケーション能力なども求められるため、目指したい人は事前に磨いておきましょう。

冨永 実希

プロフィール

スポーツ選手を支えるのが好きな人に向いてる仕事は、食で支える管理栄養士、ベストパフォーマンスを保つために身体のケアをする理学療法士やトレーナー、選手のベストを引き出すためより良い道具を作る職人などが挙げられます。

さまざまな角度からスポーツにかかわる仕事があるので、どのように支えたいかを考えて選択しましょう。

スポーツの魅力を広めたい人に向いてる仕事3選

スポーツが好きな人のなかには、「もっとこのスポーツを多くの人に知ってもらいたい」や「このスポーツ用品をより多くの人に利用してもらいたい」など考える人もいると思います。そのような人は、自らスポーツや製品の魅力を発信したり、魅力的な商品を作ったりする仕事がおすすめです。

ここからは、スポーツの魅力を広めたい人に向いている仕事を3選紹介します。どれも専門的なスキルは求められないケースが多いため、スポーツが好きで仕事に活かしたいと考える人はチェックしておきましょう。

①スポーツメーカーの企画・開発職

スポーツメーカーの企画・開発職は、スポーツにかかわる多くの人に利用されるようなスポーツ用品を企画・開発する仕事です。そのメーカーにとって新しい製品を一から企画し、販売できるようにします。

企画職は、自分のスポーツに対する思いを製品として形にすることができます。自分が携わった製品が完成したときや、利用者が喜んでいる姿を見たときは大きなやりがいを感じられるでしょう

しかし、企画職は発想力だけでなく、マーケティングスキルやデザイン力など多岐にわたる能力が必要になるため、求められるレベルが高い仕事といえます。新卒で企画職に配属されるのは難しく、ある程度の経験と実績が必要になることは把握しておきましょう。

スポーツメーカーの企画職を目指したいと考える人は、まずは企画職とはどのような仕事なのかを理解しましょう。以下の記事で企画職の詳細を解説しています。

関連記事

企画職の仕事や適性を徹底解剖! 新卒が企画職を狙うのはハード?

新しく商品やサービスを企画する「企画職」。人気のある職種ですが、新卒で配属するのは難しいと言われています。しかし、新卒でも企画職として働く方法があります。この記事では企画職の概要や新卒が配属されるための方法などを解説します。

記事を読む

企画職の仕事や適性を徹底解剖! 新卒が企画職を狙うのはハード?

②スポーツメーカーの営業職

スポーツメーカーの営業職は、自社製品をスポーツ用品店などに卸して、多くの人に購入してもらえるような位置に配置してもらうのが仕事です。また、学校法人に営業して契約したり、スポーツイベントで販売したりするのも営業職の仕事内容となります。

営業職は、多くの人に契約・購入してもらい、会社の売り上げを上げるのがおもな役割です。ただ自社製品の魅力を伝えるだけでなく、顧客の課題をヒアリングして、それを解決できるような提案をすることも求められます

営業職として働くためには、コミュニケーション能力が必須です。また、実際にスポーツ経験があると説得力のある営業ができると判断される可能性が高いので、選考時はコミュニケーション能力やスポーツの経験をアピールするのが良いでしょう。

永田 修也

プロフィール

スポーツメーカーの営業は、顧客とコミュニケーションをたくさん取る必要があります。

いかに顧客の要望を吸い上げて製品に落とし込んで開発していくかというのがスポーツメーカーが得意とする部分なので、ヒアリング能力は求められます。

営業職については、以下の記事を参考にして仕事内容や特徴を網羅的に把握しておきましょう。

関連記事

例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ

営業職の志望動機では、仕事内容を理解したうえで、採用メリットまで伝えることが重要です。営業職の種類や仕事の流れ、求められる力を理解しましょう。この記事では志望動機の書き方や採用担当者を惹きつけるコツをキャリアコンサルタントが解説します。

記事を読む

例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ

③スポーツ用品店の販売スタッフ

スポーツ用品店の販売スタッフは、実際にスポーツ用品店でユーザーに商品を販売する仕事です。

スポーツ用品店の販売スタッフとして働く際、コミュニケーション能力はもちろんですが、ユーザーの疑問を解決するためにもさまざまな商品に対する知識も求められます。また、説明する際に、実際のスポーツ経験や使用したエピソードなどを含めると説得力のある話ができるようになります。

スポーツ用品店で働くにあたって必須資格はありませんが、コミュニケーション能力やスポーツに対する好奇心、探究心などが求められます。スポーツやスポーツ用品が好きな人に向いているといえるでしょう。

富岡 順子

プロフィール

スポーツ用品店の販売スタッフとして働いた場合のキャリアはさまざまで、イメージしやすいのは店舗のスタッフとして、マネージャーに昇進していくキャリアです。

そのほかにも、商品仕入れやEC事業部として活躍するキャリアや、マーケティング・企画・総務などの部署で活躍するキャリア、他店舗をサポートをするキャリアなどが考えられます。

スポーツ用品店の販売スタッフを目指す人は、こちらの記事も確認しておきましょう。

関連記事

販売職の仕事内容や魅力を徹底解剖! 就職するために必要な対策とは

この記事は販売職を目指す就活生向けに「どのような人が向いているのか」や「成功するコツ」をキャリアコンサルタントが解説する記事です。販売職の志望動機や自己PRの書き方も例文を交えながら紹介し、自分でも簡単に作成できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

記事を読む

販売職の仕事内容や魅力を徹底解剖! 就職するために必要な対策とは

スポーツを分析するのが好きな人に向いてる仕事4選

好きなスポーツチームがライバルチームに勝つために、どのような戦略を練るべきかなどを考えたことがある人もいるのではないでしょうか。このようにスポーツを分析するのが好きな人は、物事を分析して新しいアイデアを論理的に導き出す仕事が向いているといえます。

ここからは、スポーツを分析するのが好きな人に向いている仕事を4選紹介します。自身の分析力を活かし、かつスポーツにかかわる仕事をしたいと考えている人は確認してみましょう。

①レクリエーションコーディネーター

レクリエーションコーディネーターは、身体を動かすレクリエーションを活用して社会的な課題を解決する仕事です。チームのなかで役立てるようにしたり、事業を企画・運営する能力を身に付けたりするなど、レクリエーションからさまざまな能力を学習してもらうことを目的として活動します。

レクリエーションに参加することで体力や筋力、記憶力の向上が期待できるため、レクリエーションコーディネーターは福祉の現場で活動することが多いです

なお、レクリエーションコーディネーターとして働くためには、公益財団法人日本レクリエーション協会が認定している資格を取得する必要があります。福祉や介護の現場で働くことにも興味がある人は、まずは資格について調べてみるのがおすすめです。

②スポーツマーケティング

スポーツマーケティングとは、スポーツとビジネスを掛け合わせたマーケティングの手法です。自社または顧客の製品・サービスをスポーツファンに届けるためのマーケティング戦略を立案し、実行していくのが仕事内容です。

マーケティングの方法として、たとえば特定のチームに焦点を当てて広告を打ち出したり、スポンサー契約を結んだりすることがあります。また、イベントや大会のスポンサーになって認知を獲得することもスポーツマーケティングの一つです。

スポーツマーケティングを仕事にするためには、スポーツメーカーやマーケティング会社に入社するのが一般的です。自身のスポーツ経験やスポーツが好きなことなど、顧客目線に立ったマーケティングができることをアピールすることで、選考時の説得力が増すでしょう。

③スポーツアナリスト

スポーツアナリストとは、ある競技のデータを収集・分析して、所属するチームや選手を勝利に導く仕事です。

具体的には、自チームの選手のコンディションやプレーを確認して修正したり、相手チームの選手の特徴を分析して戦略を立てたりするのが仕事内容です

勝つための戦略を練るにあたって、試合映像の撮影や編集などをおこなったり、データ分析ツールを使ったりすることもあるため、デジタルに精通していることも求められます。

スポーツアナリストとして働くためには、プロスポーツチームや団体に就職する、またはスポーツの分析を専門とする会社に就職するなどの選択肢があります。情報収集力や分析力などを活かして、誰にも負けない状態を作ることに興味がある人におすすめです。

冨永 実希

プロフィール

他チームではなく、自分のコンディションやプレーを分析して改善したというエピソードでも、もちろんアピール可能です。プレイヤーとしての経験は結果を出すまでの道のり、試合でのチームプレイにてさまざまな経験をするはずです。

良いことよりも、どちらかというとネガティブな出来事で何を感じ、どのように改善したのかを伝えることで成長したことのアピールになります。

④スポーツコンサルタント

スポーツコンサルタントとは、「スポーツビジネス」に特化したコンサルタントを指します。

近年、スポーツ観戦やスポーツ体験を事業や地域経済の活性化に活かそうとする会社が増えてきました。このスポーツビジネスが軌道に乗り、さらに成長するようサポートするのがスポーツコンサルタントの仕事です

スポーツコンサルタントとして働くためには、コンサルティング会社に入社するのが一般的です。しかしコンサルタント自体が人気の職業でもあり、選考に通ることが難しいため、スポーツコンサルタントを目指す場合は徹底的な選考対策に取り組むことが大切です。

コンサルティング会社を志望する人は、こちらの記事で志望動機の書き方を確認しておきましょう。

関連記事

例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説

コンサル業界は志望する学生が多いため、周囲と差別化できる志望動機を作れるかがポイントです。この記事では、まずコンサル業界の魅力を解説。そのうえで、それを盛り込んだ志望動機を作成する方法を説明します。ほかにもアピールすべき要素や避けたい点など、キャリアコンサルタントとともに解説するので、参考にして周囲と差別化しましょう。

記事を読む

例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説

スポーツとかかわる仕事で高収入を目指すには? よくある疑問にプロが回答

スポーツとかかわる仕事で、かつ高収入を目指したいと考える人もいると思います。しかし、両方を実現するのは簡単なことではありません。

そこで、キャリアコンサルタントの富岡さんに、スポーツが好きな人に向いている仕事で高収入を目指す方法を聞いてみました。富岡さんの意見を参考にして、満足のいく条件で仕事ができるよう対策を考えましょう。

アドバイザーコメント

経験を積み上げていくことで高収入を得ることは目指せる

どんな仕事であっても、自分にしかできないことをやれるようになると、高収入を得られるようになっていきます。言われたことやすでにあることをただやるのではなく、自ら創り出せることが大きな価値となるのです。

そのため、まずさまざまな経験を積み、世の中の社会課題を理解することが必要です。そして、インプットした経験をもとに課題を解決するためにはどうしたら良いかを考え、アウトプットを実施し、検証して次のサイクルを回していきます。

インプットの幅が広ければ広いほど多様なアウトプットをすることができるので、一見関係なさそうに思える分野にも興味を持って、知る・かかわってみることが独創性を生むカギになります。

仲間と協力して社会問題を解決する視点を持つとキャリアの幅が広がっていく

私の知っている人の例をあげると、アスリートのセカンドキャリアの問題に注目し、16年前から支援体制を整えてきた人、公民連携のスポーツ施設を全国に作り地域課題を解決する人などがいます。同じような課題を抱える自治体や団体から声がかかり、コンサルタントとしても活躍しています。

どの人にも共通するのが、人とのつながりを大切にし、チームで仕事をしている点です。

一人でできることは限られています。社会課題を仲間と解決するという視点で仕事を進めていくと、結果として収入がついてくると思います。

直接かかわりたい人向け! スポーツ好きに向いてる仕事で役立つ資格

ここまで紹介した仕事のなかで、直接スポーツや選手にかかわる仕事がしたいと考える人もいると思います。そのように考える人は、志望企業・職種の選考を有利に進めるためにも資格を取得しておくのがおすすめです。

ここからは、スポーツが好きな人に向いている仕事で役立つ資格を紹介します。短期間で取得できる資格は少ないですが、スポーツや選手と直接かかわる仕事がしたいと考える人はチェックしておきましょう。

管理栄養士

管理栄養士は、栄養に関する専門的な知識・技術を活かして、一人ひとりに合わせたメニューや栄養管理ができる国家資格です。

前述のとおり、スポーツは怪我や疲労が付き物で、これらを素早く回復させるためには栄養管理と向き合わなければいけません。しかし、栄養は専門的な知識や技術が多いため、管理栄養士に依頼するというスポーツ選手・チームが多いのです

管理栄養士になるためには、管理栄養士養成課程のある大学や専門学校などに入学し、単位を取得しなければいけません。

学校に通ったり、国家試験に合格したりするなどのハードルはあるものの、管理栄養士資格を取得することで、スポーツ選手の心身の土台づくりをサポートできる仕事ができるようになりますよ。

冨永 実希

プロフィール

管理栄養士の資格を活かしやすい仕事は、大きく分けると2つあります。

一つは選手個人と契約し、日々の食事を管理・アドバイスする栄養士、もう一つはチーム全体の食事メニューを考案し、サポートするチーム所属の栄養士、選手寮や施設での食事を管理する栄養士などがあります。

管理栄養士の仕事内容や資格についてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事も併せて確認しましょう。

関連記事

管理栄養士の就職先16選|分野別に向いている人の特徴を解説

管理栄養士の就職先は幅広く存在するため、選択を誤るとミスマッチにつながりかねません。記事では分野別で管理栄養士の就職先・向いている人の特徴をキャリアコンサルタントとともに紹介します。自分に合った就職先を選ぶための準備事項も解説するので、納得のいく就職先選びのために参考にしてください。

記事を読む

管理栄養士の就職先16選|分野別に向いている人の特徴を解説

日本体育協会公認スポーツ指導者資格

日本体育協会公認スポーツ指導者資格を取得することで、公認スポーツ指導者であることが認められます。スポーツを指導するうえで必須ではありませんが、適切な指導ができるようになるため、選手の育成や募集時に役立てることができるでしょう

公認スポーツ指導者とは

スポーツの価値を理解し、スポーツの未来を担うことを自覚し、常に自分も学び続けてプレーヤーの成長を支援することを通じて、スポーツの社会的価値を高めることに貢献する人

なお、日本体育協会公認スポーツ指導者資格は競技や目的に応じてさまざまな資格が用意されています。

日本体育協会公認スポーツ指導者資格の種類

  1. スポーツ指導者基礎資格
  2. 競技別指導者資格
  3. メディカル・コンディショニング資格
  4. フィットネス資格
  5. マネジメント指導者資格

自身の目的に合った資格があるかを把握し、取得に向けて学習を進めていきましょう。

NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)

NSCA-CPTとは、トレーニングの専門知識・技術を有する証明となり、スポーツ選手のパフォーマンス向上を目的としてトレーニングを指導できるようになります。

資格がなくとも、これまでの経験からトレーニングを教えることは可能です。しかし、技術だけでなく科学や医学的な根拠のあるトレーニング指導が求められる場合もあります。そのような際に、NSCA-CPTで得た知識や資格が役立ちます。

NSCA-CPT資格は、試験に合格することで取得できます。ただ、資格を取得しただけでは実際の現場で活かすことは難しいため、資格勉強で得た知識・技術を活用して実務経験を積んでいくことが大切です。

柔道整復師

前述でも紹介しましたが、柔道整復師は捻挫や打撲、骨折、脱臼などの怪我を手術や薬を活用せずに自然治癒の力を最大限活かして治療する仕事です。

柔道整復師は国家資格であり、柔道整復師養成課程のある専門学校で3年以上学習して受験資格を取得したうえで、国家試験に合格する必要があります。

柔道整復師の国家試験の合格率は60%前後といわれており、決して簡単に取得できる資格ではありません。怪我をした選手をサポートしたい、治療にかかわる仕事がしたいと考えている人は目指してみるのがおすすめです

アドバイザーコメント

仕事に活かすことを考えるのであれば国家資格がおすすめ

民間資格は無数に存在しますが、それ単体で何かの職種に就くというのは難しいでしょう。

スポーツとかかわりが深い国家資格を挙げると、管理栄養士、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、などといった資格があります。これらは実際に現場で活躍するアスリートをフィジカル面でサポートする役割の仕事です。

そのため、スポーツが好きというよりは人間の体の仕組みに興味がある人や、トレーナーとして働くことに興味がある人は取得しておくと大いに役に立つ資格であると考えます。

国家資格はさまざまな分野で活かせる

また、これらの資格を保有していることは、たとえスポーツメーカーやコンサルティング会社へ入社したとしても「体の面を熟知している」という印象を与えられるのでマイナスに働くことはないでしょう。

国家資格はどの分野に対しても活かすことができる資格なので、若いうちであればチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。

自分に合ったスポーツにかかわる仕事に就くための5ステップ

ここまでスポーツが好きな人に向いている仕事を紹介してきましたが、「自分に合った仕事に就けるか不安」や「どうしたら志望する仕事に就けるのか」などを考える人もいると思います。

ここからは、自分に合ったスポーツにかかわる仕事に就くためのステップを紹介します。就職後に「やっぱり違った」と後悔することがないよう、正しいステップで仕事を探しましょう。

ステップ①自分の「スポーツ好き」のタイプを見極める

タイプによって合う仕事が異なるため、最初に自分の「スポーツ好き」のタイプを見極めることが大切です。

もう一度、スポーツが好きな人にはどのようなタイプがあるのか見てみましょう。

スポーツ好きの6つのタイプ

  1. スポーツをプレーするのが好き
  2. スポーツを観戦するのが好き
  3. スポーツを教えるのが好き
  4. 選手を支えるのが好き
  5. スポーツの魅力を広めるのが好き
  6. スポーツを分析するのが好き

これまでのスポーツに関する経験でどんな瞬間が一番喜びを感じられたかを振り返ることで、自分はどれに当てはまるかを見極めることができます

たとえば、指導したことがある子どもが勝った瞬間に喜びを感じた人は「スポーツを教えるのが好き」、マネージャーとして支えてきたチームが勝利した瞬間に喜びを感じた人は「選手を支えるのが好き」と判断できます。

まずは自己分析をおこない、自分がどのタイプに当てはまるのかを確認してみましょう。

なお、自己分析にはさまざまな方法があるため、以下の記事を参考にして自分に合った方法を見つけましょう。

自己分析ノート
自己分析ノートの効果的なやり方4ステップ|就活での活用法も解説

マインドマップ
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説

他己分析
他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説

モチベーショングラフ
テンプレ付き|モチベーショングラフを駆使して自己分析を深めるコツ

ステップ②スポーツが好きということ以外の価値観も深める

仕事に求めるものは、スポーツ以外にもあると思います。たとえば、「他人の成長が自分の喜びになる」や「自分が良いと思ったものを多くの人に届けたい」など、スポーツが好きということ以外にもさまざまな価値観を持っていますよね。

自分に合う仕事を見つけるためには、このようなスポーツ以外の価値観も明確にしておくことが大切です。「スポーツが好き」というだけで仕事を選ぶと、「思っていたのと違った」と後悔する可能性があります。入社後もやりがいを持って働くためにも、スポーツとほかの価値観を掛け合わせた仕事を見つけることが重要なのです

自己分析によって、スポーツ以外の価値観も明確にすることができます。スポーツに限らず、これまでの人生を振り返って、一貫して持っている価値観を見つけてみましょう。

スポーツを軸に仕事を選ぶか、ほかの条件を重視してスポーツは趣味で楽しむべきか迷っています……。

冨永 実希

プロフィール

仕事に求めているものを整理したうえで選択しよう

まずは就職することにあたり、自分が何を求めているのかを考えてみましょう。

好きなスポーツにどんな形でも携わりたくて、そのためなら業種・職種は問わないほど、何らかの接点を持ちたいのでしょうか。あるいは仕事に求めることがスポーツに携わらなくても実現できるなら、仕事は仕事として趣味として楽しむことにして良いと思います。

自分の気持ちを紙に書くなどで整理して、後悔のない選択をしてくださいね。

自己分析で自分に合った仕事を見つける方法がわからない人は、以下の質問に対する回答を参考にしてみてください。自分に合った仕事を見つけるヒントとなりますよ。

ステップ③タイプ別のおすすめな仕事から興味のあるものを見つける

自分がスポーツ好きのどのタイプに属するか、スポーツ好き以外の価値観は何かということが明確になったら、興味のある仕事を見つけていきます。

最初からピンポイントで特定の仕事のリサーチをするよりも、まずは多数の仕事を見て視野を広げるのがおすすめです。仕事を見つける際に多数の選択肢があったほうが、自分に合った仕事を見つけやすくなるからです。

自分が属するタイプにおすすめの仕事をもう一度確認して、どの仕事に興味があるのかを考えてみましょう。

ステップ④資格やスキルを身につけて就職の準備をする

目指したい仕事が明確になったら、その仕事に就くための準備をします。

スポーツにかかわる仕事には、資格やスキルが必須の仕事もあります。そのような仕事に就くためには、事前準備が欠かせません。なかには資格取得に向けた勉強や経験が長い期間必要になるものもあるでしょう。

このように、必要な資格やスキルを把握したうえで、取得に向けたスケジュールを立てて、計画的にプロセスを踏んでいきましょう

しかし、就職まで時間がない人もいると思います。資格やスキルの取得に時間をかけられない人は、まずは未経験からでも就職できるスポーツにかかわる仕事に就いて、その仕事をやりながら資格やスキルを取得していくのもおすすめです。

富岡 順子

プロフィール

国家資格が必要なものは養成施設に通うなど3〜4年以上かかるものもあります。しかし未経験OKの仕事であれば、今までの経験で身に付けたスキルを棚卸しすることで当てはめられることが多くあります。

あとは就きたい仕事に必要とされている力はどんなものか考えて、コミュニケーション能力や、分析力などを磨いていってください。どんなスキルも一日で身に付くものはありませんが、継続することで力になります。就活中でも確実にスキルアップできます。

ステップ⑤自己分析でスポーツ好きを掘り下げて選考対策をする

志望する仕事に必要な資格やスキルを身に付けられたら、選考対策を進めていきます。業界・企業研究によって求められる人材を把握し、自己分析によって「スポーツのどの部分が好きなのか」や「スポーツ好きをどう活かすか」などを明確にして、それぞれが掛け合わせる部分を見出していきます。

選考で「スポーツ好き」をアピールする際は、企業側の求める人材に沿ったエピソードを伝えることが大切です。企業のことを把握せずにただ自分のエピソードを述べるばかりだと、一方的な売り込みになってしまう可能性があります

より確実に目標を実現するためにも、業界・企業研究と自己分析を徹底したうえで選考対策に臨みましょう。

永田 修也

プロフィール

ただの「好き」しか強みがないのであれば、ポイントとしてはそれをとことん掘り下げて「どんなジャンルで、どの場面が好きで、なぜこのスポーツでないといけないのか」と細部まで一つのスポーツについて考えてみましょう。

業界・企業研究のやり方がわからない人は以下の記事を参考にしてください。

業界研究
業界研究のやり方|業界全体を捉えたうえで気になる業界を研究しよう

企業分析
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も

タイプを見極めてスポーツが好きな人に向いてる仕事を目指そう

「スポーツが好き」という理由でスポーツにかかわる仕事に就きたいと考える人は多いと思います。しかし、ただ「スポーツが好きだから」という思いをアピールするだけでは不十分です。スポーツの何が好きで、その仕事で自分の強みをどう活かせるかまでを考えて伝えることが大切です。

そして、スキルや知識をアピールするためにも、資格の取得が役立ちます。

スポーツにかかわる仕事に就きたいと考える人は、まずは自分がどのタイプのスポーツが好きかを明確にし、そのタイプに向いている仕事を把握して、仕事における目標を実現させましょう。

アドバイザーコメント

スポーツを通して学んだことをどう活かしたいのかまで整理しよう

一言で「スポーツ」といってもその種類は多種多様です。プレイヤーとしては団体競技や個人競技、チーム内のポジションによる役割の違いなどがあります。自分がどのポジションで、どのような役割を担っていたのか振り返り、何を心掛けて結果を出すことができたのか、または結果を出せなかった場合はそこから何を得たのか言語化しておくと良いでしょう。

また、マネージャーや道具係などの支える側の経験は、どのような形で携わってきたかを言語化し、何を学んだのか、経験を振り返ってまとめておきましょう。そして、それを就職してどのように活かしたいのかを意欲的に語れるようにまとめると良いですね。

スポーツへの熱意や経験はスポーツと関係のない業界・職種でも活かせる

一方で、スポーツにかかわりのない業界、職種においてもスポーツ経験やスポーツ好きという点は活かすことができます。スポーツ経験者は体力があり、ここというときの集中力、結果にこだわりが強く、営業職に適性があるといわれています。

また、スポーツ好きには明朗快活、コミュニケーション能力が高いというイメージがあり、営業や接客業など対人スキルが求められる仕事に活かせるでしょう。

最後に大切なことは、自分がどうなりたいのか、何をやりたいのか、そこにスポーツがどのように関係するのかです。これらを面接官に納得感のある説明ができるよう、分析して準備しておくと良いですね。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

> コンテンツポリシー

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

> メッセージを読む

関連Q&A

記事カテゴリー

Q&Aカテゴリーはこちら

関連Q&A

目次

おすすめ対策ツール・資料

TOP

PORTキャリア