ガクチカで「趣味を題材にしても良いのかな……」と考える人も多いと聞きます。アルバイトやボランティアなどに自信がなくても、「趣味関係なら経験したことも多いし深掘りできそう」と思う人は多くいるでしょう。
結論からいえば、ガクチカで趣味を題材にするのは問題ありません。しかし、企業が見ているポイントや避けたほうが良い題材について知っておかないと、選考を突破するのは難しいといえます。
そこでこの記事ではキャリアアドバイザーの上原さん、秋田さん、若林さんのアドバイスも交えながら、ガクチカで趣味を題材にする際に気を付けたいポイントについて解説します。
それぞれの趣味についての例文も紹介するので、ぜひ作成する際の参考にしてみてくださいね。
趣味を題材にした自己PRについては、こちらの記事で詳しく解説していますよ。趣味を自己PRの題材に選ぶメリット・デメリットや、趣味別に示すことができる強みなどについても紹介しています。
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趣味をテーマにした自己PRは、自分の好きなことを活かして企業にアピールすることができます。この記事では趣味をテーマにするメリットやアピールするときのコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。参考にできる趣味別の例文15選も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
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ガクチカで趣味を題材にしてもOK! 重要なのは人柄や取り組む姿勢
ガクチカで趣味を題材にするのはまったく問題ありません。なぜなら、採用担当者がガクチカを見る際に注目しているのは、題材ではなくその人の人柄や課題に取り組む姿勢といった内面だからです。
とはいえ、趣味を題材にして選考を突破するためには、必ず押さえておきたいポイントとコツがあります。
そこでこの記事ではまず、ガクチカで趣味を題材にしても良い理由やメリットについて解説します。効果を最大限発揮できる題材を考えられるように、イメージを持ちましょう。
後半では趣味を題材にしたガクチカを作成する際のポイントや、11例文を紹介するので、実際に見ながら作成してみてくださいね。この記事を参考にして、高評価を得る趣味のガクチカで選考を通過しましょう。
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そもそもガクチカは何をアピールするもの? 企業が見ているポイント
そもそもガクチカは何をアピールするもの? 企業が見ているポイント
- 学生の価値観や人間性
- 物事に取り組む姿勢
- 経験から何を学ぶか
- 自社が求める人物像とマッチするか
まずは、ガクチカが何をアピールする場であるのか理解しておくことが重要です。理解しないままでは、自分の強みをアピールできるチャンスを逃してしまうことになります。
以下では、採用担当者がガクチカを通して何を見ているのか解説するので、しっかりチェックし理解してから、作成に取りかかってくださいね。
学生の価値観や人間性
企業の採用担当者がガクチカを通して知りたいのは、就活生がどのような価値観や人間性を持っているかということです。
採用担当者は書類選考や面接などのさまざまな選考を通じて就活生が社風に合うか、チームでうまくやっていけるかどうかを判断します。
たとえば、チームワークを重視する人は協調性が高いと評価され、課題に積極的にチャレンジする姿勢がある人は前向きで成長意欲があると評価されます。
そのため、ガクチカで趣味を題材にするときは、趣味を始めた動機や課題に取り組んだ理由を必ず述べるようにしましょう。つい趣味の内容に重きを置いてしまいがちですが、「重要なのは趣味の内容ではない」と覚えておいてくださいね。
物事に取り組む姿勢
学生が物事に取り組む姿勢は、入社後に仕事で課題に直面した際の取り組み方や、目標に向けてどのように行動するかに表れます。
企業としても、仕事に真摯に取り組めそうな学生を採用したいのは当然ですよね。そのため、採用担当者はガクチカのエピソードを通じて学生が実際に仕事をする姿をイメージするでしょう。
ここで重要なのは、より具体的なイメージを持ってもらうために、ガクチカに説得力を持たせることです。
たとえば困難な状況でも粘り強く努力する姿勢や、失敗から学び改善する意欲があるかどうかなど、取り組む姿勢がわかるようなエピソードを採用しましょう。
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経験から何を学ぶか
ガクチカは単にエピソードを語る場ではありません。
具体的なエピソードを紹介したあとは、その経験から何を学んだかしっかりと書きましょう。採用担当者はそれを通して学生の学ぶ能力や成長意欲を評価します。
たとえば課題を解決したとしても、成長がなければ今後も同じ失敗を繰り返す可能性は否めません。仕事においても、経験から学べない人材は伸びしろを想像しにくいでしょう。
そのため、ガクチカでは自分が成長し続けられる人材であることをアピールするのが重要です。
また、採用担当者は困難にぶつかった際にあなたがどのように乗り越えたかも見ています。困難を乗り越えるにあたって、工夫したことを話せるようにしておきましょう。
自社が求める人物像とマッチするか
採用担当者が選考全体を通じて見ているのが、自社の求める人物像と応募者がマッチしているかどうかです。
たとえば、チャレンジ精神が求められる企業では、失敗を恐れずに挑戦した経験が評価されやすいでしょう。一方、丁寧さや協調性が重要視される企業では、チームで成果を挙げたエピソードが評価されやすいといえます。
逆に、営業職を募集しているのに、コミュニケーション能力が感じられないガクチカを書いても評価はされにくいので注意してくださいね。
企業が求める人物像とマッチするようなガクチカを書くためには、企業研究を深めて「どんな人物が魅力的に見えるか」を企業ごとに想像することがポイントです。
個人的に、一番参考になるのは説明会だと思っています。説明会に行く前にホームページ(HP)や社員インタビューなどで情報収集し、説明会では社内の雰囲気や社風などをチェックしましょう。
会社によっては、質疑応答でどういった人材を求めているか、詳しく説明してくれる場合もあります。
ガクチカに趣味を書いても問題ない理由
ガクチカで趣味を書くことに不安を感じている人もいるかもしれません。しかしガクチカで重要なのは、内容ではなく人柄や取り組む姿勢であり、趣味を書いても評価が下がることはありません。
ここからは、ガクチカに趣味を書いても問題ない理由について詳しく解説するので、安心して作成するためによく読んで理解してくださいね。
ガクチカは成果をアピールする場ではないから
ガクチカでは「1,000人規模のイベントの役員を務めた」「売り上げの大幅アップを達成した」というように、成果をアピールしたがる学生が一定数います。
しかし、ガクチカは成し遂げたことのすごさや、かかわったものの規模をアピールする場ではありません。
ガクチカで重要なのは題材や成果ではなく、「その人物が自社にマッチしているか」どうかです。よって、具体的には人間性や志向性がわかる内容で、かつ説得力のあるエピソードが盛り込まれたガクチカが選考を通過しやすいといえます。
つまり、これらのポイントを押さえていれば、趣味を題材にしたガクチカでもまったく問題ないので安心してくださいね。
物事への取り組み方や人柄が伝われば良いから
ガクチカで伝えるべきなのは物事への取り組み方や人柄のため、題材はそれほど重要ではありません。
趣味を題材にするのであれば、取り組んだ理由や掲げた目標、課題に直面した際にどう行動したかなどを書く意識を持ちましょう。
また、趣味を題材にしたガクチカでは興味のある分野について伝えることができるため、人柄のアピールがしやすくなります。
採用担当者側からしても、応募者の関心の対象がわかりやすく、人柄の想像がしやすいメリットがあります。たとえば、「小学校からサッカーを続けている」というガクチカでは「好きなことに長く打ち込める人なんだな」という印象を持ってもらえるでしょう。
- ガクチカで趣味について書くなら、自己PRも合わせて趣味のエピソードを話したほうが良いのでしょうか?
別々のエピソードを使うことで違う強みをアピールしよう
エピソードは自分を表現しアピールするために使う道具です。そのためガクチカで使ったのと同じエピソードを自己PRでも使うよりも、別々のエピソードを使ったほうが良いと思います。
違うエピソードを使うことで、自分のさまざまな面をアピールできます。自分をどう見せるか工夫してみてください。
またエピソードを読む側の立場に立ってみると、同じ話よりも違う話のほうが興味を持って読みたくなります。
ガクチカと自己PRの書き分けは選考で重要なポイントです。以下の記事で効果的に使い分ける方法をマスターしましょう。
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ガクチカと自己PRの違いは大きく2つに分かれます。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒にガクチカと自己PRの違いを丁寧に解説したあと、違いに沿って回答する方法やより差別化するポイントを紹介しています。ガクチカと自己PRの違いが比較できる例文も参考に、違いを理解していきましょう。
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利点もある! ガクチカで趣味をアピールする3つのメリット
利点もある! ガクチカで趣味をアピールする3つのメリット
- ほかの就活生と差別化しやすい
- 人柄が伝わりやすい
- 面接官と打ち解けられる可能性がある
ガクチカは趣味をアピールしても問題ありませんが、それでも「基本は趣味以外のことを題材にしたほうが良いのでは?」と考えている人もいるでしょう。
しかし、趣味ならではのメリットもあるので、チェックしないままほかの題材にしてしまうと、せっかくの強みをアピールできるチャンスを逃してしまう可能性があります。
以下では趣味をアピールするメリットについて紹介するので、チェックして題材を決めてくださいね。
①ほかの就活生と差別化しやすい
就活でよくガクチカの題材にされるのは、アルバイトやボランティア、サークル活動などです。それらと比較して趣味のガクチカは内容が被りにくく、差別化しやすいため採用担当者の印象にも残りやすいメリットがあります。
ただし、差別化を意識しすぎる必要はありません。差別化を意識して無理やり趣味を題材にすると、自分の本来持っている能力や一番の強みをアピールできる機会を失ってしまいます。
ガクチカの題材選びで重要なのは自分の魅力を最大限アピールできることです。自分の持っている趣味以外のガクチカと比較して、アピールしやすいと思えるものを選択してくださいね。
②人柄が伝わりやすい
ガクチカで趣味を題材にすると自然とその人らしさが表れるので、採用担当者に人柄が伝わりやすいという特徴があります。
アルバイトやボランティアのガクチカでは、「応募者が何が好きなのか」というところまでは伝わりません。
ただし趣味をテーマにしたガクチカでも、趣味についての説明になってしまっては意味がないので注意しましょう。趣味のガクチカで書くべきは趣味の内容ではなく、始めた動機や経験で得た学びです。
また趣味を書く際は、専門用語をできるだけ避け、誰にでもわかるように伝える意識をすることもポイントです。
③面接官と打ち解けられる可能性がある
趣味をガクチカの題材にすれば、面接官がその趣味に興味を持って質問してくれることがあります。特に、面接官も同じ趣味があればその話題で盛り上がれるでしょう。
面接官と打ち解けると以下のようなメリットがあります。
面接官と打ち解けるメリット
- 緊張が和らぐためリラックスした雰囲気で話せる
- 人間性がより伝わりやすくなる
- 面接官から好感を持たれやすくなる
- 質問や回答しやすい環境になり、面接がスムーズに進む
- 逆質問の際により深い回答が得られる可能性がある
面接ではお互いに初対面であることが多く、手探り状態で少しずつ距離を縮めて相互理解をする場でもあります。
そこでガクチカがきっかけとなりうまく打ち解けられれば、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかもしれません。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る自分ならではの趣味を題材にすれば面接が盛り上がる効果もある
私の知っている、趣味をガクチカにした例をピックアップしてみます。
①大学時代に500冊の本を読んだ(ゼネコン総務内定)
この学生の場合、幼少時代から読書が好きで、読書ノートを付けていました。
おもしろいと思った部分、自分ならこう書くのにといった分析力をガクチカとしてアピールしたそうです。
ただ読書を趣味としているのではなく、より深く考察する熱心な性格は面接時でもその話題で盛り上がったそう。採用担当者から「おすすめの本」を聞かれるなど、アイスブレイクの役割も果たしたようです。
②自分のお弁当をずっと自分で作っている(福祉関係の営業職内定)
「今まででこんなアピールは聞いたことがなかった」と採用担当者が言っていたのが、「自分のお弁当を親に頼らず毎日作りました」というガクチカ。
最初は料理が苦手だったけれど、コツコツと続けるなかで自分なりのやりがいを見つけらたという性格をアピールできる、良い趣味だと思います。
ガクチカで趣味を書く人は少数派だからこそ目立てる
ガクチカに趣味を書く人は少数派ですが、だからこそ目立つうえに、その趣味から見える性格が企業とマッチしていると好印象です。
ただし、ただ趣味を伝えるだけであったり、求められている人材とマッチしない伝え方をすると、担当者もあなたの魅力を知ることができません。せっかくの機会を逃してしまうかもしれないので気を付けてくださいね。
ガクチカ作成ツールを活用すれば、受かるガクチカが作れます
ガクチカ作成が進まず、焦っていませんか?ガクチカは、自己PRや志望動機と並ぶ重要なアピールポイントですが、作成に苦戦する人もいます。
そこで「ガクチカ作成ツール」の出番です。たった4つの質問から経験や強みを引き出し、採用担当者に刺さるガクチカを完成させます。
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面接官によっては危険? 趣味のなかでも避けたほうが良いテーマ

面接官によっては危険? 趣味のなかでも避けたほうが良いテーマ
- ギャンブル系の趣味
- お酒やタバコなど嗜好品の趣味
- アニメやアイドルなどのオタク的な趣味
ガクチカで趣味を題材にするのは基本的に問題ありませんが、なかには避けたほうが良いテーマもあります。常識や面接官の価値観にそぐわない趣味を話題にしてしまうと、かえって印象を下げる場合もあるので注意しましょう。
ここからは、趣味のなかでも避けたほうが良いテーマを3種類解説していきます。
ギャンブル系の趣味
パチンコや競馬などのギャンブル系の趣味は、採用担当者に「だらしない・不真面目な人」という印象を与えるリスクがあります。この印象は偏見でもありますが、一般的に印象が良くない趣味の話題は避けるのが無難です。
企業が求めるのは責任感があり真面目な人材なので、ギャンブルのイメージとは真逆といえます。
また、ギャンブルは一歩間違えれば多額の損失を出す可能性があります。採用担当者は応募者の人間性を見極めようとしているため、ギャンブルの趣味は金銭管理が適切にできているかという点で疑念を抱かせるかもしれません。
個人で楽しむ分には問題ありませんが、ガクチカにするリスクは大きいので注意してくださいね。
題材として避けたい趣味についても、趣味の範囲で収まっていれば問題はないと思いますが、ガクチカにするのを迷ったなら、避けたほうが無難でしょう。
たとえば、高額な飲酒のお店や異性に関連することなどは、イメージ的に避けたほうが良いと思います。
お酒やタバコなど嗜好品の趣味
お酒やタバコなどの嗜好品の趣味は、健康管理や自己管理の面で採用担当者に悪い印象を与えることがあります。「お酒やタバコくらい普通では」と思う人もいるかもしれませんが、積極的に話題にするのは避けたほうが良いでしょう。
特に、企業は若い人材のポテンシャルを重視して採用するため、お酒やタバコが趣味の人に対しては健康リスクや自己管理能力への懸念を抱く恐れがあります。
また、タバコを吸う習慣は周囲への配慮が足りないという風潮が浸透しつつあり、印象が芳しくありません。
お酒は飲み過ぎが問題行動につながることもあるため、信頼性や責任感の点で採用担当者に疑問視される可能性があります。
アニメやアイドルなどのオタク的な趣味
趣味で「アイドルやアニメについて語りたい」という人もいますよね。しかし、健全な趣味であってもオタク的な趣味は、採用担当者によってはマイナスイメージを持たれる可能性があります。
特に採用担当者の世代や企業によっては、オタクに対して「内向的」「コミュニケーション能力が低い」という偏見を持っているかもしれません。
また、オタク趣味を強調すると、「仕事よりも趣味を優先するのではないか」という偏見を持たれる可能性もあります。
企業が求めるのは仕事に情熱を持って取り組める人材なので、オタク趣味を題材にする際は慎重に企業研究をしてください。
オタク的な趣味を仕事に活かせる、趣味で培ったスキルや成果がある、といったポジティブな印象を持ってもらえる内容にすると良いでしょう。
- オタク的な趣味をガクチカで話してもOKな業界・企業はありますか?
趣味が業務に直結する業界では評価される場合もある
趣味がオタク的であったとしても、アピールすること自体が必ずしもネガティブな影響を与えるわけではありません。
ゲーム業界、IT・エンターテインメント業界、アニメ・マンガ関連の企業では、オタク的な趣味がそのまま業務に直結することが多く、専門的な知識や熱意が評価されやすいです。
また、デザインやコンテンツ制作、マーケティング関連の職種でも独自の視点が強みになることがあります。
一方、金融や法律、伝統的な製造業などの保守的な業界や企業では、オタク的な趣味を表立ってアピールすることがリスクになる場合があります。
趣味そのものの内容よりも、趣味への熱い思いや趣味を通じて得たスキルや価値観を伝えることで、自己PRの手段として趣味を活用してください。
上記の業界については以下の記事でも詳しく解説しています。併せて選考対策の参考にしましょう。
ゲーム業界
ゲーム業界の志望動機は「好き」だけではNG? 差別化のコツを解説
出版社
出版社への就職を叶える5つの必須準備|トレンドや選考対策も解説
アニメにかかわる仕事
アニメにかかわる仕事を網羅! 各仕事の魅力・就職する方法とは
もし「ガクチカにできるテーマがない……」と感じたら、以下の記事を参考にしてみましょう。誰でもガクチカを見つけて作成できるようになる秘訣を解説しています。
「ガクチカがない」悩みを抜け出す方法
例文16選|ガクチカがない悩みから必ず抜け出せる3つの方法!
「ガクチカが本当にない」という人の対処法
ガクチカが本当にない人がすべきことは? おすすめのテーマも解説
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRがうまく書けない」「どんな強みをアピールすればいいかわからない」…そんな悩みを抱えている方には「AI自己PR作成ツール」がおすすめです。
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就活のプロに聞いた! ガクチカでよくある趣味のエピソードとその印象
ガクチカで趣味を題材にするのは個性を出せる一方、参考にできるものがあまりないため自信を持てない人もいるでしょう。
そこでここでは、多くの就活生のガクチカを見てきたキャリアアドバイザーの秋田さんに、ガクチカでよくある趣味のエピソードと受けた印象について質問しました。
実際に採用担当者がどのような印象を受けるのか、よく確認しておきましょう。
アドバイザーコメント
秋田 拓也
プロフィールを見る趣味を通じて自分のスキルを向上させたエピソードは印象的
趣味をガクチカにした例では、ひとり旅をガクチカに挙げた人がいました。旅のスケジュールや準備まで、計画性や目標などもアピールしていたことが印象的でした。
ひとり旅を通じて現地の人とコミュニケーションを取ることで、自身のコミュニケーション能力が向上し、また積極性が醸成されたという内容でした。
趣味を通じて自己成長につながったというガクチカは好印象で、とても興味深く、面接で詳しく聞いてみたい内容です。
趣味をガクチカにすると「自分らしさ」が伝わる
ガクチカの題材は、サークルやアルバイトなどがとても多い傾向です。内容についても、ほとんど差がないように感じます。正直なところ面白みに欠け、内容の展開も予想できます。
そのため、サークルやアルバイトの経験がないと悩む人には、趣味について書くことをおすすめしています。趣味の場合、向き合い方の姿勢が違うので、その人のこだわりや人となりも伝わります。
内容も興味深いものが多いので、「自分らしさ」を伝えることができます。ガクチカに関しては、伝え方の工夫をして、面接官の興味を惹きましょう。
なかにはアルバイトやゼミ活動などの経験もあり、どれをガクチカにするか迷っている人もいるかもしれません。以下の記事でそれぞれのポイントや注意点、例文を紹介しているので見比べてみましょう。
アルバイト
例文15選|アルバイトのガクチカの作り方と印象に残すコツ
ゼミ
例文8選|ガクチカでゼミ経験を魅力的にアピールする8ステップ
学業
例文14選|学業はガクチカになる! 成績との関係や伝え方を解説
選考通過のために押さえておきたい! 趣味からガクチカを作る4つのコツ
選考通過のために押さえておきたい! 趣味からガクチカを作る4つのコツ
- 特に力を入れた趣味を選ぶ
- 趣味のなかでも自分の強みが伝わるエピソードを選ぶ
- 成功・失敗体験のある趣味を選ぶ
- 趣味で得たことが仕事に結び付けられるかチェックする
ガクチカで趣味を題材にする際、迷うのが「どの趣味を選ぶか」「どのエピソードを選ぶか」ですよね。選考を通過するためには単に趣味について語れば良いのではなく、強みがアピールできて好印象を得られるエピソードが重要です。
以下では、趣味からガクチカを作る4つのコツを紹介するので、当てはまるエピソードがないか探してみましょう。
ガクチカ作成時のコツはこちらの記事でも解説しているので、併せて活用するとさらに内容を磨くことができます。
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例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
ガクチカは企業での再現性があるエピソードを伝えることが重要です。ガクチカの作成ステップや高評価を得るポイント、NGパターンをキャリアコンサルタントと解説します。再現性が伝わるガクチカを作成し、内定を掴み取りましょう。
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①特に力を入れた趣味を選ぶ
ガクチカで趣味を題材にする際は、単に楽しんでいる趣味よりも熱心に取り組んだ経験のある趣味を選びましょう。
力を入れた趣味は自分の努力や情熱について自分の言葉で具体的に語れるので、採用担当者の印象に残りやすくなります。また、趣味について深掘り質問をされた際もスムーズに答えられるはずです。
たとえば、趣味のサッカーに真剣に打ち込みチームのキャプテンを務めた経験や、大会の成績を向上させるために練習に励んだというエピソードは、リーダーシップや継続力といった仕事の能力にも結びつきやすく、評価されるといえます。
②趣味のなかでも自分の強みが伝わるエピソードを選ぶ
ガクチカで採用したい趣味をある程度絞り込んだら、続けて使えそうなエピソードを思い出していきましょう。
ここで重視したいのは、自分の強みが伝わるエピソードを選ぶことです。
たとえば継続力をアピールしたい場合、筋トレを題材にするなら「腹筋を3年間毎日50回続けたので、継続力には自信があります」というように、具体的に継続した日数や回数を提示すると説得力があがるでしょう。
またエピソードを選ぶ際は、その強みが企業の求める人材とマッチするかどうかも併せて確認してくださいね。
ガクチカで悩んだらガクチカ作成ツールがおすすめ!
「ガクチカを書け」と言われても、特に印象的なエピソードがない…そんな悩みを抱える人は多いです。
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ツールを活用し、あなたの強みを志望企業へ最大限にアピールしましょう。
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③成功・失敗体験のある趣味を選ぶ
趣味のエピソードは必ず成功体験または失敗体験のあるものを選びましょう。このとき成功体験を書きたくなってしまうかもしれませんが、失敗体験でも問題はありません。
なぜなら、ガクチカで採用担当者が見ているのは「応募者がその経験を通してどう行動したか・何を学んだか」だからです。つまり、成功や失敗にかかわらず「単なる思い出」として終わっていないことが重要なのです。
逆に、成功・失敗体験がないとただ趣味について語っただけの内容になってしまい、強みや人間性が採用担当者に伝わりません。
趣味を語ることの目的は、その内容自体を伝えることではなく、趣味への思いや、趣味を通じて得たスキルや価値観を伝えることで自分自身を知ってもらうことです。
そのためそれらが伝えられるようであれば、成功・失敗体験がなくても題材として使えます。
④趣味で得たことが仕事に結び付けられるかチェックする
最後に、趣味で得たことや強みが仕事に結び付けられるか考えてみましょう。
とはいえ、SE志望で「趣味でプログラミングをしていました」といったような、仕事にぴったりの趣味をアピールできる人はなかなかいません。
たとえば、SE志望ならプログラミングスキルだけでなく、最新のIT技術に対応するための柔軟性や適応力が求められます。
そこで、「趣味の海外旅行では、日本ほど交通機関が整備されていないため、予定通りにいかないことがありました。この経験から代替ルートを探して柔軟に対応することの重要さを知りました」といったように、柔軟性をアピールできるエピソードを書いてみましょう。
特に、新卒就活では技術的なスキルはあまり求められていません。さまざまな仕事に活かせるような内容でも問題ないなので安心してくださいね。
こんなミスには注意! 趣味をガクチカとして伝える際に気を付けるべきポイント
こんなミスには注意! 趣味をガクチカとして伝える際に気を付けるべきポイント
- 趣味そのもののアピールにしない
- 嘘や誇張はしない
- 専門用語を多用しない
趣味をガクチカとして伝えようと考えている人は、気を付けるべきポイントについても覚えておきましょう。
以下で紹介するポイントについて知っておかないと、自分では想像できていなかったところで採用担当者の印象を悪くしてしまう恐れがあります。しっかりチェックして良い評価を獲得してくださいね。
趣味そのもののアピールにしない
趣味の話になると、ついつい細部まで語り過ぎてしまうという人は多いでしょう。しかし、ガクチカは趣味そのものをアピールする場ではないので注意してください。
あくまでもガクチカは採用担当者が就活生の人となりを知る手段の一つであり、趣味そのものに興味があるわけではありません。
ただ、もし面接官があなたのガクチカを聞いて趣味に興味を持ち、趣味の内容について質問してくれた場合には趣味について答えても良いと思われます。
その際は専門用語を多用せず、誰にでもわかりやすい説明を心掛けましょう。
- ガクチカに文字数制限があるのですが、趣味の説明で文字数を取られてしまい、内容が薄くなってしまいます……。
趣味の概要を伝える説明は簡潔にしよう
文字数制限があるときに意識する基本的な考え方としては、いかにして趣味の説明についての情報量を簡潔にできるかがポイントです。
趣味の説明については、ある程度想像ができる範囲で問題はありません。むしろ、趣味を通じて得たことや学んだことのほうが重要です。
ガクチカで共通していえることとして、事柄についての説明が多くなってしまう傾向があります。
説明の文字数が増え、本当に伝えなければいけない内容が簡潔になってしまうケースが見受けられるので、説明の情報量が多くなっていないかを注意して作成するようにしてください。
ガクチカを200字で書かなければならない人は、こちらの記事がおすすめです。短い文章で採用担当者に印象付けるコツを例文付きで解説しています。
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例文20選|200字のガクチカは具体性と構成力が作成のポイント
200字以内でガクチカを書こうとすると、字数以内に収められなかったり、内容が薄くなってしまったりしやすいですよね。記事では200字で自分の魅力を企業にしっかりと伝えるコツをキャリアアドバイザーとともに解説します。20の例文もぜひ参考にしてください。
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嘘や誇張はしない
「趣味のことはわからないだろうから、嘘をついても大丈夫だろう」という考えで、ガクチカに嘘を書く人もいますが、嘘や誇張はバレるのでやめましょう。
採用担当者は多くの就活生を見てきているため、嘘を見抜く能力が高い人は多くいます。就活生の話に矛盾があると、そこを見抜かれて質問されるかもしれません。
深掘りされたときにうまく答えられないと、「嘘をつく人物」として採用担当者からの印象は最悪になってしまうでしょう。
ガクチカで重要なのは成果ではなく、「成果にたどりつく過程でどう行動したのか、何を学んだのか」です。そのため、自分を大きく見せるために嘘や誇張をする必要はないことを覚えておくことが大切です。
企業は応募者の人柄や能力を見極めるために、詳細な質問や面接をおこないます。
その際につじつまが合わなくなってしまい、事実と異なることがわかってしまうと、嘘や誇張が明らかになり、誠実でない・信用できない人であるととらえられてしまうリスクが高いです。
専門用語を多用しない
趣味には専門用語があるものも多く存在しますよね。たとえば、野球でいえば「ストライク」「アウト」といったメジャーなものから、「ホットコーナー」「オートマチックスタート」などマニアックな用語まであります。
前者は通じる人が多いかもしれませんが、後者については野球に詳しい人でなければわかりません。後者のような用語を多用して趣味についてアピールしても、採用担当者には伝わりにくいです。それどころか、興味を失ってしまい、印象に残らない可能性もあります。
「わかりやすく伝える能力」は社会人としても重視される力です。小中学生でもわかる言葉を目安にして、その趣味を見たことも聞いたこともない人にでも伝わる内容を目指してください。
ガクチカが完成して読み直す際には、誰にでもわかる内容かどうかしっかりチェックしましょう。
専門用語であっても、一般的に認知度の高い用語については使用しても問題ありません。
逆の場合、用語を調べる作業が必要となってしまっては、読み手への配慮に欠けます。知らない人が読む前提で用語を使い分けてください。
基本の構成! 趣味に関するガクチカを書く4つのステップ
基本の構成! 趣味に関するガクチカを書く4つのステップ
- 学生時代は趣味に打ち込んでいたという結論
- 趣味に取り組んだきっかけ
- 趣味にどのように打ち込んだか
- 趣味から得たことや今後への活かし方
趣味に関するガクチカを作成したことがない人のなかには、構成がわからず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ガクチカの構成の基本は「結論」「理由」「具体例」「結論」の流れで情報を伝えるPREP(プレップ)法です。題材が趣味になっても、この構成は変わりません。
ここからは、それぞれどのようなことを書けば良いのか具体的に解説するので、ぜひ見ながら作成してみてください。
①学生時代は趣味に打ち込んでいたという結論
ガクチカではまず結論から伝えましょう。ここでいう結論とは、学生時代に打ち込んでいた趣味です。
結論から示すことで、採用担当者はこれからの話の趣旨を理解できるので、続く話が頭に入ってきやすくなります。
たとえば、「私は学生時代、多くの本を読むことに力を入れました。きっかけは~」と始めれば、「この人は読書の趣味について説明するんだな」とわかるでしょう。
逆に、「私が学生時代に打ち込んだのは趣味です」のように、結論で何に打ち込んだか具体的に伝えられないと、印象には残りにくくなります。
ここはいわばつかみの部分なので、簡潔さや伝わりやすさを意識してくださいね。
②趣味に取り組んだきっかけ
採用担当者は趣味を始めたきっかけから、その人の志向性やモチベーションの源を読み取ろうとします。
なぜなら、仕事においてモチベーションを保つことは、仕事を長く続けて成果を挙げるうえで重要だからです。企業は、新卒の社員が自社でできるだけ長く働いて貢献してくれることを望んでいます。
そのため、動機については明確に伝えましょう。また伝える際は、主体的に行動した内容を書くのが基本です。
「親や友達に誘われて始めた」という動機だけでは主体性が伝わらないので、「最初は友達に誘われて始めましたが、より技術を磨きたいと思い、本格的に取り組むようになりました」など、自発的に行動した内容を伝えましょう。
③趣味にどのように打ち込んだか
採用担当者は、応募者の物事に対する取り組み方を見ています。興味のあることに積極的に打ち込める人材は、仕事がマッチすれば高い能力を発揮できる可能性があるからです。
そのため、熱心に打ち込んだことに説得力を持たせる具体的なエピソードを盛り込みましょう。
たとえば、ギターが趣味で演奏に打ち込んだなら、単なる練習の頻度だけでなく、どのような目標を設定し、それに向けてどのような工夫をしたのかを伝えるのがおすすめです。
特に、技術向上のためにどのようなトレーニング方法を試したのか、困難に直面したときにどのように乗り越えたのかといったエピソードを盛り込むと、説得力が増します。
趣味だけではありませんが、「相手に伝わりづらいマニアックすぎる内容」はなるべく避けるのがベターです。もちろん、面接で詳しく聞かれたら答えても良いのですが、面接時間は限られています。
相手に伝わるようにかみ砕いて伝えるなど、相手の気が逸れないように注意してくださいね。
④趣味から得たことや今後への活かし方
最後に、その趣味や経験を通して得たことや仕事への活かし方を述べて、仕事に対する熱意を伝えましょう。
採用担当者がここで見ているのは、応募者が「経験から学びを得て活かせる人物かどうか」です。仕事においてもこれは重要で、積極的に学べる人材のほうが成長も早い傾向にあります。
また、趣味から得られるのは楽しさだけでなく、スキルや考え方、忍耐力やチームワークなど、仕事にも役立つものが多くあります。
趣味を通して学んだことを仕事のなかでどのように応用し、貢献していけるかをアピールすることができれば、より説得力のあるガクチカが完成するでしょう。
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作成のイメージを持とう! 趣味をテーマにしたガクチカの例文11選
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①スポーツ観戦をテーマにしたガクチカ例文
スポーツ観戦をテーマにしたガクチカ例文
私が大学時代に熱中していたのはサッカー観戦です。
ただ観戦するだけではなく、大学ではサッカー部の応援団の一員として活動し、試合の応援企画やチームの士気を高めるための取り組みをおこないました。
また、試合ごとに異なる観客層や状況に合わせて応援スタイルを変更することを考案し、チームのモチベーション向上に貢献しました。
応援団としての活動を通じて学んだのは、柔軟な対応力です。現地の雰囲気に合わせた最適な応援スタイルを取ることで、応援団と観客、選手が一丸となって勝利を目指すことにつながりました。
貴社に入社した暁には、自分と違う考えや価値観も積極的に受け入れることで、チーム一丸となって業務に取り組めるよう尽力します。
②筋トレをテーマにしたガクチカ例文
筋トレをテーマにしたガクチカ例文
私が大学時代に打ち込んだのは、趣味の筋トレです。
もともとしていたバレーボールが腰痛で続けられなくなり、負担なく運動がしたいと考えた結果、腰回りの強化にもつながる筋トレに興味を持ったのがきっかけです。
始めた当初は目標が漠然としていましたが、ボディビルの大会に出たいと思うようになり、自分なりに食事管理やトレーニングの方法を見直し、具体的な体脂肪率や筋肉率の目標を設定することにしました。
その結果、昨年は県大会で準優勝し、ジム内でのトレーニング仲間からもアドバイスを求められる存在となりました。
この経験を通じて、目標達成に向けた計画を立てる力や継続力が身に付きました。仕事においても粘り強く目標に取り組み、長く貢献していきたいと考えています。
筋トレのような成果がわかりにくい趣味をガクチカにする際は、自分で目標を立てて継続してきた努力や成長過程を強調しましょう。
この例のようになぜ筋トレを始めたのかを語ることで、価値観や思いを伝えることができます。
さらに、筋トレから得た具体的なスキルや能力(自己管理能力、忍耐力、計画性など)を挙げ、それが仕事にどう活かせるかを結びつけると説得力が増します。
上記のように計画性や継続力が身に付いたという人は、自己PRのテーマにするのもおすすめです。以下の記事でそれぞれのアピールのコツをつかみましょう。
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③キャンプをテーマにしたガクチカ例文
キャンプをテーマにしたガクチカ例文
私が学生時代に最も頑張ったのは、趣味のソロキャンプです。
それまでは家族でキャンプをしていましたが、大学生になり1人で楽しめる時間が増えたことがソロキャンプを始めたきっかけです。
特に、自給自足をテーマに掲げ、食材や道具も最小限に抑えて現地で工夫することに挑戦していました。
しかしあるとき、キャンプ地で大雨に遭い、予定していたキャンプができなくなったことがありました。これに対し、私は風を避けられる場所に移動し、テントの設営方法を工夫することで避難場所を確保しました。
また、調理では焚き火台を使うのではなくガスコンロに切り替えることで、簡易的ながら安全な調理ができました。
この経験を通じて得たのは、予期せぬ問題に直面しても冷静に対処できる判断力と、限られたリソースを駆使して必要十分な結果を導き出す創造力です。
仕事でも厳しい条件で目標を達成しなければならないときがあるかもしれませんが、持ち前の創造力を活かして、その状況の最適解を見つけたいと思います。
上記のような対応力は、臨機応変な力として自己PRの題材にすることも可能です。こちらの記事で差別化のポイントを押さえましょう。
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④釣りをテーマにしたガクチカ例文
釣りをテーマにしたガクチカ例文
私が大学時代に熱中していたのは、趣味である釣りです。
釣りを好きになったのは、小学生のときに家族で行った釣り堀で真鯛を釣り上げたのがきっかけです。それ以来、さまざまな魚を釣ってみたいと思うようになりました。
特に、大学時代は大型魚で難易度も高いとされるクエを釣ることを目標に掲げ、何度もポイントに足を運びました。
クエの餌はアジやサバ、イカなど多様で、どの餌の相性が良いのかはわかりません。そのため、餌や付け方を変えつつ何度もチャレンジし、半年ほどかかってようやく1本釣り上げることができました。
この経験から学んだのは、目標が手探りな状況でも諦めずに取り組む粘り強さの重要性です。貴社でも持ち前の粘り強さを発揮して、困難な課題にも積極的にチャレンジしたいと考えています。
粘り強さや忍耐力は、就活で武器になる強みです。以下の記事で自己PRに応用する方法もチェックしておきましょう。
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⑤カメラをテーマにしたガクチカ例文
カメラをテーマにしたガクチカ例文
私が学生時代に取り組んだことは写真です。高校生の頃に応募した風景写真が賞を取り、写真を撮って評価されることに喜びを感じたのがきっかけで、大学に入ってから一眼レフを購入しました。
一眼レフを購入してからも風景写真を撮ることに注力し、季節ごとに変わる自然の美しさを収めるために撮影に出かけていました。しかし、時間の選択や構図が合わず、なかなか思うような写真が撮れないという課題に直面しました。
そこで、私は写真のクオリティを高めるために、改めて撮影技術を学び直しました。具体的には、さまざまな展覧会に足を運び、プロの話を参考にしながら自分の撮影スタイルを磨きました。
その結果、コンテストで入賞するほどの成果を挙げることができました。この経験から、結果を出すためには現状を見つめ直し、改善する必要があることを学びました。
この経験は、仕事においてもプロジェクトのクオリティを高めるための改善提案などで活かせると考えています。
⑥旅行をテーマにしたガクチカ例文
旅行をテーマにしたガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは旅行です。社会人になると時間が取れなくなると考え、大学入学直後から国内外のさまざまな場所を訪れることに情熱を注ぎました。
旅行費用は塾講師のアルバイトで年間100万円を捻出しました。アルバイトと学業との両立が課題でしたが、勉強する日とアルバイトの日を分けることで、それぞれに集中できる環境を整えました。
旅行で学んだのは人とのつながりの大切さです。訪れた地域の方々との会話を通じて、異文化や私とは違った価値観を知ることができ、視野が広がりました。さらに、計画性や金銭管理といった実生活に直結するスキルも培いました。
これらの経験は仕事においても周囲と積極的にコミュニケーションを取り、学び続ける姿勢につながると考えています。
- 趣味をガクチカにする際、ただの遊びだと思われないようにするためにはどうしたら良いでしょうか?
趣味を通して自分の強みや人柄を伝えることを意識しよう
遊びだと思われないようにする方法の一つは、趣味を通して何を学び、成長したのかを伝えることです。
よくエピソードだけを伝える学生がいますが、選考ではどんな質問にも「質問の意図」があります。ガクチカでは前述のとおり、人柄や思考などを中心に見られているので、この点を意識して返答を考えましょう。
趣味の内容によっては、たとえば「読書→出版社」、「おしゃれ好き→アパレル」など、その企業と直接的にマッチするものもあります。そうした趣味があるなら、存分にアピールしてくださいね。
⑦音楽をテーマにしたガクチカ例文
音楽をテーマにしたガクチカ例文
私が大学時代に頑張ったことはバンド活動です。
大学生になったらバンドを組むことにあこがれて、高校生のときにギターを始めました。
バンドではギターのスキルを磨くだけでなく、まとめ役としてメンバーとのコミュニケーションを積極的に取っていました。特に印象的だったのは、学園祭でのライブパフォーマンスの準備です。
当初はメンバーの間で意見が食い違ったため、練習がスムーズに進まない時期がありました。そこで、私はメンバーそれぞれの意見を丁寧に聞き取り、共通のビジョンを持てるように話し合いを重ねました。
その結果、ライブ当日は予想以上の盛り上がりを見せ、観客からも高評価を得ることができました。
音楽を通じてチームワークやリーダーシップを発揮することで、メンバーとの信頼関係を築くことができた経験は、仕事においてもプロジェクトの成功に向けてチームを導く際に大いに役立つと考えています。
チームワークやリーダーシップは、多くの企業が重視する力です。以下の記事でアピールするコツを確認しておきましょう。
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⑧ゲームをテーマにしたガクチカ例文
ゲームをテーマにしたガクチカ例文
私の趣味はゲームで、大学時代は特に戦略系のゲームに力を入れていました。
私は複数人で協力するゲームのリーダーとして活動し、戦略の策定からメンバーの役割分担、ゲーム内での問題解決まで幅広く対応しました。特に印象に残っているのは、大規模な大会に出場した際のことです。
私たちは大会に向けて綿密な戦略を組んでいましたが、試合中に予期しない状況が発生し、当初の戦略が機能しない場面が多々ありました。
状況を打開するためには即座に戦術を変更し、新しい戦略を試行する必要がありました。私は冷静に状況を分析し、メンバーとコミュニケーションを取りながら最適な戦術をまとめました。結果として、チームは優勝することができました。
この経験を通じて身に付いたのは、迅速な問題解決能力とチームを効果的にリードするためのコミュニケーション能力です。
これらのスキルは、仕事においてもプロジェクトの進行やチームの調整、変化する状況への適応において活かせると考えています。
昔は娯楽のイメージが強かったですが、今のゲームは複雑で、かなりの専門性が求められます。
ゲームの話題を伝えたいのであれば、ゲームを通じて学んだことや得たものが有益になったことをアピールできれば問題ありません。
問題解決能力は、自己PRの題材にすることもできます。こちらの記事では例文付きでポイントを解説しているので併せて参考にしてみましょう。
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⑨絵をテーマにしたガクチカ例文
絵をテーマにしたガクチカ例文
私が大学時代に力を入れたのは油絵です。
油絵が好きになったきっかけは、中学生の頃に地元で開催されたモネ展に行き、普通の絵画やイラストでは表現できない立体感に感動したからです。
特に大学では、学内での展示会での発表を目標にし、テーマ設定や構図、色彩の選定など、一つひとつのプロセスにこだわりながら制作を進めました。しかし、どうしても思うように描けず、何度もやり直すことがありました。
そこで私は、新しい視点も取り入れようと思い、所属している美術サークルのメンバーにアドバイスを受けました。また油絵になじみのない友人にもアドバイスを求めることで、型にとらわれないオリジナリティを出すことに成功しました。
結果として、完成した絵は展示会で評価され、学内の賞も受けることができました。
この経験から学んだことは、新しいものでも積極的に取り入れてチャレンジする精神の大切さです。貴社でもチャレンジ精神を持って商品開発に取り組み、多くの人の生活を豊かにするようなアイデアを出してまいります。
チャレンジ精神を効果的にアピールするポイントは、以下の記事で詳しく解説しているので併せて参考にしてみてください。
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例文22選|チャレンジ精神の自己PRは4つのポイントで敵なし!
多くの企業がチャレンジ精神のある人材を求めているため、アピールすること自体は効果的です。しかし、チャレンジ精神をアピールする就活生は多くいるため、差別化が大切です。記事では、周囲と差をつけるチャレンジ精神のアピール方法をキャリアコンサルタントと解説します。
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⑩料理をテーマにしたガクチカ例文
料理をテーマにしたガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたのは、趣味の料理です。
料理を始めたきっかけは大学に入って一人暮らしをするようになったからですが、さまざまな料理を自分に合うように試行錯誤するのが楽しく、多くのレシピを試しました。
特に印象に残っているのが、「一人暮らしの簡単節約飯」をテーマに、自分が作った料理のレシピを料理サイトに投稿するようになったことです。
最初はなかなか感想がつかず、見てももらえないような状態でした。そこで、「料理は見た目が9割」という意見を見たのをきっかけに、料理の彩りや投稿する写真の構図を徹底的に研究しました。
結果として、一人暮らしをする人から「自炊する回数が増えた」「見た目も良くて作っていて楽しい」というレビューをもらえるようになり、ランキング上位に表示されるようになりました。
この経験から、物事を多角的にとらえて柔軟に思考することの重要性を学ぶことができたと感じます。
⑪読書をテーマにしたガクチカ例文
読書をテーマにしたガクチカ例文
私が学生時代に力を入れたことは読書です。特に幅広いジャンルの本を読んで知見を広げることを目標にし、年間100冊以上を目標に読書を続けました。
読書習慣を続けるうえで課題だったのは学業やアルバイトとの両立でしたが、通学時間や授業の間、寝る前の時間といったスキマ時間を有効活用することで目標を達成しました。
読書をすることで培ったのは、論理的思考力と多角的な視点です。
また、読んだ本の内容を要約してブログに投稿することで、情報を整理しアウトプットする力も養いました。
貴社に入社後もこの経験を活かし、新しい知識を積極的に吸収して課題解決に役立てたいと考えています。
面接で趣味は読書と伝えると、「今読んでいる本」「おすすめの一冊」「一番好きな本」など、本に関連した質問が続くことも多いようです。
そのため、事前に返答を準備しておくと安心です。著者名も忘れずに覚えておいてくださいね。
趣味をテーマにしたガクチカは強みや人柄を打ち出して内定につなげよう!
ここまで趣味をテーマにしたガクチカについて解説してきましたが、自分の趣味をアピールするイメージは湧いたでしょうか。
趣味を題材にすると個性的なガクチカになるため、採用担当者の印象に残りやすくなります。しかし、つい趣味を語ることに重きを置き過ぎると、肝心の強みや人柄が伝わりにくくなってしまうかもしれません。
趣味をテーマにする場合でも、見られているのは「物事にどう取り組んだか」「経験から何を学んだか」といった人柄や志向性の部分です。そのことを忘れずに、とっておきのエピソードで自分の取り組みをアピールしてくださいね。
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る企業が見ているのは趣味の内容そのものではなく人間性
趣味をテーマにしたガクチカを作成する際、重要なのは単に趣味の内容や成果を伝えるのではなく、その趣味に対する熱意や、趣味を通じて何を感じどんな困難を乗り越え、どのように自分が成長できたのかを具体的に伝えることです。
企業は、趣味の内容や成果そのものが知りたいのではなく、趣味の話題を通じてあなた自身がどんな人間であるのかを知りたいのです。
また、あなたが趣味を通じて得た学びや成長にも関心を持っています。
「仕事でどう活かせるか」まで伝えられるとベスト
さらに趣味で得たスキルや考え方が、これからの仕事にどう活かせるかを考えてアピールすることができると、より素晴らしいと思います。趣味は、あなたの個性や人柄を示す貴重なツールです。
自己分析を深め、自信を持って臨むことで、ほかの候補者との差別化が図れます。企業はあなたの人柄を重視しているため、素直に経験や学びを語る姿勢自体が評価されるでしょう。
趣味に取り組むなかで直面した失敗や困難も、どう乗り越えたかを語ることであなたの強みになります。努力と成長、そして将来の活躍をしっかり伝えれば、必ず報われます。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Takuya Akita〇人事・採用の責任者として7年間、新卒・中途採用を担当。To Be Myselfを起業後、企業内のキャリアコンサルティング、新卒・中途の就職をサポートしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
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