この記事のまとめ
- 一次面接から難しい質問をされることもある
- 4つの合格サインは目安で捉えよう
- アピールできる機会が少ない分念入りな準備が必要
新卒採用の面接回数は一般的に2回から3回とされており、二次面接が最終面接になるケースも珍しくありません。二次面接が最終面接だと選考の機会が少ないため、何となく難易度が低いイメージがありますが、最終面接に進み好印象を残すためには、一般的な選考と変わらず準備が必要です。
この記事ではキャリアコンサルタントの古田さん、佐藤さん、平井さんとともに二次面接が最終面接の企業の攻略方法について解説します。新卒の場合は既卒と見られている部分や質問も異なるため、ここでしっかり面接対策しておきましょう。
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二次面接が最終面接になる企業は珍しくない! 対策を徹底して通過率を上げよう
二次面接が最終面接になる際は、あらかじめ企業が新卒に求めていることや評価するポイントを知っておくことで最終面接への通過率や合格の可能性を高められます。
記事の前半では新卒で二次面接が最終面接になる場合の通過率や、一次面接と最終面接で見られているポイントの違いなどを解説します。面接官に評価されやすいポイントがわかるため、事前に対策しておくことが可能です。
後半では二次面接が最終面接の企業に応募する際の心得や頻出の質問を解説します。特に二次面接が最終面接の企業では一次面接から難しい質問をされることがあるため、最後まで読んですらすらと回答できるように準備をしておきましょう。
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なぜ二次面接が最終面接に? 企業側の4つ理由を解説
なぜ二次面接が最終面接に? 企業側の4つ理由を解説
- 新卒採用にかかる負担を軽減するため
- 早い段階で優秀な人材を確保するため
- 書類選考を重視しているため
- リクルーター面談を活用しているため
そもそもなぜ企業が三次面接をおこなわずに2回の面接で判断するのか、理由を知っておきましょう。
三次面接が最終面接であれば、学生のスキルや学んだこと、入社意欲などを知れる機会が増えます。それなのに学生と話す機会を減らして二次面接を最終面接にする企業が多いのは、企業側に大きなメリットがあるためです。
二次面接が最終面接である企業のメリットは記事のとおりです。特に中小企業や急成長企業では、素早く人材を確保することが重要です。
一方、三次面接が最終面接の場合、候補者のスキルや適性をより深く評価でき、役員層との最終確認も行いやすくなります。大企業や慎重な採用を行う企業に多く、より堅実な意思決定が可能です。
①新卒採用にかかる負担を軽減するため
面接には人事担当の面接官や役員など、さまざまな立場の社員がかかわります。面接を一回多くするとその分採用担当者の負担が大きくなり、人手の足りていない企業であれば通常業務に支障をきたすこともあるでしょう。
面接回数を一回減らすことが直接社員の負担軽減になるため、二次面接を最終面接としている企業もあります。選考にかかわる業務やかかる時間も減るため、企業にとっては経費の節約という大きなメリットになります。
応募者から送られてくる書類審査や、採用試験がある企業であれば、会場やツールの準備もあります。もっと早い段階で企業見学や説明会を実施する企業はそれらの準備も必要です。必要な業務は山のようにあります。
②早い段階で優秀な人材を確保するため
新卒は複数の企業に同時に応募することが一般的ですが、面接が終了した企業から内定の連絡があれば、ほかの面接が残っていても内定が出た企業を優先することも考えられます。早い段階で人材を確保したい企業にとっては大きなメリットといえるでしょう。
また、面接回数が多いほうが多くの学生をふるいにかけられるため、最終面接で優秀な人材が残りやすいという考えもありますが、それは多くの学生が応募することが前提である企業に多い考え方です。新卒の採用倍率が低い企業の場合は、少ない応募者のなかから優秀な学生を選びます。
規模が小さく選考に人員とコストを割けない企業にとっては、定められた採用目標人数をクリアするために早い段階で優秀な人材を確保することが求められるのです。
③書類選考を重視しているため
二次面接が最終面接の企業は選考に手を抜いているのではなく、企業ごとに異なる判断基準を設けて効率的に優秀な生徒を採用するためです。
新卒の応募では履歴書とエントリーシート(ES)の2種類の提出を求める企業も珍しくありません。ESには志望動機や自己PRのみでなく、ガクチカやスキルなど学生の個性がわかることを書くため、選考の重要な判断材料になります。
ガクチカとは
「学生時代に力を入れたこと」の略。一次面接から最終面接まで頻出しやすい質問の一つで、回答のテーマは部活動やサークル活動、アルバイト、学業などが挙げられる。
ESや履歴書の内容と面接の内容を照らし合わせることで、面接の回数が少なくてもその学生がどのような人物であるか判断しやすくなるため、二次面接が最終面接である場合は書類選考も面接と同じくらい重視している企業である可能性が高いです。
ESと履歴書の違いがはっきりとわからない人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。ESと履歴書を提出する場合の書き方や、同じテーマでも内容のちがいをアピールできる方法などが詳しく解説しています。
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④リクルーター面談を活用しているため
リクルーター面談とは、面接官以外の社員が学生と面談する場を指します。面接フローにリクルーター面談を組み込むことで、志望の熱意や企業とのマッチ度を確認できるため、より強い志望動機を持った学生が最終面接に進みやすいというメリットがあります。
リクルーター面談がある時期は面接の前後や内定後、インターンシップの前後などさまざまなタイミングであり、二次面接が最終面接の企業の場合は最終面接の前にリクルーター面談を組み込むケースもあります。
- 面接では給与や待遇について質問しにくいですが、リクルーター面談であれば待遇について聞いても悪い評価にはなりませんか?
リクルーター面談でも待遇面に固執した質問はNG
まず皆さんに理解しておいてほしいのは、リクルーター面談も選考の一つであるということです。リクルーターは企業の人事部が選んだ人材で、役割を与えられて面談に臨んでいます。
皆さんとの面談の内容や評価は人事部に報告されるため、給与や待遇について聞いてはいけないということではありませんが、条件面だけを見て企業を選んでいると思われないように気を付けましょう。
自分自身のやりたいことや目標などが、企業の仕事や今後の方針などと合っているのかを質問するなどして、仕事そのものに魅力を感じていることを伝えることが重要です。
そのうえで、気になる待遇面は聞いてみても良いでしょう。ただ、リクルーター面談よりも内定後の面談のほうが、条件面の確認をしっかりおこなうことができます。
リクルーター面談は面接よりも雰囲気が柔らかいことが特徴ですが、学生にアドバイスを送るのみでなく選考としての評価も目的であるため、気を抜かずに参加しましょう。リクルーター面談についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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リクルーター面談は選考の一環です。リクルーター面談を実施する目的を理解し、対策を進めましょう。この記事ではリクルーター面談を取り入れている業界や必須準備、突破するための心構えなどについてキャリアコンサルタントが解説します。
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「二次面接が最終面接だとほぼ合格」は本当? 就活のプロが通過率について解説
新卒で二次面接以降に最終面接が控えている場合、最後まで残ることはほぼ合格という噂もあります。しかし、二次面接が最終面接の場合は他社と比較して学生を評価する回数を少なくしている分、不合格になる人の割合も減る傾向にあります。その結果、最終面接で残る学生も多くなりやすいため、一概にほぼ合格とはいえません。
ここからは就活のプロである平井さんが、二次面接が最終面接の企業は選考に合格しやすいのかアドバイザーの視点から解説します。受かりやすいからといって面接の回数のみで応募する企業を決めることは賢明とは言い難いですが、一つの要素としてぜひ参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る二次面接が最終の場合の通過率は20%~40%と低い傾向にある
二次面接が最終面接となる企業における通過率は一般的に20%から40%程度とされていて、この通過率が意外と低い理由は以下2つが挙げられます。
一つ目は、一次面接で基本的な適性を確認した後、最終面接となる二次面接ではさらに深い人材評価がおこなわれるためです。
特に、志望者の「人柄」や「企業文化との適合性」を重視し、将来的に長く活躍できるかどうかを見極めます。中小企業やベンチャー企業では、採用のスピードを重視して二次面接を最終段階とすることが多く、その分、短時間で多面的な評価が求められます。
面接回数が少ないことで最終まで残っているライバルも多い
2つ目の理由は、二次面接が最終となる場合、三次面接がある場合よりも候補者を多く残しているためです。
仮に、採用予定数10名の企業が、二次面接に50名の学生を残したとします。二次面接が最終の場合、ここで10人の採用を確定させる必要があるため、通過率は20%になります。
対して別の企業が二次面接で20人の候補者を残し、三次面接で10人の採用を確定させたとすれば、最終となる三次面接の通過率は50%になります。ただし、これらの数字だけで面接そのものの難易度は測れません。
最終面接の期待度が高まる「ほぼ合格のサイン」とは
最終面接の期待度が高まる「ほぼ合格のサイン」とは
- 働き方や詳しい業務内容など入社後の話が多い
- 社内の案内や紹介がある
- 考え方や価値観などの共感が多い
- 他社の選考状況についてを詳しく聞かれる
面接は緊張することが当たり前で、面接中や終わった後も合否の不安がつきものです。企業から連絡が来るまでそわそわして、考えても仕方ないのに「面接官はあの回答をどう思ったかな?」と思ってしまうこともあるでしょう。
一次面接の時点ですでに面接官が「自社にほしい学生だ」と目をつけている場合、二次面接である最終面接では4つのサインが見られます。
これから解説する4つのサインが面接中に目立っていた場合、最終面接の結果は良いものであると期待できます。ただし4つのサインは合格を保証するものではないということは覚えておきましょう。
「社内の案内や紹介」です。「働き方や業務内容」は、本人の希望している働き方とミスマッチがないかの確認になります。「考え方や価値観」は、企業の考え方、価値観に合っているかの確認です。
「他社の選考状況」は、どの程度自社に入社する意思があるかの確認です。志望順位が低いと判断すれば、内定は出ないこともあります。
このような面接中に「合格しているかも?」とわかるサインを「合格フラグ」と呼びます。さらに詳しい合格フラグについて知りたい人は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
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最終面接の合格フラグ17選|落ちたかもと思ったときの対処法も解説
最終面接には「合格フラグ」と呼ばれる合格のサインがあるとされています。この記事では、経験豊富なキャリアアドバイザーが面接後の正しい振り返りの重要性を解説したうえで、フラグが気になる学生に向けて具体的な合格フラグを17選解説します。
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①働き方や詳しい業務内容など入社後の話が多い
入社後の話とは、配属希望の詳しい業務内容や先輩社員がどのように働いているかといった、自分が新卒として入社することを前提とした話が当てはまります。
面接では業務内容の概要や会社の方向性など基本的なことを説明される機会もありますが、さらに掘り下げて入社後の具体的な話が頻出する場合は、面接官がすでに合格を決めており、ほかの面接に行った企業と比べてみてほしいと思っている可能性も高いです。期待の大きいサインといえるでしょう。
労働関連法規により業務内容を明確にする必要がある以外に、応募者に「業務内容を正しく認識してもらう」ことや、「ミスマッチ防止」「離職率の低下」といった目的があるため、具体的に説明している企業がほとんどです。
面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!
面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。
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どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!
②社内の案内や紹介がある
面接途中や終了後に社内を歩き内部を紹介してもらえる場合は、高い確率で合格していると考えられます。面接官が忙しいなか面接時間を割いて社内を案内するのは、「今後どのように働くかイメージを膨らまして待っていてほしい」という意図が見えています。
100%合格とは判断できませんが、面接そのものは成功していると言っても過言ではありません。もし面接に行き社内を案内された場合は、どの点が評価されたのかぜひ振り返ってみてくださいね。
③考え方や価値観などの共感が多い
一次面接でも最終面接でも、面接官は一貫して企業の価値観や社風と学生がマッチしているか確かめています。そのため面接時に考え方や価値観について共感される部分が多い場合は、「この学生は自社への適性があり、長く勤めて活躍してくれそう」と思われて良い評価をつけている可能性が高いです。
特に最終面接では役員や社長など、企業の方向性や社風などの考えをより深く持っている人たちが参加することも多いです。そのような場で考え方をポジティブに共感されるのは、企業そのものと相性が良いと評価されていると考えられます。
- 役員や社長から共感を得られた場合は、ほぼ合格といえますか?
100%ではないものの合格の可能性は高い
二次面接が最終面接となる企業で、役員や社長から共感を得られた場合は、確かに合格の可能性が非常に高くなります。
特に、役員面接ではスキルよりも「企業文化とのフィット感」や「会社の理念に対する共感度」が重視されているため、役員の反応が良いことはそれらの点で自社とマッチしているととらえられた可能性があるのです。
この段階で役員や社長に好印象を与え、価値観が共有できると判断されれば、内定につながることが多いです。
ただし、最終面接であっても100%確定ではない場合があります。社長面接は、採用の最終判断や入社意欲の確認の場でもあるため、油断せずにしっかりと志望動機やビジョンを伝えることが重要です。
④他社の選考状況についてを詳しく聞かれる
面接では「他社の選考はいつ頃返事がありますか?」「ほかにどのような企業に応募しましたか?」といった他社の選考状況を聞かれることがありますが、これは内定を出したい学生の数を把握したいことや、学生を他社に取られないように早く確保したいという意図があります。
企業側は新卒採用の目標人数を達成に向けてなるべく早めに人数を確定したいという気持ちがあるため、他社の選考状況を聞かれた場合は「あなたの採用を前向きに考えている」という意味が込められていると考えられます。
しかし、質問に対して具体的なことが思い浮かばず曖昧な回答になってしまうと、志望度が高くないと思われてしまいます。特に二次面接が最終面接の場合はあっという間に最終面接の日が近づいてくるため、事前に面接の質問対策も徹底しましょう。
こちらの記事では最終面接でどのような質問がされるか詳しく解説しています。これから最終面接に臨むという人はぜひ参考にしてください。
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最終面接でよく聞かれることとは? 回答のコツや逆質問例も解説
最終面接で聞かれることをキャリアコンサルタントとともに解説。企業側が重視するポイントも踏まえながら回答例も紹介しています。さらに最終面接のメインともされる逆質問についても、企業に聞いておくべきことを説明しています。
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企業は新卒のここを見ている! 二次面接が最終面接の場合にチェックされている部分
一次面接と二次面接である最終面接では、見られているポイントがそれぞれ異なります。一次面接では、面接で定番の質問で基礎的な情報を得て、二次面接以降ではより具体的に自社とマッチする人材であるか確認することが企業の目的です。
特に二次面接が最終面接の企業は選考回数が少ない分、慎重に学生を評価します。アピールポイントと企業の知りたいことがずれていると良い印象を残せない可能性があるため、ここで企業の見ているポイントを把握して、自分をより魅力的にアピールできるようになりましょう。
39点以下は要注意!
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一次面接で見られているポイント
一次面接で見られているポイント
- 基本的な面接やビジネスのマナー
- 最低限の対応ができるコミュニケーション能力
- 自社と学生のマッチ度
一次面接では学生の印象やコミュニケーション能力、基本的なマナーといった社会人になるための資質を見られています。
しかし三次面接や四次面接がある企業の面接と比較すると、二次面接が最終面接となる面接では基礎的な内容のみでなく、学生のさらに深い部分についても見られます。
まずは一次面接を突破するために、どの部分が評価対象となっているか確認して対策を進めましょう。
三次面接まである場合、あまり一次面接に時間を掛けないことも多いですが、二次面接が最終面接になる場合は、時間を取って踏み込んだ内容まで確認をすることが多くなります。
企業や仕事への理解度や、本人の価値観や志望度なども確認しておきたい内容になります。
一次面接の突破方法を詳しく知りたい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。一次面接の基礎的な知識から質問回答の例文まで幅広く解説しています。
一次面接を突破する秘訣
一次面接を突破する4つの秘訣|頻出質問や落ちる人の特徴も解説
一次面接の逆質問
一次面接の逆質問例60選|4つのポイントを押さえて好印象を掴もう
一次面接の質問と回答例
一次面接の質問&回答例11選|受かる答え方のコツを企業目線で解説
面接やビジネスに関する基本的なマナー
面接のマナーや基本的なビジネスマナーは学生の第一印象となる部分です。そのため、どの企業の面接官でも一次面接では、社会人としてふさわしいマナーが備わっているか入室の段階から確認します。
まだ新卒であるため完璧なビジネスマナーまでは求められませんが、面接という場にふさわしい行動をしているかどうかはよく見られるポイントの一つです。特に集団面接の場合は他者と比較されやすく、少しでも身だしなみや言葉遣いに違和感があれば良い印象を残しにくくなるでしょう。
一次面接でよく見られる間違ったマナーには、敬語の使い方のミスや挨拶の不備、身だしなみの不適切さがあります。
「なるほど」「すみません」といったカジュアルな言葉遣いのような、ビジネスシーンではNGとされる行動が挙げられます。身だしなみも寝癖やシワのあるスーツは印象が悪く、注意が必要です。
面接のマナーについて自信がない人はこちらの記事もぜひ参考にしてください。基本的なマナーや服装について解説しているため、まだ正社員の面接を受けたことがない人にとっては必見の記事です。
面接のマナー
絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
対面面接のマナー
対面面接のマナー|入退室の流れからミスのリカバリーまで解説
面接の服装
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
最低限の対応ができるコミュニケーション能力
コミュニケーション能力は仕事するうえで非常に重要なポイントです。新卒は業務に関してわからないことが多いことも当たり前ですが、わからない点をすぐに先輩社員に聞いたり率先して新しいことを覚えようとしたりなど、話しかけることに対して臆さないコミュニケーション能力が求められます。
そのため、どの一次面接でも基本的なマナーに加え、コミュニケーション能力はよく見られているポイントの一つです。
面接では質問の意図に沿って回答したり、用意している質問以外でも滞りなく答えられたりなどでコミュニケーション能力の有無を見ています。すべての質問にすらすら答えることは一朝一夕でできることではありませんが、質問にうまく答えられなくても会話のキャッチボールが成立しているかどうか意識することがポイントです。
質問に対して沈黙してしまったり、「はい」「いいえ」のみの簡潔な返答で、話を広げようとする意欲が感じられなかったり、質問にズレた回答をすると、コミュニケーション能力が低い印象を与えてしまうでしょう。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
自社と学生のマッチ度
一般的な一次試験ではビジネスマナーや身だしなみなど基本的な部分がよく見られますが、二次面接が最終面接の場合、一次面接は最終面接に進む人を見極める場になります。そのため、自社と学生がマッチしているかについては通常の一次面接よりもよく見られる点といえるでしょう。
自己PRやガクチカなど一次面接で聞かれる定番の質問以外にも、より学生の個性を知るために質問の回答を深掘りされることもあります。
「入社後はどのようなことをやりたいですか?」「その長所はどのように当社に活かされますか?」といった具体的な質問を投げかけてくる可能性もあるため、一次面接だからと油断せずになるべく回答できる質問を増やしておきましょう。
一次面接の時点で企業研究ができていることのアピールにもなり、もし一次面接で具体的な質問が聞かれなくても、二次面接が最終面接であればその場で活かされますよ。
最終面接である二次面接で見られているポイント
二次面接で見られているポイント
- 自社の解像度の高さ
- 学生のキャリアビジョン
- 入社意欲の高さ
一次面接でビジネスマナーやコミュニケーション能力などの基本的なポイントを満たしているとされた学生は二次面接に進めますが、二次面接が最終面接の場合は日時が決まった時点で本格的に最終面接の準備をしなくては間に合いません。
最終面接で面接官が重視するポイントを知って、事前に企業研究や質問の深掘り対策などを徹底しましょう。一次面接で見られているポイントをおさらいすることも重要です。
内定を出すということは、これから一緒にさまざまな問題を解決し、企業の発展に向けて努力をしていくということです。それができる人材なのかどうかを判断するための、重要な時間になります。そのために、これら3つはとても大切な質問です。
皆さんは、自分自身の経験や価値観をもとに質問に答えられるよう準備することが大切です。
一次面接は通ったけれど最終面接は初めて受けるという人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。最終面接で出やすい質問と回答の例文をわかりやすく解説しています。
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最終面接の合格率を高める6つの対策|頻出質問と回答例文で徹底解説
最終面接は企業と考えがマッチしているのかが重視され、入社後に企業に貢献できるかアピールすることが大切です。記事ではキャリアコンサルタントが最終面接の特徴や合格率を高める6つの対策、例文を交えた頻出質問などを解説します。
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自社の解像度の高さ
面接官は学生が自社についてどの程度知っているか確認したいと思っています。細かい業務に関しては外部からはわかりにくいですが、企業のホームページ(HP)に掲載されていることは把握しておきましょう。
たとえば志望理由で同業他社との違いを交えたり、企業が求めている人物像を把握して自己PRに組み込んだりなどしていれば、自社の解像度が高い学生と思われやすいです。二次面接が最終面接の場合は自分をアピールできる機会が少ないため、企業理解が十分であることを回答を通じて面接官に伝えましょう。
- 最終の二次面接ではどのようなことを回答に組み込めば解像度が高いと思われますか?
自分なりに調査したり考察したりしたことを盛り込もう
「御社の最新の製品のラインナップについて調べましたが、特にこの製品の技術的な特長が競合製品とは○○という点が異なっており……」というように、企業の製品について詳細まで調べたことがわかるように伝えてみましょう。
ほかにも面接官の質問にただ答えるだけでなく、「それに関連して、さらに○○といった点も重要だと考えています」というように、自分なりに深く考察したことも補足で加えてみることで、企業に対する解像度が高いという印象を与えることができます。
学生のキャリアビジョン
キャリアビジョンとは
自分の理想とする将来の姿。仕事や働き方のみでなく、ライフイベントも含めた理想の姿を指す。
キャリアビジョンをしっかり描けている学生は、理想の姿に向かうためにどのような企業に入って、何を成し遂げるべきか考えていることがわかります。キャリアビジョンを踏まえて自社に応募しているのであれば、入社後も理想の姿になるために努力することが予想できます。
そのため最終面接では「あなたのキャリアビジョンを聞かせてください」「自社に入社後どのように働きたいですか?」といった質問でキャリアビジョンについて尋ねられることもあるでしょう。
また最終面接でキャリアビジョンを答えて合格しても、入社後は必ずそのキャリアに進む必要はありません。キャリアビジョンは働いているうちに変化するものであるため、自分が納得できる将来の道を進むことが重要です。
最終面接でキャリアビジョンを語る際、避けるべき要素は次の3点です。
①企業の業務内容やビジョンとマッチしない非現実的な目標を掲げること
②具体性に欠け、漠然としたプランを提示すること
③自分の利益ばかりを強調し、企業への貢献を欠くこと
などを避けましょう。
キャリアビジョンについては将来の姿を具体的に考えていないと質問に回答することが難しいため、回答に自信がない人はこちらの記事もぜひ参考にしてください。キャリアビジョンの描き方やわかりやすく伝えるための構成について詳しく解説しています。
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入社意欲の高さ
入社意欲が高いことと学生の能力には直接的なつながりはないかもしれません。しかし最終面接で魅力的な学生が複数いた場合、面接官は入社意欲が高い人を採用する可能性が高いです。
入社意欲を確かめる質問には「なぜ同業他社ではなくうちを選びましたか?」「あなたは5年後どのように働いていると思いますか?」などが挙げられます。最終面接で答えられるよう事前に答え方を考えておきましょう。
また入社意欲の高さは自己PRや志望動機など、定番の質問でもアピールできるポイントです。企業の方向性や考え方に共感しつつ、自分がどのように企業で活躍するかなどを内容に組み込むと、よく調べていて入社意欲の高い学生と評価されるでしょう。
二次面接が最終面接の企業を受ける際の3つの心得
二次面接が最終面接の企業を受ける際の3つの心得
- 一次面接の内容と一貫性をもつ
- 企業研究はより詳しく正確におこなう
- 逆質問は必ず用意する
二次面接が最終面接の企業はアピールできる機会が少なく、一次面接から最終面接までの間隔も短いため準備が必要です。ここで解説する3つの心得を一次面接の前に知っておくことで、限られた機会で自分を最大限にアピールできるようになります。
一次面接のすべてが最終面接につながっていると考え、その場しのぎの回答ではなく自分を最大限アピールできるように準備しておきましょう。
①一次面接の内容と一貫性をもつ
一次面接と最終面接では自己PRや志望動機など同じ質問をされることがあります。その際は一次面接と最終面接で回答した内容に相違がないように意識しましょう。
回答する内容はまったく同じにするのではなく、テーマや切り口を少し変えて、主張する部分を同じにすると一貫性があるように聞こえます。一次面接と最終面接で一貫性を持たせるために、最終面接に臨む前は一次面接で答えたことを振り返ってみてください。
面接に行くのは一つの企業のみではないため、どの企業で何を答えたか忘れてしまうこともあるでしょう。内容や聞かれたことを思い出せるように、面接が終わった後にメモを取っておくことも効果的です。
企業によって異なるため一概には言えませんが、共有された情報を基に、さらに深堀りした質問をされることがありますので、基本的には一次面接での回答は二次面接の面接官にも共有されていると考えてよいでしょう。
②企業研究はより詳しく正確におこなう
企業研究は一次面接でもおこなうべきものですが、最終面接が決まった際はさらに内容を深めるためにもう一度企業のHPやIRなど情報を確認しましょう。
IRとは
Investor Relations(インベスター・リレーションズ)の略で、企業の経営状況や財務情報などをまとめたもの。本来は投資家や株主に対する発表であるが、企業の詳しい情報が掲載されているため就活でも活用できる。
特に最終面接では基本的なマナーのみでなく、いかに企業理解を進めており入社意欲が高いかアピールすることも大切な要素であるため、掘り下げた質問や業務に関する質問も対応できるように企業の情報や業界の動向などもチェックしておくと良いでしょう。
③逆質問は必ず用意する
最終面接ではほぼ必ず逆質問の場が設けられます。逆質問は純粋に学生の不安や疑問を解消する目的もありますが、企業から見ると入社意欲を確認できる貴重な場でもあります。
そのため逆質問で「特にないです」と答えてしまうと入社意欲がないと思われてしまうため、あらかじめいくつか質問を用意しておきましょう。
用意してきた逆質問は面接途中で答えが出てしまうこともあるため、少し多めに4~5つ程度考えておくと安心です。
HPに載っていないことや、これまでの企業研究や面接で気になったことを聞いても問題ありません。逆質問を通して「御社で働きたい」という強い気持ちを伝えましょう。
- 逆質問でほかの学生と差別化できるのはどのような質問でしょうか?
自分の今後の働き方を踏まえて質問することが差別化のコツ
逆質問で差別化できるのは、企業の長期的なビジョンや、自分が具体的にどう貢献できるかを踏まえた質問です。
たとえば、「御社の○○事業における今後の成長戦略において、新入社員としてどのような役割を期待されていますか?」といった質問は、企業研究を踏まえ、自身がどのように価値を提供できるかを示せます。
最終面接で用意しておきたい逆質問一覧
最終面接で用意しておきたい逆質問一覧
- 新入社員に対してどのようなことを期待していますか?
- 入社後は〇〇の事業を担当したいと考えているのですが、どのような能力が求められるでしょうか?
- 御社の主力事業である〇〇では、働くうえでどのような姿勢が必要ですか?
- 御社の社風や企業文化で〇〇様が大切にしていることは何ですか?
- 今まで働いて、〇〇様の価値観が180度変わった出来事はありますか?
- 〇〇様が目標にしている著名人や経営者はいらっしゃいますか?
一次面接と最終面接では面接官の役職も異なるため、役職に合わせた質問を意識しましょう。たとえば若手社員に対して「経営戦略にあった〇〇とはどのようなことでしょうか?」といった質問や、役員に対して「残業は月どの程度ありますか?」といった質問は適していないといえます。
最終面接では役員や社長が同席することも多く、逆質問の場は役員から好印象をもらいやすいように工夫しましょう。用意した逆質問の回答をあらかじめ想定し、さらに回答を考えて、話を広げやすくすることも自分をアピールしやすくするポイントです。
最終面接の逆質問についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。最終面接の特徴をおさえた逆質問の考え方や、NG質問例などが詳しく解説しています。
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最終面接の逆質問は今までと同じではいけません。最終面接の特徴を押さえ、万全の準備をしましょう。この記事では最終面接の逆質問例や周囲と差別化するポイントなどをキャリアコンサルタントが解説しますので、参考に内定を勝ち取ってください。
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質問対策は徹底! 二次面接が最終面接の企業で頻出しやすい質問15選
質問対策は徹底! 二次面接が最終面接の企業で頻出しやすい質問15選
- 経験やスキルなど自己PRの質問4つ
- 志望動機で入社意欲を確かめる質問4つ
- キャリアビジョンに関する質問4つ
- 他社の選考状況に関する質問3つ
最終面接では一次面接で聞いた基本的な質問から、企業の情報を知っていることが前提とされる質問など、どの質問が投げかけられるかわかりません。一つの質問を掘り下げられることもあるため、回答の内容を深めておくことも大切です。
なるべく多くの質問につまづかず答えられるように、定番の質問はあらかじめ回答を用意しておきましょう。二次面接が最終面接の企業で頻出しやすい質問を知って、自分をより魅力的に伝える回答を作ってみてくださいね。
回答を作る際に、自己分析や企業研究をしたはずです。それは質問に答えるためだけでなく、自分自身の将来について考え、その企業や、働き方が自分の目指すものであるのかを判断をするためにも役に立ったと思います。
就職活動全般、時間を使って向き合ったことはすべて無駄になっていないといえます。
経験やスキルなど自己PRの質問4つ
経験やスキルなど自己PRの質問4つ
- 学生時代は何に取り組み、どのようなことを学びましたか?
- これまでの経験で仕事に活かせるような出来事はありますか?
- 〇〇に取り組もうと思った理由を詳しく教えてください。
- あなたの一番の強みを教えてください。
これまでの経験やスキルを回答する自己PR系の質問では、個性をアピールできます。アルバイトやサークル活動、勉学などいわゆるガクチカや、自分の長所・短所などの質問は、一次面接と最終面接どちらでも頻出します。
経験やスキルに関する質問では、企業は学生がどのように物事に取り組んでいくか、そして経験をどのように活かしているかなどを知りたがっています。長所や短所、人柄に関しては、個性から自社にマッチするか確かめることができる汎用性の高い質問であり、多くの企業で使われます。
自己PRやガクチカの質問に対応するには、企業が知りたいことやわかりやすく伝える方法を知る必要があります。こちらの記事では経験やスキルに関する質問の回答の作り方を詳しく解説しています。
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面接では自己PRとガクチカ両方が聞かれることもありますが、その際は同じテーマを使って話しても問題ありません。自己PRとガクチカの違いについて自信がない人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
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志望動機で入社意欲を確かめる質問4つ
志望動機で入社意欲を確かめる質問4つ
- 一次面接で話された志望動機をもう少し詳しく教えてください。
- なぜこの業界に興味を持ちましたか?
- 同業で〇〇という大きな会社がありますが、なぜ弊社を志望しましたか?
- 弊社の〇〇という企業理念についてはどうお考えでしょうか?
面接では志望動機に関する内容は必ず問われます。一次面接と最終面接どちらでも聞かれる可能性があるため、深掘りされても良いように事前に準備しておきましょう。
入社意欲を確かめる質問は、企業研究を徹底することがカギとなります。他社との差別化を意識して企業理解を深めることで、同業他社との違いやその企業だけが持っている強みを回答できるようになるでしょう。そのためには企業研究の段階で明確な言語化が必要です。
企業研究は一次面接を受ける前から取り組んでおくべきですが、最終面接に進む場合はもう一度調べ直して情報を振り返りましょう。
- 企業研究をしても全然他社との違いがわかりません。どのような点を意識すれば二次面接に役立つ企業の違いが見つけやすくなりますか?
社長や従業員が自社について語っているページに着目してみよう
企業のHPや社長の挨拶ページを見ると、その企業がどのような価値観や理念を持って何を目指しているかが書かれています。社員のブログがあるなら、企業文化や社内の雰囲気、働く人々が何を重視しているかなどもわかるはずです。
また、社会貢献活動としてどのようなことに取り組んでいるかは、企業の個性を知る手がかりの一つになります。どの企業も似ているようですが、決して同じではありません。もう一度隅々までチェックしてみましょう。
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キャリアビジョンに関する質問4つ
キャリアビジョンに関する質問4つ
- 希望する部署に配属されない可能性もありますが、それでも問題ないですか?
- 入社したらどのようなプロジェクトを担当したいですか?
- 弊社に入社して5年後は、どのように働いていると思いますか?
- 弊社の主要事業はどのように成長していくと思いますか?
キャリアビジョンやキャリアプランなど将来に関する質問は、長期的な目標を考えなくてはうまく答えられません。新卒の場合は正社員の経験もないため、キャリアビジョンについて問われても正しく回答できるか自信がないという人も多いでしょう。
キャリアビジョンに関する質問は、今の時点で自分がなりたい姿を考えて、その姿はどのようにすれば叶うのか長期的な視点で捉えていけば回答を作れます。キャリアプランをしっかり答えられる学生は、企業からも自社で長く活躍してくれる人材だと思われやすいです。
自分が5年後、10年後どのように働いているかは、質問で直接聞かれることもあります。この機会に一度将来の姿を考えてみてくださいね。
- 面接で「希望する部署に配属されない可能性がある」と言われたら、その場で正直に嫌と言ってしまうと受かりませんか?
希望部署の採用枠に空きがなければ不採用になる可能性はある
企業側がそうした話を持ち出すということは、それなりの事情があるからです。これまでの選考の過程で、当初希望していた部署で求めていることにはマッチしていないと判断されたのかもしれません。
また、選考期間が長い場合、後半でエントリーをすると、すでに人気部署は内定枠が埋まってしまっていることもあります。
では、正直に嫌と言ってしまって良いのか? ですが、伝えた場合、希望部署に空きがなければ内定にはつながらないかもしれません。
ほかの部署に配属される場合、その企業への入社の意思は無いのか、自分の気持ちを考えてみましょう。
もしほかの部署に配属されたとしても、社内の移動で本来やりたかった部署に移れる可能性はあります。また、企業から勧められたほうの部署について話を聞いてみることで、案外興味を持てることもあるかもしれません。
嫌だと即答せずに、その企業で働くためのさまざまな可能性を探ってみてください。
自分の将来が予想できずに困っている人は、こちらのキャリアの考え方について解説した記事がおすすめです。キャリアの見つけ方のみでなく、伝えるための構成やわかりやすい例文まで細かく解説しています。
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他社の選考状況に関する質問3つ
他社の選考状況をに関する質問3つ
- 現在の他社の選考状況を教えてください。
- 弊社が第一志望ですか?
- 他社から内定が出ても弊社で働いてくれますか?
企業が他社の選考状況に関する質問をするのは、自社の志望度や学生が軸を持って応募しているかなどを知りたいためです。「軸を持っている」というのは、やりたいことや目標が明確であり、手当たり次第ではなく自分なりに一貫性のある企業を選んでいることを指します。この企業側の目的を把握して回答を用意しましょう。
よくある質問に「弊社が第一志望ですか?」が挙げられますが、この質問は学生の志望度を知るためのものであるため、無難な回答を選ぶのであれば「御社が第一志望です」と答えるのが良いでしょう。
就活は複数の選考を並行することが当たり前であり、面接官も必ずしも自社が第一志望ではないことは把握しています。しかし入社意欲の高さをアピールするために「他社とは明確な違いがあるからここを選んだ」という要素を見つけることも重要です。
他社とのちがいを言語化できれば「なぜ〇〇から内定が出ているのに弊社にいらしたのですか?」という質問にも答えられるようになります。
「第二志望です」と正直に答える場合、志望理由に重点を置くことが重要です。例えば、「御社も非常に魅力的で、○○という部分で特に共感しています。第一志望の会社には△△の理由で興味を持っていますが、御社での成長や貢献も強く考えています」のように伝えると、前向きで誠実な印象を与えられるでしょう。
他社の選考状況について問われた際は、正直に答えるべきか無難に嘘をついた方が良いか、ついその場で迷ってしまう人も多いでしょう。こちらの記事では選考状況を聞かれた際の基本的な答え方や業界・職種別の例文を詳しく解説しています。
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就活の面接で他社の選考状況を聞かれた際にどのように答えれば良いかわからない人もいるでしょう。他社の選考状況を聞かれたときの回答には意識するべきことがあります。その答え方をキャリアアドバイザーとともに例文付きで解説します。
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新卒採用で二次面接が最終面接の場合は準備がすべて! 一貫性を忘れずに臨もう
新卒採用で二次面接が最終面接の企業は、三次面接や四次面接まである一般的な選考と比較すると、一次面接から企業とのマッチ度を図る深い質問をされることがあるため、企業が何を知りたいか把握してあらかじめ回答を用意しておくことが有効な面接対策です。
一次面接から最終面接までの期間が比較的短いため準備する時間は限られますが、面接官が新卒を採用するために見ている部分を先に知っておけば、一次面接でも二次面接の最終面接でも良い印象を残せるでしょう。
アドバイザーコメント
古田 文子
プロフィールを見る二次面接が最終の場合でも基本的なことを忘れずに対策しよう
一次面接であっても最終面接であっても、忘れてはいけないのは、「採用されるための面接」ではなく、「自分とマッチしている企業を見つけるための面接」だということです。
面接官に気に入ってもらうことが目的なのではなく、「互いにWin-Winの関係になれる企業を見つけること」が目的です。
採用されることを目的やゴールにしてしまうと、面接官からの質問への回答に一貫性がなくなってしまったり、忖度したような回答をしてしまったりといったことが起きてしまいます。そういった行為は信頼どころか不信感を持たれてしまいます。
そうならないためにも、基本的な「自己理解・自己分析」「企業研究」をきちんとおこない、自分の経験やスキルがどのようにその企業に貢献できるかを明確に伝える準備が重要です。
相手は初対面ですから、貢献している姿をイメージしてもらいやすくするためには具体的な表現や語彙力も求められます。
最終面接では、面接官も細かい部分を見てきますので、言葉遣いや立ち居振る舞いなども意識してみましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Kyoko Sato〇証券会社や航空会社のCAとしての勤務を経て、キャリアコンサルタントとして就職支援をおこなう。大学では就活講座や個別相談、企業では新卒採用関連業務を担当。転職相談などでも幅広く活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー
Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
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