この記事のまとめ
- 選考を有利に導く長期インターンシップのメリット5選
- 将来にもつながるキャリア面での長期インターンのメリット4選
- 長期インターンで失敗しないための企業選びのポイント
近年導入する企業が増えてきている長期インターンシップですが、「参加するメリットがいまいちわからない」「大変そうに見える」と思い参加に躊躇している学生もいるのではないでしょうか。
長期インターンに参加すると、企業の一員として実際に働く経験ができるためスキルの習得はもちろん、業界や職種に対する理解度が深まり就職先の選択にも役立つなど、多くのメリットがあります。
この記事では、キャリアアドバイザーの平井さん、吉田さん、桑田さんのアドバイスを交えつつ、長期インターンに参加するメリットとデメリットをはじめ、就活に活かすためのポイントなどを解説します。
長期インターンへの参加を検討している学生はぜひ参考にしてください。
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長期インターンシップはメリット多数! ただし参加時の心構えがカギ
長期インターンを経験した学生は、スキルの習得やガクチカの一つとしてアピールできるなどのメリットを享受できる可能性があります。また、業界や職種の特色、業務内容を直に見たり経験することで企業選びの精度向上も期待できるのです。
そこで記事の前半では、就活・選考を有利に進められるという観点での長期インターンのメリット5選を説明します。メリットを把握しておくことでインターン当日の行動も変わり、得られる情報も格段に増えやすくなるため、しっかりと理解しておきましょう。
また就活面だけでなく、将来を見すえたキャリアに関して得られる長期インターンのメリット4選も解説します。
社会人の仕事に対する向き合い方を間近で感じられる長期インターンは、入社後の働き方に良い影響をもたらしてくれる貴重な機会なので、こうしたキャリア面のメリットもあらかじめ理解したうえで臨めるようにしておきましょう。
記事の後半では、長期インターンのデメリットや参加する企業を選ぶポイントなども解説します。長期インターンを有意義なものにするためにも、ぜひ参考にしてください。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
選考を有利に! 就活面での長期インターンシップの5つのメリット

選考を有利に! 就活面での長期インターンシップの5つのメリット
長期インターンの大きなメリットの一つが選考を有利に進められる点です。実際に企業の一員として社員同様に働いた経験を持つ学生は、一定のビジネスマナーやスキルを習得されていると判断されるためです。
また、長期インターンで取り組んだ内容を自己PRに盛り込むことで評価につながることもあります。
ここでは、長期インターンが就活面で有利になる5つのメリットをそれぞれ解説するので、ぜひ参考にしてください。
①社員やほかの学生とのつながりで就活のアドバイスがもらえる
長期インターンへの参加は、普段の学生生活ではかかわることができないような企業の社員や、高い意識を持ったほかの学校の学生とコミュニケーションを取ることができる絶好の機会です。
コミュニケーションのなかで就活に対するアドバイスをもらうこともでき、就活に対する悩みの解消や、課題の解決につながることも期待できます。
企業で働くほぼすべての社員は就活を経験しているため、就活をどう乗り越えたのかなど貴重な話が聞ける可能性があるのです。
ほかの学生からは就活の進め方や企業選びの基準などを聞くことで、自身の就活に取り入れたり参考にすることができ就活を有利に進めるのに役立ちます。
- 長期インターン参加中に、社員の方に就活の相談など業務外の話をしても良いのでしょうか?
就活の相談もOKだがタイミングやかかわり方には注意しよう
もちろん長期インターン中に業務外の話をしても問題ありません。普段の生活のなかで、実際に働いている社会人と話す機会はなかなかないと思うので、ぜひ積極的に話を聞いてみましょう。
その社員自身も、学生時代はあなたと同じように就活に悩み、同じように就活を経て今の仕事をしているはずです。就活全体の話から具体的な話まで参考になる話はたくさんあると思います。
ただ、話すタイミングやかかわり方には気を付けましょう。社員の方も仕事があり、そういった相談に乗ってもらえるのはあくまでその人の善意であり本来必要な業務ではありません。
普段からコミュニケーションして良好な信頼関係を築いておくことを忘れないようにしましょう。
②説得力のある志望動機や自己PRを作成しやすくなる
長期インターンに参加すると、業務で一定の成果を上げたり業務を通してスキルを得たりなどと、自己PRに取り入れられる項目が増えていくことも大きなメリットとして挙げられます。
また、実際に企業で業務を経験することで業界や職種についての理解が深まるため、志望動機が作成しやすくなり、説得性も増すといったメリットもあります。
たとえば、長期インターンでマーケティングの仕事に携わった学生であれば以下のように、オリジナリティあふれる実績や経験を盛り込んだ説得力のある志望動機を作成しやすくなるのです。
長期インターンの経験を活かした志望動機の例
私は貴社の長期インターンを通してWeb広告のマーケティング・戦略の立案に携わり、私の企画で顧客獲得数を前年比120%に拡大することができました。
自分の分析や仮説が顧客の売り上げや利益にダイレクトに貢献できる喜びを実感できたので、マーケティング職を希望しています。
志望動機や自己PRが評価されるか否かは、根拠の有無が重要なポイントです。長期インターンを経験した学生は、上記の例文のように具体的なエピソードや数字を盛り込みやすくなります。
その結果、説得力のある評価につながる志望動機や自己PRの作成が簡単になり就活を有利に進めやすくなるのです。
長期インターンをガクチカに盛り込む際は、具体的なエピソードと成果を数字で示すことがポイントです。
また、自分の役割や工夫、得られた学びを明確に伝えましょう。誇張せず、事実にもとづいた内容を心掛けることが重要です。
あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
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③早期内定や選考優遇が受けられることもある
長期インターンを実施する企業のなかには、インターン生をそのまま正社員として採用する企業も見られ、早期内定で就活を成功させている学生も存在しています。
企業は優秀な人材の確保のため、業務へ取り組む姿勢や成果が評価できる場合、また自社にマッチしていると思った学生などに対しては、選考を免除して入社の打診をおこなうケースがあるのです。
長期インターン時に内定に至らなかった学生でも早期選考や、書類選考や一次面接などが免除される選考優遇を受けられたりと、選考を有利に進めることができる場合もあります。
しかし、早期選考や選考優遇を受けられる対象がインターン参加者全員か、一定の評価を得た参加者のみなのかについては、企業によって異なることに留意しましょう。
以上のように、長期インターンに参加することで早期に内定を獲得できたり、選考を有利に進められたりと大きなメリットがあるのです。
長期インターンから内定につながるケースは少なくありません。ただ、その企業の規模感や業務によっても変わってきます。
ベンチャー企業や中小企業など規模の小さな会社だと、そのまま内定につながることはよく聞くケースです。
長期インターンを通じてその企業に入社したいと思った際に、インターンから内定につなげるのが近道になります。こちらの記事でインターンから内定につなげるコツを解説しているので、併せて参考にしてください。
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④企業の雰囲気が自分に合うか確かめられる
職場の雰囲気は働きやすさに大きく関係するため、誰もが知りたい項目の一つではあるものの、なかなか実態を確認することが難しいのが実際です。
しかし、長期インターンに参加すると、社員や経営層の人達と長い期間一緒に働くことになるため、職場の雰囲気を身をもって知ることができます。
いくら企業のホームページ(HP)を見たり説明会に参加しても、本当の職場の雰囲気を知ることは難しいものです。
そこで長期インターンを通して職場の雰囲気を知ることで、自分に合う企業なのかを正しく判断でき、入社後のミスマッチを回避しやすくなるのは大きなメリットといえます。
⑤キャリアの方向性が明確になり企業選びの精度が上がる
就活に挑む学生のほとんどは、自己分析などをおこない自身に合うキャリアを見出していますが、実際に働いてみると思っていた仕事内容や働き方とのギャップを感じることも少なくありません。
長期インターンに参加すると、自分の希望する業界・職種のリアルな仕事内容や真に必要な能力や適正などが見えてくるため、目指すキャリアの方向性を考慮したうえで企業選びがしやすくなります。
さらに、長期インターンに参加している企業の情報だけではなく、業界や職種に対するさまざまな情報もキャッチできるため、体験したことや得た情報を総合的に判断し自分の希望や適性に合った企業と出会いやすくなるのです。
長期インターンを経験するなかで「その業界や職種に自分が魅力を感じるか」「長期にわたって続けたいと思える仕事か」「将来この仕事を選んだ自分を誇らしく思えそうか」を自分自身に問いかけてみることが、企業選びやキャリアを考える際に役立ちます。
将来をイメージ! キャリア面での長期インターンシップの4つのメリット

将来をイメージ! キャリア面での長期インターンシップの4つのメリット
長期インターンに参加するメリットは就活に役立つものだけではありません。実際に企業に就職し社会人としてスタートを切るときや、仕事をしていくなかでもメリットとなる点がいくつもあります。
長期インターンではアルバイトなどと比べると、任せられる業務の幅や責任感が大きくなることから、長期インターンでしか得ることのできないキャリア面でのメリットが出てくるのです。
ここでは、長期インターンに参加することで得られるキャリア面の4つのメリットを解説します。長期インターンの参加は就活のためだけではないということを認識しながら、長期的にどういったメリットが得られるのか把握しながら読み進めてください。
長期インターンに参加したからといって、入社時の仕事能力にはそれほど大きく影響しません。アドバンテージになるのは、モチベーションの高さです。
長期インターンで自己理解と仕事理解が深まれば、実際に業務に取り組む際の自信につながりやすくなります。結果として配属後の適応力や成果に影響を与えうるのです。
①社会人に必要なビジネススキルが身に付く
長期インターンに参加すると基礎的なビジネススキルや業務に必要なスキルを身に付けることができます。
たとえば、メールの書き方や電話の応対などの基礎的なビジネスマナーや、報告書・提案資料の作成方法、プレゼン方法、時間・タスクの管理方法などが挙げられます。
社会人に必要なビジネススキルは、基礎的なものでさえ学校の講義などで学ぶ機会はほとんどありません。さらに業務に必要なスキルも身に付けるとなると、長期インターンへの参加ほど有効な手段はありません。
社会人として基礎的なビジネススキルや業務に必要なスキルを身に付けることができる点は長期インターンの大きなメリットの一つでとなります。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
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②社員からのフィードバックで自分の弱みや課題がわかる
普段の学生生活では、仕事をするうえでの自分の弱みや課題を指摘される機会はなく、認識することもない学生がほとんどです。
しかし、長期インターンに参加し仕事をしていくと社員からのフィードバックがもらえ、自分の弱みや課題に気付くチャンスが得られます。
自分の弱みや課題を認識し克服しようとしている学生とそうでない学生が、社会人として同じスタートを切った際に、どちらが即戦力として企業により貢献できるかは明らかです。
入社後に早く成果を上げたい、即戦力として企業に貢献したいと思っている学生は、長期インターンでそれらが実現できる可能性があるという点もしっかりと頭に入れておきましょう。
フィードバックはあなたを成長させるためのものです。批判や否定ととらえてしまいがちですが、自分の弱点や課題はまず知らなければ改善できません。
成長のチャンスがいっぱい詰まったプレゼントだと考え、直すべきところは直せば良いと前向きにとらえましょう。
③新規事業の立ち上げや成長過程を見られる
長期インターンでは、学生の段階ではなかなか経験できないような経験や学びを得る貴重な機会に恵まれることがあります。
特にスタートアップ・ベンチャー企業の長期インターンでは、新規事業の立ち上げや成長過程を目の当たりにすることがあるのです。
市場調査から資金調達、事業プランの作成から、事業が成功・失敗する要素などのさまざまな事柄を体験を通して学ぶことができます。
長期インターンでの新規事業の立ち上げ・成長過程に携わった経験は、将来企業を目標にしている学生はもちろん、企業に就職し新規事業の立ち上げに携わる場面において役立つ経験となる点も、大きなメリットの一つとなるのです。
④給料をもらうことで仕事の責任感を実感できる
長期インターンでは給料が支払われるケースがほとんどで、アルバイトで支払われる給料よりも高額になるケースが多く、仕事に対する責任感をより実感することができます。
自分の働きが企業にどれくらいの売り上げ・利益に貢献しているのかを数値で認識することができる場合もあります。
そのような環境のなかで働くことで、もらっている給料に見合う成果を上げられているのかなど、責任感について強く意識するきっかけが生まれやすくなるのです。
このように、社会人として成果を上げるための重要な一つの要素となる報酬に対する責任感を養えるといった点も、長期インターンへ参加するメリットとなります。
長期インターンでもインセンティブが発生するものもあります。特に営業やコンサルティングなどでよく事例を聞きます。
ある程度ハードルも高く、責任感も求められるため、自分に合うかどうかは事前にリサーチする必要があります。
長期インターンでは大体の場合給料が支払われますが、どの程度もらえるかなど気になる学生もいるのではないでしょうか。こちらの記事でインターンの給料について詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
長期インターンシップ経験者が語る! 参加のメリットをプロが解説
ここまで長期インターンのメリットをいくつか解説してきましたが、実際に長期インターンに参加した人はどのようなメリットを感じたのかリアルな意見が気になる学生もいるのではないでしょうか。
ここでは、実際に長期インターンに参加した学生をサポートした経験を持つキャリアアドバイザーの桑田さんに、長期インターンのメリットを解説してもらいます。
また、キャリアのプロである桑田さんから見た長期インターンを経験した学生の強みとなる点、アピールすべき点も解説してもらうので、長期インターンに参加している学生、参加を検討している学生は参考にしてください。
アドバイザーコメント
桒田 里絵
プロフィールを見る長期インターンで気に入った企業への就活は難易度が下がる
長期インターンを経験し、その企業を志望先に選ぶほど気に入った場合は、就活面にとってのメリットは大きいでしょう。
その企業の事業目的から内情まで知ることができているうえ、社員から採用に役立つアドバイスをもらえるだけでなく、説得力のある具体例やエピソードを含む志望動機を作成しやすくなります。
また、早期内定の可能性もありえます。実際に長期インターンを経験したことで大学3年生のうちから早期内定をもらって、アルバイトや研修をしてから入社という人もいました。
長期インターンの参加でキャリアを考えるきっかけも生まれる
長期インターン参加の中長期的なメリットとしては、社会人感覚を早期に身に付けることができるので、冷静に将来のキャリアパスについて考える余裕が生まれるという点です。
今後のために資格取得の勉強に取り掛かったり、自分の専門性をどう高めるか考えたりするきっかけになりやすいのもメリットです。計画的に将来設計ができるというアドバンテージを得られる可能性が高いといえます。
あくまでも可能性の話ですが、長期インターンはメリットのほうが大きいと思います。積極的に参加を考えてみてください。
メリットと併せて比較しよう! 長期インターンシップの4つのデメリット
メリットと併せて比較しよう! 長期インターンシップの4つのデメリット
- 数カ月拘束されるため学生生活との両立が難しい
- 成果や責任が求められ精神的な負荷がかかりやすい
- ほかの企業のインターンシップに参加する機会が減り選択肢が狭まりやすい
- 人手の確保が主目的の企業では学びを得にくい
ここまで説明したようにメリットの多い長期インターンですが、学生生活とのバランスやインターン中の負担などのデメリットを事前に理解しておく必要があります。
長期インターンに参加することで、講義に出席できなかったり単位を取れなかったりしてしまうと、就活を有利に進めるためといった目的に対して本末転倒になってしまうからです。
ここでは長期インターンに参加することで生じる4つのデメリットについて解説します。デメリットに対する具体的な向き合い方についても説明しているので、長期インターンを前向きに検討している人は参考にしてください。
インターン参加前必須!
性格診断で自分の強みを確認しよう!
インターン前は自分の強み・弱みを把握して、職業適正を知ることが大切です。しっかり自己理解をしないと自分に向いていないインターンに参加することになりかねません。
そんな時は「性格診断」を活用してください簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格を分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
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①数カ月拘束されるため学生生活との両立が難しい
長期インターンでは、数カ月におよび企業のなかで働くことになるため、講義や部活動、サークル活動などの学生生活に割ける時間が減ってしまい、両立が難しくなる点がデメリットとして挙げられます。
長期インターンの勤務条件は週2〜3日で20時間前後とされていることが多いため、インターンに合わせた時間割の調整も必要となってくる場合があります。
長期インターンの応募を検討する際は、学業に支障が出ないような働き方ができるのか、部活動・サークル活動などの優先順位はどうなのかなどをあらかじめ熟考したうえで決断するようにしましょう。
②成果や責任が求められ精神的な負荷がかかりやすい
長期インターンでは、実際に営業活動をおこなったり企画を提案したりと、企業の業績に影響を及ぼすような重要な業務を体験できることも少なくはありません。
こうした成果や責任が求められる経験は成長につながる一方、人によっては精神的に負荷に感じてしまうこともあり、これが長期インターンのデメリットとなりえます。ただし、これは裏を返せばメリットにも言い換えられます。
長期インターンに参加している最中は成果や責任を求められることに苦痛を感じるかもしれませんが、社会人になればこのような負荷は必ずといっていいほどついてくるものです。
長期インターンは、社会人に求められる能力やプレッシャーを乗り越える方法を早めに学ぶことができる良い機会だととらえ、積極的に挑戦しましょう。
- インターン生でもノルマを課せられたり、ペナルティを受けたりすることはあるのでしょうか?
社会人同様にノルマを意識した業務遂行が求められる
長期インターン生でもノルマを課せられたり、ペナルティを受けることはあります。特に営業系やマーケティング系の長期インターンでは、売り上げ目標や顧客数といった数値目標と期日が課されます。
人によっては大きな精神的にプレッシャーを感じたり、それを補うために体力的・時間的に負担になったりすることはよくあるケースです。
ペナルティに関しては、金銭的なペナルティはないかと思いますが、業務の達成度が著しく遅れる場合や成果がまったく出せていない場合は厳しいフィードバックがおこなわれる可能性があります。
また遅刻や欠席、企業の規定への違反が生じた場合には、長期インターン契約の終了といったペナルティが想定されます。
③ほかの企業のインターンシップに参加する機会が減り選択肢が狭まりやすい
気になっている企業が複数ある場合や、いろいろな業界のインターンに参加してみたいと思っている学生もいるかもしれません。
しかし前述のとおり、長期インターンでは週2〜3回・20時間前後の就業が条件となるケースが多いため、学業との両立を考えると複数社の長期インターンに参加することが難しい点がデメリットといえます。
また、ひとたび長期インターンに参加すると一つの企業の情報収集に多くの時間を割くことになるため、ほかの企業の短期インターンに参加する時間的余裕が減ってしまうことも事実です。
長期インターン先は特に気になっている企業や希望の経験ができそうな1〜2社に絞り、併せて短期・中期のインターンにもバランス良く参加することで、選択肢が狭まりすぎないように注意しましょう。
長期インターンに参加すると複数社のインターンに参加することは難しいですが、そもそも何社のインターンに参加するのが良いのか疑問に思う人もいるでしょう。こちらの記事でインターンの参加社数について解説しているので、併せて参考にしてください。
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④人手の確保が主目的の企業では学びを得にくい
学生の就労経験の場として長期インターンが実施されるのが一般的ですが、なかには人手不足解消をおもな目的として学生を募集する悪質な企業もあり、そういった企業のもとでは学びを得にくくなってしまう点がデメリットの一つとして挙げられます。
人手の確保を主目的としている企業では、極端に低い賃金で働かせられたりスキルの習得にならないような雑務や単純作業ばかりさせられることがあり、就活やキャリア面に活かせるメリットを享受しにくいのです。
長期インターンに応募する際は、どのような業務をおこなうのか、給料は異常に低くないかなどをしっかりと確認し、貴重な時間を無駄にしてしまわないように注意しましょう。
人手の確保が主目的の企業を見極めるには、応募前に企業の口コミや仕事内容を確認し、学びやスキル習得が得られるかを確認しましょう。
参加後に人手確保が主目的だと気付いた場合は、早めに担当者へ業務内容の相談をし、この業務で何を経験させたいのかの意図を確認してください。
それでも改善されない場合は、別のインターンを探すことを検討しましょう。
長期インターンは本当に意味があるのか疑問に思っている学生もいるのではないでしょうか。こちらの記事で長期インターンに参加する意味や知っておくべきポイントを解説しているので併せて参考にしてください。
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参加する姿勢が重要! 長期インターンシップのメリットを就活に活かすコツ
参加する姿勢が重要! 長期インターンシップのメリットを就活に活かすコツ
- 会社の一員であるという意識と責任感をもつ
- ただ業務をおこなうのではなく明確な目的・目標を立てる
- 受け身ではなく主体的に働く
- 多くの人とコミュニケーションを取る
前述のとおり、長期インターンには就活やキャリア面で多くのメリットがありますが、参加するだけで必ずしもプラスになるとは限りません。
長期インターンの価値をしっかりと理解し、どのような姿勢で仕事に取り組むのかによって、得られるメリットに差が出てくるのです。
ここでは、長期インターンのメリットを就活に活かすコツを解説するので、長期インターンをより実りのあるものにするための参考にしてください。
会社の一員であるという意識と責任感をもつ
長期インターンを就活に活かすには、まず会社の一員として働いているという強い意識と責任感を持つことが大切です。
「社内や社外の人に迷惑をかけてはいけない」「業務を円滑に進めなければならない」という意識を忘れないようにしながら取り組むことで、仕事に対する姿勢や成果に対して厳しく向き合うことにつながり、社会人に必要なスキルの土台が身に付きやすくなります。
社員と同様に働き、裁量のある仕事を任せられやすいという長期インターンの特性から得られるメリットを活かすには、社員の一員であるという意識・責任感を持って働くことが鍵になることを頭に入れておいてください。
ただ業務をおこなうのではなく明確な目的・目標を立てる
長期インターンを通して業務の質やビジネススキルを向上させるには、業務に対して明確な目的・目標を立てておくことが重要となります。
慣れない仕事に追われいっぱいいっぱいになってしまうこともあるかもしれませんが、小さな目標でも良いので、自分に足りないスキルや習得したいスキルを明確にし、それぞれに合わせた細かな目標を随時設定するようにしましょう。
たとえば、「今日は顧客への連絡の仕方を学ぶ」「報告書の書き方を覚える」などの基本的なものから、「業務に関係する専門的な知識を実践し習得する」といった目標が考えられます。
こうした目標を逐一言語化しておくことで、長期インターン中にこれらを意識しながら行動できるようになり、自身の成長につながりやすくなります。
目標を立てたら結果の振り返りも忘れてはいけません。立てた目標を着実に達成していくことで徐々にスキルが身に付きます。
また、長期インターンを通して得た能力や目標達に向けた努力を選考時に具体的にアピールできるようになり、評価につながりやすくなるのです。
長期インターンに参加する「目標」だけでなく、何のためにインターンに参加するのかという「目的」も明確にしましょう。
「就活のために長期インターンを頑張る」とスタートしたものの、長期インターンに没頭してしまい肝心の就活対策が疎かになっている学生から、毎年よく相談を受けます。
長期インターンの目標も大事ですが、そもそも何のためにおこなうのかを明確にして計画的に行動しましょう。
インターンの目標をどの程度の温度感で考えたら良いのか悩む人も多いかもしれません。以下の記事では、インターンの目標を設定する4ステップを解説しているので、目標が定まっていない人は併せてチェックしてみてください。
受け身ではなく主体的に働く
長期インターンはさまざまな業務を体験できる貴重な機会です。受け身ではなく主体的に働き、より多くの業務に携わることで経験値や学びを増やしていく機会が広がります。
また、与えられた業務についても目的をしっかりと理解し、ほかにやっておくべきことはないのかなどを考え実行しましょう。
与えられた業務には必ず達成すべき目標がありますが、そのために必要な業務を1から10まですべて指示を与えられることはあまり多くありません。
そのため指示された業務に対して、プラスアルファで成果を上げるために抽出すべき必要な情報はないのか、知りたい情報が端的に伝わる資料のまとめ方ができているかなどを自ら考え実践する意識を持ちましょう。
このような主体性は、就職した際にも評価につながる重要な項目となります。長期インターン時に主体的に働く癖を身に付けておけば、より成果を上げるための考え方や行動が身に付くため、将来的なキャリアの面でも役に立ちやすくなります。
なお、主体性を武器に自己PRを作成する際は、ありきたりな内容にならないよう注意すべきポイントがあるので、以下の記事も併せて参考にしてみてください。
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多くの人とコミュニケーションを取る
長期インターンでは長期間企業のなかで仕事ができるので、さまざまな部署・役職の社員や社外の人とコミュケーションを取れる機会が生まれやすいです。
仕事に対する考え方や、やりがいを聞けたり就活に関するアドバイスがもらえることもあります。働いている人の話を直に聞けることは貴重な経験となり、就活やキャリアに役立ってきます。
また、社長などの経営層と話をする機会があれば企業に関する話や従業員に対する思いなどを聞くこともできるかもしれません。
このように、長期インターンでは相手の立場や役職によってそれぞれ異なる意見やアドバイスが聞けるので、より多くの学びを得るには多くの人とコミュケーションを取ることが重要となります。
長期インターンに参加した際は、業務でかかわる社員だけではなく、積極的にいろいろな人とのコミュケーションを取るように心掛けましょう。
長期インターンでは社員とコミュニケーションを取る機会、さまざまな情報を得る機会が多くあります。会話のなかで効果的に企業や業界の情報を得たり、熱意を伝えるコツを以下の記事で解説しています。
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短期との違いを把握しておこう! 長期インターンシップの特徴
- 実施期間・時季
- 実施内容
- 参加の学年条件
ここまで長期インターンのメリット・デメリットなどを解説しましたが、短期インターンとどういった違いがあるのか疑問に思っている学生もいるのではないでしょうか。
長期インターンと短期インターンでは期間以外にも大きな違いがあり、参加する目的によって使い分けることでより効率的に就活を進めやすくなります。
ここでは、長期インターンと短期インターンの違いを、実施期間・時季、実施内容、参加の学年条件の3つに分けて詳しく解説します。
就活に活かしたい経験やスキルを得るなどの目的をはたすためには、短期・長期のうちどちらのインターンに参加すべきなのかを理解しましょう。
メリットが多い長期インターンですが、短期インターンにもメリットがいくつもあります。こちらの記事で短期インターンのメリットや選び方を解説しているので、併せて参考にしてください。
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実施期間・時季
まず長期インターンと短期インターンの大きな違いとして実施期間、実施時期が挙げられます。
長期インターン | 短期インターン | |
---|---|---|
実施期間 | 1〜3カ月以上 | 1日〜1週間程度 |
おもな実施時季 | 通年開催されている | 夏・冬の休暇期間中が多い |
長期インターンの明確な定義は定められていませんが、3カ月以上継続して取り組むものを長期インターンと呼ぶ傾向にあります。しかし、1カ月以上で長期となる言われることも少なくはないので目安程度に理解しておきましょう。
実施時期は企業によって異なるものの長期間に及ぶこともあり、通年実施されているケースがほとんどです。
一方、短期インターンも明確な定義付けはされていないものの、1日〜1週間の期間で実施されるものを短期インターンと呼ぶ傾向にあります。実施時期は、大学の夏休みや冬休みの時期に実施されるのが一般的となっています。
- 1カ月程度という短めの長期インターンでも、面接などで話せるエピソードになりますか?
1カ月程度の長期インターンでも内容次第では効果的
長期インターンの期間は長ければ良いというものではありませんが、ある程度の期間があれば、一つのプロジェクトを企画し実施して結果を得やすくなります。
逆にいえば、数字などでわかりやすく伝えられる結果を得られるなら、期間が短くても長くても関係ないといえます。
しかし、数字的な結果がすべてかというと、そうではありません。
インターンによって体験した仕事の厳しさや責任の重さなど、実際にやってみないとわからない感覚を得られたり、仕事仲間と協力して取り組んだりした経験など、期間が短かったとしても現場の実体験は面接で効果的なエピソードとなります。
長期インターンの参加時期や選考スケジュールなど詳細を把握できていない人もいるのではないでしょうか。以下の記事でインターンに向けたスケジュールや期間別のインターンの特徴を解説しているので併せて参考にしてください。
インターンのスケジュール
インターンはいつから参加? 応募から選考までのスケジュールを解説
インターンの期間別メリット
インターンは期間別にメリットが違う! 就活に活きる企業選びを解説
実施内容
長期インターンと短期インターンの大きな違いの一つが実施内容です。実施内容が大きく違うため、習得できるスキルや企業・業界の理解度などが大きく異なってくるのです。
長期インターンは社員と同等の実務をおこなうことが一般的で、新規事業の立ち上げやプロジェクトへの参画、事業企画の立案などの裁量や責任のある業務に携われる機会もあります。
短期インターンでは、おもに企業説明やワークショップ、グループワークなどが実施され、企業によっては本採用の一部が免除になったり、早期選考につながったりするケースもあります。
こうした実施内容からわかるように、長期インターンでは実務的なスキルやビジネススキルを学びやすく、短期インターンでは企業や業界の理解度を深めやすいといった違いがあるのです。
長期インターンでも短期インターンでも実施される頻度が高く、本選考にも関連しうる重要なものの一つがグループワークです。未経験でもうまく進めるコツをこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてください。
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参加の学年条件
長期インターンと短期インターンでは参加の学年条件にも違いがあるため、参加を検討している学生は自身が対象となっているかあらかじめ確認しておく必要があります。
長期インターンは、スキルの習得が実施の趣旨となっているケースが多いため基本的に大学1〜4年生までの参加が認められています。
一方で短期インターンは、企業の採用活動の一環として実施することを目的とするケースが多いため、参加対象が大学3年生以上に限定されているのが一般的です。
長期・短期いずれのインターンに参加する場合も、参加できる学年の条件は企業によって異なるため、必ず確認するようにしましょう。
以下の記事で企業の選び方や参加するメリットなどを学年別に解説しているので、参考にしてください。
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長期インターンシップで失敗しないための企業選びのポイント
長期インターンシップで失敗しないための企業選びのポイント
- 長期インターンシップを通してどうなりたいのかを明確にする
- その企業を選んだ理由・きっかけを明確にする
- 複数の企業に応募する
長期インターンの参加が就活やキャリアの面で活かせるのかは、参加する企業で大きく左右されます。経験できる業務や習得できるスキルが、インターン企業の業界や実施内容によって大きく異なるためです。
ここでは長期インターンで失敗しないための企業選びのポイントを3つ解説するので、応募する前に必ず確認してください。
長期インターンシップを通してどうなりたいのかを明確にする
長期インターンに参加する目的は、「企業の内情を知りたい」「業務に必要なスキルを身に付けたい」など人それぞれです。
このように、長期インターンを就活やキャリアに活かすには、まず自分が長期インターンを通してどうなりたいのか、何を学びたいのかを明確にし、その実現につながる経験ができそうな企業を選ぶことが大切です。
前述のとおり、企業によってインターンの実施内容が異なることから、経験できる業務の範囲や身に付くスキルは変わってきます。自分がどうなりたいのかをしっかりとイメージし、そのうえで条件に当てはまる企業を選択するようにしましょう。
- 「長期インターンを通してどうなりたいか」と言われても明確にイメージできません……。
長期インターンで得られることから将来をイメージしよう
なりたい姿がぼんやりしている場合、まずは長期インターンで担当する業務を通じて何を得られるのかを考えてみましょう。
なりたい姿がぼんやりしている場合、まずは長期インターンで担当する業務を通じて何を得られるのかを考えてみましょう。
たとえば「マーケティング業務を通じてデータ分析スキルを身に付ける」「営業活動を通じてコミュニケーション能力を高める」といった具体的なスキルや経験を想定してみてください。
そして、それらを「将来どんな場面で活かしたいのか」を考えることで、自分の目指す姿が少しずつ具体化していきます。
さらに、インターンの経験がキャリアにどうつながるかを想像することも大切です。
「身に付けたスキルを活かして顧客の課題を解決したい」「将来的にはチームを率いてプロジェクトを推進したい」など、自分の成長が思い描いてみましょう。
その企業を選んだ理由・きっかけを明確にする
長期インターンを通じて希望する経験を積んだり、特定のスキルを身に付けたりしたいのであれば、その企業の長期インターンに参加したいと思った理由やきっかけを明確にしておきましょう。
「何となく興味がある」「大手だから」といったような安易な理由で企業を選んでしまうと、参加する目的があいまいになってしまい、せっかく長期インターンに参加しても就活やキャリア面に大きく役立つような充実した経験にはなりにくいものです。
もちろん興味のある業界・職種の企業を選ぶことは大切なポイントの一つですが、営業力を強みとしている企業や企画力が優れている企業など、それぞれの企業の特色があり吸収できるスキルも異なります。
こうした視点から、長期インターンを通してどうなりたいのかという自身の思いと照らし合わせながら企業を選ぶのが、インターン先選びで失敗を避けるポイントといえます。
また、インターンの実施内容にも目を向けて、就活やキャリア面に活かしたいと思っているスキルが身に付けられる業務に携われるのか、業界や企業の理解度が深まる内容になっているかなどにも着目することが大切です。
このように、長期インターンに参加するときは、自分の目的を軸に企業を選択するようにしましょう。
そもそもインターンは、将来社員になるかもしれない人を対象に、職場を実体験してもらうことが目的です。
参加者をアルバイト扱いせず、社員候補を対象としたカリキュラムを組み、きちんとフィードバックしてくれるところを選びましょう。参加経験のあるOB・OGから情報を得るのがおすすめです。
長期インターンの採用選考においても志望動機が企業に刺さるかどうかが採否に大きく影響します。以下の記事でインターン選考で見られている点や志望動機の作り方を解説しているので、参考にしてください。
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インターン選考の志望動機の作成方法と例文
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複数の企業に応募する
就活やキャリアに活かしたいという思いから、より長期間のインターンへの参加を希望する学生は増加傾向にあります。そのため長期インターンの採用倍率は高い傾向にあり、選考に落ちてしまうことも珍しくありません。
志望企業を絞ることは大切ですが、一社のみの応募では採用に落ちてしまい長期インターン自体を経験できない恐れがあるのるので、特に興味のあるいくつかの企業に複数応募することをおすすめします。
仮に本命企業の長期インターンに参加できなくても、関連する業界や職種のインターンに参加できれば、貴重な経験となりえます。
また、基本的なビジネススキルなどどの業界・職種でも役立つスキルが習得できたり、ガクチカでアピールできる事柄が増えたりと、就活やキャリアの面で活かせるメリットは多くあります。
そのため、長期インターンに応募するときは一つの企業に絞らずに、選択肢の幅を広げてみてください。
選択肢を広げ複数の企業のインターンに応募するには、インターンを実施している企業を見つけなければなりません。こちらの記事でインターンの探し方を学年別に解説しているので、併せて参考にしてください。
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インターンの探し方を、キャリアアドバイザーの視点から解説しています。就活サイトやインターン合同説明会だけではなく、SNSや企業HPからも応募可能です。学年や目的に合わせて、インターンの探し方を変えてみましょう。
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長期インターンも新入社員の採用試験と同じように、応募書類や面接で熱意を伝え選考を突破しなければならないケースが多いです。以下の記事でインターンの選考を通過するコツを解説しているので、参考にしてください。
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長期インターンシップのメリットや不安に関するQ&Aをチェック!
長期インターンに参加する際は、企業選びや実施内容などさまざまな点で悩んでしまうものです。そこで、ほかの学生がどのような点に悩み解決しているのかを知ることで、疑問の解消につながるかもしれません。
下記ではPORTキャリアに寄せられた、長期インターンの悩みに関する4つのQ&Aを紹介しています。自分の悩みや状況に合う項目があれば、参考にしてみてください。
長期インターンシップのメリットを最大限活用して就活で差をつけよう
長期インターンには、就活やキャリア面で活かせる多くのメリットがあります。期間の長さや実施内容にかかわるデメリットが存在するのも事実なので、自分の状況や特性と照らし合わせて参加する価値があると判断できたら積極的に挑戦を検討しましょう。
ただし、長期インターンのメリットを最大限活かしほかの学生と一歩リードするには、ただ参加するだけではなく企業選びや仕事に取り組む姿勢に関するポイントを押さえることが重要となります。
この記事で解説したノウハウを参考に、長期インターンをうまく活用してほかの学生と差をつけ、志望企業への就活成功をとおして理想のキャリアを手に入れてください。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る長期インターンは就活とキャリア形成においてメリット大
長期インターンは単なる就業体験にとどまらず、自己理解や環境理解を深める「啓発的経験」として活用することで、キャリア形成において非常に大きなメリットをもたらします。
自己理解を深める機会としては、実際の業務を通じて自分の強みや課題を具体的に把握できます。
たとえば、「リーダーシップを発揮できる」「データ分析が得意である」といった自分のスキルや特性に気付くと同時に、苦手な部分や改善すべきポイントも見えてくるでしょう。この気付きは、自分に合った仕事や職場を選ぶうえで非常に重要です。
環境理解を深める点でも、長期インターンは有益です。働く業界や職種の現場を実際に体験することで、その業界特有の文化や価値観、求められるスキルを具体的に学ぶことができます。
このようなリアルな環境理解は、将来の就職活動やキャリア選択において、想像だけでは得られない革新をもたらします。
長期インターンで「自己理解」「環境理解」「経験」を深めよう
さらに、自己理解と環境理解を繰り返し深めることによって、就職やキャリアの意思決定の精度が高まります。
この「自己理解」「環境理解」「経験」を三角形の頂点とするキャリアトライアングルを意識しながら回していくことで、あなたにとって最適なキャリアの方向性が見えてくるはずです。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Rie Kuwata〇2018年にキャリアコンサルタントとして独立。企業対象の研修講師や各学校でのキャリアカウンセラーを経てハローワーク就職支援ナビゲーターを務め、年間約3,000名の相談を受けている
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