この記事のまとめ
- 自分の強みを見つけて効果的な自己PRを書こう
- 初心者向け自己PRの作成方法を6ステップで紹介
- 職種・エピソード・強み別の自己PR例文30選を紹介
就職活動を進めるうえで避けては通れないのが自己PRです。しかし、実際に書こうと思っても、「自分の強みって何だろう」「そもそも自己PRってどうやって書けば良いのかわからない」といった疑問が出てくる人も多いのではないでしょうか。
魅力的な自己PRを作成するためには、自分の強みだけではなく、まずは書き方を理解することが大切です。例文を参考にしながら、魅力あふれる自己PRを作成しましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの瀧本さん、若林さん、富岡さんとともに、自己PRの基本的な作成方法や強みの見つけ方について解説します。書き方に悩んでいる人はぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
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自己PRの書き方を理解して効果的に強みをアピールしよう!
自己PRは書き方を間違えてしまうと、せっかくの魅力的な強みも十分にアピールすることができません。書き方をしっかり理解して、企業に刺さる自己PRにすることが大切です。
この記事では、自己PRを作成する準備段階の強みの見つけ方や基本的な書き方などを紹介しています。順番に読み進めて、あなただけの自己PRを作成しましょう。
また、志望職種別・エピソード別・長所別のそれぞれのパターンに分けて自己PRの例文も紹介しているので、書き方に悩んでいる人は自分に合ったものを見つけ、参考にしてみてくださいね。
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まずはここから! 自己PRについて理解しよう
まずはここから! 自己PRについて理解しよう
- 自己PRとは
- 求められるタイミング
- 企業が聞く理由
- 志望動機・ガクチカとの違い
自己PRの書き方を知る前に、まずは自己PRとは何か理解しておきましょう。自己PRそのものについて理解することで、どのような内容でアピールすれば良いのかがより明確になります。
ここでは自己PRについて詳しく解説します。企業が聞く理由や志望動機・ガクチカとの違いをしっかり理解して魅力的な自己PRにしましょう。
自己PRとは
自己PRは、応募先の企業に自分の価値観や強みをアピールするための就職活動において大切な要素です。「入社後にどのような活躍ができる人間なのか」をうまく伝えることが重要です。
多くの学生のなかから選んでもらうためには、企業がどのような人を採用したいと思っているのかを考える必要があります。自己分析と並行して企業研究もしっかりおこない、企業の求めるニーズに合わせて強みを売り込みましょう。
求められるタイミング
就職活動を進めるなかで自己PRは聞かれることが多い質問です。求められるタイミングとしては、履歴書やエントリーシートの記入欄や面接です。一次面接前の書類選考では自己PRの内容が合否にかかわってくる場合もあるので、選考を突破するためにも自分の強みを良く理解して作成しましょう。
また、面接では最初に聞かれることが多いです。自分の強みが企業で活かせることを最初にアピールすることができれば、自信を持って面接を進めることができるので、しっかり準備していきましょう。
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企業が聞く理由
企業は自己PRを通して人柄や強みを見ています。強みを知ることで入社後にどのような活躍をしてもらえるのかをイメージできます。学生は専門的なスキルや経験がない場合が多いので「入社後はこんな活躍ができます」とアピールすることが大切です。
また、社風にマッチする人材かどうかも見ています。企業の大切にしている価値観と合う人を採用することで入社後のミスマッチを防ぐことができます。しかし、社風に無理やり合わせて自己PRを作成することはあまりおすすめできません。入社後に社内の雰囲気や企業の目指す方向性と合わず早期離職につながる可能性があるからです。自分の価値観とマッチする企業を選びましょう。
企業が自己PRで特に重視するのは、応募者が自身の強みを具体的なエピソードを交えて示し、それが企業の求める人物像や価値観にどれほど一致しているかです。自己理解が深く、自らの経験やスキルを企業のニーズに関連付けて説明できる人材は、採用担当者に好印象を与えます。
志望動機・ガクチカとの違い
自己PR | 志望動機 | ガクチカ | |
---|---|---|---|
内容 | 強みや長所を発揮したエピソード、考え方や人柄を伝える | 企業を選んだ理由、入社して実現したいこと | 学生時代に力を入れたこと、困難を乗り越えたエピソード、そこから得た学びをを伝える |
見られるポイント | どのようなスキルを持っているか、企業の求める人物像とマッチしているか | どの程度の意欲があるか、企業理解ができているかどうか | どのように困難を乗り越えてきたのか |
自己PRと並んで就職活動でよく聞かれる質問に、志望動機とガクチカがあります。上の表からわかるように、それぞれ伝える内容と企業が見るポイントが違います。違いを知ることで企業の求める回答ができるので、しっかり理解しておきましょう。
自己PRでは、自分の強みや長所を発揮した経験を伝えます。エピソードを通して、企業側は、自己PRを通じて応募者の人柄や考え方を知ることができるので、求めている人物像に当てはまるかどうかを見ています。
一方で、志望動機は応募企業を志望する理由のことです。入社後にどのような活躍ができるかを伝えることで、意欲をアピールできます。
ガクチカは、学生時代に力を入れたことを伝えるものです。経験のなかでの困難や課題解決について述べ、その経験から学んだことを企業でどのように活かせるのかを伝えましょう。
それぞれに違いはありますが、自己PR・志望動機・ガクチカの3つに共通している部分もあります。それは、入社後どのような活躍ができるかを伝えることです。伝えるまでの過程は違いますが、最終的に企業にアピールする部分は同じなので、作成する際はこのポイントを意識しましょう。
- 話せるエピソードが全然ありません。自己PRとガクチカで同じ強みを話すのは問題ないですか?
人柄を知ってもらうためにもエピソードは分けよう
会社や面接担当者によって変わりますが、同じエピソードで同じ強みをアピールするのはあまりおすすめできません。
違う質問をしたのに、同じような返答をしてしまうと、質問の意図が汲み取れていないと思われ、コミュニケーション能力を疑われてしまうこともあります。さらに、同じような内容では、人柄を深く知ってもらえない可能性もあり、志望者にとってメリットはありません。
エピソードが全然ないと悩んでいても、自己分析をすると意外とエピソードが見つかることもありますので、先生や友人に相談するのもおすすめです。
テンプレを活用すれば受かる自己PR文が作れます
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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誰にでもある! アピールできる魅力の探し方
誰にでもある! アピールできる魅力の探し方
自己PRを作成するときに、まず必要となるのがアピールできる強みを探すことです。しかし、自分の強みや魅力が見つからず困る人も多いのではないでしょうか。
自分が気付いていないだけで、誰にでも強みはあります。ここからは、アピールできる強みの探し方を紹介します。
簡単に取り組めるものもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①短所から言い換える
自分の強みはなかなか見つからないけれど、短所はすぐ見つけられるという人も多いのではないでしょうか。自己分析をしても強みが見つからない場合は、その短所を異なる視点から捉え、言い換えてみる方法がおすすめです。
たとえば、「飽きっぽい」が自分の短所の場合、「好奇心が旺盛」と言い換えることができます。ほかにも「プライドが高い」が短所であれば「他の人に負けないように常に上を目指すことができるので向上心が強い」という強みに換えられます。
自分では短所だと思っていたことも、見方を変えれば強みになることもあるので、短所を言い換えてみましょう。
短所の言い換え例
- 飽きっぽい→好奇心旺盛
- 心配性→慎重
- ネガティブ→慎重
- 視野が狭い→集中力がある
- 大雑把→おおらか
- 優柔不断→思慮深い
- 頑固→芯が強い
- せっかち→テキパキ行動できる
- わがまま→自分の意思を持っている
- 計画性がない→柔軟に行動できる
- 気が弱い→思いやりがある
- マイペース→何事にも落ち着いて対処できる
- 1人で抱え込む→責任感が強い
- プライドが高い→上昇志向
- 人見知り→信頼関係を築くのが得意
- 単純→素直
短所から長所への言い換え例は上記のほかにもたくさんあります。こちらの記事では具体的な言い換え例を35選紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事
言い換え例35選|短所を長所に変える方法と選考への役立て方を解説
短所を長所に言い換えることは多くのメリットがあります。具体的なメリットや言い換える方法などをキャリアコンサルタントが解説します。短所を長所に言い換える例も紹介しているので、長所がわからない人は参考にしましょう。
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自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
②自分史を書く

自分史とは、自分の過去を時系列に沿って整理し文章化したものです。
振り返るときは幼少期から大学時代までを分けて、それぞれの時代で振り返っていきましょう。年代ごとの自分のキャラクターや、その時の印象的なエピソードを振り返り、その当時の思いや考えを書き出してみてください。そうすることで、自分が楽しいと感じていたことや得意と感じていたことが浮かび上がってきます。また、反対に嫌だと感じていたこと、苦手だったことも整理することができます。
たとえば、上記の画像には、大学生のときに新しくプログラミングを学びシステムを作れるようになったことが書かれています。そこから、プログラミングという新しい分野に挑戦するチャレンジ精神という強みを見つけることができます。
このように自分史を作成することで、自分の得意・不得意や好き・嫌いなどを把握でき、自分の強みを活かせる仕事の理解につながります。そうすることで、企業選びの軸などが明確になります。また、アピールする強みにも説得力をもたせることができるので自信を持って企業へアピールできます。
自分史はテンプレートに当てはめるだけで簡単に作成ができます。こちらの記事では自分史の書き方を例文付きで解説しているので参考にしてみてください。
関連記事
自分史のテンプレ3選! 例文付きで当てはめるだけで自己理解が深まる
自分史を作成することで自己理解が深まり、自分に合った企業の見分け方が明らかになったり、選考での質問にも備えられます。キャリアコンサルタントとともに自分史の作り方や活かし方を徹底解説します。
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③モチベーショングラフを作成する

モチベーショングラフは、過去の自分を振り返り、うれしかったことや辛かったことなどのモチベーションの変化をグラフで表す方法です。
作成する際のポイントは、大きな出来事だけではなく日常のなかで起きた些細な出来事から振り返ることです。小さな出来事や些細な気持ちの変化であっても、そこから深掘りしていくことで自分の気付いていなかったエピソードを見つけることができます。
たとえば、自分が能力を最大限発揮できたときはどのような環境だったのかなどを深掘りしていくことで自分の強みや活躍できる環境などが見えてきます。そうすることで企業選びの軸も明確になります。
モチベーショングラフの作成方法がわからない人は、こちらの記事がおすすめです。書き方のポイントや選考を有利にするための活用方法などを解説しています。
関連記事
テンプレ付き|モチベーショングラフを駆使して自己分析を深めるコツ
自己分析に有効な手法としてモチベーショングラフがあります。モチベーショングラフは適切な書き方や活用方法を知らないと、就活にうまく活かせません。この記事ではキャリアアドバイザーがモチベーショングラフで自己分析を極める方法を解説します。
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自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRがうまく書けない」「どんな強みをアピールすればいいかわからない」…そんな悩みを抱えている方には「AI自己PR作成ツール」がおすすめです。
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④マインドマップを作成する

マインドマップとは、頭のなかで考えていることを脳内に近い形に描き出す方法です。テーマとなるキーワードを中心に書き、そこから関連する言葉やイメージをつないでいくことで、自分の考えが視覚化され、自分では気付いていなかった自分の価値観に気付くことができます。
マインドマップの特徴は、言葉だけでなくイラストや記号なども使用でき、自分の頭の中をそのまま書きだせるので抽象的な考えも表現できることです。自分の考えがまだ具体性を持っていない場合は、マインドマップで整理するのがおすすめです。
自分の強みがわからない人は、まず「どのようなときに楽しいと思えるか」から書き出してみましょう。楽しいと感じることを深掘りしていくと自分の強みといえる部分につながる可能性があります。たとえば、「サプライズが好き」な人は「人を喜ばすための創造性がある」といえます。
マインドマップの作成方法をマスターすることで自己分析の精度を高めることができます。こちらの記事では具体的な作成方法を注意点とともに解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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⑤Will・Can・Mustのフレームで考える

Will・Can・Mustのフレームとは下記の3項目にわけて考える方法です。
Will・Can・Mustのフレームとは
「Will」は実現したいこと
「Can」はできること
「Must」はしなければならないこと
たとえば、「私はTOEIC700点を保持していて(Can)教育に携わりたいと思っている(Will)そのため教員試験を受験する(Must)」というような考え方をします。
このフレームワークで考えることで、今の自分の状況が整理でき今後自分がやるべきことが明確になります。
まずは、Canを探してみましょう。現時点の自分にできることを探していくと、強みが見えてきます。
たとえば、飲食店のアルバイトで「お客さんに丁寧な接客だと褒められたこと」がある人は「人の気持ちを考える力」があるといえますね。ほかにも、サークル活動で「いつも打ち上げの幹事をしている」人は「スケジュール通りに物事を進める力」があるといえます。
このように自分のできることであるCanを探すことで、自分の強みを見つけることができます。
⑥ジョハリの窓のフレームで考える

ジョハリの窓とは、心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムが発表した心理学モデルの一つで、「自分が知っている自分」と「他者が知っている自分」を4つの窓で分けて考えるフレームワークです。自己分析をしながら、ほかの人から見た自分を知ることで、周りの人とのコミュニケーションを模索する目的で生まれました。
自分で自分のことをわかっているつもりでも、ほかの人から見ると違うこともあります。新たな長所が見つかったり、反対に短所に気付いたりするきっかけになるので、友達や家族など周囲の人に協力してもらいましょう。
ただし、自分のことを最も理解しているのは自分です。周囲の人の意見を鵜呑みにするのではなく、あくまで一つの意見として聞きましょう。
⑦自己分析ツールで診断する
自己分析ツールを使うことで手軽に自己分析ができ、強みを見つけられます。簡単な質問に対して自分の考えや行動に近いものを選んでいくと診断結果が表示されます。短いものだと約5分程度で診断ができるため、時間がない人にもおすすめです。
診断結果では、自分の強みや価値観、向いている仕事のタイプなどをグラフでわかりやすく説明してくれます。診断後に簡単な自己PRを作成してくれるものもあるので自分に合ったサイトで診断してみてくださいね。
以下は、どのサイトを使えば良いか悩む人におすすめの自己分析ツールです。ただし、自己分析ツールは多くの人に当てはまるような内容で書かれている場合や、選択肢を一つ間違うだけでまったく違う結果がでることもあるので、あくまで参考程度にしてください。
おすすめの自己分析ツール
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
ぜひ効率的に自己PRを仕上げ、選考の準備を整えましょう。
⑧キャリアアドバイザーに聞く
一人で自己分析をしていると、これで本当に合っているのか不安になることもあるかもしれません。そんなときは、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
就活の専門家に相談することで、新しい自分の魅力に気付くことがあります。キャリアアドバイザーは、さまざまな業界についての知識が豊富です。そのため、志望する業界で求められる力についてアドバイスをもらえたり、一人ひとりの強みを発揮できる企業を教えてくれたりします。
キャリアアドバイザーの存在は、就活の強力な味方となってくれます。自己分析だけでなく、現在の就職活動の状況について相談もできるので、何か不安なことがある人はぜひ相談してみましょう。
また、初対面の人だからこその視点で意見をもらえるため、率直な意見を聞けることも大きなメリットです。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見るWill・Can・Mustのフレームで説得力のある自己PRにしよう
自己PRを効果的に作成するためには、「Will・Can・Mustのフレーム」を活用する方法がおすすめです。このフレームは、自分の目標や価値観を明確にし、企業に対して自分が何を提供できるかを整理する強力なツールです。
「Will」は自分が情熱を持ち、やりたいことを表します。自分がこれからどのようなキャリアを築きたいのか、何に挑戦したいのかを具体的に言語化しましょう。「Can」はこれまでの経験やスキル、得意なことを示します。過去の実績や他者から評価された強みを振り返り、自分がどのような価値を生み出せるのかを整理してください。
「Must」は企業や社会が求めている役割やニーズを指します。応募企業の求める人材像を調査し、それに対して自分の「Will」と「Can」がどのように一致しているかを説明できるようにすることで、説得力のある自己PRが完成します。
モチベーショングラフで自分のことを知ろう
また、自分の強みを見つけるためには、「モチベーショングラフを作成する」方法も有効です。過去の人生で特にモチベーションが高かった時期と低かった時期をグラフ化し、それぞれの要因を分析することで、自分が何に喜びを感じ、どのような状況で力を発揮できるのかが見えてきます。このプロセスにより、自己PRに活かせる具体的なエピソードを見つけることが可能です。
ここが大切! 自己PRの書き方を知る前に確認すべきポイント
いきなり自己PRを書き始めようとしても、何を書いたら良いか悩む場合があります。ここでは事前に確認しておくべきポイントを2点紹介します。
自己PRは、提出書類に含まれていることが多いので、なるべく早めに取り掛かる必要があります。効率良く準備を進めるためにも、事前に確認をしておきましょう。スムーズに自己PRを書き進められるように、まずはここから始めてみてください。
企業研究で応募先企業の求める人物像を理解する
自己PRで大切なのは企業のニーズに合わせた強みをアピールすることです。どれだけ素晴らしい強みであっても、企業が求める人物像と合っていなければ高い評価にはつながりません。志望する企業ではどのような人が活躍しているのか、自分の志望する部署ではどのような仕事がメインになるのかなど、企業研究をしておきましょう。
企業研究の方法はさまざまですが、企業のホームページ(HP)や会社案内のパンフレットから、活躍している社員紹介などを見ることで企業の求める人物像が見えてきます。
最初に企業研究をしっかりおこなうことで、自己PRだけでなく志望動機の作成や逆質問の際にも役立つので、時間をかけて取り組んでくださいね。企業の求める人物像を把握できると、企業で活かせる力も明確になります。
企業研究は就活を進めるうえで必須です。こちらの記事では企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きでわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
企業研究ノートは企業選びと選考対策に有効! 就活は情報戦で情報を収集するだけでなく、いかに活かせるかが重要です。記事では企業研究ノートの作り方、必須の情報16項目から情報収集の方法まで、キャリアコンサルタントのアドバイスも交えて解説しています。企業研究ノートで情報を整理し、企業研究を効率的に進めましょう。
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企業研究は他社と比較する方法がおすすめです。会社の規模、メイン顧客、商品、理念や、求める人物像など、HPから得られる情報をノートやエクセルで整理してみてください。
企業説明会での担当者の印象などをメモしておいても良いですね。それぞれの企業の強みや、方針を客観的に比べることで企業選びの基準をはっきりさせることができます。
話すエピソードを1つに絞る
企業に自分の魅力を最大限伝えたいからといって複数のエピソードを盛り込むのはやめましょう。企業は自己PRを通して学生の人柄や強みを知りたいと思っているので、複数のエピソードを話してしまうと、どれがその学生の一番の強みなのかわからなくなってしまいます。自己PRでは、1つのエピソードを深掘りして、そこからわかる自分の強みを企業にアピールしましょう。
複数の強みから選ぶ場合は、志望する企業のニーズにもっとも合っている強みを選んでください。たとえば、チーム制で進める仕事の場合は「協調性」や「コミュニケーション力」などが求められます。そのため、自分の強みのなかからチームで働く際に必要となる強みを選択し、話すエピソードを1つに絞りましょう。
初めての自己PR作成でも大丈夫! 書き方を6ステップで紹介

ここからは自己PRの書き方を6ステップで紹介します。基本的なステップで作成することで企業が知りたい情報を盛り込んだ自己PRを作成できます。
初めて自己PRを作成する人もステップ通りに進めることで簡単に作成できるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
自己PRは、結論・経験・課題・行動・結果・今後の6つのステップで作成します。自分の強みや経験を振り返りながら書いてみましょう。
ステップ①結論:自分が伝えたい強み
最初に自己PRで一番伝えたい自分の強みを書きましょう。企業の採用担当は、日々膨大な学生の履歴書に目を通しています。最初に目を惹く強みが書いてあれば中身をしっかり確認してもらえるので書類選考に通る可能性があります。
選ぶ強みとしては企業の求める人物像にマッチしたものを書くようにしましょう。入社後に活躍できるイメージを持ってもらえるような内容を選んでください。
ただし、最初の1文は長く書きすぎないようすることが大切です。30文字~40文字程度で表現することを心掛けてください。指定の文字数が多い場合でも内容を膨らませすぎずに、簡潔に伝えることが大切です。
結論:自分が伝えたい強み
私の強みは目標達成のために粘り強く物事に取り組むことができるところです。
ステップ②経験:強みの根拠となるエピソード
次に強みを発揮した具体的なエピソードを書きましょう。結論を伝えただけでは、強みを証明することができず、説得力に欠ける薄い内容の自己PRになってしまいます。
具体的なエピソードを盛り込むことで自己PRの信憑性を高めることができるのです。また、採用担当者に情景をイメージさせることができれば印象に残りやすくなります。
エピソードは、初めて聞く人でも理解できるかどうかを一つの指標として作成してみてくださいね。
経験:強みの根拠となるエピソード
この力は所属しているバスケットボール部のキャプテンとして発揮しました。
ステップ③課題:経験のなかで直面した課題
経験のなかで直面した課題について述べましょう。
自己PRでは、自分の強みをどのように発揮したのかの具体的なエピソードが必要なため、困難をどう乗り越えたのかの部分が非常に重要です。そのため、ここで具体的な課題を伝えられると、この後に続く「課題への向き合い方」の部分がより伝わりやすくなります。困難への向き合い方は、入社後に仕事で直面する課題をどのように乗り越えていくのかをイメージしやすくします。難しい言葉は使わず、わかりやすく簡潔に伝えることを意識しましょう。
課題:経験のなかで直面した課題
大学3年生の時、最後の大会に向けて全国大会出場を掲げていました。チーム一丸となり練習に取り組んでいましたが、大会8カ月前に私が全治半年以上の膝の怪我をしてしまいました。キャプテンの自分が抜けたことによりチーム全体の士気の低下や戦力の低下につながり、目標の達成が困難な状況に陥りました。
- 大きな壁にぶつかった経験がありません。伝える課題は些細なものでも大丈夫でしょうか?
企業は課題の規模ではなく姿勢や行動力で評価する
大きな壁にぶつかった経験がない場合でも、些細な課題や日常の努力から得た学びを具体的に伝えることは十分に価値があります。ポイントは、課題の規模ではなく、それをどのように認識し、乗り越えたのか、またそこからどのようなことを学んだかを明確にすることです。
たとえば、「アルバイトで忙しいなか、学業との両立を工夫した」や「サークル活動でチームの調整をおこない成果を出した」など、日々のなかで取り組んだ小さな挑戦でも、自己成長や工夫を伝えるエピソードとして活用できます。相手が評価するのは、課題への姿勢や行動力ですので、過度に悩まずに自身の経験を前向きに伝えてください。
ステップ④行動:課題にどのように向き合ったか
次に課題に対してどう向き合ったかを述べましょう。ここでは、困難にぶつかったときにどのような対応ができるのかをアピールすることができます。伝える際は、どのような行動をどんな工夫をしておこなったのかを具体的に伝えましょう。
たとえば、「課題解決のためにとにかく頑張りました」など抽象的な伝え方では具体的にどのようなことをしたのかが伝わらず、説得力に欠けます。人柄や考え方をわかってもらうために、なるべく具体性を持った内容にしましょう。
行動:課題にどのように向き合ったか
そこで私は次の2つのことを実行しました。
1つ目は術後のリハビリで通常よりも負荷をかけたリハビリ計画を策定し実行しました。具体的には、復帰までに必要な術後の筋肉量を主治医と相談し、そこから逆算したトレーニング計画を作成し実行しました。
2つ目はチームメイトへの指導です。自分が復帰した後に必要となるチームメイトの役割を想定し、そこから現状足りないと思う部分について客観的に感じたことをチームメイトに対して伝えました。
ステップ⑤結果:課題に向き合った結果
次に課題に向き合った結果と学びを述べましょう。仮に同じような経験をしている学生がいたとしてもその結果や学びは人それぞれ違います。そのため、結果まで伝えることで自分の価値観や考え方を企業にアピールすることができます。
課題に取り組んだ結果は良くても悪くてもどちらでも構いません。結果以上に何を学んだのかが重要なので、どのような結果になったのかまでしっかり振り返り、自己PRに盛り込みましょう。
結果:課題に向き合った結果
その結果、早くても半年後から復帰といわれていたところを、4カ月で練習に参加することができました。また、チームメイトのサポート体制のおかげもあり、全国大会に出場することができました。
ステップ⑥今後:入社後にどのように活かすか
最後にアピールしてきた強みを入社後にどのように活かすかを述べます。自分が入社することで企業にとってどのようなメリットが存在するのかを伝えましょう。志望する企業のどのような業務で活かせるのかまで具体性を持って話すことができれば、入社後のイメージを採用担当者に与えることができます。また、入社意欲を伝えることもできるので、企業研究をしっかりおこないましょう。
今後:入社後にどのように活かすか
御社に入社後はこの力を活かして、数字の目標の達成と担当している顧客の課題解決やなりたい姿へのサポートを粘り強く続け、売り上げ1位の営業を目指していきます。
- 採用後に配属先が決まるため、入社後の具体的な仕事内容がわかりません。その場合の伝え方を教えてください。
入社後に携わりたい業務について熱意をアピールしよう
入社後にやってみたい仕事を語ってください。HPや企業説明会などの事前情報からどのような仕事があるかは理解できるはずです。入社してこの会社でこの業務に携わりたいという熱意をアピールしてください。
面接で希望した仕事にすぐにはつけないとしても、「こういう分野に興味があるんだな」と、今後の配属の参考にしてもらえます。注意点としては、その仕事以外も精一杯前向きに取り組む意思があることを伝えることです。特定の仕事以外はやりたくないというスタンスではなく、「どんな仕事も頑張りますが、特にこれをやってみたいと」伝えてください。
自己PRでは自由形式での提出を求められる場合があります。この記事では形式が決まっていない場合の書き方を解説しているので、困っている人は参考にしてみてください。
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上級者用! ワンランク上の自己PRになる書き方のコツ
上級者用! ワンランク上の自己PRになる書き方のコツ
- 具体的な数値でイメージを共有する
- 企業理念などに紐づくエピソードを選ぶ
- 特に伝えたい部分に「」(鍵括弧)を使う
- キャッチコピーを添える
自己PRの基本的な書き方は6つのステップを踏んで作成すれば完璧です。ここからはさらに魅力のある自己PRにするためのコツを4点紹介します。
少しの工夫でほかの学生との差別化ができるので、自己PRの作成前に一度チェックしてみてください。また、すでに作成を終えた人は4つのポイントが自分の自己PRに入っているか確認してみましょう。
具体的な数値でイメージを共有する
自己PRは、採用担当者が読んだだけでその場面をイメージできるような内容で書くことが大切です。抽象的な表現であればほかの学生との差別化ができず、せっかくの強みが伝わりません。そのため、できるだけ具体的な数値で表現しましょう。
たとえば、「ボランティア団体のリーダーとしてまとめていました」という内容ではなく「200名の団員の所属するボランティア団体で3年間リーダーをしていました」という内容のほうが、規模感や期間がわかりイメージがしやすいです。
また、数値という誰から見てもわかるような基準を提示することができると、企業と学生との間に認識の違いが生まれにくいため、強みをしっかりアピールできます。自己PRでは興味を持ってもらえるかも大切な要素です。採用担当者がぜひ直接話を聞いてみたいと思えるような、具体性のある内容にしましょう。
企業理念などに紐づくエピソードを選ぶ
企業理念とはその企業の根幹となる価値観を明確に文章化したものです。そのため、自分の強みを企業理念などに紐づけて話すことができれば、企業理解ができていることもアピールできます。
また、企業の大切にしている価値観に深く共感していることを伝えられるので、高い評価につながる可能性があります。どのように自己PRを作成して良いか悩む場合は、企業理念に紐づけられるようなエピソードを選びましょう。
たとえば、「たった1人の笑顔を守ることが私たちの使命」という理念を掲げている企業の場合は「私の強みは自分のことよりも人のために動けるところだと思います」など理念に沿った強みをアピールすることで印象付けることができます。
意外とやりがちなのが「企業理念の要約をそのまま話してしまう」パターンです。自分のエピソードを少なめにして、企業理念と自分の強みが近いかをアピールする学生がいますが、要約するよりも自分の言葉で伝えるのが大切です。
特に伝えたい部分に「」(鍵括弧)を使う
自己PRのなかで特に伝えたいのは、強みの部分です。文字が並んでいるなかで「」(鍵括弧)を付けると伝えたい強みが一目でわかるので、採用担当者は自社の求めている強みをその学生が持っているのかを判断しやすくなります。
しかし、単にたくさん付ければ良いというわけではありません。「」(鍵括弧)を使いすぎると、どこが強調したい部分なのかが不明瞭になり、むしろ逆効果になってしまいます。伝えたい重要な部分だけに使用しましょう。
キャッチコピーを添える
自分の強みをキャッチフレーズ化することもほかの学生との差別化におすすめの方法です。自分を一言で表すことができれば印象に残りやすく選考に通る可能性もあります。また、同じ強みを持つ学生のなかでも目立つことができます。
キャッチコピーを考えるときは、インパクトや面白さを重視することも大切ですが、遠回しすぎる表現にならないように注意しましょう。難しい言い方だと瞬時に伝わらずキャッチコピーの意味がなくなってしまうので、わかりやすく伝えることを意識してください。
しかし、実際にキャッチコピーを考るのは意外と難しいものです。思いつかない場合は数字を使うことで簡単にオリジナルのキャッチコピーが作成できるので、ぜひ試してみてください。
数字のキャッチコピーの例
- 5年間ランニングを続けた努力をアピール:5年間走り続けた努力家
- 毎日3時間勉強した継続力をアピール:1日3時間机と向き合い続ける継続力マスター
自己PRのキャッチコピーは、インパクトを狙いすぎたり、不適切な表現を含めすぎたりしないよう注意しましょう。「伝えたいこと」と「読み手の印象」を意識し、誠実さやあなたらしさを反映した言葉を選ぶことが大切です。
こちらの記事ではキャッチフレーズの与える効果についてや4つの作成方法の紹介をしています。作成方法について悩む人は参考にしてみてください。
志望する企業に合わせた自己PRを書こう! 職種別の例文11選
自己PRは志望する職種に合わせて内容を変える必要があります。志望する企業の求める人物像を良く理解して、企業に刺さるアピールポイントを選択しましょう。あなたの志望する職種に合わせて作成してみてくださいね。ここからは職種別の例文を11選紹介します。
①営業職
営業職
私の強みは自分で考え行動に移すことができることです。この強みを現在アパレルのアルバイトで発揮しています。
オープニングスタッフのアルバイトとして働き始め、2週間ほどは売り上げも好調で目標を達成している状況でした。しかし、オープンから日数が経過するにつれて客足が遠のき、売り上げ目標をなかなか達成することができなくなりました。そこで私はもともとブランドのファンだった人だけではなく、新規の顧客を増やしていくことが最も大切だと考えました。
新規の顧客を増やす必要性を店長に伝えたところ、同意してもらえたため、2点のことを提案し、実施しました。1点目は、年齢層の高い地域の店舗だったので子ども服のプレゼント需要が高いことに目を付けて、ラッピングに力を入れることです。もともとはシンプルなラッピング1種類しかなかったのですが、リボンの種類を増やしたりメッセージカードを付けられるようにしました。2点目は、ブランド自体を知らない人でも入りやすいように、お店の前のマネキンをブランドの色がだせるものを1体と、万人受けするシンプルな服装のものを1体用意することです。
この結果、ラッピングの豊富さに喜んでいただくことができ、お孫さんと一緒に再度来店される顧客の獲得ができました。また、シンプルな服装を好む顧客の入店も増え、新規顧客の獲得につなげることができました。最終的には、新店舗歴代1位の売り上げを達成し、また全国で200店舗あるうち15位の売り上げにまで伸ばすことができました。
御社は食品メーカーの中で1位のシェア率を誇っています。入社後は、御社の一員としてさらにシェア率を伸ばすためにはどうすれば良いかを考え行動し、活躍できるように頑張ります。
長年、営業の採用を担当している友人によると「コミュニケーション能力」「へこたれない」「忍耐力がある」といった点をアピールされると、仕事について理解しているなと感じるそうです。また、面接時のはきはきとした元気のある応答も、特にチェックされる業種です。
営業職はBtoBやBtoCなどさまざまです。以下では、BtoCの営業の業務内容についてアドバイザーが回答しているので、興味のある人はぜひ読んでみてください。
営業職の自己PRの書き方については以下の記事でも詳しく解説しています。書くときのコツやNG例も紹介しているので、魅力的な自己PRを作成するための参考にしてみてくださいね。
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営業職で内定を獲得するには志望動機の内容も大切です。こちらの記事では営業職の志望動機の書き方を18選の例文で紹介しています。志望動機について知りたい人は参考にしてみてください。
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②企画職
企画職
私の強みは、柔軟な発想力と緻密な計画力です。この強みを大学のゼミで発揮しています。
大学のゼミでは、新商品のプロモーション企画を担当しました。その際、ターゲット層のニーズを深掘りし、競合製品との差別化を図るため、消費者インタビューやアンケート調査を実施しました。調査結果からターゲット層が多様であることがわかり、一つのプロモーション戦略では訴求力が弱いという課題が見えてきました。
そこで、ターゲット層を細分化し、各層に響く異なるプロモーション案を作成しました。また、それぞれの効果を測定するため、実施後にSNSやウェブサイトのアクセス解析をおこない、次回以降の企画に活かせるデータを収集しました。
結果、ゼミ内のコンペでは惜しくも賞を取ることはできませんでした。しかし、企業の担当者からは高評価をいただくことができました。この経験を通じて、発想力だけでなく、データをもとに戦略を練る計画力も養うことができました。
入社後は、柔軟な発想と緻密な計画を活かして、御社の商品やサービスの価値を最大限に引き出せる企画を提案していきたいと考えています。
③金融職
金融職
私の強みは、正確さと迅速さを両立する能力です。この強みをインターンシップで発揮しました。
大学2年生のときに証券会社でのインターンに参加し、営業チームのサポートを担当しました。日々の業務で顧客情報のデータ入力や取引記録の管理をおこないました。業務をおこなうなかで、膨大なデータを正確に入力するだけでなく、短時間で処理しなければならない状況に直面しました。また、チーム内でのコミュニケーションが不足し、ミスの原因となることもありました。
こうしたミスを防ぐため、業務フローを見直し、複数のデータチェックの仕組みを導入しました。さらに、効率的な業務分担のためにほかのインターン生と情報共有をおこない、タスクの優先順位を再確認しました。
その結果、処理時間を20%短縮し、データミスもゼロに抑えることができました。この経験を通じて、正確性と効率性を高いレベルで両立することができるようになりました。
御社では、正確かつ迅速なデータ処理や業務改善の提案を通じて、顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。
金融業界は非常に学生からの人気の高い業界です。ライバルに差をつけるためには志望動機の作りこみが大切です。こちらの記事では、金融業界での志望動機の作成方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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④看護・医療・介護職
看護・医療・介護職
私は思いやりと状況に応じた柔軟な対応力を強みとしています。この強みは実習で発揮しました。
実習中、ある高齢の患者様が治療に対して不安を感じていました。特に、治療中の痛みに対して恐怖心を持っていました。当初は、通常の声掛けで安心していただけると思っていましたが、それだけでは不安を解消することはできませんでした。
そこで、患者様の性格を考慮し、できるだけ患者様のペースに寄り添いながら、治療のメリットなどをわかりやすく伝えました。また、痛みのともなう治療を終えたときは「○○さん、いつもすごいです。よく頑張りましたね」と声かけをおこない、モチベーションを高めるサポートもおこないました。
その結果、患者様は徐々に治療に前向きに取り組んでくれました。この経験を通じて、患者様一人ひとりに合わせて寄り添うことが大切だと学びました。
入社後は患者様ごとに柔軟な対応をおこない、患者様が安心して治療に臨める環境づくりに貢献していきたいと考えています。
- 看護学生のエピソードだと実習中の話をする学生が多いと思います。ほかの学生と同じような内容でも問題ないでしょうか?
自分だけのエピソードを交えることで独自性を生み出そう
実習中の経験は看護学生にとって非常に重要なテーマですが、ほかの学生と同じ内容になりやすい点があることも確かです。しかし、同じ実習経験でも、自分だけの学びや成長、具体的な事例に焦点を当てることで差別化できます。
たとえば、印象に残った患者さんとの関わりや、自分の課題を克服したプロセスなどを詳細に語ることで独自性が生まれます。また、その経験がどのように自分の看護観や将来の目標に影響を与えたかを織り交ぜると、より説得力が増します。他者と比較するのではなく、自己の成長や気づきを丁寧に振り返り、伝えることが大切です。
医療業界は、就職先が幅広く存在します。病院やクリニック、製薬会社など、志望先ごとに合った志望動機を作成する必要があります。こちらの記事では医療業界を目指す学生向けに志望動機の書き方を解説していますので、参考にしてみてください。
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⑤クリエイティブ職
クリエイティブ職
私は独創的なアイデアを出し実現することを強みとしています。この強みは所属しているサークルで発揮しています。
大学3年生のときに、映像制作のサークルで脚本と演出を担当し、オリジナルの短編映画を制作しました。作品のテーマは「日常のなかの非日常」で、視聴者に新しい視点を提供したいと考えておりました。
しかし、予算が限られていたため必要な照明の数が確保できなかったり、最新のカメラでの撮影ができなかったりし、クオリティの高い作品に仕上げることが難しい状況でした。
そこで、予算のかからない音の部分に力を入れました。アプリを使用して効果音などを自作し、世界観を最大限表現できるように工夫しました。
結果、学内のコンテストで優勝することはできませんでしたが、多くの観客からも感動したという言葉をいただきました。
御社でも独創的なアイデアを実現する力を活かし、多くの人に感動を与えられる作品作りに貢献したいと考えています。
⑥ITエンジニア職
ITエンジニア職
私は、問題解決力とチームでプロジェクトを進める力が強みだと考えています。この強みは大学の授業で発揮しました。
チームでウェブアプリを作る課題に取り組んだ際、作業を進めるなかで、アプリの動きが遅くなるという問題が発生しました。
このままでは締め切りに間に合わないと感じたため、どこに問題があるのかを詳しく調べるために、チーム全員でコードを見直しました。さらに、チーム全員がどこまで作業を進めているかを共有し、プロジェクト全体のスピードを落とさないよう工夫しました。
その結果、データの処理方法に無駄があることがわかり、もっと効率的に動くように改善することができました。また、プロジェクトは予定通り完成し、教授からも良い評価をもらえました。
この経験を通じて、問題が起きたときに冷静に対処する力と、チームで協力して成果を出すことの大切さを学びました。
御社でもITエンジニアとして開発中に発生する課題を迅速に解決し、チームの生産性を高めることで貢献していきたいと考えています。
ITエンジニアにはたくさんの種類があります。それぞれの仕事内容を理解して自分のもっとも興味のある業務に携わりましょう。こちらの記事ではITエンジニアについて詳しく解説しています。業界について深く知りたい人は参考にしてみてください。
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⑦事務職
事務職
私の強みは、正確さと効率的に業務を遂行する力です。この強みは学生自治体の活動で発揮しています。
現在、学生自治会の事務局に所属していて、年間のイベントスケジュール管理や予算の調整を任されています。特に、複数のイベントが重なる時期は、スケジュールの変更や予算の再調整が頻繁に必要で、最初はその膨大な作業量に圧倒されることもありました。
しかしその状況を改善するために、タスク管理を効率化できる方法を試しました。具体的には、まず業務の優先順位をはっきりさせて、タスク管理アプリを使いながら進捗を見える化しました。これによって、作業の漏れや遅れを防ぐことができました。
その結果、すべてのイベントを問題なく進行させることができ、自治会のメンバーや関係者の方々からも「頼りになる」と信頼してもらえるようになりました。
御社でもこの経験を活かし、バックオフィス業務がスムーズに進むようしっかりサポートしていきたいと考えています。
事務職の内定をつかむためには自己PRの差別化が重要です。こちらの記事では差別化できる自己PRの書き方を例文17選で紹介しています。事務職の自己PRに悩む人は参考にしてみてください。
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⑧コンサルタント職
コンサルタント職
私の強みは課題を見つけ出し、それに対する解決策を考える力です。この強みはビジネスコンテストで発揮しました。
大学2年生のとき、ビジネスコンテストに参加し、地方企業の売上が伸び悩んでいる問題について分析し、解決策を提案しました。チームで課題の原因を探るなかで、私は競合他社との違いや消費者の購買データに注目しました。しかし、調査データが不十分で、顧客が本当に求めているものを正確に把握するのが難しいという問題に直面しました。
そこで、新たにアンケート調査をおこない、顧客がどのような商品やサービスを求めているのかを詳しく分析しました。その結果をもとに、商品のラインナップを増やすことやプロモーションの方法を改善する提案をおこないました。
結果、残念ながらコンテストでは3位という結果に終わりましたが、提案内容を審査員の方に高く評価していただけました。この経験から、データを活用して分析をおこない、実行可能な解決策を提案することの大切さを学びました。
御社でもこの力を活かして、顧客の課題解決に貢献し、ビジネスの成長をサポートしていきたいと考えています。
コンサルタント職で意外と大切なのは「聴く力」です。お客様が何に悩んでいるか、会社をどうしていきたいか本質の部分を理解してはじめて価値のある提案ができるようになります。同じように関係性を構築する力、コミュニケーション能力も必ず役に立ちます。ぜひアピールしてください。
コンサルタントのなかでも学生に人気なのがITコンサルタントです。こちらの記事ではITコンサルタントについて詳しく解説しています。仕事内容に興味のある人は参考にしてみてください。
⑨販売職
販売職
私は顧客に寄り添う心を大切にしています。この強みを現在アパレルショップでのアルバイトで発揮しています。
接客の一環として顧客に商品を提案する業務を担当していました。初めは、商品の特徴を説明するだけで終わることが多く、なかなか購入には結びつきませんでした。
しかし、顧客が何を求めているのかを理解することが重要だと気付き、お客様に寄り添い何を求めているのか聞くようにしました。さらに商品の着こなし例や利用シーンに合うアイテムを具体的に提案することで、具体的なイメージを持っていただけるよう工夫しました。
その結果、私が担当した顧客の購入率が上がり、店長からも売上に貢献してくれていると評価をいただきました。
御社でもこの強みを活かし、顧客一人ひとりのニーズに寄り添った自分にしかできない接客で、個人売上1位を目指していきたいと考えています。
販売職は志望動機の差別化が難しい職種の一つです。こちらの記事では志望動機の書き方を3ステップで紹介しています。作成方法に悩んでいる人は参考にしてみてください。
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⑩公務員・教員職
公務員・教員職
私の強みは、信頼関係を築く力です。この強みは教育実習の際に発揮しました。
大学で教育実習をおこなった際、クラスになじめない生徒がいました。その生徒は授業中も発言が少なく、周囲とかかわることを避けていました。
私はクラス全員が仲良く過ごせる環境を目指していたので、休み時間にその生徒に積極的に話しかけました。また、授業中にはその生徒が興味を持ちそうな話題を取り入れるよう意識しました。
次第にその生徒は私に心を開いてくれるようになり、クラスでも少しずつ発言が増えました。最終日には、「先生のおかげで授業が楽しかった」と言ってもらうことができました。
御社で働く際も、この経験を活かして目の前の人と信頼関係を築き、皆が安心して相談できる存在を目指したいと考えています。
公務員の自己PRではアピールするコツをしっかり理解することが大切です。こちらの記事では公務員の自己PRで評価されるポイントを解説しています。書き方に悩む人は参考にしてみてください。
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⑪製造職
製造職
私は効率的に作業を進めることが得意です。この強みは音楽バンドのサークルで発揮しました。
イベント準備に必要な道具の製作を担当した際、作業工程が複雑で時間がかかることが課題になりました。当初は、指示通りに作業を進めていましたが、どうしても準備が間に合いませんでした。そこで作業の流れを見直そうと考えました。
必要な道具を事前に準備しておき、一部の工程を同時に進められるよう工夫することで、無駄な時間を削減しました。
その結果、間に合わないと思われていた準備が無事に完了し、イベント本番もスムーズに進行させることができました。
御社でも常に全員が効率よく作業をできるかを考え、改善を繰り返し生産性向上に貢献したいと考えています。
製造職にはさまざまな種類があります。職種ごとに求められるスキルや人物像は異なるため自分の志望する企業のニーズを把握することが大切です。こちらの記事では製造業の自己PRの書き方を例文と合わせて紹介しています。どのように書き進めるか悩んでいる人は参考にしてください。
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自分の経験を強みにして自己PRを書こう! エピソード別の例文9選
自己PRではライバルとの差別化が必須です。あなただけのエピソードで自己PRを作成できれば採用担当者の目にとまりやすくなります。自分の経験を強みに変えて作成してみましょう。ここからはエピソード別の例文を9選紹介します。
①ゼミ
ゼミ
私はチームで成果を上げるためのリーダーシップを持っています。この強みを経済学のゼミで発揮しました。
所属している経済学のゼミでは、地域活性化をテーマにした発表をおこないました。私はリーダーとしてチームをまとめ、役割分担を決めるとともに、進捗状況を管理していました。しかし、チームメンバー間で意見が対立し、議論が進まない状況が続きました。
そこで、まず各メンバーの意見を丁寧に聞き、全員が納得できるような案を提案しました。また、発表のゴールを再確認し、全員が同じ方向を目指せるよう工夫しました。
その結果、ゼミ内の発表で高評価をいただき、学外のコンペにも出場させていただきました。
御社ではこのリーダーシップを活かし、プロジェクトチームの一員として貢献したいと考えています。
自己PRでゼミについて伝える際は、採用担当の印象に残る内容で作成することが重要です。こちらの記事では、印象に残る秘訣を解説しているので参考にしてみてください。
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ゼミ活動を自己PRでアピールしたいと考える人もいるでしょう。ゼミは多くの人が経験するため、アピールする際は一工夫必要になります。この記事ではキャリアコンサルタントとともに、自己PRでゼミ活動を他者と差別化できるアピール方法を解説します。
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②アルバイト
アルバイト
私は顧客に寄り添ってコミュニケーションを取ることを大切にしています。この強みを現在、飲食店でのホールアルバイトで発揮しています。
私は常連の顧客との関係を大切にしています。しかしある時、新しいメニューに対する不満をいただき、顧客からの信頼を損ないかけるという出来事がありました。
私はその場で丁寧に具体的な改善点をお聞きし、メニューを改善するからまた来店してほしいと伝えました。また、その情報を店長に共有し早急にメニューを改善し、次回の来店時には改善内容を直接お伝えしました。
その結果、その顧客は新メニューを気に入っていただき、以前よりも来店頻度が高くなりました。
御社に入社後もコミュニケーション力を活かして、お客様との関係性を構築しお店のファンになってもらえるような接客をしていきたいです。
アルバイトをテーマにした自己PRは、入社後のイメージを伝えやすいです。こちらの記事ではアルバイト経験をより魅力的に伝える方法を解説していますので、参考にしてみてください。
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アルバイト経験の自己PRは、かなり効果的です。入社後の活躍イメージを伝えやすくなります。アルバイト経験の自己PRの構成や、作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。例文10選も紹介するので、アルバイト経験を魅力的に伝え、内定を掴みましょう。
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③サークル
サークル
私はコツコツと努力をして成果を出すことができます。この強みは、軽音楽サークルでのバンド活動で発揮しました。
当初は技術面でほかのメンバーに追いつけず、ライブでも思うような演奏ができませんでした。
そこで、毎日の練習時間を増やすことに加えて、プロの演奏を研究し、自分の弱点を重点的に改善しました。また、ほかのメンバーから演奏に対するアドバイスをもらい、教えてもらった部分を直せるよう練習を積み重ねました。
その結果、学内のライブでは自分でも納得がいく演奏ができ、大勢の観客から拍手をもらうことができました。またサークルの仲間からも、うまくなったと褒めてもらえました。
御社に入社後も、日々の努力を怠らず自分にできる業務の範囲を広げ、1日でも早く即戦力になれるように取り組んでいきます。
④部活
部活
私はチーム全体を支えるサポート力を強みとしています。この強みは所属しているサッカー部で発揮しています。
現在、サッカー部の副キャプテンを務めています。チームの課題として、試合の結果が良くない時期には練習に対するモチベーションが上がらないことが挙げられました。
それでは連敗が続くと思い、私はキャプテンと相談し、練習後に個別で話をする時間を作りました。そこで次の試合では絶対に勝とうという熱い思いを伝え、メンバー一人ひとりのモチベーションを高めました。そのほかにも、全員で取り組める新しい練習メニューを提案し、練習の質を高める工夫をしました。
その結果、公式戦では良い結果を残すことはできませんでしたが、最後までチーム全員が勝ちを目指す雰囲気を作ることができました。
御社でも、陰ながらチームを支える存在として貢献していきたいと考えています。
部活の種類によっても自己PRの内容は変わってきます。この記事では役職や部活動別で自己PRの必勝法を紹介しています。参考にしてみてください。
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この例文で評価されるポイントは、具体的なエピソードで自己PRの説得力を高めている点です。課題を認識し、キャプテンと協力して解決策を実行するなど、問題解決能力とリーダーシップを発揮しています。
また、チームの士気を高める貢献と結果を振り返る姿勢が好印象を与えます。さらに、「御社でも支える存在として貢献したい」と志望動機につなげ、文章全体が論理的で一貫性があることも評価につながっています。
⑤研究室
研究室
私は好きなことには特に熱心に打ち込む性格です。この強みは所属している研究室で発揮しました。
大学の研究室では、新素材の性能向上を目指した研究をおこなっていました。しかし、実験の初期段階では思うような結果が得られず、何度も仮説を修正する必要がありました。
そこで、すでに発表されている研究結果を徹底的に調べ直し、実験条件を細かく調整しました。また、指導教員やほかのメンバーとも積極的に意見を交換し、どうすれば実験の精度が上がるかを考えて実行しました。
その結果、新素材の性能がこれまでより50%向上し、研究成果を学会で発表する機会をいただきました。
この粘り強さを御社での業務にも活かし、課題解決に取り組んでいきたいと考えています。
⑥留学
留学
私の強みは適応力です。この強みはアメリカ留学で発揮しました。
大学2年生のときに、半年間アメリカに留学しました。現地での授業はすべて英語でおこなわれ、初めは講義内容を理解するのに苦労しました。また、現地の学生とのコミュニケーションでも戸惑う場面が多く、最初のうちは孤立してしまうこともありました。
そこで授業の予習復習を徹底し、不明点を積極的に教授やクラスメートに質問するようにしました。また課外活動にも積極的に参加し、現地の学生と交流する機会を増やしました。
その結果、英語力が以前よりも向上し、留学後半ではクラスのリーダーを任されるまでになりました。この経験を通じて、新しい環境に順応しながら主体的に行動することの重要性を学びました。
御社でもこの適応力を活かして、チーム全員となじみながら積極的に業務を進めていきたいと考えています。
留学は人によって参加した期間はさまざまです。この記事では留学経験を期間別で自己PRするときのコツを紹介しています。参考にしてみてください。
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自己PRで留学を題材にする際、学生が陥りやすい穴があります。この記事ではキャリアコンサルタントとともに、自己PRに留学経験を最大限活かすコツや注意点を解説します。期間別の例文7選も紹介するので、留学をもとに魅力的な自己PRを作成しましょう。
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⑦インターンシップ
インターンシップ
私は課題解決に向けて主体的に取り組むことを大切にしています。この強みはインターンで発揮しました。
大学3年生のときに、IT企業で1カ月間のインターンに参加しました。業務として、顧客向けの資料作成と市場データの分析を担当しました。しかし、初めて取り扱う業界のデータが複雑で、どのように資料を完成させれば良いか戸惑いました。
そこで過去の資料や業界情報を調べ、先輩社員にアドバイスを求めながら資料を作成しました。できあがった資料を先輩に見ていただき、より見やすく修正するということもおこないました。
その結果、顧客からは「わかりやすい資料だ」という言葉をいただきました。社員の方からも、わからないことを積極的に聞く姿勢を高く評価していただきました。
入社してからわからないことがたくさんあるかもしれませんが、自分の課題を認識し、克服できるよう取り組んでいきたいと考えています。
短期間でも、インターン経験を自己PRに使用してかまいませんが、1週間だったのに1カ月参加したなど誇張するのはやめましょう。短いとアピールが弱いと思われるかもしれませんが、体験や学びをしっかりと伝えれば期間はあまり関係ありません。
⑧ボランティア活動
ボランティア活動
私はボランティア活動を通して、困難な状況でも最後までやり遂げる粘り強さを発揮しました。
大学1年生の時、被災地支援のボランティアに参加し、現地での物資配布や住民のサポートをおこないました。しかし、過酷な環境で体力が奪われ、途中でやめようかという考えが頭をよぎることもありました。
それでも、住民の方々からの「ありがとう」という言葉が励みとなり、自分の役割を果たすために最後までやり抜こうと決意しました。
体力的にきつさを感じていましたが、自分がやると決めたことは最後までやり遂げ、多くの住民の方々から感謝の言葉をいただきました。
この粘り強さを御社での業務にも活かし、どんな困難にも対応していきたいと考えています。
自己PRでボランティア活動をテーマにする際は適した題材を選ぶことが大切です。この記事ではボランティアを題材にするときの書き方のコツを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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自己PRでボランティアの経験を取り上げるときは、選考を受ける企業に適した題材と内容にすることが重要です。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒に、ボランティアを題材にした自己PRの作り方を5ステップで解説しています。
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⑨趣味・特技
趣味・特技
私は好きなことに没頭できることが強みです。この強みは趣味のプログラミングで発揮しています。
初めは簡単なアプリを作ることからスタートしました。しかし、次第に本格的なシステムを作りたいと思うようになり、独学で新しい言語やフレームワークを学びました。
一度開発途中でシステムがうまく動かなくなり、何日も試行錯誤することがありました。しかし何としてでもシステムを開発したいという思いが強くなり、参考資料を徹底的に調べ、問題を解決しシステムを完成させました。
その結果、自作のアプリもリリースすることができ、友人や知人からもすごい能力だと褒めていただきました。
御社でも物事に熱中できる性格を活かし、新しい技術の習得やシステム開発に貢献していきたいと考えています。
特別な成績を残していない場合は、問いを立て、探究してきたプロセスを説明してみましょう。趣味や特技は「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、もっとこうしたい、そのためにはどうしたらいいか自ら問いを立て、考え、実践してきたはずです。実践してみて気付いたこと、それを仕事にどう活かせそうか言語化すると、特別な成績を残していなくても説得力のあるアピールになります。
自分の長所を活かして自己PRを書こう! 長所別の例文10選
長所を伝えることであなたの人柄とどのような強みを持っているのかをわかりやすく伝えることができます。入社後にその強みを活かしてどのような活躍ができるのかにつなげて書いてみましょう。ここからは長所別の例文を10選紹介します。
①コミュニケーション力
コミュニケーション力
私は相手の立場に立って考え、信頼関係を築く力があると考えています。この強みは学園祭の実行委員として発揮しました。
実行委員としてスポンサー企業への協賛交渉を担当しました。しかし、初めての交渉でどのように話を進めれば良いかわからず、最初の訪問では思うような成果を得られませんでした。
そこで、企業がどのような価値を求めているのかを調べ、プレゼン内容を見直しました。また、先方の担当者が話しやすいように、雑談を交えながら信頼関係を築くことを心掛けました。
その結果、次の訪問では協賛を快諾いただき、無事に目標額を達成することができました。
御社でもこのコミュニケーション力を活かし、顧客やチームメンバーとの良好な関係を築きながら業務を進めていきたいと考えています。
コミュニケーション力は多くの学生がアピールする強みの一つのため差別化することが重要です。この記事では効果的にコミュニケーション力をアピールするコツを例文とともに紹介しています。
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コミュニケーション能力は企業が学生に最も求める能力といえます。本記事では有効なコミュニケーション能力の自己PR方法について解説しています。
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②計画性
計画性
私は目標に向けて計画を立てて行動することを強みとしています。この強みは所属している研究室で発揮しました。
大学の研究室では、卒業論文を作成する課題が出されていました。提出の締め切りが1年後であったため、最初の頃は進捗がなかなか見えませんでした。
そこで、1年後に論文を提出するためには、いつ実験を終えていないといけないか、いつ文献研究を終えていないといけないか、とスケジュールを逆算し、月ごとの目標を設定しました。また定期的に進捗を確認しながら、スケジュールの修正をおこないました。
その結果、締め切り前に余裕を持って論文を完成させ、ゼミ内で最優秀賞を受賞することができました。
御社でも、この計画性を活かして、スムーズに業務を進行できるよう貢献していきたいと考えています。
自己PRで計画性を伝える際は言い換えて差別化することが重要です。こちらの記事では、企業に刺さる計画性の自己PRについてわかりやすく解説しています。書き方に悩む人は参考にしてみてください。
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③行動力
行動力
私の強みは行動力があることです。
大学2年生の時、地域の課題解決をテーマとしたイベントに参加しました。私は、地域の商店街の集客を向上させるためのアイデアを提案しました。そこで、データがあるとより具体的な提案ができるというアドバイスをいただきました。
その後すぐ商店街を訪問し、複数の店舗の店長にインタビューをおこない、顧客層などのデータを収集しました。そのデータをもとに再度提案を練り直したところ、アドバイスをいただいた方からは「まさかここまで調べるとは思わなかった」と驚かれました。優秀賞をもらうことはできませんでしたが、アドバイスいただいたことをすぐに実行することの重要性を学びました。
御社でもこの行動力を活かし、アドバイスいただいたことをすぐに改善したり、積極的に業務に取り組み貢献したいと考えています。
行動力は自分らしくアピールすることが必須です。こちらの記事では、行動力をテーマにした自己PRの作成方法を例文30選で紹介しています。行動力で自己PRを書く人は参考にしてみてください。
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④リーダーシップ
リーダーシップ
私にはチーム全体を引っ張り、成果を出す力があると考えています。この強みはサークル活動で発揮しました。
大学のサークルではリーダーを務め、学内イベントの企画運営をおこないました。企画をおこなうなかでメンバーの間で意見が分かれ、企画がなかなか決まらないことがありました。
その際、私は全員の意見をしっかりと聞くよう意識しました。そして、それぞれの強みが活かせるような役割分担をおこないました。
その結果、イベントは大成功を収め、多くの参加者にも喜んでいただけました。
このリーダーシップを御社でも活かし、チームをまとめて高い成果を上げていきたいと考えています。
リーダーシップは、伝え方によっては協調性がないと思われてしまう可能性があります。この記事ではリーダーシップを効果的にアピールする方法を紹介しています。
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下記の記事ではサポート力の自己PRについてアドバイザーが回答しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
リーダーシップは、プロジェクト管理やチームの連携を強化する際に活躍します。特に、目標達成に向けた役割分担やメンバーのモチベーション向上において重要です。
意見が分かれる場面では、全員の考えを引き出しながら最適な意思決定をおこない、チームとしての成果を最大化できます。このスキルは業務効率化や成果向上に直結します。
⑤積極性
積極性
私は積極的に行動を起こせることが強みだと考えています。
大学時代、所属していたサークルでは決まった活動のみで、活動内容が単調だと感じていました。そこで私は自ら企画を立案し、新しい活動内容を提案しました。
当初、メンバーからは実現が難しいという声もありましたが、他サークルの成功事例を調査して、どうすれば実現できるかを考えました。そして実現可能なことから始めることで、最初は乗り気でなかったメンバーも少しずつ理解を示してくれ、協力してもらえるようになりました。
新しい活動を取り入れることで、サークル内の雰囲気も大きく変わり、全員が楽しめる環境を作れました。
入社後も積極的な提案をおこない、どんどん新しいことに挑戦していきたいと考えています。
自己PRで積極性をアピールする際は採用担当者に印象を残すことが大切です。この記事では例文を交えながら積極性を印象付けるための3つのテクニックを紹介しています。
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⑥向上心
向上心
私は、常に自分を成長させようとする向上心を持っています。
大学では英語のスキルを高めるために、英会話クラブに所属していました。最初はスムーズに会話をすることができず、実力の差を感じて悔しい思いをしました。
そこで、自宅でも英語のリスニングやシャドーイングをおこない、さらに定期的にネイティブスピーカーとオンラインで会話する機会を作りました。
その結果、英語でのディスカッションやプレゼンテーションができるようになりました。
御社ではこの向上心を活かして、業務に必要なスキルを積極的に習得し、成果を上げていきたいと考えています。
向上心は企業から評価されやすい強みです。そのため、自信を持ってアピールできるように作りこむことが大切です。こちらの記事では、経験別や職種別で例文を紹介していますので参考にしてみてください。
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⑦責任感
責任感
私の強みは最後まで責任を持ってやり遂げる力です。この強みはグループワークの授業で発揮しました。
大学のグループワークで、プレゼン資料の作成を担当した際、直前にメンバーが体調を崩し、急遽ほかの部分も引き受けることになりました
自分の担当する範囲が広がり焦りを感じましたが、全体の進捗を確認しながら、自分の役割を最後までやり遂げることに注力しました。夜遅くまで作業を続け、必要に応じてほかのメンバーとも連携を取りながら進めました。
その結果、プレゼンは教授から高評価をいただき、体調を崩したメンバーからも感謝されました。責任感を持って物事に取り組む姿勢を忘れなかったからこそメンバーとも連携を取れ、プレゼンをしっかりと仕上げられたと考えています。
御社でも仕事に対して責任感を持ち、チームの成果に貢献していきたいと考えています。
責任感を自己PRで伝えるときは少し注意が必要です。こちらの記事では、注意すべき点についてわかりやすく解説しています。注意点を理解して魅力的な自己PRを作成したい人は参考にしてみてください。
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⑧継続力
継続力
私の強みは継続力です。
私は小学生の頃から15年以上サッカーを続けてきました。最初は体力や技術が足りず、試合に出られることも少なく、悔しい思いをする日々が続いていました。
しかし、チームにとって必要な選手になりたいという思いから、毎日の自主練習を欠かさず続けました。特に、苦手だったドリブルやスタミナを強化するため、練習後も個別でコーチから指導を受け、弱点を克服することに注力しました。
中学・高校ではその努力が実り、試合でのプレーが評価され、大学ではついにキャプテンに任命されました。そして、チームを全国大会出場に導くという結果も残せました。この経験を通じて、長期間にわたる地道な努力が大きな成果につながることを学びました。
御社に入社後もこの継続力を活かし、長期的なプロジェクトにも諦めることなく、最終的な成功まで責任感を持って取り組んでまいります。
継続力の自己PRはさまざまな経験から伝えることができます。この記事では書き方や注意点を例文とともにわかりやすく解説しているので参考にしてみてください。
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⑨チャレンジ精神
チャレンジ精神
私はチャレンジ精神が旺盛で、とにかくまずはやってみるという考えが強みだと感じています。
大学2年生のときに、それまでまったく経験のなかったプログラミングに興味を持ち、自らオンライン講座に参加して学習を始めました。最初はコードを書くことすらままならず、課題の解決に何日もかかることがありました。
それでも諦めず試行錯誤を繰り返し、講師やほかの受講生と情報交換をしながらスキルを磨いていきました。
その結果、自作のアプリケーションを完成させ、学内の発表会で高い評価を得られました。
御社ではこのチャレンジ精神を活かし、新たな分野やプロジェクトにも積極的に取り組み、成果を出していきたいと考えています。
チャレンジ精神のある人は企業にとって魅力的な人材です。一方で多くの学生がアピールする強みでもあるので差別化することを心掛けましょう。こちらの記事では、高評価を狙える4つのコツを紹介しているので参考にしてみてください。
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多くの企業がチャレンジ精神のある人材を求めているため、アピールすること自体は効果的です。しかし、チャレンジ精神をアピールする就活生は多くいるため、差別化が大切です。記事では、周囲と差をつけるチャレンジ精神のアピール方法をキャリアコンサルタントと解説します。
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⑩努力家
努力家
私は目標達成のために努力を惜しまない姿勢を大切にしています。この強みは所属していたテニスサークルで発揮しました。
テニスは初心者から始めましたが、上級者と対等に試合ができるレベルを目指していました。
そのためには、現在の練習量では少ないと感じ、個別でコーチをつけて自主練習をおこないました。また、体力づくりのために早朝にランニングをおこなう習慣をつけました。
その結果、これまで負けていた選手に勝てるようになり、サークル内でも5本の指に入る強さにまで成長しました。この経験から、努力を続けることで目標を達成できると実感しました。
常に努力することを忘れない姿勢を大切にして、御社の業務にも取り組み、成果を上げていきたいと考えています。
長所別の自己PRでは上記のほかに、協調性も伝えられる強みの一つです。この記事では協調性の自己PRの書き方を解説しています。
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協調性はどの企業でも必要とされる特徴のため、うまく自己PRで伝えられれば高評価をもらえます。企業が求める人物像にリンクした方向性やほかの就活生と差別化されたエピソードを盛り込み、的確にアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。
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- 努力家を強みとして伝えるとき、採用担当者によりアピールするためにはどのようなことに気を付けるべきでしょうか?
数字などの情報を盛り込んで客観的に評価してもらおう
努力家という強みは、主観的な表現が多くなりがちです。私はこんなに努力してきた、できないことができるようになるまで頑張った、と語ったとしても、なかなか担当者には刺さらないのが事実です。
よりアピールするためには、数字や成績を使って客観的に評価できる情報を盛り込むことです。例えば1年間で500冊本を読んだ、と言うと、1日に1冊以上読むほどほぼ毎日読書をしていることが伝わります。
努力とは1日や数日間全力で頑張ることではなく、コツコツと長期間継続できる力です。行動が伴っていれば必ず言葉にも重みが出ます。具体的に表現しながらご自身の努力を伝えてみてください。
ここに気を付けよう! 自己PR書き方の注意点
ここに気を付けよう! 自己PR書き方の注意点
自己PRは企業に自分の強みをアピールできる大切な要素ですが、いくつか気を付けるべき点があります。ここからは自己PRを書く際の注意点を紹介します。
これから書く人も、すでに書いた人も、一つひとつチェックして企業に効果的にアピールできる自己PRを書きましょう。
必要以上に熱意をアピールしない
自己PRは学生が入社後にどれだけ活躍してくれるかを知るためのものです。そこで「なんでもやります」「一生懸命頑張ります」と具体性のない熱意だけをアピールしすぎるのはあまり良い印象を持たれません。一生懸命頑張ることは社会人として当たり前だと思われているので、ほかに伝えたいことはないのかなと思われてしまいます。
熱意だけアピールするのではなく、自分が入社することで企業でどう活躍できるかを中心に伝えるようにしましょう。
面接と履歴書で内容を変えない
面接で話す内容と履歴書に書く内容は一貫性を持つことを意識しましょう。
たとえば、履歴書の自己PRでは「チャレンジ精神がある」とアピールしているのに面接で短所を聞かれたときに「新しいことに挑戦する勇気がない」ことを伝えると、矛盾が生じてしまい説得力に欠けます。
また、違う強みを話すことで学生の人物像がうまくつかめず採用に至らないケースも考えられます。
信憑性を持たせるためにも一貫した主張をおこないましょう。
面接と履歴書の自己PRは、なるべく同じにしておくのがベター。ただし、企業の求める強みがほかにもある場合は、面接前に伝えたいことをまとめておき、関連のある質問がきたら話せるようにしておくと良いですよ。無理に伝えようとしすぎないのがポイントです。
抽象的な内容で書かない
自己PRは、面接で深掘りされることがあります。そのため、曖昧な表現や想像で作成してしまうと面接でうまく答えられず選考に通過できないかもしれません。書類選考に通過することを目標とするのではなく、最終面接を通過できるように自分が自信を持って話せる内容を意識することが大切です。
たとえば、「私は居酒屋のアルバイトで売り上げを増やすことができました」という内容の場合、「先月と比べて1,000円売り上げが上がっている場合」と「昨年と比べて50万円売り上げが上がっている場合」のように書くことができます。どのくらいの期間でどれだけ売り上げを伸ばしたのか、売り上げを伸ばすためにどのようなことをしたのかを、しっかりと自分の言葉で書くことが大切です。
抽象的な表現ではなく、実際の経験をもとにした具体的なエピソードで作成しましょう。
実績ばかりを並べた内容で書かない
自己PRで大切なのは、結果よりも過程を伝えることです。
実績ばかりを並べた自己PRでは、十分なアピールができません。たとえば、「全国大会で1位をとった」「1,000人の参加するイベントを成功させた」という実績はとても素晴らしいものです。しかし、企業は、その結果に至るまでにどのように考え行動したのか、努力の部分を知りたいと思っています。そのため、自己PRでは実績よりも過程を伝えることを意識しましょう。
インパクトのある経験がなくて悩む必要はありません。アルバイトやボランティア活動など日常のなかでの経験で大丈夫です。自己PRは自分の強みをアピールする場であり、自慢をする場所ではありません。課題の解決に向けて努力ができる人間であることを伝え企業に強みのアピールをしましょう。
情報を詰め込みすぎない
自己PRは文字数制限がある場合が多いです。そのため、さまざまな情報を詰め込みすぎると一つひとつのエピソードの深掘りができず、結局何が言いたいのかが採用担当者には伝わりません。
せっかく企業の求める強みを持っていたとしても伝わらなければ意味がないので、アピールする強みは1つに絞り、強みの根拠となるエピソードをしっかり深掘りしていきましょう。
情報を詰め込むのではなく、相手が納得できるように取捨選択をすることが大切です。また、企業は決められた文字数のなかで簡潔に自分を伝えられるかの力も見ています。短い文章のなかでわかりやすく伝えられるように整理してみましょう。
抽象的な表現を具体的にしていくと内容を膨らませることができます。自身の強みや良さを納得してもらうエピソードの解像度を上げるために、状況をセリフや、感情、五感を用いながら説明してみてください。採用担当者の共感を得ることができる魅力的な文章に仕上がりますよ。
短い文章にしない
自己PRは短すぎたり空白が目立ったりすると、熱意がないと思われる可能性があるので注意しましょう。一般的には、履歴書やエントリーシートの自己PR記入欄の8割以上を埋めることが理想といわれています。100~200字程度の少ない文字数で指定されている場合は自己PRの強みの部分をしっかりアピールできる内容でまとめましょう。
注意すべき点は、長い文章も読みづらく採用担当者の負担になるため、長すぎず短すぎずに書くことです。
また、文字と文字の間隔を適度に空けたり、段落を入れることで読みやすさが格段に上がります。これだけでも良い印象を与えることができるので、ぜひ意識してみましょう。
読みやすく丁寧な文字で書く
履歴書を手書きで書く場合には、読みやすく丁寧な文字で書きましょう。文字の書き方一つで印象を大きく変えることができます。字に自信がない人も綺麗な字を書こうとするのではなく、丁寧に字を書くことを意識しましょう。
何百枚ある履歴書のなかでも読みやすい文字で書かれたものは、誠実な人柄や真面目な印象を与えることができ、選考に通る可能性があります。また、文字の大きさにも注意しましょう。文字の大きさがバラバラだったり枠からはみ出してしまうと、せっかく丁寧に書いた文字も意味がなくなってしまいます。履歴書に書く前に下書きをして、文字の配置を考えておきましょう。
万が一、書き間違えてしまったときは修正テープなどは使用せず、最初から書き直すことがマナーです。時間に追われていると文字が雑になったり書き間違ったりすることが増えるので、時間に余裕を持って書くようにしましょう。
- 字に自信がありません。できるだけ手書きを避けたいのですがパソコンで作成した履歴書は印象が悪いでしょうか?
パソコンで作成してもマイナスな印象になることはほとんどない
今の時代、パソコンで書かれた履歴書だからといって、印象が悪くなるケースはほとんどありません。ITや外資系など業界によっては、パソコンがデフォルトになっている会社も増えています。ただし、一部の会社では手書きを指定されることもあるため、そのときは必ず手書きにしてくださいね。
字に自信がなくても、丁寧に書かれた履歴書は相手にきっと伝わるはずです。苦手だと思うかもしれませんが、下書きをしてから清書するなど、自分なりの方法を見つけてがんばってください。
自己PRの書き方をマスターして自信を持って選考に挑もう!
自己PRは書き方を理解することで強みや魅力を効果的にアピールできます。自分の過去の経験を振り返り、深掘りしていくことで自分の強みを見つけてくださいね。
自己PRでは企業の求める人物像をしっかり理解して、入社後に活躍できる人間であることをアピールすることが大切です。自分の人柄や考え方を自己PRに盛り込み、自信を持って選考に挑みましょう。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見る自己分析からわかる強みで自己PRを作成してみよう
自己PRをいきなり書こうとしても「自分の良いところってどこだろう……」と悩んでしまいますよね。謙遜する文化の日本人は特に苦手だと思います。
しかし、誰にでも必ずアピールできる点があるので安心してください。まずは今回記事のなかで紹介した自己分析の方法を通して自分の強みを言語化してみましょう。最近はAIを使って自己PRが作成できる時代になりましたが、まずは自分で作ってみることをおすすめします。
自己理解を深めることで自分らしい自己PRが作成できる
初めから完璧な自己PRが作れなくてOKです。自分の持っている言葉で表現してみましょう。言いたいことを伝えるためにはどうしたらいいか、自分の強みを一番伝えられる経験はどれなのか、自分と向き合い悩みながら考えていくプロセスは自己理解を深めることにつながります。
自己理解ができていると面接本番で深掘りの質問に対しても答えがスラスラと出てくるようになります。食品が発酵する様子を見ていると、言葉も通じるものがあるなと感じます。自己PRも時間をかけて考えていくと、膨らみ、自分らしい味を醸し出すことができるようになります。ぜひ余裕を持って自分自身と向き合い、納得のいく自己PRを作ってみてください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
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