1時間の面接は何が聞かれる? 対策すべき内容を解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/NC Harmony代表

    Eriko Arima〇大手人材紹介会社で約5年、転職者や若者、女性のキャリア支援を担当した。その後はIT企業の採用責任者を務め、現在は幅広い世代を対象にキャリアや就職活動の支援もおこなっている

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  • キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

    Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍

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  • キャリアコンサルタント/fc-styling代表

    Mitsuki Tominaga〇ファッション業界にてスーパーバイザーや採用、お客様相談員を経て独立。大学生の就職支援や高校生向けキャリア講座、中途採用の転職支援事業など幅広い世代の就労支援に従事

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この記事のまとめ

  • 1時間の面接は企業の意図の理解と抜かりない対策が必須
  • 1時間の面接の流れを4段階で解説
  • 徹底的な対策で1時間の面接の突破を目指そう
  • 徹底的な対策で1時間の面接の突破を目指そう

企業のなかには、1時間の面接をおこなうところもあります。15分や30分といった短時間の面接も多いからこそ「1時間も何を聞かれるの?」「どこまで話したら良いの?」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

短時間の面接とは異なり、1時間の面接では、さまざまな要素がより深くチェックされます。そのため、1時間のなかで何を知りたいのかを事前に把握し、それに基づいた回答を準備しておくことが大切です。

記事では、学生の面接対策を日々おこなっている、キャリアコンサルタントの有馬さん、冨永さん、板谷さん、高尾さんとともに、1時間の面接の流れや対策方法について詳しく解説していきます。

また、企業の人事部として多くの面接にかかわってきた高尾さんからは、実際の質問例から、企業が1時間の面接をおこなう理由まで、企業側の視点について教えてもらいました。面接を控えている人はぜひ参考にしてくださいね。

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目次

1時間の面接は面接の流れに沿った対策が重要

1時間の面接にしっかりとした対策をせずに挑むと、せっかくの魅力をアピールできずに選考突破が難しくなってしまう可能性があるでしょう。長時間の面接で自分の魅力を伝え尽くすには、面接の流れを把握したうえで、企業が知りたい情報に的確に答えることが重要です。

記事ではまず、1時間の面接を設ける企業の意図や背景について説明します。長い時間で何を知ろうとしているのかを理解して、面接官の期待に応えられるようにしていきましょう。

次に、面接の流れを4段階に分けて詳しく解説します。それぞれでどのような質問をされるのかをチェックして、イメージを膨らませてみてくださいね。

記事後半では1時間の面接を徹底的に対策する方法と、深掘りされやすい質問も紹介しています。面接が長くなりやすい業界も最後に紹介するので、志望する業界に適した対策ができるようにぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

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なぜ1時間も? 長い時間面接をする意味とは

なかには、「1時間も面接したってことはほぼ合格かな?」と考えている人もいるのではないでしょうか。または「1時間の面接予定だったのに短時間で終わったから不合格かも」と不安に感じている人もいるでしょう。

前提として、一次面接・二次面接・最終面接など選考フェーズによって面接時間が異なることがあります。そのため、面接時間が長かったから、あるいは短時間だったからといって必ずしも合格・不合格が決まるわけではないのです。

面接時間が想定以上に長くなる理由として、単純に面接官が話好きということも考えられます。応募者が話したエピソードに個人的に惹かれ、興味本くらいで話を広げるというケースもあるためです。

また、応募者が自社に合っているかどうかの見極めに時間がかかり、面接時間が延びるという場合もあります。つまり、面接時間の長さによって合否が確定するとは限らないのです。

アドバイザーからワンポイントアドバイス1時間の面接は深掘りのサイン! 多角的な準備が必須

1時間の面接はあまり一般的ではありませんが、最終面接や専門職向け面接、人事カルチャー面接で採用されやすいです。

目的には、企業と応募者の相互理解を深めること、入社への意欲を確かめること、そしてこれまでの経験が今後も再現できるかを確認することがあります。

奇策は不要! 話の整合性を保って面接官とのコミュニケーションを取ろう

実際、1時間の面接を受けるときに意識すべき点は大きく4つです。

まず1点目に、面接では話の軸となるエピソードをあらかじめ3本ほど準備しておきましょう。内容としては、成果を出した経験、失敗から学んだ経験、周囲を巻き込んで行動した経験など、異なるタイプのものが望ましいです。

そして2点目に、STAR法(Situation・Task・Action・Result)を使って簡潔に説明できるようにしておくと効果的です。そのうえで、深掘りされた際には、定量的な根拠や具体的な行動を交えて詳細に語れるように準備しておきましょう。

また、3点目に、逆質問も面接の重要な要素の1つです。質問は、領域や深さが異なるものを3つほど用意しておくと、相手や場の雰囲気に応じて柔軟に対応できます。

4点目に、面接中の姿勢や相手との間合い、沈黙の扱いにも注意が必要です。緊張して頭が真っ白になることがあっても、落ち着いて切り替え、仕切り直す意識を持ちましょう。

面接は評価される場であると同時に、能動的に会話に参加する場でもあります。

最後の5点目は、体力配分への意識です。特に長時間の選考では、前半に力を出し切ってしまうと後半に影響が出てしまいます。ペースを意識しながら、最後まで安定したパフォーマンスを維持することが大切です。

総じて、長いからといって、奇をてらう必要はありません。同じテーマを多角的に深掘りされる前提で整合性を保つことが重要だと覚えておきましょう。

面接時間の平均を知りたい人は、下記の就活QAも確認してみてください。

有馬 恵里子

プロフィール

面接官が複数名いたり、さまざまな視点で質問をしたりするので、1時間という面接時間は企業が多角的に応募者を評価するために必要な時間数です。また、営業のアポイントや社内の面談も基本的には1時間が多いので、企業からすると標準的な時間感覚です。

1時間の面接で見られている3つのポイント

1時間の面接で見られている3つのポイント

  • 人柄:一緒に働きたい人柄か
  • スキル:活躍できるスキルを持ち合わせているか
  • マッチ度:自社の価値観と合った人材か

では、面接官は応募者のどういったポイントに着目して1時間の面接をしているのでしょうか。

面接官は単純にたくさんの質問を投げかけてその回答から応募者について知ろうとしているのではなく、おもに重要な3つの要素を見極めるためにさまざまな視点から質問をしています。

ここでは面接官が1時間の面接で見極めようとしている3つの要素について詳しく解説していきます。面接官の意図を理解することで的を射た回答を用意することができるため、まずはこの3つをチェックしていきましょう。

板谷 侑香里

プロフィール

企業が1時間の面接で見極めようとしていることを理解せずに面接に挑むことで、本来の強みや良さを活かすことができずに、評価が低くなってしまうリスクがあります。企業の求めることを意識することで、面接官の意図を汲み取った回答を用意できるようになりますよ。

①人柄:一緒に働きたい人柄か

面接官は応募者がどのような人柄・性格なのかをチェックして、職場の文化やチームに適応できるかを把握しようとしています。円滑にコミュニケーションを取れることが、職場環境を整えることにつながるからです。

「職場の文化やチームに適応できる人材=一緒に働きたい人材」とも言い換えられるため、企業が求める人材や人物像を事前に調査して、自分と合っているのかを確認しておくと良いです。

面接官に「一緒に働きたい人材だ」と判断された場合は会社との相性が良いということでもあるため、応募者にとっても働きやすい環境である場合が多いです。自分が求められている人材に当てはまるかを企業研究のタイミングでチェックしてみてくださいね

②スキル:活躍できるスキルを持ち合わせているか

まずは一緒に働きたい人柄かどうかをチェックされることを説明しましたが、それだけでは仕事で活躍できる能力があるかどうかは判断できません。

そのため、実務で力を発揮したり貢献したりするようなスキルを持ち合わせているかどうかという点も、1時間の面接で見極められています

入社してすぐ活躍してくれるような即戦力はもちろん、それ以外の長期的な視点で今後活躍してくれそうかという面でも応募者のことをチェックしています。

一緒に働きたいと思える人柄であっても、実務で活かせるスキルがないと判断されれば選考突破の確率は低くなってしまう可能性があります。

応募先企業で求められるスキルを持っていません。スキルの取得に向けて努力をしていることを伝えても選考突破は難しいですか?

冨永 実希

プロフィール

努力の過程を伝えることもアピールになる

自社で活躍してくれそうと思われるには、スキルのアピールは重要です。一方で、必ずしも即戦力となるスキルを持ち合わせていなくても、現在や今後の行動を前向きに伝えることで好印象を残すことにもつながります。

就活をしながら「〇〇の資格取得に向けて勉強中」「△△を学ぶためにオンライン講座を受講している」などのように、現段階でどのように努力をしているのかを具体的に言語化し、取得後どのように活かしたいかを意欲的に伝えましょう。

③マッチ度:自社の価値観と合った人材か

価値観が企業と合致している人材は企業の目標やビジョンなどに共感しやすいため、長期的な雇用関係を築ける可能性が高くなります。これは社員の定着率に直結します。

その逆に、価値観が合っていない人材を採用した場合は、自分らしく働けない・自分に合っていないと感じられてしまう可能性が高まり、短期離職にもつながりかねません。

また、価値観が一致している人は仕事に意義を感じやすく、高いモチベーションを保って働けることが予想されますが、一致していない・合わないという人は仕事の意義を見失いやすく、モチベーションを保てなくなってしまいがちです。

その結果、実績を残すことも難しくなってしまうかもしれません、

そのため、チームと協力して円滑なコミュニケーションを取りながら自社に貢献してくれるかを確認するために、企業は価値観が合っているのかを見極めようとしているのです

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1時間の面接で聞かれる内容とは? 回答例も解説

4段階に分けられる1時間の面接

これまで、1時間の面接で見られている3つのポイントについて解説しましたが「どうすれば、ポイントを踏まえた回答になるのだろう?」と悩む人もいるでしょう。

1時間の面接では、基本的に10~15問程度の質問がされ、一つひとつの質問に対してより深い回答が求められます。短時間の面接とは異なり、表面的な回答では物足りないと判断され、具体的なエピソードや深掘りされた内容まで話す必要があります。

そこでここからは、1時間の面接を4つの段階に分けて、各フェーズで聞かれる質問内容と「どんなふうに答えれば言いか」の具体的な回答例やコツまで詳しく解説していきます。「何分かけて何を話すか」も明確に示すので、実際の面接をイメージしながら対策を進めていきましょう。

アドバイザーからワンポイントアドバイス定番質問の深掘りに備えよう! 経験を構造化がカギ

1時間の面接でされる質問は奇をてらった内容ではなく、定番質問の深掘り版ととらえましょう。実際に聞かれるのは下記のような質問で、回答をする際はより詳細に答えることが必要です。

例①「志望動機の原体験となるエピソードはありますか?」
→解答例「学部で〇を研究し△を実践してきた結果として、顧客の□□を改善できた体験が原体験としてあります。御社の◇◇事業でもこの経験を生かしたいと考えています」

例②「最大の失敗と学びはなんですか?」
→「大学のコミュニティ運営で、私がオンボーディング企画を主導した際、初月継続率が想定の30%を下回る25%まで悪化させてしまいました。

私の役割は企画設計と実装で、失敗の要因はユーザーの離脱理由を仮説だけで決め打ちし、検証設計が甘かったことでした。

そこで離脱ログを分類し、初週体験をA/Bで再設計、VOCフォームを導入して週次で改善サイクルを回しました。結果、継続率は20%台から35%へ回復しました。

学んだのは「仮説より事実が大事である」「一気通貫の検証設計が必要」「可視化と振り返りの習慣が必要」ということです。以後は必ずKPIと検証条件をセットで提示するように徹底しています」

結論ファーストで話そう! 矛盾なく伝えることが重要

また、ケース面接やロールプレイとして、価値観に関する質問などがされる可能性もあります。

1時間だからといって、特別な奇策は不要です。結論→根拠→事実の順で“地図を示す話し方”を心掛けましょう。話が脱線した際は、そこまでの話を要約して戻れるようなスキルも必要になります。

実際、1時間の面接のなかでは、似た意図であっても異なる質問をすることが多いです。その際に戸惑わないように、矛盾の検証と現場での再現性をみるためだと認識しておきましょう。

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開始~5分:応募者の人柄を知るための質問

面接はまず最初のつかみとして、自己紹介や趣味・特技など応募者の人柄を知るための質問から始まることが多いです。応募者の緊張をほぐすために、アイスブレイクとしてこのような質問をする企業もあります。

アイスブレイクだから適当に答えても良いかというと、そうではありません。第一印象を左右する場でもあるため、好印象を残せるようにハキハキとした元気な態度で臨むことが重要となります

もちろんまったく緊張せず面接をすることは難しいでしょう。むしろ対策・準備をしてきたからこそ本番では緊張するもので、話していくうちに緊張感も和らいでいくはずです。

なによりも、開始5分は前向きな姿勢で受け答えをすることが大切なので、明るくハキハキと答えることを意識してみましょう。

人柄を知るための質問の例

  • 「自己紹介をお願いします」
  • 「趣味や特技を教えてください」
  • 「あなたの強み・弱みを教えてください。

自己紹介の回答例

〇〇大学経済学部の△△と申します。学生時代はアルバイトリーダーとして店舗運営に携わり、チームをまとめる力を身に付けました。本日は貴重な機会をいただき、ありがとうございます。精一杯お話しします。

趣味の回答例

読書が趣味で、特にビジネス書を月5冊ほど読んでいます。さまざまな視点を学ぶことで、物事を多角的に考える習慣が身につきました。読書を通じて得た情報を自分なりに整理して、周囲に共有することでコミュニケーション力の向上にもつながっています。

強み・弱み

私の強みは、リーダーシップにあります。学生時代は野球部の部長をしていて、約50人の部員を率いていました。ただ、部員のためになることがしたいという思いが強すぎるあまり、自分のキャパシティーを超える量の仕事を引き受けてしまうことは弱みだと思っています。

有馬 恵里子

プロフィール

応募者の人柄を知るための質問に回答する際は、回答内容と与える印象との一貫性を意識しましょう。たとえば論理的思考力を強みと伝えているのに話にまとまりがなかったり、コミュニケーション力をアピールしているのに目を合わせなかったりすると説得力がありません。


こちらの記事では人柄を知るための質問の回答例や準備の仕方を解説しています。「答え方に自信がない……」という人はぜひ参考にしてくださいね。

自己紹介
面接の自己紹介の作り方・伝え方|やってはいけないNG例も紹介

趣味
例文21選|面接で趣味はどう答える? 個性が伝わる回答方法を伝授

特技
回答例60選! 面接で「特技は何ですか?」と聞かれたときの答え方

強み
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法

弱み
就活で使える弱み100選! 短所を悪印象なくプラスに見せる秘策

下記の就活QAでは、面接で人柄が重視されている理由を解説しているので、気になる人は確認してみてください。

5~15分:応募者が企業を理解しているかを確認するための質問

企業は、応募者の入社意欲や熱意がどれほどかを知るために、自社についてしっかりと理解しているのかを確認しようとしています。志望度が高い学生ほど、企業分析を徹底的にして対策をしていることが多いからです。

こうした志望意欲がわかる質問は特に1時間の面接では深掘りされやすいため、対策が必須になります。

応募先企業を理解できているかどうかを確認するための質問に対して、回答で入社意欲や熱意をアピールするためには、企業研究をおこなった結果を踏まえて回答するようにしましょう

また、企業研究をする際は応募先の企業のみに目を向けてしまいがちですが、同業他社との違いを明確に理解することも大切です。「なぜ他社ではなく応募先企業を選んだのか」への答えを見つけて、下記の質問例を参考に回答を用意してみてください。

企業を理解しているかを確認するための質問の例

  • 「当社のミッションやビジョンについてどう考えていますか?」
  • 「当社の製品やサービスを利用したことはありますか?」
  • 「当社の価値観に共感する点を教えてください」
  • 「なぜ同じ業界の他社ではなく当社を選んだのですか?」
  • 「当社と競合他社の違いは何だと思いますか?」
  • 「入社後にやりたいことは何ですか?」

志望動機の回答例

御社を志望する理由は大きく3つあります。まず1つ目は、御社が掲げる『顧客第一主義』という理念に深く共感したことです。顧客のニーズを最優先に考え、常に期待を超えるサービスを提供しようとする姿勢は、私が最も大切にしたい価値観と一致しています。

2つ目は、業界No.1の技術力を持ち、それを活かして社会課題の解決に積極的に取り組んでいる点です。社会に貢献できる製品やサービスを提供し続ける姿勢を感じ、私も貴社の一員として働きたいと感じています。

3つ目は、若手社員にも裁量を与え、意欲や能力に応じて仕事の幅を広げられる風土があることです。主体的に行動できる環境に身を置くことで、より高い成果を上げられると確信しています。

入社後は営業職として顧客との信頼関係を築き、御社の長期的なビジネスの発展に寄与したいと考えています。

競合比較についての回答例

競合他社と比較すると、御社は技術革新力の面で独自の強みがあると感じました。ただ、B社も長年築いてきたブランド力により、高い信頼と認知度があると考えます。しかし、御社は技術革新力にとどまらず、きめ細やかな顧客サポートの面でも優位性があると感じています。

特に、最新技術を積極的に取り入れながら、顧客のニーズに真摯に向き合う姿勢は、競合にはない大きな強みです。この2つの強みが、顧客満足度の高さに起因しているのではないかと考えます。

表面的な情報ではなく、企業研究で得た具体的な事実や数値を交えることが重要です。

給料の高さと安定性に惹かれて応募したので、同業他社との違いがわかりません。どのように比較すれば良いですか?

板谷 侑香里

プロフィール

企業のHPや四季報をチェックして比較する情報を集めてみよう

企業のホームページ(HP)で企業のミッション、ビジョンと社員のインタビューなどで雰囲気をつかんでおきましょう。

企業の提供するキャリアパスや研修制度、リモートワークの可否などの働き方についての違いなども検討材料の一つになります。会社四季報は企業の情報を端的に凝縮して掲載されているため、同業他社の違いを検討する際に有益です。

証券会社のアプリなどから企業の四季報を無料で確認することができるので、チェックしてみてください。上場企業の場合はIR情報を通して、企業の全体像についてつかむこともできます。

企業研究ノートを作成して調べた情報を整理することで、効果的に就活に活用できます。こちらの記事で作成方法を解説しているのでぜひチェックしてくださいね。

「そもそも企業研究のやり方がわからない」という人は、こちらの記事を参考に企業理解を深めていきましょう。企業研究(分析)の方法を詳しく解説しています。

15分~45分:応募者の経験やスキルを把握するための質問

面接官は応募者の経験やスキルを把握するための質問で、自社で活躍できる能力があるか、あるいはこれから伸ばせる潜在的な能力があるかをチェックしようとしています。そのため、質問への回答を用意する際は今までの自分の経験やスキルなどを棚卸しをしておく必要があります。

1時間の面接では一人ひとりを見極める時間がある分、このような質問をする際、頻出質問を一気に投げかけるのではなく、学生にたくさん話してもらいたいと考える企業が多いです。

また、回答に附随した質問をして応募者のスキルをさらに深掘りしたり、あえて追加質問をせずに待つことで学生の回答力や柔軟性といったコミュニケーション能力を測ったりするような企業もあります

このような形式に対策をせず、一問一答式で回答だけ暗記して面接に臨むと、言葉がうまく出ずに詰まってしまう事態になりがちです。徹底的な自己分析を通して自己理解をしっかりと深め、深掘り質問にも対応できるような回答を用意しておきましょう。

また経験やスキルについて回答する際は、入社後に再現性があることをアピールすることも大切です。経験やスキルを通してどのように活躍・貢献できるのかを考えながら、下記質問例を参考に回答を用意してみてください。

応募者の経験やスキルを把握するための質問の例

  • 「自己PRをお願いします」
  • 「学生時代に力を入れたことは何ですか?」
  • 「今までの挫折経験を教えてください」
  • 「あなたの長所と短所を教えてください」
  • 「大学ではどのようなことを学びましたか?」

自己PRの回答例

私の強みは課題解決力です。学生時代の飲食店アルバイトで、顧客満足度が60%と低迷している状況がありました。そこで、原因を明確にするために、顧客へのアンケート調査を自ら企画・実施し、分析した結果、待ち時間の長さが主な要因であることがわかりました。

そこで、自ら進んでスタッフのシフト配置や業務フローを見直し、ピークタイムに人員を増やすなど改善策を提案しました。その結果、店長も提案を受け入れてくれ、顧客満足度は60%から85%まで大きく向上し、リピート率の増加にもつながったのです。

この経験から、これまでの経験や感覚に頼るのではなく、データに基づいた分析と具体的な改善策の提案が、問題解決には不可欠だと学びました。御社においても、営業データを活用して課題を的確に把握し、売上の向上に貢献したいと考えています。

ガクチカの回答例

私は学園祭実行委員として、前年比20%増加の来場者数を達成することができました。これまでは約8,000人の来場者でしたが、9,600人まで増やすことができたのです。

その際に私たちがおこなったのは、ターゲットとなる学生層や地域の方のニーズを調査することです。そのうえで、SNSを積極的に活用して情報発信をおこなうことで、より多くの人に学園祭の魅力を届けることができました。特に、InstagramやXでのキャンペーン企画やリアルタイムでのイベント情報発信が、若い層の興味を引き、集客に大きく寄与しました。

この経験から、戦略を考えるときには、一次データをしっかりと取得することが大事だと実感しました。御社においても、このマーケティング思考を活かし、新規顧客の開拓や市場拡大に貢献していきたいと考えています。

自己分析のやり方はこちらの記事で詳しく解説しているので、自己分析のやり方がわからない人はぜひ参考にしてください。

冨永 実希

プロフィール

ガクチカと大学時代学んだことはやってきたことだけを話すのではなく、何を得たのか、どんな気付きがあったのかなどを付け加えるようにしましょう。また、これらは自己PRと混同されがちなので注意が必要です。

挫折経験については、どうやって乗り越えたのかという行動を中心に聞きたいのが面接官の本音です。長所や短所は自分自身を振り返って端的にまとめるようにしましょう。

こちらの記事では上記の質問に対する回答の例文や作成方法について解説しています。まだ回答を用意できていないという人は、記事を参考に作成してみてください。

自己PR
自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授

学生時代に力を入れたこと
例文12選|「学生時代に力を入れたこと」が簡単に作れる3ステップ

挫折経験
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?

長所
例文25選|面接での長所の答え方で差別化する方法を解説

短所
短所一覧と例文60選|面接の印象をぐんと上げる短所の伝え方のコツ

大学で学んだこと
例文13選|就活の「大学で学んだこと」は3ステップで必ず見つかる

45分~1時間:応募者から企業への逆質問

面接の終盤では、ほとんどの場合逆質問の時間が設けられます。企業分析だけではわからなかった点や不安な点、明確にしておきたい点などを積極的に質問してみましょう。

「特に質問することはない」と考えている人もいるかもしれませんが、1時間の面接では少なくとも3つは質問してみることをおすすめします

積極的に質問することで入社意欲が高いというアピールにもなりますよ。企業分析をしてもよくわからなかったことや、業務に関する疑問点など、面接前に聞きたいことを用意しておくと安心です。

面接中の面接官との会話で気になったこともあれば質問してみてください。事前に準備してきた質問内容だけでなく、実際の会話を通して浮かんだ疑問について質問することで、面接官とコミュニケーションを取ろうとしている意識が伝わり、好印象を残すことにもつながります。

効果的な逆質問例

  • 「入社1年目で期待される成果はどのようなものか知りたいです」
  • 「チームの雰囲気や働き方の特徴を教えてください」
  • 「今後の事業展開で注力する分野を教えてください」

注意点として、HPでわかるような簡単な質問などは逆質問でしないようにしましょう。調べればすぐにわかるような情報を質問をすることで、「企業研究が不十分なのではないか」と面接官に思われてしまう可能性があるからです。

なかには、逆質問が思いつかないという人もいるでしょう。しかし、質問はないと答えてしまうと危険です。下記の就活QAから、逆質問の重要性を確認しましょう。

逆質問の時間が長くて余ってしまう時、うまく場を持たせるコツはありますか?

有馬 恵里子

プロフィール

逆質問への回答から話を膨らませることを意識しよう

事前に質問を準備しておくのはもちろんですが、一つひとつ答えをもらうことだけに意識を向けていると手持ちの質問がなくなったときに困ります。

逆質問は企業との一問一答で終わらせるのではなく、企業がくれた回答に対して「それは面白そうですね」「その部分をもう少し詳しく教えてください」など、自分の考えやさらに踏み込んだ質問で話をつなげていきましょう。

そうすると会話も深まり、興味を持ってくれているなというポジティブな印象も与えられます。

逆質問が思い付かないという人はこちらの記事をチェックしてみましょう。逆質問の例文を紹介しています。

逆質問は、選考フェーズによって適切なものが異なることがあります。こちらの記事ではそれぞれのフェーズで聞いた方が良い逆質問を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

一次面接の逆質問
一次面接の逆質問例60選|4つのポイントを押さえて好印象をつかもう

二次面接の逆質問
二次面接の逆質問50選! 一次より踏み込んだ質問で好印象を狙おう

最終面接の逆質問
最終面接の逆質問30選! 内定をつかむ必須準備と差別化のコツを解説

社長面接の逆質問
状況別17例文|社長面接の逆質問で絶対押さえたい3大要素

集団面接での逆質問
集団面接での逆質問は何を聞けば良いでしょうか?

実際、1時間の面接は、どれくらいの質問数になるのか気になる人も多いでしょう。そんなときは、下記の就活QAから1時間の面接における実態を探ってみましょう。

面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!

面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。

そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。

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面接のフェーズが違っても1時間の面接の流れは同じ? 就活の専門家が解説

面接を担当する面接官は選考フェーズによって異なることが多く、一次面接では人事担当者、二次面接では部門のマネージャーやリーダー、三次面接や最終面接では役員や社長が担当することが一般的です。

こういった違いがあるように、1時間の面接の流れもフェーズによって異なるのでしょうか。どのフェーズでも自信を持って面接に挑めるようにするために、キャリアコンサルタントの板谷さんの解説を詳しく見ていきましょう。

アドバイザーからワンポイントアドバイス面接の流れは基本的に同じ

企業にもよりますが、一次面接、二次面接、最終面接と、アイスブレイクからスタートして応募者からの質問で終わるという基本的な流れはある程度変わらないと思います。

質問の特徴は異なることが多いためフェーズに沿った対策が必須

それぞれの面接の特徴としては、一次面接は志望動機や困難な状況で冷静に対処できるとわかるエピソードなどから基本的な価値観を知ろうとすることが多いです。学校生活で特に力を入れたことを質問されるなど基本的な質問が多いです。

二次面接では、専門的な業務スキルや企業文化に関する質問、協調性やコミュニケーション能力がわかるエピソードを通して、企業の価値観と合うかどうかが評価されます。

最終面接では、最終的な判断を下すための全体的な適性や価値観の一致に関して評価するための質問をおこないます。勤務条件に関しての具体的な話や他社の選考状況についての確認がなされることもあります。

面接のフェーズによって質問内容が変化するため、各フェーズに沿った準備をおこなっていきましょう。

39点以下は要注意!
あなたの面接力を診断してください

「面接に自信がない」「今のままで選考通過できるか不安」そんな就活生は自分の面接力を知ることからはじめましょう!

たった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」がおすすめです!。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”“改善点”が明確になり、対策もしやすくなります!

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
・まだ面接を受けたことがない人
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人

3ステップで対策強化! 1時間の面接を自信を持って乗り切る方法

3ステップで対策強化! 1時間の面接を自信を持って乗り切る方法

  • 頻出質問対策:一貫性を意識して魅力が伝わる回答を用意しよう
  • 深掘り質問対策:「なぜ?」を繰り返して深掘りに備えよう
  • 面接練習:模擬面接を重ねて自信がつくまで練習しよう

1時間の面接の意図や流れなどの基本的な情報を理解できたら、早速対策をしていきましょう。1時間の面接は30分などの短時間の面接よりも力を入れて対策をする必要があります。

短い時間の面接と比較して問われる質問内容が多かったり、スキルを深掘りされたりすることがあるからです。しっかりと対策をせずに面接に挑めば、対策不足なことが面接官に伝わってしまい、マイナスイメージを残してしまうことになりかねません。

そこでここでは、3ステップで1時間の面接対策を徹底的にする方法を解説します。自信を持って乗り越えられるように、一つずつ手順を踏んでいきましょう。

ステップ①頻出質問対策:一貫性を意識して魅力が伝わる回答を用意しよう

1時間の面接では、短時間の面接より多くの質問を投げかけられることがほとんどです。

たくさんの質問に対する回答を用意することはもちろん必要ですが、これらの回答内容に一貫性を持たせることを意識すると、あなたの魅力を面接全体を通じてアピールすることができます。

たとえば営業職を志望しているのにもかかわらず、短所を聞かれた際に「初対面の人と話すことが苦手」と回答すれば、適性がないと判断されて落とされてしまう可能性があります。

一貫性のある回答を用意する際は、自分史を活用することをおすすめします。自分史は過去の出来事を表に書き出して時系列順で振り返っていくため、情報を整理することができます

書き出したエピソードから自分の価値観や考え方を客観的に分析できるため、一貫性のある回答を用意する際に大いに役立ちます。自分史を活用して一貫性を意識した回答を用意してみてください。

「自分史の作成方法がよくわからない」という人はこちらの記事を参考にして作成してみましょう。記入例付きで自分史の作り方を詳しく解説しています。

有馬 恵里子

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一貫性を意識した回答をすることで、芯が通った自律した印象を与えられます。自分自身をしっかり把握して的確に伝えられる社会人基礎力があることを印象付けられ、説得力も増します。

逆に一貫性がないと自己理解の進んでいない頼りない印象になります。

こちらの記事では面接で聞かれる頻出質問を紹介しています。それぞれ回答例も紹介しているのでチェックしておきましょう。

ステップ②深掘り質問対策:「なぜ?」を繰り返して深掘りに備えよう

1時間面接だと面接時間が長い分、一つのテーマを深掘りされやすい傾向にあります。そのため、特定の質問に対して深掘りされた場合の対策をしておくようにしましょう。

深掘りされる質問への対策は、自分の回答に「なぜ?」を繰り返して回答を広げていくことが効果的です。イメージが湧かないという人は下記の例を参考にして深掘り対策を進めてみてください。

深掘り質問への対策例

「なぜこの業界を志望したのか?」
→興味があったから

→「なぜ興味があったのか?」
→〇〇といった商品を使ったことがあるから

→「なぜその商品が良いと思ったのか?」
→△△という点に魅力を感じたから

→「なぜ魅力を感じて業界に興味を持つようになったのか?」
→自分もそういった魅力のある商品の開発に携わりたいと思ったから

深掘りされやすい質問は後述するので、後ほどチェックしていきましょう。

板谷 侑香里

プロフィール

深掘り質問への対策として、関連する出来事についてあらかじめ簡潔に答えられるように用意しておくと良いでしょう。

たとえば「失敗経験」であれば、単に失敗経験の事例を用意しておくだけでなく、失敗から学ぶ姿勢や同じ失敗を繰り返さないようにするための工夫、失敗への対応力がわかるエピソードなどが関連する出来事として挙げられます。

マインドマップを作成することで一つの質問に対して回答を広げられるため、効果的に深掘り質問への対策ができます。こちらの記事でマインドマップの作成方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ステップ③面接練習:模擬面接を重ねて自信がつくまで練習しよう

面接では回答内容をしっかりと用意することも大切ですが、面接の練習を重ねてスムーズに回答できるようにしておくことも忘れてはいけません。

面接という慣れない場では緊張しやすく、普段通りに受け答えができなくなってしまう可能性があるため、「頭が真っ白になって何も答えられない」という状況を避けるためにも、しっかりと面接練習をしておきましょう。

面接の練習をする際は、本番を想定して面接練習をする模擬面接を重ねていきましょう。

家族や先輩・友人などの知人に面接官役を依頼する場合は、相手が遠慮してしまうことで指摘がもらえず、なかなか改善点が見つからないことがあります。またキャリアセンターは、就活の時期になると予約が埋まってしまい、思うように面接練習を重ねられない可能性もあります。

そのため、家族や先輩・友人、キャリアセンターだけでなく、就活事情に詳しい就活エージェントを活用して模擬面接をする方法もおすすめです。

1時間の面接はさまざまな視点から質問を投げかけられるため、複数回の面接練習だけでは足りません。身近な人・就活情報に精通した人両方のアドバイスを参考にして、さらなる改善を目指していきましょう。

冨永 実希

プロフィール

模擬面接を効果的におこなうためには、大前提として本番同様の準備をしておくことをおすすめします。自己分析、ガクチカとその結果、応募先を選んだ理由から将来の活躍イメージまで、時系列に考えるとまとめやすくなります。

そのうえで、フィードバックで見つかった自分自身の課題を本番に向けてブラッシュアップすると良いですよ。

こちらの記事では模擬面接をする際のコツを詳しく解説しています。効果的に練習を重ねるために、ぜひチェックしてみてくださいね。

面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!

自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?

面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。

39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • もうすぐ初めての面接がある人
  • 自信のあった面接に落ちてしまった人
  • 面接への不安を和らげたい人

会社によっても時間が異なる!? 面接が長くなりやすい業界や企業もチェック

会社によっても時間が異なる!? 面接が長くなりやすい業界や企業もチェック

選考フェーズによって面接時間が長くなることもありますが、業界や会社によっても面接時間の長さにはある程度傾向があります。事前に面接時間が長い傾向にある業界や企業を知っておくことで、しっかりと対策をすることができるため、把握しておくことで選考突破率を上げることにつながります。

ここでは、面接時間が長くなりやすい業界や企業を紹介していきます。志望している業界や気になる企業が入っているかどうかチェックしてみてくださいね。

コンサルティング業界

顧客企業の経営課題への解決策を提案・改善させる仕事をするコンサルティング業界は、論理的思考力や問題解決力が重視されます。このような実践的なスキルを応募者が持ち合わせているかどうかを確認するために、面接時間が長くなる傾向にあります。

面接では、応募者が実際のコンサルティング業務で直面するようなビジネス課題をどのように解決に導くかを問うケーススタディや、ロールプレイが含まれることがあります。こういった問題では分析力や提案力をチェックされるため、面接本番前にしっかりと練習しておきましょう

冨永 実希

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コンサルティング業界では、論理的に話すことやロジカルさが重要視されています。そのため、面接ではPREP法やホールパート法などをもとに結論から先に話すこと、なぜそのように考えるのか根拠を明確にすることを意識しておきましょう。

面接ではそれらの整合性があるか、深掘り質問をされるため時間を要すと考えられます。

コンサルティング業界の面接では、フェルミ推定が出題されることが多くあります。こちらの記事でフェルミ推定を攻略する方法を解説しているので、参考にして徹底的な対策をしましょう。

こちらの記事ではコンサルの志望動機でほかの学生と差別化する方法を解説しています。コンサルティング業界を志望しているという人はぜひ参考にしてみてください。

金融業界

金融業界の多くの職種では、実務では結果が重視されるような成果主義が多い傾向にあります。このような業務は長時間労働になりやすかったりさまざまな面でのストレス耐性が求められたりすることがあるため、業界や職種に応募者がマッチしているのかを面接官は面接を通して慎重に評価しています。

これらの能力の有無を判断するには、過去の経験や具体的な価値観・特性を確認する必要があるため、面接時間が長くなりやすいです。

また、投資銀行やリスク管理などといったポジションでは、高度な専門的スキルが求められます。こういったスキルの有無を確認するために技術的な質問や実践的な課題が課されることもあるため、時間が長くなりやすい要因とも言えます。

さらに、コンサルティング業界と同様に金融業界でも、ケーススタディを用いた面接がおこなわれる場合もあります。このように、問題解決力や分析力、柔軟性を測るために面接時間が長くなる傾向にあるのです

問題解決力や柔軟性は自己PRでアピールすることができます。こちらの記事で詳しいアピール方法を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

問題解決力
自己PR例文付き|問題解決能力を鍛えるコツと就活でのアピール方法

柔軟性
13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ

こちらの記事では金融業界とその志望動機の書き方を詳しく解説しています。金融業界に興味がある人は記事を参考にして業界理解を深め、志望動機を作成してみてください。

金融業界について
金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖

金融業界の志望動機
金融の志望動機の書き方! 難関企業も狙える構成4パターンを解説

IT業界

特定のプログラミング言語やフレームワーク、ツールの知識・スキルが求められるIT業界も、企業によっては面接時間が長くなることがあります。人柄ももちろん大切ですが、活躍できるスキルや能力があるかを重視するからです。

特に、上級エンジニアやアーキテクトのポジションでは大規模システムの設計・開発能力が求められるため、スキルを詳細に深掘りされることがあります。

そのためIT業界を志望する場合は、実務で活用できるスキルや能力を徹底的に棚卸して言語化し、自分の言葉で伝えられるように準備しましょう

内部リンク
IT業界を志望している人は下記の記事をチェックしておきましょう。IT業界の詳細や志望動機の書き方を詳しく解説しています。

IT業界について
IT業界を徹底解剖! 押さえておきたい将来性やトレンドまで解説

IT業界の志望動機
IT業界の受かる志望動機の書き方|職種別の例文10選も紹介

外資系企業

外資系企業では英語でのコミュニケーション能力やグローバルな視点を持った人材を求めるため、ディスカッション形式の面接になることが多く、時間が長くなることがあります

応募者の言語スキルを正当に評価するために、英語を交えて面接をおこなう場合も多くあります。面接自体がすべて英語でおこなわれることもあれば、日本語と英語の両方でおこなわれることもあり、この点は企業によって異なります。しかし、英語を用いた面接は通常の日本語だけの面接と比較して長い時間になる傾向にあるので、理解しておきましょう

企業説明会に参加したりOB・OG訪問をしたりして、事前に面接の特徴をつかんで対策をしてくださいね。

初めて外資系企業の面接に挑みます。英語での1時間の面接は、何から対策すれば良いですか?

有馬 恵里子

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日本語での面接の準備と基本的には変わらない

まず、自己紹介や自己PR、志望動機等一般的な面接での質問項目に対して日本語で準備している回答を英語で話せるようにしておきましょう。実際に声に出して話す練習をしておくことが重要です。

また、日本語でのやりとり以上に結論から話すことが大切です。そもそも何を聞かれているかわからなくならないように、回答内容の準備だけでなく、想定される質問は英語でどう聞かれるか予想して耳を慣らしておくと良いでしょう。

外資系企業への就職を目指している人は、こちらの記事を参考にして対策を深めて言ってください。英語での志望動機の書き方や面接対策のやり方、英語力をアピールする方法を詳しく解説しています。

英語の志望動機の作成方法
例文3選|英語の志望動機を簡単に作成する方法を4ステップで大公開

英語面接の対策方法
英語面接を完全対策! 絶対に欠かせない3つの鉄則と質問例60選

広告・マーケティング業界

商品やサービスが売れるように広告を出す広告業界や、ヒット商品に携われたり自分のアイデアを用いて商品開発ができたりするマーケティング業界は、学生に人気な就職先です。

企業はたくさんの学生のなかから採用する学生を判断しなければならず、自社にマッチした学生を見極めるために面接時間が長くなる傾向にあります。

また広告業界やマーケティング業界では、業務でプレゼンをする機会が多く、プレゼンテーションスキルが重要となるため、面接の一貫として応募者にプレゼンテーションを求める場合があります。問題解決力を測るケーススタディを用いることもあるため、面接時間が長くなる要因とも言えます

広告業界を志望しています。プレゼンテーションが苦手なのですがどのように対策すれば良いですか?

冨永 実希

プロフィール

「印象」と「伝え方」を意識して対策しよう

プレゼンテーションとは英語で「表現」「提示」「紹介」という意味です。就職活動においても面接は一つのプレゼンテーションといっても過言ではないでしょう。

まず印象については、主張したい点を強調するよう、大きな声でアイコンタクトを交えて話すと良いです。また、手を大きく広げるなど動きを加えたジェスチャーを入れることで伝えたいことが強調されます。

伝え方については、結論ファーストで話すことを意識してください。結論・理由・事例・結論の順に話す最もスタンダードなPREP法、伝えたいことが複数ある場合はホールパート法、短時間の場合に有効なSDS法などがあります。自分にとってどの方法が適しているか検索しておきましょう。

広告業界やマーケティング業界に興味がある人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。志望動機の書き方や仕事に就く方法について解説しています。

広告業界の志望動機
例文7選|広告業界で勝ち抜く志望動機の書き方と差別化のコツ

マーケティング職に就く方法
新卒でマーケティング職に就くには? 仕事内容から対策まで徹底解説

こちらのQ&AではWebマーケティングの将来性についてキャリアコンサルタントが回答しています。マーケティング業界を志望している人はこちらのチェックして、不安材料をなくしておきましょう。

商社業界

商社業界では幅広い業務に対応できる総合力が求められるため、経歴やスキル・価値観などについて詳細に確認されることが多くあります。総合商社は、商社業界のなかでも特に多岐にわたる業務を扱うため、面接時間が長くなりやすいです。一般的に体育会系の社風の業界でもあるため、1時間の面接を通して総合力だけでなく根性や粘り強さ、素直さも見極めている可能性が高いです。

また、商社業界は多国籍な取引をおこなう場面も発生します。そういった場面で必要とされる英語などの言語スキルを確認・評価するために、英語を交えたディスカッションがおこなわれたり、プレゼンテーションを求められたりすることもあります

経歴やスキルだけでなく言語能力を面接で詳細を確認されるため、面接時間が長くなる傾向にあるのです。

商社業界を志望している人はこちらのQ&Aをチェックしておきましょう。商社業界の将来性についてキャリアコンサルタントが回答しています。

商社業界は選考倍率が高いため、選考突破には徹底的な業界理解が必須となります。こちらの記事で5大商社・7大商社・総合商社について詳しく解説しているので、商社業界を志望している人は記事を参考に理解を深めていきましょう。

5大商社
5大商社を徹底比較! 事業や社風の違いから内定への道筋まで解説

7大商社
7大商社への就職を成功させる3つの対策|各社の特徴や魅力も解説

総合商社
総合商社の仕事が丸わかり! 7大商社の違いと就活術もプロが解説

内部リンク
商社業界では英語力が求められることが多いため、アピールすると活躍できる能力があるという印象を持ってもらえる可能性があります。こちらの記事で英語力のアピール方法を解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう

不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。

そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。

簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • 近く面接本番を控えている人
  • 自分の面接の改善点を知りたい人
  • 過去の面接で力を発揮しきれなかった人

1時間の面接で深掘りされやすい質問とは? フェーズ別で紹介

1時間の面接で深掘りされやすい質問とは? フェーズ別で紹介

  • 一次面接:応募者の人柄・スキル・志望動機を問うものが多い
  • 二次面接:応募者の具体的な適性や価値観を問う質問が多い
  • 三次・最終面接:最終的な確認をするための質問が多い

面接が長くなる理由の一つに、普段の面接よりも深掘り質問が増えることが挙げられます。これは、踏み込んだ質問を通じて学生の考えをより深く知りたいという意図があるからです。

ただ、「1時間の面接でどんな深掘り質問がされるの?」「どんな準備をすれば良いの? と不安に感じる人も多いでしょう。1時間面接では時間に余裕があるため、通常の質問に加えて「なぜそう思うのか?」「具体的にはどうしたのか?」といった深掘り質問が必ず出てきます。

以下では、一次・二次・最終面接のフェーズ別に深掘りされやすい質問と、効果的な回答例やコツを具体的に解説していきます。

一次面接:応募者の人柄・スキル・志望動機を問うものが多い

一次面接では基本的な質問をされることが多く、二次面接や最終面接などのほかのフェーズと比較するとそれほど深掘りされることはありません。

しかし企業によっても面接の特徴に違いがあます。なかには一つの質問に対して3つの深掘りをするような企業もあるようです

たとえばガクチカであれば、「学生時代に努力をしたことはなにか」「なぜその活動に力を入れたのか」「その目標を達成するためにはどんな困難があったか」というように、一つのテーマを深掘りされることがあります。このような深掘り質問に対してその場で回答するのは難しいため、しっかりと対策をして臨むようにしましょう。

一次面接は、落とす人を見極めることを目的に面接を実施しているため、先でも述べたとおり応募者の人柄やスキル、志望動機などの基本的な質問をされることがほとんどです。基本的な質問例として下記を紹介しているので、参考にして回答を用意してみてください。

一次面接で深掘りされやすい質問の内容例

  • 自己紹介に関する質問
  • 志望動機に関する質問
  • 学生時代に力を入れたことに関する質問
  • 自己PRに関する質問
  • 今までの失敗・挫折経験に関する質問

ガクチカの深掘りの例

「なぜその活動を選んだのですか?」
「困難はありましたか? どう乗り越えましたか?」
「その経験を仕事でどう活かしますか?」

「なぜその活動を選んだのですか?」の回答例

私は大学生活のなかで、何か大きな目標に向かってチームで取り組む経験をしたいと考えていて、そこから学園祭実行委員という活動を選びました。

もともとイベント企画や運営に興味があったので、自分の力を試してみたいという思いがありました。

また、大人数を巻き込みながら物事を進める力や、チームで成果を出すための工夫を実践的に学べると考えたため、挑戦したという経緯です。

板谷 侑香里

プロフィール

もし私が一次面接の面接官の場合、今までの失敗や挫折経験を質問します。具体的な状況やその方の立場や役割、どのように取り組んだのか、最終的な結果、そしてその経験を仕事にどう活かせるかなどを深掘りしながら質問していきたいと思います。

こちらの記事では一次面接を突破するコツや頻出質問、回答例とやってしまいがちなNG例を紹介しています。これから一次面接に挑むという人はぜひ参考にして、徹底的な対策をしましょう。

一次面接突破のコツ
一次面接を突破する4つの秘訣|頻出質問や落ちる人の特徴も解説

一次面接の質問と回答例
一次面接の質問&回答例11選|受かる答え方のコツを企業目線で解説

一次面接が30分で終わり不安に感じている人はこちらのQ&Aを参考にしてみてください。転職の面接になりますが30分で終わる場合についてキャリアコンサルタントが回答しています。

二次面接:応募者の具体的な適性や価値観を問う質問が多い

二次面接では学生の人柄や企業とのマッチ度が重要視されるため、一次面接より深掘りされることが多くあります。一次面接と同じような対策では選考突破が難しくなる可能性があるので、二次面接に特化した対策をするようにしてください。

二次面接では、面接官は人事担当者ではなく現場の責任者や管理職であることがほとんどです。そのため、さらに実務的な質問や踏み込んだ質問をされることが増えることが考えられます。

下記に深掘りされやすい質問内容の例を紹介しているので、自分が働いている姿をイメージしながら回答を用意していきましょう。

二次面接で深掘りされやすい質問の内容例

  • 一次面接で話した内容の詳細
  • 自己紹介・自己PRの詳細
  • 志望動機
  • 将来のキャリアビジョン
  • 企業文化や価値観へのマッチ度
  • 具体的な業務に関するもの
  • 価値観に関する質問

価値観の深掘りの例

「当社の価値観で共感する点は?」
「なぜその価値観に共感するのですか?」
「あなた自身の価値観と照らし合わせてどう思いますか?」
「その価値観を仕事でどう実践しますか?」

「当社の価値観で共感する点は?」の回答例

「顧客の期待を超える価値を提供する」という価値観に強く共感しています。私自身、カフェでのアルバイトの経験を通じて、顧客の立場で物事を考えることの大切さを学びました。

ただ対応する”のではなく、どうすれば期待を超えられるかという視点で仕事をしていたことが、顧客満足度向上にもつながりました。貴社の価値観と自分の考え方が一致していると感じ、より強い関心を持ちました。

冨永 実希

プロフィール

二次面接では面接官に応じた準備が必要です。直属の上司、先輩など一緒に働く人の場合、適性を把握するための質問が考えられます。応募職種を志望したきっかけや理由、活かせるスキル知や識などの棚卸しをしておきましょう。

面接官が経営層の場合は、同業他社と比較してなぜこの会社に入りたいと思ったのか、将来どのようになりたいのかなどキャリアイメージを具体的に考えておくと良いと思います。

こちらの記事では二次面接の対策方法について詳しく解説しています。頻出質問や深掘り質問の具体例も紹介しているのでチェックしてみてくださいね。

二次面接は深掘り質問に注意! 回答例や失敗する学生の特徴を解説
二次面接で見られるところを知りたいです。

三次・最終面接:最終的な確認をするための質問が多い

一次面接・二次面接とすでにたくさんの質問をされてきたことで、三次以降の面接ではどんな質問をされるのか想像がつかないという人も多いのではないでしょうか。

三次面接など選考終盤のものや最終面接では基本的に役員以上の人が、応募者が本当に自社とマッチしているのかを最終確認をします。面接官が最終判断を下す場であるため、活躍できるポテンシャルがあるということを改めてアピールすることを意識しておきましょう

1時間の三次面接や最終面接では、あなたの強みや志望動機などこれまでの選考の内容をあらためて確認されることも多いため、準備をする際は一次面接や二次面接の内容を振り返って、回答にブレがないようにすることが大切です。

自己分析の結果を再確認したり、自己分析を再度おこなったりしたうえで入社後にやりたいことを整理し、自分の言葉で伝えられるようにしましょう。

下記に三次面接や最終面接で深掘りされやすい質問内容の例を挙げています。「自分は活躍できる人材だ」ということを最大限にアピールできるように、回答を用意してくださいね。

三次・最終面接で深掘りされやすい質問の内容例

  • 志望動機の再確認
  • 5~10年などの長期的なキャリアプラン
  • 企業への貢献意欲
  • 逆質問
  • 問題解決力を問う質問

志望動機の深掘りの例

「前回の面接で話していた志望動機に、変化はありましたか?」
「当社のどのような点に魅力を感じましたか?」
「なぜ同業他社ではなく、当社を選んだのですか」
「もし当社ではなかったら、どのような企業を受けますか?」

「前回の面接で話していた志望動機に、変化はありましたか?」の回答例

大きな変化はありませんが、志望理由に対する確信がより強まりました。前回の面接でのやりとりを通じて、御社が掲げる価値観が実際の現場にも浸透していることがわかり、自分が働くイメージがより明確になりました。企業理解が深まった分、自分に合っているという確信を持てるようになりました。

最終面接では一次面接や二次面接と同じような質問をされることがあると思うのですが、同じ内容を話しても良いのでしょうか?

板谷 侑香里

プロフィール

同じ内容でも問題ないが伝え方を工夫することがおすすめ

ただ折角なので、一次面接や二次面接の際に話した内容とまったく同じというのではなく、具体的な背景や成果に関する数値を加えたり、新しい視点や今後の活動に活かしていくことを伝えると良いでしょう。

同じ内容でもさらにブラッシュアップしたものになっていれば、柔軟性があるということのアピールにもつながることがあります。

こちらの記事では最終面接を突破するコツや詳しい対策方法を解説しています。頻出質問も紹介しているので、自信を持って選考を突破して内定獲得するために、ぜひチェックしてください。

最終面接のコツ
最終面接の合格率を高める6つの対策|頻出質問と回答例文で徹底解説

最終面接の頻出質問
最終面接でよく聞かれることとは? 回答のコツや逆質問例も解説

1時間の面接で話す内容を事前に準備して長丁場を乗り切ろう!

面接が1時間と聞くと、「そんなに長時間の間、何が聞かれるのだろう」と不安になる人も多いでしょう。

1時間の面接は面接時間が長い分、応募者を徹底的に見極めるために似たような質問を深掘りされることが多い傾向にあります。ただし、質問の内容はある程度予想が可能です。だからこそ、事前に質問内容を把握しておくことで、1時間の面接を乗り越えましょう。

そうすることで、面接の流れを想定しながら落ち着いて臨むことができます。対策としては、この記事で紹介したように、1時間の面接の流れを理解し、それに沿って回答を用意する方法が効果的です。徹底的な面接対策で、選考を突破してくださいね。

アドバイザーからワンポイントアドバイス事前準備を丁寧にしていない場合は面接官はすぐわかる

企業は1時間の面接のなかでその人が自社で活躍できる人かどうかをさまざまな角度から見ています。一夜漬けの準備、その場限りの対応はすぐに見抜かれてしまうので、事前の準備と面接中の対応力が鍵となります。

事前準備をする際は、自己分析と企業研究を丁寧におこなうことが大切です。自分自身とその企業との接点はどこにあるのか、なぜその企業なのかを論理的に話せるようにしておきましょう。

家族や友人から、自分とは違う視点での質問をしてもらうのも有効です。

面接は会話であることも意識しておこう

普段の会話でも一方的に話すと盛り上がらないですし、質問と異なる回答が返ってくると話が噛み合わないですよね。

面接も一緒です。面接官の質問の意図はどこにあるのか、どう答えると印象が言いのか、面接官とのやりとりや反応を見て判断しながら回答しましょう。

面接は応募者が見極められるだけでなく、応募者側も企業を見極める時間です。そういう意味では対等な関係なので、必要以上に委縮せず、お互いが合うかどうかを確かめる時間と考えてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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